この物語の主人公、名前は東城舞美。某県榊市にある公立高校に通うごく普通の高校1年生女子である。
東城家は遠い古の頃から代々神守を生業とし、その祓い清める力は日ノ本の國一と言われていた。
しかし現世の東城家では、神守だった事も、その強い力の事
も忘れ去られていた。
ある日の夕刻、舞美はバイクとの事故に巻き込まれてしまう。瀕死の重傷を負い生死の境を彷徨う舞美の元へ、5人の神守が現れる。
この5人の正体は東城家の祖先であり、その1人1人が強い力を持っていた。そして日ノ本の國に凶悪な悪しき力を持った者が迫っていると告げ舞美にその力の源「五珠」を授ける。
五珠の力を纏い悪しき者と対峙する事となった舞美。日ノ本の國に迫る凶悪な悪しき力を持った者とはいったい?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 10:00:00
208342文字
会話率:45%
突如世界中に出現した異空間。そこにあるのは新たなる資源である『アザーライト』。各国は競って新たなる資源を求め調査隊を送り込んだ。。しかしそこに現れた謎の人型兵器の襲撃者によって調査隊は壊滅。新たなる脅威に人々は思った。「降り掛かる火の粉は払
うまで」と。人類の過ちと各々の正義、そして異空間が繰り広げる終焉までの物語。
この作品はpixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 23:16:40
68105文字
会話率:40%
異世界転生…といえばチートだ。主人公はチートを使い、異世界を冒険しヒロインと一緒に世界の危機に挑んでいく…
セアに転生したアリスも当初はそういう期待を抱いていた。しかし、現実はそうはいかなかった。
チート…このセアではユニークと呼ばれる
が、転生したアリスの獲得したユニークは本来なら男性しか使えない魔法だった。
しかもその特殊なユニークのせいでオブザーバーという特殊な職業の龍に保護される。
しかし、アリスもこの特殊すぎるユニークを持ったのは私がこの世界の主人公になった証だと考え、主人公なら特殊な仕事に着くものだという考えからオブザーバーの弟子になる。
いざ、冒険やら特訓やらが待ち構えているのかと思えば、魔法学校に入り、魔法を学ぶ生活だった。
それでもアリスは魔法を使い、可愛い同級生とともに第二の人生を歩んでいく…自分の存在ががこの世界にとってどれほど重要かも知らずに。
なおエブリスタでも同名で掲載いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 17:00:00
1097382文字
会話率:56%
485年、ディゲーニア王国にてファスコ国王が死んだという知らせが王国中に届いた。
国王が死んだという知らせに国民は悲しみに暮れ、涙を流した。だが、アルクス協会の編纂者であったミラフェスはこの知らせに悲しみよりもがっかりした感情が優先してい
た。
国王は60年前、北に住む魔王ヴァシリッサを討伐したことにより、当時の国王から褒美として、妻であるノエル女王と結婚、国王に就任したのだ。
だが、本来武勇伝として語るはずの魔王討伐に関して、ファスコ国王は死ぬまでその詳細を一切誰にも語らなかった。
教会の編纂者であり王宮付きの編纂者でもあったミラフェスも何度も国王に交渉し、魔王討伐について自伝として書物を残さないかと言い続けてきたが一度もその口を開くことは今までなかったのだ。
しかし、国王が死ぬ数日前、唐突にミラフェスを自室に招き魔王討伐に関する過去を語ると言い出したのである。そして内容が膨大であると予想したミラフェスは準備のため数日後、取材をするというとウキウキし、取材の準備を始めた。
その矢先の訃報である。ミラフェスは心底がっかりした。
だが国王の葬儀が終了して数日後、協会にある青年が訪れた。ディオと名乗る人物は自らを国王の隠し子と名乗り、ミラフェスにファスコの過去を調べて欲しいと依頼してきたのだ。
ディオが本当に国王の息子なのかすら怪しい状況だったが、ミラフェス自身もようやく聞けるはずだった国王の武勇伝をこのまま終わらせていいのかという迷いがあった。
魔王討伐自体は事実であるため、その功績を辿れば本人に聞かずともこの魔王討伐に関する歴史が分かるのではないかと考えたのである。
そして同時に何故今まで国王が秘密にしてきたのか、このディオという青年が本当に国王の息子なのかもこれで分かるのでは?と思ったミラフェスはディオの依頼を承諾し、ファスコ国王の魔王討伐の取材に旅に出るのだった。
だがミラフェスは知らなかった。
この旅で国の存在を揺るがす重大な事実を知ることになると。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 17:00:00
46717文字
会話率:40%
これは、とある魔道具使いと赤毛のエルフが紡ぐ世界一美しい恩返しの物語。
詐欺師のような男、ダーマスからの依頼によって幼い子を預かることになってしまった魔道具使いの夜主三魔。奴隷としての教育を施されている赤毛のエルフの少女を預かった三魔はそ
のことをよく思っておらず、彼女に「謝罪をするな」という命令を下した。そして彼女を自らの弟子とし、勉強を教える日々を過ごしていた……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 00:00:00
18879文字
会話率:43%
夏が終わり秋が近づいてきた頃、いつも通りの道を歩いていると喫茶店が目に留まった。普段は気にならないのだが何故か惹かれてしまって、得意でもないコーヒーを注文してしまう。一口頂いてみると特に美味しさを感じない苦い味とコーヒーの独特な匂いが口内
に広がる。それによって顔を|顰《しか》めながらふと外を見ると、一人の少女が店の前の道を通り過ぎて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 18:12:17
6701文字
会話率:41%
現在、日本全国にある稲荷神社の数はおよそ三万社。
個人宅に祀られている数を入れれば、その数は四万を超えるとも言われている。
その稲荷神社の頂点にあるのは、言わずと知れた伏◯稲荷大社である。
この物語は、数百年前に伏◯稲荷大社に祀られている
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)が代がわりした時に起こった稲荷神とその伴侶の少年が神様達の事情に巻き込まれて、わちゃわちゃするお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 21:23:51
4566文字
会話率:9%
俺の名はタケル・ヤマト。
この平和な惑星アースガルド中を駆け回る冒険家にして、遥か太古に滅んだ超古代文明、アトランディア大陸の遺跡の研究者さ。
アトランディア大陸の文明は、別名「超建築文明」とも呼ばれていて、現代じゃ見たことも聞いたことも
、想像すらできないようなマシンを使っていたと言われてる。
それは「伝導光具(でんどうこうぐ)」って言われてて、超建築文明の呼び名に恥じないスッゲぇ建物を作るのに活用されてただけじゃなく、時には自然の猛威が建築を妨げる時には、その荒御魂(アラミタマ)を鎮める為にも使われてたんだぜ。
おっと、いっけねぇ、あんまり話が長いと嫌われるって、死んだ父ちゃんが言ってたっけ。
とにかく俺の冒険、しっかり見ててくれよな!
次回、超硬突貫インパクト・ドライブ、第一話「貫け、俺のインパクト・ドライブ!」、それが俺の道だ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 16:45:57
9555文字
会話率:19%
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)に呼び出されたキツネの春愁(しゅんしゅう)は、この度「もきゅめんたりーほらー」なる動画を作成することとなった。なった。なってしまった。上司からの命令だから、致し方あるまい。
キツネと、楽しそうだからと参加し
た、神様の作った動画のお話。
……だったのだが。
春愁たちの作った動画を見た人間の子供たちが、春愁たちの真似をして祠を壊そうとしてしまった。これはキツネが介入したので、祠を壊されずに済んだ神様のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 11:10:00
13710文字
会話率:30%
敬語を習得しようと思ったのは、何時の時だったか。
それは全く覚えてない。でも使うべき相手は決まっていた。
その方は、些細な事でも荒御魂に近付いて、苦しい思いをなさっていた。
だから貴方様の御負担が少しでも軽減なされる様、本日も使い続けるので
す。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
仕上がりまくった敬語を使うのは、限られてますよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 19:35:55
809文字
会話率:25%
突然の暴風雨であっても、梅香の君と会う時だけは、必ずと言って良いほど晴天だった。
曇りの時も無くは無いけれど、雷雨になる事はまず無い。
親和性ありそうなのに……。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません
。
注意事項2
さっきのオマケを削除してしまったので、折角なので小説に。
前にも話しましたかね?梅香の君が雷雨嫌いな話。
たまにぼやっと出ていた気がしますけども、改めて。
※前は「梅の花落ちちゃうから」と仰ってましたど。
オリジナル設定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-16 17:56:44
841文字
会話率:42%
ちょっと嫌な事があった。
来週は平和に過ごしたいと思った。
だから直属の神様にお願いをしに行った。
口は悪いけれど、やる事はやる。だから信頼してる。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項
2
賽銭箱に腰掛けるのはご法度ですからね!!
私との約束です!!
平常運転な飆靡様の話。
元ネタの神様が結構ロックな方なので、これぐらいしないと解釈違い甚だしい。
という所からしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-08 20:45:55
1124文字
会話率:55%
主人公 木花サクヤ 「永遠の旅を続ける少女 布都御魂剣(フツノミタマのつるぎ)と金剛杵ヴァジュラを所有 弥勒菩薩、武御雷、木花咲耶と三つの神の名を持つ」
韋駄天スカンダ 「サクヤの為に動く忍者のような存在 双刀の使い手 普段は「半蔵」と名
乗る
スカンダとはイスカンダルの語源となった軍神」
三ツ谷シュウジ 「サクヤの護衛を努める槍術の達人 阿修羅槍(アスラそう)を持つ 正体は三界の勝利者と呼ばれた降三世明王」
シバ 「大自在天(大黒天)シヴァの死体に憑依した大日如来ビルシャナ 高校生だがろくに学校に通ってない、もう一人の主人公」
アザトース 「謎の多い喋るニワトリ、しかも飛べる その正体はクトゥルフ最強の白痴の魔皇」
緋龍アキラ 「大日如来の化身である不動明王アチャラ 緋色の髪で正統派マイルドヤンキー」
天降者(てんりんしゃ) 使命を受けて「天より降りて来た者」達 多数存在する 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-14 19:00:00
18288文字
会話率:91%
ないよないよないよない
最終更新:2024-02-01 23:43:30
200文字
会話率:0%
1度入れば2度と出られぬ、その森の名は……。
主君を殺めた“弥生”は怪異の森で見知らぬ白い着物を着た女と出会うのだった。
最終更新:2024-01-30 12:00:00
100261文字
会話率:47%
兄よりも霊力が劣るため、両親に疎まれていた幽子は比較的自由に生きていた。
「殺されるか監禁されるか、どちらが好みだ?」
修学旅行先の神社で謎の少年にそう囁かれるまでは…
何かの冗談だと思い、あの言葉をすっかり忘れて登校した幽子を待ち受けて
いたのは転校生として現れたあの少年だった。彼は幽子に契約書を渡す。そこには幽子と彼の両親が結んだ契約であること、そして幽子が15歳になったら彼の両親に幽子を預かる旨の文言が連なっていた!
そして徐々に明かされる自分達の正体。戸惑いつつも何とか前を向こうとするが、その先に待っていたものは…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-06 18:10:58
665500文字
会話率:47%
真っ当な術者ならば眉を顰めるような異常な依頼でも、事と次第によっては引き受ける。
そんな逸れ霊能力者の庵を訪れた若い妊婦の依頼は、自分の胎内の赤子の御魂抜きだった?
(※ 本作品は、第5回「小説家になろうラジオ大賞」の参加作品で御座います。
)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-02 06:02:21
1000文字
会話率:34%
体内に龍神を宿す夢想士、神尾龍子は師であるアンジェラから自分の出自を聞かされる。1000年前、平安時代に起こった事件。小さな村に祀られていた龍神が荒ぶる神となり、未曾有の災厄となった。その龍神の娘が龍子だった。荒御魂となった龍神はアンジェラ
に倒され、その魔水晶は娘の龍子の体内に宿った。これは滅びの未来を控えた者たちの過去の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 14:26:32
35640文字
会話率:58%
神の信仰が薄れた現代日本。その中で古来から存在する神の名前を知っている人はどれくらいいるだろうか。あ、神って言っても仏教の神じゃないよ?あれ、仏だから。ややこしい宗教に組み込まれることになった神は時代ごとになくなって行く信仰心のせいで人前
には現れなくなった。しかし、神自体がいなくなっては世界は混沌と化すため、信仰を取り戻すために彼らはある手段をとった。それが、1人の運命を捻じ曲げることになるとは知らずに。これは、望まずに神に選ばれてしまった人間達の物語。
一部古事記などの内容も含みますが、基本のストーリーや付属設定は作り話です。神様や仏様の名前は色々あるので、登場するたびにあとがきで説明を加えていきますので参考までに。異世界ものではないのでハーレムとかはないのですが、嫌われからの愛されみたいな御都合主義もちょい入りますのでご注意を!あ、途中グロ入ります。
第1章終わりまで駆け抜けます。毎日更新です。第二章からは切り崩しながらの投稿となるため週2くらいになると思われ。何卒、何卒よろしくお願いいたしますっ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 12:58:15
48199文字
会話率:64%
其れは、忘れられた世界、迷い込んだ御魂を正しい場所へと導く、1匹の老竜が出会う御話
小さな惑星に迷い込んだ少女はそこで1匹の老竜と出会う。
自分の正体も分からない少女はこの惑星で自分を思い出す為に老竜と暮らすことになる。
これはDeli
ghting Worldに繋がる1つの物語のカケラである。
この小説はpixivで連載している作品をそのままこちらに移したものです。
https://www.pixiv.net/novel/series/1548554
こちらにはこの作品のイラストなども投稿されております。併せてご覧いただければと思います。
途中から平行連載になります。
Delighting Worldの外伝ではありますが、最終回までDelighting Worldのネタバレは登場しません。
前日譚の一端程度なので。
ですからまだDelighting World最後まで見てない人でも問題ないと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-23 09:46:05
55545文字
会話率:39%
一回の罰ゲームが生み出した恋の物語。
ある日、罰ゲームを受けることになった男、山田太郎。
彼罰ゲームの内容は学校一の高嶺の花にして女王に告白をするというもの。
断られるだろうと考えいざ告白をすると、なぜかオーケーを貰えてしまい!!??
診断メーカーで出てきたお題を元に書いた物語のため、超雑かつ超グダグダでよくわからない仕上がりになってしまった作品ですが!!ぜひぜひ、お楽しみください!!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 02:01:31
7920文字
会話率:31%
とある日。俺は怒られていた。
目の前の女性。比翼翠蓮によって…
彼女は中学生と間違えられるほどの幼い容姿をしている。所謂ロリだ。
そんな彼女はうちの部署の部長。久瑠龍也に狙われていた。
彼女は社内でも有名なロリコン。
俺は彼女を守るべ
く重い腰をあげるのだった………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-06 00:00:00
7256文字
会話率:37%
これは、人生で最初の恋の物語。
初心な少年と少女の出会いの物語。
そして、失った過去の物語。
…これは、YouTubeで活動している『みるきぃ』さんのために作った物語です。
みるきぃさんの作品。『人生最後の恋の種』の続編にあたる物語です。
みるきぃさんの作品を見なくてもわかるように作りましたけれど、ぜひぜひ。この作品を見終わった後、みるきぃさんの作品をご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-18 23:52:04
2479文字
会話率:42%
その土地には『外から来る厄災を喰らう』という神様が祀られている。
自然災害や疫病から集落を護るが、時に激しい荒御魂で、集落に壊滅的な出来事を引き起こしたりする。
『喰神様』と集落に降り掛かった、ある『出来事』
集落にとっての『厄災』は、『喰
神様』を荒ぶらせてしまった。
我欲に対しての『制裁』
そんな『神様』と共に生きる人達の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-21 10:24:15
24523文字
会話率:20%
※偶然にもログインしたらぴったり三年ぶり(2016年6月14日~2019年6月14日)でした。
これを機に更新してまいります。
時は現代。汎用人型ロボットが重機として活躍する架空の日本でのお話。
世には、その人型重機を用いて寺社仏閣を荒ら
す悪の組織が跋扈していた。
しかし、天はそのような無法を許してはおかなかった……。
戦神・建御雷神(タケミカヅチ)を祀る鹿島神宮に安置された国宝、フツノミタマノツルギ。
奈良時代に鍛造されたといわれる全長271センチの鉄剣は、その巨大さゆえに儀礼用の剣との説が有力であった。
だが、その剣は人が扱うものにあらず。
鹿島神宮に古来より伝わる木造神体「ミカヅチ」専用の剣であったのだ。
そして、ミカヅチの搭乗者として選ばれたのは、若干14歳の少女、武美衣乃理(たけみいのり)。
ミカヅチと衣乃理が出会う時、鹿島の地に新たな歴史の幕が開く!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-25 00:00:06
219016文字
会話率:53%
僕の神さまは、今日も米を炊く――。
『稲成り』の店主――一陽さんは『心を満たす食事』を作り続ける。
人が、今日も元気にすごせるように。明日も、楽しい一日であるように。
途切れることのない人の営みを、『美味しい』という『幸せ』で彩
るために。
榊木凛は食というものにまったく感心がなく、安くお腹を満たせればいいという考えだったが、とあることがきっかけで、『稲成り』でアルバイトをはじめることになり、それから考えが変わっていった。
食こそが、人の身体を、その営みを、そして幸せを作るのだ。
店主の一陽は、実は神さま。『稲荷(いなり)大明神(だいみょうじん)』であり、『宇迦之(うかの)御魂(みたま)神(のかみ)』であらせられる。食や穀物を司る神さま自ら米を炊き、おばんざいを作る。食とは何かを人々に知らしめるために。
神の奇跡ではなく、手ずから作った心のこもった料理と言葉で、人々の心を――身体を癒す。
そんな美味しい料理を求めて、京都の伝統的な町家『稲成り』に今日も人々がやってくる。
じんわり、ほっこり、心が温まる美味しい物語――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-30 12:00:00
79943文字
会話率:47%