紅い毛の人狼──『レッドウルフ』は、再婚先で亡くなった育ての母から手紙と遺品を受け取る。
その中にあった古い鍵は、亡き父の部屋へ通じるという。
父は九歳の時に謎の死を遂げ、死因は事故とされたが、彼女はその真相に疑問を感じ続けていた。
父の部
屋に残されていた謎の上着と、そのポケットの中の赤い指輪を見つける。
母の手紙には父の死後に男児を産み、その子が行方不明になったことが書かれていた。
その子──『ケイド』を探すことが母の遺言だった。
彼女は誓う。
父の死の真相と、弟のような存在であるケイドの行方をたどると。
そして、赤い指輪と共に、彼女の旅が始まった。
↓以下あらすじにあらず。言い訳なり↓
悪役令嬢以外のお話も書いてみました。
ファンタジーを書くならこんな話が良いなと構想を練ること約十年程。
最初はレッドウルフは主人公を助ける脇役として書く予定でした。
ケイドと言うのは仮名だったのですが、頭の中で何回も反芻していたら定着してしまって。
ちなみに父の名前は未だに考え中です。
結構濃厚な恋愛描写があるお話なので、要注意ですね。
ギリ致してる場面は書いてない感じです。
この主人公は、賛否が分かれるんではないでしょうか。
恋多き乙女なんですがね。
ちなみにですが、今後も加筆修正がんがんしてくと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 23:00:00
16808文字
会話率:32%
日本で普通に働いていたわたしは、気がつくと異世界のもうすぐ5歳の幼女だった。田舎の山小屋みたいなところに引っ越してきた。そこがおさめる領地らしい。伯爵令嬢らしいのだが、わたしの多少の知識で知る貴族とはかなり違う。あれ、ひょっとして、うちっ
て貧乏なの? まあ、家族が仲良しみたいだし、楽しければいっか。
呑気で細かいことは気にしない、めんどくさがりズボラ女子が、神様から授けられるギフト「+」に助けられながら、楽しんで生活していきます。
乙女ゲーの脇役家族ということには気づかずに……。
異世界転生して5歳となる女の子が自分の〝楽しい〟を求める成長物語です。とある乙女ゲーの攻略者の友達家族。ゲームの主人公たちを際立たせるためのしわ寄せ設定をくらっているため、出自などが複雑です。おおむね、ほのぼのしていると思いますが、ハードな出来事もわりとあります。しんどい過去があります。少女時代では恋愛要素が出てきます。
#物語の進み具合のんびり
#他サイトさまでも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 21:00:00
2813632文字
会話率:40%
私は自分に自信がない。周りに美人で華のある人が多過ぎるのもその理由の一つだが、一番大きな理由は小学生時代に同級生の男子から言われたあの言葉……。
この世界がもし物語なら、私は脇役だろう。私の立ち位置はそう、コーヒーに入れられるひとかけ
らの砂糖で充分だ。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 20:00:49
62512文字
会話率:48%
王国史上最年少で近衛騎士団副団長に就任していたレンドルフ・クロヴァス。
辺境伯の三男で、剣の才能も体格にも恵まれ、王太子の覚えもめでたいというまさに順風満帆を絵に描いたような人物。その彼が、理由も分からず近衛騎士団を解任される事態に巻き込
まれてから、少しずつ彼の周辺も彼自身も変化して行く。
強引に取らされた休暇中に、たまたま困っていたところを助けたユリと名乗る薬師見習いの女性と知り合ってから、レンドルフの狭かった世界が広がって行く。ユリと薬草採取をしたり、冒険者達と共に魔獣討伐に出掛けたり、騎士以外の世界の楽しさを知る。
大柄な体格故に女性に遠巻きにされていたレンドルフに、臆せず接するユリ。
厄介な男性ばかりに絡まれてきたユリに、紳士的な距離感で接するレンドルフ。
お互い過去や身分を隠しながらも少しずつ距離を縮めて親しくなって行く。恵まれていると周囲には思われながらも内側に色々抱えた二人が、それぞれ救い、救われながら手を取り合う物語。
世界観として、同性婚や異類婚なども普通に存在しているので、メインではありませんが脇役でそういった話題も出て来ることもあります。脇役に異世界転生している登場人物あり。
物語はゆったりのんびり進んで行く予定。過去に書いたシリーズで登場した人物も話に絡んで来たり、名前だけ出て来たりします。単独で分かるようにしているつもりです。
5/20
更新を 火、木、土、日曜 の週4回 20時 に変更します。よろしくお願いします。
内容の修正、変更等ありましたら活動報告にてお知らせ致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 20:00:00
3764341文字
会話率:57%
ある日目を覚ますと、わたしは不遇の王女リリーベルに転生していた。親兄弟から愛されず、侍女からもひどい扱いを受けている。
さらにこの世界は前世病床で愛読していた小説世界であり、このリリーベルは地の文であっさり死を知らされるナレ死の脇役キャラだ
ったのだ。
「今世は絶対に死にたくない!」
そう思ったわたしは、死から逃れるために行動することにしたけれど……悪役令息のはずのキース様がやたらと気にかけてくるんですが!?
誰からも顧みられなかった王女が幸せを掴むお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 19:00:00
39765文字
会話率:30%
超大作と一部の界隈で話題となったエロゲをクリアして寝たら、目が覚めると寝る前にクリアしたエロゲに転生していた。
しかも、序盤で主人公に決闘を挑んで敗北するかませキャラにだ。さらに付け加えると全てのヒロインルートで死亡が確定している。
そんな
かませ犬に転生したのだが、状況はさらに最悪で既に決闘で敗北したところからなのだ。最早、死から逃れられない。
だが、諦めてはダメだ。俺には前世でクリアしたエロゲの知識がある。それを駆使して生き残ってみせる!
これはエロゲのかませ犬キャラに転生した主人公が生き残る為に一生懸命運命に抗う物語。
※他サイトにも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 18:00:00
1142801文字
会話率:47%
突然、前世の記憶を取り戻した辺境伯の息子、リッド・バルディアはこの世界が乙女ゲーム「ときめくシンデレラ!」略して「ときレラ!」の世界であることに気付く。そして、リッドは自分が悪役令嬢の取り巻きに加わる脇役であること。そして、悪事に加担した結
果、悪役令嬢と一緒にどのルートでも粛清、追放、断罪される運命であることを思い出す。
かくして、リッド・バルディアは前世の記憶を活かしてやり込み要素満載だった、乙女ゲームの世界を真っ当に生きる為に奮闘(無双)する日々が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 12:00:00
2257151文字
会話率:35%
七つの王国を股に掛ける大帝国グラン・ベザ――。
かつてそこで王女と呼ばれた少女は、時を経て、選帝侯ヴァレンティン大公家の公女としての生を全うしていた。やがて再び過去に両親と故国を奪った争い、皇帝戦が起こるであろうことを知りながら、″皇帝とな
る者”ではなく″皇帝を見定める者”として。
それで何ら、問題はなく、上手くいっているはずだった。故国ベルテセーヌで、王位を簒奪した王の息子が″婚約破棄騒動”なんて起こすまでは。
私の故郷で、よくもザマァ事件なんて起こしてくれたこと!
その上、別の国の皇子様に見初められましたですって? 冗談じゃない!
勝手に王位を奪っておきながら勝手に国を混乱させた貴様ら全員、その責任は、きっちりと支払っていただきます!
過去のしがらみと今の友情。
捨てたはずの国と捨てておけない悔恨。
そして再び訪れる皇帝戦――。
かつて王女でありそれを誇りに思っていたはずの公女が、お綺麗事をばっさりと切り捨てながら、奮闘します。
「私は、リディアーヌ……リディアーヌ・アンネレット・クリスティナ・ド・ベルテセーヌ――皇帝クロイツェン七世に両親を殺された、“墓の下の王女”よ」
たとえもう自分が帝位につくことはできずとも。
自分の手で、自分の戴くべき者へ、両親が手にできなかった冠を取り返すために――。
※多少の残酷表現などが有ります。苦手な方はご注意ください。
※ブクマ・評価などいただけるようでしたら、有難うございます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 09:30:00
1450772文字
会話率:51%
あるクリスマスの夜、男は池袋を歩いていた。
寒風が吹きすさぶ中独り身の自分を嘆いていると、突然後ろから驚きの声が上がり、振り返ると、黒い波打つ球体が浮かんでいる。
驚きも束の間、そこから大量のモンスターが溢れ出し、人間達を襲いだし
た。
男は必死に走り、一つのデパートに逃げ込む。
縮こまり隠れる中で、全世界中が同じ状況に陥っており、未曽有の大パニックになっていることを知った。
同時に、ほとんどの人間が魔法と呼ばれるようになる力を発現していることも。
男は恐怖を感じながらも、夢にまで見たファンタジーが目の前にあることに歓喜する。
まず何をしよう。どうやって楽しんでやろう。
これは一人のオタクが、現代を死に物狂いで冒険する『Real』である。
【第1巻】デパート内攻防戦 編
【第2巻】始まりの地 編
【第3巻】繋がり 編
【第4巻】首都戦争 編
※この作品は賞に応募しようと書いた作品なんですが、途中で、話の内容的に「あれ?これなろうの方が向いてんじゃね?」と思い投稿してみた物です。
ぜひ読んでみてください。
カクヨムにも掲載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 08:03:36
1821201文字
会話率:51%
身分の格差、陰湿な策略、そして転生者として巻き込まれたくなかったはずの世界で、彼女は気づいていく。
本当に望んでいたのは、ただの“平穏”ではなく“自分の意志で選んだ未来”だったことに。
これは、悪役令嬢でもヒロインでもない令嬢が、
自
分の足で、穏やかに、それでも確かに歩いていく物語。
*カクヨム様でも掲載してます*
*B-novel様でも掲載してます*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 07:40:00
71923文字
会話率:34%
悪役令嬢が主人公の物語。
物語の中でヒーローの婚約者の名前は無かった。
名前が無く、いなくても構わない、モブにもなれないヒーローの婚約者はどんなに思いを募っても物語が進めば婚約を解消され、主役達の影に消えるただの記号。
スラナは決められ
た運命をただ受け入れなければならない存在だったけれど⋯⋯。
*高位身分・悪役令嬢絶対正義ものではありません*
*カクヨム様でも掲載してます*
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-25 07:12:43
8296文字
会話率:35%
フォンタナ王立学園に入学し学園生活をおおいに満喫しているダンジェロ公爵令嬢エミリアーナは、ある日、この世界は乙女ゲームの世界で自分はヒロインだと主張するエレナに絡まれる。「あんたも転生者なんでしょッ?!」「脇役のあんたは脇役らしく悪役令嬢
でいなさいよ」…………私は転生者ではないし悪役令嬢でもないのですけれど?ヒロインに起こるはずの出来事がなぜか私に起こったようですが、それも私のせい?男に色目を使うな?侍らせるな?私、学問に関しては確かに気が多く手を出しまくっていますが恋愛方面には疎いのですけれど?私に虐げられていると見せかけるための演技はどれも新鮮味に欠けますし悪手ですよ?この学園ではやりたい事が多すぎてあなたにお付き合いして差し上げる暇はありませんので、どうぞ攻略は自力でお励みになってくださいませね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 05:00:00
204023文字
会話率:30%
芸能事務所フライトプロダクションからデビューした、新進気鋭の5人アイドルグループ DirectAim
芸能界の入口とされやすいアイドル業界において、そのメンバー構成は衝撃を与えた。
女性向け雑誌男性向け雑誌問わず人気のモデル、ヒットアニメで
うますぎる脇役と話題になった声優、子役から入りテレビ越しに成長を見守られ続けた俳優、U20で日本一になったダンサー。
そして、最後の一人は――
※作者は芸能全般に全く詳しくありません。全てが、想像であることをご承知おき下さい。
※ファッションについても詳しくなく、何故このテーマで書こうとしたのか分からないほどですが、思いつきと妄想だけで書いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 23:40:00
34902文字
会話率:49%
本筋NOSIRPでは脇役であるキャラを掘り下げた話
現段階では
・ワピチ編
のみですが増えるかもしれません
最終更新:2025-06-26 07:18:46
140575文字
会話率:42%
ここでは、1980年代に週刊少年ジャンプで連載された漫画「北斗の拳」について、いろいろ書いてみたいと思います。
この作品に登場する、個性溢れる数多くのキャラクターたち ー その中には、出てきてすぐにケンシロウに倒されて出番を終えるよ
うな脇役も多いわけですが ー について、作中で語られない彼らの横顔というか、人物像などを想像して書いてみたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 19:13:59
39221文字
会話率:3%
(週一更新。よく遅れます。)
国と国とを隔てる雲海を、飛鯨船(ひげいせん)が征するようになって幾星霜。
かつて、この世は一つきりで、神々の戦争で二十に切り分けられたというけれど、神様の名前なんて、魔法使い以外はもう誰も覚えていやしない。
そ
んな神秘の魔法使いの国だって、鎖国を解いてからは留学がトレンド。
アトラス神を先祖にいただく皇子アルヴィンもまた、異母兄姉にコンプレックスを持つ『特別になりたい少年』でしかなくって、けして『選ばれしもの』ではなかったのだ。
──そう、その日までは。
多重海層世界。
世界を鳥瞰した学者たちは、列なる二十もの海と大地を、そう定義した。
魔女の予言が残った最下層、フェルヴィン皇国の末皇子アルヴィンは、優秀な異母兄姉の存在にコンプレックスを持つ14歳。
留学も失敗して鬱屈とした日々を送っていたある日、謎の一団に城が占拠され、囚われの身になってしまう。さらには、分身である魔人『ミケ』の命と、自らの頭蓋骨を盗まれてしまった。
冥界に堕ちんとしたそのとき、預言に従い『星』の宿命を負って蘇ったが、しかしその肉体は、神の炎に焼かれていて──。
自らの頭蓋骨をもって、人類根絶の使徒として甦った憧れの英雄ジーン・アトラスに対峙するアルヴィンは、肉を焼く灼銅の鎧と、獣の咆哮をもって立ち向かう。
一方そのころ。
市井では、やけに肝の据わった魔法使いの若者が途方に暮れていた。
「魔法使いの国行きの飛鯨船がサァ……そこらへんの丘で低空飛行してねえかなぁ……」
「そんな都合のいいこと、あるわけないじゃん」
やがて魔法使いサリーは、なし崩しに、皇子奪還に命をかける羽目に……。
海外の児童ファンタジーみたいな王道ヒロイックサーガを意識しています。『人間讃歌』と『その血の運命』って感じの異世界ファンタジーです。
(テーマは、愛と絆と神話と魔法。あと少しの【メメントモリ(恐れず生きよ)】の精神。)
(『昔読んだ海外児童書みたいなファンタジー読みたぁい!』から生まれた、泥臭いファンタジー活劇です。)
(この世の神話を異世界で再構成。序盤はギリシャ神話がベースです)
(テンプレも好きだけど、たまには王道もね! )折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 04:10:00
681499文字
会話率:30%
ある日、突然前世の記憶らしきものを思い出した6歳の『ギルバート』は、自らがとあるゲームの当て馬系悪役であることを知る。加えて、このままいけば自分は16歳で因縁の主人公と出会い、21歳には死ぬ・・・ということも。
ーーー彼は主人公ではなかった
。主人公にはなれなかった。『主人公』になるには、彼はあまりにも強欲であり、幼稚であり高慢であり、それでいて怠惰だった。どろりとした暗い怒りと亡き者を切愛する心を常に抱えた彼は、最後の瞬間まで本当にただの哀れな脇役だった。
しかし、けれど、それでも。
これは彼ーーー『ギルバート・アレクシディア』が前世の記憶を思い出した場合の、『彼』が主人公の物語である。
・
・
・
『なあ、ギル!オレと《ケイヤク》しろよ!』
『・・・貴方の将来に、沢山の光と温もりが訪れますように。』
『僕は復讐のために旅に出た。例えあなたに止められようとも、僕は必ず奴らを根絶やしにしてみせる。もう止まれない。・・・この復讐を遂げるまで死ねないんだ。』
『ーーーどうか。どうか『彼女』を、救って欲しいのです』
『誰よりも、何よりも。深く、深く、あなた達を愛してる。だから、どうかーーー』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 07:03:55
16503文字
会話率:20%
私は幽霊である。記憶はもうない。
ちなみにエキストラ専門の電脳派遣会社社員をつとめている。
要するに、脇役(モブ)である。
ゲームやアニメ、ネット小説などの異世界に脇役専門の人材を派遣する『電脳無限会社NPカンパニー』──通称『NPC』
。
ハヤメはその平社員である。
名もなきモブを演じ、それなりに充実した日々を送っていた。
ところがある日突然の電波障害により、見知らぬ異世界へ飛ばされてしまう。
そこは日本人にとってはまだなじみのない、武侠小説の中。
凶暴な狼に襲いかかられ、生命の危機に陥ったハヤメは、生前の記憶を取り戻す。
彼女が非凡な人間であったころの記憶を。
生前のスキルにより、窮地を脱することに成功。
思いがけず迷い込んだ異世界から現代へ戻るためには、小説の物語を終わらせなければならない……のだが。
ハヤメが憑依したのは梅雪(メイシェ)という作中屈指の悪役令嬢。
さらに襲いかかってきた狼の正体が、狼(ラン)族と呼ばれる獣人の長にして、のちの黒幕となる憂炎(ユーエン)で。
……待ってほしい。
梅雪が憂炎に殺される運命だったって、ほんと?
モブ専だった平社員、傾国の悪役令嬢に大抜擢。
からの、デッドエンド粉砕。
どうしようもないので、ラスボス言いくるめて新規エンドを開拓しよう。
と思ったら、ラスボスが束縛癖持ちのトンデモ魔教主だった。
待て待て、『そういうルート』は望んでない!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 23:42:24
578972文字
会話率:42%
この世界には二種類の人間が存在する。
主役と脇役。
私の妹は異世界に行き、新しい王様と、それを導く魔術師を導く物語の主役となるはずだった。
けれど、妹は死んだ。
私のせいで。
これは妹の代わりに平凡極まりない私が主人公たる人たちを、ただた
だ、傍観した物語。
※pixivにも第一章のみ掲載。
【以下、多少のネタバレを含むあらすじを記載します。ネタバレせず本編を読みたい方は飛ばして本編へどうぞ】
どこにでもいる平凡女性佐和は社会人二年目の生活を普通に送っていた。そんなある日、片思いしていた相手に好きな人がいることが発覚する。しかもその相手は自分より魅力あふれる物語の主人公のような性格の妹、海音だった。
しかし海音は彼からの告白を受けたその日に行方不明になってしまう。
悲しみに暮れる佐和だが、気を紛らわせるために訪れた図書館で一冊の本と出会う。
それは伝説のアーサー王について書かれた本だった。
何かに導かれるようにその本を開いた次の瞬間、佐和は異世界に飛ばされていた。
そこで再開したのは行方不明になったはずの妹、海音だった。
彼女は異世界の救世主を導くべく異世界トリップしていたのだ。
なぜ姉である佐和が同じように異世界に飛ばされたのかはわからないが、まるで物語の主役である妹の活躍をそばで見守れることに喜ぶ佐和だったが……。
脇役気質の23歳女が、伝説のアーサー王と創世の魔術師マーリンの世界に飛び込む。
これは脇役たる私が、ただただ魅力あふれる人たちを傍観した物語―――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 22:56:45
1184650文字
会話率:44%
「こんな普通の奴が ” 世界の秘密 ” を知ってもさ、一体どうしたらいいんだよ――」
これは人類史の最後に近かった時代のこと。
” オーデ ” と呼ばれる超常的な脅威により、世界は ” GAIA5.0 ” と呼ばれるひと繋がりの大陸のみと
なっていた。
大陸人類は、唯一オーデに対抗できる異能の存在 ” 導守 ” に望みを託し、再び尊厳と領地を奪還するための戦いが始まっていた。
そんな幾多の野望が渦巻く世界とは無縁の主人公「篁 陸」は、ある出来事をきっかけに未曽有の事態に巻き込まれていく。
群像劇的に交差する人間模様の中で、陸は何を信じ、何を失い、そして何を選ぶのか――。
これは、平穏を愛する一人の男が、愚かで愛おしい世界に翻弄されながらも懸命に生きた、その記録の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 17:17:19
19080文字
会話率:27%
私―シルフィーヌ=コランダムは、このアダマス王国で国防を一手に引き受けるコランダム家の長女として生を受けた。
コランダムの直系に女児が生まれるのは、300年ぶりのことだ。
そのため、両親をはじめとする家族も、コランダム領の領民、傍系の
家門まで、皆は私のことを『奇跡の子』という。
だが、当人である私は思うのだ。『奇跡の子』だからといって、この世界の中心にいるわけではない。
お父様はよく私に話して聞かせてくれた。
この世界は、神が勇者を王とする国を作るために綴った物語なのだと。
もしも、それが本当ならば、きっと私は脇役なのだろうと思う。
歩んできた道を思えば、神に抗うヒーローはお父様だ。
別の視点ならば、運命を引き寄せるために行動したお兄様とお義姉様だ。
家族を支える駒であればいいと思いながら過ごしてきた私は、決してそうではない。
商会を立ち上げ財を得たり、婚約者の浮気で婚約破棄をしたり。
きっと、私程度の幸や不幸など世の中に溢れているし、さして珍しい出来事でもない。
だから、やはり、私は脇役なのだ。
そう、思っていたのに
「あなたに再び会うために生きてきたんだ」
そういって笑う彼の手を取ってしまったらどうなるのだろう。
私もヒロインなれる?
それとも、やはり、私は脇役だろうか……
私は、私自身は……どうしたいのかしら
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 17:00:00
146365文字
会話率:38%