大きな長靴がのっしのっしと歩きまわります。太い手が草を弄って引っこ抜きます。
ぼくもあんな風にされるのかな、と思うとほうれん草は急に怖くなりました。
土に埋まった小さない足を引っ張り出して、てくてくと畑の外を目指して走りだしました。
人間に見つかってはいけません。すぐに食べられてしまうからです……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-30 04:00:00
754文字
会話率:5%
社交界に顔も出さず領地に引きこもっていたはずが、いつの間にか王子の花嫁候補に名を連ねてしまっていた男爵令嬢ライラ。自領の荘園経営に夢中になっている今、そんなものにされては困ると、父親を通じて名前を外してもらおうとするが失敗。それどころか正体
不明の花嫁候補を見極めるために、検分役の使者までやってくることになってしまう。これからも一生領地で農業ライフを満喫していきたいライラは、王子の花嫁候補から除外してもらうため頑張るのだが……
長靴と麦わら帽子を愛する地味男爵令嬢が、恋を振りきるつもりが振り回される王道恋愛物語。
※カクヨム様でも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-17 12:17:07
175466文字
会話率:46%
「貴様みたいな役立たずはこのバ家には不要。さっさと出て行けラカ!」
勇者バ・バ・ジアントの末裔バ家の三男ラカは父の死後、兄二人に遺産である勇者の剣と盾を奪われ、飼い猫ロペと共に家を追い出されてしまった。
途方に暮れたラカであったが、突然ロペ
がしゃべり出し「お前たちの親父さんの本当の遺産は吾輩ニャ!」と真実をラカに告げる。
ラカはケット・シーであったロペの助けを借り、冒険へと飛び出したのだった。
今、始まる!
これは理不尽に追放された少年の勇者までの成り上がり冒険ファンタジー――ではなく、もふもふ腹黒のどこかトボけたロペのお猫様ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-16 15:30:50
24525文字
会話率:65%
働いているおっさんが家族にクリスマスプレゼントを用意するが……。
最終更新:2021-12-22 15:38:31
344文字
会話率:34%
小学1年の私は、家族とともに南九州から北海道中部の地方都市に引越した。北海道の冬の寒さにも負けず三年が経った。
この年はアイヌ犬エスが家族の仲間入りをした。また、私は、同級生のまあ君とひろ君との悪ガキ三人組で鬼ごっこ、缶蹴り、パッチ、校庭
の池での釣り、忍者ごっこ、蒸気機関車が走る線路での遊び、稲狩りが終わった田んぼでの白鷺との追っかけっこなどをして北海道の自然と戯れていた。
悪ガキ三人組は時おり年長のたかし君と遊ぶことがあったが、たかし君は三人組以上に悪さをすることから、母親達はたかし君とは遊ばないように三人組に言い含めていた。
そんなおり、三人組は田んぼでの白鷺の追っかけで辿り着いた小川で地元の五人組にリンチを受けることになるが、私は隙をついて逃げ出した。
まぁ君とひろ君の運命や如何に・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-05 11:58:52
8900文字
会話率:2%
つむじ風のアッシ。
一箇所の町に根を下ろさず、町から町へと渡る冒険者。
擦り切れたマントの下は風雨に晒され、土に汚れて黒くささくれた皮鎧。
何度も継ぎ接ぎを重ねた革の長靴も泥水を吸っては吐いてを繰り返す。
ただ、腰に吊るした短剣だ
けは、その柄飾りも見事な業物を備えており、こればかりがアッシの財産であろうと思われた。
流れ者の冒険者が生業とするのは、根を張った連中が嫌う泥仕事。すなわち、悪所の掃除に、狩っては増える小鬼退治、そして市内の勢力争いの鉄砲玉と相場が決まっていた。
アッシがなぜ、そのような臭い仕事で口に糊する境遇に至ったかは誰にも分からない。だが、その剣の煌き一つ、己一つに身を任せ、町から町へと流れていく。
その姿はまるで一陣のつむじ風。
故に人は彼をつむじ風のアッシと呼んだ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-16 22:43:58
22303文字
会話率:55%
魔獣の恋は、盲目だ。
ただ一人だけを、ひたすらに愛し抜く。
たとえ相手から気持ちを返してもらえなくても。そのせいで消滅してしまうのだとしても。
継母と義理の兄たちに虐げられていたピケ・ネッケローブは、唯一の肉親であった父親が亡くなると同時
に家を出た。愛猫ノージーとともに。
翌朝、ピケは悲鳴を上げることになる。
だって隣に美女(本当の性別は男)が寝ていたから。
驚くことはまだある。四つん這いになって伸びをした美女の腰には長い尻尾が、頭には猫耳が生えていたのだ。
「僕を信じて。僕のいうことを聞いてください」
(無理。無理です。こんな美女に言い寄られて、落ち着いていられるはずがないでしょぉぉぉぉ!)
これは、恋する相手のためなら女装も厭わない美形獣人と、そんな彼に愛されたワケあり少女の、はじめての恋のおはなし。
※感想、レビューは大歓迎です。
※ポイント評価して頂ける場合は、下部の★をポチッとお願いします。
※シリーズ物で、
『魔獣の初恋〜美形の馬獣人は愛しの少女を乗せたくて仕方がないようです』
『魔獣の求恋〜美形の熊獣人は愛しの少女を腕の中で愛したい〜』
『【R18】盲目王子は小鳥を溺愛する』
も掲載しています。宜しければ、そちらもどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-20 16:10:21
114636文字
会話率:25%
少年は少女と出会い長靴を渡す。
長靴を履いた少女は少年と旅をすることにした。
残酷な童話の世界を巡る旅。
この旅の果てに少年と少女は何を得て何を失うのか?
最終更新:2020-11-13 00:18:06
63573文字
会話率:29%
美容師になりたいイマドキ系女子専門学生。
なんかダッセー格好のまま愛犬と一緒に異世界着いてました・・・
そう、ヒル下がりのジョニーを携えて・・・。
(※ヤマヒル退避剤)
白ロンTに、麦わら帽、軍手に長靴。
ド田舎お散歩装備バッチシのまま
異世界とか…。
王宮着いたら、みんなドレスじゃん…。
私、まじダセーじゃん…。
そして私の事を『救世主』とか呼ぶやべぇ奴(でもめっちゃイケメン…)に、裸は見られるし、それでもって愛犬の熊五郎は、そのイケメンに何故かなつくし、もう何なの!
私の熊五郎なんですけど!
ご主人は此方ですけど!?
ねぇ、熊五郎…!?
外界の魔物だか何だか知らないけど、剣さえも食ってしまう魔物とか言って…
めっちゃデカい、ただの鹿じゃん…。
鹿は鉄分が欲しいだけなの!
要らん鉄屑でも城壁の外に置いとけば!?
カクヨム様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-31 13:45:46
14111文字
会話率:34%
長靴って小さい頃、大好きでした。
新しい長靴を買ってもらって、雨が待ち遠しかったことが懐かしくて書いてみました。
最終更新:2020-10-18 20:36:59
1311文字
会話率:0%
優しくて頑張り屋の奈々美さんは、年をとったお父さんのお世話をして過ごしています。
お父さんが亡くなったある日、奈々美さんは突然家を追い出されてしまいました。
奈々美さんに遺されていたのは、お父さんが大事にしていた黒猫だけ。
「お前が長靴をは
いた猫なら、わたしも幸せになれるのにね」
黒猫に愚痴を言う奈々美さんの前に、不思議なふたり組が現れて……。
現代版長靴をはいた猫のお話です。
Kobitoさま主催のほっこり童話集企画に参加しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-17 20:26:06
3077文字
会話率:13%
新政権は長靴を履いた猫か?
最終更新:2020-09-19 10:19:28
623文字
会話率:90%
僕は無人駅で、電車を待っていた。
僕は人の目が怖い。
僕は会話が苦手だ。
僕は長靴の人と、話してみる事にした。
最終更新:2020-07-09 16:21:12
2961文字
会話率:31%
オネェでイケメン好きな桃太郎
老いても若い浦島太郎
子供なのに馬鹿力な金太郎
ツンデレ可愛いシンデレラ
擬人化猫耳の長靴を履いた猫娘
清楚で巨乳な白雪姫
どうせ異世界に来たんなら、可愛い女の子たちと冒険をしたかった…
俺以外の異世界転移
者は可愛い子が仲間になってるのに、俺だけイカれた連中。
だけど、めちゃくちゃ強い。
おとぎ話の世界でヤバい奴らと異能力バトル
異世界からの主人公4人と物語の英雄たちが織り成すごちゃまぜストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-05 12:55:19
1785文字
会話率:30%
貧しい粉挽きの三男に生まれた少年は、親の遺産に猫一匹を貰い受けました。
猫は少年に「袋と長靴をくれたら貴方を幸せに致しましょう」と言いました。そして少年は答えます。
「ちくわしか持っていない」……と。
最終更新:2020-06-07 21:58:32
1195文字
会話率:29%
ある日ある時ある所に、長靴が似合う一匹の猫がいました。
猫は可愛く見えるもの。
自然と皆に好かれるもの。
猫になりたいなんて勝手だけれど。
きっと猫は猫で苦労もあるのでしょうね。
そんな、ちょっとした恋する猫のお話。
最終更新:2020-05-26 18:15:16
1449文字
会話率:14%
休日、クラスメイトともにカフェで女子会をする東戸さん。話題は東戸さんの小学生時代について。小学生時代の東戸さんも、裸足が大好きな女の子だったようです。
※アメーバブログとの重複投稿です
最終更新:2020-05-04 21:10:45
13974文字
会話率:65%
あるところに、粉屋がおりました。
その両親が死に、遺産を分けることになります。
主人公である粉屋の末っ子ウィリアム(愛称ウィル)には猫だけ、しかも家を追い出されてしまいます。
途方に暮れるウィルに語りかける、一匹の猫。
『泣き虫の弱虫の
役立たず』と言われた少年が、王になる物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-08 23:10:43
30187文字
会話率:80%
『龍の蹄』は軽快な足音で駆ける。
革命が起き、新政府が発足されて数年。いまだ不安定な世の中に一人の盗賊がいた。国中のどこにでも現れ、一瞬で姿をくらませる。誰にも知られず盗ることもあれば、建物や警備の者を壊して盗ることもある。
神出鬼没、大胆
不敵、奪われた品は数知れず。
どのようにして現れどのように姿を消すのか、なぜ盗みを続けるのか。
『龍の蹄』の真意を知るのはほんの一握りの者達。
国を作り出した神龍の宝に巻き込まれた者の物語。
*2019年クリスマス用に掲載。
*長編作品「あの夕方を、もう一度」のアフターストーリーですが、世界観のみのため、単体でも読むことができます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-31 19:00:00
37028文字
会話率:57%
水たまりは、長靴を履いた子供にとって格好の遊び道具のひとつだ。
雨が降るたび、俺たちは中に溜まった水をさんざんに蹂躙した。
しかし、長靴を履かない日に見かけるそれは、少々忌々しい存在。
車とかが飛ばす水はねに、特に注意を払っていた俺だが…
…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-30 22:00:00
3221文字
会話率:0%
俺の住んでいる地域には、昔、大勢のカッパが川を伝って、流れ着いたのだという。
それ以降、水に関する事故はカッパの仕業だと噂されていた。
ある雨上がりの日。俺の父親は下校途中に、長靴を履き、水たまりで遊んでいるクラスメートを見かけたようだが
……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-11 18:28:07
3660文字
会話率:2%