平安、冬の大江山。
源頼光と渡辺綱は大江山に巣食う鬼たちを討伐し、首を落とした。
凍える雪の夜、返り血を洗いながら一息つく二人だったが、鬼の頭領が遺した呪いの言葉が彼らの心に深く刺さる。
これは始まりに過ぎなかった。
――鬼は死してなお、
呪いを遺す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 13:07:11
11225文字
会話率:18%
町の電気工事士であり、なんでも屋でもある織田玄徳は、仕事をそこそこやりつつ自由な暮らしをしていた。
結婚は人生の墓場……父親が嫁さんで苦労しているのを見て育ったため、結婚して子供を作り幸せな家庭を作るという『呪いの言葉』を嫌悪し、生涯独
身、自分だけのために稼いだ金を使うと決め、独身生活を満喫。趣味の釣り、バイク、キャンプなどを楽しみつつ、人生を謳歌していた。
そんなある日。電気工事の仕事で感電死……まだまだやりたいことがあったのにと嘆くと、なんと異世界転生していた!!
これは、異世界で工務店の仕事をしながら、異世界で独身生活を満喫するおじさんの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 07:00:00
672124文字
会話率:54%
――もう一度邪神を封印する。温泉でぬくぬくするために!――
かつて王子は大魔法使いと共に邪神と戦った。そのさなか呪いの言葉を取り違え王子はカピバラと化す。しかし、人間でいるよりカピバラのほうが快適かもしれない。草はうまいし温泉も最高だ。いや
な奴らも追い出した。気ままに引きこもるつもりだったが、百年後のある日、聖騎士の少年が偶然結界を壊してしまった!王子と大魔法使いは聖騎士を巻き込んで、なんなら邪神も巻き込んで、結界の素材集収に奔走する。
スローライフを維持するための冒険をしたりしなかったり。今はまだ、ボーイズラブより恋愛要素が薄い、でもいずれ恋になるボーイズわちゃコメディです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 06:17:49
56161文字
会話率:40%
「あと、5錠。」──薬を数えながら静かに命を手放した藍。
届かなかった「助けて」のメッセージ。
ブロックしたあの日、本当はまだ、間に合っていたのかもしれない。
未読の言葉が、胸を刺す。
それは、もう飲まれない“呪いの言葉”だった。
最終更新:2025-07-22 19:30:51
931文字
会話率:20%
「……嘘だろう」
小説家志望の大学生彼方すずなは、ある日火災現場を目撃する。その際、火中に飛び込む少年を救おうと奮闘するが、代償として大火傷を負ってしまう。そして数年後、懸命に生きた後22歳でその生涯の幕を下ろす。
─*─*─*─
「
……それ、嘘なんですよね」
場所はレア領緑耳地域フーシレア邸。
緑耳地域守護の令嬢であるアーリン・フーシレアは目の前の現実を嘆いていた。
頭に浮かぶのはただ、自責。自らの非力を嘆き、遂には呪いの言葉を吐いてしまう。
そしてふたりの言霊は歪に噛み合い。
「彼方すずなの異世界譚」が始まる。
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どうも、大場景です!
私の処女作、【言霊追憶記】の世界にぜひお立ち寄りください。
※定期的に改稿を行っています。アドバイス等、大歓迎です!
※当分週一配信を行いますが、執筆者多忙につき予期せず配信を休止する場合があります。執筆を諦めたわけではないので気ままにお待ちください。現段階では土曜更新を予定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 20:00:00
22006文字
会話率:27%
シンヤ・アカバネたちはクラス丸ごと異世界転移という最悪な目に遭遇した。彼はいわゆるボッチであり、4人一組という呪いの言葉により、裏アカがバレた性格が最悪という噂の3人とパーティーを組むことになる。一体彼の行く末はどうなるのか?
最終更新:2025-06-29 18:21:34
5046文字
会話率:35%
「ああ、可哀相に。これからの貴方は一生誰からも愛されないのよ」
口元に嘲りを交えた継母から言われたこの一言が今なお私の心を蝕んでいる。
幼くして実の母を病で失った私にとってそれは、まさしく呪いの言葉だったから。
――これは誰にも愛
されなかったミューズが二度目の人生を迎えて誰も愛さないことを決意するまでの物語。
※ざまぁは薄めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 18:21:10
5845文字
会話率:26%
「君は王太子妃として不適格だ」
「婚約破棄しても、俺は構わないぞ?」
三年間、繰り返されてきたその言葉。
私は耐え、黙り、従うことでしか生き延びられなかった。
感情を押し殺し、ただ“王太子妃の座”にしがみつくことで、存在を許されていたから
。
──でも。
ある日、心の奥で何かが音を立てて崩れた。
あの人にとって、私は従者でしかなかった。
ならば、私は“王太子妃”という肩書きを、自らの手で手放しましょう。
繰り返される「婚約破棄してやる」という脅しに、私は静かに微笑む。
「では、こちらにご署名を。法務官立会いのもと、正式にご用意いたしました」
王太子殿下が言葉を失ったその瞬間、ようやく私は自由になれた。
──これは、「従順な婚約者」として飼い慣らされていた私が、
“婚約破棄”という呪いの言葉を、解放の鍵に変えるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 20:14:37
5689文字
会話率:28%
昔々、安房に里見の治める国がございました。
里見の土地を狙う魔女・玉梓は里見の殿によってその首を落とされます。玉梓は里見に呪いの言葉を吐きます。
「呪ってやろう。里見の者皆。滅びよ、犬になれ」
悲しい運命によって、里見の姫・伏姫は呪いに
よって命を落とします。しかし、伏姫は諦めていませんでした。玉梓の呪いに立ち向かったのは、伏姫によって放たれた八つの珠に選ばれた「八犬士」。
不思議な縁によって繋がった八犬士によって、玉梓の呪いを退くことができたのでございます。
これがかの有名な「南総里見八犬伝」の物語でございます。
この物語には誰も知らない続きがございます。
玉梓を退いた八犬士は里見当主・里見義成よりこんな提案をされるのです。
「八犬士の功績を讃え、我が娘たちを妻として与えよう」
これは、八犬士とその妻たちによる誰も知らない秘話。
曲亭馬琴による大長編小説「南総里見八犬伝」後日譚を2次創作でお届け。
契りし夫婦に試練の影。玉梓の呪いが今、愛を問う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 22:34:11
10383文字
会話率:41%
ゾンビウイルスの保菌者、実験体001。
名前も付けられず、性別を奪われ、人としての最低限の尊厳さえ奪われた幼子『︎︎︎︎︎︎︎︎』は、ある日その研究所から逃げ出した。
それは記憶も曖昧な両親の元に帰るためでも、自分を実験体として切り刻んだ
研究者達に対して復讐するためでもない。
自分を利用した暴力によって、自分が愛した家族を傷つけさせないため、つまりはひとえに愛のため。
替えのきかない彼自身と、人から怪物へと変えられてしまった実験体達による集団自殺。
計画は成功した。
世界を壊す怪物は世に放たれるより先に自死を選び、元凶たる幼子自身もきれいさっぱり海の藻屑となった。
世界の滅びは夢幻と消え、世は全てこともなし。
チャンチャン
と、綺麗に終わった彼の物語に待ったを掛けたのは意外にも死と殺戮を司る一柱の女神だった。
女神は言う。
『どんな願いでも叶えてやろう』
尊厳を奪われ、命乞いを無視され、悲鳴を嘲笑される事が彼の人生の全てであったなら、そこはつまり彼女の司る領域だ。
もしも、彼がただの一言でも呪いの言葉を吐けば、女神は躊躇しない。たとえそれが世界の広さを知らぬ無垢な子供の願いでも、女神の権能は容赦なく三千世界を焼き払うはらうだろう。
歴史上、多くの者が望みながらもついぞ出会うことのなかった後期の前に、しかし幼子が口に出したのはたった一言。
『何を願えばいいのかわかんない……』
人として在るための最低限さえ奪われた幼子には叶えるべき願いも、星に願うような夢もなかった。
故に、
故に、これは願いを叶えるための物語では無い。
夢を叶えるための物語でも、ましてや過去を精算するための物語でもない。
これはかつて少年であった幼子が、女神の愛娘として夢を探す旅。あるいは行くべき場所のない少女が自らの在処を決める始まりの物語。
不幸で不憫で、不快で不愉快な鬱物語の後に続く後日談。
ある1人の幼子が辿った結末の後、世界を救った幼子のその後の物語。
女神によって『アヤノ』と名付けられた少女が異世界で紡ぐ幸福と成長の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 18:30:00
3569文字
会話率:25%
東の勇者が死んだ。
拷問の末、血反吐を吐きながら最期に放ったのは怒りと呪いの言葉だった。
「これは復讐だ。俺はおまえを絶対に許さない」
そう告げて崩れ落ちたその身体から、なぜか“血”だけがなおも動き、生きているかのように少年に襲い掛かっ
た。
こうして、少年は命を落とす―――はずだった。
次に目を覚ましたとき、少年は椅子に縛られていた。
目の前には、自分を奴隷として扱ってきた村の長。そして言い渡される衝撃の事実。
「東の勇者の力は、テメエに引き継がれた」
変わり果てた少年の姿。その眼には、東の勇者の証である【太陽の紋章】が刻まれていた。
勇者の死と共に始まった、血の復讐。その運命の炎は、思いもよらぬ者の中で、再び燃え上がろうとしていた――。
これは、とある少年が成り代わった〈ニセモノ〉の勇者の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 19:21:48
1612文字
会話率:27%
許せない!!!
暴力で人を抑えつけようとか問題を解決しようというその思考が許せない。それに会話の内容からどう考えても男尊女卑の古くさい風習がまかり通っているらしいことも許せない。そして何よりきっとこれは多分間違いなく異世界に召喚されたのだろ
う。だとしたら、今まで平和な国で平穏に暮らしていた生活のすべてをここにいるこいつらに突然奪われたのだ。考えれば考えるほどに悔しさが沸々と湧き上がり腹立たしい思いが込み上げる。
「許せない!」
「まだ逆らうか!!」
蹲っていた体をさらに蹴り上げられた。
何なの何なの何なの。私に簡単に暴力を振るうコイツが許せない。だいたい男尊女卑なんてカビくさい考えがはびこるこの国の風習が許せない。それに召喚なんて考え出したヤツが許せない。そして何より召喚なんて横暴を許しているこの世界が許せない。この世界に神様がいるのなら絶対に許せない! みんなみんな滅びればいい!! こんな世界ごと滅んでしまえばいい!!! 葵はキツく唇を噛みながら湧き上がる怒りにだんだんと我を忘れていった。
ここが誰かを召喚できる場所だというのならどうかお願いこんなくだらない国を滅ぼせる悪魔を呼んで。平和な世界で平和に過ごす人たちがもう二度と召喚されないように、こんなくだらない世界を壊してしまえる力をどうか私に与えて。
葵は昔読んだ漫画の一小節呪いの言葉を思い出し、口の中で何度も繰り返しながら一心に願った。
葵の体がさらに蹴られた瞬間に堅く噛んだ唇から一滴の血が床へと滴り落ちた。瞬間床に描かれていただろう紋章が光り始め、葵の口から滴り落ちた一滴の血がその紋章をなぞるように広がっていく。
『我を呼んだのはそなたか。望みを叶えるには生け贄を捧げよ』
「ここに居る人たち全員を生け贄にして。それで足りなければこの世界の人たちも気が済むまで好きなだけ好きにすればいいわ」
『気に入った。では好きにさせてもらおう』
薄暗闇の中、血の色に不気味に光る紋章から徐々に姿を現したのは、黒い翼を持ち山羊のような角を携えた人型の葵の持つイメージのままの悪魔だった。
「ちょっと待った!! どうかどうかこの世界を滅ぼすのだけはお許しください!」
土下座せんばかりの勢いでいまだに床に倒れ蹲る葵の目の前に現れたのは、頭には天使の輪を持ち背中には白い羽を広げている見るからにイメージ通りの天使だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-22 01:00:00
83994文字
会話率:62%
妹に奪われ続けた人生……
婚約者も功績も爵位も
「貴方はおねぇちゃんなんだから……」
病弱な妹を優先するのが当然な両親。
私にとっては呪いの言葉。
だけど私は知っている。
あの子は確かに体が弱かった。
だけど、それは昔の話。
今はもう健
康。
それでも病弱を利用にするなら、私も病弱を利用してあげる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 23:16:50
55093文字
会話率:57%
この文章を読んでいるということは、あなたはアレを見ましたか。
ありったけの呪詛をこめて創られたあの仮面を。
アレはどんな貌に見えましたか。苦しんでいましたか、笑っていましたか、それとも叫んでいましたか。
これから綴る文字列は真実の吐露。そし
て彼方へと撒き散らす呪いの言葉。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 14:19:04
13995文字
会話率:27%
ある部屋にて目が覚めた男はこの場所はどこなのか、自分が何者かさえも分からない、、、
唐突に流れるアナウンスによりデスゲームに身を投じることとなる
キーワード:
最終更新:2024-12-05 13:47:30
5241文字
会話率:35%
勇者と魔王の最終決戦において、魔王が最後の呪いの言葉として「我を倒したら、お前が脅威として迫害されるぞ」と言ったら、勇者が困ってしまったので、魔王と勇者でどうするか一緒に悩む話です。
コメディーで、ちょっと恋愛も入っています。
個人的には
ハッピーエンドです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-20 22:33:35
5208文字
会話率:50%
ロクサーナことロキシーはある日突然、別の世界の自分を夢見た。自分が首を切られて死んだ女王だという夢を。
双子と信じていた妹のモニカこそが王家の血を引いているというのに、それに嫉妬し、彼女を憎み抜いて、出自を偽り女王となった。だが結局は
愛する婚約者も王位も全て奪われ、呪いの言葉を吐きながら死んだ史上最低の悪女、ロクサーナこそが、自分なのだという忌まわしい記憶だ。
ロクサーナが死ぬのは17歳のはず。ロキシーは12歳。時間が戻ったとしか思えない。だが以前の世界と違うのは、ロキシーはすでに生まれた家を追い出されていて、厳しくも優しい養母と、慕ってくれる義理の弟がいることだ。
おまけに以前の世界では一方的に恋をして無理矢理婚約を結び、憎まれていたはずの婚約者は妙に優しい。
恋で人生狂ったかつての苦い思い出があるから、二度と恋なんてしたくないのに、怒涛の恋愛に巻き込まれていく。
愛憎渦巻く、二人の少女の物語。
※以前公開していた「今世こそ負けませんわ!」という物語の再投稿です。主人公二人の名前を変えていますが、内容は概ね同じになっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 07:10:07
331395文字
会話率:35%
王妃となる為に、王子のレオナルドの婚約者である、アンジェリカを陥れた貴族令嬢のリリスはアンジェリカに呪いの言葉を浴びせられる。
「貴女が私の一番大切な人を奪ったように、私も奪ってやる。」
最終更新:2024-07-13 21:34:02
2690文字
会話率:56%
「愛は人を狂わせ、桜は人を死に至らしめる」
人にそんな呪いの言葉さえ吐かせた不治の病、桜の花びらのような斑点が浮かび上がり、
桜の散るころに亡くなる『桜病』が流行して十年・・・。
最後の患者の最後の恋物語。
最終更新:2023-09-23 19:16:08
124393文字
会話率:12%
決して、呪いの言葉を吐いてはいけません。それが最も苦しい事実で、とても残酷な呪いなのかもしれない。
最終更新:2023-04-15 20:44:52
2072文字
会話率:34%