― 始まりも終わりも、同じ場所にあった。 ―
【 PROLOGUE|前編・後編 】
海と崖に挟まれた港町——。
鯨殻街=ソルトマグナ
その街の大灯台には、灯台守の姉妹が暮らしていた。姉のシアナスと妹のキロシュタイン・ヴォルケ・ベッカ
ー。二人は流れる雲のように、静かで変わらぬ時を生きていた。
しかし、ある日。
キロシュタインが灯台に置かれた不思議な椅子に座った瞬間、意識が遠のく。次に目を覚ますと、そこは都市も人々も消え去った、水没した世界だった。
その世界で、彼女はノアという少女に出会う。
ノアは「アカシアの巫女」として、この世界を観測し続ける宿命を背負い、一万年もの孤独を生きてきた。二人はやがて心を通わせ、「オルデキスカのサイン」で友情を誓う。
しかし、静寂は長くは続かなかった。
突如、漆黒の魔法起動機兵/カルディアがアカシアを襲撃する。絶望的な状況の中、エメラルド色に輝くもう一機のカルディアが現れ、二人を守った。
その機体のコックピットから降りてきたのは—— 成長した未来のキロシュタインとノアだった。
やがて、風が吹く。
気がつけばキロシュタインは、再び灯台の椅子に座っていた。まるで夢のような出来事だった。しかし、目の前には確かに、ノアがいた。
それは幻ではなく——
運命の輪が導いた、新たな始まりだった。
【 ACT 1|メフィスト・ワルツ 編 】
⇒ 現在執筆中……
※カクヨム/様でも連載中です。
@或火譚 『Orde Qiska//オルデキスカ』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 13:13:39
256497文字
会話率:22%
海辺にあるカイタイ館で暮らすりんたちは、人魚の血を引く短命の種族。
人間と同じ見た目だが、人間とは違う能力を持つことから人に管理されながらも大切に育てられる。
まもなくカイタイ館を出てまた別の場所へ行くことになっているが、りんたちはそれを受
け入れているが、他の子は今の境遇を受け入れられずにいた。
全ては諸行無常。
なにかに囚われることは、人生をつらいものにするだけではないだろうか。
流れる雲のように、目の前にある流れに沿うことこそ、誰もが平穏を胸に抱くことができ、平穏無事に日々を過ごすことが出来るのではないだろうかと、りんは考えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 20:08:53
24778文字
会話率:52%
流れる雲を見ていた。
雲は次々形を変え、イカから金魚になった。
彼女の飼っている金魚。
彼女の笑顔を思い出した。
最終更新:2023-12-02 23:08:58
599文字
会話率:8%
高校二年生の夏休みに出会った、一学年上の相原先輩。
彼は余裕があってイケメンで、なれなれしい癖に私の名前を憶えてくれない。
けれどある時、身の回りで不思議なことが起きる。
同じなようでどこか違和感のある世界。
そこで私は……。
最終更新:2023-11-16 18:00:00
51308文字
会話率:32%
砂の声に流れる雲を重ねてみたみたい
キーワード:
最終更新:2023-10-14 18:36:39
518文字
会話率:0%
空を眺めて、流れる雲を眺めて、川面を眺めて、浮き沈みする空き缶を眺めた。
最終更新:2018-04-25 16:10:50
403文字
会話率:0%
私の日常を英語と日本語を使って対訳して公表します。
日々の小さな変わり目を英語にしてそれを日本語に直す。
日記形式でやっていくつもりです。
最終更新:2023-01-22 10:43:45
978文字
会話率:0%
戦国時代の日本っぽい土地でのお話。
ある所に強い強いおさむれー様がいました。
おさむれー様は色々あって、色々な所で色々やりました。
めでたしめでたし。
最終更新:2022-01-21 20:55:04
63744文字
会話率:39%
雲を眺める化け物。
雲を追う鳥。
高い空を流れる雲に、その想いは届かない。
最終更新:2020-04-14 23:34:26
11652文字
会話率:23%
「詩人会議」2021年4月号に掲載された詩です。
この作品は他のサイトにも東投稿しています。
最終更新:2021-09-22 09:57:06
318文字
会話率:50%
流れる雲は太陽に焦がれる。少女の心の行きつく先は。
最終更新:2021-03-19 23:36:30
1476文字
会話率:40%
ホロホロと涙があふれ溢れる
ポロポロと涙が頬伝い流れる。
パタパタと涙が続いて落ちる。
「空に流れる雲みたくなりたいな」
うん、今は空を見ても星しかない。夜だから当たり前だけど……、明日は晴れるよ、満天の星空だ。青空になるよ
。きっと……、
スイ、と星が流れた。
それを見た後、首を下ろすとそこは闇、所々に影のように浮かぶ花。
幼馴染が好きだった鈴蘭の白い花、くっきりと鮮やかに見えたらいいのに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-13 00:16:03
4636文字
会話率:43%
果てしない蒼と、自由に流れる雲ひとつ。
『ナガレ』として大陸を旅し続ける15歳、レイズ。彼はとある陰謀を阻止するため、金髪蒼眼15歳の貴族ニルヴェアをさらうことを依頼された。しかしその依頼の中で、なぜかレイズはニルヴェアを文字通り女にしてし
まい……!?「な、な、な……本当になにをしたんだぁ!?」「むしろ聞きたいのは! 俺!!」気づけば依頼は歪んでいた。気づけば謎の陰謀に巻き込まれていた。それでも、譲れない想いがあるから――少年と(元少年な)少女の意地が交わり幕開くボーイ・ミーツ・(TS)ガール×ファンタジー! 平穏か自由か。誰もが2つに1つを背負わされる世界で少年少女が選び、貫くための旅がここから始まる。
【毎日19時更新です。全4章、約40万文字で完結。全て描き上げてからの投稿なので、そこら辺は安心保証です】
※同作品は『カクヨム』及び『ハーメルン』でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-24 19:00:00
407717文字
会話率:50%
ひょんなコトから肉体を無くし、ひょんなコトから西洋の土地に流れ着いたガイコツ侍。
寿命がなく、見た目と違って『流れる雲の様な』気ままな性格の彼は、西洋ファンタジーな世界を気ままに旅する。
最終更新:2020-06-14 21:30:53
1129文字
会話率:46%
君はいつでも真っ直ぐに風に乗って進む大きな雲。 私は流れに巻き込まれる小さな雲。
進む度大きく立派になっていく雲は、巻き込んでいた小さな雲の事を忘れ切り離して進む。
切り離されて置き去りにされた小さな雲が何処へ向かうのかも気に
せずに。
大人になれない少女が、夢に向かって突き進む少年を応援し、最後は自らを彼から切り離して送り出すちょっと切ないお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-07 13:09:13
9884文字
会話率:18%
皆さんはぷかぷか、ゆらゆらと流れる雲を見て、「あの雲の上に乗れたら気持ちいいだろうなぁ」と思ったり、あの雲、クロワッサン! シュークリーム! とか指をさしたことがありませんか?
金森 春香は、筋ジストロフィーという先天性の病気を患っていた
、手足が動かない。そんな春香は物心ついた時には病院のベッド上の生活だった。
そんな春香には雲を見るという唯一の楽しみがあった。
しかし春香は、ガンを患って死んでしまう。
ふと、目が覚めたら、雲の上に立っていた。
死んだはずの春香は、初めて動く足、動く腕に歓喜した。そして、一番大好きだった雲、”扁平雲”、学術名で”フミリス”という名前で第二の人生を歩む。
地上に降り立ってたフミリスは、今まで病院生活では見た事のなかった沢山の光景を、人の心というもの知っていき、成長する、そんな物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-24 00:12:32
3879文字
会話率:33%
密かに想いを寄せていた彼と付き合うことに…!
ただ、いつからか彼の体に異変が…?
最終更新:2018-02-16 16:12:38
596文字
会話率:20%
ある田舎の学校で起きた事件。
時間の経過と共に謎は深まっていきます。
あなたは、犯人にたどり着くことができるだろうか?
最終更新:2017-11-17 12:44:58
1073文字
会話率:3%
魔力は水であり光である
火、水、木、風、土、全てを覆うもの
人の魔力は熟し、全ては混じる
一人が緩やかな終わりから逃げるとき
泉は緩やかな終わりへ向かう
内気で、社交的とは言いがたい青年ワカト。彼と正反対の惚れっぽい青年
アルタ。そして、ワカトの幼馴染のミモザを巻き込んで一つの事件が起こる。それを解決していく中で、4人は、2人は――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-20 15:22:07
5599文字
会話率:49%
「折々の記」
「現在の過去」
地球の自転を感じる日がある。戸棚のガラスに映った太陽が、寝場所を替えてまもなくまた私の顔の上に差してくる。戸棚のガラスには、黄ばんではきたがまだしっかり枝に付いている山桜の葉が映り、その
背景には流れる雲がある。その濃淡のある景色を見て過ごす時へ、太陽が突然進入しガラス戸の世界を掻き消す。五分もしないで太陽はそこから出て行くのだか、一瞬にして掻き消された世界のことを思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-09 01:57:53
12629文字
会話率:37%
角を曲がると、彼女は泣いていた。
静かな街の一角。路の隅。あやめ色にそまった空。流れる雲もゆっくりで、非日常の光景はまるで夢の中にでもいるかのようだった。
最終更新:2016-07-12 00:33:31
1954文字
会話率:41%
想いは日々溜まっていく。 でも、言葉にするのが下手くそなので。 伝えきれずに終わってしまう。 だから…… その日、その時、その瞬間。 想うものを、描こうと思う。 もっとじっくり考えれば、上手く伝わるのかもしれないけれど。 今日の僕は、今日し
かいない。明日の僕は、きっとまた別のことを想うから。 のんびり流れる雲のように。想うままに、書いてみる。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-04 01:18:27
14430文字
会話率:30%