どうやら自分は死を迎えると転生をするらしい。
けども、結局転生したところで、友人もできず、周囲からは蔑まれ、ただ孤独な世界を生き抜くだけ。
時間の流れに身を任せ、与えられた世界を自然の行きつくままに生き、そして、死を迎え、再び転生をする。
そんな輪廻を幾度となく繰り返した。何度も何度も何度もだ。
おかげで、転生の中で戦いの技だけは十分に長けた。
そして、今回、転生して行きついたのが、この巨大地下迷宮都市だった。
そこで地図を作るマッパーを生業としていると、運命を揺るがす人物と出会う。
それは――
転生する前の現実世界で唯一、楽しかった大学時代。
所属してたサークルで好意を寄せていた先輩に、あまりによく似た女性冒険者だった。
これはただの偶然なのか。
それとも――
ただ時間の流れに身を任せるだけだった人生が、今、大きく動き始める。
大迷宮の冒険での感動と、切ない恋の物語。
冒険あり、感動あり、涙ありの物語を描きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 20:19:56
170276文字
会話率:24%
大罪人たちによる、最狂のパーティーがはじまる!
西暦三〇〇〇年。日本は死刑制度を撤廃した。
それに代わり採用された極刑は“島流し”
東京湾へ突き出すように建造された人工島。
『歪曲島』
罪人たちはそこで一生を終える。
しかしその実
情は、罪人たちによる無法地帯だった!
あるものは“地獄の楽園”と称するまでに至り、
地下二〇階ある牢獄には様々な文化が根付いた。
謎めいた研究をするラボラトリー。
ハーフ・ビーストという未知なる存在。
死と隣り合わせの中華飯店。
サイボーグの武器商人。
命で遊ぶ闇医者。
情報屋は顔を隠して舌を出す。
そして愛を探してさまようサイコパス。
さらには各階に存在するギャングたち……。
そこに一人の青年が投獄されることになる。
それは、この国をひとりで窮地に立たせた男だった。
囚人ID『R1N12A』――通称、リンダ。
彼は“青い鴉”のタトゥーを入れた男を探していた。
彼の目的と、その真意とはなんなのか……!?
そんな中でリンダの周りに仲間が出来てくる。
それはやがて、ひとつのチームへと変わっていく。
そのころ、公安もまた表と裏の両面で事件を追っていた。
彼らはなにを探っているのか。
その視線の先にある、本物の闇とは。
そして囚人たちに与えられた、唯一釈放の条件は、
跳開橋を動かす『カギ』を手に入れること。
リンダもまた、目的と同時にカギを探し始める。
しかしそこに立ちはだかるものは、地下迷宮と大罪人たち。
果たしてリンダはこの島から抜け出すことが出来るのか。
今、クソッタレどものイカレたパーティが始まる!
罪人たちによる怒涛のノワール・ファンタジー開幕っ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 18:10:05
85882文字
会話率:51%
王都の中央にそびえる白亜の塔――その頂には、選ばれし者のみが入ることを許された「王都学院」が存在する。魔法と剣の才を持つ貴族の子弟たちが集い、王国の未来を担う人材が育つこの学院に、一人の少女が通っていた。
名はベアトリス=ローデリア。金
糸を編んだような髪と、透き通るような青い瞳を持つ、美しき伯爵令嬢。気品と誇りを備えた彼女は、その立ち居振る舞いひとつで周囲の目を奪う、まさに「王都の金の薔薇」と謳われる存在であった。
だが、彼女には胸に秘めた切ない想いがあった。
――婚約者、シャルル=フォンティーヌ。
同じ伯爵家の息子であり、王都学院でも才気あふれる青年として知られる彼は、ベアトリスの幼馴染であり、未来を誓い合った相手でもある。だが、学院に入ってからというもの、シャルルは王女殿下と共に生徒会での活動に没頭するようになり、ベアトリスの前に姿を見せることすら稀になっていった。
「ベア、また一人で昼食か?」
友人の一人が声をかけても、彼女は微笑みで答えるだけだった。その微笑は、どこか寂しげで、冷たい風のようだった。
「私は平気よ。彼には……王女殿下という、ふさわしい方がいらっしゃるもの」
そう言ってベアトリスは、手にしていた魔導書を閉じ、立ち上がる。そして学院を離れ、城壁の外れにある「旧市街の地下迷宮」へと足を運ぶのだった。
かつて王都を守るために築かれたその地下迷宮は、今では訓練場として解放されており、一定以上の許可を得た生徒ならば立ち入りが認められていた。だが、危険な魔物が潜むその場所に足を踏み入れる者はそう多くはない。
しかし、ベアトリスは違った。
「──火よ、我が敵を焼き尽くせ。“クリムゾン・レイン”!」
紅蓮の雨が降り注ぎ、現れた魔物たちが一瞬で灰と化す。彼女の魔力は学院でも屈指のものであり、その戦闘技術もまた実戦経験に裏打ちされたものだった。
怒り、悲しみ、失望。シャルルへの報われぬ想いが、彼女の心に炎を灯し、それが戦場での強さとなって現れる。何度も迷宮に足を運び、何百、何千という魔物を打ち倒すうち、いつしか彼女は「地下の女王」とまで呼ばれるようになっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 16:10:00
183084文字
会話率:38%
帝国自由自治都市ゼントファーレンの地下には、古代にドワーフが造った地下迷宮があるという伝説がつたわっている。
継母毒殺未遂の冤罪をかけられて逃亡中だったフォン・ヴェルン男爵家の姫君アマーリエは、警備を固められてしまったゼントファーレンから
脱出するとき、伝説の《地下迷宮》の一部かもしれない秘密の地下道を通った。
案内してくれたのは、ゼントファーレン在住の肖像画家で、若いころは冒険者稼業で地図作りに携わっていたアーデルハイトという女性だ。地下道への入り口のある倉庫には鍵がかかっていたため、アーデルハイトの九歳の息子ヨーゼフが小窓から入って鍵をあけてくれた。
その後、アマーリエは地方法院への上告を成功させ、冤罪を晴らして父の城へと戻った。
一か月後、その城に、ゼントファーレン在住の顔なじみの女傭兵隊長フレデリカが駆けつけてくる。
ゼントファーレンで謎の奇病が流行っているというのだ。
「フォン・ヴェルンの姫君、あんたの冤罪事件に連座した連中がのきなみ捕縛されているから、今のゼントファーレンに教育レベルの高い治癒者は殆どいないんだ。どうか助けてくれ」
前作『等級《三》の凡才治癒姫、冤罪を晴らして独り立ちをめざす』の続きですが、これ単独でも読めると思います。
今回はかなりファンタジー要素を重視してみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 14:31:44
66011文字
会話率:36%
王宮の地下深くには、 “迷宮”が広がっている――その正体は、膨大な歴史書が無数に並ぶ「王宮文書館」。その最奥部には、初代国王アルベルト=アステニアによる建国の歴史を記した『王国創始記』全54巻が厳重に保管されていた。
文書館長マシュー=コー
ネルは、国の礎を広く民に伝えるべく、それを5巻構成に再編纂した『王国創始記リバイバル』を刊行した。
本好きの少年レイン=オリバーは、偶然、『王国創始記リバイバル』を手に取る――それが、彼の数奇な運命の始まりだった。
本を手にしてからしばらく経過したある日、レインと幼馴染3人の元に、王宮から突如、招待状が届く。王宮に向かった彼らを待っていたのは、王国の深奥に潜む謎と、未来を揺るがす出会いだった――。
歴史の迷宮に足を踏み入れた若者たちが王国の真実に迫っていく冒険と成長の物語が、いま幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 12:34:15
88855文字
会話率:26%
【アデンダム(addendum); 補足、付録】
本連載は、現在連載中の拙作「王国創始記リバイバル 〜王宮地下迷宮に眠る歴史〜」の裏設定や補足情報を記録する作品です!
原稿執筆中に抱いた雑感をブログのように記載しますので、「王国創始記リ
バイバル」を未読の方でも楽しめます。
【王国創始記アデンダム:規則】
1. 複数作品の区別を明確にするために、以下のように表記を統一します。
・「王国創始記アデンダム」=『アデンダム』(本作)
・「王国創始記リバイバル 〜王宮地下迷宮に眠る歴史〜」=『リバイバル』
・『リバイバル』作中の『王国創始記』=『原典』
・『リバイバル』作中の『王国創始記リバイバル』=『作中リバイバル』
2.各話の前書きには、『リバイバル』の未読勢が読んでも当該作品のネタバレを踏まないかどうかについて、毎回記載します。
(今後、規則を追加する場合もあります)
(なお、不定期更新です)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 17:46:10
11606文字
会話率:4%
幼い頃から身体が弱く、色んなことを諦める事に慣れ続けていた主人公の菅田知春(スダ チハル)
働いていた会社も勤務実績の悪さからクビになり、祖父母の遺してくれた一軒家がある地元へと帰ることになる。
地下迷宮で手に入れたステータスとスキル
『シンタイキヨウカ』を頼りに、知春の身体改造計画が今、始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 01:00:00
61772文字
会話率:30%
魔法の道具や美術品、武器などの鑑定マニアだった貴族令嬢が冤罪で転移追放刑に。遠く離れた辺境の地下迷宮奥深くに飛ばされたところ、偶然居合わせた冒険者たちと出会ったことで第二の人生が始まる――
最終更新:2025-07-04 23:01:48
554807文字
会話率:49%
十五歳のデイビアは家の裏手に出来た洞穴の中から、滅び去った魔王の秘密の書を見つける。それは持つものを、迷宮の王へと押し上げる本だった。
最終更新:2025-07-04 20:40:00
35823文字
会話率:43%
長きに渡る世界大戦で疲弊しきった暗黒の時代、世界大陸には四つの強国のみがかろうじて現存し、それでも各地で日夜苛烈な戦闘を繰り広げている。
世界大陸の地下には全貌の計り知れない巨大な地下迷宮が広がっており、そこから産出される希少資源や得体
のしれない高性能な兵器・装置は魔導技術や機械工学を大いに躍進させ、戦場の様相を一変させてきた。
迷宮産技術の粋を結集した先の見えない消耗戦が各国の正規軍によって泥沼化する中、迷宮内においても熾烈な資源争奪戦がシーカーと呼ばれる迷宮資源回収を旨とする冒険者たちによって展開されている。
知性を宿した多様なモンスターが蠢動する致命的な迷宮において、各国のパワーバランスを一挙に傾ける伝説の兵器や装置、“レガシー”を持ち帰り、地獄の戦争を遂に終結させる英雄は果たして現れ得るのか。
とある二人組熟練シーカーの、苦難と激闘とひとすじの祝福に満ちたダークSFファンタジー、お楽しみください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 19:04:32
26285文字
会話率:45%
治癒術師の娘がひとりで地下迷宮の攻略に挑んでいるお話。
商人に弟子入りしてモンスターから逃げる術を学びながら、友好的なモンスターのケガを治療して経験を積むスタイルを確立した彼女は色々なモンスターを助けたり助けられたりしながら迷宮の最奥を目指
します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 02:10:00
95354文字
会話率:80%
地球の裏側に存在する夢の国の異世界――幻夢郷ドリームランド。
記憶喪失の少女・ハヅキは、何故か迷宮内の墓の中で目覚めた上に、人食いの魔物に襲われてしまう。しかし危機一髪の状況で、彼女は偶然居合わせた探索者の少年・ロビンに助けられた。
安心したのも束の間。
ロビンは、助けた見返りとして金貨百枚もの大金をハヅキに要求する。
それから正式に迷宮探索者となったハヅキは、紆余曲折を経て出会った二人の少女と、一匹の可愛らしいマスコットちゃんとパーティを結成。四人でドリームランドの巨大地下迷宮『深淵』の探索に挑む。
全ては借金を返済するため――そして自分のルーツを探すため。
今日もハヅキは、探索者として迷宮に潜るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 22:00:00
53296文字
会話率:22%
突如として現れたダンジョン。
それらと向き合い立ち向かおうとする少年達。
困難を乗り越え生にしがみつかんとする彼らはどのように行動するのか。
最終更新:2025-06-22 00:27:42
504197文字
会話率:47%
令和2年、2020年。
突然、全世界で空間がゆがみ違う世界と接続される現象が起きた。その空間にはいたのは、モンスターとしか言いようがない奇妙な生物。
その奇妙な異世界との接点は塔のように、あるいは地下迷宮のように地球に定着し、だれが言
い出したともわからないままダンジョンと呼ばれるようになった。
そしてそれとともに、ダンジョンの中で魔法のような力を行使し戦う者、魔討士が生まれた。
ダンジョン発生から3年が過ぎた2023年。
片岡水輝。高校二年生にして、風を操る刀を持つ乙類7位の魔討士。
彼は今日も街角に現れるダンジョン(通称、野良ダンジョン)に挑む。
都内だけでも奥多摩、八王子、新宿。ダンジョンがあることが日常風景になった東京。
金のため、名誉のため、信念のため、自分の欲望のため、様々な理由で魔討士となりダンジョンに挑むと魔討士たちの戦いと日常の物語。
カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 07:30:00
733624文字
会話率:33%
七十二年前の災害で未知の地下迷宮に閉じ込められた村人の最後の生き残り、アル・オルセンは再興を願い隠れ住んだ小国の王家の血を引く十五歳。
過去の探索では迷宮上層への出口を発見できず、三世代にわたる迷宮攻略の末にアルは迷宮最下層を単独で攻略
し、遂に一族の悲願となる迷宮王となった。
迷宮を操る新たな力と共に迷宮の知識が押し寄せる中で、アルは恐ろしい事実を知る。
村人が総力を挙げて最下層の攻略に明け暮れていた六年前に、迷宮は地上の街へと入口を開いていた。今では冒険者が地上から、迷宮攻略を始めている。
迷宮育ちのアルは地上への脱出を図るが、人間の住む街へ出るのはある意味凶悪な魔物と闘うよりも困難なミッションである。
迷宮から出たい迷宮王の、新たな闘いが始まる。
この作品は、「カクヨム」にも掲載されています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 08:00:00
307797文字
会話率:42%
当代一の魔力量を持つ魔法士アニスには、王命でフェリクス第3王子との婚約が決められ、健気に尽くしてきた。
ところがある日、突然その王子から言われた。
「君から婚約を解消してくれないか。……運命の女性に出会ってしまったんだ」
しかも、アニス
から婚約解消を申し出させて、厄介ごとは全て押し付けるつもりらしい。
王命だからそんなのできるわけないと、アニスはそれをきっぱり拒否。
だがその直後、任務で訪れた地下迷宮で崩落事故に巻き込まれ、気がつくと――なぜか猫になっていた!?
絶体絶命のピンチの中、彼女を救ったのは、学生時代に犬猿の仲だった騎士団長・ハロルド。
……が、彼はアニスを“アニスの従魔”だと勘違いし、そのまま自室へと連れて帰ってしまい――!?
婚約破棄、猫化、迷宮崩落、そして始まる不本意(でもちょっと快適)な同居生活。
これは、猫になった魔法士アニスが、元ライバルの麗しき騎士団長と暮らしながら、
元の姿を取り戻そうと奮闘したり、ざまぁしたり、一途な愛に不覚にもときめいたりするラブコメディである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 21:11:20
95501文字
会話率:22%
地下階層の解放条件は確率5%のレアドロップを1万回「外す」こと!?
突如として現れた『ユグドラタワー』と呼ばれる巨大な塔型ダンジョン。
和取ソラは長年ユグドラタワーの第1階層すらクリアできずにいる低ランクのハンターだった。
上の
階層に上がるには、フロアボスを倒した時にドロップする『フロアキー』が必要だが、ソラの実力ではボスを倒すことが出来なかった。
フロアキーは通常のモンスターから低確率でドロップすることもあり、ソラはそれに賭けてひたすらモンスターを倒し続けるも、一向にフロアキーを手に入れることが出来ずにいた。
同期からバカにされ、後輩にも追い抜かれ、身内からも『才能も運もない、引退してまっとうな職に就け』と言われる中で、それでもユグドラタワーに挑み続けるソラ。
ある日、いつものように第1階層を攻略していたソラが魔物を倒すと、遂にフロアキーをドロップ。
しかしそれは第2階層へ行く為のキーではなく、存在しないはずの地下階層へと続くキーだった……
※現在カクヨムにて先行して投稿中です!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 07:40:00
161276文字
会話率:55%
過去の真実を求める炎の美少女魔術師アーシャと、カタナを求める凄腕の剣士ソエモンは、恐るべき魔物の徘徊する危険な地下迷宮へと挑むのだった……。(第一部)
第一部より遡ること幾年。東方にある島国ヒノ
モトにて、最強の名を求め、剣士達は命と誇りを賭して相争う。(第二部)
迷宮都市には冒険者学園と呼ばれる学校がある。パーティーを組んだ六人は卒業のため迷宮に挑み、順調に最下層へと辿り着くが……。隣り合わせの恋と死地。彼らの行き着く先に、果たして相応の報いはあるのだろうか?(第三部)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 20:10:00
660393文字
会話率:40%
無数の竜に支配された世界。人類は空飛ぶ怪物から逃れるため地下迷宮に隠れ住んでいた。偽りの平和の中、赤毛の男リンドウは迷宮の片隅で静かに暮らしていたが、突如として現れた竜により命を落としてしまう。リンドウはそのまま生を終えたと思われたが、なぜ
か翼のない劣等竜“リザードマン”として復活していた。あらゆるものを失った代わりに、リザードマンの不思議な力、竜を溶かす“竜殺しの血液”と、両生類と爬虫類の互換的、あるいは上位互換的能力“両爬の力(ハープタイル)”を手に入れる。わずかな希望を得たリンドウは、目を背けていた現実と向き合い、全ての竜を殺すため旅立った。
※カクヨム様にも【竜殺しのリザードマン】というタイトルで掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 21:44:09
581100文字
会話率:44%
日本で高校一年生だった主人公の男子。
ある日突如として異世界に転移させられた。
よくある転移や転生によるチート能力は一切無く、実に平凡な状態のままで異世界に放り込まれる。
その世界は元の世界で言えば十九世紀末くらいだろうか、ガス灯や蒸気機関
が存在していた。
元の世界と大きく異なるのは数多くの地下迷宮が存在すること。
迷宮内部にはモンスターが跋扈している。
そして迷宮探索者と呼ぶ職業の存在。
突如異世界に放り出された主人公だったが、未成年者と言うことで保護される。
親切な人の手により農家を紹介され生活には困らない状態になるも、二年経過した頃、独立すべく他の町へ出向くことに。
しかし農家出身では職業に就けず門前払いされ、唯一門戸を開いたのが運搬賦役協会という団体だった。
そこでスカラリウス、即ち軽量運搬賦役、つまりは荷物持ちになる。
本来の賦役とは金銭による納税の代わりに労役を課されるものだが、ここでは薄給労働者であり最下層の差別対象だったのだ。
暫くは農家の収穫物を運ぶ仕事に就いていたが、ある時、迷宮探索者パーティーを紹介されメンバーと契約することに。
だが、それが不幸の始まりだった。
迷宮探索者パーティーの荷物持ちとなるも、やはり迫害や差別があり日々無能と罵られることに。
パーティーリーダーに対し口答えの一切が許されず、何かある度に殴られ蹴られ、パーティーメンバーからも罵声を浴びせられる。
やめたいと思っても契約時に定めた違約金を支払う必要があり、その額はスカラリウスに払えるものではなかった。
結果、止むに止まれずパーティーの荷物持ちとして過ごす。
だが、そんな日々も終わりを迎える時が来る。
無謀な迷宮攻略を強行したことでパーティーは瓦解、メンバーは主人公を置き去りにして逃げ出してしまう。
迷宮にひとり取り残された主人公は必死になって地上を目指す。
満身創痍になりながらも地上に帰還した主人公だったが、力尽きて路上で意識を失った。
世の中には捨てる神あれば拾う神あり、だろうか。
実力者ばかりが集まった迷宮探索者パーティーに拾われたのだ。
そして新たな活動拠点を得た主人公は、徐々に頭角を現すのであった。
※カクヨムでも連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 20:10:00
251471文字
会話率:45%
なんでもない高校生だった僕が魔法陣の光に包まれると、そこはダンジョンRPGの世界だった。拾った石に話しかけられてここが地下迷宮だと知る。
石をお供に連れて迷宮攻略というハードモード突入。目指すは地下最奥。
生きて街まで行きたいという僕
の願いは叶うのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 11:00:00
58222文字
会話率:35%