統合府『ラズーン』の下、長きに渡る安寧を貪っていた世界は変容し始める。『ラズーン』の王たる『太皇(スーグ)』は人の滅亡を願う『運命(リマイン)』との全面対決を心に決め、『氷の双宮』を戦火に崩れていく世界の最後の砦として解放する。守るべき四大
公の2人までが既に倒れ、残るは『ラズーン』の成り立ちと謎を暴こうと密かに目論むセシ公と、その幼馴染で武力に優れたジーフォ公のみ。野戦部隊(シーガリオン)は平原竜(タロ)を駆り守護に走るが戦力は削られていく。辺境小国セレドから『ラズーン』の招聘に応じた男勝りの第二皇女ユーノは、付き人に身を窶していた『ラズーン』の第一正統後継者アシャを無事本国に送り届けたが、アシャが姉レアナを愛していると思い込み、2人を結ぶべく戦場を駆ける。しかしアシャは人ならぬ存在、その負い目もありユーノを求める気持ちを押し殺しつつ、ユーノのために非情な役割に向き合おうとする。2人の未来は繋がるのか。
個人サイト10000ごとの連載です。この作品は『エターナル・アイズ』(https://plaza.rakuten.co.jp/segakiyui/)と『アルファポリス』(https://www.alphapolis.co.jp/novel/197047694/563179984)にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 00:00:00
40188文字
会話率:42%
俺、滝志郎。人に言わせりゃ『厄介事吸引器』。
ラブホテルの前で見かけたのは、今を時めく聖少女。鮮やかな笑みで事件を予告する。折も折、少女の婚約者と名乗る男に事件の謎解きを依頼され、周一郎頼りに乗り出したが……『猫たちの時間』シリーズ10。
この作品は「楽天ブログ『エターナル・アイズ』(https://plaza.rakuten.co.jp/segakiyui/)」と「アルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/novel/197047694/399612769)」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-15 00:00:00
49922文字
会話率:62%
統合府ラズーンの招聘を受けた小国セレドの皇女ユーノは、美貌の付き人アシャに支えられ、ラズーンに辿り着いたが、アシャはラズーンの『第一正統後継者』であり、世界は遥か昔の装置が生み出したものであり、しかも今は『運命(リマイン)』と呼ばれる異形の
者達に脅かされていると知る。故国を守るため、引いては姉の想い人と思い込んでいる愛しいアシャを守るため、ぶつかり始めたラズーンと『運命(リマイン)』の決戦に赴くユーノは、アシャが自分を愛していることを知らない。アシャもまた、ユーノを守る誓いのために想いを告げることができない。2人の想いが重なり合うことはあるのか。
この作品は「アルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/novel/197047694/393179983)」「楽天ブログ(https://plaza.rakuten.co.jp/segakiyui/)」にも掲載しています。
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174226文字
会話率:49%
大学二年生になった最上 悠は、バイト帰りの夜の公園で酔っ払いらしき人影に出会う。気になって近寄ってみると、酔っ払いの正体はまさかの大学一と名高い美少女、星月 乃亜だった!
こんなところで一人寝ていたら危ないと、家に帰るよう促す悠。しかし乃亜
にも並々ならぬ事情があるようで……悩み抜いた果てに、なんと悠は乃亜をお持ち帰りするという決断を下す!
この悠の無謀ともいえる行動によって、二人の交流が始まる。
互いの秘密を共有し、互いの優しさに触れ合う中で、いつしか二人でいる時間がかけがえのないものへと変わっていく……
意地っ張りな二人が繰り広げる、甘くもどかしい恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 07:42:52
53051文字
会話率:36%
少しづつ歩み寄って愛を育んだのに、彼のお試し行動に疲弊してきた頃。偶然聞いた電話の内容で彼が私を裏切っていると知り、それならこちらから離れようと決意して出て行ったのに。
必死で追いすがって来るのなら、今度は貴方が骨を折る番。
自分の中の信念を曲げるのが嫌いな意地っ張り彼女と、ちょっと理由があって臆病になったくせに欲張った結果、最愛の彼女を手放す事になりかけた彼の、追いかけっこのようでそうでもない相思相愛のイチャイチャ話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 09:09:19
21340文字
会話率:33%
デイヴィッドは幼少期に両親を失い、孤独の中で育ってきた少年だった。学校では周囲と馴染めず、一人ぼっちの時間が多かった。そんな彼の心の支えとなったのは、幼馴染のエマや、ある日頭の中に現れたもう一つの人格アークシス、そして少し意地っ張りだが頼れ
るキャシーだった。平穏だった日常が続くと思われたある日、突如として現れたネオ・ヒューマン実験の失敗作たちによって、彼の生活は一変する。
これは、愛する人々の存在がどれだけ人を強くするかを描く、喪失と再生の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 23:24:05
84610文字
会話率:45%
子供の頃にした大切な約束。二人をつなぐための約束はいつの日か二人の間に距離をつくる原因になってしまった。お互いの勘違いから生まれた微妙な心の距離はどうなっていくのか、素直になれない女の子と意地っ張りな男の子の甘酸っぱく少し切ない学園ストーリ
ー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 07:00:00
65924文字
会話率:71%
文字数は二千文字から三千が目安。
取り敢えずやってみて、評判良ければ毎日更新してみます。
コンセプトは『主人公をとことん嫌っている女の子は甘やかせるだけ甘やかすとどうなるか?』です。
蒼山海青は外見から誤解されやすい男子高校生。入
学式から問題起こして不良と思われているから基本一匹狼。嫌われているというか恐れられているのでクラスメイト達とも距離を置いている。
その正体は人情家で家事万能、お世話するのが大好きのお兄ちゃん。
隠れヒーロー気質で困っている奴の為なら自己犠牲も厭わない。
そんな海青はある女子生徒から猛烈に嫌われていた。
武者小路ソニア。剣舞高校の生徒会長で、真面目な模範生だ。ほぼ全生徒が信望と敬意を示す聖女様。海青は敬意と畏怖を込めてソウルイーター先輩と呼んでいた。
初めての出会いが最悪で海青が助けたボケた婆さんが言いがかりをつけたせいで何も知らないで駆けつけたソニアといきなり大喧嘩。
以来海青が問題を起こす度に警察から呼び出されて、気が付いたら不倶戴天の敵になっていた。
そんな時、ソニアは倒れる。 そこに偶然通りかかった海青が介抱。
原因は 栄養失調と 寝不足による失神。 気づくと海青が渡した 弁当を完食した。先生の話によると誰も入れないで生徒会を一人で回し続けている代償だそうだ。
このことを 誰にも口外しないでとソニアに頼まれる。 元々そんな気が全然なかったので了承する。
その代わり毎日食べてくれと依頼。名目上は彼女にあげる弁当の味見と実験体。実際は意地っ張りな先輩に無理にでも弁当を食べさせる為。
「イヤです。何が入っているか分からないじゃないですか!」
「じゃぁ、この威厳の欠片もない無防備な可愛い寝顔学校のSNSへアップしてしまうよ?」
「それだけはやめてください!」
とった写真で無理矢理納得させた。
毎日弁当食べで当初は我慢していたが、美味しさに素直になる。
ここから相容れない二人の仲が徐々に縮まっていく。
ソニアには大好きな人がいるのだが、何処までも広い海青の色が彼女の心のキャンバスへ優しく侵食。大好きな気持ちが彼へと徐々に傾く。
ただ、海青は男女の友情はあると信じて疑わないので恋愛には発展しない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 19:07:28
139096文字
会話率:48%
とある舞踏会の夜。カイン・アーシファは、危機に陥ったところを見知らぬ女性に助けられる。その女性――リテア・ハイムウェルは厄介な事情を抱えていた。家を守るために、力を貸してくれる結婚相手を探していたのだ。リテアに契約結婚を持ちかけられたカイン
は、少しの打算と彼女への興味から、その契約に同意する。そこから始まる、リテアとカインの愉快な同居生活。それぞれに意地っ張りな二人の恋と成長の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-28 17:00:00
125818文字
会話率:41%
腫瘍外科病棟の医師、月居蓮(つきおりれん)は、看護師から関わりたくない医師No.1と噂されている程の超ツンデレ。それ故に職場ではいつも孤立してしまっている。
そんな月居の前に現れたのは、まるで大型犬のような看護師、南崇大(みなみたかひろ)
。南はイケメンで明るい性格の持ち主。あっという間に病棟の人気者となってしまう。南は過去に母親を癌で亡くしており、その時世話になった月居に憧れ、看護師を目指したのだった。
明らかに対象的な存在の二人だが、お互いの弁当を誤って食べてしまったことがきっかけとなり、一緒に弁当を食べる仲となる。それ以来、少しずつ二人の距離は縮まっていった。
意地っ張りな月居に、南は素直に好意を示してくれるのだか、恋をすることに臆病な上に、超ツンデレな月居は、その好意を素直に受け入れることができない。それどころか、南が気になって仕方ないのに、いつもキツく当たってしまう。
しかし、腫瘍外科病棟に入院している、シェフや花屋の店員、パティシエ、女子高生などの患者達に影響を受け、月居は少しずつ南に心を開いていくのだった。
年下看護師×ツンデレ医師の、焦れったくも甘やかなボーイズライフ。
現役看護師が綴る医療系ラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 19:30:00
54883文字
会話率:54%
ライバルをギャフンと言わせたくて(古い!)彼女の幼馴染にわざと告白したのにミイラ取りがミイラになっちゃった話。
逆の見方では、プライドが邪魔して大好きな幼馴染をライバルに取られてしまった意地っ張りな女の子の話。タイトルはこっち視点ですね。
特に明記はしませんが、主要登場人物3人(萌、真理、悠)の視点の話が切り替わります。
津軽弁が物語の重要な要素になっていますが、作者自身は津軽弁ネイティブではありません。遠い記憶とネット情報から書いていますので、エセ津軽弁になってたらすみません。訂正、アドバイス等、ありましたら、是非教えて下さるとうれしいです。それと、作者自身には方言に対して偏見はありません。あくまで物語の登場人物の観点ということでご了承下さい。
R15は念のためです。ラッキースケベ程度な描写はある予定ですが、メインではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 18:00:00
96618文字
会話率:62%
公爵令嬢であるセシーリア・ブランシェットは、父親の悪評のせいで親しい友人もおらず常に一人ぼっちだった。ある日、兄に連れられて行った夜会で第三王子に声を掛けられる。ダンスを踊ったところまでは良かったのだが……。訳アリ令嬢であるセシーリアに待ち
受ける結末とは!?
※このお話は、「優等生だった子爵令嬢は、恋を知りたい」のスピンオフ作品となっております。この作品単体でお楽しみいただけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 09:03:33
16877文字
会話率:44%
高校生になったばかりの宮下凛花は、パパが大好き。幼馴染の穂香と駿には、いるも呆れられていた。「パパより格好良い人なんていない!」これが、凛花の昔からの口癖。凛花のパパは、アイドルグループSHINEのメンバーの一人。生まれた時から、舞台の
上で輝く父親を見てきている。それに、父親は一人娘の凛花を溺愛。凛花は、パパ以上に格好良くて、素敵な人がいる訳ないと思っている。だから今まで、パパ以外の男の人に見向きもせずに生きてきた。でも高校に入学した凛花に、気になる存在が現れる。アイドルが好きだと知られると、いつも男子にからかわれてきた。「笑わないの?」と凛花が男の子に問いかける。聞かれた男の子は、人の好きな物なんて色々だろと笑いとばす。パパが大好きな少女の胸に、ほのかな恋心が芽生える。意地っ張りでなかなか認めない凛花が、これは恋なんだと自覚するまでのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-30 10:00:00
12348文字
会話率:29%
唯一の恋の相手である妻を失って以来、ひとりで眠れなくなってしまった男は、それまで忌避してきた不特定多数の女性たちを侍らすようになった。そうして最愛の妻が遺した忘れ形見は、自分を産んだことで母は逝ってしまっただけでなく、最愛の妻を喪った父は性
豪と呼ばれるようになってしまったのだいうことを知って、家を出ていってしまった。
最愛を喪い、忘れ形見である息子を失うことになっても、無気力になってしまった彼は病を得て、女性を侍らすことどころか生きていることすら面倒になった男は、ひとりの美しい女と出会い、天啓を得る。
「私と、契約結婚をしよう」
やがて男は死に、残された女は、家出した息子を探した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 22:03:09
21815文字
会話率:32%
うちの婚約者、素直になれなさすぎて、常時ツンデレ状態。(※重複投稿作品)リィズ・ブランディシュカ
最終更新:2024-04-27 21:00:00
3731文字
会話率:4%
タイトルはドエスだけど、中身は普通(※重複投稿しています)
最終更新:2021-05-08 01:00:00
581文字
会話率:5%
乙女ゲームの世界に転生した悪役令嬢リリヤは、自分を貫いていたらフィディル王子とか傲岸不遜王子とかと仲良くなってしまう。(※重複投稿作品)短編にするには文字数が増えすぎた。
最終更新:2021-04-27 19:00:00
9469文字
会話率:21%
帰って来るべきは私じゃなかった。
流星の国が舞台の孤独な少女と意地っ張りな少年騎士の恋物語。
昔、個人サイトで掲載していたもののリメイクです。
最終更新:2024-04-25 22:12:09
18463文字
会話率:32%
騎士であった夫が突然川に落ちて死んだと聞かされたラフェ。
お腹には赤ちゃんがいることが分かったばかりなのに。
これからどうやって暮らしていけばいいのか……
子供と二人で何とか頑張って暮らし始めたのに……
そして………わたしは幸せにな
れるのでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 05:00:00
305477文字
会話率:36%
隣町での初デートを終え、少しずつ距離を縮めていくシャルトリューズとイエーガー。
しかし、そんな二人の仲を邪魔する恋のライバルが現れる!
シャルトリューズと古い知り合いのそいつは、言葉巧みにシャルトリューズを誘惑する。
意地っ張りな
イエーガーはシャルトリューズの心を繋ぎ止めることができるのか?
両片思いのケンカップルが繰り広げるラブコメシリーズ第3弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 12:27:57
26815文字
会話率:41%
婚約者である王太子に浮気された挙げ句婚約破棄を突きつけられた、公爵令嬢ジャニス。彼女は婚約破棄に同意するも、王太子と浮気相手を殺めてしまう。
その後彼女は、姿を変え浄化を行うことに。
そんな彼女のもとに、王太子の側近だった魔術師が現れる
。ジャニスに対して王太子との婚約解消を迫っていたことから、彼に嫌われていると思っていたジャニス。ところが彼はジャニスを大切に扱う。
彼の独り言から、ずっと自分を見守ってくれていたことを知り驚くジャニス。彼の言葉に素直な想いを口にしたところ……。
意地っ張りで甘えるのが下手なヒロインと、ヒロインのことが可愛くて仕方のないヒーローのお話。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 20:08:38
8039文字
会話率:41%
三年前、そうとは知らぬまま東国の王を助けた妓女の香梅(シャンメイ)。男は恋仲であった別の女と祝言を挙げていたが、彼女は未だにその男のことを忘れられずにいた。雨の降りしきるある日、三年前の礼をしたいと見知らぬ男が楼閣を訪ねてきて……。意地っ張
りで素直になれない女と、不器用で言葉の足りない男が織りなす恋物語。
『【連載版】龍の望み、翡翠の夢』の続編ですが、こちら単品でお読みいただいても大丈夫な作りにしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-30 07:43:50
30964文字
会話率:29%
ーー私は出来損ないの魔女だ。
繰り返される戦に、創造主は一度世界を壊した。
ここは、創造主が作り直した五つの国。
今度は争いが起きぬよう、創造主は国に魔女を降ろした。
歌で呪いをかけることができる、五色の魔女。
元祖黒魔女の弟子であった師
匠を持つ、潤子は魔女もどきだ。
欠けた自分に苦しさを抱えている日々。そんなある時、黒魔女の恋人だと言う青年に出会う。
え?ババ様の恋人?
意地っ張り金髪美形×訳あり女装黒髪男子
*前世、転生もの。
*受けが女装してます
*NLも出ますが、メインはBL
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 15:17:18
21883文字
会話率:44%
フェアクロフ公爵令嬢アレクシアは高位貴族の娘として相応しくあろうとしていた。
なのに、最近婚約者である第二王子はそっけない。
そんな彼にしつこく接近する令嬢がいた。
言い様のない不安を感じ、アレクシアはフェアクロフ公爵家に代々伝わる
魔導書を手に取る。
魔導書に導かれ、アレクシアは意地を張らずに素直に気持ちを伝え、望む未来を手にすることができるだろうか———。
これは決して暴れ牛と、それをいなすマタドールの物語ではない。
「オネエな魔導書」がほかのライバル令嬢を導いたら、というお話です。
導入の説明を大幅に省いていますので、
「オネエな魔導書に導かれ、婚約者とヒロインの裏切り回避を目指していたら、氷の公爵子息に溺愛されました。」
を先に読まれることをお勧めします。
果たして、ほかのライバル令嬢が魔導書を手にしたとき、どんな風になるのか。
お楽しみいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-19 19:00:00
14582文字
会話率:47%
モーベット侯爵ジョサイアは結婚式直前、愛し合っていたはずの婚約者に駆け落ちされてしまった。
急遽の結婚相手にと縁談がきた伯爵令嬢レニエラは、以前夜会中に婚約破棄されてしまった曰く付きの令嬢として知られていた。
間に合わせで自分と結婚するこ
とになった彼に同情したレニエラは「私を愛して欲しいなどと、大それたことは望んでおりません」とキッパリと宣言。
元々結婚せずに一人生きていくつもりで実業家になろうとしていたレニエラは、これは一年間だけの契約結婚にしようとジョサイアに持ち掛ける。
愛していない契約妻なのに、異様な熱量でレニエラを大事にしてくれる夫ジョサイア。それは、彼の元婚約者が何かおかしかったのではないかと、次第にレニエラは疑い出すのだが……。
また傷付くのが怖くて先回りして強がりを言ってしまう意地っ張り妻が、元婚約者に妙な常識を植え付けられ愛し方が完全におかしい夫に溺愛される物語。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-25 21:28:26
100242文字
会話率:36%
三月三十一日。それが、俺たち二人の誕生日。
同じ年の同じ日、同じ場所で、同じ時間に産まれた子供。
お隣同士の子供たちは十七年間、姉弟のように一緒に育ち、大きくなった。それが俺たちの奇跡のような共通点だ。
高校三年生の俺「五十里悠真」には、
昔からの習慣が二つある。
それは隣に住んでいる、とっても特別な幼馴染である「白咲羽依里」と話すこと。
そして、ある言葉を毎日告げること。
その習慣に例外というものはなく、どんな時でも毎日欠かさず行ってきた。
雨の日でも、台風で交通機関が麻痺しても、俺がインフルエンザにかかっても、何らかの手段で羽依里と一日一回会話を交わす。できれば、顔を合わせて話す。それが俺の習慣だ。
これは、そんな変な習慣を持つ俺と変な習慣の理由になっている羽依里が過ごすとある一年のお話。
俺がこよなく愛する、しっかりものだけどふわふわで小さくて、柔らかくて弱くって、それでいて意地っ張りで寂しがりやな女の子と過ごした、高校最後の青春と俺たちの生涯最後になる恋の物語。
今日も俺は羽依里の元へ駆けていく。
そして言うのだ。いつものお決まりの言葉を、彼女へ―――――――――――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-21 02:30:22
446392文字
会話率:63%