ある日、花果山にある石から猿が生まれ、名を悟空と名乗る猿は神に戦いを挑んだ結果、石の中へ封印されてしまった。
だがそれから数十年後、三蔵法師ではなく一人の少女の手によって悟空の封印は解かれてしまったのだが┅
最終更新:2025-01-04 18:38:26
30660文字
会話率:61%
放課後、高校の校門をくぐった瞬間、少女は溺れた。
目を覚ますと自分の名前が思い出せなくなっていた。思い出せない名前の代わりに『玄奘三蔵』という名と役割を与えられた少女は、自分の名前を取り戻し、自分の世界に何としてでも帰るため、人と妖怪が混在
するその世界で、西方天竺国を目指すことになる。
ときに性別を勘違いされたりしながら、孫悟空、沙悟浄、猪八戒、一筋縄ではいかない彼らを従え、西へと辿り着くことが出来るのか。辿り着けたとして、彼女が望んだ彼女の世界へ帰ることが本当に出来るのか。
※西遊記の世界をモチーフにした異世界転移もの。
主人公の世界には西遊記という物語は存在せず、『ただの異世界』として成立させています。物語の世界にいるとか、お話の先を知っているとかそういうチート要素は一切ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 09:20:00
105674文字
会話率:39%
世界が欲しくば天上の桜を奪い取れ
世界を死守したくば天上の桜を護り抜け
西遊記の平行世界のような場所で繰り広げられる三蔵一行、妖怪、人間、神仏の攻防。のはず、……多分……きっと……。
天上の桜は聖樹か、それとも妖樹か。神仏の思惑
に翻弄される人々。
戦いなどの場面が多々入ります。残酷な描写もありますので、ストレスを感じる方もいらっしゃるかもしれません。m(__)m
できる限り直接的な言葉にならないよう、あえて遠回しなわかりにくい言い方になっています。
この物語はたぶん “非なろう系”、小難しい言葉がちょくちょく出ます。
玄奘三蔵一行と言うより、神仏の方の出番が多かったりするかも。三人称です。
この話は『カクヨム』にも投稿しています。
十数年前に趣味で書いていた話を元に、つくり直しています。
この話は、絵空事、ご都合主義です。誤字脱字もあろうかと思われます。初投稿ですので色々不備もあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。m(__)m
※亀更新です。m(__)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 20:00:00
425688文字
会話率:45%
これは、西遊記の沙悟浄を主役にした、彼の思い人である三蔵と出会うまでの話。
天界の将、捲簾大将(けんれんたいしょう)にはずっと昔から気にかけている人がいた。
その人は人間で、幾度となく転生を繰り返している。
ある時は漁師、ある時は僧。
その人の何度目かの転生のとき、捲簾大将は偶然その人と出会い、その人の存在を強く意識するようになった。
しかし人の世は激動。
そこは戦、天災など、常に困難が降りかかる世界。
捲簾大将がその人に会おうとしても、すでに骸になっていることがほとんどで、捲簾大将はその骸から頭蓋を取り出し首飾りのように連ねて保管していた。
いつか再び出会う時が来るようにと願いを込めて。
そんなある日、捲簾大将は西王母主催の蟠桃会にて、警備をすることになり、養子の青鸞童子(せいらんどうじ)と連れ立って蟠桃園へ。そこで、ドジを踏んで西王母の怒りを買い、鞭打ちの刑ののち地上へ堕とされてしまう。
人の世界に堕ちた捲簾大将だったが、これを好機としてずっと気にかけていた人を探すことにした。
だが傷だらけの体は思うようには動かなくて……。
人の世界に堕とされた捲簾大将は、果たして無事、白骸の持ち主と再会できるだろうか。
※BL臭はありますが、BLではありません。BL未満で
す。しかし書いていく中でBL展開になったらBLタグをつけます。
※古典文学『西遊記』をベースにしています。
※無断転載を禁止します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 18:15:06
367161文字
会話率:46%
大東亜戦争終結から五年が経った。
未だ帰らない兄を待ち続ける高校一年生 野崎建男は、とある理由により、親友 相沢嶺二と共に、互いの兄の友人、書道家 嶌津三蔵の見舞いに行くことになる。
無口で片腕の型破りな元参謀に翻弄されつつ、巻き起こる難事
件を解き明かしていくうちに、徐々に兄の行方が判明していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-26 23:54:17
74343文字
会話率:37%
唐の時代、1人の僧侶が仏教の原典を求めてインドを目指した。
西遊記で有名な三蔵法師だが、彼は別に軟弱でも日和見でも無かった。
最終更新:2024-08-13 02:42:15
27125文字
会話率:52%
14年の苦労の末、三蔵を西域に連れて行った。
なのに、今度は劉備を巴蜀に連れて行けだって?
最終更新:2024-08-11 09:52:58
44260文字
会話率:19%
「おんどれぇえぇ! 猿ぅぅ! 許さんぞぉぉぉ! 天界も仏界も、捻り潰したらぁぁ!」
芭蕉扇を巡る戦いで、孫悟空と天界・仏界から、こてんぱんにされた牛魔王。彼は苦心の末、三つの新術を開発した。
一つ。妖魔を蘇らせる術。
二つ。異界への扉を開く
術。
三つ。手下に課題を与え、従わせる術。
天界・仏界の力が届きにくく妖魔も存在しない世界を混沌に陥れて征服し、そこで悟空と再闘する為である。その世界は、牛魔王がいる地上世界と双子の如きそっくりな場所だった。そこにはその世界の玄奘三蔵がおり、まさに求法の旅を始めんと天竺へ出発したばかり。
三蔵を消せば、仏教は潰えるだろう。三蔵の危機となれば、天界・仏界は絶対に悟空を送りこんでくる!牛魔王は確信していた。
別世界で決着つけたる!そやけど新術使いまくって妖力が足らん!ほんなら手下を先に行かせてまえ!
牛魔王は手下に術をかけ、次々と異界へと送りこむ。
牛魔王の目論見通り、悟空・八戒・悟浄は三蔵を守るよう言いつけられ異界へと落とされた。
悟空達は玄奘三蔵を牛魔王の魔の手から守り、天竺への旅を助けようと奮闘する。しかし、その世界の三蔵法師はびっくりするほど強くて!
助けられてるのは玄奘? それともオイラ達?
『大唐西域記』が書かれた世界で、新たな『西遊記』が始まる!
古典文学の三蔵法師と、実在した三蔵法師をモデルにした玄奘とのギャップも楽しんで頂けたらと思います。今時らしく、可愛い女妖怪も出します。
※資料を元にして、作者なりに考察した玄奘像となっております。ご了承頂けたら幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 02:37:31
114686文字
会話率:33%
三蔵を食べるのは、あたし!
だから、他の妖魔に喰わせるわけにはいかないのよ。
悟空への復習に燃えている牛魔王率いる妖魔軍の『火付け番』、下っ端妖怪の沙羅(しゃら)は、弱っちい故に真っ先に牛魔王の妖術にかかってしまった。そして、『西遊記』の世
界から、現実世界の唐の時代に送られる。
【元の世界に戻りたければ、玄奘三蔵を食べるか悟空を殺すべし】という課題を背負わされて。
沙羅は、牛魔王対策により同じく玄奘三蔵の元に遣わされた悟空・八戒・悟浄とともに、玄奘三蔵の旅を妖怪たちから守っていた。
いつか美味しく喰ってやる。そして、お家に帰るんだ。という野望を胸に。
そして、チャンスがやってくる!
沙羅が玄奘三蔵を食べられないのは、肉が不味過ぎるからか? それとも――
実在の玄奘三蔵に、『西遊記』の妖怪要素をぶっこんだ、短編プラトニック・ラブ!
妖怪女×僧侶 でドキドキワクワクしませんか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 20:03:02
5231文字
会話率:12%
重複ではない「 93作品目( 101投稿作品 ) 」です。
◎ 「 もしも シリーズ 」の15作品目になります。
◎ 「 セロに聞いてみよう! 」の番外編です。
◎ 毎度お馴染みの不定期投稿です。
気分転換で投稿するので完結は期待しな
いでください。
◎ 「 ⭕ 」は一応、編集済みです。( 2023.□/□ )
◎ 「 ♥ 」は、最終編集済みです。( 2023.□/□ )
誤字,脱字を見付けた時には、訂正しています。
誤字,脱字に気付きましたら【 誤字報告 】していただけると助かります。
◎ 今回は「 西遊記 」をテーマにして書いてみました。
私が知っている「 西遊記 」は、「 ドラえもん のび太のパラレル西遊記 」「 コーエー PS用ソフト 西遊記 」「 アニメ 最遊記 」くらいでしょうか??
うろ覚えな記憶を頼りに色々と交ぜ混んだ継ぎ接ぎだらけの「 なんちゃって西遊記っぽいアウト作品 」を投稿します。
暇潰しに読んでいただけると嬉しいです。
〔 あらすじ的な 〕
裏野ハイツで暮らしていたマオとセロフィートが “ とある事情 ” で、別の≪ 大陸 ≫へ転移!
そのまま≪ 大陸 ≫を旅する事にしたマオとセロフィート。
今回、2人が出逢った人物とは?
新たなる冒険の幕開け────の予感!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 06:00:00
257401文字
会話率:40%
「大雷音寺」、孫悟空と三蔵法師の西遊ご一行が目指す旅の終着点。ようやく着きましたが、しかしこの場所には人の世を救うお経はいなかった、あるのは旅の途中で一度倒したはずの妖魔達の奇襲だけだった。多勢に無勢、天の軍勢の援軍も間に合わず、孫悟空一人
だけじゃ三蔵法師と弟達を守りきれず、全員が妖魔の餌になってしまった。
「西遊」の旅は最初から仕組まれた陰謀だった。それは囮を使って、妖魔達を引き寄せて、一気に殲滅する作戦だった。囮に選ばれたのは三蔵法師、理由は彼の血肉は妖魔の力を高めることができるからだ。計画を実行するために釈迦如来と太上老君は三蔵法師を「西遊」に旅立たせるように仕向けた。しかしこの「西遊」計画は失敗に終わった。三蔵法師達は顔が孫悟空によく似た鬼将が率いる妖魔達の待ち伏せに遭い、三蔵法師は無惨に殺され、妖魔たちは滅ぶどころか、三蔵法師の肉を食って、さらに強くなってしまった。
この失敗を経て、釈迦如来は諦めず計画を立て直し、三蔵法師を何度も輪廻転生をさせて、生まれ変わるたびに三蔵法師の聖肉を貪る妖魔達を引き寄せ、引き寄せられた妖魔を孫悟空で倒す、そしていつか全部の妖魔達を皆殺しすることができるはずだ。これこそが「西遊補円計画」でした。
時は2018年、三蔵法師はすでに 100 回生まれ変わった。三蔵法師の肉を食ったことある妖魔の数はどんどん増え、ますます力をつけた、その力は神や仏の座を揺るがすほどになりつつある。それを鑑みて、釈迦如来は世界を破壊し作り直すことを決意しました。 今回の生まれ変わりが孫悟空にとって最後のチャンス。果たして悟空はこの輪廻転生から三蔵法師を救うことができるのでしょうか? 仏の光によって世界が滅びるのを止めることができるんのでしょうか?
みなさん、こんにちは。私は香港出身の作家です。日本のアニメ、漫画、小説文化がとても好きで、自分が書いた物語を日本の読者に届けたいと思い、この作品を翻訳してここに公開しました。応援していただければ幸いです。自分。
合計 50 章からなるこの物語の中国語版この作品は「https://www.shikoto.com/articles/149340.html,」にも掲載しています。資金が限られているため、翻訳者を雇って日本語訳は12章のみでしたが、皆様のご支援があれば必ず全章日本語訳をさせていただきます
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-26 23:43:55
114481文字
会話率:2%
孫悟空、猪八戒、沙悟浄の三妖、そして白馬“玉龍”に跨りし玄奘三蔵は西を目指して進んでいく。全ては、真理を記した三巻の経典を持ち帰らんがため。
中国古典の傑作を今一度読みやすく提供いたします。
この作品はアルファポリスにも掲載しています。
最終更新:2024-01-20 21:33:12
99340文字
会話率:43%
スーパーの店員をしている藤崎裕也は、一人でお酒を飲んでいると、知らないおじさんから仕事の話を持ちかけられる。ありえない程の高給に惹かれ、裕也はその仕事を紹介してもらうことを選択する。
最終更新:2023-07-06 10:13:23
5412文字
会話率:54%
『西遊記』は1592年に一応完成しますが、本書が登場するのはその約50年後です。
『西遊補』は『西遊記』の「火焔山の火を消すには芭蕉扇が必要」とのエピソードの続きから始まります。本書では悟空は、仲間が寝ているのを見てひとり托鉢に出かけるの
ですが、あれよあれよと異世界へ。虞美人に化けて項羽をたぶらかしたり、始皇帝が登場したり。縦横無尽に、異世界から異世界へ、何日もかけて旅して来た悟空は、元の時間に合流します。
しかし現実世界で過ぎた時間はたった一刻。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-08 00:13:35
60496文字
会話率:36%
残念だったな。
そいつは、残像だ。
最終更新:2023-04-24 07:00:00
300文字
会話率:0%
あたしは黒いぎざぎざだ。
でも、あなたのそばにいたいな。
最終更新:2022-12-17 07:00:00
309文字
会話率:0%
●第一章(1~100話)
転生記~始まりの伝説編~
誰しもが一度は耳にした事のある物語
しかし何かが違う?
謎の高僧三蔵と、かつて地上のみならず天上界にまで攻め込んだ恐怖の大魔王孫悟空との出会いが世界の命運をかけた戦いへの序章となる。
●第二章(101~300話)
神を導きし救世主編
舞台は現代に?
少年三蔵の成長と出会いと別れ。
敵は異形の化け物から神や魔物、そして謎のカミシニと呼ばれる集団。
戦いが心を鋼に変えていく。
救世主誕生の物語。
●第三章(300~330話)
唯我蓮華~破壊神と呼ばれた少年~
それは転生の運命の渦に出会うべく出会った宿命の物語
それは未来に繋がる物語
それは変える事の出来なかった過去の物語
●第四章(330~500話)
天上天下・美猴王伝説!
世界は神々により支配されていた。そして魔王と呼ばれる妖怪が地上界を支配していた。だが、魔王もまた神の支配下にあったのだ。
かつて世界を戦乱の世に変えた者がいた。
その者、自由にして奔放!欲深く我が儘?
しかし彼を知る者達はその者の持つ魅力に惹き付けられていく。
やがてその者は世界を相手に喧嘩を売る。
その者は言った。
世界を支配し、自由を手に入れると!
地上界・天上界を舞台に美猴王と仲間達が暴れまわる通快活劇!
今、新たな伝説が幕を上げる。
転生に導かれし仲間たち、凶悪な敵達とのバトル、その伏線は全て一つと繋がった時、新たな神話の伝説が幕を開けるのだ。
※台本小説書き直し中です
長編の500話まで続きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 15:26:48
1653527文字
会話率:36%
誰しもが一度は耳にした事のある物語
しかし何かが違う?
謎の高僧三蔵と、かつて地上のみならず天上界にまで攻め込んだ恐怖の大魔王孫悟空との出会いが世界の命運をかけた戦いへの序章となる。
転生に導かれし仲間たち、凶悪な敵達とのバトル、その
伏線は全て一つと繋がった時、新たな神話の伝説が幕を開けるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-27 09:53:17
462388文字
会話率:43%
転生先が前世で知る物語のラスボス、魔王だった。
でも、すでに知ってる物語に興味はない。
物語に介入しようと、勇者パーティーに初めての仲間として参入する。
本来いる聖女は除外、代わりとなる。
聖女の役割には聖職者である男性を宛てがう。
心底愛した聖女もどきが魔王だった時、勇者はどんな反応をしてくれるのか――。
前世のことは知識としてだけ、今世の魔王然とした思考で物語を楽しむ魔王。
転生者としてよりは魔王思考のが強い物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-24 15:50:22
6435文字
会話率:16%
「私、三蔵法師の身代わりとなってください」
子犬を助けようと川に落ちた高校生の梨沙は、気づけば大昔の中国に飛ばされていた。
五行思想の根付く世界で、三蔵法師の影武者となり、西遊記の妖怪たちと旅に出ることになる。
襲い来る妖魔に滑稽な妖
怪たち。
出会いと別れ、そして従者との恋。
今日も妖怪に命を狙われながら、梨沙は天竺を目指す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-23 14:10:33
314637文字
会話率:37%
作者の力量不足で書けない玄奘三蔵への想いを語ります(笑)
最終更新:2021-10-16 20:11:37
717文字
会話率:0%
山田道場の長女、春影(はるかげ)のことを、門下生の車谷千哉(くるまだにせんや)は淡く想っていた。
だが、師範の三蔵(さんぞう)はそれを許さず……。
夏の江戸で起きた悲劇。
最終更新:2021-09-21 04:21:28
6026文字
会話率:21%
山田道場の長女・山田利恵は門下生の車谷千哉と淡い恋をしていた。ある日、利恵が家に戻ると利恵の父である山田三蔵が腹を斬られて死んでいた。驚く利恵に、三蔵を斬ったのは車谷千哉だと周囲の門下生が告げ……。
最終更新:2020-09-17 15:16:52
2528文字
会話率:26%
「目立つ尻だなぁ――」
俺――尼高井高校ニ年の男子高校生・藤村三蔵は、通学途中の電車内で、この間ひょんなことからそこそこ懐かれたクラスメイトの美少女・百百川瓜姫さんの尻を見ていた。
容姿端麗、品行方正、孤高のクールビューティを「自称」す
る百百川さんは、風紀委員長という重役にありながら、その肉体は全く風紀的ではない。出る所と引っ込む所のバランスがまるっとバグったような、極めてふしだらな肉体を持つ百百川さんの尻はとにかく巨大で、この電車内でも異常なほど目立つのだ。
と、そのとき――俺の隣の座席に僅かの隙間が空いたと思った途端、百百川さんはそこへ無理やり巨尻を突っ込んできて、俺の太ももを容赦なく押し潰した! 常軌を逸したケツ圧に耐えている俺の横で、百百川さんは隣りにいる俺を見ようともしない。
座席にはまだまだ空きがあったのに、何故百百川さんはこんな僅かな隙間に座ってこようとしたのか。なにか止むに止まれぬ事情でもあったのか。孤高のクールビューティ・百百川瓜姫の本性は、人の太ももを尻で押し潰して喜ぶふしだらな女なのか――。俺、藤村三蔵と、その姉であるスプラッタミステリー作家・藤村四乃のどうでもいい推理が始まる――。
「人が死なない尻ミステリ」です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-27 12:04:46
14613文字
会話率:27%
「誰か助けてぇ……死ぬよぉ……」
俺――尼高井高校ニ年C組の男子高校生、藤村三蔵はある日の下校中、住宅街のブロック塀にできた穴にハマった尻を発見する。
その尻はちょっとそこらではお目にかかれないほど巨大な尻で、しかもスカートがまるっ
とめくれていて、とどめにそれの巨尻の持ち主が、風紀委員長を務める同じクラスの美少女、百百川瓜姫(ももかわうりひめ)さんの尻であったことが発覚する。
才色兼備・品行方正、そしてクールかつ孤高――その涼やかな言動と真面目な性格で風紀委員長を務める一方、学内の風紀をいたずらにびん乱してやまない極めてふしだらな肉体を持つ百百川さんは、その尻のデカさ故、壁の穴に尻がハマって途方に暮れてしまっていたらしい。
俺の助力によりなんとか救助できたものの、百百川さんは「ケツ丸出しで壁の穴に二時間もハマっていたからといって、私は決してふしだらな女ではない」と主張し、その場を逃げ出してしまう。
そもそもクールで孤高の美少女であるはずの百百川さんは、何故この壁の穴に尻がハマってしまったのか。と言うより、なんで尻がハマるような行動を取ることを余儀なくされてしまったのか。学園のアイドル・百百川瓜姫の本性は、壁の穴に尻丸出しでハマって喜ぶふしだらな女なのか――俺、藤村三蔵と、その姉であるスプラッタミステリー作家・藤村四乃のどうでもいい推理が始まる――。
そこそこ下品な話になっておりますので、その段ちょっとお断りを申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-18 12:03:28
14994文字
会話率:39%