気がついたら、カラフルな球体に閉じ込められていた!
どうやら、宝石竜という種に異世界転生したらしい。私は黄玉と名付けられ、お母さんと弟と、森に隠れ住む。
同じ頃、ある国でその国を治める王に、男の子が生まれた。王にとって初めての子ども
で、国中が祝福した。しかし、その子どもは赤い瞳を持っていた。この国では、赤は下賤な色とされており、生まれた子どもは貴族たちに忌み嫌われた。
これは、宝石竜として生まれた姉弟と、不吉とされる赤を持って生まれた王子が出会い、平穏な幸福を手に入れるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 10:45:35
1026951文字
会話率:44%
若き剣士・空真(クーシン)は、二度と来たくなかった彩竜市に来てしまった。
今年、彩竜では、四年に一度の月虹祭(げっこうさい)が行われる。
すべての城門は封じられ、夜ごとに変わる七色の月のもと、七日七夜のお祭り騒ぎがくりひろげられるのだ。
―
―赤は血の色、はじまりの色!
人びとの歓声とは裏腹に、空真の心は暗い。ここに居ると、忘れたい記憶がよみがえってくる。
『俺は、剣と踊れなかった……』
剣を頼りに、ただ流されて今日まで生きてきた空真の前に、天才少年幻奏士・楽霆(ラクテイ)との出会い、彩竜市を揺るがす陰謀、逃げ続けた過去との対決が待ちうける。
これは、剣に魅かれた一人の剣士と、彼が出会った天才たちとの物語。
赤月、橙月、黄月、緑月、青月、藍月、紫月。
七色の夜が終わるとき、彼は答えに辿りつく。
中華風異世界ファンタジー・幻想活劇小説、連載開始。
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第21回書き出し祭り第三会場 参加作品です。
(本文に3文字の変更&あらすじ変更)
実は続きがあります。最後まで話も決まっています。
完結しますので、よろしければお付き合いください。
七色の夜+途中に過去の章で、20万字くらいを予定しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 20:10:00
24974文字
会話率:27%
四国の山奥で、秘境探索のロケ隊により楽園が発見された。
楽園には一年を通じて赤と白の実が生り、赤は甘く、白は爽やかな酸味とともに酔わせてくれた。
楽園には五人の僕が棲んでいただけだったが、テレビで紹介されると人が押し寄せ、一年で楽園の
住人は一万人に達した。
彼等は楽園族と呼ばれ、携帯電話も通じない山奥で暮らす世捨人であったが、それは如何に多くの貧困層が日本に潜在していたかの証でもあり、政府にとっては忌々しい存在であった。
そして新人アナウンサーだった木梨芽依は楽園取材のレポーターに抜擢され、天然ボケしたキャラクターにより地方局の女子アナながら一躍人気者になった。
太古の頃、一帯の征服を目指す王に皆殺しにされた村のシャーマンだったザラキが楽園を生み出した。
ザラキは何故に楽園を生み出し、何を問うのか。
やがて人の業に塗れたて楽園は崩壊し、楽園は無常な結末を迎え、芽依は変わることのない人の本性を知るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 09:48:01
42148文字
会話率:40%
【犯人が見たバーベナは何色だったのか?】
春から秋まで咲き続けるバーベナ。桜の花びらのような可憐な姿。ケルト人はバーベナに呪術の力を見出していた。魔力の意味も持つこの花は、キリストが処刑されたゴルゴダの丘にも咲いたという。バーベナの花の色
によって、その意味も変わってくる。白は祈り、赤は団結、ピンクは家族の愛、そして、紫は同情と後悔。犯人が見たバーベナは何色だったのか?
同じ部活の同級生から無視されはじめた花井隆太郎。イジメっ子の中心人物、拝島和也は一之瀬正治のこともイジメていた。ある日、体育の時間に花井の弁当が誰かに食べられていた。その様子を密かに撮影した一之瀬。お弁当を食べた犯人は拝島だった。
一之瀬は、被害者の花井・担任の谷垣にこの動画を送った。
その夜、この動画が編集加工されテロップ付きで、ネットに公開された。
拝島は朝方に、自宅アパートから飛び降りた。命に別状はなかったが、
その後拝島は行方不明に。
イジメられる側には原因はない。そこにあるのは、イジメる側の不条理な理屈。
ただ、この不条理な理屈にもし向き合えるだけのものがあるかもしれない。
筆者のイジメられ体験をもとに、イジメる側の何か、得体のしれないその動機
のようなものを見つめた物語。
※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-06 17:56:08
14256文字
会話率:46%
この世界では、赤は魔女の象徴として忌み嫌われていた。
赤髪で生まれ、幽閉生活を送っていた子爵令嬢のエヴィ。しかし、彼女はその赤髪を恨んではいなかった。
「だって本当に前世が魔女だったんだからしょうがないじゃない」
彼女は五百年前の
前世で、本当に魔女だった。とはいえ力があってもポンコツで、趣味はお菓子作りの、子供を庇って死んでしまうようなお人好し。
「もう魔力もないのにどうして赤髪なのかしら……嫌いでは、ないけれど」
今の彼女の夢は、いつか家から追い出されて前世で住んでいた森に戻り、自由になること。
「ひとりぼっちには、慣れているけれど……やっぱり一人は寂しい、なんてね」
あわよくば好きなお菓子をいっぱい作って食べたり、好きな人や友達を作って幸せに暮らしたかった。
そして久々に部屋から出ることを許されたデビュタントの日。
エヴィは中庭で一人、月を見ながら涙を流し、お菓子を食べている男性を見てしまう。……冷淡公爵と有名なはずでは!?
「一年間、俺に全く好意を抱かなければ、離婚して自由にしてやる」
秘密を知ってしまったエヴィに公爵が持ちかけたのは……賭けとおかしな契約結婚。
「では、俺に菓子を作るというのも足そう」
うまいように流されて、エヴィは賭けに乗り、契約してしまう。
「赤髪でもいいんですか?」
「君は嫌いなのか?」
「いえ、好きですけど」
「俺もだ」
公爵様は少し変わり者なようで……?
「うまい」
「最低限度の生活基準くらい知ってくれ」
「怪我があってはいけない」
想定外に優しい公爵に、エヴィは絆されていく。
『魔女』
────公爵は、ずっと“彼女”との再会を夢見ていた。転生、という禁忌を犯すほどに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-21 07:09:48
7197文字
会話率:47%
ー-赤の上に、白を塗りつぶしたら、それは白と言えるのか。赤は無かったことになるのだろうか。
重度の優柔不断を患っている中島は、幼馴染の不登校生徒である八束の提案で、二人きりの夏休み登校を始める。苛められているわけでもない、体調がすぐれないわ
けでもない八束が、学校に来なくなったのはなぜなのか。
高校生の夏休みの数日間は、二人の関係を大きく変えるものになる。
この作品は、「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-01 16:27:25
26094文字
会話率:47%
愛を押し付ける男と、その対象の愛のお話。
最終更新:2023-01-05 18:37:10
810文字
会話率:0%
青のカプセルをいくら積み上げても赤のバイキンが消えないように、私があげられるものじゃ君のその孤独と絶望を打ち消すことはできないよ、とそいつは言った。
最終更新:2022-05-22 00:33:18
2169文字
会話率:52%
その赤は、何を思って染まってしまったのだろう?
最終更新:2021-09-23 16:41:20
1728文字
会話率:49%
めちゃめちゃオレンジ色なのに、写真に撮ると、水色なんですよ。
最終更新:2021-09-02 20:00:00
829文字
会話率:0%
近未来の出来事。
人の心にイライラが募って、それが爆発寸前までになった。
政府は、それを鎮めるために、対策室を設置する。
その結果、1つの法案が可決された。
街から、赤い色を排除するというものだ。
赤い色には、人の感情を高ぶらせる効果がある
という。
つまり、イライラしている国民を更に、イライラさせるというのだ。
だから、赤を排除するという。
街の看板も赤はダメ。
女性の口紅も、青か緑だ。
しかし、その効果は絶大で、すぐに街に冷静が戻って来た。
なのだが、弊害も見つかって、出生率が極端に落ちたのだ。
原因は、赤が無い街では、恋愛の気持ちも高まらない。
人口減による税金の減収を恐れた政府は、また1つの法案を通した。
外国人を、即、日本人にする法律。
これで、税金の確保も出来たし、街も冷静で犯罪もない。
メデタシ、メデタシ。
だが、その60年後の日本列島には、もといた日本人は、誰もいなくなっていた。
大人の童話
エブリスタとカクヨムにも、同じものを投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-10 08:32:14
3653文字
会話率:24%
メインタイトルの執筆が思うようにならず、夜中に目覚めて再度眠れなくなったテンションによる文章。書いた後悔はなくもない。
最終更新:2020-10-07 02:00:08
5171文字
会話率:11%
受験終わり、春の予感。第一志望の公立に受かって、部活の友達と遊んで帰ってきた。そこまでは覚えている。
そのあと、覚えているのは視覚的に覚えているのは”赤”。
その”赤”は体が沈むような感覚を俺に与えたのは間違いなかった。
赤はただ深く、人に
怖さを与えるような黒い赤、明るく人に安らぎを与えるような夕焼けのような赤のグラデーションのような景色なのを覚えている。
しかし、自分の名前は憶えていても、一つ問題があった。
受験が終わる前の記憶が消えた。
大学生になって一人暮らしを始めたのは四月。
なにもない。普通の男の男子大学生の部屋にバイトから帰った夏のある日。
部屋には透けた女の子が居座っていた。
感情の表現の仕方も忘れた女の子と感情を取り戻そうと試みる。
つながる偶然的運命と必然的運命。
どっちが君はきれいだって言ったんだっけか。もう忘れたよ。そんなこと。
ねぇ、何で君がそんな顔しているの?
頼むからだれか俺に教えてくれ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-19 00:10:28
1939文字
会話率:35%
韓国が赤いぞ!さて、その赤は何の赤?
最終更新:2019-09-05 11:50:57
2642文字
会話率:7%
さやかは今日も海に来ました。夕日に染まる海が好きでした。
最終更新:2019-06-15 13:21:55
896文字
会話率:17%
わたしが出会った少年。
彼はそっと現れた。まるで最初に落ちた雪のように、静かにそっと。
真っ白な髪に赤い瞳。だけどその赤は、血の色じゃなくて暁の空みたいな色。
少年は語り始める。彼の、罪と罰の話を。その美しさに秘めた、悲しい生と死の話を。
ー僕は逃げようとした。ただそれだけだったんだ。それってそんなに、いけないことだったのかな?ー
生とはなにか。
死とはなにか。
少年の話を聞き終えるとき、そこに残されたものはなんだったのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-28 08:55:42
7614文字
会話率:24%
患者の畑山さんが言うには、桜の赤は、人の生き血を啜ってできているらしい。
怪談話なのだが、彼はそれを美しく思っているらしいのだ。
最終更新:2019-04-14 22:50:51
3590文字
会話率:30%
A級クランリーダーの「トリデ=オッサム」はなんだか良く解らないうちに、この世界の女神様の怒りを買って辺境に追放された。
義憤に駆られた仲間、正義感に駆られた人々の好意……それらを全てを袖にして、オッサムは大人しく運命を受け入れると言う選択
をする。
……オッサムはとっても無難な人だった。
辺境の矯正施設の日々。
それはひたすら、スギ、ヒノキと格闘し、ひよこを選別しまくって、ひよこまみれになる生活。
そんな日々を送る中、オッサムは悟りを開いて賢者に……ならずに、ウッドバスターにクラスチェンジ!
新芽を踏みにじり、若木を打ち砕き、吠えろオッサム!
……なんか違う。
だが、そんなある日、矯正施設が謎の敵に、襲撃を受ける。
燃え盛る炎の中、オッサムはかつて出会った少女と再会し、世界の真実を告げられ、選択を迫られるのだった!
「赤いクスリと青いクスリ……赤は真実への扉が開かれ、青は全てを忘れ無かったことに……だっけかな?」
「マト○ーックスッ! おまえっ! 何、堂々とネタパクってんだよぉおおおおっ!」
だが、悉く無難な選択を選ぶおっさん、オッサムは青いクスリを飲んで、デスゲーム世界から生還したものの……思いっきり後悔!
すべてのフラグをへし折ってやるの一念で、デスゲーム世界へ出戻りを決意する!
友を仲間を、そして孤軍奮闘する巨乳ロリッ娘を救うため、謎の職業「最終紳士(ラストジェントルマン)」として、再びVR世界に降り立つのであった!!
※プロットを大幅に変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-02 22:00:00
110863文字
会話率:15%
まだ人と獣の境が曖昧だった時代。人は火を以て繁栄していた。火を戴き、その身に宿す神の依代たる火の聖女、ルル。彼女に付き従う青年キコのお話。
最終更新:2019-01-27 22:10:51
4767文字
会話率:33%
【クリスマス企画一作品目】
「赤は見守り、黒は進む――」
赤いサンタクロースと黒いサンタクロースの御話。
最終更新:2018-12-25 18:00:00
3880文字
会話率:57%