沖縄の離島で悠馬は謎の石版を発見する。碑文は日本神話に似ているが、記された神々の名はムー語。地元の民俗学者サラや少女ナギサの協力で調査を進めるが、石版を狙う謎の組織の影もちらつく。悠馬は夢の中で古代ムーへと“飛ばされる”体験を繰り返すように
なる。
夢の中で悠馬はムー王国の巫女アマテや王子ラグナと出会い、滅亡寸前の王国の混乱に巻き込まれる。現実世界では、新聞記者カナエや恩師・佐伯の協力を得て、石版の解読とムー文明の痕跡を追う。ムーでは内乱軍のカグツチが反乱を起こし、王国は崩壊の危機に。アマテは神託を受け、ムーの記憶を“東の地”へ託す使命を帯びる。
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島の朝は、静寂とともに始まる。波照間島の東端、まだ人影もまばらな浜辺に、悠馬はひとり立ち尽くしていた。潮の香りが鼻腔をくすぐり、遠くでカモメの鳴く声が響く。彼の足元には、昨夜から気になって仕方のない岩場が広がっていた。
「……ここで間違いないはずだ」
悠馬は呟き、リュックからスケッチブックと手袋を取り出す。昨日、ナギサが興奮気味に語った“変な石”の話。最初は島の子供らしい無邪気な作り話かと思ったが、彼女が描いた絵には、明らかに人工的な幾何学模様があった。
「お兄さん、ほんとに来てくれたんだ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 06:08:36
74214文字
会話率:42%
古瓦物語に続く第2弾。今回は、小泉摩耶が加藤部長から、とある離島の発掘を命じられる。ちょっと頼りない川口雄二が摩耶のサブにつく。発掘調査は順調に進んでいくが、調査を進めるにつれ、ある重大事が起きる可能性が高まっていく……
(10年ぐらい前
に発表した小説を若干改変して再掲)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 06:07:23
71781文字
会話率:28%
学生専用のルームシェアに住む主人公の|明仁 友遼《あけに ともはる》は、幼馴染の|結島 飾音《ゆいしま かざね》と高校最後の夏休みに山奥に向かっている途中、不時着していた宇宙船を目撃する。
近くにいた親友の|光眞 星司《みつま せいじ》と一
緒にその宇宙船を覗くと、オッドアイの瞳をした少女が眠っていたが、なぜか彼女は地底について研究している組織になぜか狙われることになった。
強引な大人たちから身を守り、彼女をもとの星に還すことができるのか?
とある離島で出会った高校生と宇宙人による友情と三角関係を描いた一夏の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 18:30:00
22992文字
会話率:35%
谷川健太は数年前に須藤沙也夏という女性と別れた。結婚まで意
識していたので、ショックが大きかった。沙也夏を忘れるため健
太は仕事に精を出したのだが、会社の配置転換で精神的のダメー
ジを受け、結局辞めてしまい、酒浸りの生活をしていた。そんな
健太にある話が持ち上がる。それは気分転換に南の島へ行っては
どうかという事だった。健太自身も、今の生活をどうにかしなけ
ればと思っていたので、その話を受けることにした。
一方の須藤沙也夏は健太と別れた後、好きでもない男と結婚をし
た。この結婚は父親の負債肩代わりのためだった。しかしそんな
結婚生活も3年で破綻し、離婚することになった。離婚後、職を
探さなければと思ったが、運よく前職の上司から声をかけられ、
復職することができた。そして仕事で、沙也夏はある画家と交渉
することになり、南の島へ向かう。
奇しくも、健太と沙也夏は同じ南の島に行くことになったのだ。
ふたりは再会することができるのか?
自分の気持を問い詰め、苦しみながらもふたりは人生の答えを見
つけようとする、大人のラブストーリー。
この作品は処女作「ワン・モア・ソング」の続編です。「ワン・
モア・ソング」をお読みいただくと、よりストーリーがお楽しみ
いただけると思います。
※本作品はフィクションです。登場する人物、施設、店名その他
は実在のものと一切関係がありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 10:00:00
21439文字
会話率:16%
俺は飛行艇で旅をしている。理由なんざもちろん、色んな国で色んなものを見て食って遊びたいからだ。これが俺の行き方であり、人生だ。誰に何言われたって、変えてやるものかよ。
ってな感じで、主人公の俺が適当に駄弁りながら旅をしているだけだ。
っ
て、思いたいだろ? 国には着けなかったよ。生憎な。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 06:30:00
28279文字
会話率:53%
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂
流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
※カクヨム先行中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 21:25:28
522582文字
会話率:47%
北九州の離島に住む意固地な中学生サトコは、あるとき古びた神社で派手やかな美少女ミカと出会う。サトコは自身のコンプレックスからミカを邪険に扱うが、彼女の奇妙な頼みごとをなぜか断り切れずーーそれは少女が密かに求めていた非日常と、そして誰も望まぬ
結末への入り口だった。
少女たちの足掻きや葛藤、絶望と、そして希望を描いた青春暗黒小説です。
過去、魔法のiらんど大賞等で最終候補に選出された作品を大幅に改稿し、第13回ネット小説大賞に挑戦させていただきます。よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 20:00:00
185606文字
会話率:43%
■離島からやってきた少年、因幡白兎(いなばはくと)は、とある令嬢誘拐事件を防いだお礼としてVRMMO『デモンズワールド・オンライン』を手に入れる。
その幼い令嬢とお付きのメイドさんの三人で始めたゲームだったが、どうやらこのゲーム、ちょっと不
思議な部分があるようで……。
仲間とともにお気楽にVRMMOを楽しんでいく主人公の、少し不思議な物語。
HJノベルスより『VRMMOはウサギマフラーとともに。』1〜7巻発売中です。スクウェア・エニックスさんからコミカライズ1〜2巻も発売してます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 12:00:00
1094918文字
会話率:39%
ごく一般的な中学生、田島 春(たじま はる)。修学旅行のレクリエーションの一環で訪れた離島にてほとんどのクラスメイトを凶暴化した動物達に惨殺されてしまう。
“人間以外の生物間で感染する凶暴化ウイルス”が突如として流行したと発覚。来島に使っ
た船は壊れ、一行は終わりの見えないサバイバルを強要される事となる。白髪の美少年フィリップ・磴(イシバシ)はウイルスの事を“八百比丘尼の呪い”と仄めかす。
春は僅かな生き残りと共に生き延びる事を決意するものの、本来感染するはずのないウイルスによって身体に変化が起き始めていた。
『白の反逆 太陽編』と併せてお読みされますと、更にお楽しみ頂けます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 06:48:52
6780文字
会話率:62%
アウトドア雑誌に掲載するコラムの取材のため、バイクでの一人旅をしていたバックパッカーの谷川岳人(たにかわがくと)は離島に向かうフェリーで、島に帰省する途中の女子高生、浜崎美岬(はまざきみさき)と知り合い、甲板で談笑していた。ところが、フェリ
ーは巨大な鯨と衝突し、その衝撃で美岬が海に投げ出されてしまう。美岬を助ける為に救命浮き輪を抱えて海に飛び込む岳人。なんとか美岬と合流することはできたが、二人の目の前でフェリーは沈没してしまう。フェリーから脱出した救命ボートは二人に気づかず、潮流に流された二人は在り合わせの材料で筏を作って漂流サバイバルをすることになる。持ち物は二人の荷物と二つの救命浮き輪のみ。飲み水と食料はせいぜい数日分。たくさんの鮫が泳ぎ、台風が近づいてくる危険な海で二人は生き残ることが出来るのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 21:35:55
785807文字
会話率:55%
自然豊かな離島で生まれ育った杏奈。
医者になるという大きな夢を掲げ、初めて地元を離れ都会での生活を始める。
慣れない環境や関わった事のないタイプの人間と出会い、上手くやって行けると思っていたが、次第に狂っていく人間関係。
持ち前の忍耐強さで
平常心を保っていたが、心のバランスを崩してしまった杏奈の行き着いた先は山奥の精神病院だった。
だが、その病院は何かがおかしかったーーーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 21:11:06
192146文字
会話率:22%
大学生の颯斗(はやと)はある夢に悩まされていた。子供の頃、離島住まいの祖父を訪ねた時の記憶だ。飛び込んだ深く青い海で「何か」を見た──何かは分からないけれど、吸い込まれるような海が繰り返し夢に現れるのだ。
折り良く、颯斗は祖父の法事で思い出
の比彌(ひみ)島を訪れる機会を得る。鹿児島沖の離島で颯斗を待っていたのは気さく過ぎる島民たち、奇妙な風習、遠縁の少女との出会い。そして、海で彼を待つのは「何」なのか──
孤島の伝承にまつわる真相を紐解く土着ホラー、異種間恋愛要素もあります。
全38話完結済、完結まで毎日朝晩2回更新予定です。
カクヨム、エブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 18:10:00
122181文字
会話率:49%
入水自殺を図った主人公の文は、目を覚ますと銀鱗島という因習の残る離島に流れ着いていた。
銀鱗島では鱗生病《りんせいびょう》という死に至る病が流行っており、文も来て早々にそれを患う。残り時間が少ない中、文は銀鱗島内で差別を受けている海雲
族の男や、島唯一の変人の医者と病の原因を解明するため協力関係を結ぶ。
果たして鱗生病の原因とは何か? 島が祀る人魚とは?
怪異が渦巻く島の謎に立ち向かう、因習村×和風神隠しホラー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 21:10:00
102288文字
会話率:37%
宮城県の松島湾に浮かぶ妣之島。世界有数の人魚の棲息地として知られるかの島は、日本屈指の観光地であると同時に有名な自殺の名所でもあった。
生きることを諦めた少年・香山璃久は、不遇続きの人生を終わらせるため島へと上陸する。ところが人魚信仰の
盛んな妣之島には、世界で唯一人魚を飼育展示する水族館『マリンピア妣之島水族館』があった。
最期にひと目、島の神である人魚に会ってみるのも悪くない。
そう考えた璃久はひとり、水族館へと足を運ぶ。そこで出逢う美しき人魚、リィンに心奪われることになるとも知らずに──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 22:09:35
95193文字
会話率:47%
観光ブームに沸く離島で、“赤い波”と共に現れる巨大生物の噂。
恐怖と興奮が入り混じる中、ナズナは静かな違和感に導かれ、現地調査を開始する。
そこで出会ったのは──意外な存在だった......
最終更新:2025-05-16 10:39:47
2012文字
会話率:2%
かつて「命は数式で救える」と信じて開発された診断支援AI《Lucia》。
限られた医療資源を最適化するその技術は、やがて“救えない命”を見捨てる装置となっていく。
少年が搬送された救命センターで、《Lucia》は“診断不能”と告げた。
合
理と効率の名のもと、命の価値すら切り捨てられる中、技士・皆川颯真はかすかな兆候から“例外の命”を見出す。
都市と離島、制度と現場、AIと人間の間で揺れる医師たちが、それぞれの立場で問い直す。
――命とは何か。
――命を“診る”とはどういうことか。
これは、命を数値で管理する時代における、“人間だけが解ける方程式”の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 07:00:00
105634文字
会話率:29%
就職氷河期世代の就職難で万年フリーターの田所浩一。落雷に遭った衝撃で、くじが光って見えるように。“光る宝くじ売場”に導かれ、当選金を手に日本中を巡る旅へ。希望を失った町、限界集落、離島の教師──出会う人々と共に小さな奇跡を起こしていく。
最終更新:2025-05-06 06:25:53
1411文字
会話率:20%
アストレア王国の双子の王女、太陽のようなきょうこと月のようなフランデールは、幼馴染のルーシアが自由都市アレンで始めたラーメン屋を心配していた。エル社からの融資を受けたルーシアの店はすぐに閉店し、彼女はエル社の離島へ送られてしまう。
離島の
調査で二人は、エル社が人気ロボット「フレンダ」の動力源として女性の魂を使い、人形が壊れると魂を再利用する非人道的な秘密を知る。この技術は、初代女王の禁断の力に由来するという。
女王は事態を重く見て軍の派遣を認めないが、きょうことフランデールはアレンへ潜入。そこで魂を人形に閉じ込めるおぞましい光景を目撃し、激しい怒りから巨大な狐の姿に変身、エル社と街を破壊する。
戦いの後、フレンダから解放された女性たちが現れ、エル社の悪行は白日の下に晒される。各国が介入し、エル社社長は逮捕。アレンの自治制度も見直されることになった。アストレアに戻った双子の王女は女王に叱られるも、その行動は称賛される。二人は、この出来事を胸に、新たな未来へと歩み始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 12:13:19
6566文字
会話率:41%
高校生の夏、重い吃音から逃れるように訪れた離島・汐凪島で、相葉海斗は従妹の凪、転校生のユイと出会う。しかし、美しい島の夏は、古くから伝わる因習と閉鎖的な狂気に蝕まれていた。海斗は、凪を守るという歪んだ決意から、取り返しのつかない罪を犯し、
二人は秘密を共有する「共犯者」となる。
それから五年。海斗と凪は、島で息苦しい共生を続けていた。表面上は平穏に見える日々。しかし、互いを監視し、依存し合う歪んだ関係性は、見えない檻のように二人を縛り付けていた。そんな中、島にリゾート開発計画が持ち上がり、本土から執拗なフリージャーナリスト・佐伯が現れる。佐伯は、五年前の「事故死」として処理された島の長老・シズの死に不審を抱き、真相を追っていた。
佐伯の調査は、海斗と凪が必死で守ってきた秘密の壁を少しずつ崩していく。さらに、あの夏、全てを目撃して島を去ったユイが、記者となり、過去と向き合うために再び島を訪れる。ユイの出現は、海斗と凪の共犯関係を根底から揺さぶる。
封印していたはずのフィルムカメラの存在。蘇る罪悪感と、僅かな解放への期待。凪の深まる執着と、静かな狂気。そして、佐伯によって徐々に明らかにされる、五年前の断崖での衝撃的な真実。
過去の呪縛から逃れることはできるのか。共犯者の檻から抜け出す道はあるのか。それぞれの選択が交錯し、物語は再びあの夏の断崖へと収束していく。これは、罪と罰、愛と依存、そして記憶の重さを描く、痛切な青春サスペンスの第二章である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 07:00:00
32188文字
会話率:36%
重度の吃音に悩み、劣等感を抱える高校二年生の相葉海斗。彼は夏休みを過ごすため、母の故郷である離島「汐凪島」へ帰省する。そこで再会したのは、先天性の心臓病を抱える儚げな従妹・潮見凪。そして、本土から来た快活な転校生・日高ユイとも出会う。
吃
音から解放される凪との静かな時間、劣等感を忘れさせてくれるユイとの眩しい交流。海斗は祖父の形見である古いフィルムカメラを手に、きらめく夏の風景と二人の少女の姿を記録し始める。弾ける「初恋サイダー」の泡のように、淡く切ない想いが芽生えかけた夏だった。
しかし、美しい自然とは裏腹に、島には古くからの因習が色濃く残っていた。「凪ぎ巫女」と呼ばれる特別な役割を担う凪の家系、厄災除けの禁忌の儀式、そして島民たちの凪に対する異様な視線。凪の病弱さ、孤独、運命への諦めと反発が、海斗への純粋な想いを歪んだ独占欲へと変質させていく。一方、ユイは島の異質さと、海斗と凪の共依存的な関係に気づき、正義感と無力感の間で激しく葛藤する。
やがて、島の不漁や凪の病状悪化を理由に、島の長老・シズを中心とした島民たちは、凪を生贄とする古の儀式を強行しようと動き出す。外部への助けも届かず、島の中で孤立していく海斗たち。
夏休みの終わり、儀式が執り行われる運命の夜。狂気に満ちた島民たちを前に、凪を守りたいという歪んだ庇護欲に突き動かされた海斗は、取り返しのつかない自らの選択をする。それは、凪と共に「共犯」という名の逃れられない檻へ足を踏み入れる決断だった。
煤けたフィルムは罪を写し、甘かったサイダーは二度と戻らない純粋さの苦い後味を残す。これは、純粋さが狂気に変貌し、初恋が破滅へと向かう、ある夏の忘れられない記録。閉鎖された島で、少年と少女が選び取った、切なくも残酷な運命の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 12:00:00
24849文字
会話率:30%
施設で育ち、母の顔すら知らずに生きてきた主人公・倉橋カナは、ある日、ふとしたきっかけで戸籍謄本を取り寄せる。そこに記されていた「出生地」は、地図にも記載のない離島 来来島。
徐々に明らかになる母の過去、そして自分の出生の真実。これは、過去を
知ろうとした女が、“知ってはならないもの”に触れてしまった物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 09:56:01
7687文字
会話率:22%