この列車旅小説は、かつて国鉄が昼夜兼行の寝台座席両用電車として走らせていた581系・583系の昼の旅と夜の旅を、当時の大学教授を主人公として描いたものです。
世界初の昼夜兼行寝台電車として華々しく登場した581・583系電車は、新幹線
連絡の山陽・九州筋と上野からの北海道連絡・東北・常磐筋で大活躍していた。昼は座席特急、夜は寝台特急として。
同じ電車の昼の顔と夜の顔は、実は、全く違っていた。
しかし、そのどちらもが、当時の国鉄を取り巻く状況を象徴していたといえよう。
スピードを武器に生まれ出たものは、いつかはスピードの前に敗れ去らなければならない。(竹島紀元・鉄道ジャーナル編集長。鉄道ジャーナル1975年3月号記事より)
新幹線によってやがて追われゆく在来線特急の役割を、この電車たちはしっかりと演じきったといえよう。
その列車の中には、伝説の愛称名「つばめ」もまた、含まれていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 12:24:44
16526文字
会話率:18%
荒瀬実は実家に帰省して、簡易宿泊所を始めた弟の彰と再会する。
最終更新:2024-01-26 20:00:00
19648文字
会話率:60%
ピアニスト、本吉和孝は閉校になった空別小学校の卒業生。世界的に有名になった時、この地を再び訪れる。
最終更新:2023-03-25 20:00:00
13080文字
会話率:53%
上野と札幌を結ぶブルートレイン、北斗星が消えようとしている。鉄道に興味のない文幸に、父の和幸はその思い出を語る。
最終更新:2023-02-27 20:00:00
2812文字
会話率:45%
夜行列車が駆け抜けるその鉄路に、蒸気機関車の姿は少ない。元からその鉄道には、蒸気機関車は居ないと言う理由から。
寂しく響く、ホイッスルの汽笛に乗って、今日も夜行列車は夜の鉄路を走る。
根も葉もない噂話を吹聴され、何もかも無くなった旅客と、そ
れを影から見守る給仕役を乗せて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-08 11:34:03
38046文字
会話率:18%
唯一の定期寝台特急『サンライズ』。今回はサンライズ出雲に乗ってみました。方向音痴で旅行初心者の記憶です。興味ある方、是非に。
最終更新:2023-04-08 07:00:00
10433文字
会話率:2%
普段使っている駅、そこに見慣れない列車が停まっていた。
河内三比呂さんの冒頭部分一緒小説で執筆させて頂きました。
※この小説は、小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+に掲載しています。
最終更新:2022-12-01 18:00:00
1981文字
会話率:37%
自分の幼少期のぼんやりとした記憶から書いた文章です。今回はかつて日本を走っていた「北斗星」という寝台特急に関する話をしようと思います。
最終更新:2022-07-27 09:00:00
1867文字
会話率:0%
東京某区の探偵事務所「水無月探偵事務所」
女性のための女性探偵を標榜するこの事務所に、恩人を殺された社長秘書の女性が現れる。
そして事件の第一容疑者には、その日寝台特急「出雲」に乗っていたというアリバイがあった…
最終更新:2022-07-24 16:18:13
10992文字
会話率:52%
透析中の、母。旅行に行きたくても、その為の日程の確保が難しい。
そこで今回は、寝台特急『サンライズ瀬戸・出雲』号を利用した、弾丸旅行を計画した。
その旅の、行く末は?
最終更新:2022-06-18 14:00:00
12201文字
会話率:0%
警視庁捜査一課の相川警部補は、郷里の長崎での法事を終え、長崎発の寝台特急「さくら」に乗った。翌朝、東京駅に着いた寝台特急「さくら」の車内で男女の射殺死体が発見された。浮気旅行の帰りということから、捜査線上には女の夫が浮かんだ。しかし、彼には
鉄壁のアリバイがあった。相川らがアリバイ崩しに挑む最中、第二第三の殺人が起こる。東京と長崎を舞台にした事件に相川が挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 01:14:14
14405文字
会話率:63%
エジプト神話に登場するハヤブサの頭を持つ天空と太陽の神である「ホルス」に因んで命名された小惑星探査機ホルスは、小惑星「リュウグウ」の探査を終え地球にその採取物を届けると、再び宇宙の旅を続けるのだった。ところが、推進源イオンエンジンの故障によ
り制御不能となったホルスは、自分に搭載されたAIコンピュータに無作為に抽出された千人の記憶提供者たちの思い出が詰まった「隼人(はやと)」という統合データを有しており、土星に接近したところで、その中からホルスの感情回路が選択した想い出が土星の輪に走馬灯のように浮かび上がって行ったのである。
本書ではアラビアンナイトに倣ってその千人の追憶の中からホルスに因んで「隼」にまつわる以下の6つの短編を収録している。
・競走馬プリンセスジャスミンに乗りGⅠレース優勝を果たす物語
・両足骨折した茉莉との二人三脚でのウインブルドン大会優勝の物語
・恋人 那津江との夏祭りの思い出を胸に特攻機「隼」で出陣する物語
・微音の愛に触れて幸せとは何かを知る冷徹な剣豪の無念の死に至る物語
・亡き母の伊織を弔うため帰郷する寝台特急「はやぶさ」で観た宇宙開拓旅の夢物語
・砂漠で迷い込んだ古代エジプトの王子が見つけたエデンの園の物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-17 14:29:59
15323文字
会話率:32%
あれは僕がまだ駆け出しの記者だった10年以上も前、携帯電話も、もちろんスマホなどない時代、ノートパソコンがやっと持ち出せるくらいに小さくなり、メールで記事を飛ばすことができるよになった頃に遭遇した不思議な出来事だった。
最終更新:2021-07-22 10:33:44
6764文字
会話率:39%
寝台特急『北斗星』を中心に、今は亡き鉄道車両が別の日本に転生して活躍する話
他サイトにも掲載
ハーメルン
→https://syosetu.org/novel/259041/
pixiv
→https://www.pixiv.net/n
ovel/series/7312152折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-19 17:00:00
4451文字
会話率:81%
17歳の古永小春は寝台列車に乗り、温泉郷タマノイを目指す。
途中、猫の神様や列車強盗に出くわす。
ちょっと不思議なやわらか旅小説。
最終更新:2021-06-12 09:14:39
4287文字
会話率:19%
寝台特急に乗ること。
最終更新:2021-03-14 19:54:06
903文字
会話率:12%
ある夏の日、恋人のゆかりとともに、寝台特急に乗って旅行に出かける事になった葵。
その特急には「あの世とこの世の狭間にある、『名前のない駅』を目指す死者の魂を乗せている」という、不気味な噂話があった。
噂を信じず列車に乗り込んだ葵だったが、そ
の直後から周囲に異変が起こり始め……。
オカルトを信じない青年が遭遇した、一夜の怪異の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-12 21:00:00
44927文字
会話率:23%
『午前1時発、星原(ほしばる)行き、寝台特急は、0番乗り場より発車いたします。発車まで今しばらくお待ちください』
夏のホラー2020に合わせ投稿。
前作に比べてファンタジー要素は減っているのかどうなのか…
ホラー作品を書いていたらホラーよ
りファンタジー要素が大きくなってしまった、そんなお話2作目です。
暴力、出血表現あります。ご注意ください。今回は少年のお話です。
※転載禁止。1989折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-19 00:00:00
7400文字
会話率:60%
『午前1時発、星原ほしばる行寝台特急は、0番乗り場より発車いたします。発車まで今しばらくお待ちください』
気づいたら寝台列車に乗っていた。モリタアカネは慌ててホームに降りようとする。
そこで見たものは何もない闇に浮かぶホームだった。
こ
の物語は、夏のホラー2020に投稿しようと書いていたらホラーというよりファンタジー要素が強くなってしまったお話です。
※無断転載禁止。1989折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-03 01:00:00
7687文字
会話率:58%
今は無き『寝台特急日本海3号』が舞台の細やかな事件。
テッちゃん相手だと、この表題と前半部分だけでオチバレしてしまうだろうか。
最終更新:2020-08-18 21:17:01
2822文字
会話率:20%
晴海埠頭で殺人事件が起きた 休暇で北海道へ飛ぶ亀山は上野発の寝台特急・ゆうづるに乗った
最終更新:2019-04-17 19:21:40
3902文字
会話率:64%
今年十八歳を迎えようとしていたジェームズは、ハーフだ。日本の中学校でいじめにあって命を落とそうとしたが、偶然にもロンドンの叔父叔母に預けられることになった。しかし、失意の中、記憶は消えていて、両親の生死すらわからない。それでも学校に通う中、
徐々に元気を取り戻していく。相撲大会に応援に出かけ時に、見知らぬ日本人旅行者に行く手を遮られ、王家の継承者であり、ナナモというもう一つの名前があると、告げられる。その話を叔父叔母にすると、もし日本の大学を受験するなら、祖母のいる東京で夏期講習に参加するように勧められる。迷ったが、もしかしたら祖母から自分の過去を教えてもらえるのではないかと承諾する。
ナナモとなって始まった夏期講習は大人数で殺風景だったが、友達も出来た。模擬試験で講習は終わるはずだったのに、自分の過去を知るためには、新たな夏期講習を受けなくてはならないと突然言われる。唐突だったので祖母の家から飛び出したが、あの日本人が現れ、王家の継承者に成るための学校に行くのには必要だと説明され、考え直す。寝台特急で目的地へ向かう途中、八百万の神々の話とともに王家の話をされる。その場所はこの世とは異なり、講習を受けるかどうかは選択できるとも言われたが、受けることにした。
今度の夏期講習は合宿で、同部屋になった相手は、嘗てナナモをいじめていた仲間のような気がする。しかし、親切で何でも教えてくれる。授業は神代のもので戸惑うこともあったが、進学には試験はなく決意が必要だと言われても手を抜くことはしなかった。そんな時に、その相手が突然いなくなる。ナナモは図書室で出会った女の子達と行き先を考える。夏期講習は中断させたくなかったが、結局一人だけで探しに行く。
やって来たのはたたらの里であった。邪鬼に男衆が連れ去られ困っていた。同部屋の相手を探しに来たはずなのに、里の窮地を救うための救世主に間違われて、なぜか聖剣を探しに行くことになる。むろん聖剣なので神々に向き合わなければならないし、過去の自分や仲間のことも蘇ってきてのしかかってくる。いくつかの試練を乗り越えながら、やっと聖剣を譲り受けたが、善であり悪であると言われ苦悩する。それでも前に進もうとするナナモは、改めて命と仲間の大切さを知る。過去と対峙し、未来を切り開いていこうとするその勇気は、継承者の学校に入ろうとする決意そのものだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-03 15:31:35
168465文字
会話率:49%
石徹白月夜(いとしろ つくよ)は鉄道好きの女子大生。念願かなって札幌発上野行き臨時寝台特急「北斗星」に乗り込んだ。月夜は車内で出会ったミケこと小鞠明海(こまり あけみ)とともに楽しい旅を満喫していた。ところが列車は朝になっても上野どころか北
海道すら出ていない。ちょっとしたハプニングに巻き込まれた2人は無事に上野までたどり着けるのか。鉄分大盛り、ミステリー分少々、2人のゆるふわドキュメントです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-19 14:27:11
31698文字
会話率:33%