普通の人には見えないモノ、妖怪や幽霊の類が見える少女、仁南《にな》はその能力ゆえ、妖怪に狙われて困っていた。見かねた祖母は、その分野の専門家である僧侶、重賢《じゅうけん》の元へ、高校の三年間、預けることにした。
しかし、京都に到着したと
たん、迎えに来た遥とともに、妖怪に誘拐されてしまう。その先にいたのは、鬼と吸血鬼、さっそくトラブルに遭遇して前途多難の予感。
平安時代から妖怪退治を生業としている綾小路家の人たちや、縁のある妖怪たち、鬼の珠蓮《じゅれん》と出会う。強い霊力を持つが故に、妖怪がらみの事件に巻き込まれていくが、その過程で、自分の出生の秘密や、右目に宿る悪魔の正体を知っていくことになる。
この物語は、前作『金色の絨毯敷き詰められる頃』で書き切れなかった鬼の珠蓮のエピソードを完結するための物語です。
前作を読んでなくても楽しんでいただけますが、興味を持っていただいたなら、是非、読んでみてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 22:00:00
117447文字
会話率:50%
住宅街にひっそり佇む古寺、悠輪寺の本堂は、現世と幽世の狭間にある空間、銀杏の森への入口になっていた。霊木大銀杏が守り、霊気に満ちた場所は、憩いを求めて妖怪達が集う。
最終更新:2022-11-18 22:00:00
314941文字
会話率:46%
星たちがうっすらと散りばめられた夜明けを、一隻の飛行船が翔けていく。針路の先、遥か彼方には逆さになった城が浮かび、まるで絨毯を敷くように無数の飛行岩が流れている。
舞台は、飛行石の恩恵を受けた、魔術と古代遺物の世界『レストリア』。
安住の地
を求めて追手から逃げ続ける少女イユは、異形の翼と耳を持った『龍族』の少年リュイスに助けられる形で、飛行船『セーレ』に同乗することになる。
『異能者』であることでセーレの船員たちから厭われつつも、少しずつ打ち解けていくイユ。しかし彼女は、リュイスたちには知られてはいけないある秘密を抱えていたのだった。
これは、思いのままに生きようと足掻く少女の、生き様を綴った冒険譚である。
※更新:火、木、土(火、木は19時or20時台、土は不定)
※感想、評価、ブクマ、誠にありがとうございます。非常に励みになります。頑張ります! 誤字報告もとても助かります。
※クリスマスショートストーリーは、一番下のリンクよりお読みいただけます。(2018.12.25/2019.12.24/2020.12.24)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 19:10:50
2918140文字
会話率:41%
始まりの舞台、【暗闇の森】。しかしその名とは裏腹に、澄んだ空気が流れ、朝は日に照らされてきらめく緑の絨毯が広がる、そんな自然豊かな場所だ。この森は危険とされているため立ち入る人間は、誰もいない。なぜなら、人に恐れられる存在の、魔獣と呼ばれ
る生き物が住む場所だからだ。
しかしそんな森で暮らす、ただ一人の少女がいる。彼女の名はレイ。彼女は幼い頃に、この森に捨てられてしまった。だが彼女は生き延びることができた。それは、彼女にはとある力があったからだ。その力とは、聖獣や妖精、魔獣などの人ではない者の言葉が聴こえるというものだった。この力のおかげで森に住む生き物たちと言葉を交わし、森での生き方を教わり、彼女は今もこの森で暮らしている。
そんな彼女が、新たな出会いをきっかけに、世界を広げ、成長していく物語が今、始まるー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 22:20:00
76363文字
会話率:57%
あらすじ
魔女に母を殺されたレオが、フェレットのマロンや魔法の絨毯と旅をして、魔女の城を目指す物語。
最終更新:2024-10-01 00:00:00
6258文字
会話率:54%
地球上に人類が栄え、高度に文明が発展した現代。そんな中突如として無機物生命体が発生した。発生原因も命令系統も不明であるそれらは石器兵と呼ばれ、白い身体を寄せて進む姿はまるで動く絨毯のよう。
そして彼らは手当たり次第に街や人々を襲い、人類の
生存権を脅かし始めた。
10年後、長きにわたる戦争で壊れ切った環境の中で、人類は尚も石器兵と戦い続けている。
渚止(ナギサトドメ)は北戦線第9斥候小隊を任されている若き隊長である。好奇心旺盛、ゲテモノ好き、そんな彼は戦況の劣勢を理由に自爆を命じられてしまう。
そうして彼らは索敵機であったスパイダーという機体に乗り込み、基地奪還に向かう。
全ての隊員の命を犠牲に、止は基地を襲撃していた大型石器兵と会敵する。しかしあと一歩のところで命を落としてしまう。
本人自身も落命したと思っていた止はそれから12年後の未来で目を覚ます。羽が生えている少女スイヒ、何故か自立してカニ歩きをするスパイダー、見たことのない不思議な動植物。そして焼け焦げたスパイダーの残骸とあの日の大型石器兵。
止はかの石器兵と決着をつける決意をする。自分が一人生き残った理由を求めて。
遂に辛勝を収め、生きる目的を失った止の前に現れたのは、スイヒと死んだはずの隊員の一人、桐だった。
死んで仲間に会いに行く、と言った止にスイヒは言う。生きて会いに行こうと。
(毎日更新、全十話程になる予定です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 09:30:00
17137文字
会話率:38%
入江姉妹はデルムントの能力で異世界に飛ばされた。そこはアラビアン・ナイトのような国だった。
最終更新:2024-09-14 00:08:03
30670文字
会話率:43%
赤い絨毯と花びらの変更点などの覚書
キーワード:
最終更新:2020-06-11 17:56:16
451文字
会話率:0%
「赤い絨毯と花びら」の字数が足りないため、エピソードごとに思いついたら書いていきます。
キーワード:
最終更新:2020-06-08 20:50:41
749文字
会話率:58%
レイン・パーカーは、かの有名なプロの魔法使いたちが教鞭を執っている『ローキダンセク魔術学園』に入学することが決まった。
自分の入学祝いとして、レインは新たな使い魔を召喚すべく魔法陣を描く。
しかし召喚したのは魔獣でも精霊でもなく、な
んと異世界の人間だった!
・
・
・
山里和太郎は小学生の頃、担任の先生に将来の夢をぶち壊された。
そのことがトラウマとなり、和太郎は夢を持たなくなってしまう。
同級生たちは皆なにかしらのやりたいことがあるのに、自分だけは、なにもなかった。
そんな和太郎は、ある日突然、魔法が存在する異世界に召喚された!
・
・
・
猫の獣人であるが故に、ウィズは読み書きもできないしペンの持ち方さえもわからない。
それでも妹に自由を与えるために、勉強をしなければならない。
ウィズは魔法の絨毯に乗って、魔法学校の学園長に直談判しに行った。
数日後、その学校から仰せつかった馬車が、ウィズを迎えに来た……!
3人は年齢や種族までもが異なるこの学校で、たくさんの者と出会い、たくさんのことを学び、たくさんの知識を得る。
かつて神童と呼ばれたレインは、自分が頭の良いだけの人間だったことを知る。
地面ばかり見ていた和太郎は、空を飛ぶことの気持ち良さを知る。
「できない」が当たり前だったウィズは、「できる」ことへの喜びを知る。
青春魔法ファンタジー、ここに始まる!
※※※注意※※※※※※
魔法世界出身の天才・レイン視点「その1」
現代日本出身の凡人・和太郎視点「その2」
なにもできないネコ・ウィズ視点「その3」
特定の視点のみ読んでも楽しめる作品となっております。
もちろん全部の視点から読んでも楽しめる作品となっております。
彼らの青春物語を、ニヤニヤしながら見守ってあげてください。
※※※※※※※※※※※
※以下のサイトにも重複投稿させていただいています※
・『カクヨム』様
・『ノベルアップ+』様折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 08:00:00
6371文字
会話率:5%
絶望以外の花を咲かせられるのなら、咲かせてみようぜ。
最終更新:2024-08-18 07:00:00
363文字
会話率:0%
白猫は、ただの真っ白いかたまりではない。
最終更新:2024-02-29 07:00:00
218文字
会話率:0%
牢獄に閉じこめられようとも、娑婆に解き放たれようとも。
限られた自由を楽しむのか、おおらかな不自由に苦しむのかは、そいつしだい。
最終更新:2022-09-29 07:00:00
297文字
会話率:0%
始まりの魔女、ベルドール・エーレンドはその類まれな才能で数々の魔道具を作り出し、この地に魔法という唯一無二の文化を築き上げた。現在は国民のおよそ半数が魔法の能力に覚醒し、街では箒と絨毯が日常的に飛び交っている。
魔法が人々の暮らしを豊か
にしていき、誰もが与えられた平和を疑いもしない世界。
街外れのカルミラという村に住む、魔法使いを父に持つミシェル・メルダと、魔法使いを夢見るイリーナ・マーヴェリ。二人はいつか魔法使いの街、ワズランドに住むことを目標としていたが、魔法の才能に覚醒する日はいつまで経っても来ることは無かった。
しかし人の言語を話す謎の魔獣が村を襲撃し、事態は大きな変化を迎える……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-11 13:45:58
201250文字
会話率:47%
うーん・・・まただあ。
新米さんの立場ですが、新米さんだから言いたいことがあります。
それ、やめませんか?
絨毯爆撃。
最終更新:2024-07-02 09:01:37
416文字
会話率:0%
転生した元売れっ子芸人は青春を楽しんでいた。公爵令嬢に「あなたはドアマットヒロインなの」と言われたけど、ドアマットヒロインはお断りします。
最終更新:2024-03-23 20:00:00
18054文字
会話率:28%
母の死後平民孤児となったジェーンは、男爵家の庶子であることが判明。大きな魔力の持ち主を探していた第二王子アーノルドの指令で、宮廷魔道士にスカウトされた。行く当てもなかったジェーンは大変喜んだ。誰も使えなかった古のアーチファクト魔法の絨毯を乗
りこなすことを命ぜられ、一年後には見事それを達成した。アーノルドに絨毯の操縦を披露する日、事件は起きる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-08 07:42:24
7428文字
会話率:42%
目が覚めると、仲麻呂は一面桃の木が咲き乱れる、趣のある佇まいの丘に寝そべっていました。
彼が目を開けた刹那に、桃の花びらがひらりと風に乗って流れてきて、彼の頬に落ちて来ました。彼は咄嗟にそれを掴み、払いますと、おもむろに辺
りに視線をやって眺めたのです。
丘の上には、桃の花びらで覆われた実に美しい景観が広がっておりました。それはまるで桃色の絨毯のように見えて、とても幻想的な風景だったのです。
彼は『ここはどこだろう…』と、上体を起こします。すると彼の身体を着飾っていた花びらが、スルリと抜けて落ちたのです。彼はその時になってようやく、記憶が蘇よみがえって来ました。[本文抜粋]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-24 05:00:00
24876文字
会話率:21%
あかねさす
光舞い散る
板の上
赤い絨毯
血に染まりつつ
最終更新:2023-11-29 17:30:32
292文字
会話率:0%
毎日投稿、完結済みです。
ばっふんっ!!
一瞬宙を浮いたカラダは、ふわふわのクッションに受け止められた。
「は?」どういう事?
目をパチクリして周りを見る。
アパートではない高い天井。
窓には壁に沿うように重厚なベルベット
のカーテンが下がり、床には赤を基調とした細かい織りの厚手の絨毯が敷かれている。
私はその部屋の中央にあるベッドの上にいた。
ベッドの天蓋には、繊細な刺繍の入った豪華なカーテンが幾重にもかけられている。
これだけ天蓋が必要ならば夜は相当冷えるのだろう。
カーテンを見ても、絨毯を見ても、天蓋を見ても「冷える。寒い」が想像出来た。
やだな。
つか寒い。
寒い寒いとクッションに埋もれたカラダを起こすと、レーシーで薄々、布の面積は最小限で皮膚の面積は最大限な破廉恥極まりない下着しか着けていなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-29 06:36:56
19683文字
会話率:29%
タイトルの通りです。ある日★1評価の絨毯爆撃をくらった事に気づいた私が思った事を書きました。少々の毒をまじえています。
最終更新:2023-11-17 00:25:41
2487文字
会話率:0%
バジルを育てて自家製ジェノベーゼソースを作るの、マジおすすめです。
安い! 簡単! 美味しい! バジルは葉っぱだから多分栄養もあるはず!
……でも、私は「ある理由」から、それが出来ないんです。トホホ。
※柴野いずみ様の企画「スパイス祭り
」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-06 11:32:57
1943文字
会話率:9%
どうやら私は前世で散々楽しませてもらった小説でお馴染みの異世界転生をしてしまったようです。
あぁ神よ
悪役でもモブでも良い…せめて人間が良かったです…
前世は病弱でウェブ小説ばかり読んでいた私、しっかりと読了済みの世界なのでご主人様
のバッドエンドを回避して一緒に色々なことを経験したい!
と気持ちを切り替えたはいいものも、この世界にはご主人様の敵が多すぎる。
こんな人達に囲まれて育ったらそりゃあんな性格にもなっちゃうよね?
針の筵のようなご主人様のルートにふかふかの絨毯を。
断罪予定の悪役令嬢に召喚されてしまったシマエナガ風使い魔のご主人様バッドエンド回避奮闘記です
人間主人公ではありませんが恋愛要素も取り入れたいと思っています
よろしくお願い致します!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-10 01:18:01
16880文字
会話率:20%
ある日、聖都アキバに発生した"リアルの裂け目"!
異次元人、時空海賊、科学ギャングの侵略が始まる!
秋葉原の危機に立ち上がる美アラサーのスーパーヒロイン。
ヲタクの聖地、秋葉原を逝くスーパーヒロイン達の叙事詩。
ヲトナのジュブナイル第1
43話「秋葉原D.A.の選良」。さて、今回はアキバ特別区の議員が惨殺され遺体が絨毯に巻かれて発見されます。
容疑者にホテル女王らが浮上する中、ヲタッキーズは真犯人が議員と同志の選挙事務所長と夫人の共同謀議である事を暴くのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 20:36:44
17135文字
会話率:72%
ただ毛深いだけの大男な高校生が、目覚めたら異世界にいた。
それだけでなく、体はもっと大きくなり、もっとまっと毛だらけなって、なんと狼男になっていたのだ。
でよ高校生は喜んでいるようだ。
「やっと、たどり着いた」
ーーーーー
世界に選ば
れた占い師の金髪美少女のアリスだよ☆選ばれ者なんだよ☆でも占いをすると死んでしまうの☆だから逃げたの☆皆んな追いかけてくるから必死に逃げたの☆怖かった☆でも森に入ると誰も追いついてこなかったの☆
「これで自由だー!」
ーーーー
教室の床に怪しく光る魔法陣が急に現れたと思ったら、次の瞬間王城にいた。俺こと天宮寺照英と5人の女友達がここに飛ばされていた。教室に俺たちしか居なかったからだろうか?長い赤い絨毯の先の豪華な王座に座る爺さんが叫んだ
「おお!よくぞおいでになられたぞ、勇者達よ!魔王を倒し世界を救ってくだされ」
俺たちは…勇者パーティーは王様のお願いを承諾した。
ーーーー
自分は何で生きているんだろう。分からない。
低身長デブで、ストレスで100円だまハゲで、、お金もない。何より、家族で俺だけブサイクだ。
だからここで飛び降りるんだ。
だけど目覚めた。俺はイケメンになっていた。
『やあ。聞こえるかい?僕は神で、君にやり直しの機会を与えてあげるよ』
ーーーー
俺はただ家にいた。そしたら家の壁トラックが突っ込んできたんだ!
即死じゃなかったよ。クソ痛かったよ!
つまり死んだよ!!ファ◯キュー!!!
「あうあー(それが俺の最後だった)」
ーーーー
5つの異世界人の物語が溶け合う。
下から転生、転移、召喚、憑依、そして帰還。
彼らが出会ったときはさぞかし愉快になるだろう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-02 00:22:17
2045文字
会話率:18%
※{ }は振り仮名です。
毛足の長い赤い絨毯の大広間の中央に、大きな丸いテーブルがあった。
黒く、一見すると黒曜石のようにも見えるが、分厚い縁に施された、つる草やつぼみを模した丁寧な彫り飾りに欠けやヒビはなく、黒曜石よりもずっと硬い岩の
削り出しのようだった。テーブルクロスや水差しやグラスはなく、花瓶の一つすらない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 10:01:59
110794文字
会話率:46%