メロディ・ヒストリア伯爵は、類希なる容姿や実力をもって「氷柱の白百合」と謳われている少女だ。
幼少の悲壮な経験とともに順当に実績を積んできた彼女は優しい婚約者とともに貴族として果てると思っていた、のだが……「真実の愛を貫かせてほしい」と婚約
解消を提案されてしまった。
平然と受け入れてみせたものの、数少ない気を許せる存在だった婚約者の心変わりに動揺し、年若い乙女は人知れず涙を流した。
一夜明けて、ぐっすり眠ったメロディは気持ちを切り替えると憧憬を胸に真実の愛を解明しようと決意。周囲を巻きこんで研究を進めていく。
そんな彼女の言動に導かれるように時代を揺るがす大事件、運命の歯車は動き出した。
【エレアの子守唄】
綾なす波に誘われ
炎にくべた言葉 集めて旅路を紡ごうか
とこしえ待てず 影は征く
凍りついた静けさは 焦がれる地に綻ぶ花
あせない調べにつつまれて
ささやかな風にゆられよう
重なる季節の訪れを
八千代の夜をこえて 願う
昨日は 舞い降りた光抱き
あなたはひとりねむるのでしょう
夜のまにまによすが得て
涙雨がさらう心 奏でて記憶を綴ろうか
奮い立たせて こだま聴く
悠久に流るるは 宿木知らぬ渡り鳥
ちとせの灯に花が咲き
蝶はわらう宝に留まる
待ちわぶ季節の過ぐときを
八千代の時をこえて 祈る
明日は 光る風に迎えられ
あなたはひとりさめるのでしょう折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 22:00:00
607561文字
会話率:61%
記憶の無い少年は記憶を求める
父にもらった名を頼りに
『春野青斗』
その力を正しく使い
記憶を取り戻せ
最終更新:2025-07-10 07:48:09
17168文字
会話率:59%
離れても、忘れられない。 小さな町と、あなたの寝顔のこと。
あの海辺の町で、私たちは“大人になる”ことを選んだ。
海沿いの小さな町で育った咲。
同級生はたった3人。奏斗、亜由、海翔、そして私。
毎日同じ道を歩き、同じ海を見て
、同じ空を見上げてきた。
高校を卒業し、それぞれの未来へ進んだ4人。
離れても、年に何度かは戻ってきて、また笑い合った。
東京、隣県、地元、場所は変わっても、関係は変わらないと思っていた。
社会人になって数年、再会のかたちは変わっていく。
そして30歳の春、私は彼と海を見に行く。
これは、小さな町に生まれた4人の友情と恋の話。
“どこまでもまっすぐな時間”を、生きた誰かの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-07 19:07:05
4101文字
会話率:24%
一度は失ったもの…二度と失わせない。あの人逹が僕に託したものを、何がなんでも護りきる!
と、強い決意を掲げ、戦争に身を投じていく流水だがーー?
五大家の一家、水園家の次男として生まれた流水(ながみ)。嫌いものは勉強、苦手なことは努力だった。
優秀な兄の背中を追いかけるのが面倒で、何事にも手を抜いて生きてきた彼は、ある出来事をきっかっけに、真面目に生きることを決意する。
背負った後悔を晴らすために、ただひとつの護るべきもののために全力を尽くしていた。
しかし、愛してくれた人の死の真相を知った流水へ、追い討ちをかけるように「五大家戦争」が勃発する。
敵は全員チート級の能力持ち。努力勝負な世界で、流水は大切なものを護りきることができるのか…!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 12:00:00
138879文字
会話率:48%
年に数編書く……かも。
目次
『うしなう前に気づきたかった』
『すぎゆき流るる』
『廻り旅して無へ溶ける』
『自己嫌悪から旅立つ五秒前』
『何度振り返っても、未来の僕は後悔しない』
『信じられない!ばかやろう!』
最終更新:2025-03-24 01:12:54
5430文字
会話率:2%
歴史の分水嶺。その多くは、天秤がどちらかに大きく傾く様をあらわします。
しかし、もしあのとき、両者が絶妙な均衡をたもったら。そして、それを認識した他者が、その均衡をよしとして、力の限りそれを保つことを画策しはじめたら……
*ある島国の、千年代々続く巫女が語り継ぐ、ある大陸の仮想歴史の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 16:23:01
14199文字
会話率:42%
マイノリティを救うための鬱小説
キーワード:
最終更新:2024-08-22 00:25:20
14045文字
会話率:13%
飛んで火に入る夏の虫。火の熱さなんてその中に入らなければわからない。そんなお話です。
女子高生の日常を描いたダーク純文学
同類、継承、連鎖がテーマです
第一章は狢
第二章は盆
第三章は継
こんな感じでやっていきます。
堕ちていく美しさに魅せ
られてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 22:17:57
11001文字
会話率:5%
社畜たちは今日も語り出す。深夜のオフィスで語り出す。ビルの屋上で語り出す。他愛ないことを語り出す。時の流れは川のように、社畜たちは水のように、ただただ、語り出す。
最終更新:2023-05-02 20:00:00
30454文字
会話率:65%
毎月送られてくる新人達に主任のサイカワは辟易していたが、決して仕事を放棄することはなかった。
ある時までは・・・
最終更新:2023-04-12 11:12:21
2587文字
会話率:50%
今日は、十年に一度の流星の日。ここの街にある星の丘に、僕らは、その美しき景色を見に行った。
最終更新:2022-05-03 21:57:33
1568文字
会話率:21%
この世界の文明は魔術師によって栄えている。
あらゆる物事を魔術で生み出し繰り返すことで文明を発展させてきた彼らにとって魔術は生きていく上で必要不可欠なもの。
そしてその魔術は自分の親や魔術師学園で学び15歳になるころには教わった魔術や他の
者が作った魔術を研究して新たな魔術を生み出し、それを公表したり実戦で使うことで権力や名誉を得る。
それがこの世界で生きる者の基準。
にも関わらず魔術が一切使えない12歳の少年アイン・ティスティールがひょうきんな師匠『龍水』の魔術師レイ・アビランティに魔術を教わりながら共に世界を悠遊と旅をするーーそんな物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-13 21:00:00
16872文字
会話率:34%
主人公高梨一美が旅の感覚で降りた幻想駅。そこは人妖共に生活する異空間だった。繁華街を一人歩いている時に“普通の魔法使い”の魔理沙に助けてもらい、二人は霊夢と共に異変解決に向けて動き出す。
最終更新:2022-03-27 12:28:07
42873文字
会話率:71%
ー何事にも無気力な少女、花。
生きる意味を見出せず同じような日常を過ごす日々。そんな彼女はいつも見る夢があるー
「必ず、助けるから。」
彼女は川の中で大切な何かを思い出す。
最終更新:2021-04-27 23:34:00
5466文字
会話率:65%
花とは化ける草である
最終更新:2021-01-24 20:10:40
404文字
会話率:0%
――想像力とはウソで、創造力とはホントで、人間は嘘を本当にする力がある――
うまいことをいうかたがおられます。ホントをウソにする小説を書けたら一流の何かなのでしょう、と初心者は思いますが、実情はプロの声優さんに読んでもらいたいという下心ば
かり。それが脳から原稿へオーバーフローする惨状をぜひご覧ください。何を隠そうこのネタも、なろラジMCさんの某下向きに白文字流るるインターネット番組を視聴中に着想を得たものです。彼女の大ファンであろう、天才的メール職人さんにお礼を申し上げたいです。
週休六日で過労死ラインの、ウソツキだらけの異世界で、転移者たちは何をする。
なるるるぅおぅルゥアジオ大賞ぅ、応募四作目でシュッ。
※この作品は元パン……じゃなくて元ハムの諸○里さんとは一切関係はございません。パーフェクト巻舌のあの御方も然りです。あと読んでも小説は絶対に上手くなりません。むしろウソだらけです。あらすじだけはホントです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-19 15:00:00
999文字
会話率:78%
東京で時間に追われる忙しい日々を過ごす俺は久しぶりに帰郷する。時間がゆっくりと流れる地元で、足のおもむくままに散策をする。
最終更新:2019-05-23 13:25:55
4868文字
会話率:19%
日本神話《クシナダ姫》
ーー昔々、ある所にクシナダ姫という美しい娘がいました。その娘には姉妹がいましたが、みなヤマタノオロチという怪物に喰われてしまい、もうすぐクシナダ姫も喰われてしまうというのでした。ある日のこと、クシナダ姫は自分の運命を
嘆き川で泣いていると、一人の男が現れました。訳を聞かれ答えると、その男は怪物を退治してやるといいました。男はクシナダ姫の両親に強い酒と八つの門を準備させヤマタノオロチを迎え撃ち、激戦の末見事退治しました。そして男はクシナダ姫と結婚し、いつまでも幸せに暮らしましたとさーー
⚠︎実際の日本神話をもとにしたものなのであらすじに実際と多少異なる、または省略した部分があります。
⚠︎これは『斐伊川に流るるクシナダ姫の涙』という吹奏楽の曲のアナリーゼを目的としたもののため、私の曲のイメージに沿って作られています。よって話の展開は全く違うものになる可能性があります。
⚠︎色々指摘したい部分があるかもしれませんが、お手柔らかにお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-03 17:11:15
7432文字
会話率:52%
高校一年の夏休み前日、楽しい筈の夏休みの代わりに異世界に飛ばされる。
飛ばされたクラスメイト全員と一緒に帰る手段を捜す中、東金斗真はお試し用のダンジョンに挑むがそこでダンジョンウォーカーと呼ばれる怪物に出会い共に落ちて行った。
目が覚め
た時、記憶を失った彼はそこで銀狼の少女と出会い漠然としたまま最下層を目指すことになる。
そして彼は最下層で手に入れる…願いの為の力を…
「神が定めた不可避の宿命、神が記した不可視の宿業、水が低きへと流るるが如く、火が猛く燃えるが如く、風が逆巻き踊るが如く、雷が疾く速く駆けるが如く、大地が全てを支えるように!それら全てに違を示す!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-27 17:17:59
11326文字
会話率:27%
苦界と呼ばれた吉原。
吉原一のお職になると夢を語り、競い合っていた朋輩が突き出し間近に想い人と首をくくり、命を落としてしまった。朋輩の死を通して明らかになった真実に夏帆はお節介だと気づきながらも介入していく。そうして彼女が最後辿りついた行き
先は―――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-20 19:28:02
5126文字
会話率:43%
鬼と人は争う
それは運命か、幻想か
最終更新:2017-02-24 17:23:28
226文字
会話率:0%