ここは古本喫茶八千代。
私、神崎文乃の祖父母が開店した小さな喫茶店だ。
昔から祖父は喫茶店をやりたいと言っていたらしく、定年退職後、周囲の助けを借りながらこの喫茶店を開業したらしい。
そんな祖父だったが、私が中学校二年生の頃、他界した。
そ
の後は私の母と祖母、そして母の弟にあたる頼鈳叔父さんが経営をしている。
この周辺だと、満席とまではいかないが、それなりにお客さんが来るため、そこまで営業は厳しくないらしい。
それに母も叔父も副業で働いていて、それなりに収入は安定しているので閉業することは今のところなさそう。
そんな喫茶店には時々悩み相談にやって来る人もいる。
「学校に馴染めない」とか「職場の人間関係が疲れる」等々、いろんな悩みを祖父に相談している人がいた。
私は何度かその様子を見ていた。
祖父は昔から聞き上手だったため、話しやすく、なんでも相談に乗ってくれる、ということでよくお悩み相談所のようなこともしていたらしい。
祖父はよく、そういったお客さんには最後に「本を読んでみな。本の世界に逃げ込んで戻ってきたらほんの少しだけ、こっちの世界の見え方も変わってくると思うよ。」と言って、備え付けてある本棚からおすすめの本を見せていた。
相談の中でも祖父はオカルト系の相談によく乗っていた。
その影響か、今でも八千代には心霊相談に来る人が多い。
そんな古本喫茶八千代の(時々恋愛有り)オカルトコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 11:43:18
3563文字
会話率:50%
吸血鬼とも呼ばれる「月夜の民」であるエンリェード。
ある日彼の父親宛てに届いた手紙は、月夜の民の王との盟約に従い、兵を連れて人間との戦いに参戦せよというものだ。
父亡き今、一族の中で自分しかその盟約を果たせる者がいないと考えたエンリェ
ードは、単身月夜の民の王が治める領地を目指す。
そこで出会ったのは、月夜の民の王に育てられた人間の騎士、フィンレーだった。彼は月夜の民の王を父親のように慕っており、現在、人間たちとの契約によって封印されている王を取り戻したいと願っている。
月夜の民と人間。種族の違う二人は、月夜の民を滅ぼそうと兵を集めている人間の領主セント・クロスフィールド率いる遠征軍との戦いに挑む。
人間より長生きなため賢者感のある主人公と、若い人間の青年(一般的にはこっちの方が主人公感がある)の友情と戦争の話です。
バディ要素を持つ作品を募集するコンテスト用に書いたものでした。
屍師シリーズの主人公であるエンリェード(ルル・シーカ)が黄昏の地に行く前の過去の話。
シリーズを知らなくても特に問題はありません。
Pixiv小説にある同名の作品と同じ内容ですが、章タイトルだけこちら用に適当に付けました。
何となく、モチベーション維持のためにこちらに移管してみたり。
以下、登場人物一覧。
エンリェード:主人公。妖精族(エルフ)系の月夜の民、変異種、吸血鬼などと呼ばれる、魔力で生きる闇の時代の住人。寡黙だが聞き上手。冷静で比較的頭脳派。召喚術と治癒術の心得がある屍学者および薬学者。黒狼公の息子。
フィンレー:「月夜の民の王」と呼ばれている月夜の民の男に育てられた流枝の民(普通の人間)の青年。十代から人間と月夜の民との戦いに参戦し、腕を磨いてきた近衛騎士。実力もあり、人柄も頭もいいが、軟派な性格が玉に瑕。
ルース:流枝の民の商人で十代の少年。思い込みが激しい。
ユーニス:流枝の民系の月夜の民の女性。フィンレーの恋人。
ルクァイヤッド:堅木の民(巨人族)系の月夜の民。軍医。
イドラス:妖精族系の月夜の民の戦士。白狼公。
ラト:若草の民(小人族)系の月夜の民の商人。
キナヤトエル:妖精族系の月夜の民の女性。治癒師。
サム:流枝の民系の月夜の民の料理人。
ロスレンディル:妖精族系の月夜の民の薬師。
ヴァルツ:流枝の民系の月夜の民の戦士。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 23:00:00
100569文字
会話率:39%
聞き上手のキッテ様 ~追放監禁された私に青い小鳥が舞い降りて気づけば王都の情報通 だから白いフィクサーになりますね~
https://ncode.syosetu.com/n0350ji/
https://ncode.syosetu.com/
n3274ji/ (本編後日談)
を合わせた連載版になります。
新録は10話からです。既読の方はこちらからお読みください。
キッテ・スクライブは、王太子レイモンドとの婚約を破棄され、王都から追放された。原因はレイモンドの父である国王お付きの占い師シェオル。キッテは占い師に、自身がいずれこの国を滅ぼすと予言されてしまったのだ。
失意の中、彼女は王都から郊外の森の中にある屋敷に連れて行かれた。
屋敷の敷地から出てはいけないというルールのもと、死ぬまでここで暮らすようにという命令だった。まだ何もしていないキッテを死罪にすることはできない。だから、彼女は軟禁された。屋敷はキッテを閉じ込める檻だった。
孤独に沈む少女の元に――
お喋り好きな青い小鳥が舞い降りる。そこから始まる華麗なる逆転劇!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 08:30:00
247573文字
会話率:42%
聞き上手のキッテ様 ~追放監禁された私に青い小鳥が舞い降りて気づけば王都の情報通 だから白いフィクサーになりますね~
https://ncode.syosetu.com/n0350ji/
のアフターストーリーです。
ちょっとしたオマケという
感じです。
未読の方は先に本編をお読みになって、気に入ってくださったら戻ってきてくださいませ~♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-26 18:16:26
5766文字
会話率:35%
キッテ・スクライブは、王太子レイモンドとの婚約を破棄され、王都から追放された。原因はレイモンドの父である国王お付きの占い師シェオル。キッテは占い師に、自身がいずれこの国を滅ぼすと予言されてしまったのだ。
失意の中、彼女は王都から郊外の森の
中にある屋敷に連れて行かれた。
屋敷の敷地から出てはいけないというルールのもと、死ぬまでここで暮らすようにという命令だった。まだ何もしていないキッテを死罪にすることはできない。だから、彼女は軟禁された。屋敷はキッテを閉じ込める檻だった。
孤独に沈む少女の元に――
お喋り好きな青い小鳥が舞い降りる。そこから始まる華麗なる逆転劇!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 20:03:03
15885文字
会話率:33%
【羽田 夏輝】は、極度の口下手と人間不信を抱いている。彼は、ただ一人で趣味の小説の趣味に没頭して、孤高であろうとする。そんな彼に声をかけた少女【早瀬 冬紀】との、数奇な運命を辿る。
「言葉は……私がもし死んでしまってもこの世界に残ります」
これは、一人の口下手な青年が、一人の少女と「友達」になるまでの物語。
登場人物紹介
【羽田夏輝】
口下手がコンプレックスの、本作の主人公。小説を書くことが趣味で、学校の休み時間や帰宅後、さらには授業中にも書いてしまうぐらい、自分の世界に没入している。友達はおらず、一言も喋らずに一日の学校を終えることもしばしば。
【早瀬冬紀】
おしゃべりが大好きな、今作のもう一人の主人公。誰とでも仲良くなれることが特技で、話上手、聞き上手である。好きなトークテーマは、趣味、恋愛、流行のファッション、食べ物。
*同じ内容のものを「カクヨム」様のサイト上に投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 19:00:00
94890文字
会話率:45%
ぼくは、他人の話を聞く、ということを仕事にしている。
別に聞き上手だとは思わないし、どうして客となった人達に満足してもらえてるのかも未だにわからないんだけど、それなりに生活には困ってないんだ。
さて、今日はどんな話を聞くことになるんだろ
う?
---
気が向いたときに続編を書いていこうと思います。
結末などは、まだ未定。
世界設定も特に定まってないので、とりあえずローファンタジーに設定しましたが、後々変更の可能性も。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 21:00:00
2148文字
会話率:19%
イヤフォンはたいした聞き上手。
最終更新:2023-11-17 07:00:00
250文字
会話率:0%
X(Twitter)に投稿している【#140字小説】まとめ其の三十♪
【#140字小説】は、
Twitterの文字数制限140文字以内で完結するショート小説です。
No.291
【#書簡をしたためる】
No.292
【#説得力】
No.
293
【#アイスについて私の私による私のための選択】
No.294
【#餃子タレについて俺の俺による俺のための正義】
No.295
【#鏡よ鏡】
No.296
【#待ってる】
No.297
【#待ってて】
No.298
【#謎の風邪】
No.299
【#優秀なバカ】
No.300
【#聞き上手】
jewemi❀Twitter
@july20211001
YouTubeで自作朗読をした作品には、リンクを貼ってあります♪
@jewemichannel3828折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 16:02:37
1574文字
会話率:40%
「『セイモア男爵家のダレル君』だ」
「ああ、あれが例の······」
また誰かがクスクスと俺を笑っている。それは俺が『聞き上手令嬢』と言われるシンシア・エーメリー嬢に、盛大なる勘違いでやらかした結果、華麗にざまぁされたのが学院中の噂だから
だ。父が武勲を受けて男爵家になり三年。まだまだ貴族というものが分からない俺に、新聞サークルのサンディ・アボット嬢が取材に来た。威勢のいい彼女にやらかしの顛末について質問を受けたら、何故か彼女に振り回されるようになり······。
以前書いた短編『たしかに私は『聞き上手令嬢』ですが、何でも言うことを聞くだなんて誤解ですわよ?』のスピンオフで、やらかした男ダレル君のその後の話です。前作をお読み下さった方が分かりやすいですが、本作だけでもお読み頂けます。
※この作品は『カクヨム』『アルファポリス』にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-13 08:00:00
52913文字
会話率:47%
シンシアは静かに怒っていた。目の前の男が、『自分と婚約した暁には浮気を了承し、婚姻後、伯爵家の仕事は全て君に任せたい』などとふざけたことを言ってきたからだ。たしかに私は『聞き上手令嬢』と呼ばれ、人の話をよく聞きますが、何でも言うことを聞くと
は言ってませんけど? 反論しようにも、先に話すのは僕だ、と言って悦に入った顔で滔々と戯言を述べている男は止まらない。次のターンでは絶対反撃してやる! あの方が来る前に······。※この作品は『カクヨム』にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-03 18:57:48
4985文字
会話率:54%
◆お嬢様には聞かせられない、ここだけの話。この物語は転生したら悪役令嬢の従者だった『僕』が、彼女の人生をより豊かにするために奮闘する、異世界・性転換・主従ストーリーだ。◆
『僕』は『どこにでもいる』の枠には入れない落ちこぼれ男子高校生。
勉強も運動も平均以下だし、趣味といえるほどのめりこめるものもない。
両親は僕の扱いに困っていたし、僕と違って優れた兄は眼中にも入れてくれない。
そんな僕を必要としてくれる存在と言えば――姉、ただ一人だった。
姉はいわゆるオタクってやつで、中でも乙女ゲームのたぐいにハマりがちだ。
僕に唯一才能があるなら、それは聞き上手の才能ってやつで、姉の話す異世界での恋愛模様によく耳を傾けていた。
そんな僕が…ある日……
背後から刺され、目が覚めたら異世界に転生していた!
しかもこの体、使い慣れた男の体ではない…。
そう。僕は女になっていた。
異世界での“わたし”の役目はわがまま令嬢ルチナ=ディートリヒの従者にして話し相手。
でも、このルチナって子……そして彼女を取り巻く人間模様……どこかで聞いたことあるような……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 03:18:19
13617文字
会話率:38%
貴族の娘として生まれたクラリスは、【聞き上手】というスキルを授かる。
しかし【聞き上手】は訳の分からないハズレスキルというレッテルを貼られ、クラリスは実家で虐げられてしまう。
そして十八歳の時、クラリスはとうとう実家から追放され、さらには
婚約者も妹のエイブリルに取られてしまった。
危険な魔物が蔓延る『奈落の森』に捨てられたクラリスではあったが、突如神の声が聞こえるようになる。
『クラリスは神である我が守る』
なんと【聞き上手】は魔物や精霊、さらには神の声が聞けるようになるスキルだったのだ!
【聞き上手】の真の使い方を知ったクラリスは、奈落の森で料理を作ったり物作りをしたり、魔物や精霊さんや神様(犬)に助けられながら……みんなと楽しく暮らしていく。
一方、実家ではクラリスを追放したことにより精霊や神の加護を失い、没落していくこととなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 19:16:45
40929文字
会話率:43%
桜間くるるは電波少女である。そんな彼女の言うことを理解できるのは、クラスメイトの明石解人ただ一人だった。
※カクヨムでも連載しています。読みやすい方でどうぞ
作品URL→https://kakuyomu.jp/works/16817330
652340533234
_____________________________
◆キャラクター
◎桜間くるる
電波少女。
社交的で明るいけれど、言語感覚が特殊な女の子。稀によくヘンなことを言いだす。ので、クラスメイトにはちょっとだけ意味不明。
そんな彼女のコトバを解読できる人物はひとりだけ。
そんな彼女の恋心を解読できない人物もひとりだけ。
◎明石解人(あかし かいと)
聞き上手で、揉め事の仲裁や悩み相談はお手の物。
そんな解人にかかれば、電波系なくるるのコトバも読み解ける。
くるるの恋心以外は。
◆曜日ごとの連載内容
月~金曜日(平日):くるると解人の学校生活(三人称視点)
土曜日:二人のLINEトーク履歴
日曜日:桜間くるるのひとりごと(一人称視点)
_____________________________
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-03 18:44:38
178853文字
会話率:44%
うんにゃ、あたしゃただの一般人だよ(*´−`)
最終更新:2022-12-22 20:00:00
1877文字
会話率:0%
コミュニュケーション能力…それはソーシャルの一つであり、家庭、学校、職場、社会などでやっていくためには必須とも言える…のかもしれない。
その根拠として例を挙げていくと、
1、コミュニュケーション能力ないと、人脈がなく信頼もなくなる。
2
、コミュニュケーション能力があると、上司や先輩、先生などに好かれやすくなり、いろいろ好都合。
1について超簡単に解説すると、人脈がある=どこか信頼できる部分があると言っても過言ではないだろう。
2について超簡単に解説すると、目上の人に好かれると、仕事、勉強、スポーツなどをよりちゃんと教えてくれるだろう。
コミュニケーション能力の高い人は
話し上手
聞き上手
空気読み上手
の3つがほぼできている人だ。
話し上手の人の話をは聞いてて面白い。
なぜ面白いのだろうか。
それは『ちゃんと伝わっているから』だろう。
ちゃんとわかりやすく伝わっているからこそ、その話の笑いどころがわかるのだ。
聞き上手の人に話を聞いてもらうと、気持ちがいい。
なぜ気持ちいのか。
それは『相手の言っていることを理解し、それに対して質問しているから』だろう。
空気読み上手の人がいるだけで、雰囲気は悪くならない。
なぜ雰囲気が悪くならないのか。
それは『会話ではない部分…表情、声質などから読み取っている』からだろう。
そんなコミュニュケーション能力が高い人は、別にリア充とは限らない。
現実ではぼっち、ネットでは友達たくさん、そんな人をよく見かけないだろうか?
あの人たちもコミュニケーション能力が高いのではないだろうか。
ついったーで例えると、
ついーとが面白い=伝わりやすい=話し上手
りぷらいが気に障らないし、逆に話してて楽しい=話を理解して話を展開させている=聞き上手
りぷらいが気に障らない=空気が読めている。
この三つだ。
ネットでは出来る人が多いのではないだろうか?
さて現実でもネットでもできないのが今回の主人公、佐山くるみさやまくるみ(21)である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-26 22:23:53
5501文字
会話率:28%
妄想に生きる妄想癖。
でも、結局今を生きる、超卑屈ネガティブ「我が家 木葉」の視点からなる、
妄想癖と真逆の自信家ポジティブな姉や、辛辣ドライだけど時々甘い乾燥果物系弟、
保育園長で精神子供心な父や、聞き上手で一見常識に見えるのほ
ほん母…などなど、
愉快な仲間たちとの、くだらない日常ごとエッセイです!!
※主人公の一人語りな時が多いです。一話一話が、基本的に短い。
※挿し絵のある回には、サブタイトルに「*」が付いています。
※多分、不定期投稿です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-12 21:00:00
6537文字
会話率:6%
おっとりとした高橋、聞き上手な遠藤、そして口の悪い鈴原の三人は、いつも中庭のベンチで昼食をとる。
“しあわせの味” 高橋が発したその言葉に、鈴原はどう答えたのか、くだらないとりとめのない会話で彩られた、青春の一ページのような短編です。
最終更新:2022-03-30 18:35:49
2238文字
会話率:59%
公爵令嬢のフローレアは密かに自国のスペンス・ヴァーレイ王子を"推し"ていた。
どこから見ても美しい人形のような容姿、ハスキーな声も、話し方も完璧だ。見ているだけで幸せな気持ちになれる。
彼はフローレアの幼馴染でもある公
爵子息のマルセルと親しく、彼の前では一国の王子だということも忘れて少年のような笑顔になる。
二人のお話がもっと聞きたいわ……。
二人の血よりも濃い(?)エピソードを王子から聞くたびに、微笑ましい気持ちになる。いえ、もっと沸き立つような燃え滾る気持ちになっているなんてとてもいえない。
誰にも言えない悦びに震えるフローレア。
ーー私が聞き上手? 他の誰より楽しそうに話を聞いてくれる?当たり前じゃありませんか、美味しい話ですもの。
そんなところが好き? ……それはプロポーズでしょうか? 嬉しくないのか、ですって? 光栄でございます。
でも……その恋、解釈違いです!
※アルファポリス 、カクヨム、ツギクルにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-21 10:00:00
12275文字
会話率:46%
ハーフリングの見習い航海士ヴェラは、ある日の仕事帰りに立ち寄った安酒場で、ノエルと名乗る人物と出会った。
聞き上手なノエルに乗せられ調子に乗って愚痴をこぼすうちに、前後不覚になるまで酔わされたヴェラはノエルに連れて帰られてしまう。
そして翌
朝気が付くと、裸に剥かれてベッドに寝かされていた上に、覚えのない契約書にサインさせられてしまっていた。
仕事を辞めさせられ、このまま色町に売り飛ばされると思って絶望するヴェラ。
そこに元の職場の仲間達が助けに来てくれたかと思えば、彼らは逆に脅迫と暴行で衛視に捕まってしまう始末。
いよいよ自分の色町行きは確定かと思ったヴェラだが、どうやらそういうわけでもなかったらしい。
ノエルに詳しく話を聞くと、ヴェラは元の職場に騙されていたというのだ。
ヴェラの技量ははとっくに一人前以上だったのに、見習いの給料でこき使われていたのだと。
衝撃の事実を知らされ、状況の急展開についていけないヴェラは、さしあたってノエルの仲間集めに協力することに。
父にきちんと仕事を教えてもらえず、いつまでも認めてもらえないドワーフの船大工見習いローザや、いずれ親の作った借金のカタに連れていかれるのが目に見えているエルフの見習い医師エッテを、誘拐同然の方法で仲間に引き込むノエル。
救われたのか騙されたのか、どちらとも取れる状況に翻弄されるヴェラたちに、ノエルは今後の目的を告げる。
それは海の底に眠る少女の救出から始まる、世界の救済だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-19 06:00:00
54502文字
会話率:55%
ある雨の日、雨宿りをする女性がある男に出会う。その男は自分が不老不死だと言う。
どうしてそうなったのか?なぜそんな話を彼女にするのか?軽い口調で陽気に話す男と聞き上手な女の物語。
最終更新:2021-04-08 00:00:00
4681文字
会話率:42%
※現在、休載しております。
真面目、ムードメーカー、中二病。いろんな奴がいるから面白い。何てことない日常だけど、クスリと笑えて、ほんのり温かい、高校生たちのヒューマン・コメディードラマ。
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。
*基
本的に1話完結です。
登場人物
剣道部二年男子
○村瀬 翔也
本作の語り手。
部活が終わると誰よりも早く着替え、仲間と会話を楽しむ。聞き上手と思われているが、単にツッコミ属性なだけ。
○右近寺 優
真面目で心優しい。
いつも色んなことを考えていて、それを村瀬に話すのがちょっとした楽しみ。よく分からないところで、ヒートアップすることがある。
○八田 幸太郎
剣道部のムードメーカー。
喜怒哀楽が全て表出するタイプで、割とやかましい。皆んなから面白い人だと思われている。ノリが良い。
○梁田 俊作
超マイペース人間。
空想好きで、村瀬に非現実的なことを言っては困らせる。俗に言う、中二病。
○山下 達之助
リア充。
ナチュラルにリア充自慢をする。村瀬的には、唯一ボケにまわれる相手。
○石野 武
部長。
部員からの信頼が厚い。
剣道部二年女子
○秋咲 楓
柔らかな雰囲気を持っている。しかし、剣道は強い。八田から好意を持たれている。
○吉田 満里奈
○後藤さん
剣道部一年男子
○河合
小学生のころから剣道をしていた。先輩を舐めている節がある。
○橋本
村瀬を推している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-08 00:00:00
92021文字
会話率:52%
タクシー運転手の田神は聞き上手である。客は自然と自分のこと語り、田神の対応に満足していく。
最終更新:2020-08-30 16:23:44
2235文字
会話率:12%