「あらすじ」
女神アイルート様がその身を犠牲に作り上げたと言われる自然豊かな大地イフヤサーガ。
そんな平和な世界で暮らす元気いっぱいの少女ユーネ(九歳)には、みんなに内緒の秘密がある。
それは…
『悪を挫き街の平和を守る、漆黒の騎士
ユーエルに変身できる事なのだ!』
黒騎士の絶大な力は、空を割り、大地を砕き、悪を挫く!
しかし、悲しい事にその力は決して良い事ばかりではない。
普通の人にとっては、矛先のわからぬ強さというのは恐怖の対象にもなり得るのだ。
時には、ネガティブな感情に呑まれた人々に剣を向けられることだってあるだろう。
『だがしかしだ!その程度のことに負けるな!ユーエル!』
『襲い来る怪人や魔物から、皆を守る為に頑張れユーエル!』
『街のピンチを、勉強をサボる口実にしようとするな!ユーネ!』
『人参も残さずに食べるんだ!ユーネ!』
バキッ!ドカッ!
「もう、うるさい!!カレーに入っているニンジンは食べてるもん!」
『ご、ごほんッ!と、とにかく、様々な思惑がはびこり表面的には平和なこの世界で、多くの困難が君を待ち受けている事だろう。そんな大変な世界はそうそうに征服してやって、人としての幸せをその手に勝ちとってしまうのだ!!そしたら友達の一人ぐらいできるかもよ!』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 19:20:00
256721文字
会話率:41%
ある日、密かに想いを寄せていた相手が痴漢にあった。
その犯人は俺だったらしい。
見覚えのない疑惑をかけられ、必死に否定するが周りからの反応は冷たいものだった。
罵倒する者、蔑む者、中には憎悪をたぎらせる者さえいた。
噂はす
ぐに広まり、あろうことかネットにまで晒されてしまった。
その矛先は家族にまで向き、次第にメチャクチャになっていく。
慕ってくれていた妹すらからも拒絶され、人生に絶望した俺は、自ずと歩道橋へ引き寄せられるのだった──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 22:41:43
16342文字
会話率:27%
【警告】
●現実と小説の区別がつかない方
●才能がなくて生きているのが辛い方
●主義思想が固まっている方
●主人公に感情移入したい方
●下ネタやメタ発言を受け入られない方
※この小説は精神的嫌悪感を与
える内容が含まれています。
上記に該当する方はご遠慮いただくよう予め申し上げます。
主人公はとある高校に通う高校生。彼はギフトと呼ばれる異能力がある世界で、クラスメイトと一悶着起こしながらも学生生活を謳歌していた。
ある日、彼は美しい鬼(クラスメイト)が異形の怪物に蹂躙される姿を目撃する。 誰にも相談できず、せめて彼女だけは助けたいと己の身を顧みず割って入る。 その時の彼は、助けようとした鬼(少女)の姿に酷似していた‥・。
以下テーマ
第1章 王道的邪道物語
第2章 堕
第3章 蛇が暴く真実
第4章 理不尽が始まる
第5章 選択する者、される者
第6章 地獄より這出る黒白の悪魔
第7章 悪意の矛先
第8章 人間様と神
第9章 たとえどれだけ頑張っても
第10章 盛者必衰(仮) ←今ここ
第11章 神の一手、悪魔の一手
最終章 『 』
勝手に創作最強キャラを目指しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 21:23:53
1465219文字
会話率:42%
『魔術』という技術が世界に登場してから二世紀。
極東の島国、日本帝国に存在する魔術の名家に、一人の男児が生まれる。
彼には、魔術の才能がなかった。欠片も無かった。魔術師の家系ですらない一般人でも、僅かなりとも持っているという魔力を一切保
持していなかったのだ。
優秀な魔術師を輩出する事で家格を上げている名家にとって、魔術の才能を持たない事は許し難い罪でしかない。
父は失望し、母は恥と言った。姉は軽蔑し、妹は侮蔑した。
やがて、彼は抹消される。戸籍を消し去り、生まれてきた事実を消し去り、そして彼自身は未開の原始の森へと捨てられた。
幼い子供であった彼に、そんな場所で生きていく能力はなく、時を置かずして死ぬと誰もが思っていたし、彼本人ですら遠くない死の気配を感じていた。
だが、彼は生き残った。
力を付けて、知恵を磨いて生き残った。
全ては復讐の為。
自分を無き者とした実家への、その価値観を培った世界への復讐の為に。
物語は、彼――刹那が世界の表舞台に上る所から始まる。
【令和2年4月2日、書籍化します!】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 10:35:37
1710729文字
会話率:24%
中学生の高木小波は自称「正統派ギャル」。
日焼けし、髪を染め、カラコンを入れた普通のギャルだった。
そんな小波が突然異世界へと転移する。
洞窟で目覚めた小波を待ち受けたのは武装したエルフの集団。
矛先を向けられた小波は悪魔の力によって窮地を
脱したが、そこから待ち受けるのは初めて明かされる出生と兵器としての運命だった。
小波いわく、「ギャルは平和をもたらすハッピーピーポー」。
魔王との対決、部族間の抗争を幸せパワーで乗り切り、現代への帰還を目指す異世界ギャグギャル奮闘記になる予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 18:09:15
205718文字
会話率:24%
大陸の中心に位置する巨大帝国。
歴史がその帝国を中心に動いていたこの時代、北の北方国家群、東の連合王国、西の共和国、さらには南の都市連盟が時には戦であるいは謀で帝国と覇を競っていた。
そんな中で帝国の南に存在する公国は帝国のアキレス腱とも言
われ、常に各国の野心の矛先が向いている。
帝国暦489年、公国の若い姫とその従者が歴史の舞台に登場する。
剣のみ魔法は登場しません。
気が強い姫と無理やり付き合わされる臣下の、国家の存亡をかけた戦いの物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 00:00:00
997122文字
会話率:55%
1966年、7月。
日本に突如として現れた巨大な獣──巨獣。
それは瞬く間に日本を蹂躙し、その破壊の矛先を世界に向けていた。
破壊撒き散らす獣に対抗すべく、人類は過去に捨て去った技術──魔法と築き上げた電子工学を組み合わせ、作り上げた魔導
工学を元に、対巨獣殲滅用特機装束型機動戦闘機──通称“シェルノサージュ”により反撃を試みる。
これは、人類が巨いなる獣と戦い、勝利するまでの御伽話(フェアリーテール)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 21:46:32
3189文字
会話率:28%
とある占い師が書いた「トイレに赤いものを置くと、寿命が縮む」、そんな迷信のような話が信じられ社会現象になった。やがて人々の恐怖の矛先は、徐々に、赤いモノのあるトイレから、赤色という概念にまで広がってしまい――
最終更新:2024-08-04 00:17:26
2961文字
会話率:35%
結婚式を三日前に控えた歓迎会。
豪華なドレスで着飾り新婦アレクシス・バトレは浮かれに浮かれまさに人生の絶頂。
しかし突如として最愛の人であり次期国王であるカルロスから婚約破棄を言い渡されてしまう。
突如の婚約破棄、見たこともない侮蔑した怒り
の顔を前にした彼女は──
「怒った顔も素敵ですわ……」
──どうしようもなく面食いだった。
しかし彼女も怒る時は怒る。
ただし怒りの矛先はカルロスではなく隣にいた女へと向く。
「誰ですかああああその女はあああああ!?」
「誰って僕の幼馴染なんだが!?」
その後アレクシスは一瞬の隙を突かれ鉄檻に閉じ込められると風魔法で遥か南の辺境に吹き飛ばされてしまう。
なんとか地上に降りたつもそこは魔物が多く潜むフラッグモーリ森。
おまけに左腕には魔法封じの腕輪がはめられ、絶体絶命のピンチ。
「だからってあきらめません! 愛しのカルロス様の寵愛はわたくしのモノ! 復縁! 復縁! 復縁! 復縁! 復縁!」
復縁を標語に、愛(顔)を取り戻すために走る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 00:10:00
172376文字
会話率:56%
どこにでもあるようなアマチュア作家のサークル、その隅にいるどこにでもいる変わり者。名作をけなすのが彼の日常かと思えば、矛先は違う場所のようで。
最終更新:2024-07-29 19:02:33
1141文字
会話率:34%
プロローグで描かれた出来事の後、ニーフォワーは絶望の淵に立たされた。見知らぬ人間が罪のない人々を死に至らしめたのだ。しかし、彼の物語はこれで終わりではない。フォワーは、この苦しみとどう折り合いをつけて生きていくのか、そしてその正しい怒りの矛
先をどこに向けるのかを決めなければならないのだ...。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 12:00:41
21826文字
会話率:0%
>動画を再生
みなさん、こんにちは! 未来を創る、サイバーテック社です!
今日は私たちが住むこの素晴らしい世界がどのように成り立っているか説明します!
今からおよそ300年前、かつて人々を支配していたのは国家という共同体でした。彼らは
貧困と格差の問題を放置した上に!しかも人々の不満の矛先を他の国家に向けました!
こうして国家同士の大戦争が起こり、それ以来地球は灰に包まれています。
そんな荒廃した世界から人々を救いだし、文明再建の道を開いたのが私たちサイバーテック社です!
私たちの世界にはかつてのような貧困と格差は存在しません。それは、サイバーテック社が開発した画期的な社会システムのおかげです!
全ての取引や個人情報はブロックチェーン技術により透明かつ安全に管理されています。また、公共の意思決定プロセスは分散化、自治化されており、国家といった中央集権的な組織の暴力におびえる必要はありません。
全ての人間は仮想通貨上でベーシックインカム(BI)を受け取ることができ、その財源は共同所有自己申告税(COST)から賄われます。
COSTは個人や企業が保有する資産に対して自らがその価値を申告し、その価値額に応じて税金を納める制度です。
ただし!全ての資産は常にオークションにかけられており、自分の申告額よりも多い額を支払う人が現れた場合は問答無用で所有権が移るので注意!!
こうして富の集中を抑制し、適正価格の維持を実現しているのです。
さぁ!格差と貧困を知らないこの世界に乾杯しましょう!
まぁあなたが今日飲もうとしていたワインはもう他の人の所有物かもしれませんがね。
今日はここまで!次回もまた一緒に学びましょう!さようなら!
=動画を停止
「……この世に楽園を作ろうとする試みが地獄を作りだそうとしているのね。」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 13:05:20
3325文字
会話率:21%
全ての魔術を身に着けた『強欲の魔術師』は、その名に相応しくまだ見ぬ魔術を渇望し、未来へ転生することにした。
強欲の魔術師はエルフェゴール辺境伯爵家の次男ギルスとして転生したが、この時代では魔術が悪魔の使う術として忌諱されていた。
生まれて間もないギルスは地下牢へと封じられ、当主である父や兄から虐げられる日々が続く。
しかし、誰もいなくなるとギルスは一人愚痴った。「無能の振りをするのも大変だ」と。そうして一人、転移の魔術で各地を巡っていた。
ギルスはただ、一人で魔術の探求に使う時間が欲しかっただけなのだ。
そしてこの時代でも、強欲の魔術師として渇望する。全ての知識と、兄であるスケルツが賜るはずだった『王国騎士団員』という名誉すらも。それらを得ても尚、その強欲の矛先が次に向かう先は――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 12:03:14
6327文字
会話率:22%
主人公つむぎは、車のカギを閉め忘れる、過去にも閉め忘れた事がある。
盗難にあう。家族や友人に事柄を話すと、決まって、「締め忘れた、つむぎが悪いわー」と言われ、心の中は疑問に思う。
そして、盗難手続きを行い、再発行を行い平穏な生活を取り戻す。
が、犯人に・・・・・逆恨みされていたのが原因と知らされる。
つむぎの心の行き先はいかに・・・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-12 23:16:40
3182文字
会話率:11%
ごく普通の家庭に育ったと思っていた「私」の結婚を期に豹変していく親。
「私」に子供が産まれると更に自分の嫉妬と世間体に取りつかれ狂っていく。「私」の家を覗き、脅し、しつこく電話をかけくる母親はストーカー化し、矛先を「夫」に変え攻撃を開始して
いく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-02 16:18:02
35115文字
会話率:21%
大好きな乙女ゲーム。その聖女・コハルに転生したものの……彼女は強烈な違和感を覚えていた。
順風満帆な貴族学園生活。だが自由な行動が許されるのは自分だけで、周りの女性は中世貴族の淑女といった様子。
王子たち攻略対象はヒロインにだけ優しく、
誰にでも穏やかという雰囲気でもない。
ある日コハルは公爵令嬢ハルシャの諫言を受け、彼女が後に王子たちに排斥される様を見て、悟った。
主人公の自分は、特殊なポーションなどを作ることもできる……つまり莫大な金のなる木として、周りの男どもに狙われているのだと。
だからゲームでヒロインと競った悪役令嬢は王子に婚約を破棄され、しかもその後破滅させられるのだ、と。
コハルは激怒した。このふざけた世界と男どもが、どうしても許せなくなった。
彼女は選択する。自身が矛先を向けるべき、真の敵と戦うことを。
だが聖女にあるのは癒やしの力だけ。
彼女は知恵を絞り、禁断の力に手を伸ばす――――――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-17 07:10:00
8729文字
会話率:18%
英雄を目指す少女、ユメ。
『あなたは英雄のママに選ばれました!』ある日ユメはそんなお告げを女神から受けた。
さらに女神によると、ユメが強いほど産まれてくる子供の潜在能力も高くなるからユメにも強くなって欲しいらしい。
なので女神は、天醒『天鐘
楼(アマノショウロウ)』という力をユメに与えた。しかしその力はユメに残酷な試練を振りまく呪いだった。
ユメの生まれ育ったのどかな宿場町ハイノラ。そこへ最初の呪いは矛先を向けた……。
これは、次々と降りかかる試練と女神の思惑を乗り越え、一人の少女が英雄のママではなく歴史に名を残す英雄を目指す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 20:34:42
34114文字
会話率:62%
一人の少年「ロイ」は式神と契約することが出来ずにいた。
式神が見つからないロイは周囲から馬鹿にされ、次第に心が荒んでいく。
その怒りの矛先はいつも母親へ向き、自暴自棄へと陥っていた。
とある日、唐突に悪魔たちが襲来した町は阿鼻叫喚の荒らしへ
と変貌し、ロイは大切な人を失う。
避難先でも差別を受ける中、一人の少女がロイに手を差し伸べる。
ロイはのちに悪魔討伐部隊へ入隊し、残酷なまでに悪魔を殲滅していく。
残酷成長物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-27 18:12:18
6361文字
会話率:33%
私ことユーシア・ランブノーは、ランブノー男爵家が代々産まれ持つ回復魔法を持たずに産まれてきた為、長い間家族から虐げられて生きてきた。
ある日、姉のララーナに縁談の申込みが届く。それは、一年間に四人もの縁談相手に逃げられたウルグレイン伯爵か
らだった。
案の定姉は嫌がり、矛先が私へと向く。私が姉の代わりに伯爵の五人目の縁談相手となったのだ。
やっとこの地獄の家からオサラバ出来る!
ルンルン気分でウルグレイン家に向かい、伯爵と初めましての顔合わせをした時、彼は不機嫌そうにこう言った。
「君を愛することはない。君には一切関わらない」
私はそれにとびきりの笑顔を乗せて頷く。
「では逆に、私は全力で伯爵様を愛しますとも! 愛人や恋人が何人いても構いません!」
美形な伯爵の顔がマヌケ面になり絶句されたけど気にしない。
さぁ始めましょうか!
※これは、短編『「君を愛することはない」? では逆に全力で愛しますとも! お望み通り好きにやらせて頂きますね?』の連載版です。加筆修正をし、短編のその後を書く予定です。
※短編と設定と人物の名前が少し異なっています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-15 16:22:32
69891文字
会話率:47%
私ことユーシア・ランブノーは、ランブノー男爵家が代々産まれ持つ回復魔法を持たずに産まれてきた為、長い間家族から虐げられて生きてきた。
ある日、姉のララーナに縁談の申込みが届く。それは、一年間に四人もの縁談相手に逃げられたウルグレイン伯爵か
らだった。
案の定姉は嫌がり、矛先が私へと向く。私が姉の代わりに、ウルグレイン伯爵の五人目の縁談相手となったのだ。
やっとこの家からオサラバ出来る! イヤッホーーッ!
ルンルン気分でウルグレイン家に向かい、伯爵と初めましての顔合わせをした時、彼は不機嫌そうに言った。
「君を愛することはない。愛する気もない」
私はそれにしっかりと頷き、とびきりの笑顔を乗せて答えた。
「分かりました。では逆に、私は全力で伯爵様を愛しますとも! 心の底から伯爵様に愛を貫き通しますとも!!」
美形な伯爵の顔がマヌケ面になり絶句されたけど気にしない気にしない。
――さぁ、彼の為に始めましょうか!
※前回に続き『君を〇〇ことはない』シリーズ(?)第二弾。(でも多分これでおしまい)
※「小説家になろう Thanks 20th」企画の参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 20:08:28
20963文字
会話率:54%
回復(ヒール)
それは奇跡、魔法、科学の時代を経てなおファンタジーとして存在する能力である。回復(ヒール)はありとあらゆる傷を治療することができ、人類の発展に大きく関与してきた。
科学の時代の到来により各国が急速に経済成長を遂げ、それと同時
に国同士の利害対立が目立つようになり、回暦1900年代に突入すると、人類史上初の世界大戦が勃発する。大陸の至るところで多くの死者を出していたが、回暦1933年、これまで長引いていた世界大戦も遂に終わりが見え始める。ランドブルク帝国率いる帝国同盟は帝国を除いた加盟国全てが降伏し、ブリッシュ王国率いる連合同盟の矛先が帝国本土に向けられていた。
主人公フラン=アルスはそんな帝国の危機的状況を知ってはいるものの、特に気にしてはいなかった。1933年7月12日、フランは学校が終わったあと、友達の誕生日パーティーの道具を買いに友達と帝国の首都ベルンにあるデパートへ行く。そこで昼食を食べようとすると、突如空襲警報が鳴り響く。それは、終わりの始まりを告げるサイレンだった———。
これは回復(ヒール)によって死ぬまで戦うことを義務付けられた戦争を生き抜く、少女たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 12:42:39
59665文字
会話率:55%