王子からの婚約破棄を機に前世の記憶を取り戻したエレノアは、「これで自由に推し活ができる!」と歓喜。彼女は破滅フラグが立つ最推しキャラ、宰相リアムを救うため、ゲーム知識を武器に「私を妻にして、あなたの破滅運命を回避させます!」と大胆に契約結婚
を申し込む。最初は彼女を疑うリアムだが、的確な助言とひたむきな献身に次第に心を溶かされていく。二人は国を改革し、契約から始まった関係は本物の愛へと変わっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 14:01:44
4748文字
会話率:29%
概ねタイトル通りです。
テンプレ物も一つくらい書いてみたいなぁ、と思い筆を取ったはいいものの。
何を書くかが全くのノープランだったので、もう面倒になって全部ぶち込みました。
ほとんど気晴らし用です。以下、簡単なあらすじ。
これまでの献身を
裏切られ、クビを宣言された挙げ句に崖から突き落とされた公爵令嬢。
満身創痍の身体を引きずり、どうにか歩き出すも魔物に襲われてしまう。
ここで終わりかと瞳を閉じた次の瞬間、彼女は現代日本の街中に居た。
そんな彼女が、現代日本でスローライフをするために一生懸命頑張るお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 12:00:00
1305686文字
会話率:53%
騎士爵家 三男の私には、前世に於ける記憶が有った。 しかし、それを公言する事は無い。 余りに悲惨で、憂鬱な記憶。 出来れば、忘却の彼方に打ち捨てたい記憶でもあったからだ。
この国の辺境の騎士爵家の三男と云えば、家の為に献身を求められ、やが
て民の為に死す運命の元に産まれたと云える。 幸いな事に、私には持って生まれた『ギフト』があった。
よって、この『ギフト』を用い、騎士爵家の家長たる父、継嗣たる兄達の生残性を少しでも上げる努力をせねば成らない。
何故ならば、彼等は、私を愛してくれたから。 それが、唯一の理由でもある。
民草を護り、王国の安寧に寄与すると、壮大で殊勝で矜持に満ちた父や兄達とは違い、私にはそのような大それた信念は無い。 ただ、ただ、自身を愛してくれた者達が安寧に暮らしていける手段を求めただけだった。
だから、買い被りはよしてくれ。
私は、辺境の子であり、騎士爵家の三男で在り……
魔物、魔獣から民を護る存在でなのだから。
とある世界、とある国の、辺境の騎士爵家に生まれた漢の生き様と、心の在り処。 淡々と、一人称でお送りする、” 普通 ” の男の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 11:00:00
570034文字
会話率:43%
【新作大公開ッ! 約2日に1回更新ッ!】
私、リリアーナ・プラチナブロンドは新米聖女ですの。
女神様の加護を授かる修道女として、今日も健気に世のため人のために汗水を垂らして献身させていただいているのでございます。
ふぅむ?
お一つ質問をよろしいか、ですって?
私の主なお仕事内容が知りたい、と?
こっほん。それはもちろん、物陰に隠れて社会奉仕(意味深)に励んでみたり、他にも桃色の背表紙本から数多の知識を得てみたり、更にはアレやらコレやら何とやら……うふふふふ。
おっと。あくまで息抜きの範疇ですからね?
教えに叛くつもりはありませんので悪しからず。
何より私はセイショクシャなのですから。
人より少しばかり好奇心が旺盛で、茶目っ気に溢れ過ぎているだけで……基本は大真面目なのでございます。
今だってほら、国王陛下からの勅命に応えようと身を粉にして頑張っているわけなのですしっ。
お友達の女勇者さんと一緒に、遠く離れた魔王城を目指して旅を続けている真っ最中なんですのっ。
……あ、でも。本当の本当にお一つだけ。
この胸に秘めた願いがございます。
長い長い旅路の最中。
運命の殿方にお会いできたらなぁ、なんて。
恋に溺れて、愛に堕ちてしまえたらなぁなんて。
私だって、世に生きる一人の乙女なんですもの。
「はぁぁぁ。どこかに素敵な殿方、転がってはいらっしゃいませんでしょうか。片っ端から拾い集めて差し上げますのに」
「あっはは……ほら、リリアちゃん。おバカなこと言ってないで先に進もうよ。ぼーっと突っ立ってたって何も変わらないよ?」
「ふぅむ? あらあら私としたことが。ついつい独り言をこぼしてしまっておりましたわね」
てへりんっぺろりんっでーすのっ。
気を取り直して旅を続けましょう。
国王陛下の勅命はあくまでソレとして。
まだ見ぬ最愛の人と巡り会うためにっ!
――――――――
こちら、破天荒系お嬢様口調な新米聖女様と
ピュア系むっつりな新米女勇者様の二人による
爽快痛快紀行モノ(になる予定)でございます。
おおよそ二日に一回、新話を公開してまいりますので
どうかご気軽にブクマを挟みながら
のんびりとお楽しみいただけますと幸いです。
(*´v`*)ノシ よろしくですのっ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 02:31:41
750402文字
会話率:23%
主人公のミラグロスは、育ての親の元で暮らしており、幼い頃事件にまきこまれ家族と記憶を失った過去がある。この国唯一の魔法使いの末裔であることから、王子であるケイリーの婚約者となったが、魔法が使えないことから肩身の狭い思いをしていた。
あると
き彼が奇病にかかり、ミラグロスの献身的な支えも虚しく、死の淵を彷徨う。その時見舞いに訪れた義妹が治癒魔法を使い回復したことで状況は一変する。
婚約解消、義母や義父との確執、義妹の策略により、生贄となり国を追われることとなる。
そんな状況でミラを救ってくれたのは、困ったときに手を差し伸べてくれた青年だった。
主人公を徹底的に甘やかし、穏やかな生活の中で記憶を取り戻す。
かつての事件の真相を知り、自分を捨てた全ての者と決別する話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 23:20:00
95798文字
会話率:55%
港町・水凪市に住む中学二年生の光希は、明るく賑やかな性格でクラスのムードメーカーだ。しかしその裏には、幼い頃に母を亡くした寂しさを隠し「強い自分」を演じる弱さがあった。
ある夏の日、光希は旧灯台で出会った転校生・優月と出会う。彼女は献身
的に周囲を支え、他者への感謝を忘れない少女だったが、重い心臓病を抱えており、余命をかけた手術期限は「三学期まで」という残酷な現実を抱えていた。
光希は秘密を知ってしまい、優月との約束――「卒業式で一緒に合唱すること」を守るため、仲間たちと合唱部を再建。やがて集まった仲間は、仲間意識の強いが無口な龍之介、一つ一つの言葉を大切に話す春奈、チームプレイヤーでリーダー気質の拓矢、おおらかで外向的な志穂。衝突や挫折、コンクール予選敗退を乗り越え、町全体を巻き込んだ大合唱を準備する。
だが、卒業式直前に優月の手術日が迫り、当日の参加は不可能に――。光希たちはオンライン参加という最後の希望を託し、スマホ越しに優月を指揮者として迎え入れる。歌が体育館と病室を繋ぐ中、彼女の指揮棒は途中で止まり、光希は涙より大声で「ありがとう」と叫ぶ。
失ったものは大きい。しかし、彼らが歌い継いだ声は未来に響き続ける――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 21:00:00
6538文字
会話率:39%
世界の均衡を保つために選ばれる生贄、「選ばれし献身者」(セリアン)
選ばれたのは、少女パンドラ。
彼女は世界のために運命を受け入れるが、それを許せなかったのが彼女の親友アムルだった。
アムルは生贄の儀式を阻止し、神と世界を呪い、禁じられた力
を手にして魔王となる。
彼女の目的はただ一つ——パンドラを救うこと。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 19:00:00
111389文字
会話率:13%
東ナーロッパの南に位置する小国、エリトニー公国。
勇敢で賢明な建国の父、ウォレム王に治められ、決して裕福ではないものの、人民は幸せに暮らしています。
その妻は、この地上の、そして歴史上のどこにもいないと称えらえる美女、サラ王妃。しかし
、サラ王妃は、ある事情で、お城の石牢に幽閉され、王との夜伽(よとぎ)の時しか外に出ることを許されません。
その王妃に献身的に奉仕するメイドのメラニー、そして王妃を解放せんと画策する美貌の青年、副侍従長のジュリアン。
それぞれが持つ希望、そして正義感、敬慕、しかしそれがすれ違って愛憎に変わる頃、物語はあらぬ方向に展開していきます。
果たして、サラ王妃の心は解放されるときがくるのでしょうか。その時、ジュリアンは、メラニーは、何を思うのでしょうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 16:47:52
18904文字
会話率:6%
このお話は、高校に入学した主人公の小田島昇(おだじましょう)が、ボディビル部を立ち上げ、部員でヒロインの相沢尚(あいざわなお)と共に、洋介師匠の指導のもと、ナイスボディコンテスト(リアルではベストボディコンテスト)の10代部門で日本一に挑
戦するというものです。スポ根+ラブコメの小説に、「筋肉! 青春! お色気!」と、男子の好きなものをてんこ盛りにしてみました。あ、あと、ツンデレも。
昇と尚は、ともに世界レベルの選手になる素質を秘めていますが、高校の段階ではトレーニング歴も浅く、身体もまだ細いので、多くのバルク(筋量)を要求されるボディビル(ゴリマッチョ)などの種目は時期尚早で、ナイスボディ(細マッチョ選手権)に出場することを選択します。
地方予選である9月終わりの前橋大会、11月終わりの全日本大会のいずれも、尚は圧倒的な実力で勝ち進みますが、昇の前には現役最強の川島選手が立ちはだかります。前橋から全日本までの間、昇は尚の献身的なサポートを得て、心身ともに急成長し、川島選手と激闘を繰り広げます。また、その過程で昇と尚の関係も急速に深まっていきます。
本作は、主に高校3年生の4月から11月までの約半年間を切り取った、いわば二人の黎明(れいめい)編といった建付けになります。既に完成稿になっておりますので、エタることはありません。
また、専門的な内容はデフォルメしたり、注を入れたりしておりますので、筋トレをされない方でも十分お読み頂けると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 16:24:17
116804文字
会話率:36%
歴史バトルロワイヤル~冒険者たちの大激論!~
番組概要
時空を超えた歴史上の偉人たちが一堂に会し、人類永遠のテマについて本音で語り合う話題の対談番組。今回のテマは「冒険」。
出演者
司会:あすか(物語の声を聞く案内人・20代女性)
ゲス
ト:
マルコ・ポーロ(13世紀ヴェネツィア商人)
鄭和(15世紀明朝の大航海指揮官)
アメリア・イアハート(20世紀アメリカ女性飛行士)
伊能忠敬(江戸時代の測量家)
あらすじ
激突する冒険観
商売のために東方を旅したマルコ・ポーロは「冒険は投資」と断言。一方、国家の威信をかけて大艦隊を率いた鄭和は「冒険は神聖な使命」と反論。空への夢を追ったアメリア・イアハートは「冒険は純粋な情熱」と主張し、50歳から日本測量を始めた伊能忠敬は「冒険は学問への献身」と語る。
白熱する議論
第1ラウンド「動機論」では、利益重視のマルコと理想主義のアメリアが激突。感情論vs計算論で火花を散らす。
第2ラウンド「リスク論」では、各人の最大の危機体験を告白。太平洋で行方不明になったアメリアの冒険を「無謀」と評するマルコに対し、鄭和が「勇気を軽んじるな」と一喝する場面も。
第3ラウンド「時代論」では現代の冒険について議論。技術進歩を歓迎するマルコと、「危険がなくなって冒険の醍醐味が失われた」と嘆くアメリアの対立が鮮明に。
感動の結論
最終ラウンドで4人が導き出した答えは意外にも共通していた。商人、軍人、飛行士、学者という全く異なる立場でありながら、全員が「自分を超えた何かのために挑戦する」ことの重要性を語り、「真の冒険とは、個人の成長と社会への貢献を両立させる、未知への挑戦」という結論に到達する。
現代への提言
番組終盤では、それぞれが現代人に向けたメッセージを送る。
「身近な冒険から始めよ」(マルコ)
「仲間と共に歩め」(鄭和)
「夢を諦めるな」(アメリア)
「何歳からでも遅くない」(伊能)
時代も動機も異なる4人の冒険家が、激論を通じて見つけた冒険の本質とは?笑いあり、感動ありの120分で、視聴者も自分なりの「冒険」を見つけたくなる、心揺さぶる対談番組。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 14:09:08
12384文字
会話率:89%
スキル【ダメージ調整】の不純な使いかた
RPGをプレイしている高二男子は普段から思っていた。「可愛い女の子から回復魔法をかけられたい!」と。
そして幸か不幸か、魔法がある異世界に転生することになる。
女神様から授かったチート能力は【ダメ
ージ調整】。どんな攻撃からでも受けるダメージ量を自分で調整できるというものだ。
「つまり致死ダメージですら、無傷にもかすり傷にもできるってことか! それなら俺が攻撃を全部受けて、いい感じに痛そうなケガ程度に調整すれば女の子に回復してもらえる……!?」
てっきり最強タンク(盾役)として生きるのかと思いきや、可愛い女の子に回復してもらいたいという不純な動機で冒険者になる。
ただ周りからは献身的に見えるため多大な心配をされてしまうが、それでも生き方を変える気は無いらしい。だけどそれには理由があるのだった。
※カクヨムでも公開済みです
※主人公は変です。「変なことやってんなぁ」という感じで気楽にご覧ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 08:02:03
104920文字
会話率:43%
真面目で優しい魔術師のディランと、彼が大好きな白猫のジゼル。
蒼い月の夜にだけ開かれるディランのお店で、彼らは仲良くお喋りをしながら、今日もお客様を待っている。
「ディランは〝人から向けられた願い〟なら叶えられるの?」
「そうだよ。自分
の願いじゃなくて、他人からの願いなら、魔法で叶えられるよ」
変わった魔法を扱えるディランは、店を訪れるお客様にその魔法をかけて、幸せになって貰おうと頑張っていた。
けれど時には〝人から向けられた願い〟が、本人にとっての〝呪い〟になってしまうことも……
ジゼルは悩んでいるディランにいつも寄り添い、献身的に支えてくれる可愛い友達だった。
そんな彼らは、力を合わせて困難を乗り越えていく内に、何よりもかけがえのない存在になっていきーー
時々バトルあり、ヒューマンドラマあり、そしてブラックな上司(王太子)からの任務もありの、ディランが周りの期待に応える中で、次第に強く成長していく物語です。
完結まで書き上げています!
1〜5話まで本日更新。
6話からは、毎日1話更新です。
※注意
こちらの短編【『人から向けられた願いを叶えます』という店の魔術師と、一途な愛を捧げた猫のジゼル】は11話までのネタバレを含みます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 07:20:00
411218文字
会話率:32%
# 華奢なる王と奉仕のミコ
## 慈愛と奉仕と王の怒り
わたしはミコ。この国で戦勝と五穀豊穣を祈る巫女でした。
世界を統一した華奢な主様のお顔を、一度も拝見したことがありません。それほど慎重で、それほど危険に晒され続けてきた方だから。
拝殿での平穏な日々から一転、主様の側仕えを命じられたわたし。前任者は「失礼します」と一言言っただけで、一刀両断で処刑されたと聞いています。
恐怖に震えながら初めて対面した主様は、想像とは全く違う方でした。気さくで優しく、でも一瞬で人を斬れる恐ろしさも持つ。謁見の間では絶対的な威厳を示し、わたしの前では人間らしい弱さも見せてくださいます。
政治の駆け引き、宮廷の陰謀、そして次々と起こる事件。わたしはこの複雑な世界で、主様をお支えできるのでしょうか。
純粋で天然な巫女と、世界を統一した華奢な王の物語。慈愛と奉仕、そして時として現れる王の怒りを描く、政治ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 03:00:00
8638文字
会話率:53%
英雄の娘、リーベ。
彼女は父の後を継いで冒険者になることなく、実家の食堂を手伝っていた。
食堂の看板娘として、人々に幸せな一時を提供することに彼女自身、幸せを感じており、なんの疑念も不満も抱いていなかった。
ある日、彼女は街中であるに
も関わらず魔物に襲われてしまう。
居合わせた冒険者の少年と共にこれを退けた彼女だが、それがさらなる事件の呼び水となってしまう。
魔物の脅威に怯える人々の姿に、彼女の心境は変化していく。
「英雄の娘であるわたしなら、みんなの希望になれるんじゃ」
そんな思い付きと共に、彼女の献身が始まるのだった。
====
毎日更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 12:12:03
414119文字
会話率:55%
どこにでもいるようで、しかし、心に独自の洞察力を持つ少年・須藤兵衛。
中学2年生になったある日、彼は不可解な事故により死亡する。
目を覚ますと彼は魔法などが普通に存在する世界ルミナバールへと転生していた。
彼は転生した先の地域を治める女
王から依頼を受け、専属の魔導士となった少女やその他の仲間たちとともに世界の支配をもくろむ魔王の討伐と、魔王に占領されている重要な拠点の奪還を行うことになった。
身の回りを世話してくれる美しいメイドさんの存在や、献身的に魔法を教えてくれる魔導士の少女らに囲まれて幸せな日々を過ごす少年。
だが、彼の心のもやは消えることはなかった。
これははたして真実なのか・・・・?
拠点の奪還を進めていく彼に待ち構えている現実とは?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 21:43:49
359207文字
会話率:39%
炎の女神エイデアリーシェを崇める国フランマテルムで、女神の巫女(リーシェン)であり女神の紅き剣であるカリタリスティーシア。
男神エイディンカを称え、神の巫覡(ディンガー)を最高の栄誉と地位としているグラキエス・ランケア帝国において神の巫
覡であり、神の蒼き槍であるプリメトゥス。
帝国よりの侵攻軍、若き総大将プリメトゥスと迎え撃つカリタリスティーシア、自らをも破壊する能力を持つ二人の闘いはフランマテルムの街に多大な被害をもたらすと思われた。戦うしか能力の使い道がないと蔑まれ続けたにも関わらず、自らを犠牲にしたカリタリスティーシアの献身や彼女の率いる私設騎士団員の犠牲により、エイディンカの神力を阻む結界が築かれた。それにより帝国の侵攻軍は撤退を余儀なくされ、国への侵略を長い年月阻まれる事となった。
神の権威を欲しいままに増長したフランマテルムの女神神殿の神官たちは、次こそは我々が…と先代とは違い侵略侵略を良しとしない、今や皇帝となったプリメトゥスの治める帝国へと武器を向ける。
帝国の炎の女神神殿に所属する若き神編術師フィリオラは、女神よりの警告を天啓として受けた、と皇帝プリメトゥスへ面会を求めて皇帝側近武官の前に現れる。
フィリオラを見て驚く皇帝側近武官にフィリオラが言った言葉は「久しぶりね」であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 20:00:00
401785文字
会話率:41%
ガラハイド国と〈天の民〉軍との攻防戦に勝利し、ガラハイド国を後にしたカナンとエイデン。ふたりは、半ば強引についてきた予言者レディ・マリエルと彼女の護衛の騎士スヴェアと共に、〈地の民〉の全ての貴族と聖王家の家系図が保管されている系譜図書館を訪
れる。その目的は、カナン以外の七賢者の血を引く者を探す為であった。
しかし、エイデンが危惧していた通り、他の〈地の民〉国々が、辺境の小国にすぎないガラハイド国が強大な〈天の民〉軍を殲滅した「秘密」を探り出し、その力……すなわちカナンとアリアンテを手に入れようと動き出していた。
そして、〈天の民〉側もまた、ハランの最高位にして〈庭園〉の守護者テンペランスが、〈地の民〉でありながらアリアンテを持つカナンの存在に注視していた。
さらに、カナンの周囲にはアニガン卿の影もちらついて………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 13:07:30
123907文字
会話率:37%
七十年の時を経て、はるか北方の空中都市に住まう〈天の民〉が再び〈地の民〉への侵攻を開始してから九ヶ月。
戦況は膠着し、戦線から遠く離れた〈地の民〉の国々ではまるで戦など起こっていないかのような平穏な日々が過ぎていた。
たった一人の身内
であった祖父ワクトーの死後、生まれ育った村を出た薬師の少年カナンは、流れ着いたプレストウィック国の領都の薬屋で住み込みで働いていた。
領都は表向きは平穏であったが、隣国ガラハイドの予言者の告げた不吉な予言が密やかに人々の心を不安にさせていた。
その予言によると、七十年前の先の大戦では越えられなかった天然の要害・ギズサ山脈を越えて、〈天の民〉の軍勢がここプレストウィック国に攻めてくるというのだ。
母親の身分が卑しいガラハイド国の若き領主を蔑んでいるプレストウィック国領主アリダールは、予言を携えてやってきたガラハイド国の使者を無下に追い返したが、その直後から国中の地の水晶をかき集め始めていた。
〈天の民〉は地の水晶には触れる事が出来ないという言い伝えがあったからである。
そんな中、カナンの雇い主の薬屋の主人が、報奨金欲しさにカナンが水晶の首飾りを持っていると役人に密告してしまう。
その水晶の首飾りは祖父の形見であった為、領主に献上する事を拒否するカナン。
激怒した役人がカナンを捕らえ、力づくで彼から首飾りを取り上げようとした時、突如黒衣の男が現れる。
この謎めいた黒衣の男エイデンとの出会いによって、カナンは天と地ふたつの民の存亡をかけた戦いに巻き込まれていくのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 12:39:34
117452文字
会話率:38%
土御門神社に住む高校生・響也の前へ落雷と共に出現した少女は、彼の先祖で400年以上前の戦国時代に活躍した大陰陽師、土御門朔夜が送り込んだ「くノ一」だった。――この女の子、素直で献身的だが、やることが現代とズレまくり。格式張った態度で、言って
ることも所どころ不明。やがて学校へ興味を持ち、護衛任務と称し御主君様をこっそり尾行して、無理矢理の高校デビュー。響也の身には妖怪変化が次々と襲い掛かり、破邪の霊剣を振るって大立ち回りを演じ出す有様。因習じみたことが苦手で面倒も嫌う響也は、次第に追い詰められてゆく。陰陽師と忍者の大好きな作者が、第二の故郷・鎌倉を舞台に描くお話し。
基本的に主人公(ヒロイン)最強。ご主君の男子はのんびりお気楽なマイペースキャラなので、ストレスフリーで読めます。
『洗礼』編ではニンジャ少女の転移とその主君を狙う怪物とのバトル。新章『鎌倉学院物語』ではスピンオフでクラスメート達の紹介するみたいな形式にして、剣道で無双したり仙狐の美少女が登場したりGL譚とかエピソード4はオートマタ(自立人形)&ヌイグルミや折角のなろう掲載なので、ちょっと強引に異世界と絡ませて冒険者や勇者を登場させたりします。第3章からは本編のバトルものに戻るかと。
*いつの間にやら鎌倉と関連した2.5次元/クリエイト作品を紹介するサイトの投稿小説コーナーに載ってました。
(´・ω・`)ノhttp://mystery.izakamakura.com/3narou.html
2019/10/17:1~168部分までを2話ずつ84部分に統合・2020/5/22:85部分~106部分を95部分に統合して1話あたり2000文字から4000文字へ変更しました。但し、以降はこれまで通り2000文字ずつでの更新となります。
2020/03/15:鎌倉学院物語エピソード5『由比ヶ浜に消ゆ』の主題であるツチノコらしき生物が、20年も前に兵庫県千種町で捕獲され、遺骸も公開されていた事実を知りました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 07:17:38
418982文字
会話率:36%
さえない男・健太は不運な転生で最弱スキルと「魅了」を得る。神への憎悪を糧に、弱さを武器に他者を狂信的に操り、神殺しを目指す。
最終更新:2025-07-26 23:49:52
25481文字
会話率:23%
――その愛は、命すらも弄ぶ禁忌へと堕ちた。白銀の髪に燃えるような朱を宿す幼い少女、シャルテ。彼女の顔に刻まれた深紅の紋様は、かつて深く愛した夫との永遠の誓い――既婚者の証だった。だが、幸福な日々は流行り病によって唐突に終わりを告げ、シャルテ
の腕の中で夫は息絶える。世界は色を失い、深い孤独と狂気に囚われた彼女は、たった一つの目的を胸に魔法学校の門を叩いた。「夫を、生き返らせる……!」
天才的な才覚で学園の頂点に君臨し、禁忌の書が眠る「星辰の書庫」への扉を開いたシャルテ。しかし、そこで彼女が目にした真実は、あまりにも残酷で、そして甘美だった。「死者は蘇る。代償は、術者の命。」自らの命と引き換えに愛する夫を取り戻せる――その狂喜に、シャルテの瞳は輝き、彼女は血を捧げ、禁忌の魔法陣を築き始める。
だが、狂気に満ちた彼女の計画は、優しい友人たちと教師たちの手によって阻まれた。憔悴しきったシャルテは、罪を問われ、冷たい牢獄へと投じられる。すべてを失い、再び孤独に沈むかと思われたその時、友人たちの献身的な支えが、彼女の閉ざされた心に一筋の光をもたらす。初めて明かされた、幼き既婚者の壮絶な過去。それは、彼女が「一人ではない」ことを教えてくれた。
裁きは下され、狂愛ゆえの無罪、一年間の保護観察という寛大な判決が下される。しかし、彼女の受難はここからだった。優等生として免除されていた莫大な学費が、突如として請求されたのだ! 全ての資産を失い、絶望の淵に突き落とされたシャルテに、学園長は残酷な「救済措置」を提示する。「初学年からやり直せ。そして、首席の座を維持し続けろ。さもなくば、学費は永遠に君を縛り続けるだろう――。」
愛する者を蘇らせるため、命を顧みず禁忌に手を染めた少女は、今、自らの人生を切り開くため、学園の頂点を目指す新たな「戦い」へと身を投じる! 果たして、彼女は過酷な試練を乗り越え、真の自由を手にすることができるのか!?
――これは、狂気じみた愛と、友情と、そして学費という現実が織りなす、壮絶な幼女の再起奮闘記である!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 17:47:41
5574文字
会話率:30%
いわれなき罪で処刑されたはずの王子ファリエルが目を覚ますと、そこは魔女の家だった。困惑した様子の魔女リリアナが言うには、本当は精霊を召喚をするつもりだったという。命の危機はなくなっても、身体には拷問の傷が残っていて、痛みで起き上がることもで
きない。献身的なリリアナに癒されるうちに、その健気さに惹かれていく一方で、処刑の瞬間の記憶はいつまでも心に刻み込まれたままだった。召喚される前に何があったかをリリアナに問われても、決して打ち明けられない。――僕が処刑されたのは、【魔女に会いに行ったこと】が理由だから――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 19:30:00
40847文字
会話率:26%