深夜のがらんとした駅。高校生の僕は、ひとり夜行列車「はまなす」に乗り込み、夏休みの旅へ出る。まだ見ぬ北の大地を目指して、自分だけの自由と冒険を求めて。静かに始まる、ひと夏の物語。
最終更新:2025-07-18 08:49:57
12114文字
会話率:17%
かつて神様は龍の姿をしていた―――そして数千年後、神様がいなくなった世界には「理力」という神の力が宿り、人々はその身に理力を持って生まれ、不思議な力を操ることができた。
国立理力研究所で教授として働くリーリート・ロラインは、ふたまたに分かれ
た尾を持つ「理力の使えない」ゾアルの男と、幼児期に初めて口にした言葉が「理詰め」であるようなギンケイの男とともに、新しい「理力術」の開発に挑んでいた。
この世界には理力によって人生が決まる不平等や人種による差別、国を襲う疫病、そして戦争があった。頭脳と理力をもってしてリーリート・ロラインは人々の為に生きていく。けれど大いなる希望には対価が伴う。差し出した犠牲は彼女の魂を縛りつけ、輪廻し、巡り、途方もない果てで、彼女は彼と出会う。初めましてと笑う。差し出された手の先にいる貴方に向けて―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 08:10:00
671242文字
会話率:40%
元公安警察所属の赤城葵(あかぎ あおい)はとある事件をきっかけに公安を退職することになる。
だが一般人に戻れるわけなく秘匿機関に配属となる。その名も『超常対策秘匿機関』通称PSA
PSA第十三部隊ジュミナイに配属さえれた彼女は吸血鬼とバディ
を組んで世界を守るための戦いへと足を踏み入れていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 00:16:45
156121文字
会話率:55%
熱に浮かされて目を開けば、幼児になっていた。現代世界への転生かと思えば、異世界転生で、吸血鬼まで所属する組長の娘だった。しかもなんか、冷遇されているっぽい。まったくもって、自分の立場も、世界もわからない現状。喉を痛めて声が出せないことをい
いことに、大人しく黙り込んで現状を把握してみるが、黙り込んでいても気にされない冷遇っぷり。
やべーな、過酷な人生歩んでいるな、この子。いや、この冷遇お嬢、私自身だった。
とりあえず、現実問題、お腹空いた。マジお腹空いた。
と、いうことで、夜な夜なキッチンに忍び込むが、あいにく吸血鬼は夜行性なので、遭遇してしまった!
なんか陽気な吸血鬼は、とりあえず、仲良くしてくれるので、情報を引き出しつつ、夜食を作ってもらう冷遇をされるヤクザのお嬢様。黙々と情報収集するお嬢様、舞蝶(あげは)。
冷遇されるお嬢は、陽気なんだけど執着系ヤンデレ属性の吸血鬼族の青年達を惹き付けて、やがてとんでもない才能を発揮していく――!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 13:23:14
611263文字
会話率:32%
(こんいんびょうしゃ)
短編のほのぼの忍法小説。
2万字程度。
最終更新:2025-07-16 16:48:11
13180文字
会話率:16%
妖刀 益荒男 (ようとう ますらお)
東西南北老若男女
お集まりいただきました皆様に
本日お聞きいただきますのは
一人の男の人生を狂わせた妖刀の話か
はたまた一本の妖刀の剣生を狂わせた男の話か
それは蓋を開けて見なけりゃわからない。
一人
と一刀の前に立ちはだかるは
時の権力者に魑魅魍魎。
ばったばったとなぎ倒し
妖刀は己の求める鞘に会えるのか
男は己の尊厳を取り戻せるのか
一人と一刀の冒険活劇
いまここに
開幕、か~い~ま~く~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 23:49:01
31034文字
会話率:42%
私、飛鳥 翼(アスカ ツバサ)と申します。
日ノ本家のご令嬢琥珀(コハク)様の専属メイドをしております……って不本意なんだけどね!
だけど故郷に援助はしてもらえるは、タワー都市に住めるは、学費と給料まで出してもらえるは、こんなに至れり尽くせ
りときては、三年間くらいは我慢せざるを得ない。
アタシの夢であるトップアイドルを目指すのは遅くなってしまうけれど、急がば回れだよね。
スペック高すぎのお嬢様に心へし折られるのも、学校に通っている時にテロに巻き込まれるのも、たいしたことじゃない!
だって、アタシは飛鳥 翼。未来のトップアイドルとして羽ばたく女だもん。
泣いたって! 撃たれたって! 何度だって、飛んでやる!
縦読み推奨折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 23:00:00
130504文字
会話率:41%
主人公の火鳥 煉(かとり れん)は、交通事故で死にかけていたところを化け物の天狗によって救われる。
その際に潰れた左目にはさとりの眼を、千切れた右腕には鳳凰の脚を取り付けられる。また失った血の代わりに天狗の血を補ったことにより、煉は一命を
取り留めたものの、ひとでありながら人でない者(化け物)になってしまう。
突然、人から化け物になった煉に対し、畏怖の念を持った数々の流浪の化け物と呼ばれる者達が襲い迫る。天狗から煉の護衛を任された妖狐の氷花をはじめ、煉が出会った仲間達と共に、流浪の化け物達との戦いが始まる。
人と化け物のハイブリッドとして、2種族が共に生きる世界を夢見て生きていく少年の冒険譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 15:00:00
24256文字
会話率:30%
人と妖怪が危うい均衡を保ちながらもかろうじて共存する世界、『陰陽界 百夜』。
人間は高天原の神々から与えられた霊能力により人に仇なす妖怪を『妖魔』として狩り、妖怪もまた人間と牽制し合う歪な拮抗状態で成り立つ世界。
1000年前の大乱『百鬼夜
行』以来、表立った人間と妖怪の争いはなくなった………はずであった。
しかし、記憶と神力を失って彷徨う一人の神、『御織女之神』の存在が人と妖怪、神々をも巻き込んだ新たな波乱をもたらす。
…………って、壮大なナレーションはさておき雨宿りの為に寂れた神社に入ったら、なんか記憶喪失系ボクっ娘神様が不法滞在してたんだけど……………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 19:47:26
58209文字
会話率:35%
【女子の部屋に夜突撃すれば、恋は必ず実る。らしい】
そんな“伝説”にすがり、告白を決意した男子がいた。
2016年11月、三泊四日の沖縄修学旅行。
第二甲府高校2年・サッカー部の松田は、国際通りで引いたおみくじに導かれ、同級生で放送部の中本
へ告白を決意する。
ただし、方法は「修学旅行中に女子の部屋へ夜行って告白すれば成功する」という、学校に古くから伝わる謎の恋愛奥義。
だが、当然それを阻むのは教師たち——。
500人の男子生徒を精神的に処刑してきた「山梨のキラーマシーン」こと生徒指導主事・高橋を筆頭に、個性と殺気に満ちた教員陣が松田の前に立ちはだかる。
だが松田にも、戦友がいた。
剣道部の戦術バカ・須賀、バド部のフリップ芸人・向居、中本ファンクラブ会長でボート部の川場、そして将棋部の奇才・中田。
彼らは友情とノリと半ば狂気で、夜のホテルに“作戦”を仕掛けていく。
残されたチャンスは、三晩だけ。
果たして松田の想いは、神と伝統と下心に乗って、中本に届くのか——?
バカで必死で、でもなぜかどこか共感できる。
これは、男子高校生たちが“本気”で恋に挑んだ、くだらなくて尊い修学旅行の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 23:28:19
31873文字
会話率:51%
妖怪の退治屋を目指している日髙 陽は『人喰いの屋敷』を倒したら退治屋として認めてもらうことになっている。
そんな中、『百鬼夜行』という喫茶店を見つける。喫茶店には『雪女』や『河童』と呼ばれる人たちが働いており、店長は『夜行さん』と呼ばれ
る好青年だった。
その喫茶店に働く人たちは本物の妖怪で『人喰いの屋敷』を探しているという。
退治屋の陽は妖怪夜行さん達と手を組むことになり――。徐々に陽は夜行さんと仲を深めていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 18:00:00
115397文字
会話率:39%
10歳歳上の女性に会いに東京に向かう僕。
夜行バスから降りたらそこは10年前の世界だった。
無一文で見知らぬ土地に放り出された僕は彼女との会話を思い出してその時代の彼女に会いにいく。
最終更新:2025-07-02 14:19:42
2213文字
会話率:29%
「助けて」――その言葉を、彼女は震える声でつぶやいた。
橘千早は、ずっとひとりで耐えていた。
家族に愛された記憶はなく、日々を生き延びるだけで精一杯だった。
ある日、限界を超えたその心は、衝動的に両親を殺してしまう。
血まみれの手で電話
をかけた先は、たった一人の親友・夏目葉月。
言葉を聞いた葉月は、迷わなかった。
「大丈夫。私が、全部受け止める」
そう言って、千早の手を取り、ふたりは夜の街を逃げ出した。
行くあてもなく、ただ“生きる”ために。
夜行バスに揺られ、知らない街を歩き、身を潜める日々。
そのなかで、千早の心は少しずつ壊れていく。
血の幻覚、夢の中でよみがえるあの日の声。
何度も「もう無理だ」と言いかけた。
それでも、葉月はそばにいた。
怒ってくれて、泣いてくれて、黙って抱きしめてくれた。
罪からは逃れられない。
でも、それでも生きていたいと思った。
誰かと一緒に、生きたいと思った。
これは、「逃げる」ことでしか「生きる」ことができなかった、
ふたりの少女の、長くて、痛くて、それでもやさしい物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 09:29:25
793文字
会話率:0%
「100年越しの月下美人の器の少女」 御子柴聖七歳は代々古くから伝わる陰陽師一家で一族の中でも聖は逸材だった。
しかし、十年前に大妖怪八岐大蛇に一族を惨殺され、右脚を失った聖に八岐大蛇は呪いを掛ける。
自分の命を吸い尽くす月下美人の呪
いを解く為に、十年の時を経て、十七歳になった彼女は、百鬼夜行と戦う事になる。
その先に待っているのは…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 20:36:49
19670文字
会話率:29%
空はもう青くない。
森も、歌も、笑い声も、すべては「昔話」の中にある。
親から語られる「かつての世界」は、あまりにも美しくて、だからこそ、残酷だった。
「産んでごめんね。」
語られた「かつて」の光を知ることのできない。
想像するしかない過去
を胸に歩く少女。
一人、月明かりの下を進む。
これは、誰かの未来だった場所。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 13:39:03
8894文字
会話率:37%
実家暮らしに飽き、両親の反対を押しきって夜行バスに乗り、遠く離れた夜光町へとやって来た馬宮。行くあても仕事も何もない馬宮は偶然、インターネットのアルバイト募集の中に「夜光町四丁目夜間警備求ム。」とだけ書かれた奇妙な募集を見つける。
仕事の内
容を確認し5日間で100万円という破格の報酬に目がくらんだ馬宮がアルバイト先の工場に連絡を取ると、担当者からは即採用。「今夜の見回りを手伝ってほしいので今からこちらにこれますか?」と言われた馬宮が向かうと出迎えた担当者の仁礼野は夜間警備のマニュアルなるものを出してきて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 03:39:25
24766文字
会話率:56%
上野駅。北へ向かう旅人たちの玄関口。
僕の足は、いつもの13番ホームへと向かう。
そこに待っていたのは、白いラインをまとった青い車体。
僕は夜行列車「北斗星」で北の地を目指す――
最終更新:2025-06-25 17:00:00
4923文字
会話率:32%
『百鬼夜行』と呼ばれる現象によって、様々な『異界』と繋がってしまった旧・近畿地方。
ひょんなことから、正規ルートを踏まない異界ものたちを監督し、取締る組織・凪(なぎ)に所属することになった高校生の藤代ダンは、個性溢れる凪の人々と共に、街を
守ることになる。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-24 07:55:05
62434文字
会話率:38%
終電で眠りに落ちた「僕」は、目覚めると見知らぬ幻想世界「セレヴィア」にいた。青空の下、草原に佇む彼を助けたのは、第三公爵家の青年アレク。彼の保護のもと、異世界での不思議な日々が始まる。
夢のような世界には、過去に傷を負った仲間たちがいた。
無口な剣士ラグナル、天才魔導士の少女キリヤ、そして陽気な盗賊ミオ。彼らと共に「僕」は、この世界で何かを探すように旅を始める。
ちょっとシリアス展開? まあなんとかなるでしょ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 20:07:38
10969文字
会話率:25%
奇想天外な和風ファンタジー。遥か古(いにしえ)の昔。東方の国。人々は夜の闇を跋扈する百鬼夜行に恐れ慄いていた。
「百鬼の夜行は、人々の歪んだ心が生み出した、醜い魔物の群れだ」
そう語るのは、僕を育てくれた養父である。
実は僕は、
元々、帝の皇子の一人であった。だが、赤ん坊の頃に権力闘争に巻き込まれ、この村に送られて来たとうのだ。そして桃農園を営む養父母に育てられる。
こうして僕は成長したのだが、ある夜、村の竹林に火の玉が落ちた。この燃え盛る竹林の中に、絶世の美女の姫君が現れる。
やがて紆余曲折あって、その姫君が帝の側室になるのだが、この時、僕は朝廷より、姫君を都に送り届ける将の任務が下された。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 14:24:16
18728文字
会話率:41%
最強の魔眼を持つ女、陰陽師の名門・御三家の政略に巻き込まれる。
生まれながらに “魔眼” を持つ女・紫月(しづき)。
その瞳は人を惑わせ、妖を惹きつけ、絶大な力を持つがゆえに、和国で忌み嫌われてきた。
だが、ある日、陰陽師の名門「月読の宮
」に招かれ、次期当主・竜馬の婚約者となることに。
それは彼女を保護するためか、それとも――?
陰陽道を操る 「月読の宮」、武力を誇る 「武焔の宮」、そして絶対的権力を持つ 「高天の宮」。
陰陽師の三大名門 “御三家” が、紫月の魔眼を巡って動き始める。
「お前はもっと利用価値があるはずだ。逃げるな」
彼女に興味を持つのは、武焔の宮の跡取り・煉我。
「もしお前が敵対するのなら——殺す」
陰陽師の頂点・高天の宮の当主・薫は、紫月に試練を与える。
これは、 陰謀と策略、そして政略結婚の狭間で揺れる最強の魔眼の物語。
——和国の未来を握るのは、魔眼を持つ紫月か、それとも御三家か?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 17:00:00
23020文字
会話率:34%
前代未聞の集団自殺テロであるヨミ騒動が天道宗によるものであると告発した水無月。それが世にもたらす結果とは。結束する霊能者達による反撃が始まる。
最終更新:2025-05-23 00:47:02
227793文字
会話率:30%
聖女が生まれなくなった国で聖女代行をしていた魔法使いの一族を婚約破棄&追放しようとした王家がざまぁされるお話。
※王妃様は良い人です
※ちゃんとした魔女は出てきません
最終更新:2024-08-13 13:52:23
67252文字
会話率:35%
女神様の愛し子を冷遇してざまぁされちゃった王子とか王様のお話。
よくある展開は匂わせのみなので脳内補完お願いします。
最終更新:2024-07-05 20:59:58
9409文字
会話率:68%