子爵令嬢のセレスティーヌは、勉強が大好きだった。クラスの令嬢達と恋やお洒落についておしゃべりするよりも、数学の難しい問題を解いている方が好きだった。クラスでは本ばかり読んでいて成績が良く、真面目で優等生。そんなセレスティーヌに、突然人生の
転機が訪れる。家庭の事情で、社交界きってのプレイボーイであるブランシェット公爵家の嫡男と結婚する事になってしまったのだ。嫁いですぐに子育てが始まり、最初の十年は大変だった事しか覚えていない。十六歳で公爵家に嫁いで二十年、五人の子供達を育てブランシェット家の後継ぎも無事に決まる。これで育児に一区切りつき、これからは自分の時間を持てると思っていた矢先に事件が起こる――――。六人目の子供が出来たのだ……。セレスティーヌが育てた子供達は、夫の愛人が産んだ子供。これ以上の子育てなんて無理だと思い、セレスティーヌは離縁を決意する。離縁してから始まる、セレスティーヌの新しい人生。恋を知らない令嬢が、知らないうちに恋に落ち戸惑いながらも前に進んでいく····そんなお話。
◆書籍化&コミカライズが決定しました。
◆マッグガーデンノベルズ様にて書籍化
◆イラストは、いちかわはる先生です。
◆9人のキャラデザを、活動報告にて公開
◆2巻の発売日 5月10日(金)
◆カバーイラスト活動報告にて公開中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 12:10:00
135285文字
会話率:27%
私の名は、アリスダリア尊。
この宇宙の創始者の彼女(娘)として、
私たちが種をまいて文明の発達した星々の
善良な生物たちからは、銀河を守るゴッズ・プリンセス
などと呼ばれ、敬われてきたわ。
・・・というのは遠い昔の話。
今ではこの宇
宙における、
魔族、霊族、幻獣族、異次元族、宇宙怪獣などが
勝手に湧いてきて、悪さするものは消していって、
結局、多くの勢力から恐れられ、
「ゴッズ・ブレイカー」って呼ばれているわ。
何故、デモンズブレイカーとか
ビーストブレイカーって呼んでくれないの?
訳あって、このジ・アース(地球)やその月に住んで、100年余り・・・
人間同士の戦争の時も、人には出来るだけ接しないようにして
助けてきたつもりだけど。
この星の創始者である叔母様の頼みで、一人娘のマリアを
70年余り面倒をみてきたけど、
今回のお願いは、3年間だけ第一魔霊法大学に行けってことなの。
調べてほしい案件があるとかで、
私でなくてもよくない?って思ったけど。
私は、あまり目立ちたくないからって愚図ると、
辺境の中小企業の経営者の娘ってことで、
目立たないようにするとおっしゃって。
叔母様は身分と名前を用意して下さった。
「楽しんでいらっしゃい。」とおっしゃられたわ。
いえ、もう充分 楽しんでますけど。
この学校を調べると、生徒には上流な家柄は勿論のこと、
頭脳も半数以上の子が、量子伝脳化(量子化手術)
してて、それぞれが特性を持った魔法や霊法を使う子たち。
ほとんどは、親が大企業の役員だったり、
系列企業の社長だったり、
国や地方の権力者だったり、
天下り特殊法人の理事だったり、
親と一緒で、一癖あってプライドの高い子たちばかり。
けれど全然、気にしないし、ならないわ。
逆に面白そうって思って、引き受けたの。
この星の人族は私を畏怖や恐怖の目で見ないし、
心根はみんな善良。本当に大好き。
この星に来て、すごく伸び伸び出来るし、気持ちが楽なの。
けれど、そうも言っていられない事件が起きてしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 18:30:39
141333文字
会話率:14%
貴方は産まれてくる子が障がい者ならば、産みますか? 堕ろしますか?
その言葉に対しては、紛うことなく『堕ろす』。
絶対に最後まで面倒見てあげられないから。
兄弟がいるなら、なおの事、堕ろさなくては。
注意事項1
起承転結はありません。
短
編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
上に立つ子ばかりが苦しい思いをするから。
其れが当たり前になるから。
先に生まれた子って、やっぱり苦しい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 20:24:18
777文字
会話率:0%
海の王の末の姫は、上の子どもたちとは異質な存在だった。
深海魚の尾を持って生まれた深海の姫は、上手に歌うことも踊ることも、速く泳ぐこともできない。
彼女にできるのは、海の底へ流れ着いた人間の魂たちの、声を聴くことだけ。
深海の
姫が深い海の底に沈んだ難破船で若い男の亡霊に出会い、魔が差したように惹かれて唇を重ねて海の命を分け与えたことが姫の運命を動かし、数多の物語が海をも変える潮流へと導いてゆく。
某賞最終審査一歩手前で落選したものを加筆修正しています。
美しくて悲しくて美しくて胸が詰まるけれどハッピーエンドな大人の御伽噺が読みたい!と思って書きました。厨二病と耽美万歳。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 15:29:52
92397文字
会話率:2%
一枚の紙に書かれた通知。それは、凍結胚の延長可否に関するお知らせ。
ありがたいことに不妊治療で二人の子を授かることが出来た私だが、経済的にも年齢的にもこれ以上の子を望むことは難しい。
だが、生命の種とも言える存在を、「廃棄」することに抵抗が
ある。
いま、目の前にいるあの子たちも、またこの種から生まれたのだから。
そんな私に、一本の電話がかかってくる。
それは、未来の私の子どもを名乗る女性からの電話だった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 21:22:26
7458文字
会話率:47%
健康保険と税控除、会社の扶養手当が連携されているとある会社の経理グループに所属している某が、家にニートがいる親の手続きをやっていて、思いついた話です。
大学生以上の子供がいる親は、意外と社会保険に精通し熱心に質問をしてきます。
その経験が
反映されています。
家で会社を立ち上げたと主張する息子VS父親の話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 09:31:44
3103文字
会話率:63%
男爵令嬢ハリエットは、七年前に罪を犯した。それはとてもささいな、とうてい裁かれることなどない罪だったが、彼女はずっとそのことを悔やんでいた。だから彼女は、ずっと人知れず償ってきた。彼女の家に仕えている幼なじみの騎士、ケヴィンに。
そんな
ある日、ハリエットに縁談が舞い込んでくる。お相手は年上の子爵で、家の格も、相手の人柄も、悪くないように思えた。それにこの家を出れば、もうケヴィンへの償いを終わらせることができる。自ら決めたこととはいえ、いつ終わるとも知れない償いの日々に、ハリエットは疲れを感じていたのだった。
彼女はためらいつつも、子爵のもとに嫁ごうと決意する。しかしその話を聞いたケヴィンは、思いもかけない行動に出るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-15 12:15:53
12205文字
会話率:32%
私、前世で何かしましたか!?
そう思ってしまうほど、ライラは前世の記憶を思い出してから碌な目にあっていない。
最初はこれ。
「君との婚約はなかったことにさせてもらう!」
1人の男子学生の声に当たりにいた学生たちがざわついた。
ここはユルフィア王立学園。国の中枢を支える貴族の子供たちが通う場所。デビュタント後であることが条件であり、16歳以上の子供たちだけが通う。
あぁ、なんか前世でこういう小説読んだことある。
そう宣言したのは、よく見知った顔の私の幼馴染である侯爵令息。隣には最近異世界召喚されたらしい黒髪に黒い瞳の少女。
元婚約者に全く未練はないが、また涙が出る。この涙は菜々ではなくライラの涙なのかもしれない。
「……、寝よう。それが一番大事よ、きっと」
そう言い聞かせると、ライラは目を閉じた。
前世の記憶を思い出した伯爵令嬢が、幸せになるまでのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-30 21:00:00
79036文字
会話率:44%
うちには1歳になる息子君、蘭丸(仮称)がいる。
正直3人目ともなるといい感じに手抜きできるし、楽勝! とか思っていたんだが、全然楽勝ではなかった。
上の子が娘だったからなのか、何においても娘と反応が違う。
こんなはずでは……。な日常を切り取
ってお届けしようと思う。
たぶん赤子あるあるが満載なはず。
注)この書き物はフィクションです。登場する人物、団体、名称等は多分な脚色、妄想、伝聞が含まれています。鵜呑みにしないようお願い申し上げます。
ネタがあるときの不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-30 20:00:00
21608文字
会話率:9%
日本で暮らしていた前世を持つルビアナは、乙女ゲームで言うところの悪役令嬢ポジション。
不本意ながら、第一王子ミハエルの婚約者の侯爵令嬢に生まれ変わった。
この世界が乙女ゲームではないと結論付けたにも関わらず、なぜか起こる卒業パーティーでの婚
約破棄と断罪劇。
ルビアナによる反撃で、ミハエル王子は失脚。ざまあ終幕するはずが、思いもよらない展開をみせる。
順当に双子の第二王子ジョシュエルが王太子になるはずが、しかし王位継承権を失ったミハエル王子に、復権する可能性が浮上した。
王宮混乱の中、さらに事態が混迷する発言がミハエルから飛び出し、王妃の浮気が発覚。
「僕が父上の子ではない以上…このまま城にいることは出来ません…」事実を知った王子の予想外の行動とは。
そして、王宮で起きた密室での殺人事件。呼び出されたルビアナは叫ぶ。「ちょっと!ジャンル違う!これ異世界【恋愛】だから!」
誰が次期国王に選ばれるのか?
そして恋愛ジャンルに戻ることができるのか?果たして結末は…。
長い短編にお付き合いください。(←矛盾)
※推理ものではありません。トリックや謎解きは期待しないでください。
基本コメディ。シリアスさんがいるかもしれませんが、人によりシリアスさんは気のせいかもしれません。
密室殺人とありますが、流血表現はないです。暴力表現はなくはないですが、ほぼ無いに等しいかと思います。
ルビアナがたまにメタ発言をしてますが、そこはスルーでお願いします。無断転載禁止です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-02 00:00:00
33094文字
会話率:19%
『彗星』と呼ばれる生きものをご存知でしょうか?
彼らは宇宙を気ままに飛び回り、お腹が空いたら星くずを食べ、その日その時抱いた思いを電磁波の声で歌います。
ある小惑星帯の片隅で生まれた、『彗星』の三兄弟。
好奇心旺盛な上の子、イチマ。
の
んびり屋な真ん中の子、ツウナ。
さびしがりな下の子、トリア。
しばらくは親といっしょに居たけれど、あっという間に巣立ちをする日がやってきました。彼らの旅を、少しだけ追いかけてみましょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-13 23:54:40
7291文字
会話率:7%
没落した男爵家の令嬢、シュカ・セラグラードには双子の姉がいる。
穏やかな性格と、誰もが振り返るほどの美貌を兼ね備えた姉と比べられ、シュカは“美女じゃない方・淑女じゃない方の令嬢”と蔑まれて育った。
ある日、困窮した実家を救うため、金貨と引
き換えに隣国へ嫁ぐことになったシュカ。
縁談の相手は既に11人の妃とその倍以上の子供がいる老宰相だが、どんな境遇でも懸命に生きていこうと政略結婚を受け入れた。
しかし、不運はまだ終わらない。
婚儀に向かう道中で盗賊に襲われ、お頭からとんでもない選択を迫られたのだ。
「俺のものになるか、奴隷市場の競売にかけられて変態共の慰み者になるか、好きな方を選べ」
無茶苦茶な提案を拒絶した結果、シュカは投獄されてしまう。
自由を奪われた檻の中での生活に、日ごと苛立ちを募らせるシュカだったが、
ある時、冷酷で残忍なお頭の不器用な愛情に気付いてしまい……。
人生を狂わせた盗賊への憎悪と、初めての恋。
揺れ動く想いに戸惑いながらも、シュカは脱出の好機を待つ――。
◇
檻の中で始まる、身代わりの花嫁と盗賊の恋のお話です。
最初はダークな雰囲気ですが、作者はハッピーエンドが大好きですのでご安心ください。
元々は短編として書いていたのですが、思いの外長くなったので分割して公開します。
一話ごとの文字数をやや少なめに設定しますので、隙間時間に気軽にお楽しみいただけると嬉しいです!
※R15・残虐な描写ありのキーワードは保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-03 22:20:24
84770文字
会話率:42%
私は両親を知らない。生まれて直ぐに孤児院の前に捨てられていたそうだ。孤児院の院長は私にメルティと名を付けてくれた。孤児院では上の子が下の子の面倒をみるのが当たり前で、赤ん坊の私を一生懸命みてくれたのがタクスという名の男の子だった。
最終更新:2020-08-13 19:47:28
1904文字
会話率:42%
20××年 6月8日
藤宮さんの家に元気な双子の兄弟が誕生した
上の子がナオ
下の子がユノ
兄のナオは成績は良いが人付き合いが苦手で
放課後は家に直行し
アニメとゲームに明け暮れた
弟のユノは成績は悪く
人付き合いが上手か
ったが
大がつくほどの女好きで
毎日違う女を取っかえ引っ変えした
「頼むナオ!このままじゃ進学出来ないんだよ!」
「え、僕にどうしろと…?」
「テストが終わるまで俺に成りすまして学校行ってくれ!!俺がナオになるから!」
弟ユノの提案から始まった双子の入れ替わり
これはそんな双子の小さな恋の物語
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
目を通していただきありがとうございます
初心者ですが暖かく見守っていただけると嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-23 17:01:49
945文字
会話率:67%
山陰の海辺のある町に、都会の企業戦士の販売合戦に疲れた、営業マンが、
夏休み、3人の子供と、遊びに行くと、ゆっくり流れている時間と、海や山の
素晴らしい景色、格安では入れる天然温泉に、ひかれ、こんな所で生活できた
良いなと思い始めた。
その時、宿泊した農家民宿の御主人が役場の方に、大家族の移住者への、
移住支度金、3人以上の子供の医療費の免除、保育園の補助金、市営住宅の
優先入居などを教えてくれ、心が動いて、自宅に帰り、奥さんの両親に聞くと
、若いんだから挑戦してみればと言われ、駄目だったら、またやり直せるよ
と言われ、移住を決意た。
その後、その地のために、夫婦の大活躍の日々が始まった。
利益の出せる、第三セクター企業つくり、いくつもの事業を立ち上げ移住者数を
増やしていったが、10年経ったある日、意外なところから、その地での生活を
終了しなければならなくなり、今までの、やってきた事の意味を振り返った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-08 16:07:28
64575文字
会話率:1%
とある教会で出会った少年少女。
成長途上の子供らは、自分に足りないモノを見つけられずにいた。
小さな教会で少しずつ狂っていく日常に巻き込まれていく。
”普通“を知らない子供らが願ったものとは…?
強く美しく生きる小さな勇気の物語り。
※オ
リジナル小説
※2018/12/1(土)
※連載:2018/12/1(土)〜折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-23 15:30:30
140980文字
会話率:20%
祖父が、死んだ。
子どもの頃には死ぬわけがないと思っていた祖父が、死んだ。
享年八十三。肺癌だった。
父たち戸籍上の子よりも婚外子の方が多かったり、老人なのに金のピアスをしていたり、酒癖が悪かったりと、普通の祖父ではなかった。
今
を楽しめ、が口癖の祖父だった。
その祖父の葬儀で、俺(僕)が祖父との思い出を振り返り、実家で祖父の遺品を受け取る。
欲しがっていた物を渡さずに、俺(僕)に祖父が残したものとは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-15 06:59:56
8097文字
会話率:24%
いとこの学校では、入学時と卒業時で、生徒たちに雑巾の提供をお願いしている。
二人兄弟のいとこは、上の子の卒業時に雑巾を用意したこともあって、下の子の入学時には、自分用の雑巾を用意するだけで済んだ。
しかし、掃除を重ねるうちに、下のいとこは
違和感を覚えるように……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-02 19:50:07
3895文字
会話率:5%
年の差の姉弟とかって、
なんで年が離れているかわかりますかね。
上の子が馬鹿だからとかですかね。
まあ、親にしか分かりません。
最終更新:2018-03-18 18:30:10
1823文字
会話率:7%
山奥に住んでいる、4人以上の子どもがいる一家の不幸です。
今年の8月頃に手慰みに書いたものです。
グロテスクな描写をしてみたいというのが出発点なので過激かもしれません。
タイトルは適当にダジャレにしました。深い意味はないです。掛かってなか
ったらすみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-16 18:00:00
2942文字
会話率:0%