日本史上に燦然と輝く劇作家、近松門左衛門。江戸時代の18世紀、その近松と肩を並べる浄瑠璃作者が存在した。
彼の名は、紀海音。海音は近松を超える作品を書こうと、励みつづける。
※「ノベルアップ+」様にも投稿してます。
最終更新:2024-05-26 07:35:26
3556文字
会話率:38%
常不軽は天狗と交わってできた子で、醜い顔で生まれ、皆から蔑まれながら生きる。常不軽は大きな男になり、村に悪さをするようになり、母は首を吊る。村人は困り、毎朝、食い物、飲み物を届け、常不軽は村に降りなくなる。ある日の凍てつく夜ライ病をの小夜が
一夜の宿を頼み、常不軽は受け入れ、二人の生活が始まり、それから~読んでのお楽しみ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-29 14:37:47
10387文字
会話率:28%
鬼の少年・流(りゅう)は常に他の鬼に殺されそうになりながら戦って生きのびてきた。流は10歳くらいの子供の鬼だった。
親はおらず、ずっと一人だった。流の腕には文字が書かれている。
襲ってくる鬼の中には流と同じように体に字が書かれている者がいた
。
山の中で大ケガをして倒れた時、人間の少女に助けられた。
10歳くらいに見えるその少女・水緒は山奥の村で暮らしていた。
流は水緒の家で暮らし始める。
ある日、流の父に仕えている保科と名乗る鬼が現れ、流が狙われる理由を教えてくれた。
死ぬまで命を狙われ続けると聞かされ、一度は水緒の安全のためにと離れたものの、どうしても忘れることが出来なかった。
カナ表記してますが「ぐる」は和語です。
>浄瑠璃・鑓の権三重帷子(1717)上「目代になる此の乳母はぐる也」
ネタも和語です(種の逆さ言葉)。
他のカナ表記も和語です。
アルファポリス、カクヨムにも同じものを投稿しています。
アルファポリスとなろうは細切れ版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 07:00:00
120874文字
会話率:36%
天竺はびしゃり国えんらの庄かたひんらの里に住まう長者、かんし兵衛夫婦はその慳貪な性格から仏罰を被り命を落とした。後に残された二人の姉弟、姉の天寿姫と弟のていれいは、流浪の身の上となる。やがて両親の七回忌を目前にした姉弟は、親の菩提を弔うため
に我が身を売ることを思い立つ。ちょうどそのころ、おきの郷ゆめの里の大まん長者は、長年病に臥せっている息子を治すために、八方手を尽くしていたが……
慶長年間に人気を博した説経浄瑠璃作品「阿弥陀胸割」を現代語に翻訳したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-16 22:22:26
14834文字
会話率:24%
舞台は江戸時代の大坂道頓堀。武蔵国から芝居見物にやってきた猫一家が、日本橋の猫宿屋で過ごす一幕。
最終更新:2023-06-11 13:44:47
3365文字
会話率:52%
人形浄瑠璃見物の帰り、大阪から話題の「Aシート」つき新快速に乗り込んだ素人探偵・鴨川浮音とその友人東野英二は、ひょんなことから同じ車両にいた建設業社長の殺人事件にかかわる羽目になる。
ところが、人目のある車内での殺人にはどうしてもおかし
な点が見受けられて……?
西日本独自の快速車両「新快速」の車中を舞台に、鴨川浮音が十重二十重に入り組んだ事件の謎を解き明かす!
(初出 令和三年九月・文学フリマ大阪頒布 推理同人・睦月社刊行 同人誌「WEST-EYE No.4 トラベルミステリー特集号」)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-16 03:00:00
11876文字
会話率:50%
『わたしの周りで、最もこの世から消えるべきものは何でしょうか。一番汚いものは、何でしょうか』
綺麗なものがひとつ生み出されるたび、汚いものがひとつ失われていく。そんな<法則>が現れた世界。
クラスメイトの本浄瑠璃は、勉強も運動
もできず、教室でも孤立していた。
何の取り柄もない彼女には一つだけ趣味があった。写真を撮る時だけ、彼女は自分の存在を実感できる。僕は写真を撮る彼女を見るのが好きで、彼女と一緒に出かけるようになった。
しかし、そんな彼女が綺麗な写真を撮るたび、<法則>によってひとつ汚いものが失われていく。
初め、彼女が何を失っているか知らなかった。どうせ要らないものだから、考えなくてもいいと思ったんだ。けれどそれは僕にとって、見過ごすことのできないものだった。
失うことを望む彼女と、彼女に寄り添う無力な僕。
世界に見放された少女の逃避行、その果てには何が待っているのだろう。
(この作品は
https://kakuyomu.jp/works/16816452220116100477
https://note.com/summer_lights/n/n932c21c99921
にも掲載しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-26 21:00:00
102889文字
会話率:35%
桂川から引き揚げられたのは男女の亡骸。大店の主人と隣家の御嬢。
この二人邪恋か悲恋か。
心中ものの中でも異色の作品『桂川連理柵』に突っ込みを入れながらのストーリー紹介。
最終更新:2021-06-19 21:00:00
11006文字
会話率:18%
近松門左衛門の生涯は意外にも、詳しくは知られていない。知られているのは彼が武家出身であることや、彼が生み出した浄瑠璃、歌舞伎などだ。
とりわけ浄瑠璃は近松こそが手がけて大成させたと言われるほどではあるが、長い宮仕えでないなら希な大成に違いな
い。
この小説では、近松門左衛門の生涯を多くの史実と幾らかのフィクションを交えながら、つぶさに迫っていく。
人形を文化に押し上げた男が奏でた歴史。
それは紛れもなく、瑠璃のように清く深く彩りに満ちていたのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-17 13:08:31
6160文字
会話率:62%
人形浄瑠璃は三人で一体の人形を動かすそうだが作家は一人で何体の人形を動かすのだろう。
「ワタシ」はその何体の内の一体なのだろうか
最終更新:2020-12-07 17:38:51
6423文字
会話率:6%
大学二年の夏、私の想いは動き出す
最終更新:2020-09-15 19:07:25
12548文字
会話率:42%
探偵小説家の岡村碌郎は、新年を迎えるために雪深い会津を訪れた。資産家である久志田大蔵の娘、和代に招かれた旅だった。
暗号解読を祿郎は依頼された。翌朝、高校時代の先輩である秀一が、雪渓に落ちて消息を絶った。捜索を手伝った祿郎は、雪渓で浄瑠
璃人形の頭(かしら)を見つける。
その夜、大蔵の刺傷事件が起きた。逃げる女を追い掛けた祿郎は、屋敷に仕組まれた絡繰り部屋と秘密の地下道の秘密を知った。
次々と起こる事件を半玉の琴乃の手助けを受けて、祿郎は解いていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-11 16:00:00
141822文字
会話率:28%
時は元禄。憂き世から浮世に変わる頃。
歌舞伎に浄瑠璃、浮世絵蒔絵。銀紙竹光を引っさげたお侍さんも、五七五を吟じる時代である。
まア兎にも角にも芸達者な時分において、それに見向きもしない娘がいた。名を千代という。
江戸に店を構える古
着屋・桔梗屋に生まれた千代は、物心ついた頃から反物に目がない。
しかも、ひとたび撫でれば布の具合を瞬時に分析できるほど、手先の感覚が鋭いときた。
これほど反物を扱う店に縁のある奴もいないだろ、というわけで、千代は店を継ぐつもりでいた。
母譲りのお人好しを発揮して、事情を抱えるお客の要望に応えようとするが……。
これは、1人の布狂いが町中を駆け回る──そんな話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-07 21:37:36
32530文字
会話率:42%
浄瑠璃を翻訳したような昔話を書きました。旧家の屋根裏で、薄く差し込む光を頼りに、断髪した人形たちを見ている気分に浸っていただけらた幸いです。
最終更新:2020-08-28 04:14:42
6612文字
会話率:0%
永遠の愛を誓ったソウルメイトはドSクールな生徒会長?!それとも……?!
ガール・ミーツ・ボーイ現代和風ファンタジーラヴコメ連載です☆
(完結済みの物語を順次掲載してまいります)
(あらすじ)かつて一人の力ある人形師が作った特別な人形に、
人形ならざる魂が宿り、人形は人に生まれ変わって姫御前と呼ばれた。愛する人形師とともに幾世も転生を繰り返す姫御前の今生の姿が私?!
ばらばらに散った人形の魂のかけらを集めるため、みやび子は相棒の少年ナツとともに、人形にまつわるミステリーに立ち向かう。
※本作品はフィクションであり、実在の人物・団体・伝統芸能とは一切の関わりを持ちません!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-02 16:00:36
106874文字
会話率:36%
「この世界には私たちが生きているのとは異なるフェーズが存在する」
かつて中二的な発言で周囲を戸惑わせていた少女・荻野ミワは、いつしか四つに分割されフェーズという概念に支配され始めた世界で、それでも黒幕に刃向かうことを決意する。
──私は
ヤツを倒し、また元の世界を取り戻さなくてはならない。
そしてこの異常な理に何の疑問も抱かず、フェーズを越え続ける鈍感な国民どもを目覚めさせてやらなくちゃいけない。
少女の目指すセカイとは、ただの妄言か、それとも……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-01 00:26:59
490文字
会話率:22%
ニートであった二十歳の轆轤川進は、アカシックレコードにアクセスするという特殊な力を持っていた。その力を見抜いたElzaと契約し、彼女の元で暮らすようになった。進の住む似鳥町では悪魔憑きと呼ばれる殺人事件が多発しており、Elzaはその事件を
追っていた。
事件の犯人は、似鳥町が生んだ人形師、浄瑠璃梨々花であった。浄瑠璃は、大いなる野望と呼ばれる精霊と人間を掛け合わせて、人工生命を作り出そうとしていた。それを食い止めるために、Elzaは戦う。浄瑠璃は自分の特殊な力を使い、Elzaと対決をし、一度は敗れる。捕えられたように見えた浄瑠璃であったが、それは偽物であった。
進の持つ、アカシックレコードにアクセスするという力は、本来は人間に宿らない力である。それが、人間であるはずの進に宿ったため、進の過去が調査された。その結果、進の中に、悪魔が存在していることが分かった。再び現れた浄瑠璃と戦うために、進は悪魔化してしまう。自分の生命力を限界まで使い、何とか浄瑠璃を倒すことに成功する。
浄瑠璃を倒すが、その結果失ったものも大きかった。進はElzaとの契約を解消し、ただの人に戻った。それでも、進はElzaの元で暮らすことを心に決め、Elzaの執事としての日々を送るようになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-27 15:04:57
98135文字
会話率:54%
全人口のうちの一部に人間の姿をした鬼が住まう国、日本。そこに住むいじめにより不登校となった男子中学生の瑠璃浜 唯織はある日車に轢かれて生と死の狭間の世界に送られ、そこにいた純白夜叉と名乗る少女の接吻によって鬼の力を手に入れて現世での復活を
果たした。その後、唯織はひょんなことから白髪桃眼になってしまい、鬼岩島学園中等部に編入する羽目となった。(各回のサブタイトルの右側の《》内は読み方を書いています。また、サブタイトルの最後に■が付いているものは視点変更が存在します。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-21 12:00:00
36954文字
会話率:0%
浄瑠璃の戯作者として一世を風靡した近松門左衛門。彼は還暦を過ぎて人生を振り返る。
ちょうどそのころ発表した人形浄瑠璃『国性爺合戦』が大成功を収めて祝杯を挙げていたとき、小屋の座長と浄瑠璃義太夫の政太夫にせがまれ昔話をすることになる。
『
国性爺合戦』の元になった明国の武将・鄭成功には秘密があったのだ。
既に数十年が経過し、その秘密を知る者もご公儀にはいなくなったからと、門左衛門は二人にすべてを打ち明けようとする。
四十年近く前。門左衛門は江戸で辻講釈師・吉次郎と名乗っていた。そこに近づいてきたのは少女を連れた若きサムライ・結城。彼は吉次郎に中国の書籍を講釈するように依頼する。和訳と講談風のアレンジに苦労したが、おかげで唐物講釈は人気となる。
あろうことか将軍の弟・甲府宰相に目を留められ、屋敷に呼ばれる事となった。
結城は吉次郎に正体を明かす。何と彼は明国の人間で、しかも鄭成功の孫・鄭大成であり、鄭成功が日本に援軍を求めるために大成を派遣したのだという。
吉次郎は幕府高官に近づくために利用されていたのであった。
大成の人柄を信用した吉次郎は協力することになり……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-15 10:00:00
142507文字
会話率:45%
日替わりで恋をしていた大学四年のとき・・・・・・
最終更新:2016-08-04 15:15:00
2891文字
会話率:30%