主人公の浜中大輝は、
トラウマを抱え、
自分の感情を抑える事で
普通の生活を目指している。
そんな大輝を、
常に気にかける
美咲若葉が、
自分の気持ちを
勘違いし、
すれ違いながら
徐々に気付いていく。
そんな二人の物語です。
最終更新:2023-01-22 05:00:00
110389文字
会話率:14%
一人暮らしと共に高校生活が始まって一ヶ月が経つ来栖結人(くるすゆいと)のクラスには学校中で噂になるほどの美女がいる。
お淑やかで品行方正、それ故周りには一歩引かれていて、様々な面倒事が絡む彼女ーー小鳥遊涼音(たかなしすずね)のことを結人は
気の毒に思っていた。
ある日の夕方、夕食の食材を買おうとした出先のスーパーでナンパに絡まれている女子を助けたところ、偶然その女子が涼音で…………。
「……そういえばエレベーターに消防点検を通告する張り紙がありましたけど、自分の階の日時とか確認してます?」
「あー、そんなのあったな……ってあれ?何でそれを?」
話しているうちに同じマンションの住人であることが判明して、それをきっかけに近所付き合いが始まる二人。
涼音を気にかける世話焼きな結人と、少しずつ結人に気を許してくれるようになる涼音。
色々な物事を通して互いを理解していく甘さ多めの日常物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-14 13:01:16
18266文字
会話率:35%
高橋 駿。2年4組18番、勉強はふつう、運動も普通、友達関係も普通。積極的な人間ではなくどちらかといえば陰キャに近いだろう。どこのクラスにでもいそうなごく普通の人間だ。だがひとつだけほんの一つだけそのごく普通の人から離れているところがあった
。
クラスで浮いている人物、一青は、クラスメイト全員に無視されるのにいつも笑って毎日学校に登校してきていた。そんな得体のしれない人物にかかわりを持たなかったが、ある日をきっかけにかかわりを持ち始めた。
一青は考えていることが全く分からず、クラスの嫌われものだったがある日、屋上から飛び降りて自殺した。高橋 駿はその光景を見た。
だがその瞬間、高橋 駿は過去に戻って、一青ととかかわりを持った日に戻った。それから高橋 駿は一青を気にかけるようになる。すると高橋 駿は、一青のことが少しずつ分かってくるようになってきた。
高橋 駿は、一青の自殺を止めるため、彼女とかかわりを持つようになる。。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-30 22:29:16
10536文字
会話率:4%
俺、岩木啓太は病弱な同級生の宮森文乃の看病をしている。突然廊下で倒れた時に保健室まで送ったり、宮森の家まで一緒に付き添ってあげたり……ただいつ頃からか、宮森が妙に甘えてくるようになった。
保健室で寝ている時、最初は「側にいて……」だった
のが「手を握ってほしいの」と移り変わっていき、しかも全然手を離してくれないんだが……いや、具合が悪い時は心細いこともあるだろう──。
──ごめん岩木君。実はたまに仮病を使って甘えてるの。
病弱な女の子を気にかける男子と、病弱な自分を利用してたまに仮病を使って甘えちゃう女の子のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-20 06:00:00
11407文字
会話率:56%
大学三年生。晴れて第一志望のゼミ所属になった私は、同期でもう一人いた女の子のことを気にかける。その声、仕草に、妙に覚えがあると思ったら。かつてアイドルVTuberの一人として一世を風靡し、人気絶頂の中引退した『虹ノ宮るり』その人だった。しか
も彼女は、どうにもその活動を匂わせるようなことばかり言ってくる。どう考えても私の最推しのあの子が目の前にいるのに、肝心のことを尋ねられずにいた。聞きたいのに聞けない、もどかしい関係。あの時彼女に、何があったのか――私はだんだん、虹ノ宮るり単推しのVTuberオタクの域を、超えてゆくのだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-27 21:00:00
40096文字
会話率:60%
異世界に召喚された主人公。如月陽翔(きさらぎはると)。しかし召喚の間には、彼の他に四人の高校生がいた。
神聖ルーミリン聖教皇国の聖帝ヨセフ・マテオ・クラークはその四人に対し、魔王討伐が成されれば元いた場所の元いた時間に帰すと約束する。し
かもこの世界で得たスキルや魔法などは、日本に戻っても消えることはないと言う。
それにより四人は魔王討伐を決心するが……
一方如月陽翔(この異世界ではハルト・キサラギ)は、聖帝と会うのが初めてではなかった。彼は召喚の儀に巻き込まれただけであり、四人の高校生たちにあった『勇者』や『魔術師』などの称号も持ち合わせていない。
だが、他と同様にレベルが1の彼を、聖帝や傍に控えた宰相は怖れているようだった。
彼は聖帝から、召喚に巻き込まれた迷惑料として金貨十枚(日本円換算で約百万円)をせしめる。そして召喚された四人の高校生たちを気にかけることもなく、皇都での生活を始めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-11 07:16:02
127710文字
会話率:63%
孤児院で育った一人の少年
彼は、自分が物心ついた頃から他の人とは少し違う力があると気付いていた。
月日が流れ、育ち盛りな成長期に入ってもその力の正体がわからないが特に気にかけることはなく、働きながらいつもの様に孤児院での生活を過ごしてい
た。
しかし、ある時を境にその力の正体が判明すると自分の周りで事件が起こり始め、やがてその渦中の中心人物となっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-24 00:25:27
52608文字
会話率:29%
舞台は世界最大の宗教国ーーメルサリア教国。これは一人の理から外れた少年と小隊の騎士たちとの絆が結ばれる前の物語。
メルサリア教国第一の騎士である青年ーーアルフォントは教皇からの命令により、一つの小隊を率いて謎の組織【魔女の体】の幹部の
一人【左腕】の殺害任務を課される。
自分より遥かに弱い騎士たちの身の安全を気にかけるアルフォントは【左腕】の殺害任務の同行を拒んでいた。
アルフォントたちは【魔女の体左腕】を倒すことができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-29 23:14:15
5596文字
会話率:57%
私の名前は、ナルネア・クーテイン。エルビネア王国に暮らす公爵令嬢である。
といっても、私を公爵令嬢といっていいのかどうかはわからない。なぜなら、私は現当主と浮気相手との間にできた子供であるからだ。
公爵家の人々は、私のことを妾の子と言って罵
倒してくる。その辛い言葉にも、いつしかなれるようになっていた。
屋敷の屋根裏部屋に閉じ込められながら、私は窮屈な生活を続けていた。このまま、公爵家の人々に蔑まれながら生きていくしかないと諦めていたのだ。
ある日、家に第三王子であるフリムド様が訪ねて来た。
そこで起こった出来事をきっかけに、私は自身に聖女の才能があることを知るのだった。
その才能を見込まれて、フリムド様は私を気にかけるようになっていた。私が、聖女になることを期待してくれるようになったのである。
そんな私に対して、公爵家の人々は態度を少し変えていた。
どうやら、私が聖女の才能があるから、媚を売ってきているようだ。
しかし、今更そんなことをされてもいい気分にはならない。今までの罵倒を許すことなどできないのである。
※この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-08 20:01:05
63018文字
会話率:39%
公爵家のテレーザは、ある日、婚約者である第一王子フアンに婚約破棄を告げられる。
「殿下は何やら著しく誤解されていらっしゃるようですが、(正直もうどうでもいいので)婚約を解消する件に関しましては、御意のままに。」
これで面倒なことから
逃れられる、と思ったのも束の間、
続々と押し寄せる求婚に、また新しく婚約せざるを得なくなる。
それはテレーザが、なぜか「愛のキューピッド」と呼ばれるようになってしまったから。
そんなテレーザをことある毎に気にかける、第二王子のミゲル。
何度も婚約しては破談になるテレーザだが、婚約解消の度に評判は上がっていくばかり。
ついには『愛の女神』とまで呼ばれ、庶民にまで浸透してゆく。
『愛の女神』テレーザは、いつになったら自分自身の愛をつかめるのか。
*初投稿です。よろしくお願いします。短期連載の予定です。
あまり悪役っぽくないですが、ポジション的に悪役令嬢ということで。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-08 07:00:00
84617文字
会話率:56%
分厚いレンズの瓶底眼鏡にきっちり結んだ三つ編みという、いかにもガリ勉な外見の優等生オフェリア。
生徒会庶務である彼女は日夜山積みの仕事に追われ、朝から晩まで生徒会室にこもりきりの日々を過ごしている。
それもこれも、職務を放り出して女の
尻を追いかけるお坊ちゃんたちのせいなのだが、平民のオフェリアが彼らに口出しできるはずもない。
そんなある日、たび重なる無理が祟ったオフェリアは倒れ、人生二週目にして初の保健室搬送。
おまけに臨時の養護教諭は、何故かオフェリアをひどく気にかけてくる。
生徒会の仕事を手伝ってくれるし、愚痴に付き合ってくれるし、何より美味しいおやつもくれる。
自分を気にかける理由はわからないが、取り立てて困ることもないし、まあいっか。悩むだけ無駄とオフェリアは思考を止め、養護教諭と二人、のんべんだらりと放課後のティータイムを満喫することにした。
──まさか自分が生徒会に糾弾されることになるだなんて、夢にも思わずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-17 20:01:25
5340文字
会話率:44%
星や惑星をたくさん破壊、殺してきた
殺戮を楽しむ戦闘狂の殺人狂の魔王は
一度も行ったことない 地球 日本の様子を確認 偵察するため、信頼する部下たちと
共に降りていく。
そこで、魔王は何を考え、何を感じるか。
のダークな 残酷な話
圧倒
的 最強 最悪 最凶 魔王の無双殺戮 話
黒ミサ狂神徒
四天王
メイド
魔王 覇王
悪魔
小悪魔
魔人
白石 ヤスカ
偽名
魔法
残酷 非情 冷酷 凶暴 残虐 非道 無慈悲
サイコ。
一応 部下は気にかける。
自己中。冷静
快楽。破壊 殺戮。
蛇柄
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-16 15:13:19
3938文字
会話率:0%
過去にいろいろとあったことで周囲と距離をとる高校1年生の東条誠は、入学早々同級生の九条明に付きまとわれる羽目に。
最初は邪険に扱う誠。だが、ゴールデンウィークに「一人の寂しさ」を味わってからは、明のことを気にかけるようになる。
寂
しさを知った誠は、彼ももしかしたら、何か寂しさを感じているのかも、と感じ、話すのは少しの間だけならいいと決めた。
話すようになってからは、趣味嗜好が合うことがわかり、誠と明、そして明の幼なじみ青葉の三人は、学校生活を共にすることが多くなる。
彼との順風満帆な日々は、そう長くは続かなかった。
2年の夏休みに、明の両親が出てきたことにより、誠は明との縁を切られる羽目に。
そして明から明かされる、家族との関係。
誠と明は、それでも諦めることなく、先生や家族が見ていない場所で、秘密の付き合いを続けることにした。もちろん青葉も一緒に。
だが、2年の終わりに事件が起きた。誠が、青葉から告白されたのだ。
以来誠と青葉は付き合うことに。彼女との付き合いが増えると同時に、明との関係が希薄になってゆく。
3年の1学期。誠と青葉が付き合っているのを見た明は、失望してしまう。小さなときから心の奥底で思っていた人を、誠に取られてしまったからだ。
青葉との関係も、明との関係も壊したくない誠は、大いに悩む。
悩みに悩んだ末に、誠は、「2人の縁を切ること」を選んだ。全ては3人の仲を壊さないために。
ひとりぼっちに戻った誠は、寂しさのあまり心を閉ざしてしまい、学校に行かなくなる。
引きこもる生活を続ける中、誠が思い出したのは、明や青葉との懐かしい記憶だった。
あのころに戻りたい。だけど、もう戻れない。
どうすればいいのか悩む誠。その目の前には、新しいノートとペンが置いてあった。
誠は湧き起こる感情に身を任せ、明と青葉との出会い、一緒に過ごした楽しい日々、そして彼らとの絶縁に至るまでの経緯を書き記した。その後、ガムテープでぐるぐる巻きにして、段ボールの中に詰めて押し入れの中へと入れた。
そして10年が経ったある日、誠はガムテープでぐるぐるに巻かれたノートを見つけた。
テープを取り、読んでみる。それは、懐かしい青春の日々が綴られた誠自身の記録であった。
(この作品はエブリスタでも連載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-15 12:07:58
41779文字
会話率:42%
天より力を授かった乙女――聖女。
貴族令嬢のレナリタリーは聖女の資格を持って生まれた。周囲からの期待は大きかったが、聖女でありながら何の個性もなく、聖女としての力も極めて弱いことが発覚。その期待は崩れ去り、無個性の落ちこぼれ聖女と笑われてし
まう。
素敵な婚約者は妹に奪われ、両親は出来の良い妹ばかりを気にかける。いずれ辺境へ飛ばされることが決まっていた彼女は、半ば幸せな未来を諦めていた。
そんな彼女は運命の出会いを果たす。
これは落ちこぼれと罵られた聖女が、絆の力で奇跡を成しとげ、幸せを掴む物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-10 11:00:00
114036文字
会話率:38%
息野 満(いきの みちる)は冴えないボッチの少年。
誰にも相手にされないはずだった。
だが、そうはいかなかった。
エア子さんという存在が彼に付きまとうからだ。
2.5次元女の子で彼女の人間ボイスは彼にしか響かない。
彼女との奇天
烈なやりとりのせいか、個性的な女の子達と関わることになる。
満を頑張らせるエア子さんと、満を気にかける女の子達の青春ラブコメ。
彼の周りには、
男思考の女子、中二病女子、ロリババア言語女子、ω口の己惚れ女子、超絶美人女子など多彩、極めつけの果ては男の娘という個性的な集団が関わろうとする。
残念な話から数奇な物語に。これをとうして彼の人生は翻弄される。
一度、一章で10万文字以上で完結しています。そこから、別サイトで二章書いてなろうに復帰しました。
マグネットで四回目のマグネットコンで一次選考通過してます。
これからしばらくはなろうでメインで頑張ります。
前タイトルはエア子さんはボッチを構うです。なるべく、タイトルは変えないでいきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-06 20:31:54
269846文字
会話率:55%
僕が恋をする相手、桜木桃香はとても可愛い。
彼女は、よく他の女子から嫌がらせを受けたり、避けられてひとりぼっちになっていた。
そのため、彼女のことを気にかける男子が多くて、中でも僕含めた四人が守るように常に彼女の側にいるようになった。
桜
木さんは僕たちに「好きだよ」って言ってくれるのだけど、ふと気付く。
「よく考えたら、これって四股されてるってことじゃない?って」
「今更ですか、先輩」
僕の相談相手、九条涼花はただ呆れたような視線を僕に向けた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-18 12:00:00
10699文字
会話率:47%
平々凡々な毎日を過ごしていた、櫻木心。
ある日の帰り道、通りかかった公園で不思議な少女を見かける。
どことなく不思議な空気を持った彼女を気にかける心だったが、次の日も、その次の日も少女はいた。
そしてとある雨の日。気になって公園へや
って来た心は、やはり変わらずそこにいた彼女を放っておけず声をかける。
「どうして毎日あそこにいたの?」
「……逃げてきたの。どうしようもない日々から。
逃げたかった。」
その日を境に、行き場所もない少女、音翔との奇妙な共同生活が始まった、
過ごしていく中で、少しずつ心を通わせていく二人。
しかし、音翔にはまだ話していない秘密があった。
「誰も私を見てくれない。聞いてくれない……っ」
「私がいるじゃない!!私が……ちゃんと聞いてあげるから!音翔の心の声を!」
あなたも、そっと耳を澄ましてみて。
家族、友達、大切な人。
小さな声でも、心はいつだって音を奏でている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-16 01:38:33
334文字
会話率:0%
病気がちな弟のことを気にかけるあまり、ミヤにはつらく当たる母親。理不尽な扱いを受けるミヤは、それでも母親のことを嫌いにはなれないと言う。ただし――嫌いにはなれなくても、だったら、なんの恨みも持たずにいられるかというと、そういうことではなく
て――。
母親に恨みを持っているとキッパリ告げるミヤにとまどうクラト。ミヤは、そんなクラトに、恨みを捨てずに抱えていくときのコツを伝授する――?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-26 17:42:53
3366文字
会話率:56%
病弱な弟ばかりを気にかける母に、時にはキツいことを言われていたミヤ。
母親につらく当たられることを、ミヤはどうやって受け止めているのか――。
心を守る秘策として、ミヤがクラトに語ったのは、仕分け人と針の番人の話。
仕分け人と針の番人
って、いったい何者――?
いよいよ、その正体が明かされます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-22 15:44:45
5925文字
会話率:40%
父の病院で倒れた栄。また、夢を見る。目が覚めたところに、栄を気にかける、父親の主治医川上先生が診にやってくる。ふと目が合い触れ合うが、全く無頓着な栄は笑い飛ばしてしまう。
自分の体調よりも、朝決めた今日の行動が気にかかる栄だった。
最終更新:2020-08-15 03:07:34
3352文字
会話率:36%
「わたし、じゃない、わたくし、シャル、じゃなかった。アシル殿下の婚約者(悪役令嬢)として、しっかりお役目を果たしてみせますわ!」
「何で言い直した?」
「それが王太子殿下の婚約者(悪役令嬢)であるわたくしの役目ですもの!(エッヘン!)」
そんな悪役令嬢を目指すぽやぽや天然勘違い暴走侯爵令嬢と婚約者溺愛王子と巻き込まれ男爵子女の話。
「貴様、男爵家の娘の分際で俺のヴィーに付き纏うとはいい度胸だな」
「違います! 誤解です! むしろ私が付き纏われている側ですって!」
「黙れ、ヴィーを誑かす女狐が!」
「キャー!」
「逃がすか!」
「まあ! ルシンダさんったら! 淑女がそんな風に走るなんてはしたないですわよ! メッ! ですわ! お待ちなさいなー!(トテトテ)」
「ああ、ヴィー。そんなに走ったら危ないだろ。転けて怪我でもしたらどうする」
「きゃっ。離して、シャル。じゃなかった、アシル殿下。わたくし、あの方に淑女としての心構えを指導しなくてはなりませんの!」
「わざわざヴィーが気にかける必要なんてないだろ。あの娘のマナーが無様で目障りなら、適当にマナー講師を用意するから」
「駄目よシャル。ルシンダさんの相手は、王太子殿下の婚約者(悪役令嬢)であるわたくしの役目なの。だから離してちょうだいー!(ジタバタ)」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-26 22:47:35
89945文字
会話率:33%