「野々野 足軽」(ののの あしがる)は超能力者である。それは別にそういう家系とか、ある日悪の組織に捕まって人体実験をされたとか、天候の悪い日、雷に打たれた――とかでもない。
ただある日、なんとなく今日は学校にいきたくないなぁ……飛んでい
けたらなぁ……とか思ったら、なぜか天井にぶつかった。どうやら野々野足軽は人類で初めて……と思われる自立飛行を達成したようだ。
それから彼は混乱した。当然だろう。いきなり飛んだんだ。けど漫画やアニメが好きだった彼はとりあえずどういう力が使えるかを検証してみた。するとまあ……色々と出来る。でも最初は微々たるものだ。飛べるけど、ゆっくりで上に上がるだけで疲れる。炎は火花しかでなかった。電気は静電気でピリッとね。風はそよ風。
テッシュ一枚なら、なんとかちょっと先から手元まで持ってこれた。それだけだ。けどワクワクした。彼は超能力の修行に明け暮れた。それから一年後……彼は人生を謳歌してたんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 03:50:21
745269文字
会話率:36%
「ある朝、突然、学校を辞めてみた。」
高校生の僕が迷い込んだのは天文15年、500年前の京都。信長も秀吉もまだ登場していないこの世界じゃ、ゲームやまんがの歴史の知識なんかまるで役に立たない。どうしよう?! しかもタイムスリップしてくる人は今
までにも結構いたみたいで未来から来たことを話しても誰も驚かない。なんなんだこの世界!
足軽の傭兵部隊に拾われた僕はそこで同い年のある女の子と出会う。鵺噛童子(ぬえがみどうじ)と名乗り、京中を荒らしまわっていたその少女はなんとのちの上杉謙信、長尾虎千代。いくさの腕を買われ、傭兵団に雇われた虎千代の馬廻りに平成男子、武道なんてからっきしの僕がなぜか。本当に生き残れるの?
・・・・と言うわけで、女の子の上杉謙信と平成男子の戦国サバイバルを描いた歴史長編小説です。若干史実解説を含んでますが、それほど難しくはない(してない)はずです。もしよろしかったらのぞいてみてください。※のべぷろ様にて一部重複掲載をしておりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 05:35:49
3702158文字
会話率:45%
戦乱の中、家を出てどこかの城で足軽として登用されようとする俺。
目の前には三つの道が現れ、この三つの道のどれを進むかで俺の未来が変わると立ち止まる。そこに現れたのは…。
最終更新:2024-10-05 16:57:26
7124文字
会話率:47%
山岳部の友人が急に亡くなった。
まだ若いのに。
葬式に出席するとご遺族の方に一冊の日記を渡された。
彼女が山岳部時代に使っていたものらしい。
読んでみると――え?
「皆で最後に冬の奥穂高に登れたらいいな」とか書いてあるんですけど。
卒業間際
の時期に聞いた時はてっきり冗談だと思っていたんですけど。
社会人になってから山とは縁遠くなった。
30歳。
皆それぞれ社会の中での立ち位置が決まっている頃だ。
僕もちゃんと登る機会なんて無いと思っていたけれど。
もし再開するなら今しかないよね。
冬の奥穂高に登れるかどうかは分からないけどさ。
大学時代の思い出を振り返りながら、社会人が山に登る。
もう一度あの峰へ。
亡くなった友人の分まで。
これは登山を通して綴られる一人の青年のストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 19:42:42
156407文字
会話率:11%
時は19世紀、ところは大英帝国の首都ロンドン。
当時世界一の大都市で中西廉は冴えない毎日を送っていた。
銃職人として仕事はあったが、将来への展望など持ちようもない。
色褪せた日々の中、彼は一人の少女が路上で歌う姿に惹かれる。
珍しい客に少女
は勢いよく話しかけた。
「私、将来はオペラ歌手になりたいんですっ!」
「はあ?」
夢を持てず自分の生き方に胸を張れない日本人の青年と。
孤児であっても夢を諦めず前向きなイギリス人の少女。
これはそんな二人が紡ぎ出すスチームパンクなバトルも交えた浪漫溢れる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-13 20:10:02
33248文字
会話率:18%
2020年新型コロナウィルス蔓延。
世界中の誰もが影響を受けた現在、行動基準にも変化が起きているのは周知の事実。
自分なりにふと感じたことをつらつらと書いてみました。
最終更新:2022-09-09 20:09:26
461文字
会話率:0%
主人公 鈴木悠斗。幼馴染兼会社の同僚 伊藤凛
飲みに行こうとしたときに突然緑の化け物が現れた。
そいつは足が遅かったから助かったがそれを不審に思いスマートフォンで確認したら全世界で洞窟のような建造物が急に発現していて、その中から化け物が
大量に放出されていたのだ。
それに驚き道端で止まっていると、まいたと思っていた緑の化け物が近づいてきていた。俺は先に気づいて距離をとったが凛のほうは腰を抜かしてしまいその場に力なく座り込んでしまっていた。
俺はすぐさま駆けつけようとしたが緑の化け物が持っているこん棒を振りかぶるのが先で凛の頭にたたきつけられてしまった。
俺は怒りで緑の化け物を突き飛ばしてから馬乗りになり頭をタコ殴りにしていた。朝になるまで、、、
そしてついに緑の化け物が息を絶えた。
すると脳内でこんな機械音が流れた。
「個体名 鈴木悠斗はスキル『やり直し』を獲得しました」と、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 13:47:54
15360文字
会話率:51%
甲斐の信玄と越後の謙信…川中島の戦いは戦国戦記に残る名勝負として歴史に残ります。
決戦の模様は臨場感たっぷりに語り継がれ、多くの人の知るところですが、実は実際の戦記を記した甲陽軍鑑を元に、江戸時代の講談で用いられた創作…というのをご存知でし
ょうか?
甲陽軍鑑にしても、川中島で実際に戦いがあったことは綴られていますが、決戦の詳細は記されていません。
キツツキの戦法、車かがりの陣など、ドラマチックな戦闘シーンは創作によるものというのが定説です。
私も実際に川中島に赴き検証して来ましたが、実際の戦闘は全く違う形で行われたのでは無いかと確信しています。
さて、犀川と千曲川に挟まれた川中島でどのような戦闘が行われたのか…
本小説では無名の足軽三人衆に登場してもらい、当時の戦いはかようなものであったのでは無いかと再現してもらいました。
また当時の時代背景や甲斐国、越後国の内情など、私なりに検証した背景も盛り込んでおります。
案外、本当に真実に迫っているかも…
当時の絵地図でも参照にしながら両軍の戦闘の経緯を想像すると分かりやすいかもしれません。
少し長いですが、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 18:34:34
63370文字
会話率:14%
とある足軽達の馳走の話と、その顛末です。
最終更新:2023-10-17 02:39:27
3963文字
会話率:48%
織田信長が、鉄砲で武田軍を打ち破った長篠の戦い。
このとき、絶体絶命の長篠城から、救援を求めるため岡崎城まで赴き、そして己の命と引き換えに任務を全うした足軽がいた。
その人物の名は、鳥居強右衛門。彼は何を思い、自らを犠牲にする決断を下したの
か。
【筆者注・低年齢向けを意識した習作です。また、話の都合上、かなり誇張、脚色しています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 19:52:37
12629文字
会話率:25%
竹束とは、切った竹をつなげた盾のことです。室町時代。日本に鉄砲が入ってくると同時に、竹束が作られるようになります。では、この竹束は誰が持ち、どのように使われたのでしょう。1575年の長篠の戦いに参加した伊勢の鉄砲足軽とその家人の視点で、竹束
とその使い方を描いてみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-12 00:23:53
5901文字
会話率:37%
永禄3年(1560年)。桶狭間の戦いを前に、清州城では足軽の藤吉郎が、幼なじみのねねと会っていた。津島湊の浅野家は、ねねと藤吉郎を通して、清須城主の三郎信長に、ある裏取引を持ちかけていたのだ。
最終更新:2023-05-03 18:00:00
4607文字
会話率:29%
15世紀。戦国時代。
武蔵国の百姓、源五は長柄足軽として戦場にいた。
長い槍を持ち、戦場において柵をたてる。長柄足軽は、時間を稼ぐための肉の盾だ。
肉の盾を維持するため、長柄足軽は調練を通して団結心を築く。
最終更新:2023-03-09 22:45:01
6344文字
会話率:34%
「俺」は戦場での情報収集を担っているさる筋の者だ。
あいにく潜入中のため、正体は明かせない(笑)
身の危険を考えて、とっとと帰参すれば良いものを、「腕に覚えあり!」の勇ましい姿勢から、あろうことか、尾張のうつけ者と評判の弱小織田信長の足軽募
集に参加した。
時は1560年東海の弓取りと評判の今川義元が、尾張の肥沃な土地を狙い大軍勢を起こして攻めて来た。
俺は必然的に信長の軍勢の一員として、戦場に出る羽目になってしまう。
折からの雨が戦場を覆うや織田軍は義元の首を狙って桶狭間に奇襲をかける。
その中で俺は味方の足軽達を守りながら奮戦を続けるも、或る男を庇った瞬間に、死角から飛んで来た投石で頭をやられて意識を失った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 05:00:00
21640文字
会話率:27%
戦国×ロボの短編です。皆さんの意見が欲しいです
※カクヨムにも掲載しております
最終更新:2023-06-15 14:26:57
2838文字
会話率:40%
丑寅の峠は、将軍のお膝元、江戸より遥か遠く、「みちのく」へとつながる東(あづま)街道のほぼ中央から分岐する笹場街道に位置する。霊峰層雲山塊の尾根筋だが、ここは国境(くにざかい)ではなく、山津波によって廃道になるまで青葉藩から笹場藩の銀山を
経てから束稲藩へと続く古街道の一部であった。
関は廃道になると廃れるものだが、この丑寅の関は、そこに至る沿道まで多くの青葉藩の武士たちが詰めている異様な雰囲気を醸し出していた。まるで戦に赴くような出で立ちをした侍や足軽たちのどの顔にも疲労の色が濃く浮き出ていた。
門を隔てた遠くのさざめきが、関の近くに這い寄るに従い、泣き声や悲鳴へとその質を変えていった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-12 12:15:40
41354文字
会話率:46%
大学生の庵が夏休みを使って祖父の家に行くと、祖父は一本の刀を取り出した。「この刀は白那。これには時を渡る不思議な力がある」実際白那を振ると空間が裂けた。唖然とする庵を祖父は男は度胸と言って裂け目へと突き飛ばす。森の中で尻餅をついた庵に、怒号
と共に近づいてくる声。見ればそこにいたのは二人の足軽だった。◇あらすじはシリアスですが内容は戦国時代で出来た恋人と現代でデートしたり、知り合った殿様に現代の美味しい食べ物をねだられたりします◇タイトルに戦国時代とはありますが、過去の日本ではないため歴史上の偉人は一切出てきません。あくまで戦国時代のパラレルワールドとなっています◇だけど戦はあるし、命の取り合いをすることもあります◇この作品には付喪神や妖怪といった存在も出てきます◇戦闘はリアルではなく、一騎当千のようなキャラもいるのでファンタジーとしてお読みください◇この作品には若干の美醜逆転要素が含まれています。苦手な方はお気をつけください◇折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-04 12:00:00
46097文字
会話率:63%
戦国時代の合戦の一瞬を足軽の目線から描きました。
こんな感じなのかなという想像です。
最終更新:2022-09-20 21:52:11
1083文字
会話率:0%
包囲下の信貴山城。松永弾正久秀はとある足軽大将にあることを託す…
最終更新:2022-07-30 02:16:21
3745文字
会話率:26%
よくある歴史の転生先にて。
誰を王様にさせるか悩む、ただ一介の足軽でした。
最終更新:2022-07-24 23:35:30
200文字
会話率:100%
1545年。戦国時代。
足軽(兵士)になるべく腕を磨く少年【陸】は、北条家の末裔を名乗る男【礼】と出会う。
礼は日ノ本に再び平和をもたらすため、陸と共に天下統一を目指していく。
これは、歴史に隠されたもう一人の主役の物語。
最終更新:2022-06-29 03:22:51
983文字
会話率:24%
戦国時代に生まれ変わったけど、殺し合いが嫌で寺に逃げ込んだ。
足軽徴兵回避と思いきや、その寺の住職に気に入られ、偉い武士の子供と一緒に、勉強させられる事になった。
ブルジョワのご学友とか勝ち組じゃないか!?と喜んでいたら、このご学友がサボリ
魔のバカ殿で、オレはそのフォロー役を押し付けられただけだった!?
十年後。腐れ縁という奴はどうしようもなく。
オレは坊主 十英 承豊(じゅうえい しょうほう)となり、バカ殿こと今川 氏真(いまがわ うじざね)の為に、戦国時代を走り回ることになる。
スタートラインは桶狭間後!!敵は、戦国最強の武田騎馬隊に、天下人の徳川家康だ!?
※2019年5月25日に第一巻が書籍化しました。
※2019年11月25日に第二巻が書籍化しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 08:00:00
407871文字
会話率:30%
豊臣秀吉の末裔を名乗る狂気の霊能力者によって現世に蘇った、豊臣方の武将や足軽。
南近畿地方に位置する堺県堺市は、この「怨霊武者」の跳梁跋扈によって戦場と化した。
国際的防衛組織「人類防衛機構」は、白兵戦に長けた少女士官である特命遊撃士を大規
模展開し、怨霊武者の掃討作戦に従事させた。
そんな対テロ作戦の最中、レーザーランスを得物とする特命遊撃士の生駒英里奈少佐は、真田十勇士の一人である由利鎌之助と激突する。
少女と若侍。
二人の槍が狭隘な路地で交差する時、何が起きるのか…
※ 本作品は、黒森 冬炎様御主催の「狭いところで槍」企画の参加作品で御座います。また、萌えミリ連作「堺県おとめ戦記譚~特命遊撃士チサト~」シリーズの一作でもあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-31 08:10:48
8742文字
会話率:23%
豊臣秀吉の末裔を名乗る狂気の霊能力者によって現世に蘇った、豊臣方の武将や足軽。
南近畿地方に位置する堺県堺市は、この「怨霊武者」の跳梁跋扈によって戦場と化した。
国際的防衛組織「人類防衛機構」は、白兵戦に長けた少女士官である特命遊撃士を大規
模展開し、怨霊武者の掃討作戦に従事させた。
そんな対テロ作戦の最中、レーザーランスを得物とする特命遊撃士の生駒英里奈少佐は、真田十勇士の一人である由利鎌之助と激突する。
少女と若侍。
二人の槍が狭隘な路地で交差する時、何が起きるのか…
※ 本作品は、黒森 冬炎様御主催の「狭いところで槍」企画の参加作品であり、萌えミリ連作「堺県おとめ戦記譚~特命遊撃士チサト~」シリーズの一作でもあります。
※ また、本作を一部改稿した三部構成仕様のN9048HQ「特命遊撃士・生駒英里奈少佐、由利鎌之助と激突す!」【連載版】も御座います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-31 07:44:08
6740文字
会話率:28%
ある日突然、豊臣方の武者と足軽達がゾンビとして甦り、近畿地方に位置する堺県堺市を襲った。
首謀者は太閤秀吉直系の子孫を名乗り、豊臣政権樹立を企てる霊能力者・豊臣秀一。
この狂信者によるクーデターを受け、堺県堺市を管轄する人類防衛機構堺県第2
支局は戒厳令を発令。
避難を余儀なくされた地域住民達だったが、彼らは決して挫けなかった。
ある者は平和が蘇った時の再起を固く誓い、またある者は今の自分に出来る事に取り組み。
自由都市堺の誇りを今に受け継ぐ地域住民達の気高い姿に、避難所を警護する若き士官である神楽岡葵准佐は深い感銘を受けるのだった…
※本作品は、「堺県おとめ戦記譚~特命遊撃士チサト~」シリーズの一作です。
とびらの様御主催の「あらすじだけ企画」寄稿作品である「堺県おとめ戦記譚~特命遊撃士チサト~怨霊武者掃討作戦(短編化)」で取り扱った「怨霊武者鎮圧作戦」が、本作でもテーマになっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-27 06:25:49
12570文字
会話率:31%
戦国の世で足軽をやっていた主人公と仲間たち。彼らは度々の戦で疲れ切っていた。ある日、敗戦して山中に落ち延びている時、高価な鎧と兜を身につけた侍を見つけたのだが...
最終更新:2022-04-27 19:35:16
1665文字
会話率:53%