偽聖女の汚名を着せられ、ベルナレク王国王太子ヘリックから婚約破棄されたフォリア。
ベルナレク王国北方には『魔窟』という魔物の溢れる源があり、絶えずその対処に追われてきたのだった。
平民の出である彼女には、その能力を酷使され、魔窟への対
処に生命をすり減らされる運命が待つかに思えたのだが。
追放された当日のうちに隣国のブレイダー帝国皇太子レックスから求愛を受けて、隣国へと旅立つこととなる。
隣国へと流れたフォリアは『魔窟』のことも後に残してきたベルナレク王国の民のことも忘れて平穏に生きようとする。
反面、聖女フォリアを失ったベルナレク王国は『魔窟』から溢れ出る魔物への対処に頭を悩ませることとなるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 12:52:22
225631文字
会話率:28%
改元の折、何か不吉なことが起こる。江戸の市中ではそのような噂が流れた。人々はそんな噂はただの酒の席での話だと、改元に浮き足立ち、どこかそわそわとした祭り気分でいる。しかし突如上空に黒い雲が発生した。まさか不吉なことが実際に起きたのかと人々
は上空を見上げた。
神田明神の近くで甘酒を提供している店の名物娘、八重。生意気でませている八重は地域の人々に可愛がられている。
いつも神田界隈をふらふらとしている文蔵。何で生計をたてているのか怪しいこの男は、改元に乗じて何やら準備をしているらしい。
品川宿の公平。旅籠を営む家で育つ彼は暗い夜に家を出て神田を目指し、夜の道を一人で進む。
三人はそれぞれが違う生活をし、見えているものも考えも方も違う。しかし、なぜか神田明神へと来ることになった彼ら。
神田紺屋町に実際にいた文蔵という人物をモチーフにした江戸の神田を舞台とした威勢の良い、どこか不思議な話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 23:45:01
32991文字
会話率:38%
ウワサには色がある。わたしにはそれが見える。赤色は恋愛、黄色はお金、青色は健康、白色は良いウワサ。そして黒色は……。みんなはウワサで周りが見えなくならないように注意してください。
※「夏のホラー2024うわさ」参加作品
最終更新:2024-08-07 08:00:00
2196文字
会話率:39%
青黒い雲が雨を降らした時、世界は大きく変わった。
その雨水を浴びた人間は突如として理性を失い暴れ出し“人だった何か”となった。
生きる事に絶望し、自分を護る為に“自殺”を選んだ青年“ベルナール”は世界が大きく変わり始めた地獄の様な夜を生き
抜き、親友や生き残った家族と共に軍に保護された。
9年後....
“破壊者”と覚醒したベルナールはこのパンデミックを終わらせる事が出来る力を持つ青年“セザール”を救出する。
それが、止まっていた運命の歯車を動かす出来事とは知らずに....折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 20:09:49
53648文字
会話率:61%
主人公の現在暮らす世界は化け物に蹂躙された地獄の様な世界であった。
嘘か誠かむかしむかしのお話、世界中を黒い雲が覆い赤い雨が降って生物を化け物に変えたのだとか。
そんな世界で兵士として暮らす大樹は突然見知らぬ場所に召喚され「 世界を救って下
さい、聖女様 」と言われるが、俺男〜しかも兵士なんだけど??
異世界の王子様( 最初結構なクズ、後に溺愛、執着 )✕ 強化された平凡兵士( ノンケ、チート )
途中少々無理やり的な表現ありなので注意して下さいませm(。≧Д≦。)m
名前はどうか気にしないで下さい・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 06:53:26
126035文字
会話率:20%
世を覆う黒い雲が去り、災害と魔物から解放されてもうすぐ十年が経とうとしている時、
九年ぶりに王都へやって来たサラドは魔術が使える者を探していた宮廷魔術師に捕まり王宮へ向かうことになった。
そこで騎士・治癒士・諜報の三人の若者と共に魔術師の代
役として『魔王』の噂について調べることになってしまう。
王都を追われ暗殺者に狙われた過去があるにもかかわらずお人好しなサラドは素性を隠して、経験の浅い三人を導いていくのだが、その行程はまるで”夜明けの日”と呼ばれる救世をもたらした英雄たちの足跡を探すように進むことに。
再び姿を現し出した魔物たち。『魔王』は本当にいるのか。この四人を選んで旅に出させる理由とは。
過去の禍にも力は弱いけれど器用さで根なし草として生き抜いてきたサラドの強みとは何か――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 08:00:00
1209318文字
会話率:41%
村から逃げ出して夕陽が三度落ちた。
集落はおろか人一人出会うこともない。
村の外がこれほど薄暗く気味が悪い場所だとは考えもしなかった。
穴の空いた布切れを見に纏い、静かな森をひたすら歩いた。
日の落ちる時間が早いこの時期は冷え込む。
村
を出てから、一度も食べ物を口にしていない。
喉を通ったのは、地面に溜まった泥水だけだ。
受けた拷問の影響で空腹には慣れていたが、歩き続けていることもあり限界が近かった。
大人たちは、今でも僕を探して森中を駆け回っているのだろう。
僕の両親を殺した男のセリフが頭に浮かぶ。
彼は縛られた母親の髪に火をつけながら「悪魔の親が」と言って舌を打った。
『生きる災い』
村の人たちは口を揃えて僕をそう呼んだ。
見るたびに暴力を振るい、罵詈雑言を浴びせた。
怨恨を感じ取ることはできたが、嘲りなどは一切感じられなかった。
心から僕を恨んでいたのだろう。
僕と関わりを持った人たちはみんな『不幸』になった。
ある人は不治の病になり、やがてその病気は流行病となって村人たちの命を奪った。
僕が畑仕事をした翌年には虫が大量に発生し、蝗害となって食糧難が訪れた。
友人は雷に打たれて命を落とし、幼い頃に思いを寄せていた女の子は賊に連れ去られて行方をくらませた。
「誰かを幸せにしたいって、そんなに贅沢な望みかな」
黒い雲が張り詰めた空を見上げて呟く。
雨粒が額の上で弾けた。
雨が降ってきたらしい。
身体は冷えていく一方だが、しばらく飲み水に困ることはなさそうだ。
指に嵌めた父親の形見を見る。
殺される前日にくれたものだ。
僕が生まれた日に母親にプレゼントしたものらしい。
大切な人ができたら、その人の指に嵌めてやれと言われたことを覚えている。
きらりと光る鉛のようなこの装身具の名前を僕は知らない。
けれど父親から話を聞いて、これを指に嵌めることで誰かを幸せにできることは知っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 14:43:55
9310文字
会話率:26%
魔法が当たり前の世界、ティファトス。いま、この世界に黒い雲が迫っていた。
魔法大国エデンに生まれた魔導士のサラ・エトワールは、ある事件をきっかけに冒険の旅に出る。
世界のあるべき姿とは何か、正義とは何か、力とは何か。
サラと仲間たちが各々に
想うものを、世界を救う物語がここに開幕する。
なーんてかっこいいことを言っておけばいいですかね。あらすじって。
かみ砕いて若者言葉で表現するならば、
『ドラクエとFFを足してグロさと笑いを乗算した作者の趣味てんこ盛りの王道ファンタジー』です。
意味が分からないって?私もよくわかってないです。お揃いですね、ふふふ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 17:00:00
281257文字
会話率:40%
『三國志』の時代にタイムスリップしてしまった清水弥子(シミズ ミコ)は、賊に絡まれていた美男子を助けるため、落ちていた錆刀を振り降ろす。
彼女はその時はじめて、人を助ける為に・・・・・・人を殺した。
幸か不幸か、助太刀した相手はあの
有名な武将で。帰る道が分からない今、この世界に慣れるためにも彼について行く事にした弥子だが、其のことをきっかけにして平和な国で育ったはずの彼女を変えていく。
戦禍で身も心も傷付いた彼女に、彼らは寄り添い、戦を終わらせるため共闘する。
諸葛亮孔明の働きにより、献帝の目前にて三国間の長きに渡る闘いが調停された。
その最中『過去』へタイムスリップしたと思っていた彼女に『異世界の三國志』へトリップしていたという事実が明かされる。
彼女をこの世界に呼び寄せた者は、何を思って異世界へ引き寄せたのか。
争いが終結したはずの世界。黒い雲が全土に忍び寄り『物語ノ真実』を彼らは目にするのだった――・・・・・・。
※三国志を知らなくても読めるライトな異世界恋愛ファンタジーです。
※幕間は読まずとも本編に支障ありません。人物を掘り下げた小話です。
※残酷な描写や非人道的な物事もございますが、全てフィクションです。
※当小説はカクヨム、アルファポリスにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-06 21:18:30
2111文字
会話率:40%
その雲は、強い風のあとにやってくる。
掃き清めたように澄んだ空へ、ぽっかりと浮かぶ、手さえ届きそうな近さを感じさせる黒い雲……。
最終更新:2021-10-30 23:53:29
2519文字
会話率:0%
むかしむかし。
ある男が暮らす家の真上へ、真っ黒い雲が居座った。
ほどなく降るは、無数の雨。急激に雨脚はその強さを増し、男は雨宿りを余儀なくされる。
どんどん土の上へ浮かんでくる水たまり。そのうちのひとつへ、空からの風切り音とともに、落ち
てくるものがあったんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-29 23:00:00
3794文字
会話率:9%
8月の終わり、南アルプスの山から下りて、ゆっくりと露天風呂に浸かっている。
登山者の中に一人、二十代の白人の女性がいたが、コロナのせいか誰も彼女に言葉をかけなかった。
僕は、自分の二十代の頃、一人でヨーロッパを旅したことを思い出す。
一人を
楽しもうと旅に出たけれど、行く先々でいろいろな人から声をかけられた。結局はそれが楽しかった。
誰も彼女に話しかけないなんてホスピタリティの欠如のような気がするが。結局は自分も何もできなかった・
雲一つない快晴だったのに、今は稜線に雲がかかっている。近くに視線を移すと、蜘蛛の巣があり、中心には黒い雲がいる。
その蜘蛛を見ているうちにいろいろなことを考える。山で見かけた白人女性のことを思ったのも蜘蛛を見ていたからだ…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-09 01:07:23
4337文字
会話率:0%
とある寒い時期、魔界ガルドラに異変が起きた。
魔界の北端にある領国の城全体を、黒い雲が包んでいく。
その雲の正体を突き止めるため、領主は14歳の砂龍王子・デュラックに依頼を出す。
しかし、デュラックは嫌々の様子だが。――
ガルドラ龍神伝シ
リーズの特別編です。時代設定は「闇龍編」よりも千五百年以上前です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-26 19:35:15
15115文字
会話率:27%
黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒
黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-19 21:00:20
334文字
会話率:0%
霖(りん)がいつも通り遊んだ後、帰路についた。
さっきまで夕陽に煌々と照らされていたのに、気づけば辺りはどんよりと暗くなっていた。よく見ると、
暗くなっているのは私の周りのみだった。
早く家に帰りたいのに、それ以上に帰りたくない気持ちが
尾を引いて、うまく前に進めない。
やっと後半分といったところで、頭上に黒い雲があることに気がついた。身体三つ分程の黒い雲が…
何故なのか、何なのかわからないまま、ただ先に進んでいく。
この記憶が完全に薄れていく前に。自分の名前さえも忘れる前に。全てが理解できるうちに。真実を知りたい。
そんな気持ちで霖(主人公)が謎の現象から逃げながら進んでいく物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-13 16:01:10
1295文字
会話率:0%
少年は夢を見た。
夢の中で少年はこの世界とは違う世界で生まれた一体の悪魔を見た。
目が覚めた少年(箱根 神夜)は、友達に誘われて、山に遊びに行った。だが、そこで小さな箱を見つける。少年は迂闊にもその箱に触れてしま
う。その箱から出てきたのは、悪魔だった。そして世界は黒い雲に覆われた。悪魔が去った後、少年は空から降ってきた白い箱に手を触れる。その箱からは白い光が溢れ出て、世界中の子供たちに降り注ぎ、不思議な力を手に入れる。その子達は、"奇跡の子"と呼ばれ、それは、後に"パンドラの奇跡"と呼ばれた。少年もその力を手にし、途中で出会った仲間と共に、悪魔と黒い化け物に闘いを挑む!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-23 19:06:07
16773文字
会話率:63%
お父さんは言いました。
空に浮いている雲の上には、魔物が棲んでいるんだって。
白い雲はふわふわで、乗ろうとしても落ちちゃうけれど、黒い雲には必ず魔物が棲んでいるから、黒い雲の下に行ってはいけないよ、と。
お父さんは言いました。
雲の上に魔物が棲んでいる様に、地面の下にも魔物が居るんだって。
時々私が退治していたぷにぷにも、ばっちい魔物の一つなんだって。
魔物が残していく小さな欠片はお金に替える事が出来るけれど、ばっちいから魔物には直接触ってはいけないよ、と。
病気になってしまうからね、と、お父さんは言いました。
お父さんは言いました。
女の人の胸もぷにぷにだけど、あれはばっちくないんだって。
あのぷにぷにには、夢と希望が詰まっているんだよって。
私の胸がぷにぷにしていないのは、辛い事が沢山有ったから、希望が足りていないんだ。だから、私も早くぷにぷにになる様に、幸せにおなりなさいって。
何でも知っているお父さん。
優しい笑顔に見詰められて、私も、うん、分かった、って答えるんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-06 22:36:22
4582文字
会話率:35%
黒い雲が空を埋めて
黒い雨が街を溶かす
最終更新:2020-01-27 21:09:04
236文字
会話率:0%
突然黒い雲に包まれて意識を失った俺
目覚めた場所は今までとは違う世界だった!
違う世界で見ざめた俺は、聖剣を守る村で目を覚ます。
最終更新:2019-08-05 16:56:27
646文字
会話率:30%
焼け野原になった街を呆然と眺める人たち。
エブリスタにも投稿しています。
最終更新:2019-07-20 13:45:17
493文字
会話率:25%
山岡幸樹(やまおかこうき)はグライダーで飛行中、突如黒い雲に突っ込んでしまった。雲を抜けると、眼下に広がるのは見覚えのない風景。それはひどく牧歌的で、現代文明の痕跡はなく……。やがて着陸した彼はすぐに兵士に捕縛されてしまった。その後国王との
問答を経て、条件付きで投獄を免れる。
だがその条件とは、航空機の概念がないこの世界でグライダーを飛ばすことだった!
城の軍師兼魔法使いのシエルの手を借りながら、グライダーを飛ばす方法を模索する。来る期日、果たして彼はグライダーを飛ばすことができるのか。
異世界航空活劇が、いよいよここに幕を開ける――
※一章分は毎日更新します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-30 22:19:08
101557文字
会話率:48%