夏色の風吹く蘭月の夜空を、駆け上がる星座は、季節を伝える星の手紙のように。願いと祈りをのせて、翼が描く道を信じて。
最終更新:2024-07-28 20:32:35
539文字
会話率:0%
戦局を左右するほどの力を持った機体、決戦機アストランティア。そのアストランティアに搭載された人工知能は様々なパイロットを後継機へと導いていった。そうした繰り返しの中、アストランティアに『最期』を望む兵士が乗り込むことになる。その解答の中で、
彼と人工知能の『彼女』は最期について考え、戦うことになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 12:06:56
7362文字
会話率:61%
「ゾンビが人を噛む理由を知ってるか? あれは――祝福なんだ。ゾンビになった俺が言うんだから、間違いない」
ゾンビパニックに見舞われた剣と魔法の世界の話。
ただし、誰もが想像するような、生き残りを掛けた激闘の日々を描く物語ではない。
主人公ア
ルは、最強を目指す聖騎士の青年。
だがある日、彼はあっけなくゾンビに噛まれ、当然のように『動く死者』になった。
妙なのはここから。
アルはゾンビになっても人の心を失わなかった。
聖騎士として、人に危害を及ぼすゾンビを狩って狩って狩りまくり――気づけば数百年。
肉は腐り落ちて、残ったのは骨だけ。
スケルトン剣士となった青年は、結界により隔離された街に、ただ一人佇んでいた。
ある日、そんなアルのもとに一人の――生きた少女が現れる。
「貴方には、わたしの聖騎士になって頂きたいのです」
被害地域十二箇所を結界で封印することによって、ゾンビパニックを乗り越えた異世界。
いまだ魂を囚われた死者たちを救うべく設立された、祓魔機関。
死者を還す『聖者と聖騎士』を育成する学園に、少女と共に通うよう提案される。
そして――「全ての封印都市には特別な死者がいます」
「いいぜ。十二体の特別な死者を、俺が殺そう」
「……それは出来ません」
「なんでだよ」
「その内の一体は、貴方だからです」
「……あぁ」
特殊な魔法で、再び人の身を得るアル。
ゾンビ化の呪いを振りまいた悪しき魔女の血を引く少女、アストランティア。
最強の剣士と魔女の末裔は契約を結び、殺せぬ死者を殺しつくす。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-26 19:00:00
343502文字
会話率:37%
東北地方のとある山地に、ぽっかり拓けた『外経名村』。訪れた者はだいたい死ぬと密かに言い伝えられるこの村にあって、最も呪われた中心地で先祖代々暮らしてきた不思議な美少年『吾妻月比古』は、自宅だけを襲う地震に怪異、近年造成された新興住民の八つ当
たりに悩まされながらも、自宅を要塞化しつつ、猛獣めいた祖父と共に元気に気丈、かつ攻撃的に暮らしていた。が、好奇心から自宅地下の封印を破ってしまい、深宇宙から海賊エイリアンの群れを呼び寄せてしまう。絶体絶命のピンチの月比古と祖父は、更に銀河で悪名高い災厄の化身にして絶世の有翼美少女『セラフィムのアイオ』にも襲われてしまった。どうやら月比古の解いた封印は、宇宙文明を破壊してきた偽神復活のカギらしい。紆余曲折あってアイオとは協力体制を取れたものの、今度はアイオを付け狙う強靭な魔人、その上何者かにそそのかされた地球のミリタリーカンパニーの襲撃を受けてしまう。善戦むなしく攫われてしまった月比古は偽神復活を目の当たりにするが、それは巨大な怪獣だった!自衛隊の奮戦する中、嫌々ながらも改めてアイオと手を組むが、アイオには神話的な策略があって!?そして、偽神を巡る巨大な陰謀が宇宙を巻き込んで動き始める!
傲慢超能力少女アイオに翻弄されつつも翻弄し返す月比古少年の日常は、怨霊も裸足で逃げ出す呪われた村全体を巻き込んで、激しく変容していくのだった――!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-26 14:50:42
48237文字
会話率:35%