包丁のおれはある時、持ち主のお嬢ちゃんが自分を使って自殺を試みた際に何の力が働いたのか、お嬢ちゃんの体に乗り移ってしまった。何故お嬢ちゃんがそんなにも苦しんだのか、包丁のおれにはわからない。だが、おれはこれを機に、さっさとお嬢ちゃんの暮らす
町から出て行くことにした。というのもお嬢ちゃんは仕事先で、功績を同僚に横取りされまくり、逆に役立たずの烙印を押されていることを、知ってしまったからだ。死んだ両親の紹介で働いているところだからと、逃げ出せなかったお嬢ちゃん。だがおれはそんなしがらみはどうだっていい! そう言うわけで、おれは脅しのように役立たずはやめろ、と怒鳴られたそれをちょうどいい、とその場で仕事場をやめるとどなり、その勢いで町を後にしたのだ。町を後にしたおれだが、そんなにこの先を悲観はしていない。なにせ。
おれは屑鉄として溶かされて包丁になる前は、伝説と言われた名剣だったからだ! ちょっとやそっとじゃおれはへこたれないんだぜ!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 18:00:00
82340文字
会話率:39%
「どうしても皇帝陛下にお会いしたい!」
父親が騙され没落寸前の采華(サイカ)。皇帝陛下に直訴するため、後宮の下級妃になる。
ところが、皇帝は後宮に一度もやってこない!これでは実家の薬屋がなくなってしまう。
追い込まれた采華は、弟で仙術士の提
案で「会えないなら召喚術で喚んでしまおう!」と賭けに出る。
ところが──
「人違いだった!」
召喚術で現れたのは皇帝陛下の側近。冷酷で容赦がないと噂の仁蘭(ジンラン)だった。
ずぶ濡れで今にも死にそうな仁蘭を助ける采華だったが、普通に考えればこれは誘拐である。まずい、かなりまずい。
「ご迷惑をおかけいたしました!!!!」で済む話でもなく、実家を救うどころか仁蘭によって処罰されるリスクが増えてしまう。
どうにか見逃してほしい。そして実家も助けてもらいたい。
何でもします!の精神で取引を持ちかけたところ、仁蘭から『後宮で消えた女官を捜せ』と命じられる。
聞けば後宮では女官や宮女が行方不明になる事件が発生しているらしい。
采華は女官と身分を偽って、疑惑の妃が暮らす宮へ潜入することに。
「死んだらそれまで。何かあっても助けが来ると思うな」
「人でなし!」
一般人にそんな無茶な! でも私は私にできることをするしかない!
鬼上司と化した仁蘭のもと、采華は持ち前のたくましさでスパイ活動を始める──。
●名前はふりがな付きです。お気軽にご覧ください
●コメディです。時代背景などゆるめです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 20:00:00
131950文字
会話率:38%
恐怖で世界を支配し、『征服王』と呼ばれ恐れられた魔王ヴィンセント・グレイスが勇者により滅ぼされてから500年。
悪逆非道なる魔王に操られ、殺戮を繰り返していた魔族は、人間の世界デュアルソレイユへの侵攻をやめ、魔界セレネと人間界デュアルソ
レイユは、共生の道を歩みつつあった。
そんな時代、平凡な人間(と本人が思っているだけでいろんな意味で破天荒)に生まれた少女ヴィクトリアには、とある秘密があった。
それは今は魔法が使えないものの、前世が魔王ヴィンセント・グレイスであるということ。
このことは絶対秘密にして、今世は平凡に生きてゆく!
そう決意していた彼女の前に現れたのは、かつての部下である美形魔族の臣下たち。しかもそのうち一人は、愛する者の魂を見抜く力を持つと言われる金色狼で、ヴィクトリアの正体をヴィンセントだと言い当て、そのまま無理矢理魔王城に連れて行かれてしまい……!?
前世魔王の主人公「今の私はただの人間だから関わらないで!」
前世の宰相(臣下)「貴方の全てが欲しい」
前世の育て子(臣下)「こんな子猿があいつのわけないだろ」
前世の育て子の友達(臣下)「全ては陛下のお望みのままに」
500年前、死ぬその瞬間まで、誰も信じることが出来ず、自分は嫌われていると思っていた。
そのはずなのに、かつての臣下たちが自分に向ける感情は、悪意ではなく好意のようで……?
主人公の元臣下たち×普通の平凡な人間に生きたい主人公+αのお話(※前世魔王の時点で平凡とは程遠い)
主人公至上主義メンバーが主人公の敵には容赦がないため、割とサクッと血生臭いのでご注意ください。
ヤンデレと一途が紙一重。基本的に愛が重い。
(いろんな意味で)ドキドキできる話にしたいなと思い書いています。
(『魔王様の言うとおり!』というタイトルで掲載していましたが、表示されたときに内容が見づらいかなと思って現在は削除しています。カクヨムにも掲載中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 21:02:42
255304文字
会話率:36%
むかしむかしある森の奥に、古いお城が2つありました。
そこには魔女の姉妹が別々に暮らしており、
姉のエリスは美しい容姿ですが、口ごたえする者には容赦がない恐ろしい女性、
妹のミリスは人見知りで、薬を作るのが好きな女性です。
そんな2人の所に
近くの国から使者がやってきて……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 06:10:00
8263文字
会話率:62%
むかしむかしある森の奥に、古いお城が離れて2つありました。
1つは美しさしか興味がなく、余計なことを言えば容赦がない魔女エリスの城。
もう1つはエリスとは違い、黒いローブを目元まで隠し人見知りな魔女みリスの城。
今回は、人見知りなミ
リスのお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-08 06:10:00
3206文字
会話率:59%
どこまでも青い空。
雲は遥か上空に佇んでいる。
家の中だというのに夏は容赦がない。
エアコンのリモコンはどこに置いただろうか。
キーワード:
最終更新:2024-03-21 18:59:36
217文字
会話率:0%
クールに見えて腹の中は見せないが、実は情熱的で飴と鞭を使い分けるのが上手なヒーローが愛するヒロインはどんな風なんだろう…と思って書きました。
とある辺境の地での騎士団のいつもの風景。簡素な騎士団長の訓辞とはいえない朝の簡素な挨拶から始まり、実際の指揮官である副団長からの一日の簡単な動きの説明。但し、美麗で頭も良く、騎士らしく屈強だがしなやかさに華やかさも持つ…おまけに声も良い副団長の放つ指揮には容赦がない。脳筋を自認する騎士団のクロエはそんな副団長リアムのお陰でのびのび騎士団長をやっている。 ある晩餐会に出席していると賊が侵入し、騎士団長筆頭に一網打尽にする。そのお礼として、その場に居合わせた高位貴族から騎士団長が求婚を受けることになってしまい、衆目の中で団長の身辺が決まっていくことになって…?
のんびりほんわかした話だと思います。暗黙の了解、周知の事実、微笑ましく見守られている恋愛が改めて公になる話。最後の部分を追加して、年齢限定版も投稿予定です。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 22:05:23
11846文字
会話率:56%
ヴィエラキ大公国の大公女リーシアは、自国の民を守ることを使命としている。
強大な力を持つ彼女は、敵に対して容赦がない。
だが、父の「小言」には、めっぽう弱い。
その結果、侵攻してきた敵国の国王を下僕にするはめになってしまう。
リーシアは家族
と自国の民以外に興味はなく、外の世界をほとんど知らない。
そのため話が噛み合わないのだが、そのことにさえ気づいていなかった。
可愛げのない下僕を、どうすればいいのかわからず、うっかり放置。
そんな時、近隣の東帝国から祝宴の招待状が届き、可愛げのない下僕がエスコート役にすることに。
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中世・近世の西欧風ですが、それっぽいだけです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-14 20:00:00
267123文字
会話率:25%
■幸運なんてろくなものじゃない。幸運を与えるという能力のせいで、物のように監禁される転生を繰り返し、感情を殺して人生を諦め続けてきた。けれども前世、異世界転生したことで感情を取り戻すことができたのに、またこのクソな世界に戻ってきてしまった。
今度こそ監禁されてたまるか!
◇能力のせいで監禁され、虐げられ続けてきた人間不信の幼女が、今世こそはと奮起し、もふもふな魔獣をいちゃこら愛でながらも、強欲な人間達の手から逃げつつやり返すお話。子犬姿の魔獣が時々、ガブッとするかも。
ヤる時は容赦がないのでご注意ください。
■主人公(幼女)視点のみの投稿となります。
○ガブッと度等をマイルドに書き換えながらの為、のんびり投稿です。ガブッとしてても無問題、せっかちさん、気になってくださる方は、活動案内をご確認ください。(※キーワードにはまだ本文に出ていないものがあります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-02 06:00:00
157628文字
会話率:13%
ミシア・フェールは、一風変わった者ではなく、抜きん出て強い力を持っているわけでもない。侯爵令嬢である為、権力がある訳でもない。
本人曰く、普通の人間らしい。
だが、そんな彼女の使用人達には、変わった者が勢揃い。
ミシアに甘すぎる
騎士。
ミシアの可愛さに悶える侍女。
実は好戦的すぎる御者。
ミシアの敵には容赦がない庭師。
暗殺を得意とする料理人。
温厚な見た目とは裏腹に超絶腹黒な掃除婦。
ミシアの前では仮面をかぶり、裏では恐怖の医者。
全員ミシアの事を尋常でなく敬愛している。
使用人達は、ミシアを、彼女の要望通りの「普通の人間」にするために、ミシアには黙って裏で動いている。
全てはミシアの為。
――そんな、何も知らないミシアの、平穏な学園生活の話。
この作品は、『アルファポリス』様でも投稿させて頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-30 20:58:30
7158文字
会話率:46%
「お姉様、死んでちょうだい」
その日、ミナ・メイフォードは毒殺された。
実の妹マナとミナ自身の婚約者によって、毒をのまされたのだ。
ミナ・メイフォード公爵令嬢は、妹がいる。妹の名はマナ。昨年、両親が事故で死に、ミナはマナと家を護るため
に躍起になっている。
ミナはマナを溺愛しているが、両親が死んでからはそれにいっそう拍車がかかり、マナを第一皇子の妃候候補として育てあげる決心のもと、日々口うるさくしている。
自分は親の決めたテリー・ライアット侯爵子息との婚約がある。自分はどうでもいい。とにかく、親にかわってマナを幸せにする。
ミナの信念は強い。
しかし、その信念が仇となった。
マナはテリーとできていた。
マナは、美しい。が、内面は醜い。姉に甘やかされ、両親にもちやほやされ、わがままで自分勝手な性格である。外面がよく、とくに男性には媚びを売る。が、身分の低い者や使用人、自分にとって価値のない者にたいしては容赦がない。
そして、姉のものを奪い去るのを密かな楽しみにしている。
ミナの婚約者テリーもその一つである。
はやい話が、マナは悪役令嬢なのである。
究極の悪役令嬢であるマナは口うるさいミナが邪魔になり、テリーをそそのかしてミナを毒殺してしまう
ミナは、毒で苦しみながら死んでしまった。のはずなのに、目を覚ましたら……。
なぜかときをさかのぼっていた。しかも、妹のマナになって……。
ミナであったマナは決心する。自分自身を殺さない。婚約者を寝取らない。
それだったらいっそどこかにいってしまおう。
メイフォード家所有の辺境の別荘に移り住むことを決意する。
そこでミナは、王都嫌いの侯爵セレスとその馬丁ナダムに出会う。
その二人との触れ合いの中で、ミナはかわってゆく。
そしてついに、大事件が起こってしまう……。
※全四十五話
サクッとお読みいただけるよう一話の文字数はほとんどが千文字以下です。
ざまぁ要素は最後の方です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-03 22:22:38
42234文字
会話率:29%
「いいぜ。一緒に死んでやるよ」
苛めに耐え兼ね、自殺を決意した主人公・小碓武(おうすたける)の前に現れたのは自分とは正反対のヤンキー美少女JKキックボクサー・美夜受麗衣(みやずれいい)だった。
武と共に校舎屋上より飛び降りる麗衣だが――
武と麗衣。
正反対の二人の挫折と苦悩。成長の物語。
主な登場人物の紹介
■小碓武《おうすたける》
主人公。格闘技ヲタクの男子高校生。
苛めを受けており、校舎屋上より飛び降り自殺を計ると、同級生の不良少女・美夜受麗衣から一緒に死んでやると言われるが――。
■美夜受麗衣《みやずれいい》
ヒロイン。武の同級生。
黙ってさえいれば男も女も惚れそうな金髪褐色のイケメン的美少女だが、口も態度も悪いヤンキー。
実は優しい性格だが、人を守る為ならば自分が嫌われる事も厭わない為、周囲から勘違いされ易い。
一見男勝りのようで、照れ屋で乙女な面もある。
不可抗力だったり不用心で武によく下着を見られてしまったりする。
暴走族の事を激しく憎んでおり、暴走族潰しが目的のチーム『麗《うるは》』のリーダーである。
キックボクシングをやっている為、不良男子よりも喧嘩が強い。
■周佐勝子《すさしょうこ》
チーム『麗』のメンバー。
見た目は小動物的で少し可愛いと言った程度で普通の女の子だが、怒ると麗衣より怖い。
同性の麗衣に想いを寄せており、麗衣に敵対する者には容赦がない。
麗衣に寄り突く虫として武も警戒されている。
元ボクサーでもあるその実力は?
■織戸橘姫野《おとたちばなひめの》
武達と同じ高校の三年生。
チーム『麗』のメンバー。
一人称が「僕」で口調も不自然な為か、麗衣には「似非雅」と言われている。
麗衣のストッパーであり、良き理解者。麗衣からはタメ口と呼び捨てをされている。
武の事も随分と気にかけており、時折冷徹な麗衣の行動について真意を悟らせようとする。
日本拳法の使い手。
「魔王の鉄槌~オーバーハンドライト 最強女子ボクサー・周佐勝子の軌跡」連載中
https://ncode.syosetu.com/n4253gh/
この作品は[https://kakuyomu.jp/works/1177354054894905962]にも掲載中。
*この物語は法律法令に反する行為を容認・推奨するものではありません 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-03 17:26:53
459531文字
会話率:41%
青く澄んだ相貌と絹のように滑らかな白金髪(プラチナブロンド)。
美貌な者が多いエルフ族の中でも自他共に認める美少女な主人公ミレーヌ。
彼女はとある出来事がキッカケとなって始めた旅の中、様々な人たちと出会い、その中でも数人の女性たちと深く心を
通わせる。
これはそんなエルフ族の少女、白亜の魔女ミレーヌの過去から現在までの物語。
※注意事項-
・若干女性優位の世界観です。予めご了承ください。
・主人公も周りも自分たちを脅かすものには割と容赦がないです。
そういった表現が多々あります。予めご了承ください。
※2020/12/14 小説の内容を一部改訂しました。
・*印つき = 改訂されたお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-05 20:00:00
156391文字
会話率:35%
ある日、龍が村を襲った。
ところが弱った龍と契約、チカラを手にすることに。
これからどうなる。
異能力ファンタジー開幕。
最終更新:2020-11-21 00:11:09
1183文字
会話率:34%
今日にも家賃が払えず追い出されそうな魔法使い、ククルト。
金を工面しようと古倉を漁っていたら、先祖が残した秘儀『寄生呪文』を入手する。
決して相手を傷つけず、頭脳を支配し、操り、いつまでも養分を吸い上げ続ける禁断の呪文。
これ
さえあれば暴力など不要。世界征服なんてする必要が無い。
むしろ世界には大いに栄えて貰って、たっぷりと旨味だけを吸い上げる話。
※注意
・この物語の『寄生』は、いわゆるレベリング的な意味と少しニュアンスが違います。
レベル要素はありますが、他にも色々寄生して吸い上げられます。また、寄生状態の効果が非常に広く、強力です。
・この物語の主人公は容赦がないです。ただひたすらに無双することになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-04 18:24:26
50164文字
会話率:43%
谷村成美は、魔物遣いだ。
魔物遣い。
願いを怪物どもに託してしまった愚者たちのこと。
彼女の仕事は小説を書くこと、そして、それに影響を受けて魔物遣いになった者を殺すこと。
最終更新:2018-10-31 19:46:10
12167文字
会話率:23%
「兄さんはバカなんですか?」「あっち行ってください、兄さん」「本当にどうしようもない人ですね、兄さんは」 二つ下の妹、七々原結衣(ななはらゆい)は、優しい性格で、毎日告白されるような美少女だけど、兄に対しては容赦がない。兄の七々原宗一(な
なはらそういち)は、妹と仲良くしたいと思うけれど、なかなかうまくいかない。
そんなある日のことだった。
「兄さん、私の彼氏のフリをしてくれませんか?」
成り行きで『恋人のフリ』を始めた、とある兄妹のラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-28 00:00:00
579351文字
会話率:51%
“異世界民宿 ”ある事情を知ってる人はそう呼んでいるー。
高校1年生の辻由良子 授業が終わり足早に帰る容姿端麗 頭脳明晰な美少女 放課後に誘おうとする男子の誘い文句すら言わせないほどに容赦がないクールさも相まって一層ミステリアスな存在とな
っている彼女。 その彼女と近しい人間しか知らない実態はー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-22 19:00:00
18912文字
会話率:47%
消滅はいつも突然だ。いつだって、容赦がない。シャボン玉の弾けるように。
※2014年度千葉大学文藝部大祭本掲載作品
最終更新:2017-10-18 01:16:45
10063文字
会話率:42%
作治は漁師だが、スランプのため収入がなく、貧困に喘いでいた。
しかし、現実はそんな作治にも容赦がない。
妻の入院費と苦学する息子の援助が必要になり、作治は捨て身の決心をする。
自分の不運を嘆いても、事態が好転するはずもない。
作治は自分のす
べてをかけて、嵐の海へ船を出した。
※同一時間軸の別視点を「トラベリング・エイリマン」で連載中です。
http://ncode.syosetu.com/n3356ea/
※毎月更新予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-04 12:00:00
21468文字
会話率:20%
幻想郷、人間と妖怪、神、妖精その他etcが住まう忘れられた者達の集う場所。
妖怪は存在を保つため、人間から畏れを、人間は妖怪から身を守る為に神に信仰を、神は人間を守る代わりに人間から信仰を。
互いが互いに必要とし合う事で絶妙なバランスが保
たれていた。
しかし、ある異変をきっかけに、その均衡は崩壊を迎えた。
ある時を境に妖怪は畏れを必要としないほどの力を得た、また人間も妖怪を恐れぬほど強い力を手に入れた、神もまた然り・・・
元より度を超えた力を持つ者には更なる力が・・・
幻想郷のパワーバランスは、その異変を境に完全なる均等へなった。
妖怪は人間を襲わず、人間は妖怪を退治せず、神はそれを見守る。
幻想郷に完全な平和が訪れたのだった・・・
幻想郷の住人達はこの異変を平等化異変と呼んだ・・・
しかし、ここに例外が1人
彼、水無月 裕也(ミナヅキ ユウヤ)は平等化異変の影響を受けられずにいた。
彼の仕事は里の外への配達人、もちろん護衛を雇っての仕事だった。
しかし、皆が皆、同じ力を持つ様になり護衛の仕事を請け負う者はいなくなった。
もし、自分が力無き人間である事がバレればどうなるかわからない、人間とは自分より下の立場の者には容赦がない、最悪待って居るのは奴隷よりひどい生活・・・
裕也は仕事をやめ農家に転職しようと試みるが、そこに幻想郷の有力者から仕事の依頼が届く・・・
そんな場面からこの物語が幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-10 05:27:54
735文字
会話率:0%