三月三十一日。それが、俺たち二人の誕生日。
同じ年の同じ日、同じ場所で、同じ時間に産まれた子供。
お隣同士の子供たちは十七年間、姉弟のように一緒に育ち、大きくなった。それが俺たちの奇跡のような共通点だ。
高校三年生の俺「五十里悠真」には、
昔からの習慣が二つある。
それは隣に住んでいる、とっても特別な幼馴染である「白咲羽依里」と話すこと。
そして、ある言葉を毎日告げること。
その習慣に例外というものはなく、どんな時でも毎日欠かさず行ってきた。
雨の日でも、台風で交通機関が麻痺しても、俺がインフルエンザにかかっても、何らかの手段で羽依里と一日一回会話を交わす。できれば、顔を合わせて話す。それが俺の習慣だ。
これは、そんな変な習慣を持つ俺と変な習慣の理由になっている羽依里が過ごすとある一年のお話。
俺がこよなく愛する、しっかりものだけどふわふわで小さくて、柔らかくて弱くって、それでいて意地っ張りで寂しがりやな女の子と過ごした、高校最後の青春と俺たちの生涯最後になる恋の物語。
今日も俺は羽依里の元へ駆けていく。
そして言うのだ。いつものお決まりの言葉を、彼女へ―――――――――――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-21 02:30:22
446392文字
会話率:63%
旧題:蒼星のセレス、6/7改題。
未来の視えるセレスは、兄の仇を討つために、城から黒竜の王子を連れ出し旅に出る。
第1部海の章
「セレスは兄アズライトの危機を感じて王城に乗り込む。そこで出会ったのは、魔術が暴走した黒髪紅瞳の少年だっ
た。セレスは彼と共に、兄アズライトの死に向かう未来を変えるべく、戦地に向かうが――?」
第2部光の章
「戦後から数年、周囲から蔑まれながらも、兄を殺した『剣の守護者』への復讐を誓い、騎士を目指して来たセレス。彼女はもうじき十七になる。いよいよ騎士になるという時、とある真実を彼女は耳にする――」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-16 22:13:15
63255文字
会話率:29%
ルフモ連合国・ホランドのとあるビルの8階2号室に『情報屋バニー・ラビット』という情報屋がある。
そこを経営するのはウサ耳カチューシャをつけた銀髪幼女ネーヴェルだ。彼女の本名・年齢・国籍は全て不明。唯一明白なのは彼女が世界一の情報屋であること
のみ。
ネーヴェルは超絶有能を自称するポンコツ助手セリシールと共にありとあらゆる情報の取引を行う。
それがたとえ極悪非道の凶悪犯であっても、連続殺人犯であっても、テロリストであっても。
ネーヴェルが求めるたった一つの情報にたどり着くまでは。
「ボクの両親は十七年前に起きた大量無差別殺人の犠牲者になった。その犯人はここにいるポンコツ助手の父親さ。ボクたちはこの事件の真相が……真の情報が知りたいんだ」
天才とポンコツが織り成すモフモフで可愛い本格ミステリー小説、開幕!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-11 20:00:00
126720文字
会話率:42%
突然、異世界から「呪いをかけた魔道士の生まれ変わりだから、責任をとってほしい」と言い出すイケメンのエリオット。しかし、人間嫌いのヒロイン愛梨(アイリ)は断固拒否――していたものの、《厄災の獣》としての真の姿にメロメロになって、速攻で結婚を承
諾してしまう。
これは千年以上、決着がつかなかった《厄災の獣》と偉大なる魔道士、《■の■■》との愛を知るための物語。
全17話
春夏冬愛梨(あきなし・あいり)
→十七歳の女子高生。偉大なる魔道士の転生者
エリオット
→《厄災の獣》として封じられていた。超天然で超泣き虫。
グレイ
→エリオットと別人格。主に補佐役。
お師匠様
→愛梨の前世(?)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 19:25:29
50753文字
会話率:39%
「フレデリック殿下、私が十七歳になったときに殿下の運命の方が現れるので安心して下さい」と婚約者は嬉々として自分の婚約破棄を語る。
それを阻止すべくフレデリックは婚約者のレティシアに愛を囁き、退路を断っていく。
そしてレティシアが十七歳に、フ
レデリックは真実を語る。
※王子目線です。
※一途で健全?なヤンデレ
※ざまああり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-11 08:12:43
6476文字
会話率:46%
私の名付けたこの町...中々のセンス...。
空きあらば思いに浸るこの私の名前は西園寺 白羽(セラフ)。
私はよく分からないこの世界に来て約数週間。十七歳の私は街中コンシェルジュをやっている。これは恩師の紹介だ。何はともあれ、平穏な生活
が暮らせると思っていたのに、あるあるの誰もが振り向くようなイケイケの私が苦手な将校サマという人がいる。そんな彼が私を追っているというのだ。理由は簡単。私の見た目が変わっているから。
私は此所で平和な日常を過ごせるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-07 22:45:38
2268文字
会話率:55%
「悪夢から目覚めて」
私はまた死んでしまった。今回は磔と火炙り。これで三十七度目の死だ。
いつも必ず十八歳の王国主催のパーティーで断罪されてしまう。それも、いつも私のそばに寄り添ってきた執事のロンとメイド長のキーラも。
私は、この
三十八度目の人生でこの二人と三人で幸せに暮らそうと決意し、運命の五歳を乗り越え、十五歳の入園の日に。学園では、聖女が私を陥れようと様々な罠を仕掛けているが、私の兄であるヘンリーが守ってくれるのだ。王子様は私に話しかけないようにしてくれ、聖女と常日頃からいる。私には親友がいます。その親友二人も、私のことを庇ってくれる様に。
今までの人生と全く違う方向に進んでいますが、今回はどうなるのでしょうね?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-12 23:14:08
39823文字
会話率:67%
遥か昔。天国と地獄の間に「煉獄」という場所があり、「裁きの天秤」が死者を裁いていた頃の話。
死者を天国へ連れていく「天使」と地獄へ連れていく「悪魔」。彼らは種族は違うが同じ死後の世界で働くもの同士、助け合って仲良く暮らしていた。
そんな
天使と悪魔に降りかかる様々な問題。些細なすれ違いから起きる小さな争いがやがて大きな事件になり、両者の溝はどんどん深まっていく……。
しかし地獄の王である「魔王様」とその側近、天国の上層部は皆仲良し。天国と地獄の上層部は、果たして天使と悪魔の争いをおさめ、平和な死後の世界を維持できるのか?
前半は小さな問題を解決していく日常お仕事編、中盤に大きな事件が起こり、後半からはひとりの悪魔が仕組んだ事件から天国と地獄を守り、平和を目指す話になります。後半になるほど盛り上がっていく仕様なので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
全十七万字ほど、完結まで執筆済みです。
*この作品は、「カクヨム」「Nolaノベル」「ノベルアッププラス」にも連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-04 16:44:59
177693文字
会話率:66%
薄情な婚約者である侯爵家の長男ローレン・ドゥ・ウェリスから、衆人環視の場で婚約破棄を突きつけられた十七歳の伯爵令嬢リディシア・ドゥ・ロペス。
運命を受け入れて立ち去ろうとしたリディシアを呼び止めていきなりプロポーズしたのは、隣国の太公公
子ノクティス・ヴァン・ヴェルゼンだった。
薄情な元婚約者からようやく解放されて魔法学に打ち込みたいリディシアは答えをはぐらかしてその場を逃れるが、ノクティスはまったく諦めていないようで───?
*
そっとしておいてほしい不器用なガリ勉伯爵令嬢と、国境を跨いでも彼女に構ってほしいキラキラ貴公子のお話です。
※R15・残酷描写は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 14:20:22
163540文字
会話率:37%
「もういっそ、死んでくれたらいいのに」
結婚して十七年。
昔は愛していたはずなのに。そして愛されていたはずなのに。
いつから私はあなたの死を望むようになってしまったのだろう――。
私はあなたと幸せになりたかったの。
だか
ら祈るわ、あなたのシアワセを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-22 07:07:53
7488文字
会話率:39%
其れは、【獄獣召喚】を授かりし少年の成長物語――――。
「僕は負け組ですから、ひと一倍頑張らないといけないんです」
この時代にありふれた先天性の異能力には、暗黙のうちに勝ち組と負け組の区別があった。
そんな負け組の能力《小物浮遊》を生ま
れ持った十七歳の少年、天城テンジはプロ探索師を夢見ていた。世間では英雄やヒーローとして、羨望の眼差しを向けられる職業がこの時代の『探索師』であった。
例え家庭が貧乏でも、才能に恵まれなくとも、少年はいつも前を向き続けた。
そんなある日のこと――――。
荷物持ちアルバイトの役割で参加した御茶ノ水ダンジョン探索で、少年は何者かに無能な荷物持ちだと判断され、『生贄』としてモンスターの前に置き去りにされてしまう。
「あぁ、僕にもっと力があれば――」
死に際の後悔に溺れていたそのとき、少年は未知の等級を持つ能力【特級天職 獄獣召喚】に目醒めた。地獄の果てに得たその能力は、少年の人生を大きく変えることになる。
◇◆◇
これは才能も輝かしい未来も持っていなかった少年が、世界最高の探索師へと成長していく英雄譚である。(カクヨム同時掲載)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-16 20:00:00
727485文字
会話率:31%
異世界の《上級鑑定士》十七歳のリリシャは、勇者達と共に魔帝を倒したものの、魔帝の魔力の暴走で見知らぬ世界《にほん》に飛ばされ、人と人の『縁を切る』能力を持った二十四歳のホスト、伊藤桐人に拾われる。
彼のもとで占い師として暮らしていたリリシャ
はある日、桐人が受けた『縁切り』の依頼を手伝うことになり…………。
※オムニバス形式です。
※R15は保険。
※1月24日、2月12日に続編追加。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-13 12:00:00
127782文字
会話率:47%
恋人に裏切られて契約を打ち切られ、恋人の妻からも法外な慰謝料を請求された、二十七歳の派遣社員、雨井桜子。
世界に絶望した彼女は、むかし読んだ少女漫画の悪役女王アウラと魂が入れ替わる。
アウラは贅沢のために民を苦しめつづけて、二年後には
聖女に倒されて処刑されるキャラ。
桜子は処刑を回避して、今度こそ幸せになろうと奮闘するも、その時は迫りーーーー
※こちらは『悪役女王アウラの休日 ~処刑した女王が名君だったかもなんて、もう遅い~』のifストーリーです。
キャラクターはほぼそのままですが、後半以降はだいぶ展開が変わっています(全体に、こちらのほうがハッピーエンド要素が多めです)。
前作のイメージを壊したくない方は、ご注意ください。
※死亡表現があるため、一応R15としておきます。
※アルファポリスで先行投稿中。エブリスタにも載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-25 19:00:00
71483文字
会話率:33%
恋人に裏切られ、嘘の噂を立てられ、契約も打ち切られた二十七歳の派遣社員、雨井桜子。
世界に絶望した彼女は、むかし読んだ少女漫画『聖なる乙女の祈りの伝説』の悪役女王アウラと魂が入れ替わる。
アウラは二年後に処刑されるキャラ。
桜子は処
刑を回避して、今度こそ幸せになろうと奮闘するが、その時は迫りーーーー
※バッドというほどではないですが、ハッピーとも言いきれないエンドです。
※死亡表現があるため、一応R15としておきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-18 09:00:00
57146文字
会話率:25%
占い×問題解決×中華ファンタジー
「ーーこれがお前の『運命』だ」
華島国、佐州のとある宿場町。十七歳の嶌喜鵲(とうきじゃく)は、占い師である父に遺言とともに命式(1)の書かれた紙を渡された。父没後、占い師として暮らしていた彼女は、来訪
した将軍の茗朱鷹(めいしゅおう)の命式を見て驚く。彼は父に託された『運命』の人だった。
茗将軍は喜鵲に、大貴族家隼家と隼家を重用する皇太后によって作られた皇城の空気に一石投じて欲しいと依頼する。どうやら隼家お抱えの占い師が「皇帝は皇帝に不適格」と噂を立て、少年皇帝緋王を貶めているらしい。
「占いは人を謗るものじゃない。人を活かすためのものよ」
幼馴染の師兄、如子孝(じょしこう)が止めるのもなんのその。
占い師としての矜持と『運命』への興味を胸に、喜鵲は茗将軍に従い皇城へと向かう。
彼女に待ち受けるのは、動物が四貴妃と化した大混乱の後宮、そして皇太后主催による占いバトルだったーー
・(1)……生年月日から導き出した占いに用いる「図」
◇◇◇
・算命学をベースにした鑑定を行なっておりますが、現実の全ての占術とは無関係のフィクションです。
・ゆるふわ中華ファンタジー。酢醤油つきの肉まんを食べてます。
・後宮四夫人が動物です。
・ブラコン義兄と謎の将軍と元気な女主人公のわちゃわちゃ。恋愛要素薄め。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 22:06:25
43252文字
会話率:53%
もう会うことのない、好きだった人に贈った一句
最終更新:2023-11-11 21:41:22
216文字
会話率:0%
――金色の髪。金色の瞳。そして始まりの勇者と同じ瞳を中心に真っ赤に爛れる肌。勇者が生まれた。
転生をした。何度目の転生だろうか。
魔王討伐後うっかり足を滑らせ、谷底に落ち、谷底に落ちてくる生物を餌とするビッグマウスなるバカデカい
幼虫のような気色の悪い生物に丸呑みされ、もうめんどくさいと思い、うんことして排出されることに抗い続け、頑丈すぎるこの体が消化されるのを待つこと五十七年。ちゃんと数えた。
今に至る。
私は何千、何万回の転生を経て、幾千、幾万の世界を救い、生後三日でのハイハイ、生後一週間での二足歩行を可能にしていた!
しかしこんなことで驚いてもらっては困る。幼児経験何年目だと思っている。
腕立てだって、腹筋だって、、、、。
愉快さを取り繕っているうちに、ぽろぽろと、涙が溢れてきた。
勇者はもう限界だった。度重なる転生に代わり映えのない人生。最初から、目の前にはレールがあった。彼は常に勇者だったから。どんな時も。
しかしそれも、じきに終わる。
「魔王リィンカーネイションが始まりの勇者様に転生の呪いをかけ殺してから百三十年。やっと生まれた、希望の子」
やっと。やっとだ。やっと、戻ってきた‼
――無限の旅を超えた勇者は、何を語り、何を成すのか。何を残して、安らかに眠るのか。
勇者に、名前はない。
※隔日投稿。カクヨム、noteにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-09 20:00:00
20852文字
会話率:21%
冷戦中である敵国テスタロッサ王国の王城メイドとして潜入中に正体がバレ、自害したステラというガヤルド王国の諜報員(スパイ)は、すぐにそのテスタロッサの公爵令嬢レティア・フリートウッドとして転生した。
そして十七年後、レティアは王城で、戦争を画
策する一派によるガヤルドの第一王子暗殺計画を耳にする。
戦争を回避すべく、その暗殺計画をどうにか伝えるためレティアは前世の祖国ガヤルドへ向かうが、そこでかつての師であるクレマンと、ガヤルドの第二王子アルフォンスと出会う。
レティアはステラの生まれ変わりであることを打ち明け、テスタロッサで耳にした第一王子暗殺計画を伝えた上で、戦争回避のために協力を申し出るが…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-08 09:58:25
49676文字
会話率:34%
カトリーヌは王国有数の貴族であるアードレー侯爵家の長女で、十七歳で学園を卒業したあと、皇太子妃になる予定だった。
ところが、幼少時にアードレー家の跡継ぎだった兄を自分のせいで事故死させてしまってから、運命が暗転する。両親から疎まれ、妹と
使用人から虐められる日々を過ごすことになったのだ。
十二歳で全寮制の学園に入ってからは勉学に集中できる生活を過ごせるようになるが、カトリーヌは兄を事故死させた自分を許すことが出来ず、時間を惜しんで自己研磨を続ける。王妃になって世のため人のために尽くすことが、兄への一番の償いと信じていたためだった。
しかし、妹のシャルロットと王国の皇太子の策略で、カトリーヌは王国の皇太子妃ではなく、戦争好きの野蛮人の国の皇太子妃として嫁がされてしまう。
だが、野蛮だと思われていた国は、実は合理性を追求して日進月歩する文明国で、そこの皇太子のヒューイは、頭脳明晰で行動力がある超美形の男子だった。
カトリーヌはヒューイと出会い、兄の呪縛から少しずつ解き放され、遂にはヒューイを深く愛するようになる。
一方、妹のシャルロットは王国の王妃になるが、思い描いていた生活とは異なり、王国もアードレー家も力を失って行く…… 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-03 11:26:57
72466文字
会話率:54%
ベルネア侯爵家の長子であるディランは裸婦を専門に描く画家で、家督を継ぐ事を拒んでいた。当主は彼が二十一歳の時に見切りをつけ、第二子を儲ける事にした。それがレイシアである。ベルネア侯爵家は世界中に支店を持つベルネア商会を所持しており、当主は
家を空ける事が多かった。レイシアはディランに育てられた。
レイシアが十七歳の時、侯爵は商談の帰りに事故で死亡した。これをきっかけに、レイシアの人生は大きく変わる事となった。
これは怪異に浸食されて滅びようとする世界で生きる人々の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-01 07:00:00
99133文字
会話率:49%
物事に慣れて来た頃、私の中で失言に当たる言葉を吐いた。
躊躇いながら夜を歩くと、完成された丸が夜空に浮かんでいた。
そうして出会う司祭の道者。
今宵の悩みを聞くために、ただ彷徨う。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら
申し訳御座いません。
注意事項2
今日は十七夜だそうですよ。
タイトルは 『かのう』 と読みます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-31 18:24:09
1189文字
会話率:38%
ノアナ・シュリミア、十七歳。
天職を調べる検査で、ノシュア・ユガリノスの妻という結果が出た。
ユガリノス先生は、担任教師。
嫌味で、陰気で、ダサくて、鳥の巣みたいなモジャ髪をしていて、十歳も年上。
大嫌いなユガリノス先生の妻になんて、なりた
くない!
そう反発したものの、先生の妻体験をすることに。
先生は嫌味のスペシャリストなのに、たまーに優しい。
妻体験から、さらにはお試し結婚へと。
二人の距離が縮まった矢先──。
花嫁探しに来た砂漠の国の皇子から、ノアナはプロポーズされる。
お試し結婚のゆくえは、どうなる?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 10:36:15
140510文字
会話率:49%
「秋の歴史2023」企画投稿作品です。|| 大正四年。二十七歳のハナは、夫と三歳の娘と一緒に夫の仕事が理由で南カリフォルニアにいた。そこで、二人目の子を出産する事になる。無事にこの子を生みたい——ハナがそう思っていても、その時代のアメリカ社
会はそれを簡単に許してはくれない。そんな中、ハナと家族を助けてくれる人達がいる。親として、母親として。子供の為に、娘の為に。そして、自分が自身の為に何ができるのか。未来は、これからどうしたら明るくなるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-24 19:00:00
4472文字
会話率:30%
マイラ・マリーは小さな辺境の村で生まれた十七歳の魔法使い。生まれ変わりの記憶は実は微かにあったのだが、成長するにつれ次第に記憶は薄れていき、ほぼそんな記憶を忘れてしまった今は「マイラ」としての人生を謳歌している。
魔法使いはこの世界で
はごくありふれた存在だが、その中でもマイラはちょっと変わった魔法使いだった。
親友の死、そして遠く消えかけている記憶の中にある自分の死。その悲しみを乗り越えた今、マイラは明るく元気に、そしてどんなことも我慢強く乗り越えていく。
苦しみの中見出した希望、幻の『治癒の魔法』を習得するために動き出したマイラは、そのために必要な絵を描いてくれる人を探し出し、何とか出会うことができた。ところが彼はマイラに交換条件を突きつけてきて・・・
流されるように始まった偽の妹としての三年間、マイラは『治癒の魔法』習得のため、新たな家族の幸せのため、女性に好かれすぎて困っている変な兄と、風変わりだが大好きな友人達との学校生活の中で、持ち前の粘り強さと明るさを生かして様々な困難を乗り切っていく。
そしてそんなマイラを大切に思う人達は、彼女の生きる力に巻き込まれ惹きつけられながら、彼女を優しく見守っていく、そんなお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-23 18:02:39
551404文字
会話率:48%