『ゲート』……21世紀も四半世紀を経過しようとしたその頃、世界各地に突如として現れるようになった空間に生ずる大きな黒い穴を人類はこのように呼称するようになった。
そのゲートからは様々なもの、『イレギュラー』が出現するようになった。大別すれ
ば、三種の恐るべき力を持った存在である。これらイレギュラーは世界各地で暴虐の限りを尽くした。戸惑いながらも人類は連携を取りながら、これらの敵性的存在の迎撃に当たった。人類はその為に構築した迎撃体勢組織を『ゲートバスターズ』と呼ぶようになった。
これは日本の北陸地方でゲートバスターズに所属する三人の少年とその仲間たちの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-16 20:10:01
100014文字
会話率:76%
とあるデザイン企業で働く23歳の天魔 愛生(てんま あおい)は事件に巻き込まれ、命を落としてしまう。
目が覚めるとそこは....城?
城の中には誰もおらず、もぬけの殻だった。
愛生は、自分がどういう状況に置かれているのかをまだ理解できていな
かった。
「これって!!」
鏡に映るその姿はまるで天使から堕天した大悪魔「ルシファー」のよう。
しかし、愛生には少し見覚えがある姿だった。
愛生が生前にとある依頼でデザインしたキャラクターに瓜二つだったのだ。
愛生はルシファーっぽいからという理由で自らの名前をルシファーと名付けることに。
ルシファーと名乗ることにした彼女は、この世界がまだ何なのかもはっきりとわかっていない。
しかし、彼女には夢があった。
それは、別の人生?を生きてみたかったということ。
第二の生を与えられたこの世界でルシファーは仲間を募り、大きな組織(かいしゃ)を作っていくのだった
<この世界について>
・魔王城(後に名称変更)
・中央魔大陸(魔物の発生が著しい)(魔王城はその北東部に位置する)
・西方共和国(2度の内戦により元からあった二国が併合)
・イレスティラ王国(中央魔大陸から東に100キロ進んだ場所にある商家王国)
・空中都市:バゼロン (浮遊島にある都市)
・水中都市:アクアシティ (インミラス人の末裔が多く住んでいる。海洋資源が豊富)
その昔、この世界では大陸戦争が起こった。
大陸戦争の終結後、今の国の基盤ができ、魔王と呼ばれる王が200年前に消えてから世界は安寧に包まれていった。
そして、中央魔大陸にはかつての魔王配下たちが多く散らばっているという。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-16 14:00:00
1534文字
会話率:16%
─世界暦1400年代─
シャロアンス誕生日記念2023。
小さな豊かな国カテュリアを狙ったベラ大陸戦争を1人で片付けたフィローリとその原動力になったシャロアンスのお話。
フィローリが捻じ曲がってますが、気にしないで下さい。
最終更新:2023-11-11 00:00:00
2553文字
会話率:34%
現代日本に住む「俺」は気づいたら中近世欧州風世界に転生し……いや、これまんま欧州ですよねお父さん。
ともかく俺はファンタジーな欧州に転生した。これは、そんな俺、ユゼフ・ワレサの活躍(?)の物語です。たぶん。
第二の故郷、シレジア王国は風前
の灯だった。近隣諸国の軍事圧力によって滅亡まで時間がない。そう感じた俺は士官学校に入学して前世知識フル動員のチート英雄を目指し……たかったよね。うん。
前世の記憶じゃ剣は振れない、前世じゃ馬に乗ったことない。魔術? なぁにそれ?
今ここに「頭以外不要」と呼ばれた俺の物語が……始まればいいなぁ。
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息抜き投稿。不定期投稿。ゆったり投稿。1話あたり2000字前後という手抜き仕様となっております。
ノリと勢いで書く予定なので細かいことは気にしないでくださいね。
アース・スターノベル様より書籍版第1巻~3巻が発売中です。
サブタイトルに「(改)」がついているのは書籍版と同じ内容となっています。
また、アース・スターコミック様よりコミック特別読切版が無料公開中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 06:47:04
1511195文字
会話率:46%
南溟の怪魔シリーズの新作として、これまでの「海魔」「天魔」の両作品を書く中でストーリー展開とは無関係であったため未掲載と成ったエピソードを中心に短編集としてお届けすることにしました。
なおこの作品はフィクションな上に架空戦記です、したが
って作品中に登場する人物、国家、団体組織は全て架空のものです、同姓同名の方や同じ名称のモノと間違えないで下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-05 23:16:44
245639文字
会話率:23%
遠き異世界、ミネルヴァ大陸の歴史に忽然と現れた偉大なる術者の一族。
その力は自然の摂理をも凌駕するほどに強力で、世界の安定と均衡を保つため、決して邪心を持つ人間に授けてはならないものとされていた。
しかし、術者の心の素直さにつけこんだ一人の
野心家の手で、その能力は拡散してしまう。
世界は術者の力を恐れ、次第に彼らは自らの異能を隠し、術者の存在はおとぎ話として語られるのみとなった。
本外伝では、ミネルヴァ大陸戦記本編では描かれなかった、傾国の美女スミンの少女期を描く。
オユトルゴイ王国の南東部、カンヌンという小さな村で生まれ育ったスミン。
明るく、医学の道に就く父母とともに人助けをしていたという心優しき少女。
そのような彼女が、なぜ大陸全土を震撼させる「傾国の美女」になったのか。
彼女に起こった変化を、彼女自身の心理をも含めて、描いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 20:00:00
19651文字
会話率:35%
遠き異世界、ミネルヴァ大陸の歴史に忽然と現れた偉大なる術者の一族。
その力は自然の摂理をも凌駕するほどに強力で、世界の安定と均衡を保つため、決して邪心を持つ人間に授けてはならないものとされていた。
しかし、術者の心の素直さにつけこんだ一人の
野心家の手で、その能力は拡散してしまう。
世界は術者の力を恐れ、次第に彼らは自らの異能を隠し、術者の存在はおとぎ話として語られるのみとなった。
時代は移り、大陸西南に位置するロンバルディア教国。
美しき王女・エスメラルダが戴冠を迎えようとする日に、術者の末裔は再び世界に現れる。
ほぼ同時期、別の国では邪悪な術者が大国の支配権を手に入れようとしていた。
術者の再臨とともに大きく波乱へと動き出す世界の歴史を、主要な人物にスポットを当て群像劇として描いていく。
※作中に一部差別用語を用いていますが、あくまで文学的意図での使用であり、当事者を差別する意図は一切ありません
※作中の舞台は、科学的には史実世界と同等の進行速度ですが、文化的あるいは政治思想的には架空の設定を用いています。そのため近代民主主義国家と封建制国家が同じ科学レベルで共存している等の設定があります
※表現は控えめを意識していますが、一部残酷描写や性的描写があります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-06 20:00:00
844620文字
会話率:31%
遠き異世界、ミネルヴァ大陸の歴史に忽然と現れた偉大なる術者の一族。
その力は自然の摂理をも凌駕するほどに強力で、世界の安定と均衡を保つため、決して邪心を持つ人間に授けてはならないものとされていた。
しかし、術者の心の素直さにつけこんだ一人の
野心家の手で、その能力は拡散してしまう。
世界は術者の力を恐れ、次第に彼らは自らの異能を隠し、術者の存在はおとぎ話として語られるのみとなった。
本外伝では、ミネルヴァ大陸戦記本編では描かれなかった、クイーン・エスメラルダの幼少期を描く。
凡庸な女王マリエッタが、孤児院での視察で、エスメラルダ少女と出会う。
本編におけるロンバルディア教国の内戦、その遠因を含め、奇跡のプリンセスの宮廷生活を扱ってゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-14 20:00:00
55472文字
会話率:31%
大陸戦争が終わって三年、主人公グレット・ヴェルメイルは、ロギヌス帝国陸軍中尉の若い男だったが、軍を退役して故郷の都エレンゲルへ帰って来た。
グレットは、自分を庇い戦死した上官エミル・ハーフストンから託された小箱、彼の妻ラミイ・ハーフスト
ンへの贈物をもって彼女の家を訪れる。そんな彼を出迎えたのは、車椅子の未亡人ラミイだった。
未亡人ラミイのあまりの美しさに一目ぼれしてしまったグレットは、亡き上官への忠義と恋心の間で揺れながらも、戦後の社会を生きていくのだった。
元自衛官が書く連載短編恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 15:12:35
7699文字
会話率:36%
大平洋戦争
日本の歴史の中でも好きな人は好きな時代だと思います。
この戦争は、私は、日中戦争からはじまっていると考えていますが
正式には、日本の無宣戦布告攻撃である真珠湾攻撃から始まったものだとされています。
日本の快進撃で始まったこの戦争
ですが日本軍の重大なミス例えば、ミッドウェー海戦とかですね
それにより日本は、一気に力を落としてしまいました。
段々と力が弱まっていく日本に追い打ちを掛けるようにさらなる敗北を圧倒的な敗北を何度も期してしまいます。
大平洋戦争の末期には、まともに物資がなく人肉すら食べていたと言われるほどの状況になっていました。
その中で、ペリリュー、ガダルカナル、アッツ、サイパン、グアム、硫黄島等の数多くの激戦を戦い抜きました。
上記の例は陸戦だけですが海戦も例えばレイテ沖海戦等の激戦があります。
ですが、このお話は陸戦なので抜きました。
この物語は、もしかしたら上記の島、上記以外の島であったかもしれない、いたかもしれない男の物語です。
グロ注意折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 01:05:31
3251文字
会話率:7%
戦争によって四肢を欠損させた人間種最強の魔術師は、消え入りそうな声で、魔物と称される青年アルマに告げた。
「灼熱の炎を、膨大な水を、鋭利な風を、轟く雷を、響く地面を。人間が思うがままに操作し、魔力と言う目の見えない事象によって、片手のみで
その力を操る。おかしいとは思わないか?」
まるで世界が狂っていると告げた彼の言葉を、まともに受け止めないながらも、世界への疑いを持ってしまったアルマは、自らの出生の秘密を含め、世界の真実を暴くべく、行動を始める。
なぜ人は言葉一つで魔術と称される超常現象を扱えるのか。
なぜ魔物は人間を襲い、魔人を襲うことはないのか。
なぜダンジョンと称される戦いの場が設けられているのか。
なぜ彼には肉親がおらず、十一歳より前の記憶がないのか。
異世界ファンタジーの謎の全てに答えを見出す、重厚ファンタジー戦記開幕。
※縦組み推奨です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-13 18:00:00
48969文字
会話率:38%
時は未来。人類史上最悪と呼ばれた隕石災害を乗り越えた人類は、未だ闘争を忘れられずにいた。
戦場を支配するのは、作業用人型重機から派生した陸戦用機動兵器、強襲機動骨格。
民間軍事企業「エクイテス」に所属する傭兵シオン・ウェステンラも、強
襲機動骨格を操るパイロットだ。
ある日、シオンは依頼で訪れた軍事基地で義姉のかつての婚約者エイブラハム・ユダ・ウィリアムズと再会する。
しかしシオンは知らなかった。この再会の裏にある思惑と、張り巡らされた陰謀を……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-06 12:56:44
273911文字
会話率:32%
離島を襲撃した生物群を撃退し、住民たちを救出するため輸送艦でビーチングした陸自部隊の上陸戦闘シーンを1部分だけ描いて見ました。時代設定は2000年頃となっております。
最終更新:2022-04-17 19:16:02
2357文字
会話率:48%
―――1920年12月25日午後0時30分、“大陸戦争”が勃発した―――
かつて魔法が栄えていた時代、その強大な魔力を以てして敵国の侵略を防ぎ、救国の英雄と称えられたクラリア。それから2000年の時を経た時代は、科学が発展し、魔法が過去の
概念となりつつあった近代であった。
アーリャ・アヴェリナ―――戦争勃発を受けて軍に志願し、戦場に降り立ったこの女性兵士こそが、クラリアの生まれ変わりであった。
彼女の所属はトーレア公国陸軍東部方面軍第18師団第3歩兵連隊。公国東部の国境付近に位置する都市ミトスの郊外に配置され、敵軍を迎え撃つ事になる。
ここに掘られた塹壕が、後に歴史からその存在を抹消される事になる彼女の、最初の戦場であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-03 11:00:00
172553文字
会話率:45%
ニュー・アクアラインを走行中だった立川夢希は、突然光に包まれた。
眩しさに閉じた目を開いた夢希が、眼下に見た大地は、《ブルゥンディ・ベル》と呼ばれる異世界だった。
その大地へと落ちる空で、《戦花》と呼ばれる、人の形をした大きなそれを出現させ
た夢希は、この世界で起こっている戦争に巻き込まれていく。
運命的な出逢いを経て、自らの意志で戦うことを選んだ夢希は、その戦いの果てに、何を見るのか――。
――という、自分が最初に書き上げた作品『命のおとは、愛のうた』の舞台である《三角大陸》の設定を広げた、ある意味では前日譚とも言える作品です(拙作『速いは煌めきの乙女たち』とも関連がありますが、どちらも読んでいなくても本作には支障は無い……はずです)。
色々考えている内に、「あ、これ、“某聖戦士”っぽいな?」と思ってしまったので、「逆に、“そっち”に思いっきり寄せてみようか」などと考えて書いちゃいました。……逆にね?
そんな軽い動機の割に難産となりましたが、分かる人には「っぽいね」と楽しんでいただければ嬉しいですし、分からない人にも分からないなりに楽しんでもらえたら幸いです。
「全然なっとらん!」と言うお叱りの声なども含めて、率直な感想をいただけますと、とても嬉しいですし、感想とは言わずとも評価を残していただけるだけでも、とても有り難いので、手間に感じなければ、よろしくお願いいたします。
なお、開催期間中だったので『第十回 ネット小説大賞』に応募しておりますが……。
サンライズ様におかれましては、寛大な心で笑って許していただけますと、幸いに存じます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-03 19:00:00
86210文字
会話率:44%
大陸を統一した帝国の暗部を追い求める亡国の王女は、一人の少女と出逢った。
その運命の導く先で、二人はやがて生命の煌めきと、愛の喜びを知るだろう。
更なる果てに何が待つかも知らぬまま、彼女たちは苦難の道を進んでゆく――。
『戦花繚乱 ブル
ー・ローズ ~三角大陸戦記~』という、当作品と同じ“三角大陸”を舞台とした作品も公開しております。
そちらはこの作品よりも過去の物語ではありますが、毛色の違う作品ですし、登場人物などには直接的な関係はありませんので、どちらも独立したものとして楽しんでいただけますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-31 20:33:22
122597文字
会話率:30%
その読み応え、偽りナシ!
人工知能競争の末、世界は三度目の大戦に突入した。各国が疲弊したその時、AIの暴走が始まる。この物語の主人公、鬼丸紅蓮は世界的民間軍事企業ヴァルハラの若きエース。「戦の天才」を語る彼のライバルは、本物の天才、クリスタ
・リヒテンシュタイン。彼らは切磋琢磨しながら、日々暴走するAIの操る人型兵器、陸上戦闘機を撃破する。そんなある日、職員の裏切りにより鬼丸達の所属する本部は壊滅。唯一残された正常な陸戦、ヴリュンヒルド八型と、それに突如生まれた未知の人工知能の協力により地図にない未知の島へとたどり着く鬼丸達。彼を支える相棒は天才、皮肉屋、好敵手のクリスタ。そして自らの意思をもって同族に反旗を翻したお調子者な人工知能ヴリュンヒルド八型。彼らは戦いの中で、第三次世界の秘密に迫る。
謎が謎を呼ぶ展開は、貴方を離さない!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-22 20:00:13
466678文字
会話率:53%
大陸暦615年、メーシア大陸南東の大国、ハーム王国を揺るがす事件が起きる。
待ち伏せや重要拠点の占領など、巧妙化するオークの侵略的行為―
それらを支援している有力貴族の影―
国王の野望と幾度に渡り繰り返された『罪』―
これは数々の思惑が
紡ぐ、戦火が敷き詰められた道を往く者達の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 22:00:00
327056文字
会話率:58%
大陸戦乱期。
ユーリミア大陸の多国家群である北方域から始まったそれにより、時代は変わった。
多くの国が起こり滅びたその戦乱は、やがて南方域と呼ばれる8大国にも影響を及ぼす。
英雄や物語も数多く生まれ、また消えてゆく。
その中に女でありなが
ら戦場を渡り歩く傭兵がいた。
彼女の率いる傭兵団は北方域にて数多の戦場に出て名を馳せる。
やがて大国にすら届く戦乱の中で彼女と彼等は何のために戦ったのか。
ー食べるためです。
国とかどうでもいいので、お金を寄越しなさい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-09 19:01:00
7684文字
会話率:23%
ある日突然国家ディアスが滅亡された、表の原因は政権奪取みたいですけど、裏では、他種族が人間に対しての攻撃らしい。国を取り元すために、人間という種族が他の種族の奴隷にならないためにも、人間は団結せねばならない、そのために、色々な国に助けを求め
なきゃ行けない、ですが、これは思った以上に難しいさ感じました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-29 22:46:27
9767文字
会話率:46%
アストリール八大陸を舞台とした戦いの物語。何故、昔、神々と人種が争ったのか。戦いの中で失ったもの、未知なる禁忌とは何か。そして、今現在、争いの火種が再び八大陸に燻り出した。それに誘発される様に多くの者達の想いが交差し争いが激化して行く物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-13 10:08:44
13749文字
会話率:51%
こちらは『大陸戦乱末の英雄』の追加エピソードの短編集となります。
基本的に一話完結になると思います。
時系列順になっていませんのでご了承ください。
最終更新:2021-02-16 22:52:00
1786文字
会話率:77%
これはどこかの世界、いつかの時代の英雄伝説。
そして、長く語られることになる物語。
この世界、この大陸は三百年以上、戦乱が続いている。
永遠に続くかに思われた戦乱を終わらせた皇帝がいた。
大陸を統一した皇帝を人々は『不退の覇者』『止血帝』と
呼んだ。
滅び行く国・文化を守ろうとした英雄がいた。
皇帝に対抗した英雄を後世の人々は『不敗の英雄』『思想の守護者』と呼んだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-03 23:05:56
597273文字
会話率:52%
大陸歴五三八年、アウルガシア大陸のロンダリア連合王国と北ブルグンディア王国との間で国境紛争が発生した。
レーヌス河流域での両軍の衝突は、事変の不拡大を求めるロンダリア中央政府の意向に反して拡大。
現地部隊である西部方面軍は独断で部隊を
「越境」させて北ブルグンディア軍の撃滅を図るも敗走。国境地帯での紛争は一気に北ブルグンディア有利に傾こうとしていた。
ロンダリア連合王国に残された拠点は、レーヌス河左岸のレナ高地のみ。
その高地には、ロンダリア連合王国の王女、エルフリード・ティリエル・ラ・ベイリオルの所属する騎兵第十一連隊が防御陣地を敷いていた。
圧倒的優勢を誇る北ブルグンディア軍に対して、彼らは西部方面軍司令部から陣地の固守を命じられる。
一方、ロンダリア国王マルカム三世と中央政府は、西部方面軍の統制回復と戦局の挽回を目指して、参謀本部作戦課長と共に、勅任魔導官たるリュシアン・エスタークスを現地に送り込むのだが……
(本作は、「王女殿下の死神」の番外編となります。作中世界観に関しては「王女殿下の死神」第二話を、リュシアンとエルフリードの関係性については、序、第三話、第十話をご覧になっていただけると幸いです。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-29 13:23:06
243545文字
会話率:34%