大工の棟梁政五郎が大きな仕事が入ったので普段面倒を見ている、腕はいいがすこし頭の回転が遅く場違いなことを言う、与太郎の元を訪れる。
すると元気がない為事情を聴くと、家賃を滞納して商売道具の道具箱を家賃のかたに持っていかれてしまったという。そ
れを予想していた政五郎は金を貸すが八百文持ち合わせが足りなかった。
この金の不足と与太郎の言葉のかけ違いがとんでもない騒動を引き起こすことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 21:49:55
16031文字
会話率:1%
大工の八五郎はある夜、隣の尾形という年配の武士の部屋から男女の話語が聞こえてきて、気になって商売道具のノミで壁に穴を開けて覗き見る。
そこに見たのは、尾形が若い女性に腰や足をさすらせている様子だった。
「普段は女性を近づけないのに、先生め。
」となって次の日尾形の部屋へ乗り込むが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 20:14:51
10895文字
会話率:4%
博打打ちの八五郎はある時、道端で子供らにいじめられている狸を助ける。
するとその日の夜、狸が恩返しをしたいと言って訪ねてくるが・・・。
最終更新:2024-11-23 22:15:00
9279文字
会話率:1%
古今亭志ん朝の名言について書きました。
最終更新:2021-09-23 20:30:03
762文字
会話率:20%
小説ではなく、落語のようなものです。お目汚しですが、ご一読賜れば幸い。──「志ん生には間に合わなかったが、オレたちは志ん朝とともに生きられて幸せだ」なんて意気がってた私にとって、ここ何年かで接した訃報のなかでも最大級のショックを受けた現実。
落語好きの、髭面編集者のF君からは「嗚呼、もう落語はお終いだ」なんてメールも舞い込む始末。確かに、あんな端正な噺家は二度と出現しないだろう。でもしかし、「落語にはまだもう一方の旗頭がいるじゃないの」という思いを込めて返書した一席です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-08 20:19:44
3740文字
会話率:5%