とある高校の寄宿舎に入ったが、宿舎につづく古い建物は、戦時中に建られた病院であった。夏になり、宿舎では先輩が部屋に来て、この建物にまつわる怪談話しを聞かせた。
この春に入学した勇也は、話しを聞いて、思い当たることがあり、それから見る
物聞く物が怖くてたまらず、トイレにも行けない状態だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-05 07:51:48
4890文字
会話率:7%
東京の大学で学ぶ主人公が恋と友情に恵まれ、戦時ながらも充実した学生生活を送る様子が前半に描かれ、後半では、徴兵された主人公の海軍航空隊での生活と、訓練の合間になされる婚約者との交流、および、特攻隊要員に指名されてから出撃に至るまでが描かれる
。序章と終章は戦後における後日談であり、この小説のテーマを集約的に表している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-01 18:02:29
149322文字
会話率:40%
戦時中に隊の上司だった瀬尾梅太郎と部下の私は同衾する関係にあった。私は故郷に娘を残しており、妻もいるために体の関係は拒否した。しかし戦後、2人は出会い再び歪な上下関係を結ぶことになる。
最終更新:2020-06-01 00:06:33
42794文字
会話率:42%
旅の途中で魔物に襲われ両親を亡くした洸太(こうた)は龍神に助けられ龍の祠で育てられる。三年後十一歳になった時、神官の更新に来た八代緋色(やしろひいろ)の下で神官見習いとなる。そんな中、緋色の契約者で水の精霊水無月霞(みなづきかすみ)の妹時雨
(しぐれ)との出会いと、とある事件が洸太のその後の運命を大きく変える。戦争が始まり洸太は身体を壊した緋色の代わりに霞と仮契約を交わし参戦する。戦時中セイレーン軍の生物兵器との戦いをきっかけに月夜の災厄と呼ばれ、敵味方問わず命を狙われ戦争終焉の地で命を落としたはずだった。謎の二人組によって百五十年後に目覚めた洸太は、ミスミたちの助けを借りコータ=ヤシロとして、すっかり様変わりした新世界で唯一の人間として隠棲をしながら時雨を探し始める。自分が残された意味を知るために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-27 20:50:24
28603文字
会話率:48%
時代は変わった。
異種族間で繰り広げられた大戦は終結し、世界から一斉に戦いが姿を消した。平和な時代に適応できなかった戦上手たちの中には、ある者は物乞いとなり、またある者は慣れない商売に乗り出し失敗するなど、人知れず消えていった者も多くい
た。
ある意味では戦時中より生き残るのが困難な時代に、元傭兵のジンクは腕に覚えのある料理で店を開き生きていこうと決めた。ところが店には閑古鳥が鳴き、他の者と同様、時代に飲み込まれて消えようとしていた矢先、ある女が来店する——。
幸運な出会いに恵まれ、ジンクのラーメン店経営は軌道に乗り始める。活気ある店には様々な珍客が訪れ、さらなる出会いにより彼と周囲の人物の運命はダイスのように転がっていく。
さあ、命を取り合う時代に幕が下された。これから取り合うのは、客の信用と現金だ——財力、商才、そして技術。あらゆるものを駆使して、より店を繁栄させることができるのか?
本当の戦いはこれからだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-14 20:34:51
15472文字
会話率:42%
現実世界の空手少年、園崎信二と第二次世界大戦時の記憶しかないタクチカン。二人の織り成す人生。
最終更新:2020-05-11 20:21:47
42198文字
会話率:32%
海上自衛隊の最新鋭潜水艦に乗り組む男達の物語 時は平成、昭和の記憶をかすかに残した時代。国防組織として、災害派遣にも対応出来る装備を持ったのが自衛隊だった。創設時の自衛隊は厳しい世間の風当たりにさらされた。前身の警察予備隊に加えて、海上自衛
隊の前身警備隊は海上保安庁の下部組織としてスタートを切る。新たに航空自衛隊が創設され、防衛庁が設置されたのが1954年、戦後の混乱期の中での船出だった。陸上自衛隊と海上自衛隊が旧軍の施設をそのまま使ったのは、いちいち部隊を編成するのが面倒であったからであり、新設されたとはいえ、大日本帝国陸軍や大日本帝国海軍出身の軍人達が黎明期の自衛隊を支えた。凄まじいまでの暴力はなくなり、変わりに体を鍛える事で罰を与えた。防衛大学が出来る頃には、国土交通省所管内の海上保安庁と海軍色の強い海上自衛隊のすみわけは終わり、高等商船学校と大日本帝国海軍との軋轢もなくなりつつあった。朝鮮戦争が始まると、アメリカは警備隊に掃海を命令。機雷処理に当たらせたが何人か死者も出した。海上自衛隊は機雷掃海の技術と対潜水艦作戦能力において、世界最高水準のものを持っている。そして冷戦時代に脅威だったソビエト海軍の原子力潜水艦を抑えた強力な潜水艦部隊を保有している。太平洋戦争中は日本海軍の潜水艦部隊はさしたる結果を残せなかったが。今作品のモデルとなった最新鋭潜水艦そうりゅう型の潜水艦がタイムスリップして、アメリカに勝ってしまうという、よくありがちな設定ではあるが、アメリカ海軍に日本海軍が勝ってしまうと言うのは、ミリタリー系の話しでは王道の鉄板話である。大和や武蔵が生き残っていたらなど、海上自衛隊の潜水艦が大活躍するヒューマンドラマである。見所はなんと言っても潜水艦に乗り組む男達の会話であったり、彼らの日常が見所である。今の海上自衛隊において、最も厳しい部隊はSBU 海上自衛隊特別警備隊であるが、サブマリナーズはそれに次いで厳しいと思われる。何より我慢する事が多く、そういう意味では、自衛隊きっての潜水艦乗りは厳しい制約下にあると言える。日本海軍の頃には潜水艦部隊はあったが、環境的にはその頃よりはマシになってはいる。潜水艦乗りはエリートの集まりである。日本に限らず、アメリカもロシアも潜水艦はエリートのおもちゃである。ちなみに日本では女性自衛官が潜水艦乗りで活躍する日が来た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-10 13:48:46
159102文字
会話率:63%
戦艦大和は本当に最強だったのか?
それは果たして嘘か誠なのか
それを知る旅
史上最強と言われた無敵の戦艦大和
敵はいないはずだった。だが、皮肉にも真珠湾攻撃で、大日本帝国海軍が世界に見せつけた、航空部隊による攻撃はそれまでの常識を、遥かに
逸脱するものだった。大艦巨砲主義に凝り固まり、戦艦による艦隊決戦こそ、海戦の王者であったのも今は昔。航空母艦を用いた機動部隊の活躍は、世界的にもショックが大きかっただろう。善戦全勝の日本海軍も、アメリカ相手の戦争を長引かせるつもりはなかった。開戦時の連合艦隊司令長官山本五十六は真珠湾攻撃を失敗だと評価している。理由は2つ。1つは、外務省職員の不手際による、宣戦布告の遅れで真珠湾攻撃が奇襲となってしまった事。もう1つは、アメリカ海軍太平洋艦隊の空母を1隻も撃破出来なかった事、この2つの理由から真珠湾攻撃は、失敗だと評価している。大和が連合艦隊の旗艦になったのは、真珠湾攻撃の直後である。くしくもロシア海軍バルティック艦隊を撃破した、世界最強の日本海軍がまた戦争を初めた。山本長官は、早期講和の道を模索する。何故なら、アメリカ相手の戦争は負ける事を長官は誰よりも知っているからである。日本海軍幹部もアメリカ相手の長期戦は厳しい。陸軍に至っては、支那で中国と長引く戦争の泥試合をしていた。フリート・イン・ビーイング。現存艦隊という加藤友三郎大将の考案した考え方を、山本長官は大和こそ、それに相応しい。艦艇としてのスペックは、超一流。世界最強と言われたアメリカ海軍のアイオワ級よりも強い。日本海軍伝統の艦隊決戦に持ち込めれば、日本は負けない。何とかして五分五分に持って行ければ御の字という戦いだった。大和の姉妹艦である武蔵も、大和同様のスペックを持った艦艇であった。しかし、零戦を越える空母艦載機を造り出す事が出来なかった日本海軍は、ついに禁断の攻撃に踏み切る事になる。特攻の父といわれた大西瀧二郎中将は、特攻を統率の外道と酷評している。大和は、そんな時になってもまだ、トラック諸島と柱島泊地を行ったり来たりばかりしている。ホテル大和。いつしか戦いを忘れた海軍首脳部の、豪華絢爛な食事は国民が飢えても、まだ営業を続けた。己らの最後が、想像を絶するモノとは知らずに。航空機の支援があっても沖縄で何が出来たか…大和の最後は日本人が忘れてはいけない時代の転換点となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-07 12:40:36
73118文字
会話率:1%
大陸国との戦争に負けた近未来の日本の元首都、東京。
かつて東洋の摩天楼として名を馳せた街の姿はそこにはなく、人々は地下に築かれた東京回廊と呼ばれる街で、明日の希望もないままに日々を過ごしていた。
多くの住人がそうであるように、毎日
を無気力に過ごしていた青年、明石直人は、瓦礫の山と化したビルの中で、戦時中に自らの命を救ってくれた少女に偶然再会する。
そしてその再会によって、彼らの運命の歯車は再び動き出す!
──明日の希望も見えないこんな世界で、彼らの目には一体何が映るのだろうか──。
【毎週金曜日20時更新予定!】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-08 20:00:00
108101文字
会話率:45%
朝起きたら家が防空壕だった。
何度、頬を叩いても目が覚めない…
え、これ現実?
なんで今戦時中なの?
元号も平成のままだし
なんか俺の知ってる歴史と違うし
どうしてこうなったんだ!!!
最終更新:2020-05-01 23:21:00
1058文字
会話率:9%
アルティア帝国には、祖国と祖国の空を愛し、忌み嫌われる魔の力を使う名軍人"ファルナ"がいる。
―――時代は冷戦時代。アルティア帝国とクルイザ王国の戦争は冷戦へと突入し軍人たちにも束の間の休養が与えられる。
アルテ
ィア帝国では先の戦いにより軍人が不足したことから徴兵が行われていた。
これは、新米軍人のセン目線で紡がれる物語。
名軍人ファルナが、憧れた蒼穹をもう一度目指す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-03 13:16:37
2136文字
会話率:48%
太平洋戦争の分岐点といわれるMI作戦(ミッドウェー攻略作戦)時の第一航空艦隊に焦点をあて、刻々と変化する時間のなかでどのように作戦が進行していったのかを戦術レベルの視点でひも解いていく物語です。
架空戦記でありますが登場する兵器は実在したも
のが中心で一部架空の物が混じります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-07 01:00:34
71131文字
会話率:6%
戦時中のお話です
原爆の描写があります
苦手な方は回れ右です
登場人物は想像の中の人物です
これらを了承した方はどうぞ
最終更新:2020-02-28 19:36:47
2987文字
会話率:20%
第二次世界大戦時、留学でドイツに残っていた双子の姉弟、東間 出久(あずま いずく)と和泉(いずみ)。2人は、ある日謎の集団に襲われ、気がつくと、約150年後の、東京のある家で寝ていた。慣れない生活を送ると同時に、彼らは、自分自身の呪われた
力、そして過去と向き合う事になる。
※こちら不定期更新となります。あらかじめご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-01 16:14:01
36326文字
会話率:51%
女子短大と中学校の所在地
戦時中は弾薬工場に
最終更新:2020-01-19 17:37:13
306文字
会話率:0%
その地域には、昔に「首塚」があり、
戦時中は空襲が。
最終更新:2020-01-18 14:50:48
206文字
会話率:0%
開戦時、閣僚には徴兵制を適用
最前線での戦闘を義務づけ
お国のためには、言行一致
最終更新:2019-05-16 20:31:42
1113文字
会話率:0%
全世界に次元重畳現象か発生することによって「能力者」と「改造人間」が存在する事になった冷戦時代(コールドウォー)。世界は政府より強い力を持っている複合企業、「企業国家」によって支配されており、人類はゆっくり、そして確実に終末に向かっている
。
これは歴史上に由来がない混沌の時代で、復讐のために煉獄に落ちた、どの無法者たちの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-15 16:07:26
8939文字
会話率:46%
戦時中に秘密裏に開発されていた凶悪兵器が突然主人公を襲う。
彼女たちによる復興のため生きるための努力もむなしく、それが逆に引き金となって自分自身を襲ってきたのだ。
それは情など通じない、人を喰らう戦争野菜兵器…
カボチャ-KABOT
YA-
食卓を侵すオカズである…
(全1031章)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-06 09:27:44
11579文字
会話率:40%
「冬菇屋の耕太郎」編
現代、東京近郊の街はずれに店を構える中古品店の店主・片桐耕太郎の所に、進学校に通う女子高生・芦田美咲がある品物を持ち込む。それは、ビンテージ真空管と革製の箱だった。この品々を発端に、戦時中に作製された機密兵器の部品に
関係する技術者の遺品を妻の恵子、自衛隊の装備技術官・柴田海斗らと共に探す羽目になる。甲府、京都、東京へと彼の足跡をたどっていくうちに技術者の過去がだんだんと明らかになる。最後に遺品が見つかると、彼の意外な結末が判明する。
「その男、録音技師」編
大正・昭和の時代、主人公は電気工学を学ぶため、欧州へ旅立つ。シベリア鉄道でドイツのダルムシュタットへ行き、同じ大学に通う友人やその恋人と出会い友達となるが、第一次世界大戦が勃発する。終戦後、日本へ戻り民間会社へ就職する。経済不況の後に第二次世界大戦が始まってしまうが、主人公は通訳として駆り出され、再びドイツを訪れ友人との再開を果たす。帰国後、彼は陸軍に出向して京都と甲府で機密部品の製作を始める。その頃、京都の旅館である女性と知り合いになり、恋人となる。しかし、終戦間際にある事故が起きてしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-30 06:56:47
138049文字
会話率:58%
第二次世界大戦中のインドネシア。日本軍の十数名の分隊は森の中で孤立していた。
アメリカ軍が迫る中、一人の兵士が打開策を見出す。
最終更新:2019-04-28 06:49:45
1905文字
会話率:70%
たったの300文字で、ショートショート物語が成立するのかな? 毎回必ず落とします!?
1話目、子猫のお話
2話目、オフィース・サスペンス
3話目、釣りのお話
4話目、野球のお話
5話目、OLのサスペンス
6話目、スパイ・ホラー
7話目、ラ
ブコメ・車デート
8話目、学園ドラマ
9話目、タクシーのお話
10話目、監禁・サスペンス
11話目、戦時中のお話
12話目、写真雑誌のお話
13話目、ラブコメ・申し込み
14話目、レストランのお話
15話目、Web小説コンテストのお話
16話目、海外旅行のお話
17話目、猫の世間ばなし折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-28 06:06:15
5700文字
会話率:55%
母から娘へ。その血が受け継ぐ「罪」の物語。 中学の卒業式を明日に控えた主人公、一条尋花は原因不明の高熱にうなされていた。意識を失い目覚めた場所は見知らぬ真っ白な空間。尋花を取り囲んだ大人達は、封印された彼女の魔力を解き放ち、『魔法師』とし
て生きる道を強いる。生きるためにその道へ進む決意をした尋花は、母と別れ、護衛だと言う上級生の鈴原龍とともに山奥に隔離された魔法師学校へと向かった。
しかし、いざ授業を受けてみると封印を解いたはずの魔力が発動しない。そんな中、魔法史学教師の木崎からこの学園の成り立ちを聞かされ、尋花の決意は揺らぎ始める。学園は藤城一族の殺戮の上に成り立っていた。一族は近親婚を繰り返し魔力を強め、暗殺者として戦時中多額の報奨金を得て学園を開設し、日本魔法師会を支配していた。戦後、それに反発したのは一族総本家当主の息子、藤城敬市郎とその婚約者である藤城晴花が率いる学生達だった。しかし、自らの子供達が訴えた主張にも関わらず一族はそれを罪とし、見せしめとして校舎ごと二人を爆破し殺してしまう。その後、藤城一族は逃亡を図り、現在も国外に潜伏していると思われている。その様な危険な世界に足を踏み入れてしまった事を後悔する尋花だったが、自分が殺された二人の孫だと聞かされ困惑する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-24 20:05:48
77169文字
会話率:55%
戦時の真っ只中。偶然逃れた小屋には足を怪我した老兵が死にかけていた。
彼はあらゆる話をするが...。
稚拙を極める筆力ながら全国高校生コンクールに出品した作品です。落選供養ですね。落ちすぎ。
最終更新:2019-12-13 23:58:18
2395文字
会話率:44%
軍人として13年前まで続いていた戦争に参加していた公爵令嬢。戦時中に負った傷から貴族社会では『傷物の令嬢』として扱われて嫁ぎ先もなかったが、本人は気にすることなく平和になった日々を悠々自適に軍人のまま過ごしていた。そんなある日。婚約の申し入
れが届き・・・そのお相手は国の王太子で17歳も年下だった?!
ありえん。婚約なんぞするはずがないだろう?!!!
押せ押せの王子に当の昔に令嬢の年齢枠を超えてしまった彼女の困惑の日々が始まる
※初投稿なのでおおらかな気持ちで読んでいただけると嬉しいです
※ゆるい設定なご都合主義!!
※R15、残酷な描写ありは保険折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-04 02:26:21
58188文字
会話率:57%