山岳部の友人が急に亡くなった。
まだ若いのに。
葬式に出席するとご遺族の方に一冊の日記を渡された。
彼女が山岳部時代に使っていたものらしい。
読んでみると――え?
「皆で最後に冬の奥穂高に登れたらいいな」とか書いてあるんですけど。
卒業間際
の時期に聞いた時はてっきり冗談だと思っていたんですけど。
社会人になってから山とは縁遠くなった。
30歳。
皆それぞれ社会の中での立ち位置が決まっている頃だ。
僕もちゃんと登る機会なんて無いと思っていたけれど。
もし再開するなら今しかないよね。
冬の奥穂高に登れるかどうかは分からないけどさ。
大学時代の思い出を振り返りながら、社会人が山に登る。
もう一度あの峰へ。
亡くなった友人の分まで。
これは登山を通して綴られる一人の青年のストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 19:42:42
156407文字
会話率:11%
佐々木英太と新城香澄。
10ヶ月程前にこの世界に召喚された2人が見守る中で、再び召喚の儀式がおこなわれた。
空間が揺らぎ、それが収まったときにその場に現れたのは30歳前後の無精髭の男。新たに加わることになった異世界への無力な拉致被害者
。のはずが、実は異世界転移の経験者だった。
その経験を元に再びの異世界に備えて準備万端に整えていた男、東宮寺伊織が英太と香澄と共に現代科学の粋を集めた様々な道具を駆使して異世界を飛び回る。
日本に帰るために必要な手がかりと魔法触媒を求めて大陸を西から東へ旅をしつつ、時に困っている人を助け、時に悪党に銃弾をぶっ放し、時に大型トレーラーで荷物を運び、時に戦闘ヘリでならず者国家を蹂躙する。
おちゃらけてるがやるときゃヤル、異世界経験者のオッサンとツッコミ体質の高校生2人は無事に日本に帰れるのか?!
『帰還した勇者の後日譚』の作者がおくる異世界ファンタジー。
異世界に現代科学機器を持ち込んだらどうなるのか。剣と魔法の世界に特大のチートをぶち込む反則技をどうかお楽しみください。
「カクヨム」と「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-05 16:31:25
1289192文字
会話率:28%
物心ついた少年期から中学、高校、大学時代を経て大手電機メーカーに就職しアメリカニューヨークに
赴任し帰国する30歳前後迄の女性遍歴とそれに纏わる人生経験のノンフィクション小説。
女性への観察眼、その特異なアプローチ方法は他人が見て面白いと思
うし大いに参考になるはずです。
又中高、大学への進学もありどのような思考で大学と学部を選択し就職活動を行ったかについても共通項があり参考になれば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-02 08:00:00
39684文字
会話率:5%
………死体は30歳前後、名前はピーター……
最終更新:2021-08-14 21:49:48
1268文字
会話率:2%
都心から少し離れた郊外にあるとある学校に通う高校2年の竹井蒼太は、存在感のない父と口うるさい母と説教ばかりしてくる恐い姉貴に囲まれて育ち、最悪の家庭環境がトラウマとなり大の女嫌いになっていた。「ミソジニー」という言葉を自室でインターネットを
自ら検索してしまうほどの女性不信。昔は平和そのものだった。男同士で誰かの家をたまり場にしてゲームをしたり漫画やアニメやらの話をしながらバカ騒ぎをしていればよかった。中学の頃までは。しかし、高校になると周りは目の色変えたように彼女探しをし始めた。毎日のようにデートやら初体験の話を学校で聞かされ、蒼太は次第にそんな学校生活にうんざりするようになり、一種の無気力症候群に陥る。勉強もまったくせず、友達もろくに作らず、毎日をほぼ惰性で生きていた。そんな日々を送っていると、あるとき30歳前後にみえる美人英語教師が他の学校から代理教員としてやってきた。蒼太は初めて会ったその日から、彼女からは言葉では言い表せないような何か不思議なもどかしいものを感じ取っていた。それはあえて言葉に置き換えて表現するならば、シンパシーともいえるものだった。そして彼女と知り合い打ち解けあっていく中で、ある日、蒼太は彼女からある壮絶な過去の話を打ち明けられる。そうして彼女の心のうちを少しずつ知るうちに徐々にその不思議な魅力に惹かれていくのだった。しかし、その彼女との出会いがきっかけで、蒼太は不幸にも学校内であるスキャンダルに巻き込まれていく。そこには学校生活の裏にひそむ様々な思惑や嫉妬心が渦巻いていた。そして、そこから来る陰湿ないじめ問題や裏社会の構図がひっそりと隠されていて、やがてそれが浮き彫りとなっていく。そしてその悲劇は一体どこへ向かうのか?
「俺は・・・生まれて始めて女性を好きになった。そして愛した。」
女性不信だった思春期の男子高校生が初めて大人の女性を愛する、切なくもはかない青春ラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-08 11:57:16
67859文字
会話率:41%
イメージ的には30歳前後くらいの大人のお姉さんの雰囲気で。電車の中から夜景を眺めて、少し昔の思い出にひたってます。
最終更新:2018-02-26 21:04:48
299文字
会話率:100%
蛍が灯す光は、不思議と人の心を癒すものだ。
この夏に成虫となった蛍のアカリ達は、神から与えられた仕事が二つあった。一つは自分たちの命を次の世代継ぐこと。もう一つは人間たちの心を癒すことだった。
アカリは、2日先に生まれた先輩のレナと一緒に、
蛍を見に来るそれぞれ4組の男女の悩みや心の中の葛藤聞きながら、それらの人々に心の癒しを与えていく。
1組目は高校生のカップル。2組目は結婚を前提にした30歳前後の教師と県庁職員のカップル。3組目は倒産寸前の町の自動車工場の夫婦。4組は夫が銀行に勤める夫婦である。
4組の男女の物語はそれぞれ短編となっており、それぞれ世代や職業や立場の違いなどから違う悩みを持っているが、それぞれが微妙に絡みあっている。
そしてそれぞれの主人公は、日々の困難に向き合いながらも、自分にとって何が大切なものかを、蛍のアカリやレナ達に励まされながら探し出していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-07 17:00:00
43904文字
会話率:44%