幼い頃より身を売り生きてきた若き娼婦パエリエ。変わることなき一色だと思われた人生に異色の光が射す。ある日出会ったリカルド。客ではく、娼婦たちの労働環境を変えたいという風変わりな男は娼館の外に出たくなったら声をかけてほしいと、パエリエに言い置
いていく。ある日、パエリエはそんな彼に王都に連れ出される。彼の暖かな言葉にずっと押し殺してきた恐怖が自覚され、不覚にも涙が頬を伝い……。そんなパエリエにリカルドは言う。「自分を見下してきた世の中を見下ろしてやりたくはないか。この国の皇太子妃になってほしい」と。彼はこの国の皇太子だった……!娼婦上がりの姫と天然皇太子のラブロマンス。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 20:02:11
64027文字
会話率:33%
理沙はそれから鈴が転がるような声で笑った。肩を揺らす度に、彼女のふわふわの癖毛が跳ねる。中学生離れした長く美しい足に、校則違反の紺ソックス。芋くさいはずのブレザーにジャンパースカート。自分と同じものを着ているはずなのに、私と違って何もかも
が完成していた。どこにも不足なんて無い完全体の女の子。
私はそれを黙って観察した。
いつも教室や他の女の子の前では、この世なんてつまんねー、みたいな顔をしているのに、私と2人だと変なことを言っては笑っている。いきなりかっこつけたようなことをほざいては、勝手に笑って私のことを置いていくのだ。クールな顔つきの彼女はとても美人なのに、私の前だけでは醜い男みたいに笑う。
それを見るのが私にとっての楽しみで義務だった。彼女を独りにしないための義務だった。
(本文から引用)
平成が終わる秋。主人公・実保は、手術中のランプが光る病院の廊下にいた。
昔友人だった理沙が交通事故にあったためだった。
理沙との過去を回想しながら、彼女はなぜ理沙と別れることになり、そしてなぜ今になってまた出会ってしまったのかを苦悩する。その中で、出た結論とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 00:14:34
11336文字
会話率:31%
辺境の小国から人質の王女が帝国へと送られる。マリオン・クレイプ、25歳。高身長で結婚相手が見つからず、あまりにもドレスが似合わないため常に男物を着ていた。だが帝国に着いて早々、世話役のモロゾフ伯爵が倒れてしまう。代理のモック男爵は帝国語がで
きないマリオンを王子だと勘違いして、皇宮の外れの小屋に置いていく。マリオンは生きるために仕方なく働き始める。やがてヴィクター皇子の目に止まったマリオンは皇太子宮のドアマンになる。皇子の頭痛を癒したことからマリオンは寵臣となるが、様々な苦難が降りかかる。基本泣いてばかりの弱々ヒロインがやっとのことで大好きなヴィクター殿下と結ばれる甘いお話。全27話。アルファポリスにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 22:53:56
65067文字
会話率:54%
岡崎春輔には、ある悩みがあった。
それは、放課後になると、誰かが自分の机の上にエロゲーを置いていくのだ。
思春期男子の真っ只中である春輔でも、この異質で淫靡な怪奇現象には困惑気味である。
新手の嫌がらせか……? と春輔は思いつつも、
ある日、放課後に忘れ物を取りに戻ろうと教室に入ると、案の定、自分の机の上にエロゲーのパッケージが置かれていた。
そのきわどくイヤらしい表紙絵に頭を抱え、しばらく教室で放心していると――。
「――気に入ってくれたかな、それ?」
ついに……。そのエロゲーを置いた犯人が姿を現す。
なんと、そのエロゲーを置いた主犯は、クラスの人気者で"清楚"と呼ばれるエロゲーとは程遠い存在――"緋之原琴葉"だった……!
まさかの人物の登場。しかも、その緋之原の提案で、彼女の家でエロゲーをプレイすることになり……。
さらには、エロゲーのシチュエーションをリアルでも体感してほしいと、なんと彼女の家にも泊まることになり――。
――続きは本編で。
©2024 謎の赤毛折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 11:39:51
26443文字
会話率:44%
「リリシア、貴様との婚約を破棄する」
王立学園の卒業パーティーのさなか、婚約者のニコロから唐突に告げられた。
明日三十歳の誕生日を迎える今、リリシアはその言葉を昨日のことのように思い出す。目の前が真っ暗になり、その傷は今も癒えない。心の
底のわだかまりとともに過ごした二十代。
けれどそれも今日で終わり。婚約を申し込む、新しいパートナーが現れたのだ。その人への返信の期限は明日まで。過去を振り切ろう、捨てられなかったニコロからの手紙を手に取り、暖炉に投げ込む、まさにそのとき、懐かしい声がする。
「リリィ」
振り返るとそこには、
「ニコロ」
女性読者の皆様、こんな理由で女を置いていく男を許せるでしょうか。
男性読者の皆様、こんな理由で戻ってくる男を許せるでしょうか。
これは、婚約破棄の後、再び出会った二人の葛藤の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 09:43:39
11405文字
会話率:46%
ぽんと頭に浮かんだ話を置いていくところです良ければぜひ
キーワード:
最終更新:2024-09-25 12:10:13
4231文字
会話率:85%
過去に書いたやつはここに置いていく
キーワード:
最終更新:2024-09-04 01:54:33
4846文字
会話率:24%
ひさびさの休日を得ることができた主人公、山咲心太(やまさく しんた)。だが、これといったことが思いつかず、惰眠を貪ることに。そんな彼が目覚めると、なんと彼は人型の兵器として、異世界に転生していた。
転生先の街で、たくさんの人に見守られる中で
信達は体内に埋め込まれていた録音テープから、自分は魔王軍の科学者によって作られ、そして試作品だからと捨てるように命令されていたことが判明。自分の不遇さに絶望する信達を、街の人々はどうするものかと議論する。そんな時、魔王軍の襲撃を告げるアラームが町中に鳴り響く。慌てふためく市民とは違い、街の娘であり剣士であるミサは信達に協力を要請する。しかし、自暴自棄となり、魔王軍に対する恐怖は自分も同じだとそれを拒否。やむを得ずミサや他の戦闘員はそんな彼を置いていくことに。そうして信達はどこにいくべきかと悩み込むが、そこで突如録音テープが、自分を生み出した科学者の言葉を流し始める。それは、自分を構成する物質、そして、その体内に生みこまれた数々の能力についてであった。その事実のよって奮起した信達は、リサたちが繰り広げる魔王軍との戦闘に乱入する形で参戦する。
理不尽とも言える攻撃性能と、不死ともいえるその能力に魔王軍の一隊は壊滅した。調子よく、そのまま自分を捨てた魔王軍の壊滅を宣言する信達。そんな彼に街の人々は賛同しかねてたが、ミサは彼の性能を見て彼の強さは確かなものであると確信。信達についていくことを伝えると、彼もまた彼女のことを喜んで迎えるのであった。
そうして魔王の城にたどり着いた信達とミサ。そこで待ち受けていた魔王軍の幹部たちをも信達たちは撃破していく。そしてついに、そんな彼らの元に魔王が姿を現す。即座に魔王に対して攻撃を仕掛ける信達。しかし、そんな彼の体は一瞬で破壊されてしまう。『時そのものを操る』能力を持つ魔王は、自己修復を行おうとする信達に対し永遠に、体が崩壊した瞬間を繰り返すように封印し、無力化したのだった。しかし、そこで信達の中に埋め込まれていた最後のプログラミングが覚醒。究極形態となった信達に対して魔王は再び永遠の封印を行おうとするが、『空白を生み出し、塗り替える』能力を得た魔王はそれを無効化。逆に魔王が積み上げてきた時間を空白とし、その力を無力化したとともに、魔王を空白の封印の内に閉じ込めるのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 11:14:46
3676文字
会話率:63%
私と谷澤は、長い付き合いの友人である。彼が日頃どこで何をしているのかちゃんと知っているわけではない。でも彼は渡した合鍵でしょっちゅう勝手に私の家に遊びに来ては、私物を置いていく。
私から誘って肝試しに行くこともあるし、ペットを飼ったとい
えばアレルギーのくせに見に来るし、目が覚めたらいることもある。
だから彼がいれば、私にとってそれは日常なのだ。例え幽霊を見たり、妙な生物を拾ったり、曇りの日に影踏みをする子供がいても。
どこかおかしな日常を過ごす二人の、意味が分かると妙な話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 16:00:00
22455文字
会話率:62%
ファミレスで食事をしていた私はトイレに行きたくなった。
この時、席にバッグを置いていくべきか、盗まれないためにトイレまでバッグを持っていくべきか悩んでしまう。
最終更新:2024-07-25 16:35:12
2099文字
会話率:0%
芥製作所の楽曲の歌詞を掲載していきます。
曲はここに置いていく予定です↓
https://www.youtube.com/channel/UC8NLSplf4AuXsLJ_LeTsygA
最終更新:2024-07-08 23:53:21
13224文字
会話率:67%
ねえ、タカ君。
私はもう存在していないって知っている?
私が「人間」じゃなくて、神様の子どもだってことを。
あなたと会えた日から、いつも思ってた。
いつかこうなる日が来るだろうな、って。
いつか、今日という日が無くなるんだろう
な、——って。
何もなかったことにはしたくないんだ。
あなたと出会えたことを、なかったことにはしたくなかった。
でも、もう行かなくちゃいけない。
星が降るのを止めなくちゃいけない。
きっと、もう、間に合わない。
だけど——
あなたと過ごせた日々のことを、世界に置いていくことはできない。
私は最初からどこにもいなかった。
それが「運命」なら、私たちが立ち止まれる場所は、もうどこにも残っていない。
たとえ抗うことができない時間が、明日の世界に続いているとしても、きっといつか、あなたと再会できる日が来ることを願っている。
失われた記憶の底で、いつか、雨が止む日が訪れたとしても。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-15 12:04:30
4062文字
会話率:14%
婚約時に両家で決めた、毎月1回の婚約者同士の交流を深める為のお茶会。だけど、私の婚約者は「彼が認めるお茶会日和」にしかやってこない。そして、数ヶ月に一度、参加したと思えば、無言。短時間で帰り、手紙を置いていく。そんな彼を……許せる?
最終更新:2024-06-09 23:28:56
15829文字
会話率:16%
およそ20万年。途方もない年月を歩き続けた不老不死の女性、エドナがいた。
エドナは幾多の出会いと別れを繰り返していくうちに、いつしか人々から『死神』と呼ばれるようになるが、それでもエドナは微笑いつづける。彼女は、この世界の全てを愛して
いたからだ。
そんな彼女が旅の途中、ふとした拍子に頭の中に浮かんだ声が誰のものか、記憶を辿ってみることにした。彼女は思い出す。愛しい人が生きていたこの世界を。愛しい人が生きていくこの世界を。
家族を失った者、家族を置いていく者。
夢を叶えた者、夢に殺された者。
欲望のままに生きた者、夢のために生きた者。
何もかも失った者、何かを手に入れた者。
あらゆる『人』が、彼女の記憶の中で生きていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 19:45:40
180032文字
会話率:37%
今年大学生になった宮城カエラと松田美希は親友同士。
高校の時から学校が一緒になり共に小説を書き合う仲。
そのような、2人のロッカールームに紛れ込む手紙。
一体誰が置いていくのか。そして、その内容に、どのような意図があるのか?
そして、2人が
小説を投稿しているSNSで、同じ文章が書かれている小説に出会う。
2人が紐解いていく。謎に取り組む姿をご覧いただければ嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 19:48:43
3091文字
会話率:14%
完全に自己満足です。小説ってかSS。
読者置いていくから注意してね。
最終更新:2024-03-08 13:35:52
46775文字
会話率:97%
「村の近くにある洞窟がダンジョンになってたって昨日父ちゃんが言ってたから、ちょっと行ってみようぜ!スライム倒すと最初の1回だけ必ずスキルがもらえるらしいぞ!」
お姉ちゃんの幼馴染みでいつもお姉ちゃんと一緒に遊んでくれる近所のお兄ちゃんに
そんな風に誘われて、少年はお姉ちゃんの後ろに隠れながらおっかなびっくりダンジョンへと足を踏み入れる。
そして、そこでどんなに力が弱い者であっても1撃で倒せるというスライムを目を瞑りながら「えぃっ!」と解体ナイフで切りつけて倒すと、≪ガチャをする者≫という称号と、≪1連ガチャ≫と≪10蓮ガチャ≫という2つのスキルが手に入った。
少年が試しにそのスキルを使ってみると、洞窟の地面に魔法陣が浮かび上がってそこから虹色の光と共に豪華な赤い宝箱が出現。
「な、中に何が入ってるのかな?」
「こんな見た目豪華な宝箱なんだから、すっげー武器とか入ってるんじゃないか!?早く開けてみようぜ!」
「ナユタ、良いものが入ってると良いね♪」
ドキドキわくわくしながら3人が宝箱のふたを開けると、中には丸くなって眠っている黒猫の姿があった……。
◇◆◇
これは時と場所は違えど、幸せを奪われた者達が自分の中にある嘘偽りのない気持ちに従って行動することで話が紡がれていく物語。
黒猫は少年の安全を第一とするため、少年に力を与えることをせず、
勇者と大聖女は少年を危険に晒したくないから、少年を村に置いていくことを決意し、
水晶の巫女はもう愛を交わし合えない人と瓜二つな姿をしている将軍を言いなりにするため、水晶玉で未来を占い、
将軍は魔王に殺された恋人の復讐のため、未来を占うことができる水晶の巫女にその身を捧げ、
日焼けハーフエルフの副官は子どもの頃エルフに追放されて魔物に殺されそうになっていた自分の命を救ってくれた将軍に報いるため、日々兵達の訓練や王都を脅かす魔物の掃討に力を割いている。
そんな登場人物達が織りなす【愛と復讐と悲しみの物語】ここに爆誕!
少年は家族を取り戻すためにある1つのことを決断する……
◇この物語を最後まで読んだ時、あなたの頬は涙で濡れているかもしれません◇折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-12 04:42:32
396993文字
会話率:40%
他所でも書いたような随筆、エッセイ、書きなぐり、雑文を置いていく試みとてちてた
最終更新:2024-01-07 00:48:40
99983文字
会話率:19%
思い出の桜の木が、撤去されることになった
「君も、私を置いていくんだね」
これは、切ない恋愛物語
※この作品は「ノベマ!」にも掲載しています。
最終更新:2023-12-10 19:02:59
7357文字
会話率:29%
寒い季節の夜の街中を歩いていた、ヒロとユイコ。
ヒロは突然ユイコに自分の家に来ないかと提案する。
ユイコはタイミング的に、その誘いはお互いの関係を進展させるイベントが起こると期待し、ほほを紅潮させた。
ヒロの家にユイコがリビングでくつろ
いでいると、ヒロが唐揚げが盛られた皿をテーブルの上に置いていく。
その唐揚げはヒロが調理したもので、5年かけて研究して編み出した自信作だそうだ。
ユイコは唐揚げを口に含むと、素直な感想としておいしいと言葉を漏らす。
得意げにするヒロに対し、ユイコは一緒にお店を始める提案をするのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 18:09:13
983文字
会話率:63%