ガルニア大陸の西側にある国、エルタニア皇国。
貴族出身で若き将軍ベルトランは溜息を吐きながら、今日も国境最前線にあるサン=マルケス要塞の執務室で仕事に追われていた。
それもそのはず。彼には平民出身で優秀な小さな補佐官、カサンドラ准尉
がいるが、彼女は事あるごとに仕事を振り付けてくるのだ。
とはいえ、彼女自身も常人の数倍も仕事をこなしており、到底文句を言える状況ではない。
だが、このままでは間違いなく過労死してしまう。
というか、彼女が配属されてからの一年間、ずっと敵であるタワイフ王国とは膠着状態なのに、こんなに忙しいなんておかしいだろ。
身の危険を感じ、部下からのパワハラに耐えかねたベルトランは、一念発起する。
「よし、今度こそ将軍なんてもう辞めよう」
これは、七年間最前線で常勝不敗を誇りながらも引退したい若き指揮官と、そんな彼をなんとしても引き留めたい小さな補佐官の、すれ違う想いの攻防戦。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-05 20:00:00
142722文字
会話率:47%
皇命により皇太子の婚約者となったカサンドラ。皇太子は彼女に無関心だったが、彼女も皇太子には無関心。婚姻する気なんてさらさらなく、逃げることだけ考えている。忠実な従僕と逃げる準備を進めていたのだが、不用意にも、皇太子の彼女に対する好感度を上げ
てしまい、執着されるはめに。複雑な事情がある彼女に、逃亡中止は有り得ない。生きるも死ぬもどうでもいいが、皇宮にだけはいたくないと、従僕と2人、ついに逃亡を決行するのだが。
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復讐、逆転ものではありませんので、それをご期待のかたはご注意ください。
中世・近世の欧風な雰囲気ですが「それっぽい」だけです。
どんな展開でも、どんと来いなかた向けかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-21 16:02:20
1072526文字
会話率:23%
サンマルク公国の貴族の令嬢トワネットは二年前に婚約破棄された相手アルデリヒドのことが忘れられないでいた。そのことを友人であり魔女と呼ばれるニャックに看破される。アルデリヒドとやり直したいというトワネットに対しニャックは悪魔の誘いを持ち掛ける
。それは入れ替わりの魔法でトワネットとニャックが入れ替わり、ニャックとしてアルデリヒドに求婚するというものだった。トワネットはこの誘いに乗りニャックと入れ替わる。ニャックの姿でアルデリヒドに接近し親交を持つことには成功するが、彼から婚約破棄の驚くべき真相が語られる……異世界ロマンチック逃避行です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-22 17:01:50
22418文字
会話率:53%
「私には、他人より秀でた知恵も武力も何もない。ましてや精術を全く扱えない〝適性欠損〟そんな私でもチャンスを掴みたい」
そう願う一人の女性兵士・クレスコが偶然目にした新部隊募集告知、彼女は藁にもすがる思いで僅かなチャンスに賭ける覚悟をした
。そんな彼女には心から憧れる一人の女性が居た。
クレスコの教官であるドルスは言う。
「クレスコ、会えるなら会ってみたいか?」
「会ってみたいです。でも――」
クレスコが抱いていたのは憧れだけではない。そんな彼女にドルスは言う。
「ルストなら、お前が今抱えている悩みや迷いも聞いてくれるはずだ」
「本当ですか?」
「それが知りたければ、この訓練を乗り越えろ」
そして彼女は立ち向かう。14日間の過酷な試練に。これは旋風のルストに憧れたもう一人の勇敢な少女の物語。はたしてクレスコはチャンスを掴むことができるのだろうか?
■精霊科学〝精術〟の存在する近世風世界で、いかなる困難に襲われようとも、美しく気高さを失わない誇り高き女傭兵ルストと、その仲間たちとの戦いの旅路を描いた女主人公戦記ファンタジー【新旋風のルスト】のサイドストーリー外伝
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-21 07:00:00
14955文字
会話率:41%
エリック王子は12歳の時に、絵姿で選んだ婚約者がいた。姫君はアメジスティーナという名前である。銀の巻毛に夜明けの紫をした瞳がとても美しい。
ところが17歳の時、王子はガーデンパーティーで隣国の姫と出会ってしまう。美味しいお菓子と魔法の音楽で
、2人はすぐに仲良くなった。
エリック王子と隣国の姫君デイジーは、次第に心を近づけて行く。友情はいつしか恋に変わり、王子は父王に婚約破棄を申し出る。王は非常に驚いて、王子の言い分を聞くのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-04 22:09:45
7664文字
会話率:58%
本を開いて物語の庭へ
最終更新:2021-06-04 20:32:31
506文字
会話率:0%
お庭の隅に小さな花壇をいただきました。毎日お世話を致しますのよ。
最終更新:2021-03-16 17:17:10
1712文字
会話率:28%
小夜(さよ)はサバイバルすることになった。
目覚めると珍獣はびこるヤバい森だったから。道中出会った記憶喪失の少年と共に、小夜は少年の記憶と家に帰る方法を求めて歩き出す。熊とか蛇とか食べながら。
その頃王国では、召喚したはずの不在の聖女を探し
ていた。
*2017年投稿作・作者は同一です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-25 21:00:00
114382文字
会話率:39%
破産した帝国騎士レオポルドは、不意に現れた異民族の美女キスカに誘われ、南部辺境サーザンエンドの継承戦争の渦中へと飛び込む。
金もない。地位もない。権力もない。地盤もない。知名度もない。軍隊もない。ないない尽くしの状況からカリスマに欠け、特別
な能力もない主人公が莫大な借金を抱え込みながら成り上がっていく近世風異世界戦記。
騎士の時代は遠く過ぎ去り、戦場の主役は銃と大砲に移りゆく頃。政治や経済、外交、陰謀などのごった煮。
※ 基本毎月「0」の付く日に更新しますが、たまに休みます。
※ 現在順次改定中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-20 23:30:03
1402754文字
会話率:33%
聖女の結界に守られたヴァルシア王国で、聖女が追放された。
第一報を受けた公爵令嬢のイレーヌは、慌てて友人の聖女ラシェルを追う。
そして語られる王太子による聖女失格の糾弾、婚約破棄、王都追放の呆れた顛末。とどめに新たな聖女として王太子に寄り添
っていたのは、義妹のシヴィルと聞きイレーヌは激怒した。
兄パトリックとシヴィルの姉による略奪婚で、妹のイレーヌも婚約解消の憂き目に遭っている。それを反省するどころかシヴィルは姉より上の男を狙って聖女の座をラシェルから奪ったのだ。
父親の葬式準備中にやらかした王太子、その側近で話を聞かないパトリック、聖女を名乗りながら聖女の仕事を嫌がるシヴィル、ついでに聖女追放を座して見ていた教会の区長。
国を守る結界が壊れる前に、全員蹴落としてラシェルを聖女に戻してみせる!
奮闘を始めたイレーヌは、新興国の王子ロジェと出会う。
利害の一致で協力して、聖女を助け、戦い、国に戻って、口説かれる?
するりと懐に入って来るロジェをいなしながら、イレーヌは友人のために奮闘を続ける。
*以下にご注意ください
この物語に死ぬようなざまぁはありません。
この物語に国体を変えるような内政はありません。
この物語はあくまで近世風、西洋風です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 12:00:00
386436文字
会話率:42%
私が前世を思い出した瞬間は、現在進行形で悪役令嬢を実行している最中だった。
前世の記憶が曖昧なまま、素行不良からの婚約破棄を目指すために、昭和の不良を模索する! 下町を徘徊、蓮っ葉な物言い、舎弟には情を持って、野良猫には優しく、濡れ
た仔犬には傘を! ……ギャップで良い人になっちゃダメだって、脳ミソが10才のイリーザには気付けない。
少しずつ思い出す前世。あちこちに感じる地球人の痕跡。操り人形のようだったイリーザが生き生きと動き出す。――――それでもストーリーからは逃れられないの?
悪役令嬢を強いる婚約者の王太子に、黒髪の転移者、虐げられた義妹、色とりどりな攻略対象者枠。前世が15歳未満の私には、乙女ゲームには対応し切れない! 噂に聞く悪役令嬢の悲惨な末路を、私は回避できるのか?
* * * * * * * * * * *
ページ下部「+注意+」の赤字部分をご承知おきください。殺人ダメ絶対!
初の不定期投稿です。完結まで投稿しますが、よろしければ通知用にブックマークをお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 08:13:39
106243文字
会話率:46%
【完結まで毎日投稿予約済】社会人2年目の普通女子が、テンプレな?異世界召喚をされた。どうやら聖女らしい。敏腕秘書とダメ上司?ヘタレを育成、構わないとネガティブ急落。仲間を増やして、あの子のハートを解き放て!注)モブ顔だって秘書にはなれます
。
あの子を救え?あの子じゃわからん。相談させて!そうしよう!……って、ヘルプボタンは、神様!?花いちもんめ!?知らない……。ググってポチれば即日配達!?いえ、聖女召喚には配送までお時間をいただきます。……注文ミス?料金不足?代送には鳥さん印の太陽神配送までご用命を。
* * * * * * * * * *
ページ下部「+注意+」の赤字部分をご承知おきください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-24 16:44:26
39207文字
会話率:57%
記憶喪失の銀髪の少年ウェスと、生前の記憶がなくなんでも喰える包丁となった少女ジェシー。
2人は失われた記憶とジェシーの魂の解放を求めてかつて自分達がいたと思われるキーブクロイス王国に戻り旅を始める。
第1章(完結済) キーブクロイス王国
の最果てのフローズン村でジェシーが王国に伝わる童話「人喰いジェシー」の主人公である可能性が高いとわかったウェスとジェシーは童話の舞台となったイーストタウンを目指すことに。
しかし、イーストタウンに入るためには王国の許可が必要であった。許可を得るために二人は王国騎士団の隊長に会うため港町コーネルに行くが、コーネでルは王国軍と独立軍の間で奇妙な争いが繰り広げられていた。そんな中、ジェシーが戦いの裏に潜む自分と同じ魂だけの存在に気が付き……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-28 15:51:20
116566文字
会話率:60%
中世ヨーロッパ風の異世界。
地方都市で起きた不可解な現象の発端とされる事件について記す。
最終更新:2021-02-05 00:00:00
1617文字
会話率:0%
異世界転生して精強な軍隊を作るのにも、様々な方法論があります。
最終更新:2020-11-05 00:00:00
886文字
会話率:17%
ユーラシア大陸に全面戦争の影が迫る壬午の年。極東に位置する島国、「皇国」の運命は大きく変化した。
「国土転移」という未知の現象により異世界へと渡った「皇国」は、弱肉強食の新世界で確固たる地位を築くべく、西に東に奔走する。
機関銃が戦列歩兵を
薙ぎ払い、レシプロ戦闘機が飛竜を切り裂き、駆逐艦が木造戦列艦を爆破する。
魔法なし亜人なしチートマシマシの国ごと転移戦記。
※重要※
本作は
「自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた(分家)」
https://jbbs.shitaraba.net/movie/4152/
にて不定期連載中の「皇国召喚 ~壬午の大転移~」の重複投稿となります。
また本作には、自衛隊やそれをモデルにした軍事組織、現代日本やそれをモデルにした国家は登場しません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-06 00:00:00
393581文字
会話率:30%
セクシーすぎる容姿のエヴァはどこに行っても娼婦に間違われ侮蔑されるがれっきとした貴族のご令嬢。この容姿のせいでエヴァは社交界を避けていた。
王族の招待のため出席を余儀なくされた舞踏会で、エヴァを娼婦と勘違いした美形の第二王子ディランに彼女
は無理矢理押し倒されてしまう。
そこに助けに入ってくれたのは第一王子のアンドレ。
アンドレは、王子とは知らずにエヴァが秘かに想いを寄せていた人だった。
☆ほのぼのしてます。R15、残酷な描写は一話のみほんの少し。オーソドックスな、ちょっぴり勘違いじれじれのラブコメディです。
☆15話程度で完結予定です→少し延びます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-28 21:29:20
52759文字
会話率:29%
「お迎えに上がりました。お嬢様」
きちんとした身なりの上品な男性が馬車から降りてそう言ったのはほんの3ヶ月前のこと。
わたし、ディアドラは母と二人で慎ましく暮らしてきた。祖父の遺した田舎の家で貧しいなりに幸せに。
母を突然の事故で亡
くして一人哀しみに暮れていると父親だという人物の使用人が迎えにきた。
その使用人、執事が言うには父親が男爵というのだからもう…一体なんの少女向け物語かしら…。ほのぼのと羊や牛のお世話してたわたしがお貴族さまですって。ホントにこんなことあるのねぇ…。
そこからは突然の貴族生活、淑女教育と通う学校への入学準備。
学校というのは貴族だけではなくいわゆる魔力を持つものが全員通うことになっている。
この国では魔力を持つ者=貴族、で学校に通う生徒の殆どは貴族。魔力は遺伝的要素が強く遥か昔の建国当初、魔力で以て国に貢献したことで爵位を与えられた者がこの国の貴族のルーツなんだとか。
父がわたしを迎えに寄越したのも母の忘れ形見というのもあるが密かに調査した結果わたしに魔力があることが判明したからだと正直に告げられた。
魔力を持つことがわかっているのにきちんと魔術学校に通わせないとその家の主に何かしらの罰が下るらしい。魔力を持つ者はその力を正しく制御出来ないと周囲に迷惑が掛かるから。
まーわたしも魔力があるなんて自覚なかったし、てゆーか魔力ってナーニー?それ美味しいのー??くらいの感じなので魔術学校とか、実感わかないなぁ。
とゆーわけで淑女教育もそこそこに本日4月1日、わたしは王立魔術学園に入学します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-23 23:24:59
54035文字
会話率:38%
子爵令嬢キトリーは曲がったことが大嫌いな風紀委員長である。殿下と婚約者の公爵令嬢が食堂で問題を起こそうとしていたのを見て、彼女は憤然と立ち上がった。
*短編投稿した「風紀委員長は許さない」をハピエンに向けて連載にしました。
*別投稿してい
た「王子様はあきらめない」とまとめました。
*他者視点「みんなの気持ち」「お姫様の気持ち」終わりました。
*「彼女の気持ち」始まりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-28 12:00:00
137334文字
会話率:49%
自分を一番に愛して、なんて言うつもりなんてなかった。けれど、それは、そんなことをねだる必要のないほど恵まれていたからだったと思い知った。
最終更新:2020-06-12 22:37:16
5326文字
会話率:7%
交易商の子、カデュウは新人冒険者である。
ある日、突然魔王城へと飛ばされて、封印によって暇な魔王と出会った。
魔王から城と土地を譲られて、暇だから街を作って欲しいと頼まれる。
だが資金も無く、住民0人。
冒険して金を稼ぎ人材を探しながら
、ゆっくり開拓していくのであった。
やがて人が集まり地道に開拓しつつ、魔王城の機能は蘇る。
数々の魔王城の遺産を駆使して目指すは世界で一つの街。
廃墟から住み心地の良い理想郷を。
これなるは開拓の成り上がり!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-19 17:13:23
642411文字
会話率:42%
**PASH!ブックス様より「辺境の獅子は瑠璃色のバラを溺愛する」「〃 新婚編」発売中です**
**PASH!コミックス様より漫画版全3巻発売中です**
田舎の農家の娘だったサリーシャは、その美貌から領主である伯爵家に養女として迎えられ
る。
王太子妃候補として厳しく躾けられたサリーシャだったが、結局、王太子のフィリップが選んだのは別の令嬢だった。さらに、婚約者発表の式典で賊に襲われた王太子と王太子妃候補エレナを庇い、背中に未婚の貴族令嬢として致命的な醜い傷を負う。
そんな失意の中、サリーシャにもたらされたのは六十歳過ぎの老人伯爵との結婚話。しかし、蓋を開けるとサリーシャは十歳年上の辺境伯、セシリオ=アハマスと結婚することになっていて……? 王道のヒストリカル風ラブロマンスの溺愛もの。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-08 19:12:08
356746文字
会話率:46%
侯爵家の長女ペイルティシアの下へ、デーモンの一族を滅ぼした冒険者“針鼠の肉屋”から誘拐の予告状が届けられた。
ペイルティシアは風聞を気にして大事にはしなかったが、パーティーの真っ最中に婚約破棄を宣言されてしまう。
パーティーの中、傷心す
るペイルティシアの前に現れたのは、恐るべき冒険者“針鼠の肉屋”だった。
陰謀によって貴族としての地位も何もかもを失ったペイルティシアは、復讐のために“針鼠の肉屋”と手を組んだ。
冒険者が開拓者だった頃の偉業――建国を夢見て、ペイルティシアは人類未踏の大地を切り拓くべく立ち上がる。
魔物防衛の最前線、最東端の都市カオスゲートに辿り着いた二人は、力を身に着けるため修行を始めた。
しかし、カオスゲートでは悍ましい敵が蠢動しており……。
高飛車系お嬢様と化物冒険者の、大事なものを取り戻す物語。
ステータスやハーレム要素は存在しないです
ハーメルンでマルチ投稿しています
一部あらすじを修正、それに伴い内容にも加筆(二章七話に数十字)
完結しました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-09 18:00:00
200266文字
会話率:34%
小説を書くことが趣味の冴えない女子高生・新島冴子(にいじまさえこ)は、今日発売されたばかりの乙女ゲーム『アリス -暁の|交響曲《シンフォニア》-』の悪役令嬢・アリサに転生していることに気付く。脳内に直接与えられるアリサの人物像と〝悪役令嬢〟
という公式設定から「いずれ破滅するに違いない」と考えた冴子は「どうせ破滅するなら自分の好きなことをして生きたい」と、生き方改革を決意した。――実はヒロインルートであるとも知らずに。
(長編になるかもしれないプロローグ的な話です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-01 19:39:35
7508文字
会話率:29%
国境を超えた人とモノ、そして情報の移動が、国境線をあいまいにした近未来。
世界は、「共和国」と「連邦」に統合され、国連事務総長の引いた「事務総長子午線」が世界に残された唯一の国境線となった。
しかしその人為的にひかれた国境線を拒み、各地で
紛争が相次ぐ時代となった。
その世界で、「共和国」と「連邦」関係なく人々の心をとらえる、大人から子どもまで楽しめる健全な仮想空間、『レヴィアタン・オンライン』。
そこに降り立った一人の男。
共和国軍大尉、"キャプテン・ミコガミ"、ジン・ミコガミ。
清潔に漂白された、西洋中近世風の世界に、本物の血のにおいを持ち込んだこの生粋の軍人は、ある任務を帯びていた。
その任務とは、『レヴィアタン・オンライン』の世界に姿を消したある男を見つけること。
その男の名前は、共和国軍大佐、"メイジャー・クルス"、クルス大佐。
戦争遂行の塊であるこの男は戦争の狂気にとらわれ、軍令部に無断で殺人を犯し、『レヴィアタン・オンライン』の世界に姿を消した。
そしてクルスはこの仮想現実に自らの王国を作り、プレイヤーを訓練して神とあがめられ、そして現実世界に時折現れては虐殺を行い消え去っていく。
ミコガミの任務はクルスを見つけ出し、「その指揮権を完全に絶つ」ことである。
ミコガミは慣れないゲームの世界に戸惑いつつも、現実の戦場で培った技術や知識と、仲間たちの協力により、徐々にクルスの姿を、彼が求めるものへと近づいていく。
しかし、クルスの心の"荒地"へと足を踏み込もうとするとき、『レヴィアタン・オンライン』の、自分自身の、そして現実世界の背後に潜む"真実"を知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-28 00:00:00
100705文字
会話率:42%
田舎育ちの元男爵令嬢アリスは、無理だと思っていた王宮での仕事に合格してしまう。
ひとり、王宮にやって来るも、実は間違いだったことが判明したのだが、そのまま王宮勤めをすることに。
下っ端からスタートしたアリスだったが、田舎育ちのアリスは落ち込
むことなく、仕事に励む。
持ち前のポジティブさとバイタリティーでのし上がる、シンデレラ・サクセスストーリー(当社比)
完結済みです(o^―^o)
※貴族制度など参考にしていますが、あくまでも『架空の世界』の物語ですので、ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-02 01:29:58
159374文字
会話率:46%
「人外企画2017」参加作品です。
とあるお屋敷に住む孤独な少女は、月に願いごとを続けていたが――。
物語は童話風になっています。
最終更新:2017-06-11 00:12:29
4505文字
会話率:27%