令和最大のクソゲー。
そう呼ばれた、『わくわく! 恋の学園大戦争!』、通称『わく学』。
平成最後、令和最初のGWに発売された乙女ゲームであり……そして、『伝説のクソゲー』としてその名を馳せた乙女ゲームである、その特級呪物を産み出
したコウエンジシステムズの新作ゲームとして――起死回生の一発として発売され、そのまま葬送歌となってしまった――乙女ゲーム、『わくわく! 恋の王宮大闘争!』、通称『わく王』。
なんとなく、ぬぼーっとしたキャラ絵(お金が無くて絵心のあるスタッフ作)
一枚絵が延々とスライドショーの様に流れるOPアニメ(行間を読む必要がある)
全く深堀しないキャラ造形(乙女ゲーキャラとしての魅力をお腹の中に置いてきた)
山も、谷も、落ちもないストーリー(制作会社の伝統芸とか十八番と呼ばれる)
クソゲーのチャンピオン大会に出場するために作られた様な、まるで蟲毒の様なクソゲーの世界に突如転生した高校生、『成宮和也』は今日も思う。
――なんか思ってたんと違う!! と。
このお話は『平凡王子』と呼ばれたルドルフ・ラージナル王子と、『完璧王子』と呼ばれたアドルフ・ラージナル王子、そして『悪役令嬢』クラウディア・メルウェーズと男爵令嬢クレア・レークスの、愛憎――愛憎? 交わるお話である。
……たぶん。
※カクヨムでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 04:00:00
264625文字
会話率:70%
【全58話、約12万字のお話】
「神聖なる聖女選定の場で不正を働くとは何事だ!」
魔法国アルケイミアでは魔力の多い貴族令嬢の中から聖女を選出し、王子の妃とするという古くからの習わしがある。
最終試験まで残ったクレモント侯爵家令嬢ルーナは
不正を疑われ、聖女候補から外されてしまう。聖女になり損なった失意のルーナは義兄から襲われたり高齢宰相の後妻に差し出されそうになるが、身を守るために侍女ティカと共に逃げ出した。
あてのない旅に出たルーナは、身を寄せた隣国シュベルトの街で負傷したマントの男と運命的な出会いをする。手当のために渡したハンカチに治癒効果があったことから、ルーナは自分に特殊な能力があることに気付く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 03:01:12
91588文字
会話率:53%
【主役は令嬢ではなく癖の強い2人のメイド】
「わたくし、婚約破棄しようと思うの」
侯爵家令嬢のフィーリアは第2王子との婚約に不満がある様子。突然の婚約破棄発言の裏には様々な原因があった。
これは一時的な気の迷いか、それとも……
高位
貴族の結婚事情。
周りとの温度差。
婚約者とのすれ違い。
お嬢様の幸せを誰より願う専属メイド、物理のエリル&頭脳のミントが婚約破棄回避のために尽力する。
***
この作品はアルファポリス、pixivにも掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-18 22:08:35
102761文字
会話率:44%
【完結済、お人好しJCのオカルト奮闘記】
田舎町に住む平凡な女子中学生、榊之宮夕月(さかきのみや・ゆうづき)。彼女の前に突然七つの光が現れた。それぞれ意思を持ち、不思議な力を持つ『彼ら』は夕月にしか見えない守護霊のような存在。ミステリアス
な雰囲気の転校生がやってきた頃から田舎町で次々に起き始めた不可解な事件にクラスメイトも巻き込まれていく。お人好しな夕月は見てみぬ振りができずに自ら首を突っ込んでいく。七つの光に助けられ、時には怒られながら、夕月は身の回りの事件を解決するため奮闘する。
ハッピーエンドです。
カクヨム、アルファポリスにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-28 12:18:19
137238文字
会話率:47%
「み、みえます!」
本当は精霊なんて見えないのに、思わず嘘をついてしまったクラリーズ。
しかし嘘をついた瞬間、自分は前世でプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢であることに気が付いて…!?
しかも、前世の推し、今世の婚約者である第二王子のオ
リヴァンは、表では優しくて軟派な雰囲気だけれど、裏は思わせぶりな態度をとって情報を引き出す諜報員。
「嘘をつき通して、華麗に逃げてみせる!」
嘘の撤回もできないクラリーズは、努力と逃げの姿勢で、最悪の展開を回避しようとするが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 02:33:04
46415文字
会話率:35%
皆の憧れである侯爵家の嫡男。
その婚約者であるアデライドはとある悩みを抱えていた。
……婚約者が何を考えているか分からないことだ。
自分なんて何とも思われていない、そう思っていたのに、死ぬ直前の彼の態度はまるで、「愛する人」に対するもので
……!?
死に戻った彼女は、彼に歩み寄ることを決意した!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 20:52:27
6219文字
会話率:38%
子爵令嬢のイェレナは、ガーデンパーティーで出会った侯爵令息に一目惚れする。
見た目も性格も「イケメン」な彼に恋をしたイェレナは、素敵な令嬢になる為に努力しつつ、何年も彼に猛アタックを続ける日々。
でも、振られること数百回。
彼女はついに、押
せ押せな恋を止めて、一旦恋を諦める決断をする。
しかし、そうしたら何故か彼の方が、私の事を追いかけてきて……!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-05 22:15:36
27546文字
会話率:39%
シャーオン・グレイラットはある望みを持って異世界転生した。グレイラットには3人の貴族の姉妹がいて、その中の末っ子の男の子に転生したのだ。ただ、シャーオンを溺愛する姉妹に追いかけられながら、シャーオンは、現代知識から魔法の才能に目覚め、きれい
な姉妹に結婚を迫られながら、学園に通い、どこまでも強く賢く生きて行く。学園には、かわいい同級生がいて、シャーオンの才能に同級生たちは夢中になって行く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 01:45:27
193843文字
会話率:20%
シャーオン・グレイラットはある望みを持って異世界転生した。グレイラットには3人の貴族の姉妹がいて、その中の末っ子の男の子に転生したのだ。ただ、シャーオンを溺愛する姉妹に追いかけられながら、シャーオンは、現代知識から魔法の才能に目覚め、きれい
な姉妹に結婚を迫られながら、学園に通い、どこまでも強く賢く生きて行く。学園には、かわいい同級生がいて、シャーオンの才能に同級生たちは夢中になって行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 14:10:17
1883文字
会話率:0%
「七色ポシェットを君に」という恋愛シュミレーションゲームの中で生きていて、自分がヒーローとヒロインの恋愛を盛り上げるためだけの「当て馬キャラ」だと気づいてしまった日本のトップ財閥の御曹司で、第2王子というあだ名の僕は、それでも気のいい仲間た
ちが大好きで恋愛ゲームの中で、普通の日常を過ごしていた。けれど、修学旅行の事故で40人の仲間と死んでしまい、異世界の神様たちの好意で40人のヒーローやヒロインと、異世界転生することになった。そこで転生する前に、神様たちはご好意で、スキルを授けてくれる。クラスメイトたちは、色々な立派な神様からスキルをもらったけど、そこで僕が選んだのは、みんなを地味に支えてフォローする縁の下の力持ち。仲間全員を助けられる商業の神の力。ひとりだけ人型をしていない銀色のゴブリンの神からスキルをもらうことだった。そのゴブリンの商業神には力がなく、僕に授けられるスキルは、モンスターゴミ換金スキルという、弱い力だった。けど、絶対このスキルはみんなを支えるために大切なスキルだって僕は思った。転生した僕は、貧乏子爵の息子の0歳の跡取り息子の赤ちゃんアーグス・アルトマインになった。なんとか仲間と連絡を取って、みんなで助け合って、40人全員でハッピーエンドしたい!!!! そんな願望を持つ僕だけど、僕が知らない間に、僕が異世界で生活する様子は銀のゴブリン印の異世界動画として、日本全国に流れていて、そして、僕はいつの間にか爆発的に雪だるま式に有名人になっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-08 01:05:23
42496文字
会話率:11%
「小娘を、ひっ捕らえよ!」
没落令嬢イシュカ・セレーネはランドリック王国の王宮術師団に所属する水術師だが、宰相オズウェン公爵によって、自身の娘・公爵令嬢シャーロットの誘拐罪で王宮追放されてしまう。それはシャーロットとイシュカを敵視する同僚の
水術師ヘンリエッタによる、退屈しのぎのための陰湿な嫌がらせだった。
あっという間に王都から追い出されたイシュカだが、なぜか王太子ローク・ランドリックによって助けられ、「今度は俺が君を助けると決めていたんだ」と甘く告げられる。
ロークとは二年前の戦争終結時に野戦病院で出会っていて、そこで聖女だとうわさになっていたイシュカは、彼の体の傷だけではなく心の傷も癒したらしい。そんなイシュカに対し、ロークは甘い微笑みを絶やさない。
あわあわと戸惑うイシュカだが、ロークからの提案で竜神伝説のある辺境の地・カスタリアへ向かう。そこは宰相から実権を取り返すために、ロークが領主として領地経営をしている場所だった。
こちらは連載版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 01:20:00
157148文字
会話率:49%
「小娘を、ひっ捕らえよ!」
没落令嬢イシュカ・セレーネはランドリック王国の王宮術師団に所属する水術師だが、宰相オズウェン公爵によって、自身の娘・公爵令嬢シャーロットの誘拐罪で王宮追放されてしまう。それはシャーロットとイシュカを敵視する同僚の
水術師ヘンリエッタによる、退屈しのぎのための陰湿な嫌がらせだった。
あっという間に王都から追い出されたイシュカだが、なぜか王太子ローク・ランドリックによって助けられ、「今度は俺が君を助けると決めていたんだ」と甘く告げられる。
ロークとは二年前の戦争終結時に野戦病院で出会っていて、そこで聖女だとうわさになっていたイシュカは、彼の体の傷だけではなく心の傷も癒したらしい。そんなイシュカに対し、ロークは甘い微笑みを絶やさない。
あわあわと戸惑うイシュカだが、ロークからの提案で竜神伝説のある辺境の地・カスタリアへ向かう。そこは宰相から実権を取り返すために、ロークが領主として領地経営をしている場所だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 21:32:49
17479文字
会話率:45%
「君との婚約を破棄する!」と六人目の婚約者に言われた瞬間、クリスティーナは婚約破棄の成就に思わず笑みが零れそうになった。
ヴィクトール帝国の皇女クリスティーナは、皇太子派の大きな秘密である自身の記憶喪失を隠すために、これまで国外の王族と婚
約してきたが六回婚約して六回婚約破棄をした。
過去類を見ない婚約破棄劇によってクリスティーナには悪女の評判が立っていたが、彼女は気にしない。
なぜなら彼女は皇女以外に、世界の空を制したと言われるヴィクトール帝国戦空艇団の第三師団師団長の肩書があったからだ。
彼女は生涯結婚する気はなく、軍人として戦空艇とともに朽ち果てるつもりだ。
それなのに兄であり皇太子のレオンハルトによって、七回目の婚約を帝国の公爵令息と結ばされてしまう。
公爵令息は世界で初めて戦空艇を開発した天才機械士シキ・ザートツェントル。けれど彼は腹黒で厄介で、さらには第三師団の副官に着任してきた。
兄は父帝の支持を得ているようだが、結婚する気がないクリスティーナは遠慮なく七回目の婚約破棄を目指す。
こちらは連載版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 13:34:26
130438文字
会話率:44%
前世の記憶がうっすら残る私が転生したのは、貧乏伯爵家の長女。両親に泣いて頼まれ、公爵家の圧力と財力に負けた我が家は私を売った。
悲壮感漂う状況のようだが、契約婚は悪くない。実家の借金を返し、可愛い継子を愛でながら、旦那様は元気で留守が最
高! と日常を謳歌する。旦那様に放置された妻ですが、息子や使用人と快適ライフを追求する。
逞しく生きる私に、旦那様が距離を詰めてきて? 本気の恋愛や溺愛はお断りです!!
ハッピーエンド確定
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/08/14……連載開始折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 01:19:08
516018文字
会話率:44%
どこぞの物語のように、夜会で婚約破棄を告げられる。結構ですわ、お受けしますと返答し、私シャルリーヌ・リン・ル・フォールは微笑み返した。
愚かな王子を擁するヴァロワ王家は、あっという間に追い詰められていく。逆に、ル・フォール公国は独立し、
豊かさを享受し始めた。そこに自称聖女が現れて引っ掻きまわす。国を立て直すシャルリーヌは、愛する人も手に入れられるのか!
ハッピーエンド確定
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/09/10……連載開始折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 23:21:25
98380文字
会話率:39%
親と引き離された幼子を救ったのは、圧倒的な強さを誇る竜だった。
魔族の幼子ルンは、突然両親と引き離されてしまった。掴まった先で暴行され、殺されかけたところを救われる。圧倒的な強さを持つが、見た目の恐ろしい竜王は保護した子の両親を探す。その
先にある不幸な現実を受け入れ、幼子は竜王の養子となった。だが、子育て経験のない竜王は混乱しまくり。日常が騒動続きで、配下を含めて大騒ぎが始まる。幼子は魔族としか分からなかったが、実は将来の魔王で?!
異種族同士の親子が紡ぐ絆の物語――ハッピーエンド確定。
#日常系、ほのぼの、ハッピーエンド
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/07/01……連載開始
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-13 12:00:00
113587文字
会話率:42%
アッシュは召喚術師の名門ランフォード家の四男。しかし彼の召喚術は召喚獣ではなく金属のものしか召喚できない欠陥スキルであったため、一族から疎まれていた。
そんなあるとき、アッシュは屋敷の地下にある封印の間の鍵を召喚することに成功し、封印してあ
った伝説の魔書『オーレオール』を手にする。
その後、『出来損ない』としてランフォード家から追放されたアッシュは『オーレオール』の絶大な力を用いて魔物を討伐する冒険者として生きていくことを決意した。
彼を慕うケモミミメイドと、魔書に宿る「のじゃ」が口癖の銀髪少女と共に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 01:13:06
898719文字
会話率:40%
聖女として選ばれた田舎娘のミーシェ。
彼女は聖女の力で第一王子であるロッド王子の病を治すよう命じられるが、その役目を果たせずロッド子に婚約を破棄されたあげく、偽聖女扱いされて処刑を言い渡される。
そんな彼女を救ったのは第二王子のキール王子
だった。
キール王子の助けによって処刑を免れたミーシェは王都から追放され、辺境の町で生活していくことになる――想いを寄せてくるキール王子との二人暮らしで。
クールな美青年キール王子とのしあわせな共同生活。
しかし、その生活は長くは続かなかった。
ミーシェがいなくなってすぐ、ロッド王子の容態がおかしくなりはじめたらしい。
ミーシェの薬が病を治していなかったのではなく病を抑えていたのに今さら気付いたロッド王子は、態度をころりと変えて婚約破棄を撤回するが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 22:13:09
75703文字
会話率:41%
ケビン=ケレンスキーは研究者。
隣国エレンスキー王国出身の彼は、実家に勘当されており、デジケイト王国で細々と研究を続けている。
彼の元に朗報が入った。
デイトナーズ公爵家のお取り潰しである。
元公爵ダニエルと長男ドビアスは鉱
山の鉱夫として、妻チェルシーと長女のデイジーはそれぞれ評判の悪い男爵家の下女として売り飛ばされ、一家は悲惨な結末を迎える予定のようだ。
それを、ケビンは回収した。
鉱山長と男爵達の頬を札束でなでたところ、皆満面の笑みで四人を譲ってくれた。
そうして、四人がたどりついた先は、ケビンの家である。
「ようこそ、みなさん。自分の家だと思って、ゆっくりしていってくださいね」
唖然とする四人に、ケビンはニコニコ笑っている。
「な、なぜ私達を?」
「恩返しです。好きに過ごしてください」
「長女のデイジーを、嫁にでも?」
「いいえ? 恩返しですから」
「……長男のドビアスに、ご興味が」
「私にそういう趣味はありません」
「…………妻のチェルシーを……!」
「ですから、恩返しです」
「私にできうることなら、なんでも致しましょう」
「その発想から離れてもらっていいですか」
こうして四人が足を踏み入れたのは、ケビンの住むゴミ屋敷だった――。
※隣国を出奔した一代侯爵の研究者ケビンが、城が立つほどの特許料をもてあましながら、震える四人家族を愛でていたら、激烈になつかれた話。
※カクヨム、エブリスタにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 01:11:44
127486文字
会話率:44%
中華料理屋に嫁ぎ、姑と出戻りの小姑に散々こき使われた挙げ句、過労で死んでしまったサツキ。
生前愛読していたロマンス小説のヒロイン、メイリーンに転生したが……
彼女は思う。
死んでまで、家事なんか絶対にやりたくない!
溺愛なんてどうでもい
いから休ませろ!!
☆一話1000文字前後の、さくっと読める連載です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 00:44:41
77072文字
会話率:39%
「リリエンヌ・ローゼ嬢。そなたの魔力を封じ、ファメオ国より永久に追放する」
誰からも愛される優しい美貌と、癒しの白薔薇の魔力を持つリリエンヌ。
悪名高い婚約者のラビニア嬢を見限った皇太子に愛され、婚約間近……だったはずなのに、突如別れを告
げられ、おまけに国外へ追放されてしまった。
何故なら、てっきり婚約破棄されると思っていたラビニア嬢が、急に皇太子に溺愛され、ヨリを戻してしまったから。
おかしい……何か違和感を抱えたまま、訪れた一軒の占い店。
そこで知った事実にリリエンヌは驚愕する。
えっ……ここは誰かの創造上の世界で、本当は私がヒロインだった?
やっぱりラビニア嬢が悪女で、本当は彼女が追放される運命だった?
歪んだ運命を戻す方法は、ある人物が鍵だと言う。
そんな『れあきゃら』に簡単に逢えるワケ……居た!!
ようし、上目遣いで……瞳をうるうるさせて……
必殺技で、なにがなんでも協力してもらうわ!
あざと可愛い(?)リリエンヌが、出来るだけ苦労せず、他力本願で皇太子の愛を取り戻そうとするお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 06:17:03
113327文字
会話率:45%
妹、母親、祖母や伯母、侍女、そしてとうとう父親までも。
ユーレイリア王女に関わる者は次々に命を落としていく。
『死神姫』
いつしかそんな呼び名が付いた嫌われ王女が、影の薄い墓守公爵に溺愛されるまで。
☆ほのぼのですが、ホラー要素を含
みます。
☆三話完結予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-08 18:15:29
15547文字
会話率:42%
(リブラノベル様で書籍化していただけることになりました!)
とある乙女ゲームのヒロインに転生してしまったことに気付いてしまったアリスだったが、彼女の将来の夢は、バリバリ稼げる王城勤めの官吏になること。なので誰かを攻略するつもりもなく、むしろ
厄介事に巻き込まれないために目立つピンク髪も染め、変装して学園生活に臨むことにした。
そうして友人たちと勉強に勤しむ日々だったが、自分とは別のピンク髪をした痛い言動の転生者っぽい少女が、ヒロインになりたいのか、ゲーム通り、色んな攻略対象者達にヒロインもどきが迫っては撃沈する場面を強制的に目撃するようになる。が、自分には関係ないと傍観者を決め込んだ。
そんな時、ひょんなことがきっかけで攻略対象者の一人と仲を深めていくことになるのだが……。
乙女ゲームのヒロインとか関係なく勉強に打ち込む平民少女×絶対零度の氷の貴公子(実は超がつくほど甘党のスイーツ男子)が、身分差を乗り越え、二人で幸せを掴むために奮闘する物語。
(短編版であげた部分もちょこっと修正&微妙に加筆してます。大筋は変わりません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 00:20:38
30981文字
会話率:21%
「感情が読めず冷たそうに見える」という理由から、『氷姫』と呼ばれ、二人の婚約者に浮気され婚約を破棄した過去を持つ公爵家の令嬢オリヴィア。
心の傷が癒えず、いまだに新しい婚約者のいない彼女だったが、そのことを考えている場合ではない。
彼女に
は他にやることがあった。それは────一家断罪の未来を変えること。
実はオリヴィアは、とある乙女ゲームで、ヒロインを虐めた結果家族を破滅に導く悪役令嬢の姉に転生していたのだ。
そこで未来を変えるため、原因を作る妹を矯正した結果、妹は悪役令嬢とは似ても似つかない令嬢に成長し、ゲームとは違い婚約者の王子からも溺愛されていた。
やれることはやったとヒロインのマリアとの出会いに備えるオリヴィアだったが、それとは別に一抹の不安があった。
悪役令嬢にいたのは『姉』ではなく──『兄』だったはずなのだ。
だがこの兄はほとんど登場しないモブキャラであり、モブの性別の違いなど些細なことと言い聞かせ、遂にヒロインが登場する時間軸に突入する。
オリヴィアの予想通り、マリアはゲームと全く同じように登場し、攻略対象者である王子たちもゲームと同じ反応をマリアに見せたことに、オリヴィアはショックを隠せない。
けれどこのあと、オリヴィアが予想しない方向へ事態は転がっていき……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 17:00:00
54900文字
会話率:24%
アリシアが帰国して二週間が経ち、その日もフィリップは彼女と二人、帰国してから日課になりつつあったお茶会をしていた。今日も今日とて愛らしいアリシアに、感情の赴くまま触れたくなるのを理性で押し止めていると、ふと彼女が言葉を漏らす。「思えばあれが
全ての始まりだったなぁ」と。その言葉に、フィリップは彼女と出会った日からこれまでの記憶を呼び起こす──。これは、フィリップ視点で紡ぐ過去と、相変わらずアリシアに翻弄されながらも、前作からほんの少しだけ進展した?二人のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 14:56:00
17670文字
会話率:20%
心に傷を抱えた大人達の、最後の恋。
桜の季節。二十七歳のお局OL、白沢茜(しろさわあかね)はいつも面倒な仕事を回してくる「能面課長」本庄に頭を悩ませていた。
休憩時間のベルが鳴ると決まって呼び止められ、雑用を言いつけられるのである。
そして
誰も居なくなった食堂で、離れた席に座る本庄と食事する事になるのだ。
けれどある日、その本庄課長と苦手な地下倉庫で二人きりになり、能面と呼ばれるほど表情の無い彼の意外な一面を知ることに。次の日にはまさかの食事に誘われて―――?
無表情な顔の裏に隠されていた優しさと激情に、茜は癒やされ絆され、翻弄されていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 00:17:57
59404文字
会話率:21%
『シュトゥールヴァイセン案内所』で案内人を務めるイサは、元は日本のOLさん。
ビールを飲みながらテレビを見ていたら、画面から伸びてきた手に引っ張り込まれ異世界に転移してしまった。
しかし自分を呼び寄せた召喚術士アウグストはすぐにはイサを元の
世界には戻せないという。仕方なく案内人の仕事を紹介してもらい職員として働く事になったが―――あれ? ここって男性限定なの? 私って男と思われてる?
そんな折、冷血上司ジャンに女であることがバレてしまって……!?
イサの運命や如何に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-26 08:20:00
58994文字
会話率:33%
お酒の神様―――バッカスの力を借りて、わたしは今日小さな計画を実行する。ずっとずっと好きだった、アイツの温もりに、ただ一度だけ―――触れるために。
最終更新:2023-08-20 16:30:25
5588文字
会話率:19%
ドール公の令嬢メリヤナは一度死んだ。愛した王太子ルデルアンから婚約破棄されて間もないうちに、売国罪で処刑されたのである。死ぬ間際に悔いていると運命の神の計らいで、再度分岐点である11歳からやり直すことになった。今度こそ王太子の気持ちをつかむ
ため、協力者フィルクと共に、メリヤナはフィルクから教わった〝メロメロの秘術〟を用いて、ルデルアンの気を引くが——。
「もしかして、王太子よりも僕のことが好きになっちゃった?」
「あなたのその口、今度、にかわで糊付けしてやるんだから」
フィルクってば何言っているの?
わたしはルデルさまのことが大好きなんだから!
もう一度やり直したメリヤナの運命は、はてさて、どう転ぶのか。
※2025年3月14日より連載再開。全139話予定。
※第1章〜第9章までは、数年前に投稿したものをリライトしたものです。旧題『婚約破棄されてやり直しましたが、ヤンデレに妨害されているようです? 』
※カクヨムでも連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 00:13:18
458484文字
会話率:38%
主人公の流川聡は二十二歳の新米サラリーマン。
入社してからずっと残業続きで、疲れ切った足取りで駅への道を歩いていた。けれど横断歩道を渡っていた途端、眩暈を起こしたような感覚がして、気付けば見知らぬ部屋に。
どうやら『聖女召喚』に巻き込まれて
しまったらしい。
王城の中の不穏な気配を感じつつ、どうやら元の世界には戻れない事を知らされた聡は、この国の宰相と婚姻を結ぶ事になると聞かされる。
どうしたらいいのか困惑する聡の前に現れたのは綺麗な銀髪と藍色の瞳を持つ、本来は三十二歳だという幼児(三歳児)だった。
「わたしがあなたのおっととなる、ふぃりうしゅ・えばん・こんこりゅでぃあだ」
呪いをかけられて三歳児の姿になっている宰相閣下(攻)と自己肯定感の低い青年(受)のファンタジーラブストーリー。
さて、二人の恋の行方は………………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 00:00:00
4641文字
会話率:48%
※1日1話更新※【fujossyデイリーランキング2位/新作ランキング1位御礼】
理化学研究所にblunder(失敗作)のレッテルを張られた被験体№28は、幽世である瑞穂国の妖狐に売られる。妖怪の餌として売られた少年は、先に売られていた少年
が喰われるのを見て、自分もあんな風に喰われるのだなと思った。紅と名乗った妖狐は、名前を持たない少年に「蒼」という名を与えた。「君たちが喜ぶと魂が美味くなるから」と豪華な食事や立派な布団など、安心できる生活を与えてくれる紅を優しいと思い始める。今の生活が出来て痛い思いや辛い思いをせずに死ねるなら悪くないと思う蒼。しかし紅は蒼を特別扱いし、「自分を愛してほしい」と話す。紅の真意が理解できないまま、蒼は紅の優しさにほだされていく。
『仄暗い灯が迷子の二人を包むまで』に登場する伊吹保輔が友情出演しています。理化学研究所の設定は同じ。世界線も同じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 00:00:00
309272文字
会話率:36%
第二の性が存在する世界。onlyは本気で好きになったotherとの性交でしか妊娠しない希少な性だ。分泌されるホルモンの関係なのだが、条件さえ揃えばonlyは相手が同性でも異性でも、男女問わず妊娠できてしまう。しかし条件が揃う方が難しく基本は
妊娠しにくい。故にレイプ対象などになり易く、伏せている者が多い。更には数が少なく優秀な遺伝子を有する者が多いのが特徴だ。だが、onlyを妊娠させられる性も存在する。それがotherだ。otherもまた男女問わず、同性異性問わず妊娠させることが可能だ。同じように希少である。
理化学研究所からの出向で大学で講師をしている向井理玖はonlyであることを隠して仕事をしている。自分の特殊な性について研究するため医師になり、研究員になった。人付き合いは最低限、印象に残らないよう当たり障りなく毎日を過ごす理玖だが、一つだけ楽しみにしていることがある。毎日午後二時、理玖の研究室に雑用のために来てくれる事務員の空咲晴翔との何気ないやり取りは、どうしてか理玖にとって心地が良い。きっと、距離感や雰囲気が理玖にとってちょうど良い。昔、実家で飼っていた犬と似ているんだと思う。晴翔との何気ない会話が理玖の唯一の癒しだった。
新年度が始まり、去年より晴翔との距離が縮まる中で、事件が起きる。窃盗事件に居合わせた晴翔に抱き締められた理玖が記憶が曖昧になるほど大量のフェロモンを発してしまうのだが――――――。
王子様系(ワンコ系?)年下事務員(実はスパダリ)×不器用で可愛い若き天才学者の両片思い、溺愛、医療系ミステリーBLです。
※【R15】ラベリングしていますので御自衛ください。
【fujossy・アルファポリス・エブリスタで連載中】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 17:20:00
146439文字
会話率:28%
ネットの求人広告からバイトの面接に行った大学四年生の瀬田直桜は後悔した。これは怪異に関わる仕事だ。そういう類は避けて生きてきたのに。バディを探しているという化野護にはその場で告白まがいのことを言われる始末。鬼の末裔のくせに邪魅に憑かれている
化野が気になって、清祓だけならと引き受けるが、化野の上司の藤埜清人に押し切られ結局バディを組む羽目になる。直桜は体内に神を宿す惟神として三カ月だけ化野とバディを組んで怨霊の浄化の仕事をすることになった。化野の中にある魂魄が化野を苦しめている。それなのに化野自身は魂魄を離そうとしない。その現状に直桜は苛々を募らせる。仕事の関係で化野と同棲することになり、化野と、腹に抱える魂魄を余計に意識するようになる。そんな時、大学の同級生・枉津楓にも動きがあり……。(R18描写を含む改定前のお話は『ムーンライトノベルズBL』『fujossy』で公開しています)(Rを飛ばしただけの改定前のお話はカクヨムにて連載中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 12:00:00
167744文字
会話率:39%
夫は嘘つき。だからこそ、彼女は幸福になれる――。
貴族令嬢だが、白い髪と赤い瞳の所為で呪われた子として差別されていたディーナ。
彼女が十八歳になった年のある日、ディーナの容姿を呪いだと信じ切っている義母が、まじない師を雇った。
心優しい
まじない師の青年ロランは、生まれてからずっと醜いと否定ばかりされてきたディーナを美しいと言う。
やがて二人は駆け落ちし、ある都市で慎ましく、だが幸せに夫婦として暮らしていた。
しかし、ロランの正体は義母に雇われた殺し屋だった。
彼女に幸せを感じさせてから殺すようにと、依頼されただけの。
偽りの愛だと知りながら、あまりに完璧なその嘘に、ディーナは満足する。
彼女は気づいていなかった。
途中から、嘘が真実に変わっていることを。
ロランは気づいていなかった。
自分の嘘が最初の時点から見抜かれていたことを。
互いに嘘を抱える夫婦の逃避行は、
どのような結末を迎えるにしろ、次の春までに終わる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 23:59:55
22315文字
会話率:33%
貴族令嬢だが、白い髪と赤い瞳の所為で呪われた子として差別されていたディーナ。
彼女が十八歳になった年のある日、ディーナの容姿を呪いだと信じ切っている義母が、まじない師を雇った。
心優しいまじない師の青年ロランは、生まれてからずっと醜いと否
定ばかりされてきたディーナを美しいと言う。
やがて二人は駆け落ちし、ある都市で慎ましく、だが幸せに夫婦として暮らしていた。
しかし、ロランの正体は義母に雇われた殺し屋だった。
呪われた子であるディーナを心底嫌っている義母が『幸せの絶頂を感じさせた上で呪い殺してほしい』と願ったことで、ロランは彼女を口説き夫の役を演じることになったのだった。
ロランが彼女を美しいと褒めるのも、彼女に微笑みかけるのも、彼女の身に触れるのも、全てはこれまで感じられなかった人としての、女性としての幸福を味わわせた上で、奪うため。
だが義母やロランの計算外のことが起きた。
ロランはディーナと夫婦としての営みを続けていく内に、彼女に心から惹かれてしまったのだ。
単に殺すべき対象だった女性を愛してしまった殺し屋ロランは、苦悩する。
期日は次の春まで。それまでに、選ばねばならない。
任務か愛か。
そんなロランは、気づいていなかった。
ディーナはロランが殺し屋だととっくに気づいており、その上でまやかしの愛でもいいからと結婚したことを。
殺すべき対象を愛してしまった殺し屋と、愛されていないと勘違いしながら仮初の幸せに浸る呪いの子。
二人のいびつな結婚生活は、どうなるにしろ、次の春までに大きな変化を迎えることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-04 12:00:00
3913文字
会話率:20%
売られた妻に、勝ち目はないと思っていた。
婚姻相手は、冷酷で名ばかりの子爵。
新妻リュネットに与えられたのは、使用人からの嘲笑と、愛人からの嫌がらせだった。
耐え、微笑み、懺悔し続ける彼女を、人はいつしか「哀れみの奥方」と呼んだ。
──だがそれは、すべて偽り。
彼女は皮を被った蛇。
悲劇を演じ、敵を欺き、味方を作るための“立ち回り”だった。
その仮面を見破った王国騎士団長・クルード・フォン・プレニウス伯爵は彼女に詰める。
「おまえ、いつまでその皮を被るつもりだ」
鋭く問う男との出会いが、運命の反転を告げる。
踏みにじられた妻が“策と笑み”で逆転を仕掛ける、哀と復讐の政略ロマンス。
※半年ほど前投稿しました「わたくし、売られた妻ですので」の完全版です。その節はランク入りありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 23:44:57
123802文字
会話率:25%
没落貴族の娘として男爵候補マークに仕えたサリア。
彼が彼女を婚約者候補に選んだのは、財産目当ての利用目的だけ。
「可愛げがない」「容姿しか取り柄がない」と侮辱される日々。
しかし彼は知らなかった。
彼女が王太子の婚約者であり、マーク男爵候
補を調査するため忍び込んでいる間者だということを──。
婚約破棄を言い渡された夜会の場、私は微笑みながら真実を暴く。
そして、傍らに控える使用人──王太子レオポルド様が立ち上がる!
「これにより、マーク・ランデルスの爵位授与は取り消される」
婚約破棄の裏に隠された王家の真の狙いと、悪行を暴かれる男爵候補の末路。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 20:01:28
13111文字
会話率:36%
マリアベルの双子の姉、ナターシャには常にそばに居る専属騎士がいる。
その人は実家も侯爵家で見目麗しく優しく、そして強い。
そんな姉の専属騎士に恋するマリアベルだが、あと1年で婚約者と結婚する。
真逆の姉妹と専属騎士のお話。
ふわふわ設
定です。
これおかしいよー、とかあっても優しく見守ってくださると嬉しいです。
9話完結。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 23:10:41
22363文字
会話率:42%
年若い王弟殿下は、幼い頃からある侯爵家のご令嬢が気になって仕方がない。
つり上がった猫目にポッタリとした唇。ツンツンとしたその態度も素直になれないネネ様の可愛い精一杯だもんね♡とネジが数本ぶっ飛んだ王弟、セルジュは今日もネネリーナの日常を日
記に書き綴る。
あー、ネネ様可愛い。今日も可愛い。お腹すいたんだね!僕がすぐにでも食べさせてあげれたらいいのになぁ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 22:59:45
139277文字
会話率:38%
元勇者パーティの私、アンネリーゼ。
私の今の職場は討伐相手の魔王さまのお城です。
新しい就職先は完全なるホワイト会社でした。
甘々な優しい魔王さまのお膝元で、今日もお仕事頑張ります。
最終更新:2024-05-12 12:20:59
4670文字
会話率:36%
今は昔、西の大陸の内地に、ふたりの王に治められる国があった。
“昼の王”は血統で継がれし男の王。
“夜の王”は予言の力を持つ女の王。
創世よりこの地には、神の力を持つ聖女が常時ふたり存在するという。
聖女の証は胸に現れる不死鳥の刻印。
夜の王“大聖女”が死ねば、新たに聖痕の浮かびあがる少女が王宮に召され、代替わりを待つ。
聖女はその神聖なる血ゆえに、人間の男と婚姻を結べない。
胸の不死鳥が人の男の熱を感じれば、すぐに飛び去ってしまう──そう言い伝えられている。
しかし此度の世継ぎ聖女、アリアンロッドは美しい王太子に恋をしていた。
結ばれない運命であれ、彼女は王宮で研磨を怠らず過ごしていたが──
ある日、王太子に隠し部屋へ呼び出され、ソワソワして出向いたら、「王宮から出ていってもらう」と宣告されてしまった。
彼女は一向に、神の力に目覚めずにいたからだ。
追放先への道中、アリアンロッドは狼藉者に襲われる。
そのピンチを助けてくれたのは、王太子の近衛剣士アンヴァル。
「私、今は役立たずだけど──必ず王宮に帰還するわ!」
彼に向かってその決意を叫んだ瞬間、強く冷たい神風が吹いた。
アリアンロッドはその風に煽られ、≪予言の力??≫に目覚めるのだが──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 23:10:00
60085文字
会話率:50%
スコル侯爵家の長女、ユニヴェールは夜空のごとし群青色の髪を持って生まれた。
それはその地に暮らす人々にとって、厄災に見舞われる呪いの髪色。家ごと蔑まれることを恐れた家族に、彼女は3つの頃から隠されて育つ。
ろくに淑女教育を受けず、社交経
験もなく、微笑むことができない、28歳令嬢ユニヴェール。
日陰者の運命を受け入れ慎ましく過ごしていたというのに、ここにきて突然、隣国へ嫁ぐよう言い渡される。
長年断交状態であった隣国と、和平への道が開かれたばかりの昨今。友好の証にあちらの第三王子の元へ……、つまり人質の役目を押し付けられた形だ。
信頼を寄せる執事とメイドを連れ、その地に踏み入れた彼女。
あれよあれよという間に新婚初夜、夫となった人は言う。
『君だけを、世界の終わるその瞬間まで、愛すると誓おう──』
ではなくて、こっちでした。
『君を言語教師に任命する!』
……赤い花びらの散るベッドで甘い香りに包まれながら、
これは
リクルートですか??
※ 登場人物がふたつの国の言語を話すので
主人公の国の言葉は 「このカッコ」
ヒーローの国の言葉は 『このカッコ』
このように表現しております。
※ 6万字の中編です。(今週中に完結予定)
他サイト様にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 22:04:22
96717文字
会話率:49%
【5部分・1万3千字の短編です。本日中に完結します】
春の日、ウィンゲート候爵家令嬢エステラは婚約者の浮気疑惑を耳にし、思案にくれていた。3つ年下で幼馴染の貴公子アンドリューはそんな彼女を深く心配する。
それから三月が過ぎ、エステラ
は卒業記念パーティーで婚約者モーガンから、「エステラが不貞を犯している」と婚約破棄を宣告されてしまう。
そのうえ彼は、「エステラの不貞により心を痛めたせいで」真実の愛に出会ってしまったらしく、その女性と結婚するのだと。
彼の仕組んだでっち上げの罠からエステラは抜け出すことができるのか──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-03 22:13:15
13261文字
会話率:56%
【あの、何処かでお会いしたことありましたっけ?】
伯爵令嬢のアンジェリカ。母親は元々身体が弱かったが、出産と同時に亡くなってしまう。
両親の愛を知らずに育ったアンジェリカ、彼女の唯一の希望は親同士が決めた婚約者の存在であり、20歳になった
ら結婚する約束になっていた。
やがて時が流れ、父親が子供を連れた女性と再婚する。実は相手の女性は父親の愛人でヒロインより2つ下の娘がいた。アンジェリカは新しく出来た家族に喜ぶも義母は冷たく、義妹は性悪でヒロインの物を何でも欲しがる娘だった。挙句に婚約者にまで手を出して妊娠してしまう。
子供が嫌いな義妹と、世間体を気にする家族と元婚約者にとって、子供は邪魔な存在だった。そこで彼らは生まれてくる子供をアンジェリカが浮気して出来た子供として育てさせようと決めた。
「お前は何一つ取り柄が無いのだから、せめて美しい妹の役に立つことをしてみろ」とアンジェリカを脅し、人の顔色ばかりを窺って生きてきたアンジェリカはその要求をのむことにした。
その浮気相手に選ばれたのが世間の評判が悪い冷血伯爵だったのだが、思いがけない溺愛がヒロインを待っていた——
*『ネオページ』にて先行投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 23:07:21
97679文字
会話率:54%
【ご迷惑はお掛けしません。ここに、置いて頂けますか?】
妾腹の娘として厄介者扱いを受けていたアリアドネは姉の身代わりとして暴君として名高い辺境伯に嫁がされる。結婚すれば幸せになれるかもしれないと淡い期待を抱いていたのも束の間。望まぬ花嫁を
押し付けられたとして夫となるべく辺境伯に初対面で冷たい言葉を投げつけられ、城から追い出されそうになる―。
※他サイトでも投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-04 15:28:03
553132文字
会話率:50%
1ヶ月間だけの期間限定悪役令嬢を演じます
「お願い!私を虐めてっ!」
親友の頼みで子息令嬢たちが集まるリゾート島で開催されるサマースクールに参加することになった私。実はスクールの本当の目的は恋人や将来の結婚相手を見つける為のものだった。
そして意中の男性の気を引きたい親友が自分を虐めるように頼んでくる。どうしても頼みを断れない私はしぶしぶその役を引き受ける事に。こうして私の期間限定の悪役令嬢生活が幕を開ける―。
※ 「カクヨム」「アルファポリス」同時掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-04 16:48:39
74705文字
会話率:56%
私、セレナは取り巻き令嬢に転生した。
しかもゲーム世界の悪役令嬢アルティアの取り巻きに。
でも私は前世で、アルティアを推していた。
「銀髪で美しくて、優しさがわかりにくいだけの可愛い女の子!破滅させるわけにはいかない!」
そう思って、彼女
を守るために動くことを決意した。
ゲーム主人公であるミランダと、その正規ルートでくっつくアルティアの婚約者の王子レオナードが、アルティア様を断罪しようと仕掛けてくる。
でも、そうはさせない。
「なんだ、お前は?」
「私は、アルティア様の取り巻きです!」
私は、アルティアを絶対に守る――。
※本作は短編の連載版です。短編の内容は6話までです。
短編からこちらをお読みの方は、7話からどうぞ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 23:05:14
60533文字
会話率:30%
伯爵家の令嬢であるリリアナは「役立たずの落第聖女」と言われ、聖女の学校で落第した落ちこぼれだった。
さらに実母が死んでから父が娶った後妻と一個下の義妹のせいで、家でも不遇の扱いを受けていた。
そんなある日、遊び呆けている父親が久しぶりから
縁談話が持ち込まれた。
相手は隣国の辺境伯で、代々聖女を娶っているのだが、現当主のシリウス・ルンドヴァルは「聖女が大嫌いだ」と明言している。
それでも断ることも出来ないリリアナは、縁談を受け入れ隣国の辺境伯まで嫁ぎに行く。
その道中、魔獣に襲われて騎士が怪我を負う。回復魔法は聖女にしか出来ないのだが、「役立たずの落第聖女」であるリリアナが、簡単に騎士の怪我を治す。
リリアナが落第した理由は、義妹に魔力をずっと奪われ続けていたからだったのだ。
さらに伯爵家でも「雑用の仕事」と任されていたのは財政管理の仕事だった。
ルンドヴァル辺境伯家に嫁いだリリアナは、シリウスに直接「聖女である君を愛するつもりはない」と言われたが…。
徐々に二人の距離は近づいていき、シリウスがなぜ聖女が嫌いなのか明らかになっていく――。
「君が好きだ」「えっ、契約でお互いを愛さないって……」「あれは破棄する、無効だ」「えっ!?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 22:45:05
131762文字
会話率:43%
私、セレナは取り巻き令嬢に転生した。
しかもゲーム世界の悪役令嬢アルティアの取り巻きに。
でも私は前世で、アルティアを推していた。
「銀髪で美しくて、優しさがわかりにくいだけの可愛い女の子!破滅させるわけにはいかない!」
そう思って、彼女
を守るために動くことを決意した。
ゲーム主人公であるミランダと、その正規ルートでくっつくアルティアの婚約者の王子レオナードが、アルティア様を断罪しようと仕掛けてくる。
でも、そうはさせない。
「なんだ、お前は?」
「私は、アルティア様の取り巻きです!」
私は、アルティアを絶対に守る――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 22:10:00
24498文字
会話率:33%