この世界は女性上位の女尊男卑である。
女であるというだけで貴族となり、魔力を持って生まれた一部の男性以外は平民や奴隷として生きる事を強いられ、女の性欲処理の道具でしかないという貞操観念も狂った、歪んだ国。
強力なスキルと超人的戦闘力を誇る
≪悪役令嬢≫が支配するその国、クルスファート王国。
そこで「男女平等、そして男は弱者を守るもの」という常識外れの「歪んだ」教育を親に強いられた少年、フィーグはいずれ悪役令嬢の婚約者となるために魔法学園に入学する。
彼には目的があった。
地位の高い令嬢を篭絡し、成り上がり、この国を破壊するという野望を持って。
しかし彼はよせばいいのに、虐められている男子生徒を庇ったせいで目を付けられ、私刑の憂き目にあう。
自信の軽挙妄動を後悔するフィーグ。
しかしそんな時、彼の前に一人の少女が現れた。
千年もの昔に、女王に逆らいその存在を抹消されたという、最初の悪役令嬢、ユーリ・アーシア・ストーリア。
彼女は言う。
「ボクのお婿さんになってよ」
フィーグは言う。
「これはただの偽装婚約だ。この世界を破壊するための――」
これはこの貞操逆転世界に抗う、一人の底辺貴族の少年と、彼を取り巻く悪役令嬢たちの、恋と叛逆の物語である。
※この作品はカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 08:14:25
41449文字
会話率:33%
聖女に認定された双子の妹リズラインの付き人として虐げられてきたアリアテッサは、ある日突然、身に覚えのない殺人未遂の罪で捕らえられてしまう。
アリアテッサの婚約者を略奪するため、「姉に殺されかけた」とリズラインが嘘をついたのだ。
故郷
を追放され、命まで奪われかけたところを異国の魔法騎士シルヴィオに救われたアリアテッサは、アリッサと名を変えて生き直すことを決意する。
そんな彼女に、シルヴィオは思いがけない提案を持ちかけてきた。
「一年間、俺の婚約者を演じてくれないか?」
まだ結婚する気がないのに縁談の嵐で困っているという。
一年間の住まいの保証を条件に、自立するまでの足掛かりとして偽装婚約を受け入れるアリッサ。
謎に包まれたシルヴィオの過去は気になるものの、彼と過ごす日々は初めての連続で、意外にも楽しい。美味しいものを食べたり、仕事を見つけたり、舞踏会に行ってみたり……。
一方その頃、故郷が異変に見舞われはじめて――?
孤独だった少女が愛されて自分の居場所を見つけるお話。
(戦闘シーンあり。主人公は動物を飼っています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 21:20:29
261085文字
会話率:37%
伯爵令嬢でありながらお化粧も社交も苦手なオリヴィアは、仕事しかできない。
だから、〝氷の宰相〟と呼ばれる侯爵アーサーの右腕として、仕事に生きていこう――と思っていたのに。
「結婚する気がないというのはわかった。では、俺と結婚してくれないか
?」
「……はい?」
「承諾してくれてありがとう」
突然のアーサーからの求婚は、どうやら仕事上必要なことであるらしい。
(氷の宰相と呼ばれるアーサー様だもの、結婚すらも道具にするのだわ)
これは偽装婚約だと納得したのもつかの間、アーサーの態度はどんどん甘くなっていく。
「アーサー様にはもっとふさわしい方がいらっしゃるはずです」
「俺に必要なのは君だけだ」
ある日、戸惑うオリヴィアたちのもとへ、とある男爵令嬢がやってくる。
男爵令嬢はオリヴィアの嫌がらせをでっちあげ、アーサーに直訴するが……?
実は両片想いな仕事人間のふたりが、周囲を焦れさせながら無自覚に惚気まくるお話です。
ストレスフリー&陰謀もサクッと解決です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 12:26:00
60974文字
会話率:39%
私には私の理由、王子には王子の理由、それに加えて国王陛下には国王陛下の理由があります。
父であるフェレンダール公爵にも、王妃様にも、さらにはあと3名ほど。
なんと八方好しですわ。
これだけ理由が揃ってしまえば、あとは実行あるのみよ!
最終更新:2024-08-09 18:12:22
5239文字
会話率:16%
私の名前は、アリア・フルール。公爵令嬢。
ある日突然甦った記憶は、私の生きているこの世界が、とある腐女子向けBLゲームの世界であるということ。
公爵家の御子息と婚約?
――いえいえ、貴方が好きなのは、三年後に再会予定の主人公(美少年)のは
ずですよね!?
でしたら偽装婚約致しましょう。
だって、"私"が望むのは、イケメン同士のアレコレを、自分自身が見ることだもの!
"私"が恋愛したいわけじゃない!
だったらこんな美味しい立ち位置、他の誰にも譲れませんっ!
この物語は、BL大好き腐女子の少女が、自分好みのカップリングを作るべく奮闘していたところ、気づけばその婚約者から溺愛され、みんなに愛されていく恋愛ファンタジー。
▷▷▷三章展開中▷▷▷
「好きだ。愛してる」「お前は、オレのものだ」「誰にも渡さない」
その言葉、本当は、私に向けられるものじゃないのに――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-05 23:12:51
1368936文字
会話率:36%
聖女として国にこきつかわれ、お飾り妻として王子の婚約者になったところで毒殺された。
心残りは拾って育てていた幼い弟子。
そして、すぐに生まれ変わったシルフィアは聖女になるのを避けるため魔力0の無能令嬢を演じていた。
実家では義理の母
と妹に使用人同然の扱いを受けているが、前世より自由がある生活。新しい趣味を見つけ、その道に邁進する日々。
しかし、義妹によって無理やり社交界に出席させられたことで、その日々は崩れる。
「王城の壁になれば他の殿方や騎士の方々が愛を育む様子を見守ることが……そうとなれば、王城の壁になる魔法を開発しなければ!」
目の当たりにした王城での腐の世界(注:勘違い)から、王城の壁となるため大魔導師となった前世の弟子との偽装婚約(勘違い)を頑張る話
アルファポリス・Noraノベルにも投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-14 19:43:02
89839文字
会話率:41%
蒼月天理は企業勤めの行政書士だった。お世辞にも良い待遇ではなかったが、それでも真摯に働いていた筈だった。だがそんな努力も裏切られ雇用主である福富白禄に無実の罪を着せられる。失意の底、陰謀により社会的立場は失う。更に不幸は続き、最愛の妻が何
者かに殺されてしまった。そして彼自身も同じ殺人鬼に襲われ死の淵を彷徨うことになる。
理不尽な現実と絶望、理解できない出来事の数々。何よりも愛する妻を殺害した殺人鬼に対する憎悪。そんな強い願いが奇跡を起こしたのか、彼は気がつくと高校生のころに戻っていた。記憶を保持した状態で。
これは天啓だった。神がいるのならば、復讐の機会を与えてくれたのだ。愛する妻と自分を手にかけた殺人鬼の手がかりは青薔薇のカフスのみ。だがそれで十分だった。天理は決意した。例えいかなる悪道に堕ちようとも、必ず報いを与えてやると。復讐こそが、今の自分を突き動かすものだと信じて。
そして彼はある日、没落した名家の令嬢、藤原心音と出会うことになる。その出会いは偶然か必然か、以前の人生ではなかった出会い。心音は家の再興を、天理は復讐を、お互いの利害のために偽装婚約を結ぶことになるが、その出会いは未来を変えるきっかけとなるのか、それはまだ分からない───。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 18:33:59
1007866文字
会話率:39%
(絶対に好きになってもらう!)
ルシアンはボルドーの瞳を持つ女性―リディ・ラングレンを見てそう決意した。
8歳の時に自分が乙女ゲーム「セレントキス」の攻略対象であることに気づいたルシアンだったが、
ヒロインであるシャルロッテとは結婚した
くなかった。
そこで昔、片想いをしたボルドーの瞳の少女と結婚したいと考えるようになる。
だがボルドーの瞳の少女とは公園で数回会っただけで、ルシアンは彼女の素性も居場所も分からなかった。
そこでルシアンは少女の居場所を占ってもらうために凄腕の占い師―リディ・ラングレンの元を訪れるが、
リディもまた転生者であった。
そしてシャルロッテルートを回避するためゲーム内ではモブ令嬢であるリディの協力を得ることにしたのだが、その流れで偽装婚約することに…
本作品は「転生モブ令嬢は転生侯爵様(攻略対象)と偽装婚約することになりましたーなのにあれ?溺愛されてます?ー」(https://ncode.syosetu.com/n1695ij/)のルシアン視点の物語です。
リディ視点の本編を読んでいただいた方が物語の内容がより分かりやすいと思います。
※ファンタジーでゆるゆる設定ですのでご都合主義は大目に見てください
※アルファポリスでも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 14:10:00
77803文字
会話率:25%
「「もしかして転生者?!」」
リディと男性の声がハモり、目の前の男性ルシアン・バークレーが驚きの表情を浮かべた。
リディは乙女ゲーム「セレントキス」の世界に転生した…モブキャラとして。
ヒロインは義妹で義母と共にリディを虐待してくるの
だが、中身21世紀女子高生のリディはそれにめげず、自立して家を出ようと密かに仕事をして金を稼いでいた。
転生者であるリディは前世で得意だったタロット占いを仕事にしていたのだが、そこに客として攻略対象のルシアンが現れる。だが、ルシアンも転生者であった!
ルシアンの依頼はヒロインのシャルロッテから逃げてルシアンルートを回避する事だった。そこでリディは占いと前世でのゲームプレイ経験を駆使してルシアンルート回避の協力をするのだが、何故か偽装婚約をする展開になってしまい…?
「私はモブキャラですよ?!攻略対象の貴方とは住む世界が違うんです!」
※ファンタジーでゆるゆる設定ですのでご都合主義は大目に見てください
※ノベルバ・エブリスタ・アルファポリスでも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-04 15:00:00
192541文字
会話率:42%
気弱な私は、いつも婚約者であるロバート様に怒られていた。今日の夜会でも失敗してしまいロバート様を怒らせてしまったけど、戦争を終わらせた英雄で仮面をつけたクレム殿下に救われる。
その際に強く頭を打ってしまい、私は感情を司る精霊が見えるよう
になった。感情の精霊たちと向き合うことで、いろんなことが分かり、私を取り囲む人々のいびつさにも気がついていく。
そんな中、クレム様に偽装婚約を提案され……。
クズな婚約者と別れて、訳アリ英雄に溺愛されるお話です。
※以前書いた話を改稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 12:00:00
84935文字
会話率:44%
王家の影を輩出するグロウズ家の少女、ステイシー。趣味の人間観察と情報収集をする傍ら、第四王子アレンの護衛兼仮初めの婚約者として二重生活中。
この物語は、アレンの双子の兄の不貞を野次馬したり、創作のネタに情報を提供いたり、他人の幸せや不幸を喜
んだりする話である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 07:00:00
28343文字
会話率:49%
「お前を愛する事はない」と言われたから「はいわかりました。これは契約の偽装婚ですものね」とそう笑顔で答えたわたし、リーシャ・ネルクマール侯爵令嬢。
まあ侯爵令嬢って言っても四女なんです。正直まともな縁談も期待できないって諦めていました。
でも。
次期公爵で、わたしが前世から大好きだった最推しのミハイル・ロックマイヤー様から契約婚を持ちかけられ?
二つ返事でOKしたんだけど、いざ結婚式の前日になって彼の様子がおかしい。
もしかしてわたしとの結婚を後悔してるんだろうか?
元々愛してもらえるだなんてそんな事期待していたわけじゃないけれど、それでも心の奥がざわつく。
彼の元にいられるだけで幸せ。そう思っていたはずなのに!!?
お貴族様の仮面を被り、自分の心を押さえつけていたわたし。それでもとうとう最後に感情が爆発してしまい……。
乙女ゲームに酷似した異世界に転生し、貴族の四女に生まれ変わった主人公が、前世からの推しと幸せになるまでの話。
お楽しみいただけると嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 18:26:34
9655文字
会話率:25%
海底王国のニ番目の姫である『変わり者のアーティリアン』ことアーテは、自分の父である国王陛下が開いたお見合いパーティーが、とある理由で嫌すぎて逃走する。
「ちょっとお腹痛いので失礼しますね……!」
そしてアーテは思う。まずい。このままでは間
違いなく、自分は誰かのお嫁さんにされてしまう。そこでひらめく。「ああ、誰かと偽装婚約すれば良いんだ」と。曲がりなりにも王族なので人魚族は絶対断ってくるから、人間族にしようと。
そして追いかけてきた妹とともに地上へ行くと、奴隷に身をやつした美しい冷酷そうな青年が居て……。青年は「何がしたいんだ! 俺をどうするつもりだ。本当の事を言え。俺は”もう”殺しはまっぴらだ!」と叫ぶ。しかしアーテは彼に近づくと……。
● ● ● ● ●
人魚姫ですが、泡にならないし、出てくる王子様は人魚という、おとぎ話とは関係のない異世界恋愛譚です。「小説家になろう」と「カクヨム」に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 01:26:18
8792文字
会話率:69%
『このヒロイン、史上最強の鈍感』
私は王太子の婚約者である公爵令嬢アンジエリーヌの従妹だ。前世の、だけど。
王太子夫妻の成婚と共に前世の縁故で王太子妃私室付き女官に採用された私は、執務室に引きこもって業務に明け暮れる単調な毎日を過ごして
いた。結婚の予定はもちろんのこと、恋人はおろか好きな人もいない崖っぷち19歳。女子力のなさにアンジエリーヌの心労は尽きないが、そのうち地味で野暮ったい自分に釣り合う縁談があるだろうと恋愛を放棄している。
そんな私が巻き込まれたある事件。命じられた特殊任務は囮として偽装婚約し婚約者らしく熱愛アピールすること。しかも相手はエリート近衛騎士だけどやたらと感じの悪いアレンだ。それでも私は努力する。事件解決と特別ボーナスの為に。
恋愛音痴のリコが巻き起こす勘違いの嵐からアレンは無事に抜け出すことができるのか?
アルファポリスさまにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 18:10:06
209377文字
会話率:51%
「壱華にだけは分かっておいて欲しい」
ー 殿下、それってどういう意味ですか?
.☆.。.:*・゜
豊富な水資源と豊かな自然に恵まれた水穂国。
時は修文108年。
舞台となる場所は、
夜は瓦斯灯が街を彩り、昼は女性たちの色鮮やかな着
物が、華やかさを添える街
帝都。
この国の皇太子殿下こと嘉一殿下の婚約者が内定して早五年。
誰もが羨む美男美女のビッグカップルの婚約内定は、順風満帆に見えていたけど実は偽りの婚約でした?!
しかも、殿下が心に決めた人は殿下のすぐそばにいるらしい……?
もう何がなんだかよく分からないけれど、私、殿下の護衛、頑張ります!
(アルファポリスさん、エブリスタさんでも投稿中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 08:00:00
110189文字
会話率:57%
魔王軍に国に攻め入れられて、滅亡の危機に瀕する中、婚約解消を提案してくる婚約者であるリオライト殿下。それを普通に承諾する私。
普通に考えて、国がなくなるときまで偽装婚約する必要はないでしょう。お互い、本当に好きな人は別にいるのですから。
最終更新:2024-04-02 13:10:00
4419文字
会話率:31%
成金を目指す地方小規模男爵家令嬢のナタリーは、王都で新しい学園生活を始めた。
ひょんなことから、生徒会室で高価な壺を割ってしまい、代金を弁済することに、、、
生徒会長に侍女兼秘書として雇われて、こき使われる日々。
偽ダイヤを見つけたり、国税
官と旅行したり、、そんな日々の中で大きな猫になつかれますが、、、、
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 12:12:08
78758文字
会話率:57%
エイリスは魔王の生まれ変わりを監視するべく禁忌の術で生まれ変わった元勇者である。しかしある日、その元魔王から破棄前提の婚約を申し込まれた。
これは中身ジジイな似非氷系貴公子(元勇者:記憶有)と趣味命な公爵令嬢(元魔王:記憶無)の、偽装婚約か
ら始まるラブコメになるかもしれないお話。
※カクヨムさん、ハーメルンさんへも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 18:00:00
125901文字
会話率:34%
魔道具好きの王子に見初められるため、姉に魔道具を作らされていたわたし。家族経営のブラックな魔道具店では引くほどたくさんの雑用を押しつけられて、もう限界!
行き倒れたわたしは、『氷の公爵さま』に拾われる。
「こんな無茶をしていると、君、い
ずれ死ぬぞ」
「君が家から逃げるのに一番手っ取り早い方法は、私と婚約することだ」
ちょっとS気味な公爵さまの命令で、わたしは偽装婚約することに。
怖そうな見た目とは裏腹に、公爵さまはわたしのことを『伝説級の魔道具師』だと言って大切にしてくれるので、わたしはすっかり元気も取り戻せて、このままずっと公爵家に居着きたいくらい。
一方で、わたしがいなくなったことで焦った姉は、わたしがこっそり開発途中だった危険な技術を盗んで発表してしまう。
姉のしくじりで、実家の評判は散々なことに。
両親が借金を踏み倒して逃げたお店は、わたしが引き継ぎます!
お店のお客様は、姉の元婚約者の王子様に王女様、それに騎士団長のお嬢様?
わたしの魔道具はいつの間にか国中からとっても注目を浴びていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 22:50:43
439167文字
会話率:43%
王宮事務官として働く男爵令嬢リリアナ・モリン19歳は、威圧的な上司に言い寄られて最悪な日々を送っていた。
新年の祝賀会でも上司からダンスを踊れと迫られていると、留学していたはずの幼馴染、公爵令息17歳の姿が。
上司を追い払うにはこれし
かないと思ったリリアナは、幼馴染に抱きつき「恋人がいる」とダンスを断る。
「リリちゃん。俺たち、いつから付き合っていたのかな?」
幼馴染を怒らせてしまったが、上司は撃退できた。
ほっとしたのも束の間、上司から二人の関係を問い詰められ、求婚されてしまう。
求婚を断るために恋人が必要になったリリアナは、恋人のフリをしてくれる人を紹介してほしいと幼馴染に頼む。
そこで、確実に上司を諦めさせるには婚約者のほうが良いと諭され、幼馴染と『偽装婚約』することになるが。
これって本当に『偽装』なんですよね? 皆の態度がリアルすぎる!
幼馴染に翻弄されつつもお仕事に励み、幼馴染と一緒に過去のトラウマも乗り越えちゃう、そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 18:07:01
83518文字
会話率:37%
私はイザベル王国のマルカン公爵家の令嬢アンナ・ド・マルカン。
あれは5歳のとき。私が両親と一緒にクラーク王国の感謝祭に行ったら迷子になった。両親とはぐれて広場で泣いていた私を男の子が助けてくれた。
結婚適齢期になった私には、毎日のように縁談
がくる。お見合いは10回しているけど、結婚する気はない。だって、あの男の子は私の運命の人だから……
この物語は、運命の人を探すために偽装婚約(ニセ婚)した私の話。
※この物語は『恋をした公爵令嬢は貧乏男爵を出世させることにした』『恋をした公爵令嬢は貧乏男爵を子爵に出世させることにした』とは全く別物です。タイトルが紛らわしくてすいません。
約15話で完結する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-13 17:12:03
29464文字
会話率:53%