俺の名前はファウス。異世界転生者だ。もともとは極々普通の人間だったけど転生したら魔物になりました。しかもなぜか魔王の子になりました。……どうして?
まあ、魔王の子なので不自由ない生活を送れてはいるんですが、一つだけ言いたいことがある……この
魔王、父親として見ると恐ろしいくらいポンコツなんですが……。ていうか、子育て向いてない!向いてないんよ‼なんでいきなり6人の子供を持とうと思ったのさ⁉しかも面倒な後継者争いにも巻き込まれるし!これ、大丈夫⁉
「ファウス、儂が笑ったらフィンが泣くんだが……」
「お父様、とりあえず笑顔の練習しましょうか……」
*カクヨムでも掲載(予定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 22:33:05
5574文字
会話率:41%
女はある日、娘を殺された。
その日、生まれた「私」という存在を生み出してしまう。その存在は憎しみと恨みと好奇心を持つもので、その存在は世界の各時代で、陰謀に加担していた。それを阻止し、自ら生み出した「私」という存在を倒すために女(「儂」)は
、「水晶」と、「人に創られし人」を創り出した。女は「水晶」と「人に創られ人」とその子孫とともに「私」と戦う話である。
【現実世界石化、異世界冒険編】
現実世界はある日、ベルグという人間の実験のために石化した。それを逃れた松長瑠璃は、松長李章と山梨礼奈とともにギーランという人物によって異世界へ送られる。そして、「儂」と「私」の戦いへと巻き込まれていくこととなる。
【第2編(予定)】
松長瑠璃らが異世界へ行く三百年も昔、それは、「人に創られし人」の最初の人の話。
【第3編(予定)】
松長瑠璃らが異世界へ行った千五十年後、とある城主の娘は、自らの城が燃える中、自分達の領土を奪った人物への復讐を誓う。
【第4編(予定)】
第1編より五百年後の話。
【第5編(予定)】
松長瑠璃の娘が主人公の話。
【第6編(予定)】
第2編からだいたい百年後。第1編においてローがいる大陸へと移住し、ある一族を編成する話。
【最終編】
女はついに「私」と本当の意味で向かい合うこととなる。あの時から、心の中で止まっていた時間を進めるために―。
【第2編】以降に関しては、予定であり、変更される可能性があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 16:15:16
3560195文字
会話率:14%
「…………は?」
「だから、これをやると言っておるじゃろう」
一体目の前の老人は何を言っているのだろうか。
「要らないです」
「拒否権は無しじゃ。受け取れい」
授ける受け取るの関係であれば受け取る側にも拒否権が有るの
が通例だが、目の前の老人はそんな事お構い無しの様だった。これが噂の老害か。
「無いなら自分で作ります。はい、できました。拒否します」
「権利などそうそう簡単に作れる物ではないわ。ほれ、手を出せ」
只の一般人如きに権利を創造する事はできないらしい。
「衛兵を呼びますよ」
「全く最近の若者は直ぐに衛兵だ衛兵だと言いおって、自分で何とかしようという気概は無いのか……」
お前だよ、と突っ込んだ。
「呼びますね」
「なら儂はお主に物を奪われたと叫ぼう。なに、そのポケットに入ってる財布を儂の物だと主張すればお主に勝ちの目は有るまい」
この老害は只の老害では無かったらしい。外道老害だ。
「あ、僕今財布持ってないんで。えぇーい⸺」
「あっ、待てぇ! 待て待て待てぇい! 一度でいい! 一度でいいからこれを持ってみろ!」
衛兵召喚を実行に移そうとした途端老害が暴れ始めた。両手で持つ白い物体をグイグイと押し付けてくる。正直触れる事すら嫌だったが、
「一回持ったらもう黙る?」
「うむ。誓おう」
らしいので仕方無く持ってやる事にした。生い先短い老害の余生を牢屋の中の孤独で埋めるのも良心がやや咎めたし。やや。
男は老害の差し出す白い物体を受け取った。
途端、老害の姿は幻の様に掻き消えた。
「……やられた」
白い物体⸺トイレを持った男は往来のど真ん中に立ち尽くした。
※トイレですが下品ではありません。未使用品なのでとても綺麗。或る種の芸術作品です。
※設定が馬鹿げてる分ストーリーはシリアスに進みます。尻assじゃないですよ? siriusです。
※最新の更新情報は作者X(https://x.com/coconat_21)にてお知らせ致します。
※この作品は『小説家になろう』『カクヨム』『pixiv』『エブリスタ』『アルファポリス』『ハーメルン』の計六サイトに掲載しております。
※本作は練習作品です。なので改善点や駄目駄目な点、文句等有りましたら遠慮無く感想にて御報告お願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 20:00:00
108106文字
会話率:47%
「お母様……」
冷たく薄暗く、不潔で不快な地下の罪人牢で、彼女は独り、亡き母に語りかける。その掌の中には、ひと粒の小さな白い錠剤。
古ぼけた簡易寝台に座り、彼女はそのままゆっくりと、覚悟を決めたように横たわる。
「言いつけを、守ります」
最期にそう呟いて、彼女は震える手で錠剤を口に含み、そのまま飲み下した。
こうして、第二王子ボアネルジェスの婚約者でありカストリア公爵家の次期女公爵でもある公女オフィーリアは、獄中にて自ら命を断った。
そして彼女の死後、その影響はマケダニア王国の王宮内外の至るところで噴出した。
「ええい、公務が回らん!オフィーリアは何をやっている!?」
「殿下は何を仰せか!すでに公女は儚くなられたでしょうが!」
「くっ……、な、ならば蘇生させ」
「あれから何日経つとお思いで!?お気は確かか!」
「何故だ!何故この私が裁かれねばならん!」
「そうよ!お父様も私も何も悪くないわ!悪いのは全部お義姉さまよ!」
「…………申し開きがあるのなら、今ここではなく取り調べと裁判の場で存分に申すがよいわ。⸺連れて行け」
「まっ、待て!話を」
「嫌ぁ〜!」
「今さら何しに戻ってきたかね先々代様。わしらはもう、公女さま以外にお仕えする気も従う気もないんじゃがな?」
「なっ……貴様!領主たる儂の言うことが聞けんと」
「領主だったのは亡くなった女公さまとその娘の公女さまじゃ。あの方らはあんたと違って、わしら領民を第一に考えて下さった。あんたと違ってな!」
「くっ……!」
「なっ、譲位せよだと!?」
「本国の決定にございます。これ以上の混迷は連邦友邦にまで悪影響を与えかねないと。⸺潔く観念なさいませ。さあ、ご署名を」
「おのれ、謀りおったか!」
「…………父上が悪いのですよ。あの時止めてさえいれば、彼女は死なずに済んだのに」
◆人が亡くなる描写、及びベッドシーンがあるのでR15で。生々しい表現は避けています。
◆公女が亡くなってからが本番。なので最初の方、恋愛要素はほぼありません。最後はちゃんとジャンル:恋愛の予定です。
◆ドアマットヒロインを書こうとしたはずが。どうしてこうなった?
◆作者の作品は特に断りなき場合、基本的に同一の世界観に基づいています。が、本作単品でお楽しみ頂けます。
◆この作品はアルファポリスでも公開します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 21:00:00
32983文字
会話率:24%
「早う、儂を殺してみせい。白き英雄」
「ああ、すぐに殺してやるよ。黒の王」
大戦終結から間もなき世界に、古代から蘇りし侵略者が襲来した。
旧世代ゴキブリ人類、蜚廉種。かつてこの星の支配者であった黒の末裔共を率いるは、王にして唯一無二
の正統後継者、緋蓮カナメ。地上を我が物顔で闊歩し、愚かな闘争に星を焼かんとする有象無象共へ、遥か古の憤怒鉄槌が炸裂する。
迎え撃つは、紛う事無き新代世界の最弱人間種にして、あまねく人類を救いし最強の英雄、須王ミズノ。尊き束の間の平穏を踏みにじり、母なる星を再び我が物にせんと暗澹蠢く、カビ臭くも傲慢甚だしい老婆幼女を、義憤に満ちし白金の刃が断罪する。
――というのは、建前で。ぶっちゃけ、カナメとミズノに、本気でお互いをぶちコロがしてやろうなどという気は、さらさら無かった。
二人は、夫婦だったからだ。
世界の命運を賭けた、一世一代の茶番戦争が、開幕する。
※本作はラブファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 07:10:00
103186文字
会話率:39%
勇者――。魔王を仲間とともに討伐した彼の、あまりに強大すぎる力を、平和になった世界の人々は歓迎することはなかった。
平和な世界に彼の生きる場所はなく――、多くの者に疎まれ追い詰められ――そして……。最後には――。
クーネ「……何? 勇者―
―、その謎ポエム」
アンネ「ふふふ……、勇者様は、そういった妄想に浸りたいお年頃なんですよ」
エリシス「なるほど――、勇者様はそういった殺伐としたバッドエンドがお好み――と」
レイ「どうでもいいから――、儂と遊ぶのじゃ勇者殿!」
元パーティメンバーであり現在の嫁さんである美少女四人組と、魔界再生を名目に隠遁した勇者様の、そこそこゆるいが波乱に満ちた魔界生活は今日も続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 18:14:00
93978文字
会話率:44%
運命的に。必然的に。そして冒涜的に。僕は僕の物語を語らわなければならないのだろう。
最終更新:2025-02-01 16:00:00
78474文字
会話率:74%
現実世界とは違う、異世界にあるヴァン皇国。
そこにとある一人の群青の髪を持つ目麗しく、上品で淑やかで、まごう事無き侯爵家のお嬢様。
その国に生まれた民は、神より一人ひとつ能力という形の力を与えられます、が
まごう事無き、上品で淑やかで目麗
しいお嬢様のみ、皇国の過去にもない3つのスキルを神から得る。
それもそのはず、彼女の中には彼女を含めて3人の乙女の魂が同居しているのだ、そしてその三人はお嬢様の中に入ったり、外に出たりとてんやわんや。
もう一匹クマごたる野蛮人が一人(お嬢曰く)こいつ(主人公)を足して全4人の人格が織りなすお話です。
そんな彼女(達)と彼が織りなす、ストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 07:20:00
537719文字
会話率:40%
ある時、神であるユウクアウラヌスは自身が管理する世界に吸い込まれてしまう。次に気が付いた時には公爵家令嬢ジョゼフィーヌ・ブランシャールになってしまっていた。ユウクアウラヌスが見た未来では1日後にジョゼフィーヌは婚約者である王太子に婚約破棄を
申し渡され失意の中自殺してしまう。そしてそれを切っ掛けに迫りくる世界の危機。
果たしてユウクアウラヌスは死にゆく運命にあるジョゼフィーヌを救い世界の滅びを食い止めることができるのか?
※この作品は「わし転生~幼女になった神は聖女の名を騙り復活を目論む~」のスピンオフとなっております。ですが本編未読でも問題なくお楽しみいただけると思います。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 20:42:02
5910文字
会話率:39%
「本当に異世界に来てしまったんだなあ……」
ホームセンターに勤務する榎本孝司は休日の日、趣味のサバイバルゲーム中に突如発生した濃霧に迷い込んでしまう――――そして霧の先にいたのはこの世の者とは思えない絶世の美女であった。
『儂の世
界を調べてもらえぬか?』
半ば強引に拉致同然に連れてこられたのは地球でも異世界でもない神の領域。
彼女は自身を異世界の神だと名乗り、自分が作り上げた世界に発生した異常を調べて欲しいと言う。
そして、
『お主には無名の神によって地球から無断で連れて来られた被召喚者たる日本人を探し出し、元の世界に送り返して欲しいのじゃ』
そう言われて異世界と地球を管理するそれぞれの神様によって依頼されて送り込まれた先は神が作った異世界。魔法と科学が混在し、文化や技術の差が著しく異なる国同士がひしめき合う箱庭のようなどことなく地球と似た文化や文明が存在する不思議な世界だった……
これは異世界各地を渡り歩き、世界を管理する神に代わって異世界の危機を解決する冒険譚。
剣と銃、魔法と科学、正義と謀略、神々と人々の思惑が交錯する異世界ファンタジー物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 18:41:14
616281文字
会話率:37%
「本当に異世界に来てしまったんだなあ……」
ホームセンターに勤務する榎本孝司は休日の日、趣味のサバイバルゲーム中に突如発生した濃霧に迷い込んでしまう――――そして霧の先にいたのはこの世の者とは思えない絶世の美女であった。
『儂の世
界を調べてもらえぬか?』
半ば強引に拉致同然に連れてこられたのは地球でも異世界でもない神の領域。
彼女は自身を異世界の神だと名乗り、自分が作り上げた世界に発生した異常を調べて欲しいと言う。
そして、
『お主には神である儂に代わって異世界で起きている崩壊の兆しを調べて欲しいのじゃ』
そう言われて異世界と地球を管理するそれぞれの神様によって依頼されて送り込まれた先は神が作った異世界。魔法が存在し、文化や技術の差が著しく異なる国同士がひしめき合う箱庭のようなどことなく地球と似た文化や文明が存在する不思議な世界だった……
これは異世界各地を渡り歩き、世界を管理する神に代わって異世界の危機を調査し解決する冒険物語。
銃と剣、火薬と魔法、謀略と正義、人々と神々の思惑が交錯する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-25 17:42:23
685626文字
会話率:35%
ナスル朝グラナダ王国最後の日の出来事。王国に長年参謀として仕えた悪魔のダンタリオンは、最後の王ムハンマド11世から、城壁の門の鍵を渡される。「儂が門を出たら、門に鍵をかけよ。鍵はお前が持って飛び去れ。」約束を違えれば悪魔が飛んでくる、と暗示
をかけられたカスティーリャ王に、その姿を見せた後、悪魔は飛び去る。その後、今に至るまで、門は閉ざされたままである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 14:05:21
954文字
会話率:66%
200年続いた人類と魔族の戦争は、勇者フェザー・アルテミスが魔王ツヴァイを討ち取ったことで終結した。
彼は吉報と共に故郷の国へと戻ったが...
「...すまない。やはり、儂は認めることができん」
【没落勇者】として知られていた彼の言
葉を信用する者はおらず、同じ国出身で【女神のスキル】を持つ勇者ルシウスによって手柄を奪われてしまう。
婚約者を奪われ、国から永久追放されたフェザーは...
「こんな世界、俺が終わらせてやるよ」
10年の旅で鍛えた異次元ステータスと、一度は壊滅させた魔王軍を仲間にし、世界をブッ壊す!
だが人間社会の中からでは気付くことのできない闇が少しずつ浮き彫りとなり...
元勇者・現魔王フェザーと仲間たちの戦いが幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-30 20:00:00
34291文字
会話率:37%
僕は、世間で言う、悪人に憧れた。
あたしは、世界の敵に救われた。
だから、あたしたちは、悪人になる。
人物紹介
犬飼 奈波(いぬかい なみ) 犬耳っぽい茶髪、後ろで三つ編み、茶目、16歳ぐらいの女性。僕っ子。
武備 光(ぶび ひかり
) 赤毛のストレート、赤目、16歳ぐらいの女性。一人称はあたし。
ヴィーナス・エルピス 黒髪ポニテの、黄色の目の優しそうな15歳ぐらいの女性。一人称は儂。
杉谷 真美(すぎたに まみ) 青髪ストレート、赤目、16歳ぐらいの女性。お嬢様口調、一人称は私
別のサイトでも上げているので
カクヨム→https://kakuyomu.jp/works/16816452219055078066
ノベルアップ+→https://novelup.plus/story/375222907
後こちらはツイッターですhttps://twitter.com/tukiyomiugetu折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 23:06:25
101948文字
会話率:72%
生贄として村を追い出された少年は龍神様が住むとされる洞穴へと向かう。
中に招き入れられ、そこにいたのは巨大な龍ではなく、美麗な少女がいて……!?
「儂の下僕にならないか?」
少年はその手を取る。
龍神少女の手を。
これは出会いの物
語。
世界という虹を渡り、旅をする龍神と贄僕の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 17:45:38
15441文字
会話率:42%
表世界の五大陸全てを制覇し、統一したクロヴァイツ帝國が崩壊した。
地方の領主たちが次々と独立を果たし、刻(とき)は、英雄が群雄割拠する、戦国時代へと突入したのである。
そんな中、ごくごく普通のサラリーマン生活をそれなりに満喫していた日本人
、大河龍二は突然、何もない真っ白な空間に呼び出される。
そこには、色々な地域から集められたと思われる人々が何千人も存在していた。
いやそれ以上かも知れない。
そんな彼らの前に世界の守護者を名乗る人物が現れる。
世界の守護者はこう言った。
『表世界の理が崩壊した。このままでは裏であるこの世界に悪影響が出てしまうだろう。儂はこの腐った裏世界の事などどうでも良いが、雀の涙ほどの慈悲はある。貴様らに己の運命を切り開くチャンスを与えてやろう』と。
こうして、守護者は、龍二たちの前に、赤色、青色、黄色のクリスタルを出現させた。
これは、異世界での身分、能力、装備が記されたクリスタルであった。
守護者は、龍二たちにクリスタルを選ばせる。
次々と争うようにクリスタルを選んでゆく、転移候補たち。
醜く争う転移候補者たちを見ながら、歪な笑みを浮かべる世界の守護者。
こうして無理やり、表世界に飛ばされた龍二たちのサバイバル生活が幕を開いたのであった。
混乱する表世界を見て、龍二はそのレア能力を使って拠点を作り、いずれは巨大都市国家を作ろうと決心する。
――俺は全てを創る能力を使って誰にも負けない国家を建設する折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 23:04:46
37910文字
会話率:28%
ばあさんには霊感がない。
儂が前にいても横にいても後ろにいても気付かない。
お~い、ばあさん~。
話しかけても反応がない。
さびしいなあ、せっかく帰ってきたと言うのに……。
そう思っていたのだが──。
黒森冬炎様主催「変身企画R6」参加作
品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 20:10:15
2531文字
会話率:28%
生まれてからずっと不幸だった、のかもしれない。
愛した女が目の前で死に、復讐の心が生まれた男に、闇の王たる魔王は言う。
「儂と、手を組まんか?」
これは復讐の物語。世界に裏切られた少年が、世界に復讐するまでの、物語。
最終更新:2024-07-26 15:15:47
44069文字
会話率:31%
〜ここは、現代によく似た異世界〜
儂は、プロ野球の球団の一つ、歴史ある東京ビッグの監督だ。
十年にも渡って監督をしていたが、その集大成である十年目の成績は、断トツのリーグ最下位。
それもリーグ戦での敗戦数最多の日本記録更新のおまけ付きだ。
儂は、絶望の最中、気を失い、気が付いたら、十年前のドラフト会議の前日に戻っていた。
そこで儂は、あることを思い付く。
それは……入団後に大活躍するのが分かっている選手をドラフトで優先的に指名しておくこと。
そうすれば、十年後には最強のチームが作れるかもしれない……。
プロ野球にとって、ドラフト会議は一大イベントである。
そんな、球団の順位に大きな影響を与えるドラフト会議にスポットを当てた物語である。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・名称などとは関係ありません。
※選手名や選手の成績も、実在の選手を参考にしておりません(選手名は、無作為に漢字を組み合わせたもので、本当にランダムです)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 10:04:52
7837文字
会話率:15%
儂はフクロウのフクノカミである。この度、無事に神鳥へと昇格し、守護する樹を授かった。ニンゲンどもがこの木の下でエンカイとやらをするのを楽しみにしているのだが、なぜか来たのは猫で……? アホっぽいお話しです。
この作品は武 頼庵様の個人企画『
イラストで物語書いちゃおう!! 企画』参加作品です。本文中にイラストがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 12:56:46
4547文字
会話率:46%
立派な魔法使いになるという夢を抱えながら、アリーシャは具体的な将来を何一つ見据えていなかった。師匠であり、命の恩人であり、たった一人の家族であるゼファーに甘え続け、特に代わり映えしない幸せな日々を謳歌していた。
しかし、十六回目の誕生日。
彼女の幸せも何もかも、一夜にして全て奪われた。
かつて魔法使いゼファーによって倒された闇の魔法使い……その配下の襲撃。アリーシャは魔法使いとして敵を倒そうとするが、全く刃が立たない。そしてあろうことか、手も足も出ない彼女を庇ったことにより、ゼファーは石化の呪いに侵されてしまった。
目の前で石になっていくゼファーを助けることも、一人で敵を倒すこともままならない……最後まで頼り、甘え、その果てに逃がされた彼女は、途方もない無力感に苛まれる。──そんな彼女のポケットの中に、ゼファーからのプレゼントである指輪と、手紙があった。
『いずれお前は、夢のために一人で旅に出るだろう。辛いこともあるだろう。その時は、この指輪を見て儂のことを思い出して欲しい。一人ではないことを、お前の家族は同じ地面を踏んで今日も生きているということを』
立ち止まっている場合ではない、ここで蹲っている場合ではない。
この踏み出しに「いってらっしゃい」が無いとしても。
帰ってきたその時に「おかえり」を取り戻せるように。
「いつかなるじゃなくて、今すぐなるんだ! ゼファーを助けられるような、強くてかっこいい魔法使いに!」
彼女は、旅に出る。
自分の夢を叶えるために。そして、たった一人の家族を取り戻すために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 12:06:06
77808文字
会話率:44%