「目立つ尻だなぁ――」
俺――尼高井高校ニ年の男子高校生・藤村三蔵は、通学途中の電車内で、この間ひょんなことからそこそこ懐かれたクラスメイトの美少女・百百川瓜姫さんの尻を見ていた。
容姿端麗、品行方正、孤高のクールビューティを「自称」す
る百百川さんは、風紀委員長という重役にありながら、その肉体は全く風紀的ではない。出る所と引っ込む所のバランスがまるっとバグったような、極めてふしだらな肉体を持つ百百川さんの尻はとにかく巨大で、この電車内でも異常なほど目立つのだ。
と、そのとき――俺の隣の座席に僅かの隙間が空いたと思った途端、百百川さんはそこへ無理やり巨尻を突っ込んできて、俺の太ももを容赦なく押し潰した! 常軌を逸したケツ圧に耐えている俺の横で、百百川さんは隣りにいる俺を見ようともしない。
座席にはまだまだ空きがあったのに、何故百百川さんはこんな僅かな隙間に座ってこようとしたのか。なにか止むに止まれぬ事情でもあったのか。孤高のクールビューティ・百百川瓜姫の本性は、人の太ももを尻で押し潰して喜ぶふしだらな女なのか――。俺、藤村三蔵と、その姉であるスプラッタミステリー作家・藤村四乃のどうでもいい推理が始まる――。
「人が死なない尻ミステリ」です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-27 12:04:46
14613文字
会話率:27%
零細探偵事務所を営む、探偵の龍造寺悟と助手の大神涼子が挑む、難事件の数々。
「雪の足跡」「消えた凶器」「見えない犯人」「歩く死体」…………。
なお本作はいわゆる「バカミステリ」であり、トリックは馬鹿みたいにくだらないものである。
真相を知
ってもどうか怒らないでいただきたい。
小金沢ビルヂングhttp://koganezawa.hustle.ne.jp/
にて掲載の「龍造寺探偵の事件簿」を加筆・修正のうえ転載しました。
トリックその他は変更されている場合があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-27 22:15:30
19945文字
会話率:37%
マンモス高校を舞台に起こる不可解な謎に、新聞部の面々が挑む。
「都市伝説」「密室」「消失」「不可能犯罪」…………。
なお本作はいわゆる「バカミステリ」であり、トリックは馬鹿みたいにくだらないものである。
真相を知ってもどうか怒らないでいた
だきたい。
小金沢ビルヂングhttp://koganezawa.hustle.ne.jp/
にて掲載の「学園バカミスシリーズ~三上塚高校新聞部~」を加筆・修正のうえ転載しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-06 20:12:06
20987文字
会話率:46%
小金沢ビルヂング http://koganezawa.hustle.ne.jp/
にて掲載の「学園バカミスシリーズ~三上塚高校新聞部~」を転載しました。
マンモス高校を舞台に起こるバカミステリの短編集です。
最終更新:2014-09-30 01:36:55
7773文字
会話率:52%