青白い蝶の翅の生えた娘・燐火(りんか)は、猫柳(ねこやなぎ)博士の研究によって生み出された絶滅したはずの妖精だった。
女主人の緋桐(ひぎり)のもとで愛されながら過ごしていた彼女は、ある日、ひょんなことから博士によって隠されていた機械人形を見
つけてしまう。カヤという名の彼女は、自分と同じく青白い蝶の翅をもつ妖精を模した人形だった。
主人や博士の目を盗みながら燐火はカヤとの交流を深めていく。
だが、そんなある日、燐火は主人である緋桐がカヤを手放すつもりであることを知ってしまう。
燐火はカヤの手を取り、屋敷の中を逃げ出した。二人一緒にいられる未来を求めて、小さな戦いが、始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 12:00:00
118316文字
会話率:41%
醜さ故に家族から虐げられ、絶望の中死んだ少女がいた。彼女は祈った。「生まれ変わったら、美しくなりたい。誰からも愛されるように」目が覚めると彼女は美しくなっていた。ただし白い蝶として。「思ってたのと違う…」
ある日、隻眼の王子にカマキリに襲わ
れていたところを救われる。一目惚れした彼女は無力な蝶なりに彼を助けるが、ついには蜘蛛に捕まり命を落とす。そして気づいた。「あれ。蜘蛛になってる…」食べられた相手に進化していく少女。虫→鳥→爬虫類→獣となって王子を守るために奮闘する。
臆病な娘×孤独な王子の食物連鎖なラブ。全13話。アルファポリスにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-27 21:00:00
27211文字
会話率:44%
えせ坊主のジョウカイが散歩にでたときのはなし。 ジョウカイは半分人ではないので、いわゆるエセ坊主だが、散歩にでたときにきになったことに首をつっこみ、解決している。今回は、雪山でせわになった家の男が画(えが)く、ふしぎな女について相談され、
とうの女が現れるが・・・・。 『白い蝶』とおなじように、ただ坊主が首をつっこむだけのはなし。寒くなってまいりましたので、雪と風呂のはなしなど。 もちろん、雰囲気だけ時代小説ですので、設定ゆるふわ。うすめでごらんください。。。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 17:49:08
14282文字
会話率:30%
エセボウズのジョウカイは、正しくは人ではない。いつもの散歩にでていたとき、『白い蝶』をみかけるのだが、その蝶は人の魂であって、ふつうには《とばせない》はずなのだが・・・。
ジョウカイという少しおせっかいな坊主が散歩にでたときのはなし。
そのうち『西堀の』隠居のともだち、ヒコイチともかかわるので、あとでシリーズに加えると思います折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-27 19:08:38
13316文字
会話率:38%
月明かり照らす古びた木の小屋の中、死んだように独りで本を読み続ける少年。 いつもどおりの灰色日々の中にふと現れた白い蝶、キラキラと月明かりに照らされたその姿はどうにも神秘的で心奪われてしまった。 気づけば蝶などに話しかけ始める...。
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※カクヨムにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-23 13:50:20
1104文字
会話率:28%
公園で白い蝶を見ているうちに「てふてふ」と旧仮名遣いでは書いたと教えてくれた祖母を思い出した。
最終更新:2019-05-22 00:00:00
901文字
会話率:55%
小学生の時、学校を早引きして自宅に帰った里美は母親の浮気に遭遇。衝撃で家を飛び出した里美は郊外の野原で戯れるように飛んでいた2匹の白い蝶を見つけそのうちの1匹を踵で踏みにじった。
そのころから母は里美に対し母親というより女として対抗するよ
うになる。
「あんたは何をやってもあたしには敵わないんだよ」というのが口癖だった母が死んだあと、里美の前に慎也という素敵な男性が現れる。プロポーズされた里美はクリスマスイヴの夜、ホテルで慎也と愛しう。
ところが終わった後に慎也から「君の頬に白い蝶が浮き出ていた」と言われ愕然とする。里美は母親の執念を感じ、敵愾心から思いがけない行動に出る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-29 15:56:47
9992文字
会話率:16%
いつもと変わらない日常、平穏な毎日、きっとこの先も変わらない毎日を過ごす…はずだった。
未知との遭遇はすぐそばに潜む。人を惑わす白い蝶々についていった先に待つのは、この世ならざる
空間、女神だと名乗る美少女。
神からの授けものだ!と右往左往
する人々、嘲笑う女神。
それが女神の暇つぶしだともしらずに…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-26 10:00:00
1832文字
会話率:36%
愛がないと生きられない私の私生活。
最終更新:2017-05-03 23:12:39
1814文字
会話率:0%
文学的な小説です。読みにくいものではありませんが、さらっと読むのには適していない気がします。イメージとしては江國香織みたいな感じ???
参考までに、本文より引用します。
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空は雲で閉ざされている。ただ、雨の
気配はない。まだ朝の八時だというのに、保育園からは子供たちの声が聞こえていて、それらは軽くて騒がしい。私は遠くを見ながら歩いていく。人の姿が見当たらないので、すがすがしい。風でロングスカートがはためき、子供たちの声がやや大きくなる。すぐにもとに戻る。風は子供たちの声を運んでいる、そう思い、歩調をゆるめて、代わりに歩幅を大きくした。
角を曲がると、桜並木があり、すでに満開になっている。風のためか、花びらは次から次へと落ちる。風がやんでも、はらはらと音もなく落ちていく。ふと、ある光景を思いだす。数年前、ちょうどこの場所で、花びらが降りしきる中を白い蝶が飛んでいた。頭の中のその光景は、実際に見たときよりも、ずいぶん美しい。桜も蝶も踊るように舞い、お互いに祝福し合っているように見える。
歩道には花びらが美しく敷かれている。その一方で、車道の花びらは汚く押しつぶされていて、吹きだまりの花びらもみすぼらしい。車道を横切り、反対側の歩道に行く。そちらには椿(つばき)の木があり、赤や白の花がいくつか咲いている。下には凛とした花が二つ転がっていて、赤い方を拾い、そっと鼻もとに持っていく。そして葉と葉のあいだに飾り、指をスカートにこすりつける。
あちらから初老の男女が歩いてきた。男が二人、女が三人。彼らは桜を指さしたり顔を見合わせたりして、上ばかり注目している。私は踏まれていく花びらを想像して、少し早足になった。でも遠くに子供たちの騒ぎ声を見つけ、ゆったりと歩いていく。
―――――――――――――――
まあ、こんな感じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-22 10:10:08
10413文字
会話率:33%
通りゃんせ 通りゃんせ
の歌をイメージしていたらこんな文が出来ました。
最終更新:2017-01-08 03:06:55
747文字
会話率:0%
今日は、やけに蝶が近くを飛ぶなあ。
万朔(まのり)がそう考えたのは、白い蝶々が彼女の目の前を触れそうなほど近くで通り過ぎて行ったからだった。
終わりから始まる私と妖怪のハートフルボッコストーリー。
最終更新:2016-10-16 20:41:53
3726文字
会話率:18%
山に囲まれた村の少女とその仲間との不思議なお話。
最終更新:2015-09-21 11:55:16
1360文字
会話率:62%
白い蝶キャラクター紹介です
最終更新:2015-07-29 20:03:39
258文字
会話率:0%
白いロープで、オスカーは蝶を作り出す。蝶に見えるその結びを、メイジーは必死に覚えた。成長して恋人同士になったある日、メイジーはたまたま訪れていた領主の子息に見初められてしまう。オスカーに言い出せないまま、彼は特殊な病に倒れてしまった。嫁ぐ三
日前、メイジーはロープでたくさんの白い蝶を作り、オスカーの元を訪れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-24 16:09:30
8589文字
会話率:14%
餌を待ち構える黒い蜘蛛。そこに引っかかったものは、美しい白い蝶った。
キーワード:
最終更新:2014-11-20 05:17:27
2837文字
会話率:5%
私は今日、この場所から逃げようと思う。正確には、彼から解放されるために。
彼の手によって、私の姿は白い蝶々に変えられてしまった。
そんな私の記録。
最終更新:2013-12-24 22:24:14
2434文字
会話率:16%
赤い花に恋をした、白い蝶の話です。
最終更新:2010-02-01 22:51:24
2185文字
会話率:30%