爵位継承の必須条件は、性別は問わないが、正式な妻か夫がいること。
スクードベリー伯爵が亡くなり、継承期間が開始された。だが前伯爵の一人娘ジェインは破談回数九十九回目を迎え、いまだに婚約者が見つからない。縁談相手にはいつもジェインの男顔負けの
イケメン容姿を揶揄された。
継承保留期間は一年。それまでに相手を見つけて結婚しなければ、継承順位第二位の従妹カルミアに全てを奪われてしまう。
“どこかに婿が落ちてないものか……”
神に願いが届いたのか、失意の帰り道に異国の男性が倒れていた。この男こそがジェインの運命の相手だった。
※エブリスタ、アルファポリスにも投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 20:10:13
7519文字
会話率:52%
魔力量の多さから王太子の婚約者の一人に選ばれていたルティナ・エングルフィールド公爵令嬢は、ある日突然魔法が使えなくなってしまった。
代わりに従妹のマデリーンが王太子の婚約者となり、ルティナは婚約破棄されてしまう。
しかし、実はルティナの魔力
を奪ったのはマデリーンだった。
マデリーンの悪意に気付かないまま領地に帰ったルティナを優しく迎えたのは、ーーー長年塩対応の義弟スノウだった。
幼い頃は仲がよかったのに、ルティナが王太子の婚約者として城に上がってからは一転して冷たくなった義弟。
王家のお茶会では『王太子にまとわりつく義姉様はまるで蛾のよう』と言われ、手紙の返信も事務的だった。
そんな義弟の邪魔にならないように新しい縁談を探すルティナに、なぜかスノウが求婚してきてーーー!?
「これからはもう遠慮はしません、義姉様。僕はずっとあなたが好きだった」
実は幼い頃からずっと一途に義姉を愛していたスノウが、婚約破棄されたルティナを溺愛する物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 20:00:00
102026文字
会話率:35%
リドギア王国魔術師団長だった私バーベナは、「この戦いが終わったら、話したいことがあります」と、最年少で魔術師団に入団した部下のギルに言われた。
だがその戦いで私は亡くなった。
ヴァルハラから追い返されて再びリドギア王国に生まれ変わった私は
、今度は貴族令嬢オーレリア・バーベナ・チルトンとして暮らしていた。
そして戦争の英雄として魔術伯爵になったギルとの縁談が持ち上がる。
一度も会わないまま結婚したその夜に、ギルは言った。「貴女を愛する気はない」と。
これは、白い結婚を終わらせようと頑張って空回り続ける夫と、そんな夫によってヴァルハラへの未練を断ち切ることにした妻の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 07:00:00
333009文字
会話率:40%
魔術師団長だった私バーベナは、「この戦いが終わったら、話したいことがあります」と、最年少で魔術師団に入団した部下のギルに言われた。
だがその戦いで私は亡くなった。
前世と同じ国に生まれ変わった私は、今度は貴族令嬢になっていた。
そして戦争
の英雄として魔術伯爵になったギルとの縁談が持ち上がる。
一度も会わないまま結婚したその夜に、ギルは言った。「貴女を愛する気はない」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-06 21:25:01
6317文字
会話率:44%
ローディウム帝国の第三皇女ヴィルへルミネに、獣人の国マルダスの王太子との縁談が持ち込まれた。一見良縁に見える縁談だが、王太子にはすでに妻、それも獣人にとって最良の相手である運命の番がいるという。おまけに婚約前の顔合わせに、運命の番を連れて
くる始末。
一方マルダス王国の第二王子レオーネは、王太子のやらかしの尻拭い役を押しつけられた。国王に厭われている上に後始末を任されたことに嫌気が差しつつ、ちゃっかり王太子夫婦と国王に落とし前を付けて旅立つ。
やがて出会うふたりの、運命について考える物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 19:08:42
85815文字
会話率:38%
「貴様のような疫病神との婚約は破棄させてもらう!」
触れた魔道具を壊す体質のせいで、三度の婚約破棄を経験した公爵令嬢エリス。家族からも見限られ、罰として鬼将軍クラウス辺境伯への嫁入りを命じられてしまう。
しかしエリスは周囲の評価など
意にも介さない。
「顔なんて目と鼻と口がついていれば十分」だと縁談を受け入れる。
だが実際に嫁いでみると、鬼将軍の顔は認識阻害の魔術によって醜くなっていただけで、魔術無力化の特性を持つエリスは、彼が本当は美しい青年だと見抜いていた。
一方、エリスの特異な体質に、元婚約者の伯爵が気づく。それは伝説の聖女と同じ力で、領地の繁栄を約束するものだった。
伯爵は自分から婚約を破棄したにも関わらず、その決定を覆すために復縁するための画策を始めるのだが・・・後悔してももう遅いと、ざまぁな展開に発展していくのだった
本作は不遇だった令嬢が、最恐将軍に溺愛されて、幸せになるまでのハッピーエンドの物語である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 19:02:13
10719文字
会話率:66%
笑わない令嬢として婚約破棄されたエリスは、家族からも虐げられていた
母親は妹ばかりを溺愛し、エリスを粗雑に扱う日々。
そんな中、エリスに転機が訪れる。それは王子との縁談だった。
だが縁談には条件があり、王国の令嬢たちを集めて運試しを行い
、最後まで勝ち残った場合にだけ妃の立場を得られるというものだった。
結果、エリスは運試しで勝ち残り、王子との婚約を手に入れる。一方、エリスを虐げていた家族は、王子の妃に対する不敬を咎められ、厳しい立場に追いやられていくのだった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 12:30:56
7791文字
会話率:52%
「真実の愛に目覚めたから婚約を破棄してほしい」
伯爵令嬢のエリスは、婚約者のケビンから婚約破棄を言い渡される。彼は双子の妹のミリアと浮気していたのである。
さらに領主である父も、エリスの魔力がゼロであることを理由に婚約履きを認める。
絶望するエリスに追い打ちをかけるように、父からアルフレッド公爵に嫁ぐようにとの命令が下る。
公爵は呪いに侵されており、かつては王国の宝と称された美しい顔が醜く変貌していた。そのため公爵であるにも関わらず、結婚相手に困っていたのだ。
エリスは二度の婚約破棄を経て、男の価値が顔ではなく、内面にあると知っていた。幸せにしてくれるならと縁談を受け入れた彼女は、嫁いだ先で歓待を受け、公爵家の家族の一員として愛されていくのだった。
本作は魔力ゼロの欠陥品と婚約破棄された伯爵令嬢が、聖女としての力に目覚め、呪いを解消することで公爵から溺愛される物語と、婚約を破棄して彼女を追い出した実家を後悔させるざまぁの物語を組み合わせた、ハッピーエンドのラブストーリーである。
※他サイトでも連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-06 20:47:36
100559文字
会話率:58%
ある日、トゥルエノ王国に一通の親書が届く。それは北部統一を果たしたシュネーヴェ王国から送られてきたもので、現国王の甥であるレオンハルト・パウル・ヴァステンブルクと、トゥルエノ王国の王女との婚姻を望むものだった。
会ったこともない相手との
間に持ち上がった縁談話に、王女であるルシアナ・ベリト・トゥルエノは頭を悩ませる……というようなことは一切なく、己の気の向くまま、流れのまま、ルシアナはマイペースにその話を受け、マイペースに公爵夫人としての生活をスタートさせるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 18:00:00
547071文字
会話率:37%
田舎町のよろず屋魔術師アミュウ。
義姉ナタリアの縁談相手であるうさんくさい性悪牧師、聖輝と出会ってアミュウの運命は動き始める。
見合いの日、ナタリアをかどわかそうとする聖輝を相手に、姉を取り戻そうと奮闘するアミュウ。
「わが四方に五芒星は燃
えて、柱の上に六芒星は輝けり。因縁を断ち切れ!」
二人に縁切りのまじないをかけたら、思わぬ副作用で二人の記憶の一部が失われた。
さらにアミュウは不思議な夢を見るようになって……?
◆異世界が現地、昔ながらの王道ファンタジーです。美味しい料理にハーブティーが登場。魔術はカバラを踏まえた本格派。5話から物語が動き始めます。
◆アミュウの人生に作中歴史を絡めており、伏線と描写もりもり。設定ははじめチョロチョロなかパッパ。恋愛要素はビターかつサワーです。
◆筆者の描いた挿絵がございます。第三章までは毎話挿絵、第四章からはときどき挿絵を挟んでおります。苦手な方はお手数ですが非表示設定にしてください。(右上「表示調整」から「挿絵表示中」をクリック)
◆ノベルアップ+でも連載中。なお、最新話はこちら「小説家になろう」に掲載しております。
三部構成予定のうち、第三章にて第一部(カーター・タウン編)完、第六章にて第二部(ソンブルイユ編)完。
現在第八章(七章~西部編)連載中です。
◇第一章ではアミュウたちと聖輝の出会いが語られます。
◇第二章では新たな登場人物ジークフリートも加わり、過去へと伸びていく運命の糸はますます絡まっていきます。
◇第三章ではアミュウと聖輝の関係に緩やかな変化が訪れ、教会内部の勢力抗争が垣間見えます。
◇第四章は舞台を王都の玄関口、ラ・ブリーズ・ドランジェに移し、調香師の恋物語をお届けしました。
◇第五章、一行は精霊鉄道に乗ってとうとう王都ソンブルイユにたどり着きます。そして間もなく、アミュウは大切なものを失います。
◇第六章、消沈するアミュウは故郷カーター・タウンへ一時帰郷を果たそうとしますが……?
◇第七章、アミュウとジークフリートはクーデンへ。
◇第八章、アミュウは聖輝の退院を待って、独立戦争寸前のブリランテを目指します。
★Twitter企画「第二回いっくん大賞」文章力部門受賞。ありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 17:34:20
944090文字
会話率:47%
※注意。夫はクズです、ご了承下さい※
ど田舎貴族の伯爵令嬢エレノラ。お人好しの父のせいで伯爵家はいつも火の車だった。そしてある日ついに借金まで背負うハメに……。
そんな時、知り合いから公爵家の縁談話が舞い込んできた。しかも結婚すれば借金の倍
額を支払ってくれるという。
更に相手の令息は家柄良し、頭脳明晰、眉目秀麗、その他馬術に剣術など完璧な青年だ。
ただ、無類の女好きで常時数十人もの女性と身体の関係のあるクズだった。
だが背に腹は変えられないと、エレノラは公爵家へと嫁ぐ事を決意する。
しかし対面した彼から「こんな芋っぽい娘だとはがっがりだ」「私の妻には相応しくない。よって、妻とは認めない」と一蹴されてしまう。
無類の女好きの筈なのに、エレノラに興味が無いどころか早速嫌われてしまった。
そして彼は初夜をすっぽかして愛人の元へ出かけて行った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 16:34:23
75335文字
会話率:35%
両親は兄にばかり贔屓し、冷遇された雪子は祖母に引き取られるもの、そのトラウマから他人からの愛情を素直に受け取ることができずにいた。
そして、育ての親である祖母を病で亡くし天涯孤独となってしまう。
そんな雪子の前に現れたのはヨーロッパ帰りの
、五乙女秋人という美男子だった。
秋人との出会いにより、雪子の世界は鮮やかに色づき始める。
いつか2人で祖母の遺した“うさぎの夢“というごはん処を再開させようとするものの、雪子の両親は兄の出世のために無理矢理縁談を組まそうとして……?
これは四季折々の京都で花咲く、2人の恋とごはんの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 12:00:00
29131文字
会話率:31%
功刀康治は、会社をクビになり怠惰な日々を送る。
そんなある日、彼は異世界へと召喚され・・・。
登場人物
功刀康治(29)・・・独身、派遣会社をクビになった新米ニート、現世での穴倉生活中に異世界ウエスト・サン・ガイア大地のポラ村に転生
する。
その姿は、赤髪の巨漢のブ男、チート系英雄勇者その名もルーラン=コォジィ。
身長160㎝体重100㎏。村の少女ポランとの出会いにより物語がはじまる。
ポラン=マロン(14)・・・ポラ村の巫女。村を救うため、ゴブリンへの生贄に捧げられていたが、康治によって救い?だされる。康治曰く魔法少女グーリンことメロンに
そっくりであることから、康治にメロンたんと呼ばれ続ける。150㎝。
シャロット=ディオラ(23)・・・ディオラ王国第一王女。父ディオラ王の薦めるアーサー王との縁談を望まず、破棄する為に康治との縁談を画策する。
エリザベート=ディオラ(17)・・・ディオラ王国第二王女。シャロットとは腹違いの妹である。姉と結ばれる事を望む、なんちゃって気質お嬢様。ぽっちゃり系女子。
エスメラルダ(260)・・・エルフの女王。彼女(娘)にとって、康治はイケメンに見えるらしい。弱小エルフの国を守る為、康治を奪おうと策謀を巡らすが・・・。
アリエル(110)・・・エスメラルダの娘。人間年齢では14歳くらい。早とちりで冒険野郎気質。
メイヤ=フレイヤ(17)・・・双子の妹、シャロットの侍女。少しずつ、康治に惹かれていく。
ライヤ=フレイヤ(17)・・・双子の姉、エリザベートの侍女。同い年のエリザには手厳しいところも。
聖剣デュランダル(デュラ子・888)・・・聖剣の精霊。精霊化するとかなりの大柄女性。康治に忠誠を誓い、その証である契りを狙っている。
ケイ=バーン(24)・・・12騎士の一人、アーサーの腹違いの姉。爆乳の持ち主。死合いの最中、康治に一目ぼれ、嫁となる。
ヒルダ=アメリア(100)・・・アメリア公国女王。東の魔王の力を得て、バーン、康治たちと対峙する。のち身体を失うが、光のヒルダとして康治の嫁となる。ですうが口癖。
エマ=プライド(16)・・・東の大地リール村出身、祖父と共に暮らしていた。康治に惹かれ、嫁となる。高飛車、小説(官能)を書いている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 08:00:00
750603文字
会話率:48%
「婚活? 本があれば十分です」
地味眼鏡の令嬢エリザベートは縁談クラッシャー。
だが夜会で出会った伯爵アルヴィンは、匂いだけで彼女を「俺のもの」宣言!
噂の堅物は実は満月で竜化する“竜神”だった――!?
匂いフェチ伯爵×活字
中毒令嬢の添い寝ラブコメ、始まります
★毎週日曜夜更新
★全10話予定/1,800~2,200字
★ややコミカル・ときどきシリアス・砂糖過多折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 07:18:25
59282文字
会話率:21%
魔術と呪法が存在する世界。どちらの才能もあまりないものの、ある特殊な才能を持つが故に法術を専門に学ぶ大学に飛び級で通う許可を得たルドヴィカは、庶民でありながら貴族が中心に通う大学で使えもしない法術について日々学んでいた。
大学で出会った
公爵家子息であるエスキルに仄かな好意を抱くも、思いが叶う筈はない。
幼い頃からある『呪い』に苦しめられていた為に疑い深いルドヴィカは、しかし公爵家からエスキルとの縁談を持ちかけられる。エスキルの人柄に触れ、他者への信頼が芽生え始めていたルドヴィカは彼が望んでくれるならと、玉の輿に目がくらみ乗り気の両親を軽蔑しながら公爵家との顔合わせに向かった。
しかしその場にエスキルの姿はなく、公爵夫人から予想外の提案をされてルドヴィカは驚愕する。エスキルではなく、弟のカレルとの結婚にしてはどうかと言うのだった。
信頼していたエスキルに裏切られたと、愕然とするルドヴィカだったがその後に衝撃的な出会いをする事となる。
ルドヴィカの能力は呪いを解く力だった。そして、現れた話をする奇怪な存在は自身を公爵家次男のカレルと名乗り、呪いを解いて欲しいと言うのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 23:11:39
163588文字
会話率:39%
輝かしいディンレル王国の歴史に、二つの光が灯る。才色兼備で正義感にあふれ、強力な魔力を秘めた第一王女アリス。3年後に生まれた、天真爛漫で姉を慕う第二王女アニス。2人は時に競い合い、時にじゃれ合いながらも深い絆で結ばれていた。奔放すぎる姉妹に
周囲は振り回されながらも、その輝きは王都リュンカーラを照らす太陽のようだった。
しかし運命の歯車は残酷に回り始める。王国に服属した東方のキルア族の中に、凛とした佇まいの若き戦士ヒイラギと、神秘的な雰囲気を持つ巫女の妹マツバがいた。処刑されかけた彼らをアリスとアニスが救ったことをきっかけに、王女たちとキルアの兄妹の間に予期せぬ交流が生まれる。
正義感の強いアリスと寡黙ながらも強い信念を持つヒイラギは、互いに特別な感情を抱き始める。それは王女と「奴隷」という決して結ばれてはならない身分違いの想い。周囲がその変化に気づき始める中、マツバが見たという不吉な「王国滅亡」の予知の噂が、王宮に不穏な影を落とし始めていた。
アリスの元に舞い込む他国からの縁談話。ヒイラギへの複雑な想いを隠し、王女としての責務を果たそうとするアリス。姉の幸せを願いながらも、見え隠れする王国の暗部や父王の苦悩に気づき始めるアニス。彼女たちの知らないところで、王国を蝕む陰謀が静かに進行していた。
煌びやかな王宮の日常の裏で、少女たちの純粋な願いは、やがて避けられぬ悲劇の渦へと巻き込まれていく。これは愛ゆえに全てを失い、そして世界そのものを変貌させてしまうことになる、魔王となる、ひとりの王女の物語の序章である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 21:02:05
26400文字
会話率:29%
国賊の末裔という出生のせいで、婚約者からこっぴどくフラれてしまった没落令嬢イングリッド。
自分は結婚に向いていないと悟った彼女は、穀潰しとして両親に迷惑をかけ続けることを厭って、唯一の取柄である剣術の冴えを武器に傭兵稼業に身を投じた。
それから二年。すっかり傭兵娘が板につき、気の許せる仲間たちとスリリングな毎日を謳歌していたイングリッドのもとに、なんと二度目の縁談が転がり込んでくる。
今回の求婚相手は〈王国最強の兵〉と名高いベルイマン伯爵家の次期当主マルクス。
英雄の末裔が国賊の末裔を娶りたいとは、一体どういう料簡なのか?
これは、いずれ剣聖に至る少女の――若き日の父と母の物語。
※カクヨム様にも掲載しています。
※序盤のストーリーの展開はゆっくりです。辛抱強くお付き合いいただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 21:00:00
106697文字
会話率:41%
伯爵令嬢であるレオノラは、自分の縁談話を聞いて思い出した。縁談相手が世間で嫌われる傲慢な蛇宰相であり、また前世でプレイした乙女ゲームの悪役であるということ。そして自分はそんな悪役の、手下の様な扱いの妻に転生したということを。「推しのゲス顔を
間近で鑑賞できるってこと!?」ゲームでは権力の為、王女であるヒロインに言い寄り、手に入れようと画策する嫌われ宰相こそ、レオノラの推しだった。蛇の様に冷たい瞳、ネチネチと嫌味で背筋を這う声。素敵なゲス顔からの悪役ムーブを脇から堪能しつつ、破滅だけは回避できないかな、と模索すべく意気揚々と結婚したレオノラと、嫌われ者の蛇宰相は、仲良し夫婦になれるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 12:10:00
22912文字
会話率:37%
中世をイメージした世界の復讐冒険+少しラブコメ要素ありストーリ。
若い夫婦が、妻の母を殺した仇への敵討のために旅に出ます。復讐のために子供のころから自分を鍛えあげてきたジェイドと、国王軍のエリート士官を何となくやっているエイナーが、親が持っ
てきた縁談で結婚をします。結婚後にエイナーはジェイドの復讐の話をしり、二人の幸せな生活を守るためにと、不本意ながらも彼女の敵討ちを完全成功に導くべく奔走します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 14:30:00
400225文字
会話率:42%
過去に幼き皇子が「妃は強い人がいい!」などと宣ったせいで女性にも兵役が課せられる彩国にて上司の「貴女にいいお話(縁談)があります」を「全力を尽くします(内偵調査ですねゴクリ)」と盛大に勘違いした将軍家の軍人女と、それに引きずりこまれた辺境護
衛団団長が拳を交えつつ徐々に仲を深めていく話。
道義のためには手段を選ばない顔は美人・体はゴリラ・頭脳は筋肉な女 優里(ユウリ)&辺境にて療養中の王弟の護衛を務め道義のために実直であろうとする美丈夫 塊(カイ)団長。
事件はほぼ後宮の外で起きるためドロドロ後宮描写などはほとんどありません。
残酷描写・暴力は主にヒロインが行います。
R15は保険かつメイン二人にはありません。全26話他サイトでも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 07:59:48
94672文字
会話率:24%
「王族や貴族階級は特例を除いて、性別や能力いかんに関わらず、必ず第一子がその家督を継ぐこと」
過去の因縁から、法でこのように定められた国に属する伯爵令嬢のコーデリア。
彼女は伯爵家長子であることを笠に着てやりたい放題のワガママな娘であり
、義理の妹を虐げ、『裏』の社交界で男遊びを繰り返す悪女だと言うもっぱらの噂である。
その悪女ぶりに業を煮やした伯爵夫妻は一計を案じた。「特例」のひとつである、格上の公爵家嫡男とコーデリアの縁談を結び、彼女を伯爵家から追い出したのだ――――
――――なお、噂の部分は全くのデタラメで、実は家族に虐げられていたのはコーデリアの方だったと知っている者はごくわずかである。
薬師令嬢が病弱な公爵令息を救う事で溺愛されて幸せになる、逆転劇&ハッピーエンドストーリー。
※全六話で完結(全て執筆済み)。毎日更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 07:00:00
19124文字
会話率:49%
伯爵家に生まれながらも、実の父には無視され、義母と義妹には虐げられ、閉ざされた部屋でひっそりと暮らす少女、ブランシュ・スワン。
まるで妖精のように美しい彼女の、唯一の心の支えは――亡き母との思い出、長年仕える侍女メル、そして、勤め先の常連
客であり、魔術師でもある青年ノワールの存在だった。
義母たちからどれほど酷い仕打ちを受けても、心が折れなかったのは、ノワールという“想い人”がいたから。
だがそのささやかな希望も、ある日父が持ち込んだ、悪名高い貴族との縁談によって崩れ始める。
縁談を拒むブランシュを待ち受けていたのは、母が彼女の未来を案じて残した、一通の手紙。
彼女の物語が、希望に向かって今ゆっくりと動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 00:13:37
2476文字
会話率:30%
背がすらっと高くしなやかな体躯で目鼻立ちがくっきりとした容姿、それこそが美人の条件と言われている王国で、侯爵令嬢リリアーヌはとても華奢で小柄な愛らしい容姿だった。そのため周囲から散々馬鹿にされ、ついには幼少期から決まっていた王子との婚約も破
棄されてしまう。美しい容姿であるリリアーヌの妹と婚約をし直す形で。
王子との婚約を破棄されたなどという醜聞を背負ったリリアーヌは、もう他の縁談も見込めず、両親によって辺境へ追いやられてしまった。
しかし辺境で失意の中暮らしていたリリアーヌに、思わぬ出会いがある。大国である帝国の第二皇子で、現在は公爵位を賜り騎士団長として働くフェルナンだ。
酷い怪我をしているところを光魔法で治癒したらなぜか興味を持たれてしまい、リリアーヌはフェルナンに求婚されることになる。
しかしさすがに社交辞令だろうと信じていなかったリリアーヌだが、後に正式な書状が届いたと王都から連絡が来る。リリアーヌのことを虐げ、一方的に婚約を破棄した側はこの事態に大混乱に陥り――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 20:20:00
245933文字
会話率:54%
中納言の姫、月白は、都の貴公子たちに「花の君」と囁かれるほどの美しい容姿を持つ十九歳の少女だ。右大臣の嫡男との婚儀が決まり、誰もが雅やかな縁談だと祝う中、月白の心には誰にも言えない秘めたる想いが深く根ざしていた。それは、彼女の異母兄である
蔵人頭の朝霧への禁断の恋だった。
都の慣習では兄妹の親しい交わりは禁忌とされ、二人が言葉を交わせるのは月に一度、病に臥せる母を見舞うわずかな時間だけだった。しかし、その短い時間に朝霧から漂う墨と白檀の香が月白の心を強く揺さぶり、彼の視線が薄衣越しに自分を捉えるたび、彼女の胸は抑えきれない熱を帯びる。叶わぬ恋だと知りながらも、月白は禁忌の想いを綴った和歌を密かに詠み、文箱に仕舞い込む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 19:02:11
6144文字
会話率:8%