――この時代で、君に出会ってしまった。
不発弾の爆発に巻き込まれた高校生・早瀬光(はやせ ひかる)は、目を覚ました瞬間、思いがけない景色を目にする。
そこは、空襲の足音が迫る――昭和二十年の東京だった。
見知らぬ街を彷徨うなか、彼はひとり
の少女・上條桜(かみじょう さくら)と巡り会う。
出会いは最悪。
それでも、どこかでずっと、彼女を知っていたような気がした。
空襲警報が日常になる世界で、光は少しずつ居場所を見つけ、桜と心を通わせていく。
未来から来た少年と、昭和二十年の今を生きる少女。
交わるはずのなかった刻の流れが、やがてひとつになるとき――。
時空を越えたふたりの、ほんのわずかな時間が、
永遠よりも深く心を結んでいく。
切なくて暖かくて、ちょっとだけ愉快な恋の物語。
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「空襲と恋愛、どっちが先に来るのか問題」の三人称版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 23:42:54
85073文字
会話率:33%
高校生の俺、早瀬 光(はやせ ひかる)は、
不発弾の爆発に巻き込まれて――なぜか昭和二十年にワープしていた。
焼け野原寸前の東京にいたのは、同い年の少女・上條 桜(かみじょう さくら)。
出会いは最悪。
住む場所も食べ物もギリギリ。
空襲
警報は毎晩のように鳴るし、俺のスマホはただの文鎮だし、
何よりこの世界、価値観が昭和すぎる。
それでも、桜と一緒に過ごす毎日は悪くなかった――むしろ、ちょっと、いや、けっこう好きかも?
でも。
恋愛と空襲、どっちが先に来るのかなんて、知らなかった。
未来から来た男子高校生と、戦時下の少女が織りなす、
少しおかしくて、ちょっと切ない青春タイムスリップ・ラブストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 23:40:17
62767文字
会話率:35%
──あの音が鳴ると、人間は消える。猫たちは、ただそれを見ていた。
「ウーウーという音の後には、暖かい風が来る」
野良猫のアシは、空襲警報に震えるテテの目をしっぽで覆いながら、そう囁いた。
最終更新:2025-03-26 18:08:26
4444文字
会話率:45%
地球出身のジャーナリスト 真壁涼子 は、戦火を逃れた難民たちが流れ込む 宇宙コロニー・ノアズアーク へ取材に訪れる。公共交通機関である 反重力ロープウェイ を降りた彼女が目にしたのは、崩壊寸前と報じられていたはずのコロニーに満ちる 異様な活
気 だった。しかし、それは繁栄の証ではなく、抑圧と憤怒が渦巻く不穏な空気だった。
取材を進める中で、涼子は 機械義足の少年アフメド と、彼が車椅子を押す 祖母ウルファ に出会う。彼らの口から語られたのは、コロニーの人々が 地球政府に支配され、テロリスト予備軍として扱われている現実 だった。
そんな矢先、空襲警報が鳴り響く。コロニー上空に出現したのは 政府軍の無人戦闘機部隊。逃げ惑う人々、崩れ落ちる施設、燃え上がる街。涼子はアフメドたちを連れ、必死の逃亡を開始する。
果たして、彼らはこの地獄から生き延びることができるのか?
そして、コロニーを襲う政府軍の本当の目的とは——?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 15:26:21
1774文字
会話率:36%
結婚を控え、幼稚園の先生として、子供たちに囲まれて幸せに働く「さちこ先生」。
ある日、自動車事故に巻き込まれたと思ったら、突然空襲警報が!
平成から昭和、太平洋戦争末期の広島にタイムスリップしたさちこ先生が、
そこで出会った少年「幸継」と共
に過ごす過去の世界。
広島原爆投下が迫る中、さちこが下す決断とは?
(以前投稿した同作品の連載版です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 13:03:39
47186文字
会話率:53%
回復(ヒール)
それは奇跡、魔法、科学の時代を経てなおファンタジーとして存在する能力である。回復(ヒール)はありとあらゆる傷を治療することができ、人類の発展に大きく関与してきた。
科学の時代の到来により各国が急速に経済成長を遂げ、それと同時
に国同士の利害対立が目立つようになり、回暦1900年代に突入すると、人類史上初の世界大戦が勃発する。大陸の至るところで多くの死者を出していたが、回暦1933年、これまで長引いていた世界大戦も遂に終わりが見え始める。ランドブルク帝国率いる帝国同盟は帝国を除いた加盟国全てが降伏し、ブリッシュ王国率いる連合同盟の矛先が帝国本土に向けられていた。
主人公フラン=アルスはそんな帝国の危機的状況を知ってはいるものの、特に気にしてはいなかった。1933年7月12日、フランは学校が終わったあと、友達の誕生日パーティーの道具を買いに友達と帝国の首都ベルンにあるデパートへ行く。そこで昼食を食べようとすると、突如空襲警報が鳴り響く。それは、終わりの始まりを告げるサイレンだった———。
これは回復(ヒール)によって死ぬまで戦うことを義務付けられた戦争を生き抜く、少女たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 12:42:39
59665文字
会話率:55%
焼け野原になった街を呆然と眺める人たち。
エブリスタにも投稿しています。
最終更新:2019-07-20 13:45:17
493文字
会話率:25%
左右関係無く考えて欲しい事です。
自由に発言が出来、左だ!右だ!と言える事。
綺麗な水を飲める事。
電気の下で過ごせる事。
空襲警報に怯えないで済む事。
私達はそんな環境を未来に残せるのでしょうか?
最終更新:2019-05-22 18:46:08
1449文字
会話率:5%