スラム街で家族と慎ましやかに暮らしていた私が思い出したのは……現代日本で生きた記憶だった。
快適な生活を思い出してしまったせいで、今までは気にならなかった酷い環境がいちいち気になってしまう。
前世の記憶なんて思い出さなければここで幸せに生き
ていけたのに!前世なんて思い出したくなかったよ!
さすがにこの酷い環境は無理だ。ドブ臭い吹けば飛びそうなボロい小屋で虫と共同生活なんて、元日本人の私には耐えられない。
せめてもう少しだけ快適な生活を、外壁の外であるスラム街じゃなくて街の中には入りたい。そんな少しの望みを持って行動を始めたら、いつの間にかこの世界の重要人物になっていて……?
私は平穏に暮らしたいだけなのに!!
この物語は人並みの幸せを求めた少女が、いつの間にか救世を望まれる重要人物になってしまう物語です。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 20:20:00
562736文字
会話率:57%
魔法で溢れ、神の祝福に彩られた世界。
もしも、奇跡をも凌駕するだけの魔法使いがいたならば、その魔法使いは、奇跡の恩恵の外にいるのだろう。
しかし、神が彼の者を祝福せずとも、魔法使いは奇跡を信じ、それが故に魔法を使う。
《 現在
の投稿頻度:毎日 》
森の中の小さな村で、慎ましやかに、けれど幸せに暮らしていた少女、アンティルレア・プレナの穏やかな日々は突然に終わりを告げた。
人喰いに村は壊滅させられ、ルレアはひとり、たまたま通りかかった魔法使いグラシゥスによって助けられる。
その事実に打ちひしがれながらも、少女は――。
世界に味方のいなくなってしまった、まだうら若い魔法使いは、それでもちゃんと生きていく。
自分はここにいるのだと、声高らかに宣言する折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-21 18:00:00
40784文字
会話率:38%
ある学園の交流サロン、その一室には高位貴族の令嬢数人と、低位貴族の令嬢が一人。呼び出された一人は呼び出された理由をとんと思いつかず縮こまっていた。慎ましやかに、静かに過ごしていたはずなのに、どこで不興を買ったのか――内心で頭を抱える彼女に、
令嬢たちは優しく話しかけるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-07 00:30:00
7810文字
会話率:19%
壊れかけた鳥籠、その中に閉じ込められた魂。
その魂の願いは、ただ一つだけだった___………。
資産家・国会議員の一人娘として何不自由なく育つ美岬。
ある傷痕を抱え、母と二人慎ましやかに暮らす和歌。
和歌の従兄であり、ある消えない過去を
抱える廉。
それぞれが抱える闇から生まれた
複雑な思いが織り成す、複雑で滑稽な物語。
破滅へと向かう歯車は、静かに軋み始めて―――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-05 03:30:58
394207文字
会話率:11%
近年は『肉食系女子』なんて言葉も出てきたが、日本の女性は慎ましやかであると思ってる。
何となく、恋愛事は男性主導な気がしている。
前の女はその理から外れるものとして。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いま
せん。
注意事項2
恋愛です。R15です。
苦手な方はご注意下さい。
偏見も多いので、なんでも許せる方向けです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-02 07:23:43
853文字
会話率:42%
ある御社に参拝した際の話で御座います。
何時も慎ましやかな緒様から、すっと引き留められたのです。『彼に会ったら宜しく』と。
神託を戴いた後訪れた別の御社。
どうやら御祭の御様子。
そこで三緒様がお喜びの理由が明らかになりました。
注意事項
1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
幻想奇譚、起承転結。
同胞の御奉祀なんだ。
君も祝ってくれるかい?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 16:19:53
1047文字
会話率:19%
ケイト族の少年であるベイ・ウールは、父が発掘した遺物の展覧会が開催される首都へと旅立った。数日で帰宅出来ると思われていた慎ましやかな旅路に不運な事故が重なった。
自身の死によって頓挫してしまったかのように思われた旅行だが、少年が目を覚ま
すと全くの未知の世界が広がっていた。唖然とする少年の前に現れた「大きな蛇の影」と「小さな人の影」によって、ここが死後の世界への入口だということが分かった。
少年による、元の世界へ帰るための蘇りの冒険が始まる。
しかし、その冒険でさえ単なる序章に過ぎないのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 15:01:14
5929文字
会話率:18%
冬が終わり、ようやく冷たい風を吹かせる雲さんが、わたしたちのもとから去り、暖かくお日様の匂いを運ぶ雲さんに代わってくれたこの春。
わたしたちがお手入れしている花壇の花の香りと慎ましやかな笑い声で彩られる『白美の園』ここが、わたしたちが暮
らし、学び、育む場所です。
ヒノキの香りがする小さな木造の校舎と寮。二十一人のわたしたちと先生のお家。
わたしたちが一緒にここで暮らすようになってから早数年。楽しいこと。悲しいこと。何もかもわたしたちの間には隠し事はなし。仲良く上品に決まり事を守る。いずれここを旅立つその日まで。ううん、そのあとも、わたしたちはずっと一緒。
だからある日、わたしたちのうちの一人がクスクス笑っていたので、いつものようにわたしたちはその子に訊ねたのでした。
「ねえ、何かいいことでもあったの?」
「楽しい夢を見たのね? 教えて」
「ねえ、笑ってないで答えてよー」
すると、その子は言いました。声を潜めて、でも興奮してしまったのかぴょんと飛び跳ねて、まぁはしたない。
「大きな穴を見つけたの! ゴミ捨て場の奥の奥! 外に通じる穴よ! 柵の下、木の板に土をかぶせて隠してあったの!」
それを聞いたわたしたちは「まぁ!」と声を上げました。すると、その子はすぐにしっーと指を口の前で立てました。
「内緒にして! 他の子にも先生にも! お願いお願いお願い!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-22 11:00:00
6694文字
会話率:47%
これを機に少し、生き方を変えてみたいと思った。
写真で見かけた今は存在しない綺麗な場所へ行くことも、ゲームで出会った面白いキャラクターと友だちとなることも、本で読んだ存在しない食べ物に舌鼓を打つことも、映画で観た迫力満点の魔法を操ること
もできはしないのだが、もっと慎ましやかで小さなところから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-11 17:13:28
2984文字
会話率:7%
魔法や獣人が過去に存在していたが、源となるマナが減少し、希少となった世界。
獣人の祖を持つ島国シャムールの王女フランは、王家の中で厄介者として扱われていた。今や獣人としての血は薄れ、誰もが普通の人間と変わりない存在となる中、フランだけが先
祖返りで獣に変身する力を持っていたからだ。
先祖返りは国に災いをもたらす存在として疎まれている。その上、両親によく似た妹王女と比べ、個性的なピンクゴールドの髪と金色の瞳を持つフランは、明らかな差別をされて育った。それでも慎ましやかな幸せを夢見て、身の回りで唯一優しくしてくれる騎士団長にほのかな恋心を寄せていたが……。
ある日、海の向こうの軍事大国による侵略が島国を襲う。シャムールを支配下に置いたヴォルカノ帝国は、従属の証として王女のひとりを差し出すよう命じた。
行き先は冷徹で恐ろしいと噂の皇帝の妃候補が集められる「花離宮」。そんなところに送られれば、末は慰み者にされるか、孤独に心を壊されるかわからない。
騎士団長への思いが国に残りたいという気持ちを強くしたが、妹王女が彼と恋仲だと知ったフランは絶望する。心を押し殺し、自らが貢ぎ物となることを決めるのだった。
孤高の皇帝の寵を奪い合う女の園で、フランの運命は動きだす――。
※ベリーズカフェ、カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 10:16:45
120252文字
会話率:27%
※こちらは同名の短編版に加筆修正を行った連載版となります。
一章が改訂版、二章から書き下ろしです。
☆★あらすじ☆★
小都市の片隅にある、どこにでもある田舎町、木崎町。
古い神社の息子、小堺優斗はそこで慎ましやかな日々を過ごしていた。
そこに一人の少年、宮前律が転校してくる。
それが優斗を闇の世界に引き込んでいく事になるのだった。
ある日、律に誘われ実家である神社の管理する史跡へ赴く優斗。
そこは何度も訪れた馴染みのある場所。
しかし、その日は常とは違う気配に満ちていた。
冷気に包まれ妖しげな虫が飛び回るその場所で、優斗は己の運命を知る。
壊れていく日常。
這い寄る非日常。
優斗は妖刀を手に戦いに身を投じていく。
その先にあるのは善か悪か。
登場人物紹介
小堺 優斗(こさかい ゆうと)
主人公。
百六十二センチ、五十キロ。
小柄で艶のある黒髪の中性的な少年だが口が悪い。
おとなしいが気が弱いわけではなく、売られた喧嘩は倍にして返す。
祖父に剣術を学び腕が立ち、将来の夢は警察官。
律との出会いが優斗の生活を激変させていく。
宮前 律(みやまえ りつ)
百八十一センチ、六十五キロ。
暑い夏の日に転校してきた長身で赤茶けた短髪の利発な少年。
優斗曰く、人懐っこい大型犬。
いつも明るく元気だが時折仄暗い表情を見せる。
優斗に執着し、闇の世界に引き込んでいく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 17:56:47
125057文字
会話率:25%
広大な魔境とも言える大森林……『魔女の森』に一人の少女が住んでいた。
彼女の名はメリア。
まだ赤子だった頃に森に捨てられたメリアは、その森に住む魔女に拾われて彼女の孫として育つ。
メリアの育ての親である魔女は、近隣諸国にも伝説として
語り継がれるほどの薬師にして魔導士であった。
だが……やがて魔女はその長い生涯に幕を下ろす。
そして、その知識や技の全てをメリアは受け継ぎ、それを駆使しながらも、ひとり細々と森の中で慎ましやかな生活を送っていた。
しかし、ある日、ある出会いによってメリアの運命は一変することになる。
それは彼女にとって、ある意味では予想していた事態であり、彼女が抱える人には話すことのできない秘密に関わるものでもあった。
そして、行き着く先は……望むと望まざると訪れるであろう破滅の未来。
運命に立ち向かうのか。
それとも、どうにかして逃れようとするのか。
メリア選び取る未来。
その行く先に待ち受けるものは何か。
いま、その運命の物語が幕を開けるのだった。
※不定期連載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-10 18:00:00
71213文字
会話率:33%
◼️予約投稿をしておりますので、総文字数が多く表示されるかと思いますが、一話あたり3000程度です。
人里離れた山陵の中で、慎ましやかに暮らす少女がいました。その名はミミリ。見習い錬金術士です。彼女の家族は機械人形(オートマタ)とうさぎの
ぬいぐるみ。
まだ見ぬ世界へ想いを馳せるミミリは、ある人との出会いをキッカケに、勇気を出して冒険を始めます。
これは、一人では何もできなかった少女が、仲間と出会い、新たな錬成レシピを得て、錬成アイテムを駆使してモンスターと闘いながら少しずつ成長していく物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 19:08:48
664264文字
会話率:42%
平々凡々が取柄で、慎ましやかに暮らしている、私こと苅部まゆり、21歳。
のに、私のパート先である大手の会社は割とトラブルだらけ。
そんな日々の中で、この度わたくし、超絶美形の殺人甘党男性とお知り合いになりました。
え? それはスイーツ
男子ではないのかって?
あんな罰ゲームにできる代物の紅茶や甘い物を常に食べてる人間、そんな可愛らしい言葉で片付けられっかっ!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-28 00:55:54
17631文字
会話率:32%
男爵家令嬢のルイ―セは、双子の病弱な兄と共に、領地に籠って慎ましやかに暮らしていた。
ある日、アーデルハイド王家から兄のカールを王宮へ呼びつける書簡が届く。
しかし、病弱な兄を王都へ向かわせることは困難だと思ったルイ―セは、自分が兄の身代わ
りになろうと、男装して王宮舞踏会へと乗り込んでいった。
「私がカール・ティーセルです」兄の名を名乗り、男装してワルツを踊れば元の生活へ戻れると信じていた彼女の元に、今度は王太子殿下からの書簡が届く。
どうにも断れない状況へと追い込まれ、男装したまま王太子殿下の側近として働くことになった彼女は、王妃殿下と一晩だけの約束でドレス姿を披露することになった。
その姿を王太子殿下に見られたことで、彼から一目惚れされたルイ―セは王太子殿下との婚約を回避しようと国外逃亡を決意する――。
※主人公ルイ―セは男装し兄の名前を名乗ります。
〇主人公ルイーセ・ティーセル →カール・ティーセル(男装時)
〇双子の兄 カール・ティーセル→ルイス・ティーセル
※乙女ゲーム世界の話ですが、主人公はゲームヒロインではありません。あくまでも脇役です。
※ゲームヒロインは転生者ですが、作者の力量不足によりその設定があまり生かせておりません。
※主人公のハーレム状態になりますが、これにも一応設定があるため、最後には理由が明かされます。
※乙女ゲームの世界は【王立学術院】入学後の三年間になります。36話からがゲーム本編になるとお考え下さい。
※幼い子供に性的な描写が後半で薄っすらあります。嫌悪感のある方は読むのをお止めください。
※この作品は同時にアルファポリス様にも掲載する予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-21 15:50:28
459834文字
会話率:33%
オルコック伯爵家の経営が持ち直すと、その嫡男の婚約者である商家の娘ニコル・ハンティントンは婚約を破棄された。暗くて地味だからという理由だった。が、ニコルは慎ましやかで魔力が高いということもあり、意外と引く手数多なのだった。しかも実はニコルの
描く絵は魔を祓い幸運を呼び寄せることから超高値で取り引きされているのだが、ニコル自身そのことを知らなかった。ニコルとその絵を手放したオルコック伯爵家は没落し?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-20 08:04:38
5237文字
会話率:52%
何不自由なく暮らしていた少年王子。ある日、魔族の急襲を受け、堅固なはずの王城はあっさりと陥落。王族は散り散りばらばらになり、少年王子は人気のない山に落ち延びますが、そこで空腹と疲労で倒れてしまいます。
そこを助けたのはぽつんとした一軒家で
ひとりで慎ましやかな生活をしていた少女。
実は彼女は聖職者でありながら、肉食をしたと密告され、追放された先代聖女の忘れ形見。
贅沢に慣れ、不満ばかりの王子と王子にも情け容赦なく厳しく当たる少女との奇妙な生活。
でも、少しづつ心も通い始めます。
そんな時、魔物がそこにも現れて……
十五歳の少年少女。ボーイミーツガール。初々しい初恋もの。ハピエンです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-03 19:00:00
14000文字
会話率:55%
百合には前世の記憶がある。
前世はノエル=ゾラ公爵令嬢。優しく、誰にでも愛される様な愛らしいご令嬢だった。彼女は予知夢という特殊な力があり、人助けにも役立てていた。
そんなある時、予知夢で“とある少女”が学園に入学してくることで自分は何も
していないのに誰からも疎まれる存在にされてしまう自分の未来を知る。心の繋がりが最も強い双子の弟ノアに泣きながら相談していた。しかし、そのノアもその時が来ると他の者達と共にノエルの話を一切聞かずに一方的にノエルを責め立てた。全てを話していたノアだけは、と思っていたのに……。
味方などおらずたった一人となったノエルは絶望した。絶望して、死という形でその世界に別れを告げた。
そして、百合として生まれ代わり幸せに暮らしていた。そんな中で、思い出してしまい気分は最悪!
もうあんた達にも似たような騒動にも私の人生を左右されたりしない!!
百合は徹底的に地味に?慎ましやかに?過ごす。
けれど、馬鹿共に絡まれてしまった。
はあっ!?寝言は寝てから言え!!!
※シリーズ【乙女ゲーム】は、息抜き用に書いていますので評価の多いものを優先的に更新していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-16 20:20:56
70915文字
会話率:19%
母が亡くなり、父である男爵に引き取られた平民育ちのケリー。
彼女は父の命令により、貴族の子女が通う学園に放り込まれてしまう。結婚相手を見つけられなければ、卒業後すぐに好色な金持ち老人に後妻として売り飛ばすと脅された上で。
そんな彼女が目
をつけたのは、婚約者の公爵令嬢とは不仲という噂の第二王子。正妃である必要はない。殿下の妾になればきっと今より幸せになれるはず。
必死にアプローチする彼女だったが、ある日公爵令嬢と第二王子、それぞれの本音を知ってしまう。
バカらしくなった彼女は慎ましやかな幸せを手に入れるため心を入れ換えるのだが……。
悪人になれないお人好しヒロインと、一目惚れしたヒロインを一途に追いかけた策士なヒーローのお話。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-07 20:01:06
8027文字
会話率:50%
侯爵令嬢であるシャーロットには、双子の姉がいた。
慎ましやかなシャーロットとは違い、姉のアンジェリカは気に入ったモノは手に入れないと気が済まない強欲な性格の持ち主。気に入った男は家に囲い込み、毎日のように遊び呆けていた。
「王子と婚約した
し、飼っていた男たちはもう要らないわ。だからシャーロットに譲ってあげる」
ある日シャーロットは、姉が屋敷で囲っていた四人の男たちを預かることになってしまう。
幼い頃から姉のお下がりをばかり受け取っていたシャーロットも、今回ばかりは怒りをあらわにする。
「お姉様、これはあんまりです!」
「これからわたくしは殿下の妻になるのよ? お古相手に構ってなんかいられないわよ」
ただでさえ今の侯爵家は経営難で家計は火の車。当主である父は姉を溺愛していて話を聞かず、シャーロットの味方になってくれる人間はいない。
しかも譲られた男たちの中にはシャーロットが一目惚れした人物もいて……。
「お前には従うが、心まで許すつもりはない」
しかしその人物であるリオンは家族を人質に取られ、侯爵家の一員であるシャーロットに激しい嫌悪感を示す。
だが姉とは正反対に真面目な彼女の生き方を見て、リオンの態度は次第に軟化していき……?
全6話。完結まで1/27中に投稿いたします。
この作品はアルファポリスにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-27 20:37:59
15751文字
会話率:43%
D級冒険者チームのリーダーであるリチャードは、兵士の採用試験を受けていた。
その理由は、部下が誰一人としてパーティーにはおらず、新しくスカウトしようにもすぐに同じギルドの先輩たちに引き抜かれてしまうからである。
このままでは未来はない
中での一発逆転をかけた転職だったが、面接を担当した騎士からはバカにしたような態度で応対されてしまった。
「はっきり言って、君程度の使い手が入り込む余地はないんだよね」
不合格を受けた後に日課となっている修練を行うも、あまり身が入らなかった。
持っている主人公補正というスキルも決して珍しいモノではなく、これと言った才能もない。自分は剣の腕も冒険者としてもこれ以上は成長しないような気がする。
冒険者を引退して、地方の寒村にでも行って慎ましやかに暮そうと思ったとき、森の中に妙な光が見えた。それは青緑色に光るユニコーンの角だったのである。
ユニコーンはリチャードの前に立つと、自らをシャムシールと名乗った後で言った。
「単刀直入に言うよ。小生を仲間に入れて欲しい」
この出会いによって、うだつの上がらなかった主人公の運命は大きく変わろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-09 12:13:44
74436文字
会話率:48%