昭和十九年、戦局は悪化の一途を辿っていた。
だが日本には、まだ切り札が残されていた――“魔導”。
祈りを源とするその力は、かつて密かに発見・研究され、今や戦略兵器として実戦投入されようとしていた。
攻撃型魔導兵器「ヒノカグツチ」
の発動が、太平洋戦争の趨勢を根底から覆す。
陸軍魔導研究所育成課程一期生・神崎真は、国家が唯一擁する戦略魔導適性者。
だが彼の中には、力を“祈り”として捉える信念と、軍の暴走への疑念が芽生え始めていた。
魔導がもたらすのは勝利か、滅びか。
封印された近代史を抉る、もうひとつの大東亜戦争。
魔導の行く末とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 06:00:00
63205文字
会話率:43%
第二次世界大戦がヨーロッパで勃発した1939年末、日本では突如して巨大建築物が出現した。
国立国会図書館と書かれた建物には2020年までの書物が保管されていた。
陸海軍、政府は隠ぺいを行い、未来を知ることとなった軍部はもはや回避できない状況
となっている対米戦争を、未来の技術・知識を用いて勝利へ導こうと考える。
帝国の未来は、どっちだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 20:55:40
80925文字
会話率:28%
1945年、連合国に降伏した大日本帝国は解体され、日本本土は米軍の占領下に入った。帝国陸海軍は武装解除、将兵は復員し、軍隊は消滅する。軍国主義を主導した戦争犯罪者は逮捕され、極東軍事裁判所が開廷した。GHQは日本政府を指揮して戦時体制の
廃棄と民主化を推進する。急激な変革だった。特高警察の廃止とは共産党員の釈放であり、経済民主化は経営陣の追放だ。宇垣内閣はポツダム宣言の履行と内政の安定に邁進する。
第二次世界大戦に勝利した連合国だったが、早くも対立と分裂の危機に直面していた。欧州では、ドイツとその占領下にあった中欧・南欧の処遇をめぐって新たな緊張が生まれる。極東では、対日参戦を履行できなかったソ連に対してヤルタ密約が破棄された。中近東と東亜では独立を宣言した国々が武装蜂起する。連合国は国際連合を組織して結束を強化しようとした。だが、大戦の勝利者である米英中ソの各国にはそれぞれ山積する問題があった。
1947年5月、中ソ国境で軍事衝突が起きた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 09:00:00
94802文字
会話率:65%
大日本帝国は危殆に瀕していた。
昭和一九年七月九日サイパンが陥落し、一八日に東条内閣は総辞職した。二二日に成立した小磯内閣は、しかし、劣勢を挽回することはできなかった。さらに、陸海軍協力のために特に指名された小磯陸軍大将と米内海軍大将
のもとでも、陸海の緊密は得られなかった。マリアナ沖海戦に続き、レイテ沖海戦でも敗北した海軍は、実動艦隊の壊滅を受けて悲壮な決意を固めた。一方の陸軍は一撃講和論のもとに、乾坤一擲の決戦場を求めていた。
昭和二〇年春、硫黄島が陥落し、日本本土は前哨を失った。沖縄上陸、大和特攻失敗の中、小磯内閣が瓦解し、海軍大将の鈴木貫太郎に組閣の命が下った。大日本帝国天皇の絶大なる信任の下に成立した鈴木内閣だったが、陸海の不一致も、政府・統帥部の混乱も解消されなかった。強力な指導力の発揮がないのだ。鈴木内閣は統帥・作戦に関して消極的とみえた。といって、外交による和平・終戦への希求にも熱意は現れない。起死回生の秘策があるのか。
実は、この時期、東郷外相と外務省は全権を託されて和平・終戦工作に没頭していた。ソ連邦の仲介による連合国との講和である。東郷自身、当初は懐疑的であったが、障害は鈴木首相が除いてくれる。それどころか、陸軍と海軍の協力も得られた。統帥部からの妨害もない。御前会議での裁可もあった。外務省と内閣はソ連仲介の和平策に邁進する。
昭和二〇年夏、満州は豊作だった。今年も割り当て以上の供出ができるだろう。満州各地の開拓民は満足していた。だが、収穫する開拓民のほとんどは老人と女子供だった。それは市街地でも同じで、工場や事務所では女子供たちが働いていた。満州は、農産物や工場製品だけでなく、兵員も本土に輸出・供出していたのだ。関東軍は三〇万以上の将兵と重装備を本土と南方へ移出した。現有の兵力は七〇万人にまで減少していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-28 13:00:00
116997文字
会話率:54%
大東亜(太平洋)戦争終結80年慰霊作品。
最終更新:2025-04-18 10:39:48
52703文字
会話率:67%
※この作品は史実を元にしたフィクションである。
大日本帝国海軍消滅後、日本の海を守る事になったのは、そのDNAを残した別組織がどのようにして、今の体制になった事は知られているようで知られていない。戦後の混乱期において日本の防衛体制がどの
ような経過を辿る事は、有意義な事であろうかと思われる。このシリーズは、3人の日本兵にスポットをあて、陸海空各自衛隊の戦後の様子や略歴を辿る物語であり、上巻海の章100ページ、中巻陸の章100ページ、下巻空の章100ページで編制される。自分達の生まれる前の事だと投げ捨てず、しばし戦後の混乱期へのタイムトラベルにお付き合い願いたいと思う次第である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-08 14:14:57
281207文字
会話率:18%
「アメリカとなんか戦える訳がない。」山内正文(米国駐在武官)
最終更新:2021-12-27 14:10:00
95469文字
会話率:4%
1945年4月6日、時は第二次世界大戦末期。
世界では枢軸国が迫り来る連合軍に各地で劣勢に追い込まれていた。
かつては連戦連勝で世界にその名を轟かせた大日本帝国陸海軍も、今や米軍の圧倒的な物量を前に押し込まれ、敗色が濃厚となっていた。
最
後の望みを一撃講和とし、大規模な特攻作戦が行われようとしていた。
だがこの日、出撃した多くの将兵達が遭遇したのは、米空母機動艦隊でも、迫り来る大量の米軍艦載機でもなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
戦争末期日本が国ごと異世界に転移する物語です。
満足に戦うことの出来なかった末期日本の兵器達が、異世界で活躍する光景を想像して書いてみました。外交や内政など、知識の至らない部分もあると思いますが、出来るだけ不自然の無く書けるよう頑張ります。
※初投稿作品です。
誤字脱字や文法などのミスや間違いがあるかと思いますが、お手柔らかに観ていただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 12:41:01
70420文字
会話率:39%
海軍兵学校45期生である小畠歓一海軍大尉の遺品の内、特に陸海軍に関係するものの複写物をここに掲載する。全十四点。
1、甲種飛行豫科練習生用 国史教科書 海軍練習連合航空総隊
2、小畠嘱託 霞ヶ浦神社合祀者名簿(追加用) 霞ヶ浦海軍航空隊(
表紙写真のみ)
3、昭和九、昭和一四 陸軍幼年学校 教授要綱
4、昭和十九年八月 甲飛徴募試験に対する所見 普通学教官室
5,昭和十九年五月廿八日 隊務日誌(三) 普通学部長
6,昭和十九年八月廿三日 隊務日誌(四) 普通学部長
7、昭和十九年八月 名古屋、姫路、鈴鹿海軍航空隊見学報告 普通学部
8、昭和十六年四月十日 後楽会会則 土浦海軍航空隊
9、甲種飛行隊科練習生短縮教程(一〇時間) 作文教授細目案
10、甲種飛行予科練習生作文教授参考 第十九聨合航空隊司令部
11、明治二十一年七月二十日内務省許可 武道初心心得 上、中、下、合本(表紙写真のみ)
12、日下部先生講 大正十五年十二月三日 日本文学書解説 小畠
13、昭和十一年五月改訂 三浦半島史跡概要 横須賀海軍航空隊予科練練習部
14、英国大艦隊 完(表紙のみ)折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-28 18:16:44
3722文字
会話率:0%
2025年、日本全土に突如として1944年の大日本帝国陸海軍が出現。戦艦長門や空母赤城といった艦、九七式中戦車、そして数百万の将兵が、現代にタイムスリップする。
日本国自衛隊と日本政府は交渉を試みるが、戦争終結を知らぬ帝国軍は「本土決戦」の
準備を開始。千葉・館山での衝突を皮切りに、帝国軍 vs. 自衛隊の壮絶な戦いが勃発する。米国・中国・ロシアといった周辺国も事態を注視し、国際政治の駆け引きが絡む中、日本は過去の亡霊とどう向き合うのか。
戦争の狂気と技術の進化を描く軍事SF群像劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 15:22:35
1048文字
会話率:26%
「我々は400年前にいるのか」
1941年12月、大東亜戦争開戦に伴い、マレー、フィリピン制圧のために、海上移動していた大日本帝国陸海軍、皇軍の諸部隊は驚愕することになった。
状況の異変を把握し、更に情報収集に努めるのにも、中々皇軍は手
間取ってしまい、1541年12月にいることが、ようやく分かった。
取りあえず、フィリピンを仮の根拠地にした皇軍の主力は、祖国の日本を目指す。
戦国時代の戦乱の下にあり、困窮している天皇陛下をお救いし、衰微している国体を回復するために。
そして、この出来事は、当時の日本に割拠していた諸勢力にも多大な影響を与え、更に世界にも徐々に影響を与えることになり、歴史を大きく変えていった。
また、その皇軍の中には、上里松一という海軍少尉がいた。
対米戦の中で戦死を覚悟していた彼は、戦国時代に生きる中で家族を作り、更にその家族が更なる人とのつながりを育んでいく。
その中には、史実で名を馳せた人物もいることになる。
そして、史実で名を馳せた人物も、また史実とは異なる人生を歩むことになる。
そんな80年余りの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 19:11:38
2694600文字
会話率:23%
1920年早春、4月1日からの日本空軍創設に伴い、日本の陸海軍は大人事異動を発令していた。
長かった世界大戦が終わり、当分の間、平穏な日々が続くことを日本を含む世界の人々は願っており、世界大戦の欧州派兵で大きな傷を負った日本国内では、平
和の果実を味わいたいという声が高まってもいた。
大正デモクラシー、軍縮の嵐が吹きすさぶ中、日本海兵隊、サムライも刀を置こうとし、大規模な軍縮を計画していた。
だが、中国やインド等、アジアの民族運動の高まりが、サムライに刀を置くことを許そうとしなかった。
そして、国内も世界大戦後の不況、関東大震災、金融恐慌から世界大恐慌と不安定な時代を迎えようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-24 20:08:18
179518文字
会話率:22%
「日出の平和は俺たちが守る!」
我田引水で設立された「陸海軍合同独立日出飛行隊」の奮闘記。
最終更新:2024-10-14 21:00:00
87027文字
会話率:45%
別府造船が開発した重迎撃機「A10」。爆撃機専門、日出限定の我田引水迎撃機なのだが、別府造船社長、来島義男の豪腕により陸海軍合同で運用されることになった。
キワモノこの上ないA10。果たして迎撃なるか!
最終更新:2022-05-11 21:06:50
7441文字
会話率:39%
太平洋戦争の末期、絶望的戦局の中。各地で特攻を含めた戦いに臨む日本帝国陸海軍艦艇、部隊のうち、幾つかの艦艇や部隊、航空機が突如として見知らぬ異世界に転移させられた。異世界で圧倒的な武力を持ち、彼らは、異世界の情勢を引っ掻き回して行く。
最終更新:2024-10-14 18:30:06
472966文字
会話率:32%
様々な兵器・装備開発の歴史を知るたびに、ちょっとだけ変換すれば違うことになったのかも…という妄想を広げてみました。
最終更新:2024-08-03 00:00:00
376718文字
会話率:34%
時は西暦1941年の日本を取り巻く状況は最悪と言っていい状態であった。
1931年、名将“石原莞爾”中将直々の満洲事変を切っ掛けに中国と泥沼状態の戦いに陥ると共に米国との関係も日が経つにつれて極端に悪化していた。
政府や軍部は最早、対米
戦争を回避できない事態を考慮して一撃必殺の作戦を以て米国に大打撃を与えて早期講和を締結してこの泥沼の状況から脱しようと考えていたのである。
その一環として最初における作戦として連合艦隊司令長官『山本五十六』大将提案の真珠湾上陸作戦及び米国本土上陸作戦が採用されて現時点での最新鋭空母を含む大機動部隊を投入する事が決定される。
だが、その作戦に石原莞爾がとんでもないことを新たに提案してくる。
そこから新たな歴史のイチページが開かれることになる。
昭和16年11月28日、択捉島単冠湾から『南雲忠一』中将率いる第一機動部隊が出航する。
航空母艦“赤城”“加賀”“蒼龍”“飛龍”“瑞鶴”“翔鶴”
戦艦 “比叡”“霧島”
巡洋艦 “利根”“筑摩””阿武隈“
駆逐艦 “谷風””浦風””浜風””磯風””陽炎”“不知火”“霞”“霰”“秋雲”
艦載機 350機
日本陸軍3個師団を満載した大輸送船団と共に……。
ここから新たな歴史が記されていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 22:02:49
201680文字
会話率:39%
大日本帝国派遣総隊=菊水総隊。歴史改変のため、大東亜戦争の時代にタイムスリップした。自衛隊と共に派遣された影。
警察、消防、海保等のそれぞれの戦いの物語。
※IF自衛隊派兵~もう1つのWWⅡ~の外伝です。
最終更新:2024-02-10 21:00:00
673184文字
会話率:36%
一九四五年一月、第二次世界大戦も最末期に差し掛かった頃…
激戦を続けていた日独米軍の一部部隊が、前線への移動途中に突如として失踪した。
失踪した陸海軍将兵は、地球とは異なる世界…異世界へ飛ばされてしまっていた。
飛ばされた先で目にするド
ラゴンや半獣半人など…
地球上では人々の頭の中にしか存在しえない空想上の生物や、魔法といった非科学的現象の数々を目撃する
当初は、多少のすれ違いがあった日独米の各部隊だったが、転移した世界の現状が分かるに連れて協力することになる
混成部隊を編成した日独米の部隊は、魔王が率いる魔族軍に参入して人間との戦争に赴くことになる
この世界で人間側の最大勢力である連邦は、併合した国々に圧政を敷いて人々から搾取するとともに、協調勢力と共に魔族殲滅を目論んでいた
連邦が占領する地域の惨状を目の当たりにした連合軍は、全員が一丸となって連邦との戦闘に望むことになる
連邦にとってそれは最初は針の穴ほどの綻びだったが、やがて大きな綻びとなった
綻びを修正しようと躍起になった時、連邦は強硬策に打って出た
日独米連合軍と魔族、そしてこの世界に生きる人間たちの未来を掛けた戦いが始まろうとしていた
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「カクヨム」にも掲載を始めました
2020.03.16~
・この物語はフィクションです。
・歴史上の事柄について触れる部分が多々ありますが、
特定の主義主張に関して同意するものではございません。
・また、この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-30 18:00:00
218600文字
会話率:34%
日本陸軍が建造した上陸作戦用の特種船『神州丸』。その内容は現代海洋上陸作戦の主力となる強襲揚陸艦の原点とも言うべき、非常に先進的なものである。
大量の上陸用舟艇(大発)とこれを支援する舟艇及び航空戦力を用い、陸海空一体の連携で大戦力を一
気に揚陸する、21世紀の今日でさえ通用する着想を大戦中どころかそれ以前に、しかも海軍ではなく陸軍が持てたというのは驚くほかにない。
ちなみにあきつ丸など量産型特種船が民間から徴用した形になっているのと異なり、この神州丸は陸軍省に所属するまさに「陸軍の船」であった。
驚くことに本船の建造に就いては陸海軍の間では完全に合意が進んでいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-23 16:00:00
33490文字
会話率:6%
1945年8月、ポツダム宣言を受諾し大日本帝国は降伏した。それとともに、帝国陸海軍も解体されたが、直後にGHQ直属の日本警備隊が創設されることとなった。
最終更新:2022-02-05 00:00:00
6205文字
会話率:2%
最後の生き残りの老婆が語る、陸海軍混成演芸隊の話。
最終更新:2017-05-01 00:00:00
7255文字
会話率:100%
帝国陸海軍二式戦闘機。その正体は!?
最終更新:2017-02-01 00:00:00
3425文字
会話率:0%
1872年4月4日
皇国兵部省は陸海軍に分離することなく国防省としてその規模を拡大することとなった。
これは少し違う歴史を歩む皇国の話
最終更新:2022-01-22 21:55:25
66938文字
会話率:27%
大日本帝国は太平洋戦争に負ける消滅する。これは避けようが無い運命だと考えられる。
ならばどう負ければ良いのか、ということを考えた方がマシなのでは?そう思ってしまう。
この作品は以前投稿していた「太平洋戦争~とある人間が変えていく歴史
~」の陸軍ver.となります。ダラダラと書いている内に勝つ見込みは消え、作者自身が海軍から陸軍寄りとなってしまったので、陸軍を主体としたバージョンを書くことにしました。
一応海軍も出てきますが、陸海軍が協同するのは1944年以降なので、その……
なるべく史実を意識して話を進めていきます。メインとなるのは陸軍の失敗(インパール作戦とか)を減らすことになりそうです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-20 00:31:56
4300文字
会話率:2%
陸海軍合同で開催された、独身の若手将校向けの集団お見合い会。
海軍主計大尉である北中振善光は、大日本帝国陸軍女子特務戦隊の園里香上級大尉と意気投合。
園里香上級大尉にリードされる形で、初デートという段取りになった。
岸和田市を舞台に繰り広げ
られる、若手士官同士のデートの行方は…
※本作品は、黒森 冬炎様御主催の「着こなせ!制服~お仕着せ企画」と、香月よう子様御主催の「夏の夜の恋物語企画」の参加作品で御座います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 20:59:22
6109文字
会話率:29%
1943年、太平洋戦争の戦局は米国に傾きつつあった。前年、1942年の6月には北太平洋で起こったミッドウェー海戦で日本海軍は大敗。さらにその直後、8月に始まったガダルカナル島の戦いでは、陸海軍ともに米軍と激しい消耗戦を繰り広げ、翌1943年
の2月に終結するまでに多くの戦死者をだすことになり、日本軍は一気に弱体化した。
勢いに乗った米海軍は遂に日本の内懐である日本海における通商破壊作戦を発令する。任命されたのは新鋭潜水艦「ワフー」とその乗組員を率いる米海軍最強の潜水艦乗り、ダドリー・W・モートン中佐であった…! (注:日本軍TUEEE!のIF戦記ではありません。史実をもとにした歴史小説です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-16 17:18:30
8003文字
会話率:40%