LOST現象が生じた世界の話。。初編K.K.とC.C.の章の舞台はサンフランシスコをモデルにした都市です。
LOSTとは、人間の感情が閾値を超えるまで蓄積したため、その感情は溢れ出し、現実に干渉し、異変をもたらす現象です。それをある程度
コントロールし、うまく付き合っていける人もいれば、その感情に飲み込まれ、と姿を変える者もいます。
本文の一部を載せました。
「この世界は、どうして、こんな姿になったのですか?」
「さあ〜なってしまった以上、受け入れるしかないでしょう。」
「でもっ!この世界を元の姿に戻すべきでは…」
「元の世界か…今とそんなに変わらないと思うが、私はプロでもなんでもない、ただの無法者さ。そんな学術のことは専門家どもに聞けば?」
「えっと、ごめんなさい」
「何に、謝ることじゃないさ。ただ、いつも一歩遅れの捜査局を思い出して、愚痴を溢しただけのこと」
「ご注文の特製ピクルスソースと鳥の唐揚げサンドとクラシックなパンダバーガーです。あと、レモンネード紅茶ソーダ二つ。」
「どうぞ、良い一日を!」
クレルスはチップを金髪の給仕に渡し、誇らしげなウィンクを貰った。
「ええ、ありがとう」
「あ、ありがとうございます」
朝日が昇り、仄暗い空に一抹の輝かしい光を灯した。 今日は快晴だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 22:31:25
1936文字
会話率:75%
特に目立った容姿でもなく性格でもなく根っからの陰キャな女の子。三輪みわ加奈子かなこ。高校に入学する前日、母親に告げられたのは「お母さん結婚するから、明日その人の家に行くわよ」「は?」それだけなら大して驚かなかったのだが「その人もね、あんた
と同じ年の男の子がいるのよ。あと小学生の弟も」それってもしかして【連れ後とどうたらこうたらなラブコメ展開?】などと一瞬頭がよぎってしまうが、冷静に考えてみるとウチなんかにそんな展開ありえねーだろと期待するのを辞めるのであった。次の日、何事もなく入学式を終えて新しい義理の親父でも見に行くか。などと余裕ブッコきながら実はビビリまくっていた加奈子だったが……その家族はなんというか……色々と突っ込み所がありすぎて、どこから説明して良いのか困るほど普通では無かった。そして同じ年と思われるであろう無茶苦茶美人の女の子?
がくすっと笑いながら「同じクラスになりましたね。よろしくねっ」ニコっと笑顔で言われるが、全く思い当たる節が無かった。「ほら、一番後ろの席にいた黒澤くろさわ蓮れんって男いたでしょ? あれ。俺です」いやいやいや。そうは言われましても今目の前に見えるのは、どこの角度から見てもクッソ美人でグラマー過ぎる超絶美少女なんですけど。(義理の母? もバチクソ綺麗だし、妹もむちゃカワイイ)もしかして男装が趣味? 女装? いや違う。そんなレベルじゃないほど別人なのに本人は「同一人物です」と繰り返すのだった。そんな男としても女としても完璧な彼の秘密を知ってるのはウチの家族だけ。【入れ替わり体質】そんな特殊な人間と家族となった加奈子の日常は凄まじい速度で変化していく。あのさ、一言だけ言わせてくれ。「こんな身体でも心の中はすげー男ですから」などと誇らしげに言うのはいいんだけど、それは多分……間違ってると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 15:15:34
148687文字
会話率:35%
「これで何回目だと思う?」「五回目です、お父様。」絶望と疲労の滲む父親の問い掛けに対し、伯爵令嬢ユリアーナは今日も誇らしげに胸を張って答えた。
婚約解消(注:破棄ではない)記録絶賛更新中の超鈍感お人好し伯爵令嬢と、彼女を一途に想い続けている
のに当の本人にだけは全く伝わらない不憫な侯爵令息の、相当回りくどい恋の話。
▶︎ふわっとした設定でお送りしています。
▶︎誤字脱字のご報告いただけると助かります、ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 08:00:00
20672文字
会話率:46%
この物語の主人公こと私には妄想癖がある。
今日も今日とて虚しくも誇らしげに脳内で自分の勇姿を作り上げていると突然の訪問者が現れる。
卑屈な私は訪問者の正体が妄想が現実か区別がつかない。
そんな私の妄想(本音)と現実(建前)のごちゃまぜな私の
お話を聞かせて進ぜよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 00:05:05
14519文字
会話率:33%
『――くんに盛大な拍手を! いやーおめでとう! 我が校から未来の巨匠が誕生といったところかねぇ! ははははは!』
とある中学校。体育館の壇上に立つ彼はこれまでにないほどの高揚感、誇らしい気分を味わっていた。胸に抱える賞状には市の絵のコン
クール大賞の文字が。そして背中のスクリーンいっぱいに彼の絵が映し出されていた。
マイク片手に誇らしげにする校長に肩を叩かれ、恐縮する彼。全校生徒の拍手が肌にビリビリ響く。あとで揶揄されることを気にし、ニヤけまいとするも頬は緩む。そして下半――
『いやー、立派な猫だ。あれだろ? エジプトのやつだろう? いい抽象画だなぁ。さあ、もう一度盛大な拍手を!』
校長がそう言った瞬間、ライターの火を手で撫でるような、そんな心の揺らぎを彼は感じ、渦巻く拍手もどこか遠くのことのように思えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 19:00:00
1671文字
会話率:53%
お天気快晴、
草木も芽吹く春の吉日。
そよ風が漂う絶好の行脚日和。
久しぶりの小旅行。足が弾むのは間違いない。意気揚々と旅先を闊歩する私がいる。
昨晩のお酒が良かったのか、目覚めも良く体調も万全だ。
得意げに鼻歌を歌い、威勢よく腕を振る。本
人いわく、誇らしげに振る舞うさまは、まるで殿様。今日は、殿様として旅をしよう(バカ殿ではない)。
道歩く人々は、私の能天気な行動に躊躇するかもしれないが、気にしない気にしない。興味津々の視線を振り払い闊歩闊歩。
これも一つの道楽である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 21:02:21
2339文字
会話率:13%
急逝した祖父が長年経営していた「カミジョウクリーニング店」は閉店することが決まり、孫の上条千香は最後の客を見送った。1階が店、2階が住居のクリーニング店であり、クリーニング済みの衣類がない空間を千香は初めて見る。
新米のクリーニング師
の千香は、祖父の店を引き継ぐ覚悟もなく今後の人生について考えていたところ、閉店後の店にコンコンとノックをして若い男性がやってきた。男性は金髪で西洋風コスプレをしていて、イベントに参加するんだろうと千香は思った。
男性は持ってきたマントを明朝のイベントに羽織りたいと強く願っているが、マントは管理が適切ではなかったのか、カビや臭いが酷い。触れたことのない感触の生地に千香が「何の動物ですかね?」と訊ねると、男性は誇らしげに「ヘビーモスの皮です」と答えた。コスプレ用の衣装は奥が深いと千香はしみじみと思う。
普通ならば断る。しかし、男性が落胆する姿を見て同情する気持ちも芽生える。祖父の形見のマントという言葉も気に掛かっていた。
迷った果てに、「これが本当の最後のクリーニングだ」と決心して、ヘビーモスの革のマントを徹夜で処理をした。謎素材だったので探り探りでできる部分から少しずつ丁寧に焦らずにカビ取りやシミ抜き、脱臭などをしていった。
翌朝、男性が引き取りに来る前に店の外に出ると馴染みのない場所にいる。「ああ、これは夢だ」と思い、夢でも丁寧に接客をしたいと考えて、引き取りに来た男性にヘビーモスの革のマントを手渡した。その場でマントを身につけた男性は仕上がりに驚き、そして喜んでいた。男性は大変満足をしていたが、一方の千香は時間も知識も技術も設備も足らなかったことで完全にクリーニングができなかったのが少しだけ心残りである。
この時、二人は気づいていなかったが、ヘビーモスの革のマントには特殊な魔法付与の効果が発現していた。千香のクリーニングには秘密があったのである。
男性と出会ったその日から、クリーニング店とともに別の世界に入りこんでしまった千香が、異世界の繊維や衣類や装備品、装飾品を綺麗にしていく異世界クリーニング師としての新しい人生が始まっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-29 20:00:00
62350文字
会話率:34%
尖った先端は、その行き先を求める。
そして、獲物を高く掲げて、誇らしげな顔をするのだ。
最終更新:2022-08-13 07:00:00
238文字
会話率:0%
【少し特殊な幼稚園に通う、小さな社長のお話し。】
*
この春、年中さんになった僕は社長に就任した。
僕の会社には社員が四人いるのだが、そのうちの一人の社員の描いた車の絵が、この幼稚園の出資元の一つである大手玩具製造会社での商品化が決ま
った。
とてもすごいことで、僕も誇らしげに思い喜んでいたある日、大事件が起こった。
他の社員のミスにより、このままだとライバル会社にその機会を奪われてしまうかもしれない。
そんなの嫌だ。僕の部下の功績だ。みすみす奪われてたまるか。
だから僕は、ある完璧な作戦を考えた。
さて、諸君! 作戦決行だ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-09 19:20:00
9478文字
会話率:48%
この国の王子に婚約破棄された令嬢は漏れなく幸せになるという。
婚約破棄されてガッツポーズを決める令嬢!
ザマァ展開で攻め込んでくる隣国の王子!
ザマァ見たさに仕事をサボる自国の騎士団!
婚約破棄されたくて嫌がらせする貴族令嬢!
婚
約破棄させたいが為に悪行をする令嬢の父親!
立派な悪役令嬢に育ったことを誇らしげにする母親!
婚約破棄に次ぐ婚約破棄!
これは婚約破棄する側の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-13 00:39:34
18300文字
会話率:45%
未来予知? 偶然だろ」と、パーティーを追放されたライル。
直近の未来を予知できるスキル《ラプラスの悪魔》。
戦闘時、その恩恵を最も受けていたのはリーダーであるディオスだった。
パーティーに起こる危機を事前に察知して対処したり、戦闘時は敵の
行動を先読みしてパーティーに伝える役割を担っていたライルだが、
それを全て自分たちの実力であると勘違いした勇者パーティーたちは、ライルを追放してしまう。
「ただの偶然を誇らしげに語る嘘つきは消えろ」と。
だがライルを追放したことでパーティーは早々に窮地に陥る。
「何で攻撃が当たらない!?」 「攻撃が回避できないわ」 「こんなモンスターすら倒せない。何故だ!?」
一方追放されたライルは自由を得て新たな冒険を始める。
《ラプラスの悪魔》を求めて剣聖や魔聖女がライルの元を訪れ、共に幸せな冒険者ライフを歩むのだった。
※タイトル変更しました。変更前は《ラプラスの悪魔》で世界最強の英雄へ〜「未来予知? 偶然だろ」と言われ追放されたのにすぐに戻ってきてくれ? 破滅の未来が見えるのでお断りです。因みに俺の未来は幸せが確定しています~です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-21 12:03:04
49263文字
会話率:56%
「昔やんちゃしてた」と誇らしげに語る奴に違和感を覚えたので漫才にしてみました。
最終更新:2021-04-04 14:46:23
1922文字
会話率:100%
ダイナマイトボディを誇らしげに、バニーガール姿のグラマラスウーマンが学び舎にやって来た──!?
生徒達はその不釣り合いな姿に驚きを隠せずにいるが、バニー姿の女はそれでもお構いなしに授業を始めようとしていた。
最終更新:2021-01-08 05:06:12
1829文字
会話率:73%
僕は、今、運送会社で働いている。小学校の文集の中央に誇らしげに「夢」と書かれた寄せ書きに「プロ野球選手になりたい」と書いた僕は高校時代に肘を壊し、そのまま大学には進めずに、叔父の紹介してくれた、トラックの運送の仕事をしている、僕は一日、20
件から30件の荷物の配送をしていて、寒い時や雨が降った時に軋むように痛む腰にベルトを巻いて、なんとか日々の生計を立てていた。僕は独身で、夜になったら一人カップラーメンを啜る。朝になったら起き、夜遅くまで配送をしていた。時折、深夜に東京まで遠距離の配送することもある。配送先では親切な人もいるし、邪険に扱われ、「再配送」を命じられることもある。
運送会社で働く「僕」。日々の生活は単調で、何の希望もなかった。同窓会で会った友達に幼馴染の「ハルカ」の所在を聞いた「僕」。
小学校の手紙は「明日への手紙」だった。恋愛小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-28 08:45:59
5756文字
会話率:41%
ぜいたくな時間の過ごし方、小さな喜びが見つけられる。
最終更新:2019-08-25 17:01:07
304文字
会話率:0%
ここがどこなのか、自分が何者なのか、存在するのかしないのかすら分からない状態で、突如ボディにブローを入れられた。
的確にみぞおちへ右ストレートを放ったのは、腰が曲がった老婆だった。
どこかで修行をしたとしか思えないGのかかった重いパンチだっ
た。
老婆は、自身の生涯における《幸せ》を記したノートを持っていて、それを誇らしげに自慢してくる。
徐々に変わる老婆の様子と、自分の変化にも気付いていた。
彼女が自分に伝えたかったもの。
彼女が生きた理由。
自分はなぜ自殺したのか。
それは彼女も知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-18 22:24:39
25284文字
会話率:17%
何の特徴もない青年ツルガはバイト帰りに気絶してしまう。その昏睡中に巨大な白い球に吸い込まれ、さらに「オケアニスを探せ!」と連呼する謎の叫び声を聞かされるという、わけのわからない幻覚を見せられた。
目を覚ました時に自分がいた場所は、薄暗く
て不気味な宗教施設のような場所であった。そこに現れた司祭とやらの人物の後を何も考えずについていくと、誇らしげに見せられたのは大量のミイラ化した死体であった。
その光景を見た瞬間に恐れ驚き一心不乱に逃げ出したツルガは、気づけばいつの間に荒廃した街に出ていた。わけもわからずその場をさまよい、再び気絶してしまう。
彼がさまよった場所はバストロフィアという街だ。レンデルフ王国という、フラン人とシャフト人が共生する異様な国家に近年占領はされたこの街では、その歪みが別の形で事件を引き起こそうとしていた。その事件はバストロフィアだけの話ではない。王国どころか世界を巻き込む事件である。ツルガは自分の命の危機の時に現れて救ってくれる謎の右腕の力を借りて、この厳しい世界でとある少女を救うために生き抜こうとしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-19 17:41:39
19051文字
会話率:42%
三月の擬人化した女性、弥生さん。
ひな祭りの日に自分の女子力の高さを誇らしげに語る弥生さん。
しかし、そこには大きな落とし穴が・・・。
最終更新:2018-03-27 23:37:26
2848文字
会話率:44%
詩人、ムラカワアオイはチェンジアップを誇らしげに、激しく、優しく、空へと投げた。ピストルなんてガキのオモチャだよ。
最終更新:2017-08-12 15:32:55
2440文字
会話率:9%
大事にしている結婚指輪。それは手作り。それは何で出来ていて、誰が作ったものなのか。誇らしげに指輪を付ける主人公。その指輪が出来る時の話。
最終更新:2017-02-28 00:49:08
1385文字
会話率:38%