「俺は死刑確定だ」
聖女として召喚された先にいた、ひどく美しい魔法使いのお兄さんは、完全に据わった目でそう宣いました。
異世界人の召喚は国際法で禁じられた大変に重い犯罪なんだそうです。
いやあの、私、別に元の世界にそんなに未練ないし、聖女が
んばりますからぁあ!
※以前カクヨムにて「陰でゲロ吐きながら完璧聖女を演じています」及び「ゲロ吐き聖女と覚悟ガンギマリ魔王」というタイトルで連載していた作品のリメイクです。
大きな違いとしては、ヒロインのリアちゃんの胃がちょびっと頑丈になってそんなにゲロを吐かなくなりました。
※以下とてもわかりやすいネタバレ
魔王(師匠)×聖女(弟子)
ハッピーエンドです!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 20:50:23
79845文字
会話率:29%
「ウィズ。千年後も一億年後も、世界が滅びてしまっても、永遠にずーっと一緒だよ!」
魔術師・ウィストールはその言葉を聞くたび、胃が痛くなる。
ウィストールは若い姿のままとはいえ、もう二千年以上も生きていた。
概念が魔物となるこの世界において
、アウルという『永遠』を司る魔物と契約を結んだせいである。
美少女の姿に化けた、きゅるんと可愛いアウルだが、この魔物がとんでもない。
正式名は『黄金の昼下がり』。永遠そのものであるがゆえに、何があっても死なない特級の魔物――。
そんなふたりは、ひょんなことから魔術学校の教師に。
『魔物との契約』について教える授業を受け持つことになったのだ。
ウィストールは密かに願う。――誰かがアウルとの契約を引き継いでくれれば、と。
しかし、学校では奇妙な事件が相次いでいた。
「記憶を差し出せば、運命の人に会える」という噂により、生徒たちが記憶を失っているらしい。
代償と引き換えに願いを叶える仕組みは、まさに魔物の契約そのもの。
同じく教師として赴任した対魔師・リインと共に、事件の真相を追うウィストールたち。
事件の裏には、世界の均衡を揺るがす存在『記録の魔物』の気配があった――。
自らの未来、相棒アウル、そして愛する養子ティルダを賭けて、ウィストールは選択を迫られる。
バトルあり、コメディあり、激重感情あり?
永遠の魔物&気弱な魔術師が紡ぐ、じんわり優しいファンタジーがここに開幕!
❧ ❧ ❧
全27話。6話目以降は、1話ごとに毎日18時頃更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 18:20:00
37862文字
会話率:32%
時は2070年、高度に発達した科学文明。その日常に調和して溶け込む、人と、人ではない者たち。幻想と日常の境界は薄れて消えた、そんな未来。
「これからあなたは高校生3年間、彼女たちと自給自足の同棲をしてもらいます」「嘘だと言ってよ!」
ドラゴンの少年のユーリは、高校生にこれからなろうという中学3年生の3月のある日、幼馴染の吸血鬼令嬢、アンジェリカとの婚約を急に告げられる。
だがアンジェリカを含めた吸血鬼三姉妹、実はとんでもない問題児で――!?
「ユーリの物はわたくしの物、ユーリもわたくしの物ですわ!」
始まる4人による3年間2000万円生活(食費、光熱費、家賃、学費込み)。始まる高校生活。吸血鬼三姉妹が起こす騒動に、ユーリは次々巻き込まれていく。騒動の中、出会っていく少女たちもこれまた問題児だらけ!?
なくなる胃薬。『小魔王』『悪役令嬢』『放蕩騎士』に囲まれた『苦労執事』は今日も死んだ目で空を飛ぶ!
「僕の平和な日常の行く先って、どっちなんだろうな」
近未来ハーレムラブコメファンタジーの、はじまり。
「――胃が取れそう……」
(残酷な描写、ボーイズラブ、ガールズラブタグは念のためつけていますが、要素は薄めの予定です)
(この小説はカクヨムにも投稿しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 12:00:00
813828文字
会話率:50%
【簡単なあらすじ】
憎まれる程に強くなるスキルを授かった心優しき青年が、人を傷付けないようにしながら悪党のフリして頑張ってたら、女にモテたり泣かせてたりする話。
【あらすじ】
『あぁ、本当に胃が痛い……』
救世主として異世界に召喚さ
れた研一は、立場を利用して好き放題やりたい放題の大暴れ。
世界を救ってほしいと言われれば、お姫様に身体を要求し。
お姫様を守ろうとした女騎士を蹴散らしては高笑い。
無双スキルを手に入れて調子に乗った変態……を装う心優しき青年であった。
本音を語る事もままならず、憎まれ恨まれ、傷付けて。
それでも優しさを失う事無く歩き続けた研一に待ち受けているモノとは――。
爽快感なんて置いてきた。
足掻き苦しみ進んでいく生き様を描いたダークファンタジー、ここに始まる。
【この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません】
*この作品はカクヨム様・ハーメルン様にも掲載させて頂いてます。
*1社から打診が来ましたが、諸事情でお断りする事になった為、引き続きお待ちしています
*カドカワBOOKSファンタジー長編コンテスト 中間選考突破折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 10:00:00
129382文字
会話率:23%
辛味調味料は気分をスッキリさせてくれると言う情報を得まして。
実際に胡椒やカレー粉で辛味を増した飯を食うように成り。
ついに一味唐辛子に手を染めたのですが。
あまりに辛味を求めすぎて。
時々胃が荒れる事のある筆者が。
人生で唯一の難題である
飯に関して。
色々考えたり、思い出したりしながら。
どうやったら飯と日常は上手く行くのかと。
考えてみたりするエッセイです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 05:56:13
248652文字
会話率:1%
【ざっくりとしたあらすじ】
平凡で不幸なだけの少年が、ある日突然「伝説の勇者」と勘違いされ、あまりにも個性的な仲間たちと共に、トラブルが絶えない前途多難な魔王討伐の旅へと強制的に送り出される物語。
【しっかりとしたあらすじ】
どこにでも
いる平凡な少年ユウキ・ナッシングの日常は、ある日、国王からの突然の召喚によって終わりを告げる。
伝説の「虹の勇者」と勘違いされた彼は、本人の意思とは無関係に、世界の命運を懸けた魔王討伐の旅に出ることを余儀なくされた。
彼に同行するのは、桁外れの魔力を持ちながら制御不能で周囲をカオスな「虹色パンデミック」に陥れる天然魔法使いマホ、鋼の肉体と比類なきパワーを誇るも地図が全く読めず勘だけで突き進む脳筋戦士ゴッツ、そして影に生きるはずが誰よりもスポットライトを浴びたがり、隠密行動中に自己アピールを始めてしまうエルフの盗賊シノ。
個性と呼ぶにはあまりにも規格外な仲間たちと共に、ポップでカラフル、だけどどこかズレているファンタジー世界『アメージングランド』を進むが、彼らの行く手には常に予測不能なトラブルと、ユウキ自身の不運が待ち受けており、目的地である魔王城への道のりは一向に縮まらない。
果たして、このあまりにも頼りない勇者(仮)と、問題児しかいないパーティーは、無事に魔王の元へ辿り着き、世界の平和(と、何よりユウキの平穏な日常)を取り戻すことができるのだろうか。
【筆者コメント】
あまりにも安直なネーミング&ご都合主義的な世界観ですが、どうか頭を空っぽにしてリラックスしながら楽しんでいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 19:02:19
4119文字
会話率:25%
妖精の王が統べる世界アルスター。
100年前、世界はアトムと呼ばれた魔王が引き起こした戦乱により、レムリア大陸が滅び去り、残った大陸も滅亡の危機を迎えたという。
しかし伝説の聖女と勇者が立ち上がり、魔王アトムは秘術により封印され、
魔王が率いた軍勢は滅ぼされたのだった。
だが時は流れ、魔王が生み出した配下の怪物達が、いまだ暗躍する脅威の中、ハイランド聖王国の冒険者達の街に新人冒険者が加入する。
彼の名はアイアン。
魔法の申し子にして悪を滅ぼす最高の魔法使い。
我がベルンファーストの冒険者組合に栄光あれ。
……とか言って謎の吟遊詩人のいう通り宣伝してやったけどよ、あいつ絶対、復活した魔王だよ間違いねえ。
教団庁に報告して討伐計画を……。
いやバレたら殺される……あいつはやべえバケモンだから、俺の考えることなんてあっさり読んじまうまさしく魔王。
クソッ!
なんで俺が経営する冒険者組合に魔王が紛れ込んだんだよ!! クソが!!
ああ……そう言えば元はと言えば俺が冒険者にスカウトしちまったからだ。
うげッ、アイアンが悪い顔しながらこっち見てきやがった。
今度は何を言い出す気だ化物め。
胃が痛え、キリキリしやがる。
スカウトする相手間違えたああああああああ
精霊様助けてくれええええええ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 23:09:01
677028文字
会話率:46%
【武神】【魔導王】【英雄】【魔王】【勇者】【竜王】【闇の帝王】【帝】【夜の大魔王】【暗黒大王】【光の手】【架け橋】【世界を照らす者】【知識皇】…………etc
これらの二つ名、または称号を聞いて、人は何を……どんな人物を思い浮かべるだろうか
。
若干の誤差こそあれど、思い浮かぶのは似たようなものだろう。
『100の天寿を得る呪い』を受けている主人公
幾度となく繰り返された人生、その数──97
そのうち、記憶にある96の人生すべてにおいて【最強】の座を欲しいままにしてきた彼
今、98回目の人生を始める準備が終わった
あと二回
次の世界は、魔法と剣の世界
似たような世界をいくつも経験した彼にとっても、そこでの人生は驚きの連続で……?
皇室に産まれたと思ったらなんやかんやで捨てられ、隣国の貴族に拾われ、アドベンチャラーになり、学園に入学し…………
でも、きっちり厄介事にも巻き込まれ…………
胃がネジ切れるのが先か、【最強】になるのが先か
それは見てのお楽しみ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 20:57:02
284949文字
会話率:24%
同居人は高校時代から変わらない幼児性を持つ。
感性が子供に準じており、大人が求めるマナーとは別とところにある。
が、それだけで片付かない事も相応にある。
胃がもたれたわ。歳かな。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら
申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
生クリームがいっぱい食べられない歳です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 13:36:59
1297文字
会話率:39%
今日は悪夢から始まり、体調不良の警告を受けた。
その通り、午前は胃が捩れ、午後は精神的ダメージを受けて一日が終わった。
全て分かっているんだ。この原因。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注
意事項2
運命のカウントダウン開始〜。
って感じで、うた○○のカウントダウンで気を紛らわします。良い声は全てを救うんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 18:02:43
666文字
会話率:0%
出掛けたあとの帰り道、女は袖を摘んで立ち止まった。
熱烈な視線を注ぐのは、ドーナツ屋。
他の店よりも甘い、ドーナツ。それを一ダース分。
翌朝、飯変わりに食べていると、ぽつぽつと話し始めた。
「ドーナツの余さとね、寝起きの熱って似てると思う
の」
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
寝起きの布団が最高です。
何故だか、とあるドーナツ屋のドーナツ思い出しました。
めためたに甘い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-23 21:07:47
969文字
会話率:48%
心と体は欲しているが、胃が受け付けない。
最終更新:2025-04-08 00:00:00
805文字
会話率:43%
そのうどん屋は、街外れにひっそりと佇む小さな店だった。暖簾をくぐると、茹でうどんの湯気と出汁の香りが漂い、どこか懐かしい雰囲気が漂う。今日、私を含めた会社の四人——社長、部長、係長、そして私——が昼食のために訪れていた。
社長は威厳たっぷ
りに「明太釜玉うどん」を注文した。濃厚な明太子と卵の絡んだ麺を想像するだけで、胃が鳴りそうになる。部長は少し控えめに「釜玉うどん」を頼み、卵のまろやかさが際立つ一品を選んだ。そして係長は、まるで修行僧のようなストイックさで「素うどん」を注文した。つゆに浸かっただけのシンプルなうどん。具も何もない、まさに「素」の極みだ。
問題は私だった。会社の暗黙のルールが頭をよぎる。係長が頼んだものより「上」のものを注文すると、本気で怒られるのだ。しかも、最近追加された新ルール——「同じものを頼むと失礼にあたる」——が事態をさらにややこしくしていた。素うどんより上はダメ、同じもダメ。さて、どうする?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 16:07:14
1326文字
会話率:0%
世界三大国の一国を担う機械の国、スクレットウォーリアの激戦区である国境ノーズフェリには目も眩むほど美しい漆黒の軍服を着た冷酷な女神がいる。国を手に入れようとする魔法の国カッフェルタから女神は敵の血を纏い、同じく国を守る美しい4人の側近たちと
共に戦いを続けている。
―――過剰な期待と、私と周囲との温度差、近場の人間がコワくて取り合えず胃が痛い。
外見のせいで人生踏み外した普通の人間、リュミナス・フォーラット。美しい外見が誤解を招き、本人は置いてけぼり。側近たちにブッ叩かれ、本来の自分とは似ても似つかない性格を演じさせられ胃の痛む日々。
そんな毎日を送る彼女が、諸事情でカッフェルタの王子との会談に臨む事になってしまい―――。
※短編から長編へとなりました。一話目は同じ内容となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 00:55:46
339687文字
会話率:24%
世界三大国の一刻を担う機械の国、スクレットウォーリアの激戦区である国境ノーズフェリには目も眩むほど美しい漆黒の軍服を着た冷酷な女神がいる。国を手に入れようとする魔法の国カッフェルタから女神は敵の血を纏い、同じく国を守る美しい4人の側近と戦い
を続けている。と言うのが周りの評価である。
血を纏ったこと無いし、そんな嘘言わないで欲しい。胃が痛い。
外見のせいで女神とか言われて人生踏み外した普通の人間、リュミナス・フォーラットが駄々をこねながら敵国の王子との会談に臨むことになってしまった一日の話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-18 18:09:40
9759文字
会話率:24%
想像を絶する虚弱体質の速水達郎は、コピー機の紙詰まりを修理しただけで過労死してしまった。
女神ウランは彼に第二の人生を与えるのと引き換えに、異世界を救う勇者になるように要求するが……
天界から転生者が一歩も出ない、安楽椅子英雄譚。
最終更新:2025-03-12 20:04:57
8884文字
会話率:40%
商店街の一角にある大型の店で、昔から愛されている通称「マシロスーパー」。半年前に入ってきた社員はおかしな男で、胃がキリキリさせられている店長、そして数名の社員も心配する中、彼は本日ちょっとの間だけ留守番を任せられることになったのだが――サク
ッと読める約1万字の短編です。お楽しみいただけましたら幸いです!
※他サイトにも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 13:49:27
12338文字
会話率:38%
超普通の容姿の侯爵令嬢ユリーナが、絶世の美少年の公爵子息ヴィンセントに出会ってゆっくり恋愛する話。
ただ、この侯爵令嬢ユリーナは見た目普通だが中身は普通ではなかった。
その事を徐々に知ってゆくヴィンセントの胃がやられるか、精神が太くなるかは
まだ解らないのでまったり見守ってくれると、嬉しいです。
本当に設定何も考えずに書いてるのであらすじが無いのが辛い。
多分、戦闘とかも入るかもしれないのでR15にしてます。悪しからず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-27 20:19:05
12044文字
会話率:34%
婚約破棄されたので王太子を弑しました。ありがとうございました。
指名手配?だから?私はこれでも聖女ですよ?
仕事ができるアイザック君と共に国内の刺客を退けながら、外国の圧にも耐えなきゃな。はぁ…胃が痛い。
あれ?あの無能が消えただけでこん
なに仕事が楽なの!?
よっしゃ!体が楽だ!ついでに他の汚職から何から全部暴いてやるか!
ちょっとゴアな聖女ちゃんと宰相くんの王政破壊劇。どうぞお楽しみください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 14:49:42
3785文字
会話率:40%
妻が亡くなってから2年。胃がんを患った俺は、生活補助のため人型ロボットをレンタルした。俺にとっては、単なる家事手伝いマシンに過ぎないはずだったのだが……
キーワード:
最終更新:2024-12-31 16:00:00
68424文字
会話率:43%
ーとりあえず、休んで下さい。あなた、死にますよ?ー
左遷先の年下上司を前にそう発した青年の名はユークリッド・コンフリート。前世スーパーマーケット店員(死因:胃がん)の彼が次の人生に望んだのは“健康”だった。前世で培った知識なんて何にも役
に立たないこの世界。今世は健康で文化的な生活を勤しむために必死に勉強して国家公務員を目指して頑張ったのにコネ入社に負けて、左遷された先は第5竜騎士団。そこで彼が目にしたのは現代社会でも戦くほどのブラックな労働環境。
今、ここに彼は立ち上がる。自身の健康と上司の健康的な生活のために。異世界の労働問題を解決しようと心に決めた男の人生は今始まったばかり……。
*ムーンライト小説に投稿済の小説を加筆修正してますがそういった展開は一切ありませんのでご安心下さい。タイトルも少し変えてます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 20:24:23
624704文字
会話率:57%
\甘えたイケメン×男前系お姉さんラブコメ/
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今年三十歳を迎える羽多野 真咲は、深夜の自宅でべろべろに酔った部下を介抱していた。
二週間前に配属されたばかりの新しい部下、久世 航汰は、
「傾国」などとあだ名され、
周囲にトラブルを巻き起こして異動を繰り返してきた厄介者。
ところが、ふたを開けてみれば、久世は超がつくほどしっかりもので、
仕事はできて、真面目でさわやかで、しかもめちゃくちゃ顔がいい!
うまくやっていけそうと思った矢先、酒に酔い別人のように甘えた彼は、
醜態をさらした挙句、真咲に言う。
「すきです、すきすぎる……おれ、真咲さんと、けっこん、したい!」
トラブルメーカーを抱えて頭の痛い真咲と、真咲を溺愛する年下の部下。
真咲の下した決断は──
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■久世航汰(くぜ こうた)26歳→27歳
真咲のチームに配属された新人。
見目麗しい好青年であるがゆえ、周囲が勝手に彼をめぐってトラブルを起こしそのせいで部署異動を繰り返してきた。
■羽多野真咲(はたの まさき)29歳→30歳
営業一課でチームを持つリーダー。
癖のある部下が多くて胃が痛い中間管理職。男前な性格をしており、
本人はさほど気にしないが美人で周囲の信頼は厚い。
※ベリーズカフェにて掲載中の完結済み作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 10:01:16
110441文字
会話率:67%
「このへたれ野郎があああああ‼」
私、アイシェ・フォン・リーゼンバーグは絶叫した。
最強とうたわれる大魔導士、殲滅卿エリアス。魔法の天才、顔は美男子、人々の人望も厚く、女性にもおもてになる。まあ、気に食わないくらい完璧な奴だったのだが、
「そりゃあ魔法はできますよ! だけど、攻撃魔法なんて、ちょっと間違えたらこっちが死ぬかもしれないんですよ! そんな危ないものを使って、安心できる方がおかしいでしょう!」
「こういう場面で、特に若い女性となんか、何を話せばいいのか分からないんですよ。自分がいつ変なことを言って、彼女たちの気分を害してしまわないか……。その緊張で、もう胃が……」
「もうやだ……。ほんと、やめたい、この仕事……」
私は知ってしまった。なんということだろう。この人、めちゃくちゃにへたれだったのだ。
そして、私とへたれ魔導士様の生活が始まった...…。はあ...…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 01:11:42
23972文字
会話率:57%