東京・北千住。
廃映画館の地下に、ギャング《牙(ファングス)》と呼ばれる者たちの拠点がある。
荒くれ者のギャング達の中で唯一咲く花。コードネーム《ウィステリア》。
美しく冷たいその女は、毒を武器に任務を遂行する。
けれど、任務を重ねる
たび、
“日常”のはずだった空間に、わずかな違和が生まれていく。
彼女が信じているものは、本当に“真実”なのか。
絡み合う記憶、戦場、そして“家族”。
静かに、世界が書き換えられていく。
私の愛は、誰のために存在するのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 12:00:00
16702文字
会話率:34%
魔法学校に入学したてのピカピカの1年生ルーク・ディアスは、可愛い彼女を作って最高に楽しい学校生活を送るのが夢!
裕福でない家を支えるためバイトばかりしてきたルークは友達もいない、勉強も訓練もしてこなかったため学業も魔法も得意ではないが、青春
できると信じている。
そんなルークはクラスに魔法を教えに来た先輩、ブレア・ユーリーに一目惚れする。
思いたったが即行動!のルークは早速ブレアに告白するがーーーー?
「好きです!!!結婚を前提に、俺と付き合ってください!!!!!」
「は?キモい、無理。」
高嶺の花?絶対に靡かない?性別不詳?噂だらけの不思議な先輩だけど、オレが絶っっっっっっ対に幸せにしてみせる!!
絶対に折れない後輩と、絶対に誰も好きにならない先輩の、好感度ゼロから始まる異世界魔法学校ラブコメ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 23:40:40
614802文字
会話率:41%
これは、“心”が力になって、“想い”がときに災いを生む、不思議な世界のお話です。
舞台は、古代の文明がすっかり失われてから、何百年も経った時代。
人々は鉄を打ち、陶を焼き、木や紙で家をつくって暮らしています。
そんななか、陶器のように美し
くも壊れやすい街――**陶京(とうけい)**で、ひとりの男が静かに歩みを進めていきます。
彼はとても無口で、自分のことを多く語りません。
でもその足取りには、確かに「何かを信じている」強さがあって、
誰かの悲しみや怒り、そして希望に、ひとつずつ向き合っていきます。
癒しの薬屋や、知を求める学者、過去を抱えた旅人たち。
それぞれの“想い”が交差して、物語は少しずつ深く、熱を帯びていきます。
これは、「自分は何者なのか」「どう生きたいのか」を見つけていく旅。
かたちにとらわれない、“心”の物語が、ここから始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 00:03:16
5185文字
会話率:14%
「これは契約結婚だ」「はいありがとうございます!」「……は?」
幼い頃に天才と称されたことがあるエイヴリルは、義妹の身代わりで悪女として『訳ありな公爵様』のもとへ嫁ぐことになった。
当然、エイヴリルを悪女だと信じている公爵家からの扱いは
残念なもの。しかし、虐げられ慣れすぎ&おっとりなエイヴリルは全く挫けない。素直に『悪女(※本人比)』として持ち前の鈍感さと能力を発揮し、周囲を味方に変えていく。
一方、公爵様はエイヴリルが無能でも悪女でもないことを早々とあっさり見抜く。
「エイヴリル、君を無能の悪女と言ったのは誰だ? 許さない」「……ええと、あの!?」
これは家族に愛されなくてもマイペースに強く生きてきたヒロインが、新天地でいつの間にか大切にされて幸せになっていくお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 20:00:00
492516文字
会話率:45%
生まれつき心臓が弱く、夢を叶える前にこの世を去った少女・天宮詩音。
彼女のたった一つの願いは、「誰かを笑顔にするアイドルになること」だった。
——そして目を覚ました時、彼女は剣と魔法が支配する異世界で、
名門エルステリア侯爵家の次女・シオ
ンとして赤子に転生していた。
やがて彼女は、歌うだけで人々を癒し、心を鎮める“不思議な力”を発揮しはじめる。
それはこの世界でも前例のない、詠唱なし・感情と歌に連動する奇跡の魔力だった。
しかしその力が周囲に知られれば、教会や王宮、国家すら動かしかねない——。
両親はその力を隠しながら、シオンの平穏な幼少期を守ることを決意する。
そして迎える五歳の春。
王立魔法学院の「魔力量測定」をきっかけに、シオンの運命は大きく動き出す。
この世界には存在しない「アイドル」という概念。
だが彼女は信じている。
歌で人の心を動かすことができるなら、きっと誰かの希望になれる。
笑顔のために、舞台(ステージ)のために。
シオンはやがて、“聖女”と呼ばれることになる存在へと成長していく。
——これは、夢半ばで散った少女が、
もう一度夢を追いかけて輝く、歌と魔法と絆の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 05:58:56
303090文字
会話率:21%
かつて、世界を救うために戦った男。
今、カズマは安いウイスキーを飲み、眠らず、死んだ街で二流のフリーランス写真家として日々を過ごしている。
過去に縛られ、英雄としての希望をとうに捨てた男。かつてはモンスターを狩っていたが、今では自分自身が
モンスターになってしまった。そして、そんな彼を信じ続けるモンスターたちがいる。
神話と悪夢から生まれた少女たち。人間の世界に居場所を持たない彼女たちが、カズマの周りに集まってきた。忠実な犬神、彼を「オーナー」と呼ぶ。戦場で作られたオートマトンは、今やメイドとしての義務に苦しむ。耳が鋭く、言葉は少ないが、背中を撫でると喉を鳴らす少女。
彼女たちはカズマを信じている。カズマは、そんな彼女たちに信じられる価値がないことを願っている。
しかし、謎のカルト、古の遺物、そして一連の超自然的な殺人事件が、カズマを再び過去の影の中に引き戻す。カズマは決断を迫られる。
歩き続けるか、それとも今、彼が唯一持っている家族を守るか。
世界を救うことはない。だが、彼は自分の側にいるモンスターたちを守るかもしれない。
そして、もしかしたら—彼女たちが彼を救うのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 16:10:00
108664文字
会話率:38%
科学技術が進歩して、ずいぶんと便利な世の中になった。そんな中で、良い年した大人が、魔法使いになりたいと本気で思っているなんて、他の誰にも言えない。本物の本職には別として。
リッコは子どもの時間を共に過ごした魔法使いとの思い出があるから、
魔法の存在を信じている。そのため魔法使いになりたいという夢を今も大切に抱いているのだ。
しかし夢の実現のためには杖を入手しなければならないと思い込んでおり、更には杖が高額で取り引きされる商品だとも誤解している。その誤解のまま突き進んで、魔法使いから絶縁されてしまうリッコ。
意気消沈する彼女の元に意外な朗報が届く。曰く、魔法の杖を工場で大量生産するので、その製品のテストをする技術者を探している。最初から最後まで手探りの業務になるが、やってみないかと。
魔法使いに縁を切られた以上、他に魔法の杖を得る道はないと考えたリッコは二つ返事でこれを引き受けたのだった。
本物と遜色ない杖の開発には否定的な魔法協会。
魔法など危険なだけで一利もないとする協会の対抗勢力。
珍しい製品で荒稼ぎに燃えるプロジェクト関係者。
それぞれの思惑が交錯する中で、魔法の杖の開発が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 21:09:55
66140文字
会話率:48%
ゆらゆら揺れる電車に無表情で乗る人、信じている人に裏切られる人、傍から見れば恵まれているのにその自覚がない人。現代で生きる様々な人たちは、隣の芝生をうらやんで生きている。そんな人たちにひと時の夢を見せてくれる屋台が、この世のどこかにあるそう
な。会っても無事かどうかあなた次第...ですけどね...?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 01:35:45
6260文字
会話率:19%
私がこの作品を創り上げていく上で、おぼろげながら抱いているイメージはある一人の女性をどう血肉化するかにある。要するに大地を離れずに如何にして独立した個人を表現するかである。もちろん、これでは何のことやらさっぱり分からないだろうが、正直私にも
分からないのだ。というのもこれから何が出来るのかそのこと自体がまったく分からないからである。そういうわけで、あらすじどころかあらすじらしきものすら思い描けないのである。まったくもって呆れ果てたことではあるが、それが実情である。しかし、あえて理屈めいたことを言わせていただけるのなら、それはわれわれが日々生きることとある意味同じであるということではないだろうか。つまり明日の自分がどうなっているのかおそらく誰にも分からないということだ。人生のあらすじはすべてが終わってから判明するしかないのだから。要するに創作も同じことで、一行先にどんなことが描かれるのか前もって分からないということである。もちろん、これは決していい加減な気持ちで書いているわけではないことは小説を書いたことがある人ならきっと分かっていただけるものと私は信じている。というわけで、弁解染みたことはこれくらいにしてさっそく本文に取り掛かろうと思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 17:05:29
709456文字
会話率:65%
王国第三王女、レシティア・パープル──
優雅に微笑み、紫のドレスを翻すその姿は、民の希望そのもの。
「姫様が来れば、どんな事件も解決する」と──
だが真実は少し違う。
剣聖、魔導士、情報屋、暗殺者、戦車、毒使いに癒し手……
彼女に仕える
“紫焔の騎士団”が、裏で全部やっているのだ。
暗殺阻止も、魔物退治も、戦略戦も、全部騎士たちが片付けている。
姫様はというと、いつも紅茶を片手に笑っているだけ。
にもかかわらず、民は信じている──
「すべては姫様の“スキル”によるものだ」と。
誤解は広まり、姫様は“伝説の英雄”と化していく。
騎士たちは知っている。
「このまま褒められていれば、姫様は満足してくれるだろう」と。
これは、なにもしてない姫様が、無意識に世界の希望となっていく物語。
──姫様、そろそろ本当に覚悟を決めていただきます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 05:00:00
18152文字
会話率:38%
伯爵家の四男であるアティアスは後継になるつもりもなく、護衛でもあり幼馴染のノードと共に冒険者として、あてもなく国中を旅していた。
旅の途中に立ち寄った自領の町で、赤い目を持つ一人の不思議な少女と出会う。
彼女の生い立ちに興味を持ったアティ
アスは、共に旅をしていくことを決める。
「アティアス様は……こんな私を信じている、と仰りました。ですから、私も……それにお応えすることを約束します」
驚くべき速度で成長していくその少女との出会いが、彼や国の運命を大きく変えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 12:41:38
688572文字
会話率:46%
“この世界は初めから全てが決まっている”
自然に法則があるように。
生まれた場所も、名前も、進む道も。
失うものも、守れるものも。
結末を知れないだけで、すべてはそうなるように決まっていた。
“運命”だと、頭の何処かで誰もがそう思って
いる。
しかし、“現実”とは、観測の結果の連続にすぎない。
世界が一つしかないと思っているのは、皆がそう“信じている”からでしかなく。
最も強く“信じた者”が、世界を定義するのだ。
だからこそ、問い続けなければならない。
“世界とは誰が定義するのか”と、、、
これは、どこにでもいる平凡な少年が、いずれ“世界を定義する者”として選択を迫られる。
そんな物語である。
※この物語はフィクションです。
※タイトルの横に※がある話は、物語と直接関わってくる話ですが、飛ばして読む事もできますので、興味のある方はぜひお試しを。
※カクヨムにも連載してます。
最後に、文章が拙い部分もあるかも知れませんが、それも含めて楽しんでいただけたらと思います。
できるだけ、読みやすく面白い展開にしていこうと考えて精進していきますので、気長にお付き合いください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 11:44:07
15599文字
会話率:25%
終電が終わった夜の公園で出会った、記憶を一晩で失う少女。
彼女は毎晩、僕のことを“初対面の他人”として迎える。
名前を尋ねればごまかされ、連絡先を渡しても、次の日には忘れられてしまう。
それでも僕は、何度でも彼女に恋をする。
病により記憶を
抱えられない彼女と、365回出会って、365回恋をして――
それでも、僕はまだこの恋を「始まり」と信じている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 16:08:40
7498文字
会話率:11%
あなたは、三途の川を信じますか?
ここで、信じている人に問います。
もし、あなたが三途の川を渡るとしたら、どの様に渡りますか?
橋で?
それとも、船で?
それとも、歩いて?
泳いで?
いずれにしても、その深さは、どのくらいで
しょうか?
これは、そんな三途の川のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 03:33:24
10937文字
会話率:30%
異界と人間の世界がつながって久しい時代。
人々は共に暮らす道を選び、表面上は平和を謳っていた――が。
そこに在るのは、目に見えぬ“壁”だった。
血の濃さ。
生まれの違い。
名前の重み。
どれも、才能とは無関係なはずなのに。
力ある者ほ
ど、なぜか縛られていた。
ある少年は、その壁を壊そうと決めた。
父を、過去を、運命さえも超えて。
彼が選んだ舞台は、日本随一の名門校・瀬礼文学園。
人間と異界人が共に学ぶこの学園で、“革命”は静かに始まる。
だが、変革の火は、世界の深部にまで届いてしまった。
少年の存在を危険と見なした“魔王”は、最強の刺客たちを送り込む。
理由はひとつ――「壊される前に、壊せ」。
これは、縛られてきた少年が、
世界に「ノー」を突きつける物語。
怒りでも、復讐でもない。
ただ、自分の価値を証明するために――彼は立ち上がる。
そして、誰もが口を閉ざしていた問いをぶつける。
「なぜ、力のある者が下を見なければならない?」
世界はまだ、変わっていない。
だからこそ――この剣で、変える。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 23:03:36
13427文字
会話率:31%
聖書の歴史観と予言解釈によるハーベスト・タイムの中川健一の黙示録解説に依拠した普遍的歴史。「キリスト教は歴史観であり世界観である」私はというと聖書が無謬であるということは強く主張しない。聖書は著者が何を信仰していたかの反映であって、何が真実
かを必ずしも意味しない。しかし私はThe Bible Says とビリー・グラハムよろしく言いたいものである。聖書を第一にしつつ、その他参考文献に科学の立場を利用するのも悪くはない。聖書は神の言葉であり人の言葉であるので、間違っていたところで神に責任はないのである。私は聖書が真の歴史を記述するのであればそれほど美しいこともないと思うが、それとは別に合理的な立場に立ちたいとも願っている。聖書の神の真実さは聖書のみに依拠するのではなく、彼を信じる全ての信者の実存にかかっているのである。ある意味で進化論と創造論は対立しない。しかし私は小進化は信じるが大進化はそれほど信じていない。それはこの世界の生物は皆意図を持ってデザインされているように感じるからで、中途半端な種がいない。機能美は本質的に美しい創世記の世界と調和して、神の存在を仮定せざるを得ない。
聖であり義である神は愛であり、イエスは復活した。その意味はイエスは私たちの罪のために十字架につけられ、死んで墓に葬られ、三日目に復活された。今も生きている。ペトロに現れ、十二使徒に現れ、五百人以上の兄弟たちに同時に現れた。彼らは新約聖書が書かれた当時のイエスの生き証人であり、時に殉教に至るまでに忠実な彼らの証言が主の復活を確かなものにしてきた。次いで全ての使徒に現れ、最後にはパウロにも現れたということである。この後新約聖書が完成し、救済はパッケージとして完成して、聖なる普遍の教会の交わりを通して永遠の命にアクセスできるようになったということである。
私は上のことを信じているだけなので、聖書は真理について明かしするものであり、真理そのものであるという立場には立っていない。しかしそれは真理に対してカノニカルであるということに対する批判はしない。聖書は永遠に廃棄されることはないが、イエス・キリストの死と埋葬と復活を信じていれば、神の創造の業は讃えるべきものであり、それは書かれてあることからそれよりも偉大なものへと飛躍させる必要があるのである。この意味では私の立場は新正統福音主義と自称しようと思折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-12 17:42:54
4853文字
会話率:0%
僕と同居している白髪の少女、初川真絹は僕、和倉詠史の元ストーカーである。
この女僕に対する羞恥心ってやつをさっぱりもっていないようだ。
この物語はそんな真絹が僕を篭絡するために悪戦苦闘するお話……あくまにも健全的にね。
和倉詠史
本
作の主人公にして主にツッコミ役
自分は比較的常識人であると信じているが、結構ズレているところが多々ある。自分の決めたことには頑固で無責任なこととプライドが許さないことは絶対にしたくない質
身長が低いことが軽いコンプレックス
異様なまでにタフなメンタルが一番の武器だと自負している
真絹のことは好意的に思っているが、恋愛感情が湧いていないので付き合うつもりは今のところない。
生半可な覚悟で付き合ったなら自分の肉体が終わると悟っている。
初川真絹
本作の主人公兼ヒロイン そして元ストーカー
詠史のことを狂気的に愛していることとそもそもの価値観がかなりズレているタイプの女の子
健全的に生きることを信念にしているが、あくまでも自分の中で形作られた健全的なので一般的なそれとはずれがある。
出生や親族関係に色々秘密にしていることがあるのだが全てを詠史に教えたいと考えている。ただ、明かすにもタイミングを計っているのが現状である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 18:34:03
132818文字
会話率:64%
多くの香港人が風水を信じているが、香港でも屈指の大富豪・王啓山(ワン・チーシャン)もその一人だった。
彼は、一般人では到底届かないほどの財を築いたが、心の奥底にはどうしても解けないある心のしこりがあった。
それは、最愛の妻・明月(ミンユエ)
の突然の死である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 14:57:04
1928文字
会話率:11%
人類史上最高の幸福を実現してしまった(と私は信じている)バシュラールの、邦訳された2000ページ以上のなかからよりすぐった200くらいの言葉にみちびかれて、この本(にはまだなっていませんが)のなかの俳句のポエジーを味わっては、私たちだれも
が〈イマージュの存在論〉や〈想像力の現象学〉を身をもって生きてきたのだった。
そのことのくりかえしが私たちの詩的想像力や詩的感受性や詩的言語感覚を育成してくれないはずはないと思われるのだ。
今回とつぎのつぎには詩はでてきませんが、次回は私の大好きな大木実の詩を5篇、俳句のポエジーによって詩的想像力や詩的感受性や詩的言語感覚が活性化された言葉の流れの、その最後に読んでみることになります。リアルタイムでこれまでの掲載作をくりかえし読んでいただいてきた方にはもう確実なこととして約束されているようなものですが、大木実の5篇の詩でどれほどの詩情や詩的な喜びや慰めを感じとることができるか、楽しみにしていただけたらと思っております。
1200枚もある私の原稿を気軽に読める長さに小分けにしたものを連載というかたちで投稿してきましたが、作品を開いていただいたとき、タイトルの前にのっている「この連載作品は未完結のまま……」という言葉は気にしないでください。それなりに完結したひとつひとつの作品を連載というかたちで載せてもらっていて、あと8回で、終わりというもののない私の作品のいちおうの完結ということになりま
このサイトが終了してしまうと、サファリやヤフーやグーグルで検索できる私の全作品も消えてしまうらしいので、本になれば一生の宝物としていつでも、いつまでも利用していただけるのですが、連載が完結したあとも、自分で言うのもなんですが消滅してしまうなんてあまりにももったいないので、とりあえずは多少先を急いで、くりかえし何度でも読んで利用していただけたならと思っております。
ことにもパート3、4、5にも、俳句のポエジーをレベルアップさせる前例のない工夫がてんこ盛りなのに現時点(令和7年7月)ではあまり読まれていないようなので、消滅してしまうまえに、どこでもいい、気楽に、好きなように、くりかえし何度でも読んでいただけたならと、せつに希望いたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 09:07:23
6502文字
会話率:17%
今週は「俳句 楽園のリアリズム(パート4-その1)」をおとどけします。本稿は俳句を作ることにはまったく関係なくて、これからも日曜日に一回投稿されるその全編をとおして、人類史上最高の幸福を実現してしまった(と、私は信じているのですが……)ガス
トン・バシュラールというひとの教えに導かれて、だれでも読めるやさしい俳句の、読むほどに次第にレベルアップしていく詩情(ポエジー)をくりかえし味わっては、少しずつ変革されることになる感性によって、人生そのものや好きな音楽や映画の喜びをグレードアップさせたり、これはご本人次第ですがふつうの詩を味わったりとか、とてつもないバシュラール的幸福のおすそ分けをこの人生でたっぷりと受けとれるようにするのが、私の作品を読んでいただくことの最終目標と考えております。なお「ヒサカズ ヤマザキ」の名前で検索すればそれまでに掲載された全作品のなかからどれでも自由に読んでいただけるので、ぜひ活用していただけたならと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 00:00:09
12090文字
会話率:21%
『アンチューサ』
あらすじ
かつて、人間と獣人が共に暮らしていた都市国家「スレイヴァ」。
だが、ある日を境に、獣人たちは“災厄の種”として追われる存在となった。
その中心にいたのが、赤いフードを被った少年、アスター。
サイコパスと噂さ
れ、今や指名手配犯となった彼は、過去の記憶と向き合いながら、真実を追い続けている。
車いすの少女ユリは、誰よりもアスターを信じている。
彼が過去に何をし、何を背負ったのか――その答えを知るために、彼女もまた動き出す。
一方、元警察官のガーベラは、息子アスターの冤罪を信じ、旧友のバコバとともに調査を開始。
天才科学者ルピナス、裏社会を生きるガルビネア、花畑を守る癒し手ライラックもまた、それぞれの想いを胸に、再び交差する。
これは、七匹の獣人たちが紡ぐ、奪われた記憶と絆を取り戻す物語。
罪を背負い、命を懸け、希望を求めて――彼らは「想い出」という名の花を咲かせようとする。
それが、アンチューサ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 17:51:54
100481文字
会話率:30%