シュリネ・ハザクラは『ある人』を守るために育てられ――その役目が果たされることはなかった。
護衛の任務に就く当日、その人物は暗殺され、全ての罪はシュリネに擦り付けられたのだ。
彼女に残されたのは、ただ人を守るために磨かれた剣術と、人斬りの汚
名。ならば、本物の『人斬り』になってしまおう。
自らに罪を擦り付けたと思われる者達をその場で斬殺し、シュリネは自由を得た。
そうして旅をする中で、シュリネはある少女と出会う。
少女の名はルーテシア・ハイレンヴェルク――まさに、刺客に狙われている最中だった。
「わたし、ちょっとお金に困ってるんだ。護衛が必要なら、たった今から雇われてあげるけど」
シュリネはルーテシアにそんな提案をして……?
※カクヨムにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 19:04:21
268195文字
会話率:43%
セシリア・フィールマンは『アルスリア王国』内にある『王国騎士団』に所属する『魔術師エージェント』である。
諜報、潜入、暗殺といったあらゆる任務をこなす彼女の次なる任務は、大貴族であるフレアード家の一人娘――アーシェ・フレアードの護衛だった。
しかし、アーシェは『炎属性』を得意とするフレアード家とは対照的に『氷属性』を得意とし、『不貞によってできた娘』ではないかと噂される。
そんな彼女を守るということは、多くの者を敵に回すことであった。
しかし、セシリアはこの任務を迷うことなく受ける。
「たとえ世界を敵に回したとしても、私が貴女を守り抜きます」
『誰にも愛されない』と思っている令嬢と、メイドとなった彼女の物語。
※カクヨムにも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 19:53:35
50151文字
会話率:36%
かつて、《アルネリア王国》最強と謳われた魔導師のフォル・ボルドー。
彼は帝国軍との戦いの中、仲間達のために一人押し寄せる軍勢と戦い命を落とした――そんな男の記憶を取り戻した小さな村の少女、サーシャ・クルトン。
十歳のとき、村が魔物によ
って襲われ唯一生き残ったサーシャは自身はサーシャだと自覚しながらもフォルの記憶を宿してしまうことになる。
しかも、フォルが死んでからまだ十一年――アルネリア王国はまだ健在で、帝国とは和平を結んでいた。
前世の知識から魔導師としても優秀なサーシャは地方の貴族に引き取られ、十五歳に王都の《魔法士官学校》へ入学することになる。
そこで耳にしたのは、フォルの親友であった騎士、アウロ・へリオンが《戦神》と呼ばれ、王国最強の騎士として知れ渡っていると同時に、多くの人々に恐れられているということだった。
それを知ったサーシャは、前世の記憶をもとにアウロに会いに行き……?
※短編で公開したものの連載版となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-28 16:56:37
189649文字
会話率:37%
新宿の歓楽街、欲望渦巻く場所に存在するとある興信所の主、道下幽心(みちしたゆうしん)。
彼が普段請け負う依頼は簡単なお買い物から浮気調査、歓楽街にありがちな少し危険なものまで多種多様。ほぼなんでも屋になりつつあった。
その中でも、従兄である
藤堂五郎(とうどうごろう)が持ち込む依頼はさらに輪をかけて特殊なものだった。
今回もまた、曰く付きの物件に関わる非日常な依頼が舞い込んだ。
幽心は心躍らせつつも己の中に存在する力を使い、そして自身を守護する者の助けを借りて、日常の裏側に潜む者を解放する。
それが生者にどんな結末を齎すのかを知りながら。
そして幽心に巻き込まれていく人々もまた、日常の裏側を知り、自身の常識をことごとく崩されていく。
何が正しくて、何が間違っているのか。
幽心はただ、未練ある者たちの手助けをしているだけなのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 20:10:00
29121文字
会話率:32%
異世界転生した最強おっさん源五郎のぶらり異世界珍道中~はじめての異世界転生は波乱万丈~
ドラゴン、スライムなどのモンスターが存在する、まるでゲームのような世界。この世界に転生したとある大人の仕事をするおっさん源五郎の物語・・・。
神は言
った。
「お前が住んでいた世界での行いがヒントになる。それでは良い異世界ライフを」
最強固定スキル《Live a Life》でおっさん源五郎のぶらり異世界珍道中が今始まる!!
様々な出会い、冒険、モンスターや強敵とのバトル!!
※毎週月曜日更新!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 16:00:00
315929文字
会話率:64%
現代日本でミリオタかつ歴史オタクの高校生、矢澤健太が龍王丸(3)に転生する。生まれ変わった龍王丸は無事に領地を守れるのか?
龍王丸とは今川氏真の幼名です。
ミリオタ設定を入れることによってものの開発を早める目的があります。あとは作者が単純
にミリオタで、ミリタリーは知っているし、調べるのが好きだからです。歴史も大好きですが。そのため、こんな話を書いています。もう途中からおかしいことになっていますし、明らかに発展スピードがおかしいかも知れませんが、そこは、まあ特別だということで、よろしくお願いします。
史実と異なることがありますが、それは作者が想定しているところに向かわせるため、強引ですが許してください。後適当に家臣とかも作ったりするし、想像上の人物もいます。重臣は大体実在の人物ですし、たまに漢字が間違っていますが、彦五郎の家臣は大体架空の人物です。全部実在はきついので。ただし、なるべく史実に従うようにしています。途中から、物語は勝手な方向に行き始めて、もう史実は関係なくなりますが。内政改革とかもしていますし。あまり有名ではない武将を見つけるのはキツくて、全て史実は不可能です。誰が架空キャラかは書きませんが、まあ大体わかると思います。後は独自の解釈や、実際にはあり得ない年齢にしている可能性もあります。戦国武将の娘って名前や生年月日が不明なので、勝手に合わせているのです。後ついでに名前も。まあ色々変わっています。
結構実在の武将は出てきています。例えば織田信長とか、斎藤道三とか、六角義賢とかです。
カクヨムにも書いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 21:56:34
201619文字
会話率:80%
★書籍化しました! KADOKAWA様より「L―エンタメ小説」シリーズとして第1巻、発売中です! 第2巻も発売中です。
現代に生きる青年、山田俊明は落雷によって死亡。
1551年――戦国時代の尾張にて、名もなき商人の息子・弥五郎として転生
する。
新しい両親や幼馴染の少女と共に、新しい人生を送ると決めた弥五郎だったが……。
しかし歴史は彼を放っておかなかった。
乱世はこの手で終わらせる!
相棒は木下藤吉郎。そしてたくさんの仲間たち……。
未来の武器や道具を作り、交易によって金を稼ぎ、商人となって戦国の世を成り上がる!
――これは、戦国の世で共に成り上がりを夢見る、“武人”と“商人”の立身出世伝である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 21:10:00
1170674文字
会話率:40%
「竹刀の剣士、異世界で無双する」を読んでいただき、ありがとうございました。
前作の続きの第2部を始めます。第2部は、ヨウスケの娘である、春海が主人公になります。
前作同様、応援をお願いします。
最終更新:2025-02-14 21:09:55
244058文字
会話率:48%
盲目の按摩師、石(いし)は、弦(つる)という女性と江戸を目指して旅を続けていた。
旅の途中で水茶屋の女主人の由(よし)と娘の妙(たえ)親子と知り合った石は、地元の八九三(ヤクザ)とトラブルを起こしてしまう。
仕方なく石は由に頼み込み、弦
はソの郷とという集落にある由の家に身を寄せる事になる。
石はしばらく子毛(こげ)という宿場町に留まることにした。
町を裏で支配するのは、多の屋助五郎(タノヤスケゴロウ)という八九三(ヤクザ)
折に、町は御上(幕府)より命じられた大工事の真っ只中。
ソの郷の住人で由の世話をなにかとしてきた定吉(さだよし)は、由に執着する助五郎と次第に対立を深めていく。
不満が高まる中、町を管轄する江戸幕府の代官の跡取り問題が引き金となり助五郎の怒りが暴走する。
それは定吉や由の親子、そして弦がいるソの郷の集落を襲うということだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 19:09:14
2190文字
会話率:19%
《R3/2/28~ 第十一章「西南の海」開始です(*'ω'*)》
【R2/2/27~R3/2/18 執筆開始から一年。320万pv、評価16,000ポイントを頂きました\( 'ω')/】
皆様のご愛読、温かいご支援に心から感謝申し上げます。
引き続きよろしくお願いいたします。
もし、何も持たずに戦国時代の佐渡ヶ島へ転生したら……
そんなifの世界を激しく描いています。
戦国の世の厳しさ、戦場の激しい戦闘に至る道筋。そして、「金」の持つ力……
越後国直江津港での越後屋蔵田五郎佐、天室光育和尚、柿崎景家、虎千代様との出会い。
乱取りにより奴隷となった者達、鬼小島弥太郎との主従の誓い。
「空海屋」を立ち上げ、忍びと共に佐渡に策謀をもたらすも、「死罪」を言い渡された齢六つの主人公「本間照詮」。「天か魔か」と長尾為景との対面では恐れられ、柏崎水軍との駆け引き、そして佐渡平定の戦へ・・・
佐渡国統一。さらに出羽国、陸奥国、そして蝦夷の地を制圧。さらに仇敵との「佐越の戦い」を制し越後国を奪取。そして越中国、能登国、対馬国、薩摩国まで併合。武田晴信、織田信長などを「蟻」と見据え「蛹」の期間に力を蓄え「羽化」を目指す|従四位上《じゅしいのじょう》羽茂本間|左大弁《さだいべん》照詮。
五人の美姫との約束を胸に大船団「南方巡視艦隊」を編成、東南アジアへ南蛮交易の拠点を築くことを目指すが、果たして……?
チート能力なし。技術知識なし。あるのは絶望から這い上がる渇望と「金塊」、そしてゲームで鍛えた知識のみ!
語られない島「佐渡」を舞台にした、戦国乱世の扉をこじ開けていく物語です。ぜひご覧ください。
(参考資料)
wikipedia、歴史関連情報、「家紋と名字」(西東社)、「戦国大名勢力変遷地図」(日本実業出版社)、「イラストでみる戦国時代のくらし図鑑」(宝島社新書)、「図説火砲」(新紀元社)、「佐渡の島」(新潟交通株式会社)、「かくれた佐渡の史跡」(新潟日報事業者)、「佐渡風物誌」(未来社)、「佐渡市歴史文化基本構想」(佐渡市教育委員会)、「余湖くんのホームページ」様、各種ゲーム、漫画、他。
R2.2/27連載開始。R2.3/7 歴史(文芸)ジャンル、日間・週間1位 R2.3/18 月間7位をいただきました。ご愛読、評価、ブックマーク、ありがとうございます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 17:00:00
828581文字
会話率:48%
首都・大トーキョー・シティには、不穏な空気が立ち込めていた。
これまで、この都市を荒らし続けてきた兇賊たちが結託し、
新たな大事件を巻き起こそうとしていたからだ。
まさに、この街は、地獄の魔都にならんとしていた。
しかし、善良なる市民たちよ
、臆するなかれ。
我々には、正義を愛する無敵の名探偵がついている。
その名は、アケチコゴロウ!
彼こそは、偉大なる現代の平和の守護神なのだ。
この物語は、
巨人・アケチコゴロウと、怪人犯罪者の秘密結社「暗黒星」の、
熾烈なる戦いの記録である。
本作は、江戸川乱歩作品のリ・クリエイトとなります。
主に明智小五郎の登場作品を原作として使用しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 11:25:37
473778文字
会話率:24%
古くて、もっとも新しい。
今、アケチ探偵は、新たなる伝説になる!
本作は、私の長編作品「無敵探偵活劇 アケチ大戦争」のサイドストーリーです。
正編の方と併せて読んで、楽しんでいただけましたら幸いです。
なお、各登場人物の設定につきましては
、正編の方を参考にしてください。
本シリーズは、江戸川乱歩の児童向け作品のリ・クリエイト(再構築)となります。
(江戸川乱歩の作品は、現在、パブリックドメインです)
主に明智小五郎の登場作品を原作として使用しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 11:30:00
201832文字
会話率:23%
八五郎は今まで住んでいた長屋を家賃の溜めすぎで追い出されてしまう。
その際、すぐに新しい物件を見つけたはいいが、家財道具を運ぶ金もなかった為、すべて売り払って身一つで引っ越して来る。
しかし、家財道具が無いとどうも落ち着かない。
そこで、新
居の壁という壁に紙を貼り、そこに家財道具の絵を描いてもらおうと友達の絵師の先生を訪ねる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 19:55:59
8948文字
会話率:1%
八五郎はご隠居の所に遊びに来ると、ご隠居の趣味の絵に興味を示す。
そこから話の幕が上がろうというわけで。
最終更新:2025-01-24 23:58:00
8311文字
会話率:1%
世の中にはやきもちを焼く人が一定数いるものです。
熊五郎の妻お崎は亭主のやきもちに振り回される毎日を過ごしていました。
そんなある日、亭主熊五郎は仕事で横浜へ。
遅くなるというのでお崎がのんびりしているところへ熊五郎を訪ねて新七という若者が
やってくる。
茶を出したり話し相手をしているうちに亭主が帰って来てしまう。
困ったお崎は兄の政五郎を頼ることに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 14:10:31
8226文字
会話率:1%
宇宙人により国際間を2分された世界。
人々はこの宇宙人(神)の対立により、戦争という危機に立たされた。
宇宙人はこれを回避する為、ある恐怖の予言を残したのである。
これは神様のついたった一つの嘘だったのだ。
やがて宇宙人はある3人
の男女を選び、特殊能力を植え付け、秘密結社スリーメイソンに立ち向わせようとしたした!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 13:35:22
8894文字
会話率:37%
AIならぬ人間的な人格を持ったスマホくん。彼が人間社会に飛び出し、ネット機能を使って困難を回避していく。
最終更新:2024-09-09 15:32:15
16601文字
会話率:50%
知的障害をもつ坂上知香。彼女のひとしきりの青春を描く。
最終更新:2023-06-17 15:00:00
2127文字
会話率:8%
20××年第三次世界大戦は突然始まった、長き平和の世に平和ボケした日本人に戦争はその無慈悲な現実を叩きつけた。
侵略者は容赦なく街を焼き、奪い、殺した。佐伯遼佑もこの戦争で全てを失った、財産、仕事、友人そして家族を全てを失った遼佑は報復を誓
い戦場に向かい、そして失意の内に戦場で散った。
はずだったが・・・目覚めればそこは戦国乱世の真っ只中の越後の直江津の湊、越後長尾家の御用商人蔵田五郎左衛門の次男新次郎という7歳の少年に転生していた。
どうして?何が起こった?突然の事に混乱するも新次郎はあっさりと現実を受け止める
そして『日本を他のどの国にも負けない強く豊かな国にする!』
そう誓い戦国初期の日本を駆け抜ける事となる。
先ずは銭だ商売だ!よし儲かったさらに儲けろ新産業を興せ!よし銭が堪った、兵を雇え!人材が足りん探せ!
兵が集まった国を盗ろう!国を盗ったぞ内政だ!内政するのに人材が足りん雇え!
大体こんな話になります、主人公は基本現実主義者です、100人を救う為なら1人を犠牲にしますし、強敵に無理に挑むこともしません。為るべく最小の犠牲で天下を狙っております。ですので信長、謙信、信玄、秀吉等の戦国オールスタ-が主人公の陣営で活躍するかも・・・歴史モノとなってますがぶっちゃけファンタジーです、それでよろしい方はお読みになってなって頂けると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 10:16:06
130554文字
会話率:37%
バカに推理小説はやはり駆けなかった
最終更新:2025-02-05 08:48:01
506文字
会話率:35%
橋本源五郎68歳は自転車を買った。
キーワード:
最終更新:2024-09-21 12:31:00
1396文字
会話率:15%
乗ると幸せになれるというクルマ『盆五郎』を日本国民のほぼすべてが購入したら?
最終更新:2024-08-14 21:07:14
1268文字
会話率:40%
伝子は、敢えて、この日をあかりと井関五郎の結婚式の日にした。
理由は2つ。新しい敵の幹『インフルエンザにかかっちゃった。僕も人間だった』んだね。
最終更新:2025-02-01 08:31:31
6554文字
会話率:24%
伝子は、敢えて、この日をあかりと井関五郎の結婚式の日にした。
理由は2つ。新しい敵の幹『インフルエンザにかかっちゃった。僕も人間だった』んだね。忘れてた。みんな、忙しいから当面、闘いはお休みね。異議のある方は挙手願います。』とRedの人形劇
で言って来たから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 08:23:34
6904文字
会話率:16%
あらすじ
七夕で年に一度の星降りの夜、ユキとコウタは偶然幼い兄妹が橋から落ちるのを目撃してしまう。それを見て慌てたコウタは兄妹を助けるために暗い七夕川へと何も考えず飛び込んでしまった。そしてコウタを心配したユキもその後を追って七夕川へと入
っていった。川で消えた二人は銀河の世界、黒いうさぎクリラ、超特急の彗星ハリーとして人間の頃の記憶をなくして銀世界の住人となっていた。クリラは銀世界では唯一黒い色で常に劣等感を感じていた。そんなとき北斗の星をもつクマ五郎から光玉を触ることで色を得られることを教えられる。光玉は年に一度星降り祭りの夜に天の川の漆黒の裂け目から現れるそれは美しい光玉だった。クリラはクマ五郎から貰った不思議な力を持つ七色石版と☆型の石を譲り受け、光玉を手に入れるべく彗星ハリーと共に天の川の漆黒の裂け目へと向かった。途中南十字星などで不思議な体験をしながら天の川へと向かったクリラは無事漆黒の裂け目に到着し、そこでハリーと別れ一人で光玉を探すことになった。クリラは漆黒の裂け目の番人、牛頭馬頭に導かれて、邪な魂がなるという子鬼を見て心を痛め、幼い兄妹兄との別れに大きな声を上げて泣くことになる。そして人間の頃の記憶に残る最も会って見たかった青い目をした少女に出会う。少女のあまりに尊い行いにクリラは感極まり、とても大切な事を学んだ。それと同時に光玉の正体を知ることになる。光玉とは清らかで尊い真っ白な人の魂そのものだった。その事実を知ったクリラは光玉をとることを諦め漆黒の裂け目でその命を絶つことを決めた。その時ハリーが現れクリラに一緒に銀世界へ帰ることを提案する。一度は帰ろうとしたクリラだったが自分のなすべき事ことを思い出し踏みとどまった。そう決意したとき黒いうさぎクリラと超特急の彗星ハリーは人間の記憶を取り戻し、人間の姿に戻っていた。二人はまさにあの七夕川で消えたその時に戻っていた。ユキはその身を全て捧げて黒い邪な魂を全て救うとコウタに告げる。コウタは止めたがユキの決意は決して揺るがなかった。それなら一緒に行こうと懇願するコウタを諭しユキはコウタを人間界に返した。そしてユキはその身を捧げ魂までもキレイに燃え尽くして消えていった。後に残ったコウタはユキのことを思い出し、きっと僕も良いことをして生きてくとユキに誓った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 10:55:00
49621文字
会話率:45%
暇人中学生の十は、ある日ゲーム仲間の神有・今井数明・上坂ひなと・木森五郎とゲームをして遊んでいた。
休憩中に、光が見え気付くと……
最終更新:2025-01-29 21:41:39
16206文字
会話率:61%
日本橋田所町の廻船問屋亀甲屋の裏長屋に、香具師の元締め藤吉が住んでいた。藤吉には一人息子藤五郎がいた。藤五郎は幼い時に母を病で亡くした。母は亀甲屋の娘だった。藤五郎は父の商いを見ながら亀甲屋の祖母に可愛がられて育った。
その後、藤五郎の
父藤吉は幼い娘を連れた女を後妻にした。連れ娘は藤五郎より年下だった。藤五郎の父はこの連れ娘の行く末を思って養女にしなかったため、藤五郎はこの娘を義妹と呼んだことはなかった。
藤五郎の父が亡くなると、後妻は父の遺言に従って遺産を受けとり、娘をつれて藤五郎の元を去った。
その後、娘は吉次郎を生んで母になった。母は自分の素性をありのままに語り、吉次郎に、藤五郎は伯父のような存在だ、と話して聞かせた。
父が他界すると藤五郎は香具師の元締の跡目を継いだ。そして廻船問屋亀甲屋を継いだ。藤五郎は廻船問屋の商いをはじめた。藤五郎は日本橋田所町の廻船問屋亀甲屋の主で日本橋界隈の裏世界を牛耳る香具師の元締にのし上がった。
金しか興味が無かった藤五郎だが、吉次郎が新大坂町に廻船問屋吉田屋を開いたと挨拶に来ると、香具師の元締と亀甲屋の跡継ぎを気にしだした、そして、藤五郎の父藤吉の遠縁に当る押上村のお藤を養女にした。
藤五郎は阿片の抜け荷を働いた。そして、阿片を菓子折に偲ばせて江戸市中の大名屋敷へ商った。この事がバレそうになったので、阿片の売人、小舟町の山形屋吉右衛門と大八車引きの六助を殺害したため、鎌鼬に斬殺された。
その後、香具師の藤五郎の跡目争いで新大坂町の廻船問屋吉田屋吉次郎が名乗りを上げるが、あくどい商いと隅田村の百姓の世話人弥助斬殺の咎で処刑される。
その後香具師の藤五郎の跡目を狙って吉次郎一家の残党、福助一味が暗躍する。福助は刺客を雇って、藤五郎の養女、押上村のお藤一味が次々に斬殺するが、お藤一味の協力で福助一味は町方に捕縛される。福助は死罪、一味の香具師は島流しの沙汰が下った。福助一味に潜入していたお藤一味の香具師はお咎め無しになった。
その後。御上は、香具師世界の出来事を逐一報告することを条件に、日本橋の香具師の元締だった亡き藤五郎の跡目を、藤五郎の養女のお藤が継ぐことを認めた。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-23 08:00:00
51769文字
会話率:34%
日本橋界隈に辻斬りが横行した。被害者は亡き藤五郎と縁の者たちだ。日本橋の香具師の縄張りは、吉次郎一家の残党、福助一味が握っている。
葉月(八月)。五人目の被害者がでた後、三人の刺客が何者かに刺殺された。町方も藤五郎一味も、辻斬りは縄張り
を拡げようとする、福助の仕業と推察されたが確証は無い。
福助一味に潜入している、藤五郎一味の香具師によれば、福助が刺客を雇って辻斬りをやらせていたと判明したが、潜入している香具師は福助から、用心棒を探せ、と命じられていただけで、刺客が何者かに刺殺されたため、福助が刺客に辻斬りを命じた確証はなかった。
潜入している香具師は新たに用心棒を雇うように命じられた。
これら、江戸の事件は、今は亡き藤五郎一味の香具師を通じて、逐一、隅田村のお藤に伝えられて、特使探索方の上司、勘定吟味役荻原重秀に伝えられていた。荻原重秀が『騒ぎを起こしてはならぬ』と指示を受けていた藤五郎一味の元締の又三郎は、これまでの事を、聞きこみに現れた町方に話すよう、仲間の香具師の元締たちにいいふくめた。
町方の聞きこみで、福助が刺客を雇おうとしていると知った特使探索方の唐十郎は、剣術指南の教え子、水戸徳川家下屋敷の留守居役後藤伊織と特使探索方の佐近とともに、刺客を請け負う振りをして福助に近づき、取り潰しになった吉田屋で福助から殺しの依頼を受けた。
福助が殺しの指示を口にしたとたん、吉田屋の外で待機していた与力の藤堂八郎率いる町方が吉田屋に踏みいって福助とその一味を捕縛した。
福助は死罪、一味の香具師は島流しの沙汰が下った。潜入していた香具師はお咎め無しになった。
その後。御上は、香具師世界の出来事を逐一報告することを条件に、日本橋の香具師の元締だった亡き藤五郎の跡目を、隅田村の仁藤屋のお藤が継ぐことを認めた。
唐十郎は両国橋西詰めの担い屋台を訪れた。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-06-24 13:42:27
26875文字
会話率:39%
弥生下旬早朝。古隅田川に隅田村の世話人弥助の斬殺死体があがった。検視の結果、下手人は二人で一人は左利きだ。
天下普請で江戸に職人が増え、野菜が大量生産され下肥が値上がりした。下肥を買う百姓を気遣う肥問屋の大番頭仁吉は、弥助と石田浪人に、
吉田屋を通さず直に下肥を買いつけさせが、その際、弥助が、肥問屋の主の廻船問屋吉田屋吉次郎の奉公人に顔を見られていた。特使探索方は、下肥商いの縄張り争いで吉次郎が弥助に刺客を放ったと推察した。
弥助の葬儀の日、肥問屋の仁吉が、吉田屋吉次郎のさし向けた浪人三人を伴って弥助の葬儀に現れた。浪人が特使探索方の藤兵衛に因縁をつけて斬ろうとしたが三人は唐十郎と石田に捕えられた。吉次郎は甥と偽って、亡き香具師の元締の藤五郎の跡目を継いでいたが、実際の相続権は藤五郎の養女のお藤が持っていた。この事もあり、吉次郎が、下肥商いの縄張りを荒した肥問屋の仁吉とお藤に、五人の刺客を差しむけるが、刺客はお藤が仕込んだ眠り薬入りの酒を飲んでたやすく唐十郎と石田たちに捕えられ肥樽に入れられた。
唐十郎は与力藤堂八郎と肥問屋に、翌早朝、浪人たちを舟で茅場町の大番屋へ移送すると告げると、肥問屋の裏から、奉公人が吉次郎に事の成り行きを知らせに走った。
ただちに唐十郎と藤堂八郎は捕縛した刺客たちを舟で茅場町の大番屋へ移送し、翌朝の吉次郎が放つ刺客の襲撃に備えた。
その夜、吉田屋の奥座敷で吉次郎が鎌鼬に殺害された。
翌早朝、刺客七人が新大坂町の吉田屋の蔵を出て舟で大川を溯った。刺客たちの舟を囲んだ十艘の部切船から、船頭と人足たちに扮した特使探索方と町方が肥柄杓で刺客に下肥を浴びせ浪人たちは下肥まみれになって捕縛された。
朝五ツ半(午前九時)。検視方の日野徳三郎と町医者竹原松月は吉田屋吉次郎を検視し、鎌鼬の仕業と判断した。検視の場で与力藤堂八郎は刺客に下肥を浴びせて捕縛した唐十郎の奇策を話し、こたびの下肥騒動に下るであろう沙汰を説明した。廻船問屋吉田屋は取り潰し。家族は島流し。奉公人は所払い。刺客は打ち首を免れない。
お藤は亀甲屋の奉公人を守るため香具師の元締藤五郎の養女であることを隠していたが、こたびの下肥騒動解決に夫仁吉とともに協力したこともあり、御上は肥問屋吉田屋を存続させてお藤に香具師の元締め、藤五郎の跡目を継がせる策を講ずるらしかった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-06-21 08:35:22
40275文字
会話率:37%
大島大五郎の喪失も間もなく、
その孫大島勇気も姿を消した。
後に残されていたのは、一冊の本。
『とある魔女の一生』
最終更新:2025-01-22 16:15:40
46907文字
会話率:29%
天理五郎の美学を見る話
最終更新:2025-01-19 17:45:53
362文字
会話率:0%
「そういえば、お前っていらなくね?」
アベルはある日、勇者パーティーのリーダーであるサルトルに言われた。
俺は死者蘇生という固有スキルを持っている。サルトル達が死ぬたびに蘇生し、その間に魔物たちを一人で倒していた。しかし、サルトル達
勇者一行は死んだことすら忘れているらしい。
サルトルは気が付いたら魔物が全滅しているという毛利〇五郎のびっくりの状況に何度もなっているのだが、全て自分の力で成し遂げたと思っているらしい。
俺が抜けたらどうなるのやら…
追放された先で出会ったヤンデレ聖女様との約束を果たすべく、世界最強になるために、今日も今日とて強くなります!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 20:39:04
11998文字
会話率:50%