「禁域」と呼ばれる地で、一人の少女が目を覚ました。
彼女は記憶がなく、自衛の手段も持ち得ない。
そんな彼女を救ったのは、黒い髪と黒い外套をたなびかせた不思議な力を使う女性『サクラス』だった。
少女はサクラスに『ナギ』という名前を授けられ、ナ
ギとして生活をしていく。
ナギはサクラスに憧れを抱き、彼女を目標にして『神衛隊(デフラードス)』に入隊する。
そしてナギはそこで、さまざまな出会いや事件に巻き込まれていく。
これは、ナギという一人の少女の成長物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-28 19:59:06
120954文字
会話率:21%
戯文をばものしました後悔とともに公開す。題して『外套外伝』。ゲンダイに外套が遺伝した物語なり。よそでも公開せり。
最終更新:2022-10-28 15:43:33
2033文字
会話率:54%
「わたしは、この村のお役に立てたでしょうか」
──とある魔法使いとの出会いが、農民の少年ノマの生活を大きく一変させる。
シシカ村に住む平凡な農民の少年ノマの元へ、見慣れぬ服装の少女がやって来た。
「わたし、魔法使いのリリアと申します。人
助けをするために参りました」
まほうつかいって、なんだ? 畑を耕すことしか知らなかったノマの世界が、リリアとの出会いを通じて広がってゆく。
そんなある日、黒い外套を被った魔法使いの集団にノマの妹ソラがさらわれてしまう。
クワしか使えない田舎クサい農民ノマ
空を飛べない落ちこぼれ魔法使いリリア
口が悪いわがまま王子ライアン
どう見ても問題ありの貧弱な三人が、ソラを助けるべく立ち上がる。
これは、職業も性格も違う無力な三人が、不器用ながらもなんとか力を合わせて人々を救ってゆく、友情と冒険の物語。
※本編執筆済。完結まで毎日更新予定です。
※一部残酷なシーンがあるため、R15指定にしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-15 20:19:52
102358文字
会話率:45%
――人は、彼をこう呼ぶ。
青褪めた馬のエゼル、あるいは灰色のエゼルと。
黒い髪、黒い肌、緑の外套、六つの短銃。
そして異界のガンマンより受け継ぎし一丁のライフルに、天性の灰色の瞳。
やつがひとたびエンフィールドを手にすれば
、死が奏でられ、殺戮の歌が流れる。
林賊、匪賊、馬賊……世に蔓延る悪党どもよ。良い葬式を――その代金は、エゼルが支払おう。
密林で、荒野で、そして塔高き街路で。
魔法の銃火が煌めき、空も地も、真っ赤に染まる。
異世界西部劇――装いも新たに新章開幕
※本作は拙作『異世界ウェスタン』の続編作品です。
異世界に召喚された西部のガンマンが、悪いオークの盗賊とかと戦ったりするお話です
前作:http://ncode.syosetu.com/n6533cd/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-24 00:09:53
140196文字
会話率:29%
古い童話から初代皇帝の手記へと続く淡くて少しだけ切ない物語。
~童話(一部抜粋)~
王家の墓守番。
それは【花護】。
いつからいるのかわからない。
いつからそう呼んでいるのかもわからない。
晴れた望月の晩、酒を片手にふらりと王家の墓地に現れ
、元は王族であった亡者と語り明かす。
黒い外套を目深に羽織り、誰もその素顔を知らない。
ある者は老婆だと、ある者は熟女だと、ある者は少女だと、ある者は幼女だという。
わかっているのは花護が彼女であるということだけ。
どれが本当の姿か誰も知らない。
※謎は謎のままですが、それなりに纏めたつもりです。
※悲恋というよりも哀恋、恋というよりも淡恋、切ないような、最後は彼なりのハピエン···の、つもりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-25 13:50:25
5073文字
会話率:8%
※この作品は「カクヨム」「エブリスタ」にも掲載されています。
※本編完結済みです。いずれ番外編をシリーズとして投稿予定。
最強の悪人たちしか生き残れない呪われた街、百塔街。
この街生まれのアレシュは、天才的調香師だった父の莫大な遺産を食
い潰しながら暮らす美貌の青年だ。『無能』で『無職』な彼だが、百塔街を愛する気持ちは人一倍ある。
悪徳の中にこそ美と自由がある、と信じて百塔街での暮らしを満喫するアレシュ。
そんなある日、百塔街を浄化しようと、最強の司祭が乗りこんできた。
ありとあらゆる奇跡を起こしまくる善意の暴走特急を前に、『無能』のアレシュは百塔街最凶の悪人たちをそろえて立ち向かう!
【キャラクター紹介】
アレシュ……主人公。黒髪赤い目、まだ少年くささの抜けない装飾品のような美青年だが、着飾って女遊びをすること以外はとことん無能。親の遺産である魔香水を使って無法の街百塔街を生き抜く。
ミラン……主人公の自称兄貴分。常にものすごい厚着なのは氷結の呪いを受けているため。職業は符術士。様々な護符や呪符を扱い、その腕は確か。ばかばかしいほどテンションが高く、アレシュには「下僕」と呼ばれている。
ハナ……アレシュの家の押しかけメイド少女。頭に巨大な巻き角がある魔界の住人。よく喋る陰気なツンデレで、毒舌がものすごい。空間を繋げる扉の術を使う。家事は苦手。
カルラ……アレシュの元彼女の魔女。年齢は1000歳とも言われる。見た目は頼りない恋多きお嬢さんで、美しい少年に目がない。「猫」と呼ばれる使い魔を使う。
ルドヴィーク……百塔街の死体売買組織「葬儀屋」の最高幹部。アマリエと名付けた人形を外套の下に抱き、仕込み杖であらゆるものを切り伏せる。気味の悪い老人だが、アレシュのことは気に入っている。
サーシャ……アレシュの元親友。今は死んで幽霊になっているようだが……。
クレメンテ……百塔街に乗りこんできた七門教エーアール派司教。あらゆる奇跡をダダ漏れにして歩く80代の老人、ただし見た目はどう見ても20代の美青年。得意技は聖職者パンチ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-03 11:18:19
286618文字
会話率:31%
三題噺です。
お題は「昼の教室」、「外套」、「食べる」です。
最終更新:2021-08-06 15:20:37
3581文字
会話率:61%
夜の背景に溶け込む暗い色の外套にその身をすっぽり包んだ妹は、草の上に腰を下ろし、立てた片方の膝を緩く抱えてじっと空の月を仰いでいた。ここに着くまで被っていたフードも今は脱いでおり、月光に照り映えて虹色に煌めく銀の長髪を風に巻かれるがままにし
ている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-06 20:29:54
1069文字
会話率:34%
メイン州ポートランド
此処に隔絶とまで言わないにしても疎遠になっている老姉妹が住んでいた
姉のエレナは5年前
妹のグレイスは今年
最愛の夫を亡くした
子供のいない老姉妹
エレナの提案で姉妹水入らずのクリスマスを23年ぶりに行う事
になった…
ノベルアッププラス掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-16 19:55:01
3138文字
会話率:0%
1947年、戦災孤児で溢れる上野では浮浪児の失踪が相次いでいた。
「失踪の前後、赤い外套の男が必ず現れる」という噂が浮浪児たちの間で囁かれていた。
一方、東京では及川が上司から見合い話を持ち掛けられ、それを相談しに佐原親子を訪ねていた。
佐原万智の友人で佐原薫の想い人、横浜の占い師・楊紅瑛と出会うが、彼女は数日後、惨たらしい死体となって発見される。
死の直前に聞かされた彼女の言葉は、殺されることが分かっていたかのような遺言めいたものだった…。
浮浪児の失踪、猟奇殺人事件、見合い相手から聞かされる山村の怪談話、そして“赤い女神”を信仰する山間に作られた不審な村…。
同時進行する謎は、やがて一つの真実に行き着く。
佐原万智シリーズ第2弾。
【本作品はエブリスタ、ノベルアップ+にも掲載中です】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-07 21:22:57
31309文字
会話率:39%
ラシャ地の外套に覆われたひとの群れが数珠つなぎとなって歩いている。墓地へは向かうのでなく、その帰りだった。もとは紺色だった外套のひとまでが小糠雨に濡れきって、ぐっしょり黒く重たい水滴が膜を張り|傴僂《せむし》のように皆の背中を丸くする。
そんな雨も先頭で遺影をもつ二人に近づこうとしない、特にその母親には。彼女の輪郭には静寂な空気だけがふさわしいことを知っているからだ。この隊列の哀しみは、遺影の赤毛の|娘《こ》よりも、その娘の喪失を一身に引き受け飲み込もうとしている母親の喪失感から起こっている。
鎮魂が|相応しい《ふさわしい》この母の中には、赤い巻毛よりももっと赤い炎が燃え盛っている。が、そのことに気づくものは誰もいなかった。母であるこの女でさえまだ気づいてはいないのだから。
それを見ているのは、死んだ娘とその娘を死に追いやった三人の男たちだけだった・・・・・・・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-01 10:34:55
37744文字
会話率:20%
アスカルト王国第1王子のセシルはその優秀さゆえに退屈だった。何をしても興味をひかれず、全てが灰色の世界だった。 そんな中、下町に生まれて初めて心惹かれる存在が現れる。
彼らを指す言葉は表ではほとんど聞かないものの、裏の世界ではいくつか存
在する。
曰く、国の暗部で影の支配者。
曰く、亡命しこの国に逃げて来た王族とそれを護る騎士達。
曰く、悪徳貴族から民衆を救うため立ち上がった義賊。
しかし、そのどれもがあくまで噂の範疇をでない中、2つだけ確かな情報がある。
彼らの組織の幹部にあたる人物は、それぞれチェスの駒の名で呼ばれていること。
そしてもう1つが、その幹部達はチェスのキングの王冠と、クイーンのティアラを模したデザイン入りの黒い外套を着ているということ。
だから自然と彼らの正体に関する噂は数あれど、その呼び名は1つに集約された――――|エシェック《チェス》と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-30 22:55:34
82275文字
会話率:30%
赤い外套に白い手袋の男
王都ホープランドではその男の話題が常に流れていた。
曰く、この国唯一のS級冒険者
曰く、たった一人で国と戦える男
曰く………
そんな噂の彼だが、胸の中にはいつも悩みの種を抱えていた。
最終更新:2020-05-27 16:22:24
36718文字
会話率:30%
剣崎 神(ケンザキ ジン)は普通の大学生であった。
ある日、幼馴染と過ごすありふれた日常生活は、後に“はじまりの審判”と呼ばれる謎の天変地異によって終わりを告げる。
天変地異によってもたらされたのは、“文明の終わり”、“常識を超越し
た人々の変化”、人を襲う謎の生命体“骸骨”の3つであった。
骸骨との戦闘中、とあることをきっかけにして異能に目覚めたジンであったが、苦戦を強いられてピンチに陥る。その時、異能を使ってジン達を助けたのは、赤い外套を身にまとった二人組の男女であった。
ジン達はその二人組の主(あるじ)が創り上げた通称“コミュニティ”と呼ばれる場所に案内され、その場所で新たな生活をスタートする。
これは全て変わってしまった世界で、一人の青年が“運命”に抗った物語である。
ジャンル ローファンタジー×パニック
これは「カクヨム」「ノベルアップ+」でも連載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-24 23:05:06
88587文字
会話率:38%
自殺の末、転生したおれが手にしたのは、透明化と壁抜けのアーティファクト「外套」だった。
その外套に身を包んでいる限り、誰もおれを見ることも触れることもできない。
そしてまた、おれ自身も世界に触れることはできない。
外套の中に留まるのか?それ
とも外套の外へ踏み出すのか?
どんな時でもおれにはふたつの選択肢がある。
新しい世界で、おれは、それを選ぶ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-07 01:17:35
53542文字
会話率:22%
※2020年2月8日更新開始、2020年3月31日完結
あらすじ
青い薔薇の咲く大陸。
そこには人々の絶望の象徴として現れる魔王と、希望となってそれを討つ勇者の伝説がある。
世界が絶望に満ちた時、その伝説は再現されると言い伝えられ
てきた。
大陸北方の貿易都市で仕立て屋を営む娘エリカは、そんな壮大な物語とは無縁に生きている。
そこは魔力を衣に宿すことの出来る者が生まれる場所とされ、魔王の島へと勇者を送り届けた伝説の外套【白竜の翼】を作り上げた地。
その力を持って生まれたエリカは、かつて古代魔王が土地に掛けた呪いによって声を失い、親にも棄てられ、孤独な生活を送っていた。
街の人々の為に、ただひたすら魔法の衣を仕立てるだけの、鬱屈とした日々を送る彼女のもとに、ある日、一人の青年が訪れる。
彼は『勇者』を名乗り、復活した魔王を討伐するため【白竜の翼】を仕立てて欲しいと、エリカに依頼をするのだった。
エリカの背負う役割は、勇者の装備を仕立て上げることのみ。自分は彼が道すがら街で出会う一人の端役に過ぎず、大いなる伝説の主役でも共に歩む仲間でもない。
だが勇者の背負う凄まじい運命は世界の全てを変えてしまうだけの力があり、今だけは自分の決断がそれを左右してしまう。
蝕む呪い。課せられた使命。儚い情愛。迫り来る闇……。
複雑な想いを胸に抱くエリカの運命は、彼女自身を置き去りにして回り出す。
そう。これは、一幕の内に終わる、叙事詩の切れ端。
大いなる伝説に巻き込まれる、力無き端役から見た、物語……。
※この作品は『ノベルアップ+』様に、同名義で重複投稿しております。
※2020年3月17日、ろこさまによる挿絵画像追加。掲載許可済み。
ろこさまツイッターアカウント⇒ https://twitter.com/roko_pallet折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-31 12:16:27
75180文字
会話率:24%
黒い外套を纏う青年には稀代の才能がある。彼が望めば炎が生まれ、風はざわめき、雷さえその手にみなぎる。魔法の力は視覚の強化もすれば、物質を軟化させて鉄をも簡単に砕くのだ。死霊となることで魔法の才能が花開いたこの彼と同様に、鬼才を持つ戦士が一人
、この大陸に現れる。大柄な体を持つ竜族の戦士は、魔物を前にして感情が高ぶれば、戦闘狂となって自身の戦闘能力を数段跳ね上げる。血を浴びて赤く輝く彼の瞳を見たものは、何人たりとも生き残ることなどできはしないのだ。そんな”異質”な死者と竜の歩む道が、とある少女の危機によって交わる時、大いなる歴史の歯車が動き出す。《補足》この作品は冒険者となった彼らがいかにして英雄と呼ばれるまでに至るかを描いた長編異世界ファンタジーです。大まかに、一つの依頼ごとに話が続いていくような形になっております。三人称で描かれた彼らの活躍を温かく見守っていただければ幸いでございます。※アルファポリス ノベルアップ+ にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-22 21:00:00
199213文字
会話率:37%
勇者擁するセヴィレト王国と、魔王率いるガル魔国の長きに渡る戦い。
その最終決戦は、魔王デスティアが勇者アイリスによって討伐されるという結末に終わる。
……舞台はそれから三十年後のこと。
喧嘩していた王国と魔国は仲良くなり、すっかり平和にな
ったセヴィレト王国の隅っこにある、田舎町スフに生まれた少年マオ・イーベル。天職【勇者】を授かったものの、近所の子どもには「不要勇者」とか呼ばれ、散々な扱いを受けている。
そんなマオの元に突然やって来た、ボロボロの外套を纏った不審者。その人物との出逢いによって甦った前世の記憶によると――
「あれ? もしかして俺って……【魔王】デスティアの生まれ変わり?」
死の直前に勇者アイリスと交わした約束を果たすため、元魔王で現勇者のマオは、立派な冒険者を目指して故郷を旅立つ。
★タイトル変更しました。「元魔王の勇者、元勇者の魔王に会うため本日もダンジョンに潜ります」→「不要勇者の英雄譚 ~平和になった世の中で、元魔王の勇者は本日もダンジョンに潜る~」 (2020/02/16)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-27 17:18:33
163779文字
会話率:37%
主人公である不破秋翔は、親友との離別がきっかけで他者と深く交流できなくなっていた。そんなある日、王国の第一王女であるクラウディアの夫として彼の親友が選ばれた。突然の再開に心の底から喜んでいた主人公だが、謎の白外套の襲撃により式典は大惨事と化
した。そんなときに主人公に起死回生の手が差し伸べられてーーーー6人の宿神主と十二人の偽神十二柱による全世界を巻き込んだ新時代の神話、ここに誕生!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-09 23:39:43
11627文字
会話率:19%
冬の日の夕方。あたたかそうな外套を着て、手袋をしていた彼女。白いダッフルコートに包まれた姿は、まるで雪の妖精のようで……。そんな彼女に、俺は淡い恋心を抱いていた。
(「カクヨム」「エブリスタ」「ステキブンゲイ」でも掲載しています)
最終更新:2019-12-20 00:24:06
5044文字
会話率:22%