――あなたは私を捨てた。だから、もうあなたのための私はいない。
フォルジュ王国にある名門侯爵家エルヴェシウス家の令嬢ジゼルは、幼少期から「いずれは王太子妃となり、王妃となれ」と親から言い聞かせられてきた。そして、厳しい淑女教育を課せられて
きた。
その結果、王太子バティストの婚約者に選ばれる。
しかし、それから何年たってもバティストはジゼルと婚姻関係を結ぼうとはしなかった。
さすがにおかしい。そう思った25歳のある日――ジゼルはバティストがほかの令嬢と親しげに口づけをしている光景を目にした。
それにショックを受けたジゼルに度重なる不幸が訪れる。
なんと、バティストはかの令嬢キトリーと結婚するために、ジゼルとの婚約を解消したのだ。
挙句、婚約解消された日の夜。ジゼルはバティストが寄越した刺客によって殺されてしまう。
死の間際。今度は後悔のない人生を送りたいと願ったためなのか、ジゼルはバティストとの婚約関係が成立する前に逆行転生する。
だから、ジゼルは決めた。
――今度は自由奔放に、好きなことをやって生きていく、と。
これは自由に生きたい元気娘(二度目の人生)とそんな彼女を見守る王弟殿下の、いずれ溺愛になるお話。
——
◇掲載先→アルファポリス(先行公開しております)、エブリスタ、小説家になろう折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 21:17:33
112736文字
会話率:35%
――この手は、神の手か。はたまた、悪魔の手か。
フォルジュ王国に住まう侯爵令嬢ジゼル・エルヴェシウスは王太子バティストの婚約者。
しかし、周囲はジゼルのことを『お飾りの婚約者』という。理由は簡単であり、バティストがジゼルを気にもかけないから
。
婚約してしばらくが経ち、ジゼルは23歳を迎えたもののバティストは結婚の話を曖昧にし続ける。
実家では両親に結婚はまだかと急かされ、妃教育では王妃にいびられるような生活。
そして、ついにはジゼルはストレスと体調不良から倒れてしまった。
そんなジゼルを助けてくれたのは――王弟エヴァリスト・ラ・フォルジュ。
彼はジゼルを気にかけてくれる数少ない存在。もうろうとする意識の中、ジゼルはついつい「助けて」とエヴァリストに声をかけてしまって――……。
「いいよ。助けてあげる」
謎めいた王弟殿下(35)×虐げられ続ける王太子の婚約者(23)の、いずれ溺愛になる復讐譚。
※「あなたのための私は、もう居ない。」のIFストーリーです。もしも、ジゼルが助けを求めていたら?というテーマで綴っていきます。本編よりも甘いですし、二人とも微妙に病んでます。
※掲載先→小説家になろう、エブリスタ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 22:01:39
1661文字
会話率:29%
魔法が生活に根付いている世界で、全ての魔法を打ち消してしまうという呪を持って生まれたクレア。
蔑まれながら孤児院でひっそりと生きていた。
そんなある日、王城から呼び出される。
命じられたのは、『静黙殿下』こと王太子殿下の話し相手になること。
王太子殿下は一切話すことが出来ないのに、なぜ――――?
******
閲覧ありがとうございます。
ブクマや評価などしていただけますと、作者のモチベーションに繋がりますので、ぜひ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 07:04:47
5147文字
会話率:42%
メルガ帝国の末姫ルゼアは、帝国に敗北したゼーディス王国の新国王に嫁ぐことになった。相手は先の戦争を経て新たに擁立された新国王陛下、名はマセイアス。
マセイアスは元々ゼーディスの王侯貴族たちからは、汎愛殿下と誹られていたらしい。
国の誰をも愛
する愚かな王子殿下であると。身分の分け隔ても、帝国への憎しみも持たない、空っぽの汎愛陛下だと。
彼の有名な噂は本当で、彼は国民を汎愛していた。
国民感情を優先させたのか、彼は、結婚初夜さえ一緒にいなかった。
「私は帝国から押しつけられた妻ですもの。重々わきまえているわ」
ーーそれから数年。
かつて蝶よ花よと育てられてきたルゼアは、帝国でのいじめも経験しながら一人夫の帰りを待ち続ける妻として過ごしていた。
気がつけば白い結婚が成立する三年が過ぎようとしていた。
そんな真夜中、夫が息を切らして帰ってくる。
結婚式以来の再会をする夫に、ルゼアはついに離縁される覚悟を決めるのだがーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-01 18:32:53
5846文字
会話率:32%
大陸中に数多の国が乱立しているガルシア大陸。
そこには、異名をもつ二つの国があった。
“秘術”の国、ゾナ王国。
“鋼鉄”の国、ヘイザー帝国。
両者は互いに交わらない国だった。
魔法が存在するゾナ王国と、鉄で発展したヘイザー帝国
。
国の発展も異なり、地理的にも離れている両国が交わることはなかった。
ある者がヘイザー帝国に訪れるまでは。
その人物とは、生まれも育ちもゾナ王国である一般人のディア。
彼女は王宮のあるパーティーで、小鹿になってしまう魔法にかけられる。
そのこと自体は不慮の事故だったのだが、さらなる悲劇が彼女を襲う。
なんと、ゾナ王国の王女様に嫉妬されてどこかに飛ばされてしまったのだ。
嫉妬の理由?
……小鹿として人にチヤホヤされていたのが気に喰わなかったらしい。
理不尽なことだが、仕方ない。
なんやかんやで小鹿のままヘイザー帝国の軍人を助けることになる。
その軍人に拾われたのはいいものの、この人がなかなかの人物だった。
これは、小鹿にされた人間と狂狼と呼ばれた軍人のハートフルなお話。
……じゃなくて、結構ドタバタでコメディなお話かもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 23:45:59
11954文字
会話率:31%
鬼達が暮らすその里で、長姫と呼ばれている茜。
茜はとんでもなく臆病で引きこもり姫だけど、里の風習により、契約結婚することになった。
けれど、そのお相手は、恋には無縁という鬼の頭領様。
口が悪いと評判の将来の旦那様と、引きこもり姫の茜はうま
く一緒に生活出来るのかー?
お互いに恋は初めてで。
わからないことだらけ。
旦那様は私の知らないところで、恋のお勉強を強制的にさせられているようです──。
泣き虫引きこもり鬼姫と、野生の勘で生きてる鬼の頭領のラブコメファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-29 21:49:16
6951文字
会話率:28%
ルーファス公爵家の令嬢、アルトステラはある日突然なんだかわけもわからないまま婚約者の王子から婚約破棄を申し渡された。
嫌がらせ?一体なんのことかしら?と首をかしげながら飛ばされた僻地で軟禁生活を送ることに。
でも割と楽しいし、しがらみ無く
て自由だし、とのんびり暮らしていたけれどそんな時にとある噂を耳にする。
ずっと描いてみたかった婚約破棄ものをわたしなりに書いてみました。
のろのろ展開ですが、そのうち恋愛要素もでてきます(多分)。クズで頭おかしいちょっと気持ち悪めのストーカー王子と腹黒美少年のねっとり系敬語弟とか……(ろくなのがいません)
☆第3回アイリスNEOファンタジー大賞にて金賞をいただきました!書籍化予定です。皆様応援本当にありがとうございました!
☆一迅社様より3月3日発売予定です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-08 18:28:58
219591文字
会話率:23%
愛人の子供として産まれてきた主人公のラルス。7歳の時に病で母親を亡くしてから一人で生活していた彼は10歳になってから、メダル侯爵家からの使いと共にメダル侯爵家へと移る。
メダル侯爵家の当主であったラルスの父親と本妻とその子供は事故により亡
くなり、祖母が現在は家を取り仕切っているそうだ。そして、愛人とはいえ、メダル侯爵家の唯一残った血筋のラルスを後継者として迎え入れることで彼の生活は一変する。
これは、愛人の子供として望まれず産まれた彼が、献身的に尽くすことで周りの人達から愛される物語。※溺愛になる予定。基本的に自己犠牲の主人公で、面倒な性格です。婚約者が出るところから恋愛感が強くなる予定。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-09 06:00:00
8983文字
会話率:70%
私は満足していた彼に出会うまでは…
平凡だと偽る少女とある王子さまの恋愛物語
少女は彼の為に命を使いたかった
王子は彼女にそばにいてほしかった
段々とギャグと溺愛になる予定です
最終更新:2017-01-08 14:24:41
9996文字
会話率:60%
暗殺者である義父母に育てられた少女、サラ。
実の両親を殺した奴に復讐をしたいサラは
仕事をしていくうちに憎しみがつのっていく。
ある日、仕事中ある男の不器用な優しさに触れた。
だんだんとほだされたサラは悩む。
暗殺者であるサラと不
器用な愛情をサラに注ぐ男。
二人が繰り広げる暗殺者ラブストーリー。
ぜひ読んでください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-03 19:31:49
29433文字
会話率:22%
愛しい愛しいあの子を守る為に僕は無茶をする。
きちんと会える日を楽しみにして。
会えたら伝えたい。
この想いを思いっきり…ね。
最終更新:2014-02-15 01:32:43
12665文字
会話率:27%