この世には「九つ」の生命の色がある。それぞれ「色命数(しきめいすう)」という名がついていて、『色命数士』はその数を、『色符(いろふ)』という短冊に自らの『生気』を含ませた『命数筆』で書く事で術を発動させる。水や炎を操ることはもちろん。天候を
変えたり、風を呼んで空を飛ぶこともできるらしい。
美貌の少年・涛淳(たおちゅん)は、『命数筆』を作る師匠より、一本の筆の回収を命じられる。
「師匠、この人何処に住んでいるのかわかりません」
「それを調べるのもお前の仕事だ。筆と貸し賃を回収するまで店への出入りを禁じる」
「そんなぁ……!」
唯一の手がかりは名前と『色命数士』という職業のみ。涛淳は今日も美しい水都の町を歩いて筆の回収に向かいます。けれど師匠が筆の回収を強制するのには、お金以外の目的があったのです。
◇中華風な世界観のファンタジー。ブロマンス風味で一万字ほどの短編です。他投稿サイトにも公開しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 17:42:02
10056文字
会話率:45%
スーパーのサッカー台近くにある短冊が吊るされている笹を見つけた。どのような願い事が書かれているか好奇心で見る。
最終更新:2025-07-12 21:34:23
1330文字
会話率:24%
「彼女ができますように」
短冊に出来心で書いたら、彼女が出来た。
雫は、七夕に雨が降ってほしいという。
雨なら、会わなくてすむから。
最終更新:2025-07-08 10:36:17
4608文字
会話率:34%
あたし――織原ほのかは、恋愛成就で有名な神社の娘。
毎年七夕には、袴姿でバイトをして、参拝客の短冊を回収するのが恒例行事。
そして、もうひとつの恒例行事がある。
それは、年に一度だけ現れる助っ人バイト・長谷川流星と再会すること。
黒髪、無
表情、恋人ナシ。
年に一回しか会わないのに、なぜか話すと落ち着く相手だった。
そんな彼が、今年はいきなり言ってきた。
「――それ、俺でよくない?」
願いごとを書く前に叶ってしまった、ちょっとズレてて、だけど真っすぐすぎる年一男子と、恋に不器用な巫女の、星に願いをかけない七夕ラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 00:19:30
6665文字
会話率:23%
毎日満面のニコニコ笑顔で話しかけて来るクラスの美少女。彼女の笑顔は俺の前でだけ何故かより輝くのだが、俺のことが好きなのだろうか。すごい嬉しいが、俺には七夕の時だけ会える片思いの女性がいるので、彼女の気持ちは受け入れられない。
クラスメイ
トと片思いのあの子は同じ名前だから同一人物だったら良かったのに。なんて、そんな都合の良いことがあるわけないか。いくら同じ名前って言っても、人気の名前だから何人もいるしな。
カクヨムにも投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-07 18:10:00
9573文字
会話率:40%
スーパーに置いてある短冊に願い事を書く二人。
最終更新:2025-07-07 17:41:53
703文字
会話率:29%
七夕の日、幼馴染未満の腐れ縁・大河の「七夕って良いよな」の一言から始まる、すれ違いと勘違いのラブコメ。短冊に込めた願いと、ちょっとだけ素直な気持ちが交差する、甘くて笑える七夕限定の恋物語です。
最終更新:2025-07-07 13:43:07
1828文字
会話率:71%
夫の颯真の出張で、七夕を一緒に過ごせなくなった詩乃は、彼に電話で話していた。
最終更新:2025-07-07 07:07:06
3510文字
会話率:73%
七夕の夜、1週間振りに再会した仲良し夫婦の物語。
最終更新:2024-07-07 07:07:04
3643文字
会話率:55%
七夕月の風にゆれる短冊は、願いをこめた想い葉のように。星今宵の宙に光の橋を描くように、心から心へ、架け橋となる言の葉を信じて。
最終更新:2025-07-06 21:09:11
539文字
会話率:0%
七夜月の風にゆれる、短冊に描かれた願い。星逢いの空に羽ばたくアルタイルと舞い降りるベガを見つめながら、心の橋を遥かに描いて。
最終更新:2024-07-07 21:36:34
1062文字
会話率:0%
短冊にこめた願いは、七夜の風に舞い、星逢いの空を駆けて。未来は祈る心に舞い降り、そして夢は、描く心から羽ばたいて。
最終更新:2023-07-07 12:42:42
1641文字
会話率:0%
偶然立ち寄ったショッピングモールで七夕の短冊を見かけたのですが、想像以上にカスみたいな願いばかりが書かれていました。
最終更新:2025-06-26 18:05:35
4273文字
会話率:32%
樅木霊のエッセイ。自閉症の僕が見ている世界について。あるいは雑記帳。
5分で読めるエッセイ集。(各話読み切りです。)
樅木霊(もみのき れい)の随筆文。心にゆとりを持って、毎日を見つめれば些細な彩りが見えてくる。
少し不満で、少し退屈。生
きづらくても、そんな自分がやっぱり好き。たくましく生きるためのヒントをあなたに。
【各話あらすじ】
『雨上がり、生きる意味を知る』
突然のゲリラ豪雨で下校できなくなった。教室はまるで終わりのない昼休み。僕は勇気を持って黒雨のなかへ駆け出した。
『青い願い事』
イキリ散らかしていた小学校低学年の頃。学校でもらった七夕の短冊にも一風変わったことを書きたくて仕方なかった。
『どうせ眼鏡の猪口才だ』
物心着く前からの強度近視で分厚い眼鏡を掛けている。歪んだ視界と同様にみんなが見ている僕だってきっと歪んでいる。
『檻は空を行く』
幼い頃から動物が大嫌いだった。動物園なんて以ての外。でも、お母さんとのお出掛け自体が嫌なわけじゃないんだ。
『暑い日の過ごし方』
痩せた体に似合わず僕は極度の暑がりである。エアコンを使いたくなるのも人より早い。しかし、そこには障壁がある。
『鞦韆の上』
住宅街にぽつんとある公園。誰もいないそこが好きだった。なんとなく一人で帰りたくなくて、母の迎えを待ってみる。
『支配するメモ』
メモは記憶の拡張であると思う。その著しい効力を体験した結果、僕はその恩恵を投げ出したくて一つ決意をした。
…書き次第、更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 18:00:00
21086文字
会話率:3%
四つの国——花、鳥、風、月。
それぞれが異なる霊力を司り、四年に一度の祭「四霊祭」で霊の均衡を祈り結び直すことで、この世界は静かに保たれていた。
花国の姫巫女・花鈴は、その祭の中心に立つ存在。
誰よりも国のために生きてきた彼女は、政(まつ
りごと)のために風国の巫覡・青牙との婚約を受け入れ、疑うことなく「決められた未来」を歩むはずだった。
けれど、あの春。
四年前の祭で、名も知らぬ青年と交わした、たったひとときの出会いが、彼女の心に忘れられぬ“記憶”として残っていた。
そのとき交わした短冊の言葉——「名を知らずとも、記憶は心に残るものです。……あなたが忘れない限り」。
再び巡ってきた四霊祭。
集まった各国の代表たちの中に、花鈴は“あの記憶”の気配を見つける。
それは、月国の王子の補佐を務める、記憶術師の青年・玲真。
「選ぶことなど許されない」
巫女として、姫として、政略の駒として。
けれど花鈴の心は、風に舞うように揺れていた。
——巡る花鳥風月のもと、交わされる運命の再会。
定めに背くその先に、ふたりは“ほんとうの結び”を見つけられるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 20:47:06
9353文字
会話率:16%
6月末の休日、ショッピングモールをそぞろ歩きしていた私がぶち当たった物とは??
最終更新:2025-03-26 11:48:57
453文字
会話率:0%
七夕の短冊に願いを書いた勝也は、翌朝、全裸で目覚める。
それは、短冊を何者かに改竄されたためであった。
服が存在しなくなってしまった世界で右往左往する勝也。
勝也は着衣できるのか?
最終更新:2025-03-12 07:00:00
6584文字
会話率:39%
『知りたい』小森が天敵の弱点を知りたいがために七夕の願い事の短冊に書いた願い事から物語がはじまる。
小森の学校には七不思議がある。七夕の前の日の逢う魔が時に短冊を飾ることが出来たら、願い事が叶うというものだ。
半信半疑で七不思議に挑んだ小森
は、暴力的な母が投げた百科事典で脳震盪を起こし、気付いたら人の心が文字として見えるようになっていた。
人の心の裏を知り幻滅しつつ、天敵である女の子の心の綺麗さを知り、どんどん惹かれていく。
女の子が物を盗まれ困っている事を知り、助けてあげたくなる。
女の子を執拗に狙うストーカーを能力を使って撃退する。
事件が解決したのも束の間、小森の心を読める理由が七不思議ではなく、吸血鬼として目覚める兆候だった事が分かる。
愛追人(吸血鬼)と言われる存在は、その遺伝子を持った者が誰かを想いすぎてしまった時に覚醒してしまうもの。
女の子に惹かれすぎてしまった小森は覚醒してしまいそうになっていたから心が読めるようになっていたのだ。
覚醒した瞬間小森が生き延びる為には、女の子を永遠の生き餌として人でないものにしなくてはならなくなってしまう。
それを選べなかった小森は、覚醒する前に事情を知っている女の子の母に、女の子を想っている気持ちごと記憶を封じてもらう事を決意した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 03:09:34
20131文字
会話率:21%
『星の使い』が今年の願い事を選び、彦星様と織姫様に届けます。
選ばれた願い事が綴られた短冊から星がこぼれ落ち、夜空を美しく光らせました。
キーワード:
最終更新:2025-01-18 08:18:51
957文字
会話率:20%
固い絆で結ばれた親友である由野七瀬と椿己真白。いつも通りの毎日かと思いきや…
「真白!お前いつの間に彼女できたんだよ!?」
突然親友に彼女ができてしまった。。。
いつも周りの人優先の行動をする真白に彼女ができたことを祝いつつ七瀬もそんな青春
を味わいたいと願う。
そんな事を考えながら歩くと子供会会館の入り口に竹と短冊が飾ってあるのに気がついた。いいことを思いついたと言わんばかりに七瀬は短冊に「彼女がほしい」と書いて結ぶがその先には意外な展開が…?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 02:27:39
1060文字
会話率:31%
七夕の日の願いごと・・
最終更新:2024-12-11 04:17:22
4779文字
会話率:0%
「ねえ、そろそろ七夕でしょ」
友人の沙良に唐突に突きつけられた提案は、どこか横暴なところがあり、なかば無理矢理に手渡されたのは短冊。
若林智也は、そのせいで気の重い日々が待ち構えていた。
高校生にもなって七夕なんて……。
日々を重ねるごとに急かす沙良。
無邪気な圧力に耐えながらも、気恥ずかしさを隠せない智也は、願いを書くことに躊躇してしまう。
誰かに相談するわけにもいかないなか、思いがけない人物に、智也はその不満を吐露してしまう。
氷姫。
クラスでも目立たず、冷めた反応でしかない愛未と話すことになった。
陰口の印象と違い、普通に喋れることに自分でも困惑していく智也。
彼女に惹かれているのか、正直智也にもわからない。
それでも、拒んでいたはずの願いが、微かに浮かんでいった。
夢なら覚めないでほしい。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 14:40:18
58691文字
会話率:33%
「揺れる笹舞う短冊の踊る影」を上の句にしている短歌です。 文字数を埋めるためにお見苦しい点はあると思いますが、ご容赦ください。
最終更新:2024-07-09 09:00:00
209文字
会話率:50%