暉《き》の国。
夜になると妖者と呼ばれる魑魅魍魎が跋扈する地。かつて国を脅かしていた、邪悪な鬼術を操る一族が伏魔殿に封じられてから数百年が経った今も、その影響は止まず。
国の各地方を守護する五つの一族は、妖者によって日々絶
え間なく起こされる怪異に手を焼いていた。
紅鏡《こうきょう》、碧水《へきすい》、光焔《こうえん》、金華《きんこ》、玉兎《ぎょくと》。
国は五つに大きく分かれており、それぞれ金虎《きんこ》、白群《びゃくぐん》、緋《ひ》、雷火《らいか》、姮娥《こうが》という一族が治めている。
一族の長は宗主と呼ばれ、その嫡子を公子と呼ぶ。一族に仕える者、また一族の門下に入り術を修めた者は術士と呼ばれた。
紅鏡。金虎の一族に、痴れ者の第四公子という、不名誉な名の轟かせ方をしている、奇妙な仮面で顔を覆った少年がいた。
名を無明《むみょう》。
高い霊力を封じるための仮面を付け、幼い頃から痴れ者を演じ、周囲を欺いていた無明だったが、ある出逢いをきっかけに、少年の運命が回り出す――――――。
※この作品は、投稿サイト「カクヨム」さんにも掲載しています。
https://kakuyomu.jp/works/16817139555360581458
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 07:00:00
442683文字
会話率:33%
金鳥玉兎(きんうぎょくと)。太陽と月。転じて歳月。
キーワード:
最終更新:2024-08-25 04:20:38
1016文字
会話率:14%
帝から鬼門を守る大役を任せられた御剣(みつるぎ)家。
その嫡男として生まれた御剣空(そら)は、十三歳をむかえた年、試しの儀にのぞんでいた。
御剣家に代々つたわる幻想一刀流を学ぶため、絶対に越えなければならない試練。
七人いる同期生は全員が合
格した。残るは空ひとり。
父、弟、許婚、守り役である兄妹らが見守るなか、空の試しの儀がおごそかに開始された……
【お知らせ】
単行本第1~3巻、アース・スターノベル様から発売中
コミック第1巻、コミックアース・スター様から発売中
new! 単行本第4巻、アース・スターノベル様から発売中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-23 20:03:45
1245092文字
会話率:22%
両親の墓参りの帰り、気まぐれで春日山城址に足を向けた加倉相馬(かくら そうま)。
どこからか聞こえてくる鈴の音に誘われて相馬がたどり着いた先は毘沙門堂だった。
……気がつくと見知らぬ場所に立っていた相馬。
あてどなくその地をさまよい歩くう
ち、相馬はこの地が自らの知る戦国時代と酷似していることにきづく。
過去の日本とよく似た、けれど決して同じではない世界。
やがて相馬はその地で騒動に巻き込まれ、それをきっかけとして越後守護代 長尾晴景に見出される。
晴景の命令により、猛将柿崎景家に挑んだ相馬は知恵を駆使してこれを撃破する。
ほっと安堵の息を吐く相馬の前に待っていたのは晴景と妹長尾景虎との対立だった。
長尾景虎――後の上杉謙信。
これが相馬にとって運命の邂逅となる。
甲斐の虎武田晴信との激闘、将軍足利義輝による上洛命令、謀将松永久秀との暗闘。
幾多の戦国武将と時に戦い、時に和し、時に語りながら、やがて相馬は己の過去と対峙する。
覚慶と名乗る僧によって胸の傷を開かれ、苦悶する相馬を助けたのはいつか聞いた鈴の音の主だった。
三国同盟、桶狭間の戦い、今川家の中で暗躍する影は東国すべてを飲み込む戦災へと姿を変え、越後は否応なしにその波に飲み込まれる。
予期せぬ共闘を経て武田家との絆を深めた相馬は、不可能と思われていた越甲同盟を志向し、実現へとこぎつけた。
ありえなかったはずの盟約が、ありえたはずの未来を遠ざける。
それは日ノ本に迫る破滅を断ち切る大いなる一歩。
そうと伝えたのは、京で相馬を救った鈴の音の持ち主であった……
※この作品は小説投稿サイト「arcadia」にて連載中の二次創作作品「聖将記 ~戦極姫~」から二次創作要素を抜き、オリジナルとして改訂した作品になります
※作者は同一人物です 玉兎(小説家になろう)=月桂(arcadia) 向こうのサイトでも第一部(←現在連載中のは第三部)にてお知らせとして表記してあります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-03 19:00:00
654505文字
会話率:25%
最も多くの花嫁を連れて来た者に王位を譲る――ひとりの英雄王が発した布告は、大陸を揺るがす動乱のさきがけだった。
北の方、ウィンディア王国に仕えていた騎士テオは、自国の王のトンデモ宣言に仰天しつつ、内なる野心に突き動かされて国を出る。
「夜
のように暗い日々」と称される暗黒時代を切り開いた、一人の青年の旅立ちであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-14 19:03:09
1027297文字
会話率:23%
かつて地球に文明を築いていた種族玉兎は、今はルナと呼んでいる衛星の月に居る。
その玉兎の少女さくは地球に赴き、そこに住む新人類に優れた力を見せつけ日頃のストレス発散を目論むが、帰るために必要な羽衣が破れてしまい·········
これは少
し違った世界線の昔話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-16 19:49:13
13182文字
会話率:53%
時は平安の世
都の言われなき噂で身の置き所をなくした美しい男がひとり。
ゆっくりと田舎で時を過ごそうかと思っていたが、押しつけられるように上司の娘を供にされ、
その娘に面白い話を要求され、気晴らしに出かければ村の者から頼みごとをされる。
い
つか都に戻ることはできるのであろうか。
都に残してきた友人とまた会える日は来るのかであろうか。
人間模様が織りなす物語が始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-16 22:36:05
5718文字
会話率:37%
一人の大学生が事故により死亡
しかし、体から魂だけが抜けてしまい、
ある月にいる兎、玉兎に転生してしまった。
ファンタジーな世界に翻弄されながらも、
周りの人間や妖怪、あるいは神様を
助けたり、助けられたり
泣いたり笑ったりして、
少しずつ強くなっていく話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-21 11:09:42
54730文字
会話率:35%
ある日、地上を調査する月の民を目撃してしまい、口封じに命を狙われた高校生、キズナの元に現れたのは……玉兎、鈴仙・優曇華院・イナバだった。何の因果か、様々な出来事に巻き込まれていくキズナ。鈴仙やその保護者(?)、そして、新たな玉兎達の登場であ
りふれた日常は遠ざかっていく!!!
こちらはそんなゆっくり茶番劇でありそうななんかそんな感じの二次創作となっております。原作には無い設定やキャラ崩壊やキャラ崩壊があります。それでもいいという方はゆっくりしていってね!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-02 18:38:31
10335文字
会話率:83%
遠い昔、エンプレス王国は東西に分かれていた。
一年中、月の光が差す東の 『月の国』
一年中、陽が照り続ける西の『太陽の国』
両国は自分の国にないものを求めて数百年もの争いを続けてきた。
人々は不毛な争いを終わらせる事、 『月』 を 『太
陽』 を手に入れる事を望み、血を流し朽ちていった。
ある日政略結婚の話が持ち上がり、月の国皇女、エルナが太陽の国に嫁ぐことに。
ー 実はエルナは他の人とは違う何かを持っていて ー
今、両国の運命の歯車が回り始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 23:00:00
3899文字
会話率:36%
「今宵、晴れた夜空に浮かぶはずの満月も、傍らに君の温もりを感じつつ共に眺めることができないのなら闇に塗りつぶされた朔と何等変わらず虚しさに襲われるだけだ。絵の中に描かれた玉兎が光を放たぬように、僕の心を明るく照らすことは決して叶わないだろう
(今晩、家行ってもいい?)」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-26 20:56:27
613文字
会話率:100%
19世紀末。霧の都・倫敦。
それを守護するは、陰陽を司る道士・榊玉兎。
次々と彼の前に怪奇なる事件が次々巻き起こる。
「切り裂きジャック」、「倫敦の吸血鬼」、「エッフェル塔の人柱」……裏に潜むものは何か。
最終更新:2019-08-21 22:49:14
23365文字
会話率:43%
月から複数の玉兎が地上に降り立った。彼女達は月の都に嫌気がさして幻想郷に来たという。だがそのおかげで鈴仙はあらぬ疑いを魔理沙にかけられ、犯人を捜すこととなる。
一方で大人数で地上に降りる玉兎達に不信感を抱いている永琳は鈴仙に月の情勢調査
を頼む。前代未聞の玉兎の大亡命、その裏に隠された真実とは……
※この作品は東方Projectの二次創作です。キャラ崩壊や独自設定、オリキャラ、オリジナルスペル等が含まれています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-17 23:14:49
70477文字
会話率:51%
Twitterで書いていた玉兎たちの生態についての妄想をまとめたものです。
掌編小説? 設定の書き連ね? なんだろうこれ……。
玉兎たちの仕事は奴隷労働と戦争従事。苦しみに満ちた生活環境で精神を保つため、玉兎たちはどのような世界も楽しく認
識する催眠を自分にかけています。
そのような「楽しい夢」の中で生きる清蘭と、玉兎でありながら現実主義者の鈴瑚、そしてそのような狂気の生活に耐えきれず月の都から脱走した鈴仙。
月都変遷の異変の後、三人が再会して物語は進んでいきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-14 01:07:16
2645文字
会話率:13%
私は17歳でその生涯を閉じた。正直あまり優遇されていなかった人生だったがそれもしょうがないと受け入れるしかない。
だが、ここにきてまさか異世界転生などというヲタク御用達の出来事が私に降りかかるとは思っていなかったのだ。
おまけにそれは…とん
でもないクソ女の私利私欲で引き起こされたものなのだ
待ってくれ、勘弁してくれ、私はただのブスでデブでヲタクの喪女なんだ。
その上に転生した先は――――魔王軍四天王(?)?!!
何だこの世界は、突っ込みどころだらけじゃないか!
嗚呼嘘だろ、帰る方法は見つからない。イケメンに囲まれ死にそうになる毎日。
いや、前世は散々な人生だった…ここでまでこんなひどい目にあってたまるか!
私は私の持てる力を全部駆使してでも平穏無事な老後を勝ち取ってやるんだぁぁぁ!!!!
という良くあるところの良くある話
死んで色々吹っ切れた喪女が安定した老後のために頑張る話です。
基本的にあまりストックは作らない性質というか作れない性質なうえ多忙なため更新頻度はかなりのんびりです。それでも良ければお付き合いいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-07 22:14:12
28710文字
会話率:23%
<不定期連載>
人を喰らい星を喰らうモノ――――「星喰(ビースト)」。
これは、絶滅を「是」としなかった人類たちによる、『星を取り戻す』物語である。
――――西暦2020年。後の世に<大厄災>と呼ばれることとなる、大隕石の衝突が起
こった。
それと同時に「黒く蠢く異形のモノ」が発見され、それらはやがて混乱の坩堝と化していたアメリカを襲った。
彼らは街を襲い、土地を襲い、人を襲って喰らった。北米大陸、南米大陸を瞬く間に食べ尽くし、更には欧州までもが彼の手に堕ちた。
徐々に東へ東へと追い詰められていった人類は、ある時神話上のものだと思われていた星の力「星力(マナ)」を発見、利用することに成功し、またそれらを用いた超技術「星術(アストロマギア)」を編纂。
それらを用いて月面都市「玉兎」を造営、多くの人々が移り住んだと同時、地球上の最後の砦となる都市を日本各地に造営した。
星喰が現れてから五十年。嫌というほどに絶望を味わった人類が、ようやく反撃の狼煙を上げることとなる。
その契機を作ったのは――――ある一人の少女と、その三人の仲間だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-30 19:09:25
38601文字
会話率:38%
勉強に関して天賦の才を持つ主人公、神谷悠太は、勉強以外は何もできない男子だった。
私立旅路ヶ丘高等学校へ主席合格し、入学するとそこは、通称「リア充の巣窟」!?
そして、勉強以外の才能に溢れている銀髪美少女と同棲生活!
中学時代、勉強一筋でま
ともに女子と話したことのない悠太は迫り来るリア充イベントを乗り越えることができるのか!?
時に愉しく、時に切ない、人間同士の葛藤を描いた学園ドラマが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-30 20:30:45
10005文字
会話率:39%
うさぎさんと白いカラスさん+αの何気ない日常。
最終更新:2018-06-02 22:57:10
1728文字
会話率:59%
仲のいいうさぎさんとカラスさんの童話です。
最終更新:2016-01-22 20:20:34
1854文字
会話率:29%
かつて、惑星間を繋いでいた宇宙の流浪の民「ほうき星」。唐突に消えた彼らには何があったのか、彼らは何故生まれたのか、そしてその真実とは‥
初めての小説です。暇でしたら素人の戯言から脱出できるように、ご指導のほどよろしくお願いします。不定期更新
な上、遅筆ですが、ゆっくり待っていただけると非常に嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-27 16:56:45
19217文字
会話率:49%
私立ファレノプシス女学院高等部に入学が決まった主人公、竹城まりあ。
まりあの通う学院は全寮制で、彼女もそれまで暮らしていた家を出て玉兎蘭寮に入寮することになっていた。
引っ越し前日を過ぎた夜、まりあは彼女の母親である茉莉香の出生の秘密を本人
の口から聞かされる。
それはまりあが想像する以上に壮絶な生い立ちだった。
そしてまりあが学院に入学して暫くしたある日の夜、玉兎蘭寮の自室のベッドで本を読んでいた時、突然彼女の前に現れた大天使ガブリエルに処女懐胎を告知去される。
「まだ恋愛もしたことないのにいきなり妊娠!?一体どういうこと!?」
訳もわからずまりあは大天使ガブリエルが神から預かってきたという、ただ一度だけまりあが使えるという神の能力を世界改変の御業に使用してしまう。
改変された世界に戸惑うまりあと私立ファレノプシス女学院の生徒たち、果たしてまりあは元の世界を取り戻すことが出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-05 23:09:51
43058文字
会話率:38%
大学生である久野玉兎はある寒い日の夜、下宿しているアパートへの帰り道で何の前触れも無く、見知らぬ土地に来てしまっていた。
玉兎は気温が違っていたり、夜から昼になっていたりと環境の変化に驚く。そして、地球上ではありえない生き物の出現により
、今いる場所が自分が暮らしていた世界とはまた別の世界であることを確信する。
その生き物から逃げているときにとある少女と出会う。
自分以外の『転異者』の存在。自分がこの世界に来た理由。元の世界の家族。そして、『破龍の剣』と『禁忌』の称号を持つ仲間たち。
これは様々なことに向き合いながら玉兎が地に足をつけ、歩んでいく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-30 21:51:16
143731文字
会話率:33%
『緋炎眼』と呼ばれる両性具有者として生まれた唯織は、幼少期に両親を亡くし、父方の祖母に育てられた。その祖母が亡くなった二日後、許嫁は夢を追って村を出奔。周囲からの好奇や嘲笑、憐れみの眼差しにさらされてぼんやりと生活していた唯織の元に、行商隊
の護衛をしている少年がやってくる。―――「一目惚れした。嫁に来い」唐突な言葉に驚いている唯織を、問答無用に村から連れ去った少年は、戦闘部族『玉兎』の族長の跡取り息子だった。※警告タグは一応なので、あまり意味はありません。更新は牛歩以下…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-16 17:59:10
22457文字
会話率:27%