「追放なんて、しなければ良かった」
期待の新米冒険者である霧崎 掠は転生者。類稀なる実力を持ち、“ブロンズ・ルーキー”として大きな期待を寄せられている。
しかし拘りが強く、一行にパーティメンバーが決まらない。
そんな中で名乗り出たのは、おど
おどとして頼りない魔法使い。彼女は「魔力なき者」として扱われる漆黒の髪色を持ち合わせていた。
でこぼこの2人の邂逅から、全ての歯車は回り出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 06:45:56
30716文字
会話率:42%
長崎の島原市にある大三東(おおみさき)高校に、東京から美少女がやって来た。名前は雅楽川実音(うたがわみお)。彼女は以前、吹奏楽の強豪校にいたらしい。弱小吹奏楽部の音和海(おとなぎうみ)は、彼女を勧誘する。
「一緒に全国目指そ!」
「ごめん、
できない」
果たして、無事に実音を入部させられるのか。そして全国大会へ行くことができるのか。
実音に恋する海の幼馴染で野球部の暾大護(あさひだいご)や、個性豊かな部員達、頼りない顧問や地域の人々。様々な出会いや経験が、彼女達を強くする。
それぞれの恋模様も気になる、本格吹奏楽ストーリー。
現役の吹奏楽部員にとって、この作品が少しでも役に立てば嬉しいです。経験者の方には「そうそう、そんなことあったなぁ」と懐かしんでいただけると思います。吹奏楽未経験の方も、高校生達のキラキラな青春を楽しんでください。曲名が登場した時は、是非音源を探して聴きながら読むことをおすすめいたします。
また、長崎の島原市をはじめ島原半島の魅力も伝われば幸いです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
GW中は、毎日2話ずつ更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 23:41:53
898921文字
会話率:52%
町の片隅にある「ひだまり食堂」は、温かい湯気と子供たちの笑顔が溢れる場所。管理人である守野仁は、ドジでどこか抜けているけれど、子供たちに慕われる愛すべき存在だ。彼には、胸元の「ひだまりのしるし」に隠された秘密がある。それは、子供たちの「見え
ない心の声」を察知する特別な能力だ。
食堂の隅に置かれた**「心の声タブレット」は、本当に助けを求める子供の小さなつぶやきにだけ反応するという不思議な噂があった。内気な小学1年生のアオイ**は、大切なハサミが見つからず不安な気持ちでタブレットにSOSを打ち込む。守野は、アオイの心の声を感じ取り、まるで偶然を装うかのように、彼女のハサミを「忘れ物コーナー」に戻す。アオイは誰が助けてくれたか知らずとも、温かい気持ちに包まれる。
小学4年生のハヤトは、音楽発表会での歌に悩んでいた。声が出せない苦しさをタブレットに打ち明けると、守野はハヤトの不安を察知する。守野は、ドーナツを差し入れたり、食堂の壁に「心の防音室」をこっそり作ったり、音痴な歌を披露したりと、ハヤトが安心して歌えるよう、一見ドジで頼りない行動でそっと後押しする。ハヤトは守野の影の努力に気づかないまま、発表会で自信を持って歌いきることができた。
子供たちは自分たちを誰が助けてくれたのかを知らない。それでも、「きっと誰かが見守ってくれている」と信じ、ひだまり食堂で成長していく。守野は今日も、子供たちの笑顔のそばで、胸元の「ひだまりのしるし」を温かく光らせながら、そっと彼らの背中を押し続ける。これは、ドジな「ひだまりのヒーロー」と子供たちの小さな心の奇跡の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 19:13:59
3249文字
会話率:11%
兄弟がいない一人娘の伯爵令嬢ノーラは、次期伯爵になるために幼い頃から厳しい当主教育を受けていた。
13歳の時に母が亡くなり、当主教育に加えて女主人の仕事もこなすようになったノーラ。その過程で父の頼りない仕事ぶりを実感し、亡き母が父の仕事を補
助していたことで伯爵家が成り立っていたことを知る。
そのため、ノーラは腹心の従者ルカの手を借り、当主教育と女主人の仕事に加え、父の政務の手伝いまで行っている。
母の死から2年後、父は亡くなった愛人が生んだ庶子を伯爵家に向かい入れ、ノーラにはフィーネという1歳上の異母姉ができた。フィーネは小柄で素朴な容姿に、怖がりで人見知りだが心を許した人にだけ甘え上手な少女だ。
父はフィーネを溺愛し、ノーラの婚約者キャルムは『元平民のために周囲から浮いているフィーネが可哀想だから』と言い学園でフィーネと行動を共にしている。フィーネが姉になってからのノーラは、それまで心を許していた人たちとの距離を感じるようになっていった。
そんな中で突然の事故に倒れた父は死の床で次期伯爵にフィーネを指定してしまう……。
伯爵家と領民と父のためにとひたむきに頑張っていたノーラは、それまでの努力や成果を顧みられず無に還され、信用してた人達に見捨てられていく。そんなノーラが困難を乗り越えようともがく様子を書いた山も谷も控えめな物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 12:00:00
71700文字
会話率:16%
★毎週木曜11:30・日曜19:00頃更新予定★
------
深い心の傷を抱えながらも、家族や友人との温かい絆に支えられ、自身の才能と向き合い成長していく少女、乃亜。やがて彼女の奏でるヴァイオリンの音色は、大いなる風となり多くの人々の心を
、時に癒やし、時に戦慄させるほどのものになっていく。けれどそこにいたるまでの道は平坦では決してなかった。
水面に浮かぶばかりの頼りない小さな一枚の葉でしかなかった少女が、自ら風となり、愛する人々とともに、未来へと羽ばたくようになる成長の物語。
------
一葉は"ひとは"と読みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 19:00:00
67245文字
会話率:27%
古瓦物語に続く第2弾。今回は、小泉摩耶が加藤部長から、とある離島の発掘を命じられる。ちょっと頼りない川口雄二が摩耶のサブにつく。発掘調査は順調に進んでいくが、調査を進めるにつれ、ある重大事が起きる可能性が高まっていく……
(10年ぐらい前
に発表した小説を若干改変して再掲)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 05:21:09
108109文字
会話率:26%
その女の名はレイナ・ヴァルティス。
剣の道を極めし者。かつて百人の騎士を一人で退け、「蒼の死神」と呼ばれ恐れられた。
だが、村の子どもが彼女を見上げる時、憧れではなく怯えの眼差しを向ける。
商人たちは目を逸らし、旅人は彼女を男と間違
える。化粧もせず、髪は短く、所作は荒く。
誰もレイナを「女」とは見ない。
そんな彼女の元に、一人の男が訪れた。
「……剣を、教えてほしいんです」
男の名はユリウス。細身で、力もなさそうで、どこか頼りない。
だが目だけは真っ直ぐで、嘘のない光を宿していた。
「お前が? 剣を?」
「はい。僕にも……守りたいものが、あるんです」
仕方なく、レイナは教えることにした。半日で逃げ出すと踏んでいたからだ。
だが──
「ユリウス、飯はまだか」
「もう少しです。今日は山菜のスープと、干し肉の赤ワイン煮ですよ」
彼は料理が……いや、家事すべてが異常に上手かった。
特に料理は絶品。口に入れた瞬間、レイナの眉間がゆるみ、思わずため息が漏れるほど。
いつしか彼女は、剣を教える代わりに料理を教わるようになった。
剣術指南の合間に、台所で包丁を握る二人。
刀の柄よりも軽やかに、レイナは鍋をかき混ぜる。
「……なんで、私がこんなこと……」
「へへ、でも似合ってますよ。エプロン姿、かっこいいです」
その言葉に、レイナは頬を赤らめた。
誰も自分を「女」として見てこなかった。
だがこの男は──恐れず、侮らず、ただまっすぐに自分を見ていた。
──こうして、「最強の女剣士」と「最弱の料理人」は、ゆっくりと心を寄せ合っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 16:57:34
14094文字
会話率:36%
2030年、VRが日常に溶け込んだ時代。宮下タカヤは現実での自分にコンプレックスを抱えながら、誰にも言えない「もう一人の自分」をVR世界で生きていた。現実では158センチの頼りない青年――だが、VRの中では透明な羽を持つ美しい存在「タカコ
」として仲間たちに囲まれ、穏やかな時間を過ごしている。
現実とVRの間で揺れるタカヤの心。虚しさを感じながらも、そこには確かに「自分らしさ」を見つけられる瞬間があった。現実の重さに押し潰されそうになりながらも、VRの仲間との交流が彼に小さな希望を灯す。
――逃げ場だったはずのVRの世界が、タカヤにとっての「本当の自分」を探す旅へと変わり始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 12:44:43
75493文字
会話率:41%
「お前は女のくせに出しゃばり過ぎだ。よって、婚約破棄をする!」
『冰の令嬢』『笑みなき鉄仮面』などの蔑称を持つエルランド子爵家の一人娘のヒストリカは、婚約者にそう宣言された上に貴族学校時代の親友に婚約者が奪われていたことを知る。
夜会の場で
こっぴどく傷物認定されたため、もう自分の貰い手はいないだろうと令嬢人生に諦めの終止符を打つヒストリカだったが、具合が悪そうにしていた男性を助けたことにより運命が一変。
社交会では醜悪公爵と囁かれるエリクと婚約する運びとなる。
エリクはもともと王城お抱えの天才宰相と持て囃されていたが、病気を患いそれが原因でゲッソリとした容貌をしていた。
しかし、幼少期からスパルタ教育を施され辞書よりも多い知識を持つヒストリカは、エリクの病気に心当たりがあって……。
これは、頭脳明晰でメンタルつよつよだけどちょっぴりズレた女の子が、仕事中毒メンタルぼろぼろ公爵様を人間らしい生活に戻していくうちに、自分の感情を思い出したり、ざまぁしたり、幸せになったりするお話。
※最初はちょっぴり頼りないヒーローですが、主人公が漢にしていきますのでご安心を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 21:10:00
201549文字
会話率:31%
大人になったからこそ臆病になる。揺らぐ。そして迷う。
親に泣かれ結婚相談所に入会したが上手くいかず婚活疲れを起こした理沙。
2年の婚活に終止符を打った理沙の元に現れたのは同級生の信吾。
無言でも気まずさがなく一緒にいて楽なことに心を許し
クリスマスイブの夜に男女の仲に。しかし、付き合おうの言葉がなく恋人なのかセフレなのかよく分からない曖昧な関係に。
そんな時に取引先の7個下の男の子で目の保養の加藤君からアプローチされる。からかわれているのではと戸惑いつつも、熱心なアプローチに徐々に心惹かれていく。
そして大学時代に4年間付き合った元カレの一馬が転勤で東京に戻ってきた。理沙がフリーだと知り、これからも会いたいと言われる。
理沙の異変に気付きセフレだったはずの信吾も動き出す。
元カレの一馬・セフレの信吾・年下の加藤君選ぶべきは、一緒にいて楽な相手?それともドキドキする相手?30代大人女性の揺れ動く恋の結末は?
■登場人物
稲本理沙(31)…フリーのWEBデザイナー。都会に憧れ18歳の時に上京。仕事への情熱が強く独立。2年間の婚活の敗戦で自信喪失中。
信吾(31)…都内勤務のシステムエンジニア。束縛を嫌う自由主義。口下手だが理沙の好みなど熟知し、分かりにくい優しさを出している。くっきりとした二重に堀の深い顔は見つめられたら逸らせない光を放つ
加藤君(24)…取引先の営業の男の子。ベテランからの引継ぎでまだ頼りない部分はあるが一生懸命な姿は母性本能をくすずり可愛い存在。爽やかな見た目で目の保養。見た目とは裏腹に積極的にアプローチしてくる肉食な一面もあり。
一馬(31)…大学時代に4年間付き合っていた元カレ。地元で就職を希望しており理沙のWEBデザイナーの仕事が地方ではないことを知り別れを切り出し泣く泣く破局。地元に帰り結婚をしたが離婚。東京勤務になり理沙と再会を果たす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 07:00:00
29100文字
会話率:33%
〝雪の元旦、探偵が消えた――事務所に残された「吾輩」の謎解きが始まる!〟
吾輩は名探偵である。同居人である探偵は、あまりに愚鈍で頼りない。
探偵の癖に行方不明になったりする。そんな時、吾輩は仕方なく捜査に赴くのだ――全ては快適な生活を守る
ため。
カクヨム投稿作より一部改稿。
https://kakuyomu.jp/works/16818093091759660383折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 20:28:12
10029文字
会話率:24%
《星屑*CollarCageへ ようこそ》
無機質な機械音声がどこからともなく聞こえ、目の前に浮かぶ青白く半透明のウィンドウに機械音声と同じ言葉が書かれている。
「……。……ん?」
可笑しいおかしい…なんで僕ここに? …さっきまで部屋だ
ったよねぇ!? なんで!!?
《|清水 夏世《きよみず なつせ》 様 貴方はPlayerに選ばれました》
主人公の清水 夏世が呼ばれた世界は、今をときめく大人気RPGのゲームの中!!?
自然と星を大切にしていた異種族が仲良く暮らす世界だったはずなのに魔法の暴走により規定概念が壊れてしまったというストーリーの星屑✴CollarCageは話しのダークさとイラストの綺麗さ、そして選択肢の多さでエンディングが何百とある事で人気だった。
夏世はその中の悪役令嬢であるリーシェにゾッコンなのだが、一向に救われる未来は来ず…なんなら魔王キャラでさえも重い過去を持っていて…?
だがしかし、この主人公…どこか頼りない。
「…い、いいよっ! まとめて僕が救いだしてしんぜよう!」
人と話すのが大の苦手なオタクゲーマー夏世は、推しを救えるのか?
ギャグ? シリアス系ファンタジーここに開幕折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 01:58:48
33086文字
会話率:36%
「汝(なんじ)、まだ気づいておらぬのか? この世界はとっくに危機に陥っているのである…」
「七つの深境(しんきょう)が世界を蹂躙(じゅうりん)し、境霊(きょうれい)が人々にもたらすのは悲鳴と死のみ。天災、人災… アンリエルと名付けられたこの
世界は、あらゆる災厄に満ち、もはや病は膏肓(こうこう)に入っている」
「されど、このすべては変えられぬことではない! 汝こそが――『終天』遠征団の団長たる者、異世界より来たりし旅人よ、汝にはこの世界を苦境より解き放つ力がある。我ら全てを団結させ、困難に立ち向かわせる力が… 汝こそがこの世界の希望(のぞみ)である!」
「されば、頭(こうべ)を上げよ。そして苦難が紡ぎし荊棘(いばら)の地より立ち上がれ! 我らと共に、この世界を救わん!」
眼前の意気軒昂(いきけんこう)な少女が言葉を終えるより早く、彼女の頭は分厚い本で「ドン!」と殴られた。コツンと瘤(こぶ)が頭に浮かび上がる。
「コンスタンティン、ふざけるな。お前はいつも周りを振り回して…」
「アンジェリカ、もう少し団長と話させてくれよ~」
「アンジェリカの言う通り、早急に出発すべきだ」
「ルシカ、なぜ貴様まで…ぐすん…」
ああ、頼りない連中だが――どうやら今回の旅路は長くも甘美なものになりそうだ。
「世界を救う? いや、そんな大げさなものじゃない。ただ…救うべき人々が……少し多いだけなのだ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 15:11:54
3546文字
会話率:23%
大学卒業を控えた永瀬蒼樹(ながせあおい)は、将来を漠然としか考えられなかった。
就職活動もうまくいかず、どうしようかと考えているときに最悪の報せが舞い込んでくる。
大好きだった祖父の訃報――
それは、蒼樹の将来を決断させるには十分な出来事だ
った。
「俺、決めたよ。後を継ぐ」
蒼樹は祖父の経営するレトロ喫茶「プラムコレクト」が大好きだった。
子どもの頃から祖父が病気で入院して店が休みになるまで、毎日のように通い続けていたのだ。
憩いの場の喫茶店を潰す訳にはいかない。
決心した蒼樹は、両親の反対を振り切って自分が後を継いでレトロ喫茶のマスターになることを決意する。
蒼樹は呼びだした二人の幼なじみへレトロ喫茶のマスターになることを告げる。
困惑した幼なじみ二人だったが、ぼんやりとして頼りない蒼樹を放っておくことなどできない。
「そうか。俺は応援する。応援だけじゃなく、俺のことを雇ってもらって一緒に働かせてほしい」
「あー! 分かったよ。俺も協力する。このレトロな喫茶店を地域で一番流行る店にしてやるから覚悟しておけよ!」
ぼんやり無自覚マスターが経営するレトロ喫茶の行く末は?
幼なじみ二人の想いは?
ゆっくりとした時間の中で、受け一人と攻め二人の三人の幼なじみの好きが交差するじれじれキュンな恋のお話です。
+++
・毎日7時と17時投稿です。初日は2時間ごとに6話投稿します。
・アルファポリスさん、Nolaさんに別名で投稿しているお話と同一のお話です。ハピエン完結保証。
・勢いで書いてます。誤字脱字等チェックしてますが、不備があるかもしれません。
・公開済のお話も加筆訂正する場合があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 17:00:00
77870文字
会話率:42%
「『入るな』か……ふふっ」
夜、おれは町外れの古びたトンネルの前に立っていた。ネットで仕入れた情報によると、どうやらここは“出る”らしいのだ。
人けはまったくなく、昼間ですら誰も通らないのかもしれない。まだ入り口だというのに、空気はじ
めじめと重く、どこか黴臭い。雨が降ったわけでもないのに、アスファルトにはところどころ水たまりができていた。
照明は入り口近くに立つ外灯が一つだけ。その頼りない明かりが、壁にびっしりと書かれた落書きを薄く浮かび上がらせていた。
【入るな】
【危険】
【ここに近づくな】
おれはスマートフォンのライトをつけ、壁を照らしながら、ゆっくりと足を踏み入れた。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-02 11:00:00
937文字
会話率:30%
ある日。プライドを捨て去ったとある世界の神々の計略により、実家の山奥から異世界へと迷い込んだ32歳のおっさん、花村天。
彼は史上最強の格闘王である。彼は史上最強の人型である。
二つの世界で史上最強のヒト科となった人間(?)は、頼りない主
神たちに代わって、今日もくたびれたTシャツと古ぼけたジーンズの普段着で邪神軍と戦うのだ。
「さあ、殲滅開始だ」
この物語は、地味顔の理不尽(人)類がクールでゴキゲンでおまけに美形な仲間たちと共に魔法文明が発達した日本とそっくりな異世界を股にかける、その日々の記録である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 19:02:26
636014文字
会話率:53%
202X年――突如、千葉・九十九里浜にロシア軍が上陸。成田空港の防衛線に投入された第32普通科連隊は、圧倒的な火力と無人兵器の前に壊滅的被害を受ける。
その混乱の中、田中正志・3等陸曹は、機関銃手・坂本、無反動砲手・川崎、小銃手・森の3名
と共に、軽装甲機動車で撤退を試みるも、自爆型ドローンの襲撃を受ける。
――だが次の瞬間、彼らを包んだのはまばゆい光。
目を覚ました彼らがいたのは、青い空と広大な草原、そして中世風の城塞が見える“異世界”だった。
通信機は沈黙し、GPSは無反応。支援も、命令も、もう届かない。
頼れるのは、自衛官としての訓練と、手元の装備、そして仲間たちだけ。
「え、俺が指揮するのか? いや、無理じゃね?」
「安心してください、田中三曹。判断だけしてくれれば、戦闘は僕らがやりますから」
有能すぎる部下たちと、どこか頼りない分隊長。
かつての戦場とは違う、この未知の世界で――
彼らのサバイバルが、今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 12:30:37
1106文字
会話率:34%
聖女アリスは、魔王討伐の運命を背負い、剣聖ロイド、賢者セドリック、そして異世界からの転生者である「雷鳴の勇者」ユーリと共に旅に出る。
普段は頼りないユーリだが、戦闘では雷を纏い光速で敵を圧倒する最強の勇者だ。旅の中でアリスとユーリは互いに
惹かれ合い、心を通わせていく。
しかし、魔王城での決戦前夜、ユーリは突然「私が魔王になる」と言い放ち、アリスたちの前から姿を消す。残されたアリスたちは困惑と怒りの中、ユーリが魔王として君臨する城へと向かう。
変貌した魔王ユーリは、かつての仲間たちを見下すような冷たい眼差しで迎え撃つ。苦戦を強いられるアリスたちだが、連携攻撃によってユーリを討ち倒すことに成功する。倒れたユーリの口から語られたのは、衝撃の真実だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 12:10:00
5538文字
会話率:20%
金融センスのない成育環境を跳ね返し、金融業界で成り上がろうとしていたアラサー女性が慣れない感傷に引っ張られて死亡。と思ったら、肉食獣が二足歩行して心豊かに生活する街に人間のベビーとして転生しました。
肉食獣人の街唯一の人間住民コーが、物理面
は頼もしいのに金融面で頼りない街の獣人たちと繰り広げるあれこれ。
※番外編 カイくんが一人で歩いて喋る短編『白オオカミの早朝さんぽ』
※番外編 ドミーくんがコーについて探る中編『ドミーくんが知りたいこと』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 23:44:08
732103文字
会話率:29%
※魔法・魔術の類はほぼ出てきません。剣と拳と権(力)で勝負。
※※あらすじ※※
単身、旅をしていた少年ヴィーは、山中の裏街道で物盗りに遭遇し、森の中の小屋に捕らわれた。そこで賊に無理やり働かされているという幼い孤児のディルに出会う。拘束
を解く代わりに食糧を、と要求するディルに対し、ヴィーは彼を連れ帰り、独り立ちできるまでに育てることを持ち掛ける。
身分も出自も分からないヴィーを訝しむも、ディルは直感で彼についていくことを決心する――
訳ありげな謎の少年と、寄る辺ない孤児の、いささか頼りない旅路が始まる。
※カクヨムでも同時公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 09:00:00
300655文字
会話率:39%