フランクフルト王国の辺境伯令嬢アーデルは王家からほぼ選択肢のない一方的な命令でクズな王太子デルフリと婚約を結ばされた。
アーデル自身は様々な政治的背景を理解した上で政略結婚を受け入れるも、クズは可愛げのないアーデルではなく天真爛漫な義
妹のクラーラを溺愛する。
貴族令嬢達も田舎娘が無理やり王太子妃の座を奪い取ったと勘違いし、事あるごとにアーデルを侮辱。いつしか社交界でアーデルは『悪役令嬢』と称され、義姉から虐げられるクラーラこそが王太子妃に相応しいっとささやかれ始める。
そんな四面楚歌な中でアーデルはパーティー会場内でクズから冤罪の後に婚約破棄宣言。義妹に全てを奪われるという、味方が誰一人居ない幸薄い悪役令嬢系ヒロインの悲劇っと思いきや……
蓋を開ければ、超人のようなつよつよヒロインがお義姉ちゃん大好きっ子な義妹を筆頭とした愉快な仲間達と共にクズ達をぺんぺん草一本生えないぐらい徹底的に叩き潰す蹂躙劇だった。
もっとも、現実は小説より奇とはよく言ったもの。
「アーデル!!貴様、クラーラをどこにやった!!」
「…………はぁ?」
断罪劇直前にアーデル陣営であったはずのクラーラが突如行方をくらますという、実態はヒロインの予想外な展開ばかりが続くドタバタ活劇であった。
果たして、義妹はどこに消えたのか……?
ヒロインは無事にクズ王太子達をざまぁできるのか……?
義妹の隠された真実を知ったクズが取った選択肢は……?
そして、不穏なタグだらけなざまぁの正体とは……?
そんなお話となる予定です。
残虐描写もそれなりにある上、クズの末路は『ざまぁ』なんて言葉では済まない『ざまぁを超えるざまぁ』というか……
これ以上のひどい目ってないのではと思うぐらいの『限界突破に挑戦したざまぁ』という『稀にみる酷いざまぁ』な展開となっているので、そういうのが苦手な方はご注意ください。
逆に三度の飯よりざまぁ劇が大好きなドS読者様なら……
多分、期待に添えれる……かも?
※ このお話は『いつか桜の木の下で』の約120年後の隣国が舞台です。向こうを読んでればにやりと察せられる程度の繋がりしか持たせてないので、これ単体でも十分楽しめる内容にしてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 20:41:40
134450文字
会話率:32%
泣いちゃダメ。いつものように優雅に微笑んで。華やかに笑ってみせて。それがここで生き残るための道。
第一王子の誕生日パーティーに出席したアドリアナ。普段通りのパーティーだと思っていたのに、何だかいつもと様子が違う。王太子妃の座を争っていたライ
バルモニカの手を、正装をした王子マリウスが一番にダンスに誘った。これは事実上の婚約発表? 婚約者争いに負けたアドリアナに近づいてきたのは、マリウス王子のライバル的存在であるラズバンだった。代々宰相を務める侯爵家のラズバンが失恋したばかりのアドリアナに近づいてきて……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 19:58:36
4189文字
会話率:16%
作り物のような美しさを持つデボラ。彼女は婚約者だった王太子にパーティで婚約破棄を告げられる。でっちあげの証言が次々と飛び出すも、デボラは反論。しかし王太子妃の座にしがみつく女と罵られ、立場は劣勢に。
(仕方ないわ、これは損切りね)
彼女
は割り切って婚約破棄のみを受け入れる。
が、デボラの不幸はこれで終わらない。彼女の父と兄はデボラを切り捨て、王家との取引材料にする事で家の繁栄を取ったのだ。
哀れ隣国の侯爵の後妻として無理やり嫁に出された彼女。体の良い国外追放である。
(でも本当に国外追放で放り出されるよりはマシね。それにあのバカ王太子と結婚するより幸せかも)
更に嫁入り先のイケオジの侯爵に「君を愛することはない。実質人質だ」と言われてしまう。
(困ったわ……私に人質の価値はないのに。せめて何かお役に立ちたいわ)
これは、不幸な運命に困惑しつつも前向きに進んだ結果、周りも自らも変わっていき、夫に愛された令嬢の話。
※アンジャッシュ系すれ違いが少々ありますが、かなりシリアス寄り(作者比)です。
※第18回書き出し祭りにて投稿した書き出しを少々改題&続きを書いたものです。不定期更新。
※カクヨムで連載している物を転載しています。36話まで1日3話更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 20:20:49
102170文字
会話率:51%
前世の記憶を思い出した「私」は、此処が乙女ゲーム「愛するのは貴方だけ」の世界である事、そして自身が悪役令嬢である事に気付く。
今生の高位貴族令嬢としての自我≫≫≫≫≫≫前世の中の下系喪女としての自我
であった為、婚約破棄&断罪か
らの修道院送り=牢獄入りであり、その未来を変える為に行動し、見事、婚約破棄される事なく、婚約者と成婚、王太子妃の座を掴む……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-12 20:44:54
6462文字
会話率:5%
「ただいまより、罪人ウィステリアの死刑を執行する!!!」
公爵令嬢ウィステリアは、未来の王太子妃として教育を受けていた。しかし、王太子妃の座を狙っていた王女の陰謀により、彼女を殺そうとした犯人に仕立てられてしまう。
公開処刑が行われた
が、ウィステリアは笑顔を浮かべたまま毒杯を飲んだ。──舌の裏に忍ばせておいた解毒剤と一緒に。
この物語は、悪女が毒杯を飲み干してからが──始まりである。
★全てを失った悪女が、処刑後に一からやり直し、大陸一の巨大な皇国の皇妃を目指すお話。
★短編版:日間総合1位(2023-10-23)
連載にあたり、短編版『物語のスタートは、悪女が毒杯を飲み干してから』をサブタイトルに変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 19:47:57
242152文字
会話率:47%
洞窟の奥深くに建てられた今にも崩れそうな掘っ立て小屋に、王命で訪れた王国の騎士、ニール・マクレイ。
彼の目の前に座るのは『洞窟の魔女』と謳われるミルドレット・レイラ・ルーデンベルン。何を隠そう、彼女はルーデンベルン王国の第二王女だった。
あまりの天真爛漫さに修道院に入れられるも脱走。行き倒れになっているところを魔導士に拾われて、すっかり『洞窟の魔女』として名も売れてきたところを、ニールによって発見されたのだ。
しかし、ニールは王城に連れ戻そうとしているわけではなかった。彼女を姉である第一王女アリテミラの身代わりとして、隣国の王子へ嫁がせる王命を果たす為に来たのだ。
隣国ヒュリムトンは大国である為、国力が高く、王太子妃の座を狙い、他国からも妃候補が送り込まれていた。彼女達に打ち勝ち、王太子妃の座を勝ち取らなければ、ミルドレットは父王に殺される運命であることを知る。
ミルドレットは断固拒否し、幼少期に淡い恋心を抱いていたニールにも断絶の態を取るが、ニールは強制的にミルドレットを連れて隣国へと向かってしまう。
どうにもつかみどころの無い隣国の王子シハイルは、ミルドレットを気に入った風ではあるものの、自分には妃を選ぶ権利が無いのだと言う。
ミルドレットは王太子妃になる為、ニールの厳しい特訓を受ける事となった。しかし、暗殺者まがいの扱いを受け続け、過酷な王命ばかりを果たしてきたニールの凍り付いた心を、ミルドレットの天真爛漫さが少しずつ溶かしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 11:17:45
173140文字
会話率:50%
ジャンヌはクロード公爵家の娘だった。このリュシアン王国の王族男子は公爵家の娘と結婚する事が定められており、ジャンヌはその中でも王太子であるレーンとの婚約が決まる。
しかしレーンはジャンヌに興味を示さず、彼の母親で王妃であるガラテナからは厳し
い妃教育を強いられていた。しかもジャンヌの妹でわがままなメイリアはレーンといつの間にか関係を持っていた上にメイリアは妊娠していた。
ジャンヌはショックを受けるがメイリアに王太子妃の座を譲ると言い、レーンとの婚約を破棄した。その後リュシアン王国から隣国のアーネスト帝国へと渡り、そこで公爵にして大臣のカーリアンと出会い関係を深めていく。しかしメイリアを王太子妃に迎えたリュシアン王国はメイリアのわがままから少しずつ破滅への道を歩み始めていく…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 19:10:00
101021文字
会話率:55%
ロアーテル王国に、聖女があらわれた。
彼女は神秘的な美貌を持ち、神の声を聞き、奇蹟を起こす。
王宮に迎えられた聖女は傍若無人に振る舞い、ついには王太子妃の座を欲した——ロアーテル王国の妖精と謳われる、現婚約者の公爵令嬢を差し置いて。
最終更新:2024-05-03 15:59:53
10616文字
会話率:24%
婚約者の王太子に裏切られた侯爵令嬢のカロリーナは、処刑される寸前だった。王宮の冷たい廊下を、兵士に引きずられながら連れて行かれる。必死に抵抗するカロリーナは、怒りの感情が頂点に達しその状況から逃れるためか前世の記憶を思い出した。なんとか危機
一髪で処刑を回避したが、身一つで王宮から追い出され下町での生活を送ることに……。機転を利かせたカロリーナは、修道院に身を寄せる。そこで地味な暮らしに馴染むも、元の人格であった悪女であるカロリーナの感情が心の中でくすぶり続ける。このまま平民として生きていきたくないと心を新たにし、王太子妃の座に返り咲いてやると決心する。前世の記憶を取り戻しひたむきで思いやりのある性格に変化した侯爵令嬢が、悪女としての自分も抱えながら下町からやり直し自分の力で元の地位に返り咲く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 12:10:00
150700文字
会話率:41%
婚約披露パーティー中だった侯爵令嬢のカロリーナは、婚約者の王太子に裏切られる。カロリーナが犯した罪を暴露され、処刑されようとしていた。処刑される寸前に、カロリーナは前世の記憶を思い出し、危機一髪で処刑を回避した。カロリーナの胸には、婚約者の
座を追われる原因を作った男爵令嬢の娘に負けた悔しさだけが強烈に残る。絶対にこのままにはさせない。王太子妃の座に返り咲いてやる。そう決心したカロリーナの、一人だけの戦いが始まる――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 09:12:24
17890文字
会話率:24%
10名の令嬢で3年もの間、争われてーーいや、押し付け合ってきた王太子妃の座。
ここバラン王国では、とある理由によって王太子妃のなり手がいなかった。
いよいよ決定しなければならないタイムリミットが訪れ、公爵令嬢のアイリーンは父親の爵位が一番
高い自分が犠牲になるべきだと覚悟を決めた。
しかし、仲間意識の芽生えから、アイリーンに押し付けるのが心苦しくなった令嬢たちが「だったら自分が王太子妃に」と主張し始め、なぜか今度は取り合う事態に。
そんな中、急に現れたピンク髪の男爵令嬢ユリア。
ユリアが「じゃあ私がなります」と言い出して……?
ストレスフリーな短編なので、さらっと読んでいただければ嬉しいです。
もちろん、ダ◯ョウ倶楽部さんのあの伝統芸から思い付いた話です。
アルファポリス様に投稿しているものを読み切りの短編に修正しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 20:02:08
12816文字
会話率:35%
法陣結晶――通称“宝石”は魔術に使用する魔法陣などの法陣を溶け合わせ、結晶化させたもの。
没落寸前の男爵家の令嬢クラーラは、伯爵家に奉公に来ていた。しかし、伯爵家の令嬢ジルケディアに虐げられ辛い日々を過ごす。
ある日、ジルケディアが宝石の
生成を成功させ、見せびらかした後、クラーラに宝石を生成するよう命令。逃げられないと悟ったクラーラは宝石を生成させる。
出来上がったものはジルケディアよりも美しい宝石で…。
最後はハッピーエンド、ざまあ展開。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-14 00:07:57
65400文字
会話率:21%
王家の目となりの耳となる「影」の集団に課された今回の指令は王太子の婚約者を監視すること。品行方正な令嬢の何を監視するのかと思いきや、影では王太子妃の座を巡る陰謀が動いていた。果たして彼らはその真相にたどり着けるか。
婚約破棄物でよく出てくる
王家の「影」たちを主役にしたお話です。全部で10話前後と、それほど長くはならないと思います。
※一部性的虐待を想像させる記述がありますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-12 18:30:43
45078文字
会話率:62%
「王子の婚約者だけど冤罪をかけられました。彼らを嘘つきにしないように冤罪内容を全部ほんとにしてあげようと思います!」https://ncode.syosetu.com/n7992ia/ の、その後の小話。
ステラから王太子妃の座を奪おうと
した令嬢リリアと、ポンコツ王子に掛けられた冤罪を見事に本当のものとし、彼らを返り討ちにしたステラ。
その際、ステラがそれまで被っていた貴族令嬢としての皮が脱げて子だぬきな本性が露わになってしまった。
演技がバレないように他の生徒と距離を置いていたステラだが、もう演技をする必要もないのだから他の生徒と仲良くしたい! と一念発起。
子だぬきな令嬢、ステラが幼馴染達のみならず一般生徒にも可愛がられるようになるお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 21:22:04
4874文字
会話率:38%
ミゼ・アローサイトは王太子の婚約者だった。
しかし、神から与えられた謎のギフト――『血糖値』のせいで婚約破棄。おまけに側妃にさせられてしまい、代わりに王妃となった男爵令嬢の尻ぬぐいをすることになってしまう。
家のため、国のためにと屈辱を受け
入れるミゼであったが……彼女は唐突に理解した。『血糖値』が決して無能なギフトではないことを。この力が使い方次第で王族すら暗殺することができる、とんでもない力であることを。
役に立たないと思われていた無能なギフト『血糖値』によって、王太子と男爵令嬢はことごとく破滅することになるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-26 00:23:39
18467文字
会話率:38%
※約8万字、ラストまで予約投稿済です(8/25に完結予定)。
美形王太子アルフォンスには、「社交界の華」と呼ばれがちな金髪派手顔公爵令嬢カタリナ、「稀代の才女」銀髪クールコミュ障系公爵令嬢ジュスティーヌという2人の王太子妃候補がいた。カタ
リナかジュスティーヌか、なかなか決まらないところに、ピンク髪光属性持ち男爵令嬢ジュリエットがアルフォンスに急接近!
「一体、どうすんだよコレ」と社交界で噂になりはじめていたある夜、アルフォンス+ピンク髪+ピンク髪に一目惚れした眼鏡と脳筋が王立歌劇場に観劇に赴くと、ジュスティーヌ+ジュスティーヌにマジ惚れしている義弟ドニも来てるし、カタリナはアルフォンスの席の真ん前からガン見してくる始末。
そして大事件が勃発する……
※「王太子アルフォンスが雑な扱いを受ける短編とか中編」シリーズの第12作目、推理物としては2作目です。
※都合により、一日に何度も更新させていただく日があります。ご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-25 12:05:09
78676文字
会話率:17%
乙女ゲーム『Alice tale~世界樹と祈りの|詩《うた》』のヒロイン、アリス。
――そんなヒロインな彼女と第一王子を奪い合うライバルキャラの『ユディト』に転生しました。
ゲームの展開によれば、アリスが第一王子を選ばなければ自動的にユデ
ィトが王太子妃になる。
だがユディトは、程よく金回りがよくてそれなりに地位の高い伯爵あたりの後妻に収まって自由気ままに生きたいのであって、王太子妃になどなりたくなかった。
そしてついでに、王子×アリスという推しカプを愛でてニヤニヤしたい。
そのために、自分は身を引いて、ヒロインと王子をくっつけたい。
――なのに、そのアリスが学校の授業についていけなくて落第しそうなんですが!?
ヒロインが落第したらバッドエンド確定で世界が滅ぶ、そんなゲームの世界に転生した『私』のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-04 17:08:55
153502文字
会話率:41%
「王太子妃の座を手にしたいが為に私の側近にまで近づき色目を使うなど、令嬢として恥ずかしくはないのか!その様な者にはここにいる資格などない!君には今すぐここから出ていってもらう!」
そう言われて、王宮から追い出されたのはメディス伯爵家の令
嬢のエリーゼだった。
エリーゼは、ただ普通の幸せを手にして生活したいだけだった。
しかし、ある日を境にそんな思いが一変させられる事になったのだ。
王命により、王太子妃候補となったエリーゼはの人生は大きく変わろうとしていたのだった。
王宮から追放されたエリーゼは、伯爵邸に帰る途中で盗賊に襲われ記憶を失ってしまったのだった。
自分が誰なのかも思い出せないエリーゼ…
一方、王太子であるカイゼルは過去のある事件により人間不信気味にになっていた。
そんなカイゼルは、その事件をきっかけにある少女を探していた…
【王都の天使】と呼ばれている心優しい記憶を失くした令嬢エリーゼ✖人間不信気味のこじらせ王太子カイゼル
エリーゼの記憶喪失がきっかけで二人を結ぶ糸が再び繋がろうとしていたのだった……
そんな二人の恋の物語です………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-16 21:32:02
302515文字
会話率:42%
家紋武範さま『知略企画』参加作品です。
第一王子アルフレドは、自らの妃を決めるために妃候補を王宮に集めていた。王宮で時間を共にし、ふさわしい者を選ぶのだ。
だが、妃候補はおろか、王宮に仕える面々や国民もその裏を知っている。アルフレドさえ
隠す気がない。
アルフレドにはすでに心に決めた妃候補がいて、その催しは出来レースだと。
決められた結果を待つだけの妃選出。
淡々と事を進めたいアルフレドだが、だんだんと雲行きがあやしくなっていき…。
問題を起こす彼女と、彼女との仲睦まじさを噂され始めた護衛騎士(アルフレドの親友)。
王太子妃の座に、アルフレドが選ぶのは。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-26 12:30:56
10860文字
会話率:32%
眼鏡の奥のひたむきな熱に射抜かれて──このままベッドに連れこまれてもいいわ!
伯爵令嬢ヘンリエッタは、都を牛耳る大貴族マッキンレイを出し抜いて王太子妃の座を狙いに行き、大失敗。ピンチに陥ったところを助けてくれた眼鏡の青年に一目惚れ。
彼、
クリスに近づこうと行動を起こすヘンリエッタだったが、大貴族マッキンレイから特に嫌われ、苦労してきた彼はなかなか距離を縮めてくれなくて…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-09 17:00:00
142870文字
会話率:35%
「よくもぬけぬけと……今まで隠していたのだな」
昨日まで優しく微笑みかけてくれていた王太子はもういない。
双子の妹として産まれ、忌子、とされ、王家に嫁がせ発言力を高めるための『道具』として育てられた私、メルクール。
一つ上の姉として生きて
きたブレンダが、王太子に私たちが本当は双子でという話をしてしまった。
この国では双子の妹ないしは弟は忌子として嫌われる。産まれたその場で殺されることもある。
それを隠して『道具』として育てられ、教育を施された私はまだ幸せだったかもしれないが、姉が王太子妃の座を妬んで真実を明かしてしまった。
王太子妃教育も厳しかったけれど耐えてきたのは、王宮に嫁ぎさえすればもうこの嘘を忘れて新しく生きることができると思ったからだったのに…。
両親、そして婚約していた事すら恥とした王室により、私は独身で社交性の無い、顔も知らない『野獣』と呼ばれる辺境伯の元に厄介払い、もとい、嫁ぐ事となったのだが、辺境伯領にいたのは淡い金髪に青い瞳の儚げに見える美青年で……?
※感想の取り扱いについては活動報告を参照してください。
※アルファポリス様でも別名義にて掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-10 07:00:00
33443文字
会話率:28%